カテゴリー: リアム・ローソン

  • リアム・ローソン F1人生を変えたマルコへの直談判「なぜチャンスをくれない?」

    リアム・ローソン F1人生を変えたマルコへの直談判「なぜチャンスをくれない?」

    リアム・ローソンは、自身のF1キャリアを大きく変えた2023年オランダGPでの出来事を振り返り、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコに直談判したことが、その数時間後に訪れたF1デビューにつながったと明かした。

    当時レッドブル育成ドライバーだったローソンは、F2でランキング3位となりF1昇格を期待していたものの、チームはニック・デ・フリース、続いてダニエル・リカルドを起用。自身は日本のスーパーフォーミュラ参戦を命じられ、不満を募らせていた。

    「なぜ僕にチャンスをくれないのか」 マルコへ直談判
    2023年のオランダGPを前に、ローソンは自らザントフォールトへ向かい、マルコとの面談を申し出た。

    F1公式ポッドキャスト『Off the Grid』でローソンは当時をこう振り返っている。

    「3日間ずっと考え続けて、それからザントフォールトへ飛んだ。ヘルムートと直接話して、彼が何を考えているのか聞き出そうと決めたんだ」

    「金曜日の朝、彼のオフィスに行って『なぜ僕にチャンスをくれないんですか? これだけ僕に投資してきたのに意味がないじゃないですか。僕はもう5年間プログラムにいるんです』と伝えた」

    しかし、その反応は期待したものではなかった。

    「最後には彼もちょっと腹を立てたみたいで、僕の話を打ち切ったんだ」

    「部屋を出たあと、その場にいたコーチへ電話して『これはかなり厳しいな』と話していた」

    リアム・ローソン F1デビュー

    数時間後に訪れた突然のF1デビュー
    だが、その日の午後、状況は劇的に変化する。

    フリー走行2回目でダニエル・リカルドがクラッシュし、中手骨を7か所骨折する重傷を負ったことで、アルファタウリは代役を探す必要に迫られた。

    ローソンによれば、当初から自分が唯一の候補だったわけではなかったという。

    「『リアムが乗る』とすぐ決まったわけじゃない。経験があって、このクルマを走らせたことがあるドライバーは誰だ、と検討していたんだ」

    その後、マルコから呼び出しを受けた。

    「ヘルムートのところへ行くと、彼は僕を見て『準備はできているか?』と聞いた。僕は『はい』と答えた。それが会話のすべてだった」

    ローソンはそのままF1デビューを果たし、5戦で2ポイントを獲得。2024年は再びリザーブドライバーを務めたものの、シーズン終盤6戦で再び実戦復帰し、その走りが2025年シーズンのシート獲得につながった。

    「誰かの代役でも迷いはなかった」
    リカルドの負傷によって得たチャンスに複雑な思いはなかったのかと問われたローソンは、率直な心境を明かした。

    「まったくなかった。もちろん彼にとってはつらいことだけど、僕たちはみんな同じシートを争っている。そこに個人的な感情はない」

    「自分のキャリアを懸けて戦っている時は、それがすべてなんだ。それ以上に優先するものはない」

    ローソンは2025年開幕時にレッドブル・レーシングへ昇格したものの、わずか2戦でレーシングブルズへ復帰。2026年シーズンも同チームで戦い続け、チームが獲得した66ポイントのうち43ポイントを稼ぐ活躍を見せている。

  • アービッド・リンドブラッドが感じた“2ストップの匂い”がローソン8位を後押し

    アービッド・リンドブラッドが感じた“2ストップの匂い”がローソン8位を後押し

    レーシングブルズF1のアービッド・リンドブラッドは、F1ハンガリーGPで自身がレース前から「2ストップになる」と予感していたことが、結果的にチームメイトのリアム・ローソンの8位入賞につながったと明かした。

    ローソンは当初予定されていた1ストップ戦略から2ストップへ切り替え、「ベスト・オブ・ザ・レスト」となる8位でフィニッシュ。一方のリンドブラッドは1ストップ戦略を続行して10位に入り、7週連続でポイント獲得を果たした。

    レース前から「2ストップになる」と確信
    レース中盤、レーシングブルズは戦略を分け、ローソンを2ストップ、リンドブラッドを1ストップで走らせた。これはアウディF1のニコ・ヒュルケンベルグが先に2ストップへ切り替えたことを受けた判断だった。

