カテゴリー: ル・マン24時間レース

  • アウディ、ル・マン24時間レースのポールポジションを獲得

    アウディ、ル・マン24時間レースのポールポジションを獲得

    アウディは、ル・マン24時間レースの予選でハイブリッドドライブを搭載したAudi R18 e-tron quattroがポールポジションを獲得した。

    リヤアクスルを駆動するTDIパワーと、フロントアクスルを駆動する電気モーターをインテリジェントに組み合わせたカーナンバー「1」のAudi R18 e-tron quattroは、木曜日の夜に行なわれた最終予選で、22:00を少し過ぎた時間に、アンドレ・ロッテラーが3分23秒787のファステストラップを記録。このタイムは、昨年のベストタイムを約2秒も上回った。

    「マシンは、レールの上を走っているようでした。ただただ驚くばかりです」と、アンドレ・ロッテターはコメント。

    「アウディスポーツのスタッフが最高の仕事をしてくれたおかげで、ルマンで初めてポールポジションを取ることができました。彼らには本当に感謝しています!」

    ル・マン予選でその圧倒的なパフォーマンスを披露したのは、Audi R18 e-tron quattroだけではない。世界選手権のポイントランキングでトップを走るロイック・デュバルが駆るカーナンバー「3」の従来型パワーユニットを搭載したR18 ultraは、わずか0.291差で2位に入った。

    「予選の最速ラップは完全にフリーな状態ではなかったので、もっとタイムを上げることができたはずです」とロイック・デュバルはコメント。

    「それで、自分のタイムが破られると思ったのです。しかし、私たちの目標はトヨタの前からスタートすることでしたので、その意味では目標は達成されました」

    ル・マンの優勝記録保持者であるトム・クリステンセンがドライブするカーナンバー「2」のAudi R18 e-tron quattroは、4位のラップタイム(3分25秒433)を記録し、3位に入ったトヨタのハイブリッドマシンのすぐ後方からスタートする。ルマン初挑戦となるマルコ・ボナノーミがステアリングを握るカーナンバー「4」のAudi R18 ultraは、6番グリッド(3分26秒420)を確保。これによって、アウディスポーツ・チームヨーストから参戦した4台のマシンすべてが予選スタートの3列目以内に入った。

    ル・マンにおけるアウディのポールポジションは、2000年、2001年、2002年、2004年、2006年、2011年に続き、今回で7回目となる。毎回、アウディのマシンはフロントローを独占してきたが、2種類の異なる技術によるマシンが1列目に並ぶのは今回が初めて。

    アウディモータースポーツ代表のDr. ヴォルフガング・ウルリッヒ「トヨタのハイブリッド2台を凌ぎ、史上初めてハイブリッドマシンでルマンのポールポジションを獲得したことを、もちろん誇りに思っています」は述べた。

    「しかし、これはまだ非常に小さなステップに過ぎません。目の前には、レースに勝つという、より大きな目標があります。いつものことですが、2日間行なわれたプラクティスセッションでは、ほとんどレースのセットアップに集中していました。その結果、マシンを非常に運転しやすい状態に仕上がることができました。また、これまでのところ、信頼性にもまったく問題はありません。しかし、これまで私たちが常に申しあげてきたとおり、ルマンで速さを発揮するのはディーゼルのみではないということが、今回の予選で明確になったと思います。ハイブリッドとディーゼルによる今回のダブルポールは、最高の状態にマシンを仕上げてきた、チーム全体のハードワークの賜物です」

    第80回となるルマン24時間レースは、土曜日の現地時間15:00(日本時間16日22:00)にスタートし、世界中の数多くのテレビ局がこのレースを生中継する予定。アウディでは、www.audi-liveracing.comでレースのライブストリーミングを提供。視聴者は、Audi R18のオンボード映像によるレースの模様を楽しむことができる。

    今年のル・マン24時間レースでは、333台が限定生産されるAudi A1 quattroがフォーメーションラップを先導する。

    Dr.ヴォルフガング・ウルリッヒ (アウディ モータースポーツ代表)
    「アウディがフロントローを独占できたことは、大変に素晴らしいことです。期待されていた通り、Audi R 18 e-tron quattroは、Audi R18 ultraよりも若干速いタイムをマークしました。同時に、ライバルであるトヨタとの差も接近していることが分かりました。それでも、予選ではアウディが先行しています。これは、レースではあまり重要な意味を持っていないかもしれませんが、良い材料であることには違いありません。もっとも重要なことは、レースが終わるまでしっかりとモチベーションを保って、チーム全員がハードワークを続けることです」

    ラルフ・ユットナー (アウディ スポーツ チームヨースト、テクニカルディレクター)
    「私たちは、まったくトラブルなしに予選を終了することができました。4台のマシンすべてを順調に仕上げることができたと思っています。すべてのドライバーが、マシンに大きな信頼を持っています。彼らは、コンスタントに速く走ることができます。しかし、すべてのマシンは、給油やタイヤ交換のためのピット作業を行なわなければなりません。私たちは、これらの作業を他のチームよりもうまく行なう必要があります。なぜなら、レースの様々な要素に加えて、サーキットのトラフィックは大きな問題となるからです。最終的に、トヨタはフレッシュタイヤを1セット多く使用しています。彼らは、非常に速いペースで走っています。予選で3位に入ったことは、素晴らしいことだと思います。最初のレースでこの結果は賞賛に値するでしょう。このことは、私たちがトヨタの存在を決して忘れてはならないことを示しています。完璧な作業を行なってくれたチームの皆には感謝しています。彼らは、時には夜中まで働いていました。彼らの働きによって、ドライバーの自信も深まっています」

