カテゴリー: ル・マン24時間レース

  • WEC | トヨタ 第8戦 ル・マン24時間レース テストデー レポート

    WEC | トヨタ 第8戦 ル・マン24時間レース テストデー レポート

    6月2日(日)、フランス・ル・マンのサルト・サーキットで、来たる24時間レースに向けたフルコースでのテストが実施され、TOYOTA GAZOO Racingは、連覇に向け、順調に準備作業を進めた。

    例年ル・マンレースへ向けたプレイベントとして行われるこのテストは、公道を含めた1周13.626kmのサルト・サーキットをレースウィーク以外で走る唯一の機会。

    この日は8時間にわたって走行セッションが設けられ、FIA世界耐久選手権(WEC)2018ー2019年スーパーシーズンの最終戦となる一戦へ向け、非常に重要な準備のためのセッションとなった。

    セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソの3名が駆るTS050 HYBRID 8号車が、ブエミのマークした3分19秒440でこの日の最速タイムを記録。チームメイトのマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの7号車は、コンウェイが8号車から0.809秒遅れとなる3分20秒249で2番手タイムをマークした。

    このテストデーに記録されたTS050 HYBRIDのラップタイムは、性能調整によりTS050 HYBRIDの最低重量が10kg増加した影響もあり、昨年のテストデーでのタイムに対して僅かに後れを取ることとなった。

    晴れ渡った空と30℃に到達した気温という申し分ない天候の下で、チームは空力やハイブリッド・ブーストなど、広範囲にわたるセッティング作業を行った。チームはこの好天を活かして2台のTS050 HYBRIDの合計で220周、2998kmを走破した。

    2週間後に待つ今年のル・マン24時間レースに参加するためには、過去のル・マンの勝者であっても、このテストデーで最低3周の計時走行をこなす必要がある。TOYOTA GAZOO Racingの全てのドライバーがこの規定を満足する周回を問題なく行った。

    来季よりTOYOTA GAZOO Racingのレギュラードライバーとして加わることが発表されている、ル・マン勝者でもあるブレンドン・ハートレーも、この大会でレギュラードライバーになにかあったときのリザーブドライバーとしてこの基準を満たすべくTS050 HYBRIDで走行。彼にとっては公式なセッションで、初めてTS050 HYBRIDをドライブする機会となった。

    チームはこのままル・マンに留まり、4日(火)に1周4.14kmのブガッティ・サーキット(サルト・サーキットの一部である常設サーキット)でのシェイクダウン・テストを行う。本格的なル・マンのレースウィークは、9日(日)にドライバーと車両が参加してル・マンの市街地で行われる公開車検で幕を開ける。

    小林可夢偉(7号車)
    今日は良い1日でした。一歩一歩車両のセットアップを進め、どんどん改良されていきました。コース自体も時間が経つごとに路面にラバーが乗って良くなっていきました。問題も起きず全体的に順調な一日でした。もちろん、今日のラップタイムで全てを結論づけてしまうのは早すぎます。まだ始まったばかりで、コースもこれから更に変化していくでしょう。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    今朝、最初の周回に出た時、いよいよル・マンという大イベントが始まることを感じました。最初コース路面は埃っぽかったのですが、徐々に良くなっていきました。レースウィークへ向けた準備のためにTS050 HYBRIDに様々な変更を行い、感触はとても良いです。そしてもう一つ重要なのはコース上に現れるほかの車両をかわすためにリズムをつかむことです。今年は62台もの車両が出場するので、いかにタイムをロスせずかわせるかが重要になるでしょう。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    ル・マンに戻ってこられてとても嬉しいです。TS050 HYBRIDをここでドライブするのは本当に楽しいです。まだ本番の決勝レースまで2週間近くあるにもかかわらず、既にル・マンならではの素晴らしい雰囲気を味わっています。それはシーズンを通して待ち続けていたものでもあります。今日の我々の作業自体は順調でした。2台共にスピードもあり、自信を持ってレースウィークへ向け更なる準備を進めます。

    中嶋一貴(8号車)
    とても暑い一日でしたが、ル・マンに戻ってこられたのは嬉しいですし、TS050 HYBRIDの運転を楽しみました。今日の主な目的は、周回をこなしてTS050 HYBRIDとサルト・サーキットの感覚を取り戻すことと、様々なタイヤの仕様チェックでした。レースウィークも同じコンディションになるかどうかはわかりませんが、今のところは周回毎に学んでいるところで、何も問題なく順調に進んでいます。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    良いテストデーでした。我々は多くの周回を走行することが出来ました。TS050 HYBRIDの仕様は昨年と同じなので、特に問題も無くテストは順調に進みました。多くのデータを収集することが出来たので、来週のレースウィークで可能な限りパフォーマンスを向上させるために作業を続けます。今日は昨年よりもとても暑い一日となり、このようなコンディションでの車両について学べたことも良かったです。