    結果として、新しいタイヤを履いたローソンとヒュルケンベルグが前へ抜け出し、1ストップを続けたリンドブラッドとガブリエル・ボルトレトは後退。それでもリンドブラッドは10位を守り切った。

    レース後、リンドブラッドは「1ストップが成功していれば自分がヒーローになっていたかもしれない」と振り返り、戦略を分けたチームの判断には納得していると語った。

    「1ストップがうまくいかなかったのは少し残念だった。でも、チームとしてはレース前に大きな判断だったことは理解している」

    「その後、ニコが2ストップに切り替えたので、僕たちは2台で戦略を分けることにした。それは理にかなった判断だった。もしハードタイヤがもっと持っていたら、僕が8位でヒーローになっていたはずだ。でも、残念ながらそうはならなかった」

    「だから最大限に結果を引き出したのはリアムだった。1ストップが失敗したことに後悔はない。逆の結果になっていた可能性も十分あったからね」

    アービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    「タイヤの感触」で戦略変更を予感
    リンドブラッドによれば、自身はレース前から2ストップ戦略が必要になるとチームへ伝えていたという。その予感は、暑いコンディションでのタイヤの挙動から生まれたものだった。

    「リアムが何と言っていたかは分からないけど、僕は『2ストップになると思う』と言っていた。もしかしたら、少しは彼の役にも立ったかもしれない」

    「レース前からそう感じていたんだ。直感というか、そういう“匂い”がした。FP1でもタイヤのデグラデーションは少し大きかったし、決勝はさらに20度近く暑くなる。暑いコンディションでは、このタイヤはあまり良くないと感じていた」

    「今年これまで2ストップになったバルセロナとレッドブルリンクも、とても暑かった。このタイヤは熱に対してあまり強くないんだ。だから自然と2ストップになる気がしていた」

    「ミディアムタイヤでは序盤からあまりペースが上がらなかったし、それでもタイヤの感触は良くなかった。21周目あたりでピットインして、その後49周近く走ることになると考えれば、『これは2ストップになる』という感覚だった」

    戦略を分けた判断がダブル入賞を実現
    今回のハンガリーGPでは、レーシングブルズがローソンを2ストップ、リンドブラッドを1ストップとする戦略分散を選択したことが奏功した。

    結果的に1ストップは最適解とはならなかったが、リンドブラッドが事前にタイヤ特性を踏まえて2ストップの可能性を指摘していたことは、チームの柔軟な判断材料となった可能性がある。ローソンは8位、リンドブラッドは10位とダブル入賞を達成し、コンストラクターズ選手権においても貴重なポイントを持ち帰る結果となった。

  • レーシングブルズF1勢 マックス・フェルスタッペンの「間抜けども」発言に反論

    レーシングブルズF1勢 マックス・フェルスタッペンの「間抜けども」発言に反論

    マックス・フェルスタッペンがF1ハンガリーGPでレーシングブルズのリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドを「間抜けども」と無線で罵倒した一件について、両ドライバーが当時の状況を説明した。

    2人は、レース中にブルーフラッグ表示システムが正常に機能せず、通常とは異なる状況で周回遅れ対応を迫られていたことが混乱の原因だったと明かし、自分たちは可能な限り先頭争いの妨げにならないよう努めていたと強調した。

    ブルーフラッグ表示の不具合が混乱を招く
    ハンガリーGPでは、一時的なマーシャリングシステムのトラブルによって通常使用される電光式ブルーフラッグ表示が機能しなかった。そのため、ドライバーは手旗やミラー、ダッシュボードの情報、そしてチームからの無線に頼って状況を判断することになった。

    フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンから2位を守る攻防の最中、前方で争っていたローソンとリンドブラッドを周回遅れにするまで時間を要し、無線で「あの間抜けどもは何をやっているんだ」と怒りを爆発させていた。

    リンドブラッドは、システムの不具合がドライバー全体に混乱を招いていたと振り返る。

    「それほど難しい状況ではなかった。バーチャルミラーで前後のクルマやギャップは見えるし、実際のミラーもあるから少しは楽だった」

    「でも、追い抜いていく側のクルマにとっては残念な状況だったと思う。理想的ではなかったね」

    さらに、ブルーフラッグ表示そのものにも異常があったと説明した。

    「7周目だったと思うけど、チェコ(セルジオ・ペレス)に対するブルーフラッグが表示された。でも7周目で彼がそんなに後ろにいるはずはない。システムで何が起きていたのか分からなかった」

