カテゴリー: ル・マン24時間レース

  • ニコ・ヒュルケンベルグ、F1とル・マンの日程衝突に「がっかり」

    ニコ・ヒュルケンベルグ、F1とル・マンの日程衝突に「がっかり」

    ニコ・ヒュルケンベルグは、2016年にポルシェとル・マンン24時間レースのタイトル防衛に挑むことはないだろうと述べた。

    バーニー・エクレストンが再調整した2016年のF1カレンダーでは、アゼルバイジャンで開催されるF1ヨーロッパGPとル・マン24時間レースの日程がバッティングしてしまった。

    「がっかりしているよ」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。

    「でも、カレンダーをどうまとめるかは僕にはどうすることもできない。受け入れなければならない。他にやりようはない」

    ニコ・ヒュルケンベルグは、まだ12月にF1カレンダーがさらに調整されるかすかな望みを持っていると述べた。

    「ポルシェが僕を切望しているかどうかはわからないけどね」

    バクーでのレースをスキップするという選択肢はないのかと質問されたニコ・ヒュルケンベルグは「いいや、それは絶対ない。僕のプライオリティはF1だ」と述べた。

    ニコ・ヒュルケンベルグは、2016年にル・マン以外のレースに参戦することも除外している。昨年は、ル・マンに備えるためにスパ6時間レースに参戦した。

    「ル・マンで走らないなら、意味はないからね」

    関連:FIA 「F1とル・マン24時間レースのバッティング回避は不可能だった」

  • FIA 「F1とル・マン24時間レースのバッティング回避は不可能だった」

    FIA 「F1とル・マン24時間レースのバッティング回避は不可能だった」

    FIA会長のジャン・トッド会長が、2016年にはF1とル・マン24時間レースの開催日が重なってしまった経緯を説明した。

    今年は早い段階からバーニー・エクレストンが作成した2016年の暫定F1カレンダーがリークされていたが、2016年に過去最多となる年間21レースが組み込まれたことにより、これまで4週間で設定されていた夏休みが短縮されていた。

    これに対して、F1チームから苦情が出たことを受け、夏休みを長めに設定し直した新カレンダー案が提出され、FIAの世界モータースポーツ評議会で承認された。

    だが、修正版F1カレンダーでは、2016年にアゼルバイジャンで初開催されるヨーロッパGPと、WEC(世界耐久選手権)の1レースとして設定されている有名なル・マン24時間レースが同じ週末に開催されることになっている。

    今年、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグが、F1とかけもちでル・マン24時間レースに出走し、初参戦で見事に初優勝を飾ったことが大きな話題となった。

    ニコ・ヒュルケンベルグは、2016年にもル・マン24時間に参戦してタイトルを防衛したいと語っていたが、現在の2016年のF1カレンダーでは、その実現は不可能ということになる。

    これに対して、F1ドライバーが他のカテゴリーのレースに出走することを好ましく思っていないバーニー・エクレストンが、わざと日程がバッティングするように仕向けたのではないかと考えている者もいる。

    一方では、F1とWECの両シリーズを統括するFIAが、F1とル・マン24時間レースの日程が重ならないようにする努力を怠ったと批判する声もある。

    FIA会長のジャン・トッドは「ル・マンに関してはできる限りの保護している。だが、我々としては他の分野に対してもその収益や置かれている立場などに対して敬意を払わなくてはならない」と Auto Hebdo にコメント。

    「非常に多くの競技が行われているので、日程がバッティングすることを避けるのは不可能だ」

    「F1グランプリとル・マンに関してだが、24時間レースのゴール時間と重なるのを避けてF1レース(アゼルバイジャン)のスケジュールを組むことができるだろう。それが我々にできる最善の妥協だ」

    関連:2016年 F1カレンダー:世界モータースポーツ評議会が承認

  • ニコ・ヒュルケンベルグ、2016年のル・マン参戦は「まだ未定」

    ニコ・ヒュルケンベルグ、2016年のル・マン参戦は「まだ未定」

    ニコ・ヒュルケンベルグは、2016年にポルシェとル・マンでタイトルを防衛するかはまだ確定していないと述べた。

    F1引退が噂されているジェンソン・バトンは、ル・マンに興味を持っているが、ニコ・ヒュルケンベルグのように2つのシリーズを掛け持ちするつもりはないと述べている。

    「21戦のカレンダーでは、週末は非常に制限されることになると思う」とジェンソン・バトンはコメント。

    「それに、時にはモーターレースから離れる週末があった方が嬉しいしね」

    今年6月、ポルシェでのル・マン初挑戦で優勝したニコ・ヒュルケンベルグは、ジェンソン・バトンのコメントに同意している。

    「これまでのところ、2016年については何も決まっていない」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。