    マルセル・ファスラー (Audi R18 e-tron quattro #1)
    「まず最初に、アンドレ(ロッテラー)のスーパーラップを祝福したいですね!彼は、ロイック デュバルにトップタイムを奪われた後、さらに反撃に出ました。本当にすごいと思います。彼のことを尊敬します。マシンの状態は良好です。夜間と昼間の両方で、良いリズムが掴めています。R18 e-tron quattroは運転しやすいマシンなので、レースには自信を持っています。これは、24時間レースでは非常に重要なことです」

    アンドレ・ロッテラー (Audi R18 e-tron quattro #1)
    「ポールポジションを獲得して最高の気分です。もちろん、レースでは多くのことが起こると思いますが、R18 e-tron quattroが最強のマシンであることを、我々のパフォーマンスが証明したのです。この1年間、懸命な作業を続けてくれたチームのスタッフ全員にお礼を言いたいと思います。わずか1セットのニュータイヤと、たった1週のフリーラップをものにして、最高の結果を出すことができました。私たちのマシンがスピードで勝っていることが分かって良かったです。ライバルも負けていませんからね。トヨタも、予選の後半でその実力を示してみせました。レースでは最高のポジションからスタートを切ることができ、ここ数日間のメカニックのハードワークに応えることができたと思っています」

    ブノワ・トレルイエ (Audi R18 e-tron quattro #1)
    「予選の結果には大いに満足しています。すべてがプラン通りに進みました。アンドレ(ロッテラー)のファステストラップで、フロントローを確保できました。これからは、レースのセットアップに集中したいと思います。良好なセットアップは既に見つけているので、レースでは自信を持っています。マシンの状態は非常に良いので、いつでも24時間レースのスタートを切ることができます」

  • トヨタ、予選3番手と5番手グリッドからル・マン24時間レース決勝へ

    トヨタ、予選3番手と5番手グリッドからル・マン24時間レース決勝へ

    トヨタは、ル・マン24時間レースの決勝レースを3番グリッドと5番グリッドからスタートすることとなった。

    6月14日(木)、ル・マン24時間レースのスターティンググリッドを決定する、予選2回目、3回目がフランスのサルト・サーキットで行われた。

    ル・マンウィーク初走行となった13日(水)同様、雨に見舞われることもなく、過ごしやすい気候の下で、午後7時から2時間ずつ1時間のインターバルを挟んで、2回のタイムアタックを展開した。

    ドライバーの全力アタックに、セッティングの改良と路面コンディションの向上も加わり、前日の予選1回目に比べ、ラップタイムは著しく向上した。

    TS030 HYBRIDの2台は共にセッションの間に、些細な電気系のトラブルを修復する必要があったものの、チームは迅速な対応で復旧し、最終予選セッションはフルに周回を重ねることとなった。

    最終予選セッションでは中盤に赤旗中断があったが、まもなくセッションは再開され、予定通りに午前零時にチェッカーフラッグ。セッションの最後には、中嶋一貴とアンソニー・デビッドソンが予選最後のタイムアタック。果敢な走りで自己ベストタイムを更新した。

    記念すべき第80回ル・マン24時間レース決勝のスターティンググリッドは、3回にわたる予選セッションのベストタイムで決定。トヨタ・レーシングと TS030 HYBRIDは、#8のアンソニー・デビッドソンが3分24秒842(トップと1.055秒差)をマークし、3番手グリッド。#7の中嶋一貴はベストタイム3分25秒488をマークし、5番手グリッドからデビューレースとなるル・マン24時間レースに挑むこととなった。

    決勝レースは、16日(土)午後3時(日本時間午後10時)、トヨタ・ハイブリッドの先駆者であり、初代プリウスの開発責任者であったトヨタ自動車の内山田竹志副社長が振り下ろすスタートフラッグにより、24時間の長い戦いがスタートする。

    木下美明 (トヨタ・レーシング チーム代表)
    「ケルンのTMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)と東富士のモータースポーツ部、双方によるチームを誇りに思う。ここに至るにはチーム全員が懸命な努力を重ねてきており、時にそれは挑戦でもあったが、その努力は確かに報われた。2台がトップ5に入ることができたことは、チームにとって初めてのレースで、わずか3日間しかル・マンのコースを走行していないことを考えれば、素晴らしい結果だ。決勝レースはタフでエキサイティングな挑戦になることが予想されるが、非常に楽しみだ。激しい争いでポールポジションを勝ち取ったアウディチームには祝福を送ると共に、彼らに勝ることがどれだけ困難かを実感させられた」

    ■カー#8:(ステファン・サラザン/アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ)
    予選2回目:4番手(3分26秒151)23周
    予選3回目:2番手(3分24秒842)28周
    グリッド:3番手

    アンソニー・デビッドソン

    「予選セッションでは、TS030 HYBRIDの性能のほぼ全てを引き出せたと思う。良いラップタイムをマークすることが出来、得られた結果には満足している。私はまだTS030 HYBRIDに乗り始めて間もなく、日々速くドライブ出来るようになっている。TS030HYBRIDはバランスも良く、非常に快適だった。決勝レースでどこまでやれるのかを、本当に楽しみにしており、我々の車両の信頼性が高いことを望んでいる。我々がポールポジションに迫るパフォーマンスを示せたことに驚いている人もいると思うが、実際のところ、決勝レースでは予選よりも強さを見せられると思う。ル・マンは非常にタフなレースだが、トラブルに見舞われることなく、全てが上手く行けば、表彰台には上れるはずだ」

    ■カー#7:(アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴)
    予選2回目:6番手(3分26秒502)21周
    予選3回目:4番手(3分25秒488)28周
    グリッド:5番手