    「しかも番号が表示されず、ただブルーフラッグだけだった。それではあまり役に立たない。でもチームがサポートしてくれたし、ダッシュボードのデルタタイムも確認しながら、できるだけリーダーたちの邪魔にならないようにしていた」

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    ローソン「邪魔にならないことだけ考えていた」
    一方のローソンも、レース終盤にはルイス・ハミルトンの直後を走行しているところへ、新しいタイヤを履いたフェルスタッペンが急接近する場面に遭遇した。

    フェルスタッペンはハミルトンとローソンを一気に抜き去る豪快なオーバーテイクを決めたが、ローソンは自身がその攻防に巻き込まれないことだけを考えていたという。

    「僕は邪魔にならず、できるだけその争いに巻き込まれないようにしていただけだった」

    「僕は周回遅れではなかったから道を譲る必要はなかった。でも、彼があそこで仕掛けてくるとは思わなかった」

    「もちろん遅い飛び込みは見えた。あの場面では彼らの後ろでかなりタイムを失ってしまって正直ストレスだった。でも、あれは素晴らしいオーバーテイクだった。本当にマックスらしい動きだった」

    「間抜けども」発言の背景が明らかに
    フェルスタッペンの「間抜けども」という無線は大きな話題となったが、ローソンとリンドブラッドの証言からは、ブルーフラッグ表示システムの不具合という特殊な事情があったことが分かる。

    両者ともリーダー争いを妨げないよう最大限配慮していたと説明しており、フェルスタッペンが後方から見ていた状況とは異なる事情が存在していたことが明らかになった。

    【関連】
    ・フェルスタッペン レーシンングブルズF1勢に激怒「間抜けどもはペナルティだ」

  • フェルスタッペンとハミルトンの激闘にローソン「邪魔しないことだけ考えた」

    フェルスタッペンとハミルトンの激闘にローソン「邪魔しないことだけ考えた」

    リアム・ローソンは、F1ハンガリーGPで繰り広げられたマックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンの激しいバトルを間近で目撃し、「少しストレスだった」と当時の心境を振り返った。

    レーシングブルズのローソンは周回遅れとなる場面で2台の争いに巻き込まれたが、冷静に対応。その後は戦略変更も奏功し、8位入賞を果たして前半戦を締めくくった。

    フェルスタッペンのオーバーテイクを間近で目撃
    レース序盤のピットストップで、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)はアンダーカットを成功させ、一時的にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)の前へ浮上した。

    しかし、ピットアウト直後にハミルトンは周回遅れのローソンを抜く必要があり、その間にフェルスタッペンが背後へ接近。ホームストレートで2台がローソンをかわした直後、フェルスタッペンはターン1で果敢に飛び込み、ハミルトンを抜き返して実質3番手を奪い返した。

    その一部始終を至近距離で見届けたローソンは、バトルに巻き込まれないことだけを考えていたと明かした。

    「僕はただ邪魔をしないように、あまり関わらないようにしていただけだった」

    「周回遅れだったから、必ずしもすぐに譲る必要はなかったけど、(フェルスタッペンが)あそこで仕掛けてくるとは思っていなかった」

    「もちろん、あの遅い飛び込みは見えた。でも、そのせいで彼らの後ろで少しタイムを失ってしまって、その瞬間はちょっとストレスだった。でも、本当に素晴らしいオーバーテイクだったね」

    予想外の2ストップ戦略も奏功
    ローソンはその後、アウディ勢やチームメイトのアービッド・リンドブラッドとの争いを展開。チームは当初予定していなかった2ストップ戦略へ切り替え、これが功を奏して8位でフィニッシュした。