    「来年のカレンダーはよりストレスを感じるだろうし、新ししレースがある。ル・マンの方が何も決定していない。でも、参加する機会があったら、それを利用したい」

    ニコ・ヒュルケンベルフがまだコミットしていない理由は、仮で発表された2016年のF1カレンダーがまだ確定していないからでもある。F1チームは夏休みを復帰させるためにプッシュしているが、“トリプルヘッダー”もしくは12月にレースをする可能性があるため躊躇している。

    「まず何よりもカレンダーの確定を待っている。ル・マンがF1とぶつからないことが重要だし、そうでなければチャンスはない」

  • ニコ・ヒュルケンベルグ、ル・マン24時間レースのタイトル防衛を望む

    ニコ・ヒュルケンベルグ、ル・マン24時間レースのタイトル防衛を望む

    ニコ・ヒュルケンベルグは、2016年もポルシェとともにル・マン24時レースのタイトルを防衛したいと考えていることを明かした。

    今シーズン、ニコ・ヒュルケンベルグは、F1と並行してポルシェからル・マン24時間レースに初挑戦して優勝。その後、フォース・インディアとの契約を2年延長した。

    現在、ニコ・ヒュルケンベルグは、2016年もル・マンに参戦したいと考えている。

    「駄目な理由はないよね。かなり早くからポルシェとそのことについて話していくのは確かだ」とニコ・ヒュルケンベルグは Auto Motor und Sport に述べた。

    フォース・インディアとの新たな契約にサインした直後、ニコ・ヒュルケンベルグは「今、僕はル・マンのウィナーだ。タイトルを防衛したい」と NBC にコメント。

    「もちろん、僕たちF1の契約を成立させたばかりだし、ポルシェの件は、今後の数週間で上がってくると思う。現時点でそれが駄目な大きな理由は見当たらない」

  • ポルシェ、2016年もニコ・ヒュルケンベルグにル・マンのシートをオファー

    ポルシェ、2016年もニコ・ヒュルケンベルグにル・マンのシートをオファー

    ポルシェは、2016年のル・マン24時間レースで、今年優勝を成し遂げたニコ・ヒュルケンベルグ、ニック・タンディ、アール・バンバの起用することを目財している。

    LMP1チーム監督のアンドレア・ザイドルは、今年もル・マンで“間違いなく3台のクルマを走らせる”と語り、ニコ・ヒュルケンベルグと交渉中であることを認めた。

    「理想的には、3台目のクルマに同じ3人のドライバーを乗せたい。だが、まずはニコのF1状況について見守らなければならない」とアンドレア・ザイドルはコメント。

    ニコ・ヒュルケンベルグは、2017年までフォース・インディアに残留する契約を結んだが、その発表前にニュルブルクリンクで開催されたWECで、ル・マン復帰はF1契約次第だと述べていた。

    「是非やりたいし、ル・マンに戻りたい」とニコ・ヒュルケンベルグは述べた。

    「全ては僕のF1キャリアがどうなるか、どこでレースをすることになるか次第だ」

    フォース・インディアは、交渉の一部として、今年と同じようにニコ・ヒュルケンベルグが、ル・マンやWECのスパラウンドに参戦できることを契約に盛り込んでいると考えられている。

    アンドレア・ザイドルは「ニックとアールは2016年にル・マンでP1でレースをすることがほぼ決まっている」としており、それが「GTにも利益になる」と付け加えた。

    アンドレア・ザイドルは、2016年も2台のフルタイムのエントリーに加えて3台目を走らせるという決定は簡単なことだったと説明した。

    「ル・マンまでにたいだい同じマイレージを9名のドライバーに与えることによって各3台のマシンに勝つための同じチャンスを与えられれば、そのコンセプトが正しいことが証明された」

