カテゴリー: リアム・ローソン

  • F1カナダGP:ローソンとヒュルケンベルグが発進手順違反で“異例”の異なる裁定

    F1カナダGP:ローソンとヒュルケンベルグが発進手順違反で“異例”の異なる裁定

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)とニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)は、2026年F1カナダGPでの発進手順違反をめぐり、FIAから戒告処分を受けた。

    ただし裁定は同一ではなく、ヒュルケンベルグには今季残り期間を対象とする執行猶予付きのストップ&ゴー・ペナルティも科された。スチュワードは今回の事案を「異例」と位置づけ、違反の影響が限定的だったことを考慮して即時適用を見送った。

    フォーメーションラップで発生した位置関係の混乱
    問題となったのは、3度目のフォーメーションラップ開始時の動きだった。スチュワード報告によれば、ヒュルケンベルグはグリッド位置からの発進が通常想定されるより遅く、ローソンの後方に下がる形となった。

    一方でローソンは「想定より早く」動き出しており、スチュワードは「ヒュルケンベルグがスタートするのをもっと長く待つべきだった」と判断した。

    両者は第1セーフティカーライン通過時点で正しい順序ではなかったが、最終的にはグリッドに着くまでに本来の位置へ戻り、決勝スタートそのものに遅延や競技上の混乱は生じなかった。

    本来はピットレーンスタート義務、ただし処分は執行猶予に
    レギュレーション上、フォーメーションラップ中に第1セーフティカーラインまでに本来の位置へ戻れなかった車両は、ピットレーンからスタートしなければならない。ヒュルケンベルグはこれを行わなかったため、本来であればストップ&ゴー・ペナルティの対象となる。

    しかしスチュワードは、今回の違反が「比較的軽微な効果と影響」にとどまったと判断。即時のストップ&ゴーは「極めて厳しく、比例しない」として、国際スポーツコード第12.4.6条に基づき執行猶予付きとした。

    その結果、ローソンとヒュルケンベルグはいずれも戒告処分。ヒュルケンベルグについては、同様の違反を今季中に繰り返した場合に限り、執行猶予付きのストップ&ゴー・ペナルティが適用されることになった。

  • リアム・ローソン F1カナダGP予選「Q3に入れなかったのは残念」

    リアム・ローソン F1カナダGP予選「Q3に入れなかったのは残念」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、2026年F1カナダGP予選で12番手となり、わずかの差でQ3進出を逃した。チームメイトのアービッド・リンドブラッドがQ3入りを果たしただけに、速さがあった週末で結果を残し切れなかったことへの悔しさを口にしている。

    レーシングブルズは今大会で高い競争力を示しており、ローソン自身もマシンの速さには強い手応えを感じていた。ただ、ソフトタイヤのウォームアップやフロントロックに苦しみ、最後のアタックでプレッシャーを抱える展開となった。

    リアム・ローソン「Q3に入れなかったのは残念」
    「Q3に入れなかったのは残念だ」とリアム・ローソンはコメント。

    「今週末のマシンは本当に速い。だから2台ともQ3に入れられなかったのは悔しいし、本来なら入るべきだったと思っている」

    「昨日からずっと追いつこうとしていたけど、予想以上に難しかった」

    「予選ではソフトタイヤのウォームアップに苦労したし、フロントロックもあった。それで最後のアタックにすべてを懸ける形になって、自分自身にかなりプレッシャーをかけてしまった」

    「本当にあと少しだったけど、十分ではなかった」

    スプリントでは11位でフィニッシュ。後方スタートから周回を重ねることを重視していたと説明した。

    「何周か走れたのは良かったし、マシンはかなり速そうだった」

    「予選が控えていたから、マシンを守ることも意識していた」

    「予選ではドライビングスタイルも変わるけど、それでも少しは助けになったと思う」

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) F1 カナダGP

    予選後には、決勝での巻き返しにも自信を見せている。

    「12番手は悪い位置ではないし、天候次第ではまだチャンスはある」

    「最近はこういう本当に強いマシンを持てる週末があまりなかった。だからこそQ3に入れられなかったのは残念だけど、レースではまだポイント獲得の可能性があると思っている」