    フェルナンド・アロンソ(8号車)
    2台のTS050 HYBRID それぞれが、100周以上、1000km以上を走破出来、良い一日でした。チームに多くの良い情報をもたらしてくれましたし、有意義なテストとなりました。昨年のル・マン以来の走行でしたが、全てが予定通りに進み、満足しています。

    ブレンドン・ハートレー
    この素晴らしいサーキットを、4輪駆動1000馬力のハイブリッド・レーシングカーで走ることが出来て、最高の気分です。ちょっと残念だったのは、それは僅か3周で終わり、ピットに呼び戻されてしまったことです。もちろん予定通りで、分かっていたことですが。このコースでのTS050 HYBRIDによる走行は本当に楽しかったです。またドライブできる日が待ちきれません。

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 ベストタイム
    1 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    ブレンドン・ハートレー
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    108 3:19.440
    2 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    ブレンドン・ハートレー
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    112 3:20.249
    3 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    77 3:21.323
    4 11 ミカエル・アレシン
    ヴィタリー・ペトロフ
    ストフェル・バンドーン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    61 3:22.061
    5 3 ナタナエル・ベルトン
    トーマス・ローレン
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    84 3:22.194
    6 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    セルゲイ・シロトキン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    70 3:22.199
    7 10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    31 3;25.211
    8 4 オリバー・ウェッブ
    トム・ディルマン
    パオロ・ルバーティ
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ギブソン
    47 3:26.991
  • 鈴鹿サーキットとル・マンが友好協定を締結

    鈴鹿サーキットとル・マンが友好協定を締結

    鈴鹿サーキットとル・マンが友好協定を締結した。

    2月23日(土)、フランス西部自動車クラブ(フランス ル・マン市・代表:ピエール・フィロン、以下ACO)と株式会社モビリティランド(本社:三重県鈴鹿市・代表取締役社長:山下晋、以モビリティランド)は、ル・マンと鈴鹿サーキットに関する友好協定を締結したことを発表した。

    鈴鹿市とル・マン市は1990年5月27日に友好協力協定を締結し、相互での交流やイベントを実施してきた。この度、相互の持つレーシングコース同士での友好協定締結は、相互のサーキットの代表的なレースである「鈴鹿8時間耐久ロードレース」と「ル・マン24時間ロードレース」が友好レースとして位置づけることで、アジアとヨーロッパをモータースポーツでつなぎ、世界的なモータースポーツ文化の発展に寄与することを目的としていている。

    本締結による取り組みの第一弾として、ル・マン24時間ロードレースと鈴鹿8時間耐久ロードレースにおける相互トロフィーの授与、相互のレーシングコースへのコースサイド看板の設置、双方のレースでの生中継などの取り組みを2019年より開始する。

    この他にも、ACOとモビリティランド双方が保有する機能等を効果的に活用することで相互に連携をはかり、世界におけるモータースポーツ文化の発展に寄与することを目的とした取り組みを予定している。

    ピエール・フィロン(フランス西部自動クラブ会長)
    「本日締結した、この鈴鹿との友好協定は、我々サーキット間の価値ある関係の始まりを示しています。私たちは耐久やスピード、安全性、そして2輪や4輪のレースなどにおいて共通することが多くありますが、それぞれ独自の個性を持っています。これまで、我々の関係を築いてきたのは、私たちのコースでレース行う競技者でしたが、この協定により、双方の組織は積極的に関係を強化していきます。この素晴らしいトロフィーは、ル・マンと鈴鹿がともに追求しようとしている協力関係の最初の証です。」

    山下晋(株式会社モビリティランド 代表取締役社長)
    「本日、伝統のル・マン24時間耐久ロードレースの主催をはじめ、世界的にも類を見ないモータースポーツの歴史を有するフランス西部自動車クラブ(ACO)との友好協定締結が実現し、とても嬉しく感じております。この協定が鈴鹿8時間耐久ロードレースを開催する私どもにとっても、そして日本およびアジアのモータースポーツにとっても、大いに意義のあるものとなるよう、今後、ACOとの交流や協力を深め、さらなる発展に寄与して参ります。」
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    ■友好協定の概要
    世界規模で、歴史的・規模的に類を見ないモータースポーツの歴史を有するACOと、アジアで最もモータースポーツの歴史を有する鈴鹿サーキットが友好協定を結び、世界に発信することで、更なるモータースポーツの普及・発展を促進する。
    (1)世界耐久選手権におけるル・マンアワード、鈴鹿アワードの設定
    (2)ル・マンと鈴鹿サーキットの相互プロモーション
    (3)商品開発および販売
    (4)鈴鹿市とル・マン市の交流促進

    ■友好協定締結による主な取り組みについて
    (1)世界耐久選手権におけるル・マンアワード、鈴鹿アワードの設定
    ル・マン24時間ロードレースと鈴鹿8時間耐久ロードレースを友好レースとして位置づける。相互のサーキットを代表するレースであり、また同じくFIM世界耐久選手権の1戦である、ル・マン24時間ロードレースでのアジアトップチームに対し「鈴鹿アワード」を、鈴鹿8時間耐久ロードレースでのヨーロッパトップチームに対し「ル・マンアワード」をそれぞれ贈呈。各トロフィーは本友好協定を機に、各サーキットを象徴するデザインで作成される。