    ローソンは、戦略変更も突然だったと振り返る。

    「僕たちは最初から2ストップを予定していたわけではなかったので、それは驚きだった」

    「でも、レースエンジニアのアレックス(イリオプロス)とのやり取りから、後ろで何か起きていることは感じていた」

    「彼はアウディ勢については話していたけど、多くは説明しなかった。そして突然ピットインを指示されたんだ」

    「最後はソフトタイヤで長いスティントになったけど、結果的には素晴らしい判断だった」

    今回の8位入賞により、ローソンは今季前半戦を43ポイントで折り返した。メルセデス、フェラーリ、マクラーレン、レッドブル・レーシングの4強以外では最高位のドライバーとして、安定したシーズン前半を締めくくっている。

  • リアム・ローソン レーシングブルズF1の戦略称賛「マシンは本当に力強かった」

    リアム・ローソン レーシングブルズF1の戦略称賛「マシンは本当に力強かった」

    リアム・ローソンは2026年F1第11戦ハンガリーGPで8位入賞を果たし、レーシングブルズの戦略判断とマシンパフォーマンスを高く評価した。チームはダブル入賞を達成し、コンストラクターズ選手権でアウディを上回る5位へ浮上し、最高の形でサマーブレイクを迎えた。

    11番グリッドからスタートしたローソンは、オープニングラップで3つ順位を上げて8番手へ浮上。

    その後、一時はチームメイトのアービッド・リンドブラッドの後方まで下がったものの、2ストップ戦略によって終盤にフレッシュタイヤのアドバンテージを生かし、リンドブラッドをオーバーテイクして8位でフィニッシュした。

    ローソン「2ストップ戦略が勝負を決めた」
    予選では惜しくもQ3進出を逃したローソンだったが、決勝ではスタートで流れをつかみ、チームの戦略も完璧に機能したと振り返った。

    「今日は僕たちにとっていいレースだった。昨日の予選は厳しい内容だったから、1コーナーとオープニングラップは僕にとって本当に重要だった」

    「いいスタートを決めたあとも長いレースになることは分かっていたけど、マシンはレースを通して本当に力強かった」

    「2ストップ戦略という正しい判断をしてくれたチームには本当に感謝している。2台そろってポイントを獲得できたのは、シーズン前半戦を締めくくる最高の結果だ」

    ベルギーGPで入賞を逃したローソンは、この結果で即座に巻き返しに成功。今季43ポイントとしてドライバーズランキング9位へ浮上し、ピエール・ガスリーを1ポイント上回って前半戦を終えた。

    アラン・パーメイン「ほぼ完璧なオペレーションだった」
    チーム代表のアラン・パーメインは、ローソンとリンドブラッドのダブル入賞によってコンストラクターズランキング5位へ浮上したことを喜んだ。

    「今日は長く厳しいレースだったが、2台そろってポイントを獲得し、コンストラクターズ選手権でも5位へ浮上するという素晴らしい結果を得ることができた。私たち全員が懸命に取り組んできた成果だ」

    「シーズン前半を締めくくる最高の結果になった。私たちは常にオペレーションの完璧さを目指しているが、今日はそれに非常に近い仕事ができた」

    パーメインは中団で争ったアウディとの直接対決にも言及した。

    「アウディとの戦いは非常に接戦だったが、最終的には私たちが上回ることができた」

    「マシンは予選でも決勝でも力強く、チームはそのパフォーマンスを完璧に結果へ結び付けた」

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    リンドブラッド「開発の成果が結果につながっている」
    9番グリッドからスタートしたアービッド・リンドブラッドは終盤にローソンへ順位を譲ったものの、10位でフィニッシュし、6戦連続入賞を達成した。

    「今日もダブル入賞を果たし、コンストラクターズ選手権5位へ浮上できたのはチームにとって素晴らしい結果だ。本当に喜んでいる」

    「チームはマシン開発で素晴らしい仕事をしてきた。その努力が結果として報われているのを見るのは本当にうれしい」

    一方で、自身のスタートには改善の余地があったことも認めた。

    「スタートでは望んでいたほど順位を最大限に上げることができなかった。でも、そうした経験をシーズン後半へ生かしていきたい」

    ランキング5位で前半戦を折り返す
    今回のダブル入賞により、レーシングブルズはアウディを逆転してコンストラクターズランキング5位へ浮上。アルピーヌに5ポイント差をつけてサマーブレイクへ入ることになった。

    また、ローソンは今季43ポイントとなり、ニュージーランド人ドライバーとしては1967年にデニー・ハルムが記録した51ポイントに次ぐシーズン最多得点を記録。ワールドチャンピオンを獲得していないシーズンとしては、ニュージーランド人ドライバー史上最多ポイントとなった。