    また、雨予報についても前向きに受け止めている。

    「ドライでは速いマシンがあるし、スタート位置を考えれば雨になっても悪くない」

    「こういうマシンはウエットではかなり運転が難しいから、もし予報通り雨になれば面白いレースになると思う」

  • リアム・ローソン F1カナダGP初日にトラブル「明日は追う立場になる」

    リアム・ローソン F1カナダGP初日にトラブル「明日は追う立場になる」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、2026年F1カナダGP初日にほとんど走行できないままスプリント予選を欠場する厳しい一日を過ごした。

    週末唯一のプラクティスとなるFP1序盤、ローソンのマシンは油圧系の問題でコース上にストップ。わずか5周を終えただけで走行を失い、午後のスプリント予選までにチームは修復を間に合わせることができなかった。

    ローソン「フラストレーションがある」
    「フラストレーションがある」とリアム・ローソンは語った。

    「もちろん明日の方が間違いなく重要だけど、これも明日に向けて助けにはならない」

    「残念だ。マシンはすごく良さそうだし、ペースもすごく良さそうだ。チームメイトのアービッド・リンドブラッドを見るとね。今朝の最初の数周では、僕もいい感触があった」

    「少なくとも、僕たちにはいいスピードがあるというポジティブな要素はたくさんある。あとは明日いい一日にできることを願うだけだ。スプリントで学べることを学んで、それをすべて予選に注ぎ込みたい」

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) カナダグランプリ

    限られた走行時間で求められる“即応力”
    チームメイトのアービッド・リンドブラッドはスプリント予選で9番手を獲得しており、ローソンにとってマシンのポテンシャルが見えていることは数少ない前向きな材料となる。

    ただし、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットは壁が近く、ブレーキングと縁石の使い方が結果を大きく左右する特殊なコースだ。スプリント週末ではFP1が唯一の純粋な練習時間であり、その走行を失った影響は小さくない。

    ローソンは続けて、スプリント週末の難しさをこう説明した。

    「スプリントの週末では、そもそも走行時間を確保するのが難しい。FP1はラップを組み立てるうえですごく重要だ。実際に練習できるのはそこだけで、それ以外はすべて競争であり、パフォーマンスモードになる」

    「こういう週末では間違いなくすごく厳しくなる。このコースもかなり難しくて、少し独特だ。幸い、僕はここを走ったことがあるけど、それでも間違いなく厳しい。明日は追いつく形になるし、スプリントでの走り方は予選とは違う」

    「一番大きなステップを踏まなければならないのは予選だと思う。そのためにできる準備をしていく」

    ローソンは土曜の23周スプリントで限られた情報を集め、その後の予選で一気にペースを合わせ込む必要がある。レーシングブルズにスピードがあることはリンドブラッドの結果で示されたが、ローソンにとっては週末の流れを取り戻すための時間が極めて限られている。

  • リアム・ローソンがF1カナダGPスプリント予選欠場 アルボンに続き2台目

    リアム・ローソンがF1カナダGPスプリント予選欠場 アルボンに続き2台目

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)が、2026年F1カナダGPのスプリント予選を欠場することが正式に決定した。

    ローソンはモントリオールで行われたフリー走行1回目の開始直後、油圧系トラブルによってパワーステアリングを失い、走行継続不能となった。セッション序盤にマシンを止めざるを得ず、スプリント週末における貴重な唯一のプラクティス走行時間をほぼ失う結果となった。

    さらに、ローソン車はCDS(クラッチ・ディスエンゲージメント・システム)が正常に機能していなかった件についても調査対象となっている。CDSは、マシン停止時にマーシャルがエンジン停止状態でもクラッチを切り離せるようにする安全上重要なシステムとなっている。

    アラン・パーメイン「致命的な可能性もある」
    FP1終了後、レーシングブルズF1のチーム代表アラン・パーメインは、トラブルの深刻さについて「単純な問題かもしれないし、もっと“致命的”なものかもしれない」と語っていた。