    ル・マンで優勝したマシンを担当したクルーは、現在、ポルシェ専用のテストチームとなっている。

    「レースまでに彼らはあらゆるテストをお子kなってきた。それは全員にとってタフだった」

  • ニコ・ヒュルケンベルグのル・マン優勝は「F1のクオリティを示した」

    ニコ・ヒュルケンベルグのル・マン優勝は「F1のクオリティを示した」

    フォース・インディアの副チーム代表ボブ・ファーンリーは、ニコ・ヒュルケンベルグのル・マン24時間レースでの勝利が、F1ドライバーのクオリティを証明したと考えている。

    ニコ・ヒュルケンベルグは、2週間前のル・マン24時間レースにポルシェから参戦し、初挑戦にして勝利を掴み取った。

    その後、F1に戻ったニコ・ヒュルケンベルグは、F1オーストリアGPで今季最高位となる6位でフィニッシュしている。

    ボブ・ファーンリーは、ニコ・ヒュルケンベルグの成功は、彼自身、そしてF1に利益をもたらしたと考えている。

    「F1ドライバーのクオリティを示した。ル・マンへ行って、ショーのスターのひとりになることができるというね」

    「ル・マンの勝利は、彼がいるべき場所に彼を戻したというのがニコの見解だ」

    「彼自身に再び自身を与えた。それは非常に重要なことだ」

    「我々は一分たりとも彼の能力を疑ったことはない」

    「ル・マンは、彼にとってチェックボックスとなり、彼はそれにチェックを入れ、再び走っている」

    「我々はシルバーストンで彼に才能を示すことができるクルマを与えられることを願っている。私は、そのコンビネーションが非常に強いものだと思っている」

  • F1ドライバー、ル・マン24時間レース参戦への思いが増大?

    F1ドライバー、ル・マン24時間レース参戦への思いが増大?

    ニコ・ヒュルケンベルグのル・マン24時間レース優勝を目の当たりにして、F1ドライバーたちは、今後ル・マン24時間レース挑戦の野望を抱いているようだ。

    フォース・インディアのレギュラードライバーを務めるニコ・ヒュルケンベルグは、今季チームの許可を得てWEC世界耐久選手権の2レースに参戦。アール・バンバー、ニック・タンディと共にポルシェを駆り、ル・マン24時間レースで初挑戦ながら優勝を成し遂げた。

    現役F1ドライバーがル・マンを制したのは、1991年にマツダで優勝したジョニー・ハーバートとベルトラン・ガショー以来となる。

    ル・マン24時間レースの熱戦から4日後、オーストリアで開かれたFIA公式記者会見では、他のドライバーたちが中央に陣取ったヒュルケンベルグに続くかどうかで持ちきりだった。

    フェルナンド・アロンソは、ニコ・ヒュルケンベルグと共にポルシェ919ハイブリッドをドライブする契約をまとめつつあったものの、土壇場でホンダの反対に合ってご破算になったと言われている。

    2016年のル・マン24時間レース参戦の可能性を認めるフェルナンド・アロンソは「将来、ル・マンでレースすることを考えたことがある。その将来がいつになるか? どうだろうね。今年はかなりいけそうだったので、もしかしたら来年かな。わからないけどね」とコメント。

    さらにダニエル・リカルドとセバスチャン・ベッテルもいずれ挑戦してみたいとの思いをほのめかしている。

    「そうだね、おもしろそうだよね」とダニエル・リカルドはコメント。

    「実際、僕はかなり長い間見ていたよ。18時間くらいかな! 物凄くファンになったね! カッコ良かったよ」

    「僕たちがやっているのはレーシングだ。おもしろいけど、週末にオフがあるといいなと思ったりもする。ただ、正直、見ている側になると、『ああ僕も今週末レースがあったらいいのに』と思うものだ」

    「昔のようにうまく調整できるなら、カテゴリーを超えてドライビングできるかもしれない。ありがたいことに、ニコ(ヒュルケンベルグ)がやってくれたおかげで、僕たち全員が問題がなさそうなことがわかった。彼が僕たちの可能性を広げてくれたかもしれない。もしかしたら、将来、思い切って挑戦してみたら僕たちのチームから称賛を得られるかもしれないね」

    セバスチャン・ベッテルは「ちょっとダニエルと似ているけど、見るには最高だと思う。誰もが24時間レースへの思いを持っているし、かなり長いレースなのでとても多くのことが起きるし、全員が気楽に取り組もうとしている」とコメント。

    「でも、基本的にドライバーたちは1周目からずっとレースを通して全開で行くので、見ていて本当におもしろい。レーシングドライバーとして、僕たちが欲しいものだよね。全ラップでプッシュし続けられれば、かなりおもしろい。確かに将来のことは考えるし、ニコが成し遂げたことにはかなり興味をそそられる」