    (2)ル・マンと鈴鹿サーキットの相互プロモーション
    ル・マン24時間ロードレースと鈴鹿8時間耐久ロードレース双方のレースでの現地生放送や交流イベント、場内ジャイアントスクリーンおよび、双方の施設内でのプロモーション企画などを実施する予定。また、ル・マンおよび鈴鹿サーキット、双方のレーシングコースへのコースサイド看板が設置される。

    (3)商品開発および販売
    双方のサーキットにおける特別なVIP観戦プランおよび、鈴鹿8時間耐久ロードレースの観戦と周辺観光を含む旅行商品の造成、ル・マンを訪問したいアジアからのファンの為にル・マン24時間ロードレース観戦を含む旅行商品造成を行う。また、双方のサーキットでの相手方の公式グッズを販売する。

    (4)鈴鹿市とル・マン市の交流促進
    友好協力都市であるル・マン市と鈴鹿市、双方の代表団の相互交流およびル・マン市と鈴鹿市の友好協力協定30周年(2020年)を祝う、地域と連携した交流とプロモーションなどを鈴鹿市と共に企画する。

  • トヨタ、2019/20年シーズンもFIA世界耐久選手権(WEC)の参戦を継続

    トヨタ、2019/20年シーズンもFIA世界耐久選手権(WEC)の参戦を継続

    トヨタは、2019-2020年シーズンもFIA世界耐久選手権(WEC)への参戦を継続することを発表した。

    2018-2019年はスーパーシーズンとなり、本年は第6戦セブリング1000マイル(2019年3月15日)から始まり、2019年の第8戦ル・マン24時間(2019年6月15・16日)が最終戦となる。

    トヨタは、TMGを本拠にTOYOTA GAZOO Racingとして、2台の改良型「TS050 HYBRID」で参戦。日本の東富士研究所で開発されたTHS-R(TOYOTA Hybrid System-Racing)は、これまでの四輪回生/力行システムを踏襲しつつ、エンジン、モーター/ジェネレーター、バッテリー等に更なる信頼性向上が図られている。この活動で得られた技術は、量産ハイブリッド車やEV車開発へと活かされる。タイヤはミシュラン製を使用する。

    また、TOYOTA GAZOO Racingは、FIA世界耐久選手権(WEC)2019-2020年シーズンに2台のTS050 HYBRIDで参戦することを発表。

    全8戦で行われるシーズンは9月1日の英国シルバーストンで開幕し、2020年6月13~14日のル・マン24時間レースが最終戦になる。

    なお、ドライバー構成については後日発表となる。今期8号車のドライバーを務めているフェルナンド・アロンソは、来期もトヨタからWECに参戦することは明言しておらず「五分五分」だと語っている。

  • セルゲイ・シロトキン、SMPレーシングからのWEC参戦が正式発表

    セルゲイ・シロトキン、SMPレーシングからのWEC参戦が正式発表

    元F1ドライバーのセルゲイ・シロトキンが、SMPレーシングから2018/19シーズンのFIA 世界耐久選手権(WEC)の残りのレースに参戦することが正式発表された。

    昨シーズン末でウィリアムズのF1シートを喪失したセルゲイ・シロトキンは、彼を支援するSMPからWECに出場することは“ほぼ義務”だと述べていた。

    セルゲイ・シロトキンは、3月のセブリング1000マイルでSMPのBRエンッジニアリング BR1プロトタイプの一台を走らせる。

    セブリング1000マイルでは、SMPレーシングの11号車のドライバーが務めるジェンソン・バトンがSUPER GTのテストと日程が衝突するため不参加となるが、セルゲイ・シロトキンはバトンの代役ではなく17号車のドライバーを務める。

    セルゲイ・シロトキンは、マテボス・イサキャーンに代わってチームに加入し、イゴール・オルトツェフ、ステファン・サザランとともに17号車をドライブ。第6戦セブリング1000マイル、第7戦スパ・フランコルシャン6時間レース、そして、最終戦ル・マン24時間レースに参戦する。11号車のジェンソン・バトンの代役はまだ発表されていない。

    セルゲイ・シロトキンは「世界耐久選手権でロシアのSMPレーシングチームの一員として、ロシアのプロトタイプにロシアの国旗カラーを掲げられる名誉をとっても嬉しく思っている」

    「僕たちには優れたラインナップと素晴らしいクルマがある。それによって、ル・マン24時間を含め、勝利を争えると確信している」

    セルゲイ・シロトキンは、ここ数カ月でDTMとフォーミュラEのマシンをテストしているが、2019年のWEC以外の計画はまだ発表されていない。

  • ル・マン24時間 | 水素燃料電池車のプロジェクト『ミッションH24』を発表

    ル・マン24時間 | 水素燃料電池車のプロジェクト『ミッションH24』を発表

    ル・マン24時間レースを主催するACO(フランス西部自動車クラブ)は、2024年の水素燃料電池車の導入にむけたプロジェクト『ミッションH24(Mission H24)』を発表。スパ・フランコルシャンで水素燃料電池を搭載したマシンでのデモ走行を実施した。