    当時はまだマシンがガレージへ戻っておらず、損傷状況の全容も確認できていない状態だったという。

    「本当にフラストレーションが溜まる。特にスプリント週末ではなおさらだ。あんなに早い段階でマシンを失うのは厳しい」とアラン・パーメインはコメント。

    「油圧漏れが原因だ。ここへ来る時点でも、まだマシンは戻ってきていなかったので、どれほど深刻なのか分かっていない」

    「非常に単純な問題で、次のセッションには余裕を持って間に合う可能性もある。一方で、もう少し“致命的”なものかもしれない。だから、今は様子を見るしかない」

    マシンは分解状態のまま スプリント予選に間に合わず
    レーシングブルズはローソン車の回収後、原因究明と修復作業を進めていたが、マシン回収自体に時間を要したことで作業開始も遅れる形となった。

    スプリント予選開始直前の時点でも、ローソンのマシンは複数のパーツに分解された状態で、パワーユニットとギアボックスも取り外されたままだったという。

    これにより、ローソンのスプリント予選欠場が正式決定。FP1しか走行機会のないスプリント週末において、事実上ほぼ走行ゼロの状態で土曜日以降を迎えることになった。

    アルボンに続く欠場でスプリント予選は20台に
    また、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)もFP1でマーモットと接触した際のダメージによりスプリント予選を欠場することが決定している。

    これにより、F1カナダGPのスプリント予選は20台で争われる異例のセッションとなった。

  • リアム・ローソン F1のV8エンジン復活論を支持「遊び心のあるマシンが必要」

    リアム・ローソン F1のV8エンジン復活論を支持「遊び心のあるマシンが必要」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、F1で高まるV8エンジン復活論に支持を示し、将来のF1マシンにはドライバーがより本能的に攻められる「遊び心」が必要だと語った。

    2026年F1レギュレーションではエネルギー配分やバッテリーマネジメントの比重が高まり、ドライバーからは純粋な速さよりもシステム管理に意識を割かれることへの不満が相次いでいる。

    そうした中、FIA会長のモハメド・ビン・スライエムは2031年までにV8エンジンを復活させる可能性に言及している。

    ローソンが求める“速く、楽しく、音のする”F1
    ローソンは、ドライバーの立場から見たF1の理想像をシンプルに表現した。

    「簡単に言えば、ドライバーの側からすれば、僕たちはマシンに乗って、できるだけ速く走りたい」

    「僕たちは、運転していて遊び心があって、強く攻めることができて、クールな音を出すマシンを望んでいる」

    「それが僕たちの愛しているものだし、僕が見て育ったF1もそうだった。そして、それがその時代の姿だった」

    2026年F1マシンへの不満とFIAの対応
    現行の2026年F1マシンをめぐっては、パワーユニットの使い方、エネルギー回生、バッテリー管理への依存度が高まり、ドライバーから不満の声が強まっている。

    ローソンは、FIAがドライバーからのフィードバックを受けて調整を進めていることは評価しつつ、それだけでは不十分だとした。

    「少なくとも僕たちの声がある程度聞かれているのは素晴らしいことだ」

    「でも、そうでなければならないと思う。だって、人々がレースをしたくない、あるいはそのマシンでレースをしたくない、以前ほど楽しめないようなシリーズにはできないからだ」

    V型8気筒について語ったリアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    速さよりも管理が問われる現在のF1
    ローソンは、現在のF1ではマシンそのものを限界まで攻める時間よりも、パワーユニットをどう使うかが大きな要素になっていると説明した。

    「今年はパワーユニットの比重がずっと大きい。いつデプロイするのか、いつチャージするのか、もっとエネルギーを管理するためにギアの使い方で何ができるのか、そういうことだ」

    「そこに非常に多くのラップタイムがあり、実際のマシンに費やされる時間はずっと少ない」

    カナダGPではアップグレードに期待
    ローソンは今週末のF1カナダGPを前に、ドライバーズランキング10位につけている。レーシングブルズはモントリオールでVCARB 03に新アップグレードを投入する予定で、ローソンはその効果に期待を寄せている。

    「エキサイティングだ」

    「僕たちにはアップグレードがあり、それがうまく機能してくれることを願っている。すべてがそうなれば、良い位置にいられるはずだ」

    「マイアミは難しい週末だったけど、個人的には週末を通して実際にはかなり良い感触があった。今週末に向けても良い感触を持っている」

  • レーシングブルズF1代表 リアム・ローソンの課題を指摘「速さはすでにある」

    レーシングブルズF1代表 リアム・ローソンの課題を指摘「速さはすでにある」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、2026年シーズン序盤に安定したパフォーマンスを見せている。開幕4戦で2度の入賞を記録し、昨年の混乱した状況から立て直しに成功しつつあるなか、チーム代表のアラン・パーメインはその成長を高く評価している。