    中嶋一貴
    「ニュータイヤでのタイムアタックを任されるという、自分にとって素晴らしい経験をさせてもらった。感触も良く、楽しむことができた。コース上には、行く手を阻む先行車の存在はあったが、セッションの終盤は多くの車両がピットへと向かい、コース上の車両が少なくなることは分かっていた。我々の戦略は的中し、最後のセクターで1台に引っかかっただけで、それほど大きなタイムロスにはならなかった。我々に とってはデビューレースである今回、アンソニー・デビッドソンがトップ3に入り、2台揃ってトップ5に入れたことは本当に素晴らしい。我々は決勝でも良いレースが戦えると思うし、ノートラブルでフィニッシュ出来ることを望んでいる。ここに至るまでの様々な困難を克服してきたチームには本当に感謝したい。予選セッションの間には若干のトラブルもあったが、コースに戻り、アウディと全力で戦えるようにしてくれた。この結果はチームの大きな努力の賜物だ」

  • トヨタ、ル・マン24時間レースの予選1回目は暫定4番手と6番手

    トヨタ、ル・マン24時間レースの予選1回目は暫定4番手と6番手

    トヨタは、ル・マン24時間レースの予選1回目で2台が共に暫定トップ6のタイムをマークした。

    6月13日(水)午後10時、日は沈んだがまだ若干明るさの残るサルト・サーキットで、2時間にわたる予選1回目のスタートが切られた。徐々に闇に包まれていくコースをレースカーのヘッドライトの閃光が切り裂き、タイムアタックを展開。午前0時にチェッカーフラッグが振られ、予選1回目のセッションは終了した。

    トヨタ・レーシングは、アレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴がドライブするTS030 HYBRID #7が3分27秒191で暫定4番手、ステファン・サラザン、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミの#8が3分28秒295で暫定6番手タイムをマーク。 また、トヨタ・レーシングの6名のドライバーは、それぞれ5周以上の周回をこなし、決勝レース出場のために必要とされる夜間走行の規定周回数をクリアした。

    予選1回目の前には、午後4時から4時間にわたってフリー走行セッションが行われた。このセッションでは、#7はトラブルフリーで、空力及びメカニカルなセットアップの評価等を行なった。しかし、#8はセッション開始30分ほどを過ぎてエンジントラブルに見舞われストップ。5周のみで走行を終えることとなった。#8はピットに戻され、予選に向けてエンジンを交換。午後10時からの予選1回目に出走を果たした。

    前日までル・マン周辺は時折雨の降る不安定な天候が続いていたが、走行初日となった13日はほとんど雨は降らず、全セッションがドライコンディションでの走行となった。

    14日(木)は2回の予選セッション(予選2回目は午後7時〜午後9時。予選3回目は午後10時〜15日午前0時)が予定されており、記念すべき80回目を迎えるル・マン24時間レースへ向けて最終的なスターティンググリッドが決定される。

    木下美明 (トヨタ・レーシング チーム代表)
    「まず、レースの現場に戻ってこられたことに感激している。何ヶ月もの間夢見て来て、ついにこの偉大なレースに参加することが出来た。パフォーマンスについては、まずまずだと考えており、テストデーを経て予想されたレベルにある。残念ながらフリー走行で#8がエンジントラブルに見舞われてしまった。このトラブルは初めて遭遇するものだ。エンジンは、テストベンチ上でもコースでも、ル・マンの決勝レース以上の距離をトラブル無くこなしており、今回のトラブルはこのエンジン個体のものだと思われる。予選1回目のセッションでは最後に、ハイブリッドシステムの軽微なエラーに見舞われ、アレックス・ブルツのスティントを早めに終えなくてはならなかったのは残念だ。明日も更なる速さと信頼性の改良を進めていく」

    ■カー#7:(アレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴)
    フリー走行:5位(3分28秒421)53周
    予選1回目:4位(3分27秒191)25周

    アレックス・ブルツ
    「今日は初日であり、多くの結論を導き出すのは難しい。フリー走行は我々にとって満足のいくものであり、予選1回目も同様だった。システムの軽微なトラブルによりほんの数分ではあるがロングランを予定よりも早く終えなくてはならなかった。ただし、これは重大なトラブルではない。全体的に見れば我々は目指す方向に進んでいる。ライバルとは若干のギャップがあるが、我々にとっては初めてのル・マンであり、これまでのところはハッピーだと言える」

    ニコラス・ラピエール
    「コース上がまだ若干明るいうちにプッシュすることにした。最後のセクターで他車に行く手を阻まれ、私自身も最終コーナーで若干のミスを犯したが、良いラップタイムを刻むことが出来た。最初のアタックとしては悪くなかったと思っている。まだセットアップでやれることはあり、2台が揃って予選セッションを走れたことで多くのデータを得られたのは良かったと思っている。明日は残りの予選でラップタイムを向上させるために必要な変更について考える時間がたっぷりある」

    中嶋一貴
    「自分にとって初めてのナイトセッション走行であり、多くの先行者の追い越しと、汚れた路面で非常に難しかったし、タイヤを暖めるのも大変だった。しかし、全体的には良いスタートが切れたし、ニコラス・ラピエールが良いラップタイムをマークしてくれた。明日に向けて、更なる改良が可能なはずだ。チームは大変なハードワークで2台のTS030 HYBRIDを今週のレースのために準備してくれた。週末のレースではその努力に少しでも報いたい」

    ■カー#8:(ステファン・サラザン、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    フリー走行:6位(3分30秒162)5周
    予選1回目:6位(3分28秒295)26周