    今年、ACOは2024年以降のル・マン24時間レースに水素を利用した燃料電池をハイブリッド規定の一部として導入する計画を明らかにしており、ミッションH24は、2024年のデビューむけて水素燃料電池車を推進し、開発していくプロジェクトとなる。

    スパ・フランコルシャンでは、2016年にサルト・サーキットで最初に水素駆動車での走行を行ったスイスの企業GreenGTとACOが開発した実験的なプロトタイプマシン『LMPH2G』によるデモ走行を実施された。

    4基の電動モーターで駆動し、4スタック型の水素燃料電池を搭載したLMPH2Gは、技術的なトラブルに見舞われながらもラップを完了し、燃料補給のデモンストレーションを行った。

    ACOのピエール・フィロン会長は「我々はゼロエミッションのモビリティを目指しており、水素はその未来だ」とコメント。

    「ハイパフォーマンスで環境に優しい技術を開発することが我々の役割だ」

  • 動画 | トヨタ ル・マン24時間レース 挑戦史

    動画 | トヨタ ル・マン24時間レース 挑戦史

    トヨタは、1985年から33年、通算20回にわたるル・マン挑戦の歴史を約12分間にまとめた長編ムービーを公開した。

    今年、FIA 世界耐久選手権(WEC)2018-19スーパーシーズン第2戦 第86回ル・マン24時間レースが6月17日(日)の午後3時ゴールを迎え、トヨタに悲願のル・マン初勝利が訪れた。

    TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 8号車(中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソ)が優勝。2位にもTS050 HYBRID 7号車(小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス)が入り、TOYOTA GAZOO Racingは最前列スタートから一度もトップ2を譲らない完璧なレース運びで、ル・マン24時間レース完全制覇を果たした。

    トヨタとして初めてル・マン24時間レースに挑戦した1985年から33年。20回目のル・マン挑戦での悲願の初優勝だった。

    トヨタからはこれまでに、延べ47台のレース車両がル・マン24時間レースに参戦。6度の表彰台を獲得してきたが、勝利には至っていなかった。通算20回目の挑戦となった今大会での勝利により、トヨタは日本メーカーとして2社目のル・マン24時間レース勝利を達成。

    また、中嶋一貴の勝利は、ル・マン史上初めての日本人ドライバーと日本の自動車メーカーによる総合優勝となった。1985年、トヨタのル・マン24時間レースへの最初の挑戦でドライバーを務めていたのは中嶋一貴の父、中嶋悟だった。

    約12分間の長編ムービーの中ではル・マン挑戦の歴史を昔の写真や貴重な映像を織り交ぜて紹介している。

  • フェルナンド・アロンソ 「トヨタ加入はル・マン制覇のためだけではない」

    フェルナンド・アロンソ 「トヨタ加入はル・マン制覇のためだけではない」

    フェルナンド・アロンソは、ル・マン24時間レース制覇のためだけにトヨタに加入したわけではないとし、今季のWECチャンピオンを目指していくと述べた。

    2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、世界3大レースでの“3冠”をキャリアの目標に掲げており、今年はF1と並行してトヨタからFIA 世界耐久選手権(WEC)にフル参戦。

    そして、先週末に開催されたル・マン24時間レースで、中嶋一貴、セバスチャン・ブエミとともにトヨタ・TS050 HYBIRDの8号車を走らせたフェルナンド・アロンソは、初挑戦にしてル・マン24時間レース優勝という目標を達成。残すはインディ500優勝のみとなった。

    ル・マン制覇というトヨタとのWEC参戦の目標のひとつは早くも達成されてしまったが、フェルナンド・アロンソは来年の6月まで行われるWECの“スーパーシーズン”に完全にコミットしたままだと語る。

    「ル・マンを経験するためだけにトヨタに加入したわけではない。ワールドチャンピオンを争いたかったのでスーパーシーズンに参戦した」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    フェルナンド・アロンソは、前戦カナダGPでF1参戦300戦目を迎えたが、F1での勝利は5年前のフェラーリ時代から遠ざかっている。

    最近、フェルナンド・アロンソは、F1の現在のレギュレーションでは結果が見えてしまうと批判的なコメントを残している。

    「僕にとって最も重要なのは、F1がどの方向に進むかについて考えることだ」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「来年の競争力がどうなるかについてはあまり考えていない。予測は不可能だからね。スポーツがどうなるかが重要だ」