    一方で、パーメインはリアム・ローソンが次のステップへ進むためには、まだ重要な課題が残されていると考えている。それは「速さ」そのものではなく、“週末ごとの波をなくすこと”だ。

    2025年の混乱から見せた立て直し
    昨年のリアム・ローソンは、レッドブル・レーシング昇格直後から極めて難しい状況に置かれていた。限られたテスト走行しか与えられず、ピットレーンスタートを経験し、その後わずか数戦でレーシングブルズへ戻ることになった。

    アラン・パーメインは、そうした背景を踏まえれば、今季の安定感は大きな前進だと説明する。

    「シーズン開幕からチームの一員として準備できたことは大きかったと思う。昨年とは比較できない」

    「1日半しかテストできず、2戦連続でピットレーンスタートになり、その後にチーム変更まであった。あれ以上悪い状況はなかった」

    昨年のリアム・ローソンは“即結果”を求められる環境の中で、本来の力を十分に発揮できなかった。しかし2026年は、冬の準備段階からレーシングブルズと作業を進められたことで、ようやく本来のパフォーマンスを見せ始めている。

    アラン・パーメインが評価する“本物の才能”
    アラン・パーメインは、リアム・ローソンのスピード自体には一切疑問を持っていない。

    「何度も言っているが、リアムには非常に大きな才能がある」

    「昨年の彼のパフォーマンスの中には、本当に特別なものがあった」

    パーメインが問題視しているのは、ピークパフォーマンスではなく“振れ幅”だ。

    「重要なのはミスをなくすことだ」

    「ある週末に予選3番手に入ったかと思えば、翌週にはQ1敗退してしまう。そういう波を減らさなければならない」

    これは現在のF1で若手ドライバーが直面する典型的な壁でもある。現代F1は予選順位が極端に重要であり、わずかなミスがQ1敗退へ直結する。トップチーム昇格を視野に入れるなら、単発の速さ以上に“安定して結果を残せるか”が厳しく見られる。

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    “速さはすでにある”という評価
    興味深いのは、アラン・パーメインがリアム・ローソンに対して「もっと速くなれ」とは求めていない点だ。

    「最高到達点をさらに上げる必要はないかもしれない」

    「悪い週末をなくし、我々が知っているレベルで毎週走れるようになれば、それだけで素晴らしい前進になる」

    つまりレーシングブルズ内部では、リアム・ローソンの“純粋な速さ”についてはすでに十分F1上位レベルにあるという評価が固まっていることになる。

    現在チームが重視しているのは、予選・決勝・タイヤマネジメント・週末全体を通じた再現性の向上だ。

    「私は彼に絶対的な速さを求めるよりも、安定性を高めてほしいと思っている」

    「そして彼は、まさにそこに取り組んでいるところだ」

    レッドブル陣営はこれまでにも、突出した速さを持ちながら安定性に苦しむドライバーを数多く見てきた。リアム・ローソンが本当に次のステップへ進めるかどうかは、“速い時”ではなく、“苦しい週末でも崩れないか”にかかっている。

  • リアム・ローソン レッドブルF1の指示に驚き「ポジション返還は不要だと思った」

    リアム・ローソン レッドブルF1の指示に驚き「ポジション返還は不要だと思った」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、2026年F1マイアミGP決勝の序盤に起きたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とのバトルについて、自身としてはポジションを返す必要はないと考えていたことを明かした。

    フェルスタッペンは2番グリッドからスタートしたものの、ターン2でスピンを喫して後退。その後の追い上げの中で、ターン11でローソンと激しく並び合う展開となった。

    両者はコース外にはみ出しながらも走行を続け、ローソンが前でコーナーを立ち上がったが、直後にチームからポジションを譲るよう指示を受けた。

    ローソンは「返す必要はない」と認識
    リアム・ローソンは、レース後の取材でこの場面を振り返り、自身としてはペナルティ対象にはならないと感じていたことを認めた。