    ステファン・サラザン
    「良い一日だった。予選1回目のセッションは、私にとっては昨年のル・マン24時間レース以来の走行であり、重要なものだった。フリー走行でのトラブルにより、この予選1回目のナイトランが最初の走行となったが、徐々に自分のリズムを取り戻すように努力した。そして、すぐに良いラップタイムを刻めたことには満足している。TS030 HYBRIDのハンドリングは好感触で、それ故にプッシュすることが可能だった。まだバランスなど詰めるべき部分はあるが、レースカーのポテンシャルは高く、まだまだ速くなると思う」

    アンソニー・デビッドソン
    「予選1回目では多くの先行車に引っかかってしまった。予選の後には多くのドライバーが同じ様なことを言うのは分かっているが、私の場合はアタックラップで先行車に遭遇してしまったので本当に悔しい。とはいえ、セッション全体は上手く行き、感触は悪くない。テストデーから考えればTS030 HYBRIDは進化しており、より多くのグリップと、安定性を得ているのは良い兆候だ。いくつかのポイントで最適化を進める必要はあるが、走り込むにつれ良くなっている。夜のル・マンはやはりエキサイティングで、明日の最終予選で更にラップタイムを更新できることを楽しみにしている」

    セバスチャン・ブエミ
    「あまり多くの周回は走れなかったが、第一印象は非常に良かった。良いスタートが切れ、全てが上手く行っている。明日はもっと多くの周回をこなし、より多くの経験を積みたい。ただそれだけだ。ル・マンの夜間走行は素晴らしい雰囲気で、ここでしか体験出来ないものだ。明日の最終予選が楽しみだ。我々は良い方向に進んでいると感じている」

  • アウディ、ル・マン24時間レースをライブストリーミング中継

    アウディ、ル・マン24時間レースをライブストリーミング中継

    アウディは、ル・マン24時間レースをライブストリーミング中継する。

    アウディは、ル・マン24時間レースの特設サイト「Audi Liveracing」を開設。レースをライブストリーミング中継する。

    ル・マン24時間 決勝レースは6月16日(土)の日本時間22時(現地時間15時)にスタートする。

    ■Audi Liveracing
    http://www.audi-liveracing.com/

    アウディは、ル・マン24時間レース開催まで残り2週間となった6月3日に実施された公開テスト走行で、ゼッケン2号車のAudi R18 e-tron quattroをドライブしたアラン・マクニッシュがトップタイムを記録。それぞれ各2台のAudi R18 e-tron quattroとAudi R18 ultraは全車合計で4,497kmを走破し、最速ラップの1,2,3,6位を獲得している。レース本番に向けて万全の準備を整えている。

    ディエター・ガス(アウディレース部門代表)
    「これから2週間で始まるレース本番に向けて、有効かつ重要なデータを数多く収集することが出来ました。ウインターテスト、スパでのレース、そして今日の結果を考え合わせ、我々の準備は非常に良い方向で進んでいると考えています。今日はすべてが完璧であったわけではなく、午前中には各種の調整のためにテストを中断せざるを得ない状況もありました。その一方で、ようやく最大のライバルであるトヨタのマシン出会うことができました。とにかく、チームスタッフは期待通りの働きが出来、マシンの速さも充分であることが分かりましたので、本番では非常に楽しいレースを展開出来ると考えています」

  • 日産、ル・マン24時間レースのパブリックビューイングを開催

    日産、ル・マン24時間レースのパブリックビューイングを開催

    日産は、6月16日(土)と17日(日)の両日、日産グローバル本社ギャラリーにおいて、ル・マン24時間レースのパブリックビューイングを開催する。

    日産は、今年のル・マン24時間レースにおいて、燃料とタイヤの消費を従来の半分程度にとどめ完走を目指す「Nissanデルタウイング」を参戦させる予定。

    また、LMP2(ル・マンプロトタイプ2)クラス参戦車両の半数以上が日産エンジンを搭載するなど、エントリー総数の25%以上が日産エンジンを搭載しており、同社は大きな勢力となっている。

    日産グローバル本社ギャラリーではJ SPORTSとのコラボレーションにより、ギャラリーの大画面で、J SPORTSのル・マン24時間レースを生中継。今回は通常のギャラリー営業時間を大幅に延長し、16日(土)は翌朝の6:00まで、17日は23:00までの観戦イベントとなっている。

    ギャラリーへの入場、イベントへの参加などは無料。

    ル・マン24時間レース パブリックビューイング

    6月16日(土) 21:30 – 6月17日(日) 6:00 (6:30閉館予定)
    6月17日(日) 17:30 – 23:00 (23:30閉館予定)
    ※当日は軽食、飲み物などの販売を予定しております。
    ※イベント開催は天候等により予告無く変更・中止となる場合がございます。

    ●日産グローバル本社ギャラリー
    神奈川県横浜市西区高島1-1-1 TEL 045-523-5555
    営業時間 10:00〜20:00 (16日、17日はイベント終了まで営業)

  • トヨタ・レーシング、ル・マン24時間レースへの参戦準備が整う

    トヨタ・レーシング、ル・マン24時間レースへの参戦準備が整う

    トヨタ・レーシングは、来週末、6月16日(土)17日(日)の両日、フランス ル・マン市のサルト・サーキットで開催されるFIA世界耐久選手権第3戦 第80回ル・マン24時間レースへ参戦し、新生ハイブリッド モータースポーツの歴史に第一歩を踏み出す。

    画期的なハイブリッド駆動システム、トヨタ・ハイブリッドシステム・レーシング(TOYOYA HYBRID System-Racing, 以下THS-R)は、トヨタがモータースポーツ用に専用開発したもので、THS-Rが搭載されるTS030 HYBRIDはトップカテゴリーのLMP1クラスで戦うことになる。