    さらにF1通算ポイントは87となり、クリス・エイモンの83ポイントを上回ってニュージーランド歴代3位に浮上。前にいるのはブルース・マクラーレン(196.5ポイント)とハルム(248ポイント)のみとなっている。

    ローソンはチームの躍進に手応えを示し、後半戦への意気込みを語った。

    「コンストラクターズ選手権5位でサマーブレイクを迎えられるのは、今年ここまでチーム全員が積み重ねてきた努力の証だ」

    「数週間しっかりリフレッシュしたあと、この勢いをザントフォールトへ持ち込みたい」

  • リアム・ローソン セットアップ変更が奏功 レーシングブルズF1代表が説明

    リアム・ローソン セットアップ変更が奏功 レーシングブルズF1代表が説明

    レーシングブルズF1のリアム・ローソンは、F1ハンガリーGP初日のフリー走行で好調な走りを披露した。チーム代表代行のアラン・パーメインは、FP2で加えたセットアップ変更がマシンの挙動改善につながり、好タイムの要因になったと明かした。

    ローソンはFP2で7番手を記録し、レッドブル・レーシングのアイザック・ハジャーとの差は約0.2秒。クリーンラップをまとめられなかったオスカー・ピアストリ(マクラーレン)を上回るタイムを残した。

    チームメイトのアービッド・リンドブラッドもトップ10入りを果たし、レーシングブルズは2台そろって好位置で初日を終えている。

    FP2での仕様変更がローソンの好走を後押し
    アラン・パーメインは、初日の走行は決して順調ではなかったと振り返りつつも、FP2での調整が奏功したと説明した。

    「ここ数戦ほど簡単な一日ではなかった。FP1ではマシンの扱いがかなり難しく、セッション間では普段より多くの変更を加えた」

    「でもFP2では問題を解決できた。ここはラップが短く、中速コーナーが非常に多いので、コーナー進入で安定したクルマにすることと、特に重要な最終セクターでしっかりトラクションを得ることに重点を置いていた」

    さらにパーメインは、ローソンが予選シミュレーション最後のソフトタイヤアタックで仕様変更を試したことが大きな効果を生んだと明かした。

    「リアムは今日、ソフトタイヤでの最後のアタックに向けて仕様変更を行い、それがうまく機能した。リアの安定性が改善された」

    「現時点では自分たちの正確な立ち位置を判断するのは難しいが、まずまずの状態にあるように見える。FP3ではさらに仕上げていくつもりだ」

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    ローソン「Q3進出を狙える状態にある」
    ローソン自身も初日の内容に満足感を示し、予選でのQ3進出に向けて自信をのぞかせた。

    「ブダペストで金曜日を終えて、とてもいい感触です」

    「マシンには十分な速さがあります。ただ、このコースは本当に難しく、ラップをきれいにまとめるのは簡単ではありません」

    「予選でQ3進出の可能性を最大限に高められるよう、一晩かけて必要な変更を加えていきます」

    「ハンガロリンクはとても好きなサーキットなので、明日また走るのが楽しみです」

    レーシングブルズはFP2でセットアップの方向性を見いだしたことで、予選でも2台そろってQ3進出を狙える位置につけた。初日の好感触を土曜日へつなげられるかが注目される。

  • リンドブラッドとローソンのLCC帰国が話題 「席を譲ったら隣同士になった」

    リンドブラッドとローソンのLCC帰国が話題 「席を譲ったら隣同士になった」

    F1ベルギーGP後、レーシングブルズF1のアービッド・リンドブラッドとリアム・ローソンが格安航空会社EasyJetの機内で隣同士に座る様子がSNSで話題となった。その微笑ましい光景の裏には、思わぬハプニングがあったことが明らかになった。

    ハンガリーGPを前にリンドブラッドは、搭乗時に自分の指定席へ向かったところ、すでに別の乗客が座っており、その女性が席を移動することを嫌がったため、自ら中央席へ移ることを選んだと説明した。