    「僕はポジションを返す必要はないと思っていた。でも、どうやら返さなければならなかったみたいだ」とローソンは語った。

    「接近戦だったけど、正直なところ今日はそこで激しく争うつもりもなかった」

    このやり取りは、かつてレッドブル陣営でフェルスタッペンと同じ環境にいたローソンだからこそ、より注目を集める場面となった。レーシングブルズ側が即座にポジション返還を指示した背景には、ペナルティ回避を最優先した判断があったとみられる。

    その直後にギアボックストラブルでリタイア
    しかし、ローソンのレースはその後まもなく終わりを迎えた。ギアボックストラブルが発生し、マシンコントロールを失ったことでピエール・ガスリー(アルピーヌ)と接触。そのままリタイアとなった。

    ローソンは当初、問題の深刻さには気付いていなかったものの、数周後には厳しい状況を悟っていたという。

    「その時点では分かっていなかった。でも、その数周後にはマシンバランスがあまり良くないことに気付いた」

    「だからトップ10に留まるのは難しかったと思う。でも、今日はそれでも可能性はあったし、少なくとも数ポイントは獲れていたと思う」

    結果としてポイント獲得は叶わなかったが、フェルスタッペンとの一件と合わせ、ローソンにとっては再び自身の存在感を示すレース序盤となった。

  • リアム・ローソン F1マイアミGP横転事故でガスリーに謝罪「説明したかった」

    リアム・ローソン F1マイアミGP横転事故でガスリーに謝罪「説明したかった」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、F1マイアミGP決勝でピエール・ガスリー(アルピーヌ)を巻き込んだクラッシュについて、レース後に本人へ謝罪したことを明かした。

    事故は序盤、入賞圏最後のポジションを争っていたターン17で発生。ローソンはマシンのトラブルにより減速できず、ガスリーのマシンに接触。アルピーヌは横転し、バリア際で停止した。

    ギアボックストラブルで減速不能に
    ローソンは、クラッシュの原因がギアボックスの故障だったと説明した。

    「最終コーナーに向けてブレーキを踏んだとき、ギアボックスに故障が起きた」とローソンはメディアに語った。

    「ニュートラルに入ってしまって、ダウンシフトできず、マシンを減速させることができなかった」

    「残念だ。もちろんピエールをリタイアさせてしまったのはよくない。彼らは素晴らしい週末を過ごしていた」

    マシン側の不具合が原因と判断されたことで、ローソンにペナルティは科されなかった。

    ピエール・ガスリー F1 マイアミグランプリ

    ガスリーに直接謝罪「意図的ではなかった」
    それでもローソンは、リタイア後にガスリーのもとを訪れ、状況を説明して謝罪したという。

    「彼に会いに行って謝罪した」とローソンは語った。

    「彼らは素晴らしい週末を過ごしていたからだ」

    「意図的にああいう形でブレーキングを遅らせようとしたわけではないと、彼に説明したかった」

    「ただ、ギアボックスもブレーキもなかった」

    ガスリーはこの事故でリタイアとなった一方、チームメイトのフランコ・コラピントは7位に入り、自己最高成績を記録した。

  • リアム・ローソン F1マイアミGP接触原因「ギアが突然ニュートラルに入った」

    リアム・ローソン F1マイアミGP接触原因「ギアが突然ニュートラルに入った」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、2026年F1第4戦マイアミGP決勝で発生したピエール・ガスリーとの接触について、その原因を説明した。レース序盤のインシデントは大きなクラッシュに発展し、両者ともにリタイアする結果となった。

    ローソンは、この接触が自身のマシンのギアボックスの突発的な故障によって引き起こされたと明かしている。

    ブレーキング時に異常発生 減速できず接触
    問題が起きたのはブレーキングの瞬間だった。ローソンは最終コーナー進入時の状況をこう説明している。

    「最終コーナーでブレーキを踏んだ瞬間に、ギアボックスが壊れた」

    「そのままニュートラルに入ってしまって、減速するためにシフトダウンができなかった」

    このトラブルによって十分に減速できず、バトル中だったガスリーと接触する形となった。

    「予兆は一切なかった」 突発的トラブルを強調
    事前に異常の兆候があったかについて、ローソンは明確に否定した。

    「まったくなかった。その瞬間に突然壊れた」

    ドライビングミスではなく、突発的なメカニカルトラブルであったとの認識を示している。

    接触で両者リタイア チームにとっても痛手
    この接触により、ローソン自身もレースを終えることになった。

    「ピエールを巻き込んでしまったのは残念だ。彼らは良い週末を送っていたし、僕たちのレースも終わってしまった」

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) F1 マイアミグランプリ

    スチュワード裁定 ローソンに責任なし メカニカルトラブルと認定
    このインシデントについてスチュワードは調査を行い、リアム・ローソンに責任はないと結論づけた。審議では車載データやテレメトリー、無線通信の内容が精査され、接触直前にギアボックスの故障が発生していたことが確認された。