    これまで昼夜を問わず新技術のテストと改良を重ねてきたチームにとっては、モータースポーツの究極への挑戦であるル・マン24時間レースで、ひとつのクライマックスを迎える。

    チームが今回THS-Rに採用したのは、デンソー製のリアハイブリッドモーターで、これはギヤボックスのケーシング内に備え付けられている。エネルギーは減速時に電気エネルギーに回生変換され、コックピット内に搭載されたスーパーキャパシタに蓄えられる。減速区間内で最大500kJ(キロジュール)の上限値まで蓄えられたエネルギーは、コーナー脱出時の補助動力として活用される。

    ハイブリッドのパワートレインが日本のトヨタ自動車 東富士研究所で開発されている一方で、TS030 HYBRIDのシャシーはドイツ・ケルン市のトヨタモータースポーツGmbH(TMG)で設計・開発が進められてきた。TMGはチームの本拠地としてサーキット現場での要員配置も行っている。

    1月13日のシェイクダウン走行から、TS030 HYBRIDは延べ18日間のテストを実施。主にフランスのポールリカールで行われたが、モーターランド・アラゴン(スペイン)やマニクール(フランス)、ル・マン(ブガッティサーキット)でもテストを実施した。

    新技術の最適化を図るための挑戦であるにも関わらず、また、テスト中のアクシデントによるモノコックの損失に見舞われながらも、その進捗は目覚ましく、トヨタ・レーシングは開発継続のためにル・マンに立ち向かうが、これは同時に、THS-Rシステムのポテンシャルを証明することに他ならない。

    才能あるドライバーラインアップもル・マンでの経験、持ち前の速さ、安定性と強い団結力を取り合わせて人選されている。

    7号車(ゼッケン#7)は、2度にわたってル・マン24時間レースで優勝を果たしているアレックス・ブルツ(オーストリア)と、セブリング12時間レース優勝者 ニコラス・ラピエール(フランス)、F1経験者の中嶋一貴(日本)で決定している。

    8号車(ゼッケン#8)には、ル・マン24時間レースで3度ポールポジションを獲得しているステファン・サラザン(フランス)と、多数の耐久レース優勝経験を持つアンソニー・デビッドソン(イギりス)、そしてF1の若手セバスチャン・ブエミがステアリングを握る。

    レースウィークは、6月13日(水)から閉鎖された公道コースでの走行が始まるが、この日はフリー走行(現地時間16:00−20:00)と、予選1回目(22:00−00:00)が行われ、翌14日(木)に予選2回目(19:00−21:00)、および最終予選(22:00−00:00)が行われる。また、16日(土)の朝にはウォームアップ走行(09:00−09:45)があり、24時間レースの決勝は15:00にスタートが切られる。

    決勝レースのスタートフラッグは、トヨタ・ハイブリッドの先駆者であり、初代プリウスの開発責任者であったトヨタ自動車の内山田竹志副社長が担当する。

    木下美明 (トヨタ・レーシング チーム代表)
    「今年はトヨタにとっては勉強の年とするつもりであったにも関わらず、我々が自らに非常に高い基準を課したのは、ハイブリッドシステムとTS030 HYBRIDの性能の高さを証明したかったからだ。ル・マンでの経験のあるライバル車に対抗するのは容易でないことは知っているし、実際目覚ましい勢いでいろいろ習得してもいるが、このプロジェクトの究極の目標は、ル・マンに勝つことである。従って2012年は目標に向けて大きな一歩を踏み出したと言える。トヨタはハイブリッド技術の分野においてはパイオニアであるため、トヨタ・レーシングはそのトヨタの膨大な経験と知見という点で有利だ。これはモータースポーツの分野においては新技術なので、学ぶべきことと開発しなければならないことがたくさんある。村田主査と彼のプロジェクトチーム、それにトヨタ自動車のハイブリッド車両開発部署は、ハイブリッドシステムのレースへの活用を既に何年間も研究し続けてきている。我々がお見せしたいと考えているのは、そこで得られた独自のノウハウである。TMGはTS030 HYBRIDのシャシーをジョン・リッツェン率いるシャシー開発チームに託して来た。彼らは持てる限りのあらゆる空力やシミュレーション等のノウハウをクルマに注ぎ込んでくれた。その成果には本当に自信を持っている」

    アレックス・ブルツ(カーナンバー#7)
    「私はずっとスポーツカーレースが好きで、子供の頃からル・マンのファンだった。毎年この時期にここに来ると、映画「栄光のル・マン」に出ていたスティーブ・マックイーンのような気分になれる。ル・マンは特別なレースだし、過去数年のヒーローとル・マンの戦いぶりはもの凄く競争が激化している。もしレースの結果だけを考えるのなら、毎周100分の1秒の戦いをしなければならない。というのは、時として24時間後でもわずか数秒しか違わないからだ。言い換えれば24時間もの間、どれだけレースの環境が厳しいかが分かるだろう。我々は非常に競合の激しくなっている戦いに立ち向かって行くわけだ。私は、謙虚に考えており、今年ル・マンで勝てるとは期待していない。しかし勿論、我々の新技術で最善の結果を得るべく、攻めに攻めて行く。それが将来につながることに違いない」