    ウィリアムズのメディアセッションではフェリペ・マッサも今後ル・マンに挑戦するチャンスがあれば話に乗ってみたいと明かした。

    「ル・マンでレースするか? そうだね、そうだといいね」とフェリペ・マッサはコメント。

    「F1の次にベストなマシンと言えば彼らが使っているマシンだ。正直、LMP1はホイールとコックピットが覆われたF1みたいだ。凄いと思う。F1から離れるとしても、まだ最高かつ最もテクノロジカルなマシンをドライブして楽しみたい。だから、たぶん、あのマシンやレースのおもしろさを考えば、ル・マンに行くことを考えるかもしれない」

    F1のルーキードライバーでさえ、ル・マン挑戦を狙っている。報道陣から「あなたはル・マン挑戦とは程遠いですよね」と冗談交じりに質問されたカルロス・サインツは「なんでだよ! 別にいいんじゃないの?」とコメント。

    「チャンスがあるなら、掴まない手はないでしょう。ル・マンはモータースポーツで最も名声のあるレースのひとつだし、F1に参戦しながらル・マンにも挑戦できるなんて、凄いことだ」

    「僕はオープンだよ。というか、それ以上かもしれない。タイヤが4輪あって、ステアリングホイールがついていて、エンジンが載っているものならなんだってドライブしたい」

    ル・マンではポルシェがアウディを破っており、同じドイツの自動車メーカーであるメルセデスに所属するドライバーたちはあまり主義を貫こうとしなかった。

    ルイス・ハミルトンは「見ていない」とコメント。

    「正直、ル・マンを見たことはない気がする。あまり興味をひかれないんだ。もちろん、僕はクルマが好きだ。でも、自分がやりたいと思うことではないので、参加する予定もない」

    ニコ・ロズベルグは「今は別に参戦したいとは思わない。僕は今年の戦いに集中しているし、考えたことすらない」と述べた。

  • 日産、ル・マンで24時間の戦いを終える / ル・マン24時間レース

    日産、ル・マンで24時間の戦いを終える / ル・マン24時間レース

    日産が送り出すル・マン参戦車両、Nissan GT-R LM NISMOが、ル・マン24時間でのデビューを果たし、ハリー・ティンクネル/ミハエル・クルム/アレックス・バンコムの#22 Nissan GT-R LM NISMOが世界で最も名誉あるレースを戦い抜き、日曜日午後の15時にチェッカーフラッグを受けた。

    レースがスタートしてからの10時間、3台のNissan GT-R LM NISMOは走行を続け、全車が13.629kmのル・マンサーキットを100周以上走行。

    #22 Nissan GT-R LM NISMOは通常起こり得るようなトラブルに対応する程度だったが、最大の危機は、レースがスタートしてちょうど9時間を迎えた頃に訪れた。

    ハリー・ティンクネルが、時速340kmでインディアナポリス・コーナーに進入していく際にコース上の大きな散乱物を引っかけてしまった。

    「きっちりラインに沿って走っている時に、大きな何かにヒットするとは思ってもいませんでした。その時はマシンのフィーリングもよかったので、ダメージを受けてタイムをロスするようなことになってしまい、本当に残念です。私たちはレース序盤は少し苦戦していましたが、その後はマシンを無事にフィニッシュまで辿り着かせることに専念しました」とハリー・ティンクネルは述べた。

    ル・マン24時間はどんなマニュファクチャラーにとっても壮大なチャレンジだが、ル・マンにデビューを果たすためには、はかり知れない努力が求められる。日産/ニスモチームは、2014年に初めてNissan GT-R LM NISMOをコースに登場させて以来、止まることなく開発を続けてきた。そしてこの週末はチームがマシンの走行を続けさせるために奮闘する中で、数え切れないほどの経験を積むことができた。

    最初の深刻なトラブルが出たのは10時間後。#21 Nissan GT-R LM NISMOがタイヤを失ってしまった。松田次生が全力を尽くしたが、ピットに戻ることはできなかった。この21号車は、松田のチームメイト、ルーカス・オルドネスがスタートを務め、マーク・シュルツイスキーに交替。その後を松田次生が受け継いだ。