    また、ローソンとの関係についても「Netflixが描くほどライバル同士は険悪ではない」と語り、コース外では良好な関係を築いていることを強調している。

    「席を譲ったらローソンの隣になった」機内での裏話
    ベルギーGP後、EasyJet便で帰国する様子がSNSで拡散されたリンドブラッドは、格安航空会社を利用したこと自体は特別なことではないと語った。

    「まだそんなにお金はないから、今でも普通の民間機で移動している。これまでもずっとそうしてきたし、少しでも節約できるならその方がいい。だからEasyJetで飛ぶことに何の問題もない」

    当初、チームはリンドブラッドを3D、ローソンを3Fに座らせる予定だったという。

    「チームは僕たちを近くに座らせようとしてくれる。片方が1列目でもう片方が27列目なんて、ちょっと失礼だからね」

    しかし、搭乗すると指定された通路側の席には別の女性客が座っていた。

    「僕が『そこは僕の席なんだけど』と言ったら、その女性は通路側を離れるのをすごく嫌がっていた。それで『そのまま座りたいなら、僕が真ん中に座るよ』と言ったんだ。だからリアムと隣同士になった」

    ローソンもジョーク 「もし僕を知っていたなら…」
    ローソンも、この出来事を笑いながら振り返った。

    「いいフライトだったよ。2時間くらい遅れて、離陸したのは真夜中だったけどね。アービッドが真ん中、僕は窓側だった」

    普段から民間機を利用することも珍しくないという。

    「結構よく利用するよ。ニース行きは直行便やビジネスクラスがないこともあるからね。僕たちは3~4列目くらいに座っていて、機体の一番後ろじゃなかったから問題なかった」

    さらに、隣の乗客が自分たちに気づいていたかを尋ねられると、ローソンは笑顔でこう返した。

    「もし僕だと気づいていたなら、あまり好きじゃなかったんだろうね!」

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    「Netflixほど険悪じゃない」良好なチームメイト関係
    リンドブラッドは、この出来事がローソンとの良好な関係を象徴していると語った。

    「僕たちは本当にいい関係なんだ。若い頃は、ドライバー同士はもっとギスギスしているものだと思っていた。Netflixは実際より少し大げさに描いている部分もあるからね」

    ベルギーGPでは互いに激しく争ったものの、レース後にはすぐに健闘を称え合ったという。

    「スパでは激しく戦ったけれど、レース後に顔を合わせるとリアムは『おめでとう、いいレースだった』と言ってくれた。それは本当に印象的だった」

    「僕も予選で苦しんだ時、彼がQ3へ進出したら『おめでとう』と伝えた。コース上では激しく戦うけれど、コース外では普通の仲間なんだ」

    TikTok向けのチーム企画なども、関係を深める助けになっているという。

    「クルマを降りれば、僕たちは普通の人間だ。あまり難しく考えていないんだ」

    今回のEasyJetでの一幕は、SNSでは「F1ドライバーがLCCを利用している」と話題になったが、その裏では席を譲り合う小さな気遣いと、レーシングブルズのチームメイト同士の良好な関係が生んだ偶然の出来事だった。

  • リアム・ローソン F2首位ツォロフ昇格説を一蹴 「噂は気にしていない」

    リアム・ローソン F2首位ツォロフ昇格説を一蹴 「噂は気にしていない」

    リアム・ローソンは、自身のレーシングブルズのシートを巡り、レッドブル育成ドライバーでF2ランキング首位のニコラ・ツォロフへの交代説が浮上していることについて、「まったく考えていない」と一蹴した。

    今季好調を維持するローソンは、ここまで9戦を終えてドライバーズランキング10位、39ポイントを獲得。直近5戦連続入賞を記録し、レーシングブルズのコンストラクターズランキング5位争いにも大きく貢献している。

    一方で、F2ではツォロフが3連勝を達成してランキング首位に立っており、2027年のF1昇格候補として注目を集めている。

    ローソンのシートを巡る憶測が浮上
    ブルガリア出身のニコラ・ツォロフは、シルバーストンでスプリントとフィーチャーレースを制し、F2で3連勝を達成。2012年のダビデ・バルセッキ以来となる快挙を成し遂げたことで、一気にF1昇格候補として名前が挙がるようになった。