    スチュワードは、このトラブルがブレーキング時に発生した突発的なメカニカル故障であり、ローソンが回避することは不可能だったと判断。また、事前に故障を予測できた可能性についても否定された。

    その結果、この接触はドライバーのミスではなく機械的トラブルが原因と認定され、ローソンに対してはペナルティを科さず、追加措置も取られない裁定となった。

  • リアム・ローソン F1マイアミGP アルボン裁定遅れに不満「理解できない」

    リアム・ローソン F1マイアミGP アルボン裁定遅れに不満「理解できない」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、2026年F1第4戦マイアミGPのスプリント予選で発生した混乱について強い不満を示した。トラックリミット違反があったとされるアレクサンダー・アルボンがSQ2に進出した一方で、自身はSQ1敗退となった状況に疑問を呈している。

    今回の一件は、スチュワードの対応タイミングやセッション進行の判断が複雑に絡み合ったことで発生した。ローソンにとっては自身の走行ミスも重なった結果ではあるが、納得しがたい形でセッションを終えることになった。

    アルボンの裁定遅れで生じた異例の展開
    アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は、スプリント予選後にターン6でのトラックリミット違反が認定され、スプリントのスタート位置を19番手に降格された。

    アルボンは当初、14番手でスプリント予選を終えていたが、SQ1で記録した自己ベストラップが違反により削除。さらに、本来はSQ2へ進出すべきではなかったと判断されたため、SQ2で記録したすべてのラップタイムも取り消された。

    問題となったのは、SQ1終盤の最終アタックだった。このラップでアルボンは1分30秒988を記録し、16番手でSQ2進出圏内に滑り込んでいたが、セッション後にこのラップが無効と判断された。

    スチュワードの文書によれば、この違反はSQ2開始まで報告されておらず、その時点でアルボンはすでに走行を開始していたという。

    「SQ1中、23号車はターン6で明確にトラックリミットを超えていた。しかし、これはSQ2が開始されるまでスチュワードに報告されなかった」

    「23号車がコース外に出ており、そのラップが削除される可能性があると伝えられた時点で、23号車はすでにSQ2の走行に入っていた」

    このためスチュワードは異例の対応として、国際スポーティングコード第11.7.1.a条に基づき、SQ1の該当ラップおよびSQ2の全ラップタイムを削除する措置を取った。

    その結果、アルボンは19番手スタートとなったが、SQ1で敗退したローソンが繰り上がることはなかった。

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) マイアミグランプリ

    ローソン「理解できない」裁定のタイミング
    この状況についてローソンは、裁定の遅れに強い疑問を示した。

    「アレックスはトラックリミットを超えていた。でも彼ら(FIA)は気づくのが遅すぎたと思うし、すでに彼がコースに出ていたからそのままになった」

    「正直、どうしてそれが起き得るのか理解できない。でも僕たちの理解では、彼はトラックリミット違反をして、そのままSQ2に進んだということになる」

    小さなミスが重なったSQ1
    一方でローソンは、自身のSQ1での走行についても振り返っている。

    「正直に言って、SQ1では一連の悪い出来事が重なった」

    「ピット出口で少しポジション取りを間違えてしまって、コース上でかなり後ろになってしまったし、アウトラップも良くなかった」

    「ターン1で大きなフラットスポットを作ってしまって、タイヤを壊してしまった」

    「そのフラットスポットのあるタイヤで2周目をやろうとしたけど、振動がひどかった。結果的にそれで敗退してしまった」

    改善の兆しも結果に結びつかず
    それでもローソンは、マシン自体にはポジティブな変化があったと語る。

    「マシンは今朝より実際に良くなっていたと思う。だからこそ残念だ」

    改善の手応えを感じていただけに、混乱の中でチャンスを逃した形となった。