    ニコラス・ラピエール(カーナンバー#7)
    「ル・マンは、私にとって世界で最もエキサイティングなレースのひとつだ。ドライバー目線でだけでなく、フランス人としてもね。こんなに多くのファンが来てくれるじゃないか!今年、この新しいハイブリッド技術と共に参加出来るのは、本当に楽しく、エキサイティングだ。チームメイトもアレックスと一貴で、とてもハッピーだ。我々はすごく良い関係にある。以前から二人とも知っていたが、一緒に緊密な仕事をするようになって本当に楽しい。また、トヨタ・レーシングという素晴らしいチームの一員に加われたことを誇りに思っている。我々が1月にテストを始めてから、仕事の分担をして開発を進めるにつれ、益々チームと仲間への理解も進んでいる。トヨタ・レーシングでの仕事の進め方は本当に楽しいと思う」

    中嶋一貴(カーナンバー#7)
    「テストデーから既にル・マン24時間レースは非常に特別なものだと感じている。とても多くの観客がいるし、勿論レースの週末にはもっとたくさんの大観衆となるだろう。今回初めてこのレースに参戦することになり、ワクワクしている。自分が楽しんでいれば成績も付いて来ると思うので、チームの仲間やチームメイトのドライバーと一緒に、このサーキットでのドライビングを楽しもうと思っている。いかに速くシケインを抜けるか、いかに速くカーブを走り切るか、まだまだ勉強しているところだが、このサーキットではポルシェコーナーが好きになった」

    ステファン・サラザン (カーナンバー#8)
    「未だにレースは私に夢を見させてくれる。私は何回か表彰台に上ったこともあるし、ある年は優勝しかかっていたのにル・マンは他のドライバーを勝者に決めた。こんな感覚を持つレースはおそらくル・マンだけだろう。レースが、そしてル・マンが勝者を決めるのだ。最善を尽くして万事を整えることは出来るが、ル・マンでは勝利を自分の手中に収めることが必要なのだ。この晴れ舞台のために準備される全ての要素をひとつにまとめ、チームとTS030 HYBRIDは完璧でなければならない。過去に私がここで経験した喜びや失望とは関係なく、ル・マンは未だに魔法の世界であり、独特の雰囲気を持っている。私はル・マンで3回ポールポジションを取っている。誰もがポールポジションなど24時間レースではあまり意味がないと言うが、それは士気を高めるし、チーム全体のモチベーションを高揚させる何かでもあるのだ」

    アンソニー・デビッドソン(カーナンバー#8)
    「ドライバーとチームにとって、実際、ル・マン24時間レースは他のどのレースとも異なる挑戦である。レースにおいては、夜間も最良のペースを見つけて走らなければいけないし、トラフィック処理(遅い先行車をうまく追い越すこと)も同様に大切だ。ここではいつも難しいからね。ル・マンは肉体的にも、精神的にもプレッシャーに耐えなければならず、難しいレースであり、だからこそ、このレースが偉大なのだ。ここで成功するには、単純明快な話で、絶好調でなければならない。テストデーでは我々は非常に勇気づけられたし、レースに向けた準備をこのまま継続して進めていかなければならない。私はポジティブで現実的な男であり、我々のTS030 HYBRIDが上位争いすることを願っているが、2012年は我々にとって1年目であり、学ぶことも多いはずだ」

    セバスチャン・ブエミ(カーナンバー#8)
    「こうしていても、この大レースのスタートが待ち切れない。この感覚は、コースが本当に郊外の一般道だと分かったテストデーのあたりから沸いてきた。私は、コースの終盤のポルシェコーナーとフォードシケインが好きだ。祖父が出場していたこともあり、このレースには特別な思いがあるし、彼の足跡を辿ることになってとても嬉しい。私の家族もまたトヨタとの関係が深いので特にそう思う。テストデーでの初めての経験はポジティブなものであり、レースウイークの雰囲気や、ル・マン市内での車検、夜間の予選走行やパレードなどがどんなものか、非常に楽しみにしている。面白く、エキサイティングな週末になると思う。初めてのル・マンの思い出は良いものにしたい。特にトヨタの新しいハイブリッド技術で出るのだからね」

  • ル・マン24時間レース、2014年から新世代F1エンジン搭載を許可へ

    ル・マン24時間レース、2014年から新世代F1エンジン搭載を許可へ

    ル・マン24時間レースに、F1エンジンを搭載したプロトライプカーが登場する可能性が報じられている。

    技術雑誌 Racecar Engineering は、ル・マンの統括団体ACO(フランス西部自動車クラブ)が、2014年にル・マンに参戦するプロトタイプカーにF1で使用されるエンジンとギアボックスを搭載することを許可するという。

    F1は、2014年からエンジンレギュレーションが新しくなり、現行の自然吸気V8エンジンからV6ターボエンジンに変更される予定となっている。

    だが、その機械にF1エンジンサプライヤーがル・マンに進出するかと質問されたルノー・スポールF1のマネジング・ディレクターであるジャン・フランソワ・コベは、「そうは思わない」とコメント。

    2014年からのF1の新エンジン導入についてはエンジンメーカーが予想以上の研究開発コストを必要としており、小規模チームはリース料の増加を懸念して、導入を延期するべきとの声も挙がっている。

    「我々の考えは非常に明白だと思う。エンジンルールの変更は一度延期されており、4気筒から6気筒になった。それですでに約1,000万〜1,500万ユーロ(約9億7,000〜14億5,000万円)が失われた。おそらくメルセデスとフェラーリも同じだろう」

    「したがって、我々は5,000万ユーロ(約48億5,000万円)近くを無駄にしている。(さらに)1年遅れるなら、V6がデビューすることはもうないだろう。コストに関しては、新しいエンジンのコストが劇的な要素になるとは思わない」