    その結果、一部ではツォロフが2027年からレーシングブルズのシートを獲得するとの報道も流れている。しかし、それらはいずれも裏付けのない憶測の域を出ていない。

    「噂は気にしていない」と冷静な姿勢
    こうした報道について質問されたローソンは、冷静な姿勢を示した。

    「正直なところ、そういうことはまったく考えていない」

    「もちろん、夏休みはチームがいろいろなことを検討する時期だし、その前にまだ数レースある」

    「だから今は、これまでやってきたことを続けることだけに集中している」

    重要なのは結果を出し続けること
    ローソンは現在の流れに手応えを感じており、夏休み前の数戦でも好結果を残したいと語った。

    「最近は本当にうまくいっている。夏休みに入る前に、あと数戦をいい形で終えられたらうれしい」

    さらにF1では噂が一人歩きすることは珍しくないとした上で、そうした話題に振り回されるつもりはないと強調した。

    「F1では、それほど長くいるわけではないけれど、噂がどれだけ大きく膨らんでいくのかを見るには十分な時間を過ごしてきた。だから、そういうことは本当に気にしていない」

    ローソンは将来の憶測に目を向けるのではなく、現在のパフォーマンスに集中する姿勢を明確にした。一方で、ツォロフの快進撃が続く限り、レッドブル陣営の2027年に向けたドライバー人事を巡る議論は今後も続きそうだ。

  • リアム・ローソン レッドブルF1降格への本音に反響「非常に前向きな反応だった」

    リアム・ローソン レッドブルF1降格への本音に反響「非常に前向きな反応だった」

    リアム・ローソンは、レッドブル・レーシング降格の舞台裏などを率直に語ったポッドキャスト出演について、多くの前向きな反応が寄せられたことを明かした。

    レーシングブルズで自己最高のシーズンを送るローソンは、プレシーズンテストをフルに経験できたことが現在の好調につながっているとの考えも示している。

    リアム・ローソンは、レッドブル・レーシング降格やその後の出来事について率直に語った『High Performance Podcast』出演後、多くの前向きな反響が寄せられたことを明かした。

    ローソンは当時のレッドブル代表だったクリスチャン・ホーナーの説明に反論したほか、アルピーヌによるジャック・ドゥーハンの起用終了についても「不公平だった」と語り、大きな注目を集めた。

    「率直に話しやすい場所だった」
    ローソンはレーシングブルズで2度にわたり戦った後、2025年シーズン開幕前にレッドブル・レーシングへ昇格。しかし、わずか2戦でレーシングブルズへ降格となり、角田裕毅とシートを入れ替えた。

    その後はファエンツァを拠点とするレーシングブルズで再び力を発揮し、2026年シーズンはF1キャリア最高とも言える好調を維持している。

    先日出演した『High Performance Podcast』では、このレッドブル降格について率直に言及した。

    ホーナーは当時、Sky Sportsに対してローソンが精神的に苦しんでいたと説明していたが、ローソンは「実際とはまったく違う」と否定。また、元チームメイトのマックス・フェルスタッペンが自身を公然と擁護してくれたことにも触れた。

    さらに、レッドブルとアルピーヌのドライバー交代についても言及し、とりわけジャック・ドゥーハンが2025年にわずか6戦でフランコ・コラピントと交代させられ、その後チャンスを得られなかったことを「不公平だった」と指摘した。

    こうした率直な発言は大きな反響を呼び、元レーシングドライバーでSky Sports F1解説者のナオミ・シフからも称賛を受けた。

    ローソンはPlanetF1.comなどの取材に対し、ポッドキャスト出演後の反応について次のように語った。

    「良かったよ。ああいう場所は、ああいうことを本当に率直に話しやすい場所なんだ。みんなが僕の話をよく理解してくれたならうれしいし、楽しんでもらえたならなおさらだ」

    「すごく前向きな反応をもらった。ポッドキャストでも話したけど、僕はあまりSNSを見ないから、自分ではそれほど目にしていない。でも周りから聞いた話や、直接もらった反応は本当に前向きなものばかりだった。良かったよ」

    リアム・ローソン

    好調を支えるプレシーズンテスト
    2026年もレーシングブルズに残留したローソンは、ここまで39ポイントを獲得。ノーポイントに終わったのはわずか2戦だけで、自己最高のシーズンを送っている。