    フェルナンド・アロンソは、今シーズン限りでF1を引退し、来年はマクラーレンとともにインディカーにフル参戦するとも噂されている。

    ル・マン24時間レースで9勝を挙げたトム・クリステンセンは「アロンソがやってきてル・マンを制覇した。それは間違った一歩ではない」とコメント。

    「彼がF1を止めるとは思っていないが、彼は間違いなくインディ500に戻るだろう。フルシーズンを戦う可能性もある」

  • 【ル・マン24時間】 LMP2クラス優勝のGドライブに失格処分

    【ル・マン24時間】 LMP2クラス優勝のGドライブに失格処分

    2018年のル・マン24時間レースのLMP2クラスで優勝したGドライブ・レーシングに給油装置の違反により失格処分が下された。

    No.26 Gドライブ・レーシング / オレカ07・ギブソン(ロマン・ルシノフ/アンドレア・ピッツィトーラ/ジャン・エリック・ベルニュ)は、2位に2周差をつける圧倒的なパフォーマンスでLMP2クラスを制していた。

    しかし、レース後、Gドライブがピットストップのスピード上げるために燃料補給装置に違法なパーツを搭載していたことが技術代表者によって発見された。

    月曜日の夜に発行されたスチュワードの報告書では「技術代表者は『図面に記載されていない追加のメカニカルパーツが燃料リストリクタに挿入され、レギュレーションに記載された流量制限を変更するようになっていた』ことをスチュワードに報告した」と記されている。

    「技術代表者はリストリクタ、該当パーツ、“デッドマンバルブ”のアッセンブリの写真をスチュワードに提供した。議論の的となるパーツは、デッドマンバルブから伸び、燃料リストリクタの円錐の内側に挿入されたメカニカルパーツである」

    「技術代表は、競技者が彼らの競争相手よりも大幅に早く燃料補給できることを報告し、レース後に競技者の給油システムの調査を開始したことをスチュワードに述べた」

    この違反はクラス4位でフィニッシュしたNo.28 TDSレーシング/オレカ07・ギブソン(ロイック/デュバル/ワランソワ・ペロード/マシュー・バクシヴィエール)にも発覚。

    これにより、Gドライブ・レーシングは失格処分となり、No.36 シグナテック・アルピーヌ・マットムート / アルピーヌA470・ギブソン(ニコラス・ラピエール/アンドレ・ネグラオ/ピエール・ティエリ)が優勝、2位にグラフ-SO24オレカ07・ギブソン / オレカ07・ギブソン、そして3位にはクラス5位でフィニッシュしたNo.32 ユナイテッド・オートスポーツ/リジェJS P217・ギブソンが3位に繰り上がることになる。

    Gドライブ・レーシングは、この裁定について異議申し立てを行うと見られている。

    関連:ル・マン24時間レース 結果:トヨタが悲願の初制覇!8号車が優勝!

  • 【ル・マン24時間】 ポルシェ、GTEカテゴリーを完全制覇

    【ル・マン24時間】 ポルシェ、GTEカテゴリーを完全制覇

    ポルシェは、世界で最も過酷な長距離レースのGTEプロとGTEアマの両クラスで優勝を飾り、再び歴史的な偉業を成し遂げた。GTE-Proクラスのポルシェ911 RSR #92は、第86回ル・マン24時間レースにおいて344周を走破して優勝を獲得した。ドライバーのケヴィン・エストル(フランス)/ローレンス・ヴァンスール(ベルギー)/ミカエル・クリステンセン(デンマーク)組は、長い伝統を持つ13.626kmのサーキットで非のうちどころのないパフォーマンスを発揮してレースのほぼ全般に渡ってリードを保ち、ポルシェに106回目のクラス優勝をもたらした。

    リヒャルト・リーツ(オーストリア)/フレデリック・マコヴィエッキ(フランス)/ジャンマリア・ブルーニ(イタリア)組が駆る#91は、GTE-Proクラスにおけるポルシェのワン・ツーフィニッシュに貢献した。フレデリック・マコヴィエッキは、1時間半にわたって追い上げてくるライバルと熾烈な戦いを繰り広げて見せ場を作り、全ての攻撃をかわして2位を飾った。ル・マンにおけるこの勝利と2位フィニッシュによって、ポルシェは、FIA WECのドライバーズとマニュファクチャラーズの両選手権でリードを広げている。

    #93のパトリック・ピレ(フランス)/アール・バンバー(ニュージーランド)/ニック・タンディ(英国)組は、夜間に発生したテクニカルトラブルの修復にピットで25分を費やし、11位に終った。ロマン・デュマ(フランス)/ティモ・ベルンハルト(ドイツ)/スヴェン・ミューラー(ドイツ)組がステアリングを握る#94は、夜間にサスペンションが損傷し、レース開始から7時間後にリタイアした。

    デンプシー・プロトン・レーシングの#77は、GTE-Amクラスで見事な優勝を飾った。華麗な走行を見せたポルシェ ヤングプロフェッショナルのマット・キャンベル(オーストラリア)/クリスティアン・リード(ドイツ)/ポルシェ ジュニアのジュリアン・アンロエア(フランス)組は、ポルシェに107回目のクラス優勝をもたらした。弱冠18歳のジュリアン・アンルエアはル・マンにおける最年少のクラス優勝者となった。