  • 【動画】 日産デルタウイング、ル・マン24時間の公式テストを完了

    【動画】 日産デルタウイング、ル・マン24時間の公式テストを完了

    日産デルタウイングが、ル・マン24時間レースのテストデーに参加した。

    実験的なプロジェクトである日産デルタウイングは、ASOが先進技術搭載車両向けに設定したクラス外規格「ガレージ56」としてゼッケン0番を付けて出走する。

    3日、ミハエル・クルム、本山哲、マリーノ・フランキッティの3名が日産デルタウイングで54周を走行した。

    本山哲は1999年、ミハエル・クルムは2005年以来となるル・マン参戦となるため、レース参加のために義務的に10周する必要があったが、本山哲は19周、ミハエル・クルムは24周を走行して、その目標をクリアした。

    ミハエル・クルム
    「素晴らしい一日だったし、一日を通して問題やトラブルはまったくなかった。プロジェクトにとって素晴らしいことだ。異なるセットアップをテストし、データ収集、燃費に取り組んだが、その全てがとてもうまくいった。なんとか燃費目標をクリアすることができたし、全体的にみて本当に成功したテストだった。これから全てのデータを分析していくことになるが、来週を楽しみにしている。トラブルなく走行を続けられることを願っている。僕にとってはル・マンに戻ることも素晴らしいことだ。サーキットは若干変わっているけど、改善された全てが本当にいい感じだ。ここでのマシンの感覚は素晴らしい。日産デルタウイングがポルシェ・カーブでどのような感覚か少し心配だったけど、本当に素晴らしかったし、とても安定していた。本当にハードにプッシュできるし、運転していたとても楽しい。レースが待ち切れない」

    本山哲
    「ここでレースをしてから13年経っているし、サーキットの全てを思い出さなければならなかったので、テスト前はちょっとナーバスだった。でも、今日はとても良いテストだったし、全てが予想以上にうまくいった。今日、日産デルタウイングは本当に強いと感じたし、今はマシンを本当に快適に感じているので、多くのラップを走り込むことができた。世界中のファンが、このクルマがル・マンで走るチャンスを待ちわびている。それはちょっとしたプレッシャーだけど、レースを本当に楽しみにしているし、再びル・マンに戻るのは素晴らしいことだ」

    マリーノ・フランキッティ
    「非常に生産的な一日だったし、多くのラップを走り込めたのは素晴らしいことだ。ウェットでの1周以外は、1セットのミシュランタイヤで丸一日を過ごした。驚くべきことだ。今日、僕たちにとって重要なことは、ミハエルと哲がレースのために予選通過することだったし、僕たちはかなり楽にそれを達成することができた。日産デルタウイングのプログラムに一緒に関わっている全員のために本当に嬉しく思う。莫大な仕事があったし、今日うまくいったことにとても満足している。マシンを走らせるのを本当に楽しみにしていたし、期待を裏切らなかった。来週調査し、マシンをさらに良くするための多くのデータを収集することができた」

  • トヨタ・レーシング、無事ル・マンデビューを果たす

    トヨタ・レーシング、無事ル・マンデビューを果たす

    トヨタ・レーシングの2台のTS030 HYBRIDは、6月16日と17日の2日間にわたり行われるル・マン24時間レースに備える伝統的なテストデーに参加し、新たなステージを迎えた。

    これまで#7の車両1台のみであらゆるテストをこなしてきたトヨタ・レーシングにとっては、今回が2台の車両を走らせる初めての機会であった。

    このテストデーに間に合わせるべく、TMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)は大変な努力をしたが、直前の1日(金)に#8の簡単なシェイクダウンも実施し、ようやくここに漕ぎ着けた。

    2台のTS030 HYBRIDは、これまでとは一新したトヨタ・ハイブリッド ブルーを身にまとい、走行開始時間の午前9時と同時に、チームの新しい局面となる初の2台体制でのテストデーに臨んだ。

    #7は既に確定しているアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエ−ル、中嶋一貴の3人がテストを進める一方で、#8はアンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミが担当。2回に分けて行われたセッションのどちらも、最高速度ランキングではトップ2をTS030 HYBRIDが記録する快走を見せた。

    セッション1:
    1 #7 330.1km/h(中嶋一貴:TS030 HYBRID)
    2 #8 328.1km/h(セバスチャン・ブエミ:TS030 HYBRID)
    3 #3 326.1km/h(ロイック・デュバル:Audi R18 Ultra)

    セッション2:
    1 #7 331.1km/h(ニコラス・ラピエール:TS030 HYBRID)
    2 #8 330.1km/h(セバスチャン・ブエミ:TS030 HYBRID)
    3 #2 327.1km/h(アラン・マクニッシュ:Audi R18 Ultra)

    また、先日、自転車事故に遭い、擦過傷を負った#8のステファン・サラザンは、回復のためにもう少し時間をかけることとして、今回のテストデーの参加は見送ることが決定された。しかし、ステファン・サラザンはル・マン24時間のレースウイークにはトヨタ・レーシングのドライバーとして参加が予定されている。

    今回のテストデーでチームに課せられた優先事項は、ル・マン24時間レース初参戦となる中嶋一貴、セバスチャン・ブエミの2人には24時間レースへの参戦条件として義務付けられている10周(1周13.650km)をこなすことであったが、午前中には滞りなく達成された。

    木下 美明 (トヨタ・レーシング チーム代表)
    「今日は我々にとって重要な節目となった。ル・マン24時間レースのライバル達と共に、TS030 HYBRIDがコースを走るのを見る、初の機会だからだ。ラップタイムで全てを判断するのは難しいが、トップスピードの記録をはじめ、我々の士気を高揚させるものであった。2台の車両に特に大きな問題は無く、ほぼ1日の走行を終えられて、総じて満足のいくものとなった。些細な出来事としてはボディへの小規模なダメージくらいだ。残念ながらステファン・サラザンの自転車事故により、今回は5名のドライバーしか揃わなかったが、ステファン・サラザンは経験豊富なドライバーであり、何も心配していない。彼がレースには完全な状態で戻って来てくれると信じている」