    F1では初めてフルシーズン前のプレシーズンテストを経験したことが現在の好調につながっているのではないかと問われると、ローソンはその重要性を認めた。

    「もちろん、すべてが助けになっている。どんなことでも経験を積めば積むほど役に立つのは自然なことだ」

    「でも今年は特に、この新しいマシンでシーズンを迎えるにあたって、プレシーズンの開発を最初から経験できたことが本当に大きかった」

    「マシンのどこに重点を置いているのか、何を開発しているのかを最初から理解した状態で戦えた。それが大きな違いを生んだと思う」

    現在、チームメイトのアービッド・リンドブラッドは20ポイントを獲得しており、レーシングブルズは合計59ポイントでコンストラクターズランキング6位。アルピーヌとはわずか1ポイント差となっている。

    レッドブル降格について率直な思いを語ったローソンの発言は、多くのファンや関係者から支持を集めた。一方で、2026年はレーシングブルズで安定したパフォーマンスを披露しており、プレシーズンから開発に携われた経験が自身の成長につながっていることを強調した。好調を維持するローソンが、今後どこまで評価を高められるか注目される。

  • リアム・ローソン グッドウッドで1000馬力ポルシェ体験「かなり怖かった」

    リアム・ローソン グッドウッドで1000馬力ポルシェ体験「かなり怖かった」

    グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに参加したレーシングブルズのリアム・ローソンは、レッドブルの名車RB8をドライブする前に、1000馬力超の特別仕様ポルシェ「ガンサー・ワークス F-26」でヒルクライムに挑戦した。

    ローソンは走行後、「かなり怖かった」と振り返りながらも満面の笑みを浮かべ、世界有数のモータースポーツイベントを満喫。2026年シーズン好調を維持するニュージーランド人ドライバーは、週末を通じてさまざまなマシンをドライブする予定だ。

    1000馬力超のポルシェでヒルクライムに挑戦
    F1イギリスGP後のインターバルを利用し、多くのF1関係者がグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードを訪れている。

    リアム・ローソンもその一人で、今年はレッドブルの協力により複数のマシンをドライブ。セバスチャン・ベッテルが2012年のF1世界選手権を制したRB8に乗る前に、まずはガンサー・ワークス F-26でヒルクライムに挑んだ。

    F-26は1970年代のポルシェ911スラントノーズを現代技術で再構築した特別モデルで、4.0リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力1067馬力、最大トルク750lb-ftを発生し、6速HパターンMTを組み合わせる約120万ポンド(約2億4000万円)の超高性能車だ。

    ローソンはコース途中で芝生にタイヤを落とす場面も見せながら限界まで攻め、石垣が迫る区間では慎重な走りを披露した。

    リアム・ローソン ポルシェ グッドウッド

    「かなり怖かったけど楽しかった」
    走行後、ローソンはグッドウッド公式ライブ配信で次のように語った。

    「こういうクルマに乗るのは個人的な情熱なんだ」

    「アメリカでガンサー・ワークス F-26に少し乗る機会があった。1000馬力でHパターンのギアボックスだから、このヒルクライムはかなり怖かったけど、本当に楽しかった」

    イベントについても魅力を語っている。

    「クルマやバイクが好きなら、ここ以上の場所はないと思う。本当に素晴らしいイベントだ」

    「後で会場も見て回りたい。面白そうなものがたくさんあるからね」

    「でも、その前にまだ運転が残っている。次はRB8に乗って、その後はフォードのクルマにも乗る。T1ラプター、それから明日はスーパーバンも運転する予定だ」

    「とにかく乗れるものは全部乗りたいとお願いしたんだ」

    2026年はキャリア最高のシーズン
    グッドウッドでさまざまなマシンを楽しむローソンだが、2026年のF1でも充実したシーズンを送っている。

    ここまで9戦で39ポイントを獲得し、ドライバーズランキング10位につけているほか、レーシングブルズが獲得したポイントの約66%を稼いでいる。

    直近5戦連続を含む過去8戦中7戦で入賞しており、モナコGPとイギリスGPでは自己最高タイとなる6位を記録。安定したパフォーマンスを続けている。

    その結果、マックス・フェルスタッペンの去就次第では2027年にレッドブル昇格候補となる可能性も取り沙汰されている。ただし現時点では、レッドブル首脳陣はローソンやアービッド・リンドブラッドを昇格させることには慎重な姿勢を示していると報じられている。