    デンプシー・プロトン・レーシングの911 RSR #88は、サスペンションの損傷によってリタイア。#99は僅差で表彰台を逃して4位を獲得した。911 RSR #80(エビモータース)と#56(チーム・プロジェクト1)は6位と7位だった。ガルフレーシングの#86は、ライバルの事故に巻き込まれ、レース序盤で後退を余技なくされた。その後、チームは全力を尽くし10位まで挽回してゴールしている。

    Dr.ヴォルフガング・ポルシェ (ポルシェAG監査役会会長)
    「ポルシェにとっては、完璧な週末になりました。70周年にこれ以上を望むことはできません。計画通りにいくことではありませんが、実現した時は言葉では表現できない素晴しい感動があります。このような成功を可能にしたドライバー、チーム、そして全従業員の皆さんを非常に誇りに感じています。おめでとうございます。」

    オリバー・ブルーメ (ポルシェAG社長)
    「このレースのために綿密な準備をして何ヶ月間も努力し、チーム全体が完璧な仕事をしました。GTE-ProクラスとGTE- Amクラスのダブル優勝を本当にうれしく思います。これは当社の従業員の皆さんによる素晴しい功績です。ポルシェはル・マンの一部であり、ル・マンはポルシェの一部といえます。」

    ミヒャエル・シュタイナー (ポルシェAG研究開発)
    「ポルシェ911は世界最高のスポーツカーかつ真のレーシングカーであり続けています。70周年に際してGTE-ProクラスとGTE-Amクラスで優勝を飾ること以上に素晴しいことはありません。ポルシェはトップランナーに返り咲きました。ここが我々の居るべき場所です。」

    フランク=シュテッフェン・バリサー博士 (モータースポーツ/GTカー担当副社長)
    「感動しました。素晴しい戦いで、チームの仕事は完璧でした。最終的に優勝を飾り、信じ難い偉業を達成しました。GTEカテゴリーの完全制覇は、ポルシェの70周年にとって最高のギフトです。世界選手権でも大きなポイントを稼ぐことができ、不安は喜びに変わりました。」

    パスカル・ズールランデン (GTファクトリーモータースポーツ ディレクター)
    「予選、そして今日の決勝も完璧でした。GTE-ProクラスとGTE-Amクラスの勝利は、ワークスとカスタマーの両カテゴリーにおいてポルシェが完璧であることを明確に示しました。我々はマニュファクチャラーズとドライバーズの両選手権でもリードを広げています。全てが完璧なレースでした。」

    ケヴィン・エストル(ポルシェ911 RSR #92)
    「まだ信じられません。何と表現してよいのかわかりません。今日は人生で最高の日です。世界で最もタフで、そして素晴しいレースで優勝を飾ることができました。本当に言葉で表わすことができません。」

    ミカエル・クリステンセン(ポルシェ911 RSR #92)
    「言うべき言葉が見つからないほど素晴しいレースでした。クルマはスタートから速く、セーフティカーの発動時も幸運を得て後続との差を開けることができました。この時点からリードを保つことに焦点を合わせました。終盤の3分の1はリスクを避けることを心がけました。これが功を奏しました。」

    ローレンス・ヴァンスール(ポルシェ911 RSR #92)
    「最も素晴しい日を超えて僕のキャリアで最高の日です。そうです、ル・マンで優勝を飾りました。何と言えばよいのか。本当にまだ信じられません。ケヴィン、ミカエルと私は完璧に補い合いました。今日はチーム全員が素晴しい仕事をしました。」

    フレデリック・マコヴィエッキ(ポルシェ911 RSR #91)
    「我々のクルマは非常に速かったのですが、見事な安定を見せた#92に追い付くことはできませんでした。1時間以上にわたってライバルと2番手のポジションを激しく競い合いました。これはレーシングドライバーにとっては本当に楽しいことです。しかし、この段階でも先頭との差を縮めることはできませんでした。ル・マンの2位をチームとともに喜びたいと思います。来年は優勝を狙います。」

    ジャンマリア・ブルーニ(ポルシェ911 RSR #91)
    「このワン・ツーフィニッシュは、ポルシェにとって、そして私達のチームにとってすばらしいものです。良いレースでしたし、#92の911 RSRともすばらしい戦いができました。私達はできることはすべてしましたが、チームメイトの#92はまったくミスを犯しませんでした。彼らの走りは勝利に値します。」

    リヒャルト・リーツ(ポルシェ911 RSR #91)
    「今日は、ポルシェにとって記念すべき日となりました。このワン・ツーフィニッシュは、70周年のすばらしい贈り物です。良いレースができました。1位と2位以上を望むことはできません。これは、未来のGTレースを予見させる結果であり、私達はそれに投資する必要があります。」

    ニック・タンディ(ポルシェ911 RSR #93)
    「優勝できなかったのはもちろん残念です。しかし、そんな残念さはあっても、良いレースであったことは認めなければなりません。私達の車両が良いペースで走行し、トップを走るグループに引けを取らなかったのは、見ていて気分が良かったです。残念ながら、テクニカルトラブルで大幅に遅れました。今年は運がなかったということです。」