    村田久武 (トヨタ・レーシング WECプロジェクト・リーダー)
    「ル・マンのサーキットをTHS-R(トヨタ・ハイブリッドシステム-レーシング)で走るのを、我々は長い間夢見て来た。我々は継続的にシステムを調整・改良しており、日々前進してきたが、今日もまたそれが間違い無かったことが確認出来た。ギアのダウンシフトと減速時の回生の組合せが、実に上手く協調して機能している。まるで緻密なダンスのようだ。これを準備するために懸命に努力してくれたケルンと東富士の仲間全員に感謝をしている。個人的な話になるが、今日、私は、かつてトヨタチームの一員としてここで働いていた時のことを、はっきりと思い出した。我々が2位でフィニッシュした1992年当時、私はTS010のエンジン担当であった。あれから20年が経ち、こうして戻ってきたことが非常に感慨深い」

    アレックス・ブルツ(カーナンバー#7)
    「とても良いテストデーだった。我々が組んだプログラムの詳細を確認できたのは良かったし、期待していたよりも多くの周回も出来た。忘れてならないのは、我々はチームとしては全く新しく、学ぶことが山ほどあるということだ。分析すべき情報はたくさんあるが、それは私の楽しみとするところであり、チームもそうでなければいけない。21012年のル・マン24時間レースのストーリーは始まったばかりだが、今のところ非常に良い感触だ」

    ニコラス・ラピエール(カーナンバー#7)
    「今日はTS030 HYBRIDをル・マンで走らせられ、特にミュルサンヌストレートでハイブリッドシステムを試すことが出来て良かった。特に大きな問題はなく、タイヤ、空力、メカニカルセットアップやハイブリッドシステムに関して、たくさんの異なるセッティングを試すことが出来た。この走行距離をこなせたことは、我々にとって非常に重要だ。というのも、レースウイーク前にここで走る機会は今日しかないからだ。これまでチームはとても良い仕事をしてくれたし、期待値まで成し遂げられた。ラップタイムを比較することは難しいが、ほとんど我々が望んだところまでは来ているということが大切だ。今は面白いレースとなることを楽しみにしている」

    中嶋一貴(カーナンバー#7)
    「今日は、ル・マン24時間レースに向けて、満足の行くスタートが切れた。午前中はコースが混んでいたが、これは誰にも共通の問題だ。しかし、最も大事な課題は、この混雑をどうさばくかだ。その点についてはまだまだ勉強中だが、うまく出来たと自分では思っている。新しく舗装されたコースは運転していて楽だし、車速も出るので良かった。ここル・マンは初めてだが、非常に感銘を受けた。私はTMGのシミュレーターでコースレイアウトは既に知っていたが、実際に初めてここを走るのは凄い経験になった。今日は各ドライバーの走行時間はやや限られたが、毎周毎周、とても楽しめた。」

    アンソニー・デビッドソン(カーナンバー#8)
    「我々のプログラムはうまく進められ、やりたかったことが遂行出来た。個人的にはまたル・マンに戻って来ることができ、それもこの新しいハイブリッドカーで戻ってこられたことが、とても嬉しい。TS030 HYBRIDは非常に扱い易く、ラップタイムでは戦いに臨むに十分なスピードを確認できたのもとても心強い。どのチームも、2台が走り続けてル・マンのゴールにたどり着ければ最高であり、注ぎ込んできた努力は全て報われることになる。TS030 HYBRIDは既に大変バランス良く仕上がっており、レースウイークに向けたスタートとしての今日の走行で、さらに戦う自信が持てた。なによりも今日の印象は非常に勇気付けられるものとなった。」

    セバスチャン・ブエミ(カーナンバー#8)
    「TMGのシミュレーターで、このコースは何10周と走っていたことが、非常に役立った。ある所はウェット、別の場所はドライ、という条件で簡単ではなかったが、このサーキットでは、特にポルシェコーナーが好みとなった。しかし、混み合ったコースでうまく他車をさばくのは簡単なことではなく、GTクラスとの速度差も非常に大きい。総じて今日はうまく行ったし、午前中に3番手タイムを出すことができて嬉しい。TS030 HYBRIDはとても良いペースで走ることができたと思う。レースウイークへの準備の助けとなるよう、多くの情報を集め、走行距離を重ねることができた」

  • トヨタ TS030ハイブリッド、青を基調にした新カラーリングを公開

    トヨタ TS030ハイブリッド、青を基調にした新カラーリングを公開

    トヨタ・レーシングは、ル・マン24時間レースに参戦するTS030 HYBRIDの新カラーリングを公開した。

    公開されたTS030 HYBRIDには、これまでの赤を基調としたものとは異なり、青を基調としたカラーリングが採用されている。同時に開設されたチームの公式オンラインショップにも青を基調としたチームウェアの販売が開始された。

    トヨタ・レーシングは、ル・マン24時間レースに2台のTS030 HYBRIDで参戦。ゼッケン#7をアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴、ゼッケン#8をアンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、ステファン・サラザンがドライブする。

    トヨタ・レーシングは、6月3日のル・マンテストデーに参加。2012年のル・マン24時間 決勝レースは、6月16日(土)にスタートする。

    トヨタ TS030 HYBRID トヨタ・レーシング チームシャツ トヨタ・レーシング チームウェア 画像 画像 画像