    「私たちにとって厳しいル・マン24時間となりました」とルーカス・オルドネスは述べた。

    「レースのスタートはうまく行きました。最初はクリーンないいスティントになりましたが、夜になるとトラブルを抱えるようになり、その後、ツギオ(松田)の時にタイヤの一本にトラブルが発生し、ピットに戻ることができなくなりました。FFのマシンでフロントのタイヤがなくなるのは、理想的なことではありません。本当に不運でしたが、この数週間、数ヶ月、並々ならぬ努力を費やしてきてくれたチームに感謝しています。今後も経験を積んでいき、将来のために向上して開発を続けていきます」

    松田次生は「コースにもかなり慣れて予選タイムを上回るペースで順調に走行していたのですが、第1シケインの先で右フロントタイヤが外れてしまいました。マシンを仕上げてくれたクルーみんなの思いを胸に完走したいと思っていたので、何としてでもピットに戻ろうとしたのですが、オイル漏れもあり途中でマシンを止めることになってしまいました。リタイヤは本当に残念ですが、実戦で8時間走れたことはとても大きな収穫ですし、僕自身も初めてのル・マンで多くを学びました。日本からパブリックビューイングやテレビを通じて応援してくれたファンの皆さん、どうもありがとうございました」と述べた。

    #23 Nissan GT-R LM NISMOはサスペンションのトラブルで残り1時間でリタイアと、最も辛い形でレースを終えたと言えるかもしれない。ヤン・マーデンボローとチームメイトのマックス・チルトン、オリビエ・プラ(フランス)は、クラッチのトラブルでスタートが遅れたが、その後流れに乗り、フィニッシュも目前というところだった。マーデンボローは、あと1時間でレースのフィニッシュを迎えるという時に、コースを去ることを余儀なくされた。

    「スタートが遅れたということは、それに伴う危険も避けられたということです」とヤン・マーデンボローは述べた。

    「開幕周はとてもいい内容となり、タイヤはトリプルスティントまで持たせ、とにかくマシンに走行を続けさせることに専念し続けました。あと1時間でフィニッシュというところで、マシンをリタイアさせなくてはならなかったのです。何とか走行を続けられるように全力を尽くしましたが、#23 Nissan GT-R LM NISMOはそこで終わってしまいました。レースが進んでいく中でもさらに前進を続けていたので、マシンはスタートの時点よりも格段によくなっていたのに、そのマシンのレースを終えなくてはならなかったのです。これまでがんばってくれた、特にこの数週間は必死で取り組んできてくれたクルーには感謝しています」

    日産のダレン・コックスは「今は、チームのことを心から誇りに思う気持ちでいっぱいです」と述べた。

    「もちろんトラブルもありましたが、革新的な技術を採用していく中では起こり得ることです。私たちのエンジンは強く、他のトラブルも迅速に対処することができました。ル・マンでは計り知れないほど多くのことを学びましたし、私たちのバトルとは、自分自身が強くなることなのです」

    Nissan GT-R LM NISMOが次に挑むレースは、8月30日に開催されるFIA世界耐久選手権第4戦ニュルブルクリンク6時間となる。

  • Nissan GT-R LM NISMO、ハイブリッドなしでル・マン24時間レースを走行

    Nissan GT-R LM NISMO、ハイブリッドなしでル・マン24時間レースを走行

    日産は、先週末のル・マン24時間レースでNissan GT-R LM NISMOがハイブリッドシステムなしで走行していたことを認めた。

    日産のモータースポーツ責任者を務めるダレン・コックスは、トップから18秒の遅れをとっていたNissan GT-R LM NISMOが、ハイブリッドパワーからの利益を得ていなかったとの報道を認めた。

    「いいえ、我々はそれを走らせようとはしませんでした」とダレン・コックスはコメント。

    「信頼性の理由で、我々はハイブリッドシステムを連動させませんでした」

    ダレン・コックスは、その決定は、レース2週間前のル・マン・テスト後になされたと述べた。

    日産モータスポーツのテクニカルディレクター兼チームプリンシパルのベン・ボウルビーは、トロトラック社によって開発させたメカニカルシステムが、テストで信頼面でパワーを減らして作動させるべきことが判明していたことを示唆した。

    Nissan GT-R LM NISMOは、8メガジュールのパワーを許可されらクラスで走行すると考えられていた。

    だが、フロントアスクルからリアホイールに回生されたパワーを送るよう設計されているトランスミッション装置は、ダイナモで信頼性のないことが判明し、まだクルマでは動いていないという。