    アール・バンバー(ポルシェ911 RSR #93)
    「残念なことに、オルタネーターの交換で失った貴重な時間を取り戻すことができませんでした。しかし、私はIMSAウェザーテックで911RSRをシェアしているローレンス・ヴァンスールの活躍を嬉しく思います。2週間後、2名のル・マン勝者がワトキンスグレンでコックピットに乗り込みます。」

    パトリック・ピレ(ポルシェ911 RSR #93)
    「難しいレースでした。何度かは、先頭グループと競るなどクルマも速かったのですが、テクニカルトラブルで大きく後退してしまいました。私達はレースを走り切ることを優先し、辛くも11位でフィニッシュしました。しかし、それがル・マンというものです。私達は来年また挑戦します。」

    イェルク・ベルクマイスター(ポルシェ911 RSR #56)
    「幸運と不運が入り交じったレースでした。一時は、2位にも手が届くポジションで走行し期待を持ちましたが、終盤にブレーキのトラブルに見舞われ、後退しました。しかし、チームは必ず将来に役立つ多くの貴重な経験を蓄積することができました。」

    ジュリアン・アンロエア(ポルシェ911 RSR #77)
    「私は18歳にして初めてル・マンに参戦する機会を与えてもらい、優勝しました。私は、チーム全員を非常に誇りに思っています。優勝はまだ信じられない気持ちです。私は史上最年少ル・マン勝者になりました。素晴らしことです。」

    クリスティーナ・ニールセン(ポルシェ911 RSR #80)
    「ル・マン初参戦の我々にとって、6位は非常に良い結果です。私達は懸命に努力し、ミスも非常に少なかったです。チーム全員を非常に誇りに思います。私達は向上するための努力を続け、来年も参戦できるよう願っています。」

    ベン・バーカー(ポルシェ911 RSR #86)
    「24時間が終わった後、残念ながら私達は目指した結果を出すことができませんでした。アクシデントの後も含め、私達のクルマは非常に速かったです。チームはめざましい仕事をしてくれましたし、まったくミスもありませんでした。最初のアクシデントは、運が悪かっただけです。」

    マッテオ・カイローリ(ポルシェ911 RSR #88)
    「リタイアという結果は非常に残念です。サスペンションが破損し、私はクルマを救うことができませんでした。しかしアクシデントがハイスピード区間で起きなかったのは、不幸中の幸いでした。そうだったら、最悪の結果になっていたかも知れません。」

    パトリック・ロング(ポルシェ911 RSR #99)
    「ル・マンで走ることができ、すごく愉しかったです。特に、夜間のスティントが面白かったです。ニュー911 RSRのライトは優れた進化を遂げています。私達は、GTE-Proクラスでの911 RSRの優勝をとても嬉しく思っています。」

    パトリック・デンプシー (デンプシー・プロトン・レーシング共同オーナー)
    「言葉が見つかりません。全員がすばらしい仕事をしました。この勝利はチーム全員のものです。レースは信じられないほどすばらしく、私達はひとつもミスをせず、私達の仕事は、この偉大な成功という形で報われました。私がどれほどポルシェを誇らしく思っているか、ポルシェのために喜んでいるかを言葉で伝え切ることはできません。」

    レース結果
    GTE-Proクラス
    1. クリステンセン/エストル/ヴァンスール(デンマーク/フランス/ベルギー)組、ポルシェ911 RSR、344周
    2. リーツ/ブルーニ/マコヴィエッキ組(オーストリア/イタリア/フランス)組、ポルシェ911 RSR、343周
    3. ハンド/ミューラー/ボーデ(米国/ドイツ/フランス)組、フォードGT、343周
    11. ピレ/タンディ/バンバー(フランス/英国/ニュージーランド)組、ポルシェ911 RSR、338周

    GTE-Amクラス
    1. リード/アンロエア/キャンベル(ドイツ/フ?ëンス/オーストラリア)組、ポルシェ911 RSR、335周
    2. フロー/カステラッチ/フィジケラ(スイス/イタリア/イタリア)組、フェラーリ488 GTE、335周
    3. キーティング/ブリークモラン/ストルツ(米国/オランダ/ドイツ)組、フェラーリ488 GTE、334周
    4. ロング/パパス/パンペリー(米国/米国/米国)組、ポルシェ911 RSR、334周
    6. バビーニ/ニールセン/マリス(イタリア/デンマーク/フランス)組、ポルシェ911 RSR、332周
    7. ベルクマイスター/リンゼイ/ペルフェッティ(ドイツ/米国/ノルウェー)組、ポルシェ911 RSR、332周
    10. ウェインライト/バーカー/デビンソン(英国/英国/オーストラリア)組、ポルシェ911 RSR、324周

  • フェルナンド・アロンソ、ル・マン制覇で2冠達成「人生で最も重要な勝利」

    フェルナンド・アロンソ、ル・マン制覇で2冠達成「人生で最も重要な勝利」

    フェルナンド・アロンソは、ル・マン24時間レースで優勝し、世界3大レースでの“2冠”を達成。トヨタ・TS050 HYBRID 8号車のチームメイトである中嶋一貴、セバスチャン・ブエミとともにル・マン24時間レースの表彰台の頂点でトロフィーを掲げた。

    2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、世界3大レース(F1モナコGP、ル・マン24時間レース、インディ500)での“3冠”をキャリアの目標に掲げており、昨年はマクラーレン・ホンダとのF1モナコGPを欠場してインディ500に挑戦。惜しくもリタイアに終わっていた。

    今年はトヨタからル・マン24時間レースに挑戦。中嶋一貴、セバスチャン・ブエミとチームを組み、トヨタ・TS050 HYBRID 8号車を走らせた。FIA 世界耐久選手権(WEC)でのわずか2戦目だったが、F1ワールドチャンピオンらしい素晴らしいパフォーマンスをみせてトヨタ悲願のル・マン初制覇に貢献した。

    「人生で最も重要な勝利のひとつだ」 レースを終えたフェルナンド・アロンソはスペインの記者団に語った。

    「重要な一日だ。マルク・ジェネ、アンドニオ・ガルシアと一緒にそこにいることは歴史的にも重要なことかもしれない。表彰台にスペインの国旗を掲げることは重要なことだし、インディ500などの歴史的なレースに挑戦した僕にとっても特別なことだ」

    「スペシャリストなドライバーたちと一緒に競争力を発揮できたことはとても誇らしい気持ちだし、クルマに適応するための自分の能力を生かすことができたと思っている。スパでもそうしたように、このトロフィーと一緒に寝るつもりだ」と前戦スパ・フランコルシャン6時間レースに次ぐ2連勝となったフェルナンド・アロンソは語った。

    「心から感謝している。トヨタチーム全体にありがとうと言いたい。準備と献身は信じられないくらい素晴らしいものだった。とても難しいレースだった。ファンのみんな、ありがとう。とても特別な1週間だった」

    「このタイトルを獲得するための準備、僕たちが成し遂げた仕事を誇りに思う。でも、今日の勝利は6人、いや7人のドライバーでの仕事だ。アラゴンで一緒に36時間のテストを実施し、協力して、一緒に食事をして、一緒に勝った・・・7号車と8号車のどっちがレースに勝つかは運命次第だった」

    今年、トヨタはグリッドで唯一のワークスチームであることから、ル・マン24時間レースを支配することは予想されていた。しかし、その巨大なプレッシャーのなか、20回目の挑戦でようやく念願の初勝利を手にした。

    「僕たちがかなりの準備をしてきたのは事実だし、その意味では大きな驚きはなかった」とフェルナンド・アロンソは語る。

    「第1スティントは適応して、ミスをしないことが重要だったし、夜に起きて、2分の差がついているときを見たとき、レースに勝ちたければ全力で頑張らなければならないことがわかった」

    「勝っても勝てなくでも僕はトライするし、絶対に諦めたりしない。1月以降、僕はこのレースにむけて準備してきた。何日もシミュレーターに乗り、何時間もチームと一緒に仕事をして、何日もテストをしてきた」

    「今では簡単だったと思われるかもしれないけど、僕たちのチームが他よりも優れていたのは偶然ではなかったんだ」

    目標の3冠まであとはインディ500だけとなった。その件について質問されたフェルナンド・アロンソは「3冠達成というのは魅力的な目標だ。達成するのは本当に難しいことだけらね」とフェルナンド・アロンソはコメントした。

    「インディ500、モナコGP、ル・マンという世界3大レースでは、それぞれ異なるスタイル、ドライビングテクニックが必要になるので本当に難しい。すべての分野においてベストになるには、完成度の高いドライバーになる必要がある」

    「僕は単に優れたドライバーになりたいわけではない。完成されたドライバー、世界一のドライバーになりたいんだ」

    「ル・マン24時間はインディ500、F1モナコGPと並ぶ世界最高のレースだし、歴史もある。ドライバーにとってこの3つを制することには大きな意味がある。ル・マンで勝った今、3冠達成に向けて残りはあとひとつということになる」

    インディ500への再挑戦について質問されたフェルナンド・アロンソは「まだ何も決まっていないけど、いずれまたインディで走るつもりだ」とコメント。

    「でも今日はル・マンでの成功を喜びたい。自分がやるべき仕事を果たせたと思っている。耐久レースでそれが重要なことだ。強い決意を持ってプロフェッショナルな仕事をしたチームの全員を称えたい」

    「すべてがとてもうまくいった。夜間の走行は本当に楽しかった。本当に特別なレースだ。参加できたことを誇りに思っている。また来年戻って来るよ!」

    今週、フェルナンド・アロンソはフランスに残り、週末にポール・リカールで開催されるF1フランスGPに参戦する。過去3年間、マクラーレンではル・マンで味わったような勝利は手にできていない。

    まだ2019年以降の去就を発表していないフェルナンド・アロンソは、今季限りでF1を引退して、3冠達成の残りひとつのレースとなるインディ500を制覇するためにインディカーに転向することも噂されている。

    関連:ル・マン24時間レース 結果:トヨタが悲願の初制覇!8号車が優勝!