    これにより、日産はフロントホイールによって回生・展開することで2MJディビジョンに格下げせざるを得なかったという。

    ダレン・コックスは、日産のシミュレーションによって8MJではル・マンで1周あたり4秒の価値があることが示されていると述べた。

  • ポルシェ、ル・マン24時間レースでワン・ツー・フィニッシュを飾る

    ポルシェ、ル・マン24時間レースでワン・ツー・フィニッシュを飾る

    ポルシェの919ハイブリッドを駆るアール・バンバー/ニコ・ヒュルケンベルグ/ニック・タンディ組は、FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦として開催された第83回ル・マン24時間レースにおいて、ポルシェが初めてル・マンで総合優勝してから45年後の今年、見事ワン・ツーフィニッシュを達成した。

    ティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー/マーク・ウェバー組は2位、ロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ組は5位を獲得している。

    他のどのブランドよりも密接にル・マンと結びついているポルシェの優勝はアラン・マクニッシュ、ローレン・アイエロ、ステファン・オルテリが1998年に911 GT1 でワン・ツーフィニッシュを達成して以来のことで、歴代最多となる17回目の優勝を果たした。

    マティアス・ミューラーは「ワン・ツーフィニッシュで優勝できるとは想像もしていませんでした。これはチーム全員のすばらしい努力による賜物です」と語った。

    ヴゥイザッハ研究開発所の責任者であるヴォルフガング・ハッツは「参戦2年目でのワン・ツーフィニッシュは、919ハイブリッドの開発を続けてきた230人のエンジニアによる努力があってこそです」とコメント。

    ポルシェは昨年、WECのLMP1クラスにおける新しいレギュレーションが導入されたのに伴い、耐久レースのトップカテゴリーに復帰した。ヴァイザッハで開発された中でもっとも革新的なレーシングカーである919ハイブリッドは、トレンドであるダウンサイジングターボと2つのエネルギー回生システムを採用し、合計出力は1,000馬力以上を誇る。ポルシェは未来におけるスポーツカーに必要不可欠な最大限の効率を、レースの現場において追及している。

    この複雑なレーシングカーの極限状態におけるテストが今年のル・マン24時間において行われた。919ハイブリッドとアウディのプロトタイプカーによる激しい戦いは予選さながらの状況で繰り広げられた。ポルシェは予選において、1位から3位を獲得しただけでなく、13.629kmのコースにおけるラップタイムのレコードを塗り替えた。ピットクルーは3台で90回以上にも及ぶピットストップを、ライバルよりも早く的確な作業でこなした。

    6月13日(土)の午後3時にスタートした世界でもっとも厳しい耐久レースとして知られるル・マン24時間レースにおいて、ポルシェのLMP1プロトタイプカー、919ハイブリッドは日曜日の朝より4スティントごとにドライバーを交代する作戦を実行し、すべてのドライバーがミスなくこの戦略をこなし、チームによるピット作業も完璧なものだった。

    カーナンバー#19の919ハイブリッドを駆るアール・バンバー/ニコ・ヒュルケンベルグ/ニック・タンディ組は一時、8位まで後退したが、土曜夜からトップに立ち続け、そのままトップでチェッカーを受けた。現役F1ドライバーであるニコ・ヒュルケンベルグは初めてのル・マンで栄誉あるスタートドライバーを務めた。アール・バンバーにとってもル・マン参戦は初めてのことだったが、ニック・タンディはGTクラスにおいて2度ル・マンを経験していた。このトリオは24時間レース中、終始力強いパフォーマンスとミスのないドライビングで勝利を呼び寄せた。

    序盤からレースをリードしていた#17のティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー/マーク・ウェバー組は、土曜午後に受けた1分間のピットストップペナルティでペースを乱され、4位まで順位を落としたが見事に復活し、2位を獲得した。

    木曜日の予選でトップタイムを記録しポールポジションからスタートした#18は、スタート直後にニール・ジャニが#17のベルンハルトにパスされトップを交代した。#18のドライバーたちはブレーキのスタビリティに違和感を覚えながらのレースを強いられたが、粘り強い走りを見せ、5位を獲得した。

    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)
    「ポルシェが復帰してわずか2回目の挑戦でル・マン優勝を飾るというのは信じ難い結果です。3年半のあいだに成長したこのすばらしいチームに感謝します。当初からポルシェ取締役会が私達を100%バックアップしてくれました。達成したことが実感できるまで数日かかると思います。大勢の人々がこの夢を実現するために頑張り、最高の献身によってそれが達成できました。」

    アンドレア・ザイドル (チーム監督)
    「このような偉業が達成できたことがまだ信じられず、言葉が見つかりません。チームがこの3年半にわたりヴァイザッハとサーキットで行ってきたタフな仕事に対するすばらしい報酬だと思います。私達は、昨年を上回る確実な準備を行ったことはわかっていましたが、この結果は想像以上です。すべて完璧だったわけではありませんが、ガレージのメカニックや戦略を立てるエンジニアなどあらゆる点で優勝レベルにありました。ピットストップは見事でした。ドライバーたちは素晴しかった。3名のドライバー、おめでとう。」

    アレクサンダー・ヒッツィンガー (LMP1テクニカル・ディレクター)
    「非常にうれしいです。ル・マンで優勝を飾れたことが信じられません。言葉が出ません。プロジェクトのために大きな情熱を注ぎ過酷な仕事を行ってきたチームには本当に満足しています。2年でこのような素晴しい開発を行うことができて、ワン・ツーフィニッシュの結果はその報酬です。」

    ティモ・ベルンハルト(17号車)
    「19号車のチームメイトが達成した偉業には頭が下がります。すばらしいレースでした。私達も頑張りましたが、ペナルティーによる遅れを取り戻すことはできませんでした。グラベルに入ってしまったことについては、遅い車両が突然ライン変更してきました。接触を避けるために道を逸れてグラベルを走らなければなりませんでした。大事には至りませんでしたが、大きな事故につながる可能性がありました。しかしこれがレースですね。次回もあります。」

    ブレンドン・ハートレー(17号車)
    「最終ラップで、目から涙が出ました。この結果のために一生懸命努力してきました。表彰台は夢でした。信じられません。2台のポルシェがワン・ツーフィニッシュしたことを誇りに思います。皆さん全員に感謝します。」

    マーク・ウェバー(17号車)
    「19号車は見事でした。3名全員が抜群のレースをしました。特に夜間は、19号車が速かったです。ポルシェにとって最高の日になりました。私達も滑らかなレース運びでしたが、終盤の速さが十分ではありませんでした。ブレンドンとティモは見事でした。ポルシェを誇りに思います。私達は優勝できなかったですが、チームメイトが達成してくれました。」

    ロマン・デュマ(18号車)
    「ポルシェにとって見事な成功となりました。残念ながら私達はトラブルのために最高のレースを行うことができませんでした。しかし最も重要なことはポルシェが優勝できることを証明したことです。それが主な目標でした。確かに私達車両にとってそれは容易なことではなかったですが、それがレースです。この成功は2012年末から私達が行ってきたあらゆる努力に対する大きな報酬となりました。」

    ニール・ジャニ(18号車)
    「18号車のクルーにとっては良いレース結果とはなりませんでした。しかしゴールできたので選手権ポイントは稼ぐことができました。ポルシェにとって、このワン・ツーフィニッシュは本当にすばらしいです。」

    マーク・リーブ(18号車)
    「チーム全体とポルシェにとって本当にすばらしい日となりました。私はその一員となれたことを誇りに思います。19号車と17号車の皆さんおめでとうございます。ポルシェのワン・ツーフィニッシュは本当に快挙です。私達も優勝できれば良かったのですが、残念でした。しかし今夜は私達も大いに楽しみます。」

    アール・バンバー(19号車)
    「信じられません。すべてのスティントを楽しみました。夜から朝へと長いレースでした。少ししか休めませんでしたが、疲れはまったくありません。アドレナリンがほとばしっています。車内に異音が聞こえたような気がしましたが、ル・マンの優勝に向かっているときは、あらゆる種類の音が聞こえるのに違いありません。」

    ニコ・ヒュルケンベルク(19号車)
    「あらゆる瞬間を楽しみました。この車は走るのが楽しくて、このように大きなサーキットを走ることも同様です。耐久レースにしてはペースが本当に速かったです。特に夜間に、温度が少し下がったときの車の走りはすばらしかったです。この非常にタフなレースに、実際に参加できるとは思っていませんでした。でもやりました。チームのおかげです。」

    ニック・タンディ(19号車)
    「今日はすばらしい日になりました。ポルシェでル・マンの覇者になったことをまだ実感できません。」