カテゴリー: F1イタリアGP

  • セルジオ・ペレスとエステバン・オコンの接触は事情聴取の末お咎めなし

    セルジオ・ペレスとエステバン・オコンの接触は事情聴取の末お咎めなし

    F1エミリア・ロマーニャGPのスチュワードは、フリー走行1回目に接触事故を起こしたセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)とエステバン・オコン(アルピーヌ)から事情聴取し、お咎めなしで収束させた。

    セッションの残り約20分、セルジオ・ペレスのレッドブルRB16Bは、ヴィルヌーヴ・シケインの出口で左リアタイヤがパンクしてストップしている状態で国際映像に映し出された。その先にはエステバン・オコンのアルピーヌA521がコース脇でストップしており、両マシンを撤去するために赤旗中断となった。

    セッション終了後、スチュワードは二人から事情を聞き、これ以上のアクションを取らないことを発表した。また、FP1全体にわたって技術的な問題があり、ドライバーとチームとの間にコミュニケーションがしずらい状況にあったことも情状酌量の余地となた。

    スチュワードは「オコンは、ペレスを通過させるためにターン5の手前で減速し、ターンのインサイドに完全に移動しました。ペレスはファストラップだった。2台のマシンが同時にエイペックスに到達した。ホイールがわずかに接触した」

    「結局、両方のドライバーは、当時チームとのコミュニケーションが限られていた、もしくはできていなかったという事実にも助けられず、彼らの間のタイミングの不幸な誤解であるとのヒアリングで同意した。両方のドライバーはどちらも過失ではないことに同意した」

    事件はセッション終了から約20分で発生し、どちらの走行を続けることがでいず、セルジオ・ペレスは16番手、エステバン・オコンが17番手でセッションを終えた。

  • 【動画】 レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレス、不可解なクラッシュ

    【動画】 レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレス、不可解なクラッシュ

    レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスは、F1エミリア・ロマーニャGPのフリー走行で不可解なクラッシュを喫した。

    順調に走行を重ねていたセルジオ・ペレスだったが、残り22分でヴィルヌーヴ・シケインでスピンしている映像が流れた。左リアタイヤはホイールがつぶれており、スピンしたときにはパーツが飛び散っている。

    また、その後ろを走行していたエステバン・オコン(アルピーヌ)もその先でストップ。おそらくこの前の段階で接触していたと思われる。このインシデントで10分程度赤旗中断となった。

    レッドブルF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、「エステバンはスローラップ、セルジオはホットラップ、そして、コーナーで接触があった。リプレイないので、私に言えることはドライバーと話をしたそれだけだ」と語った。

    F1エミリア・ロマーニャGPのスチュワードは、事情聴取のためにセルジオ・ペレスとエステバン・オコンを召喚している。

  • F1エミリア・ロマーニャGP フリー走行1回目:ボッタスとハミルトンがワンツー

    F1エミリア・ロマーニャGP フリー走行1回目:ボッタスとハミルトンがワンツー

    2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPのフリー走行1回目が4月16日(金)にイモラ・サーキットで行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がトップタイムを記録した。

    開幕戦から3週間のインターバルを置いて開催される第2戦。空力ルール変更による影響が取り沙汰されている2021年F1マシンだが、その期間のなかで特に苦戦していたメルセデスF1がどこまで対策を施してきたかが注目のポイントとなる。

    金曜日のイモラ・サーキットには晴れ間が広がっているが、例年ヨーロッパでは開催されない4月ということもあり、気温11.1度、路面温度20.9度と涼しいコンディションでセッションはスタート。今季からフリー走行はすべて60分に統一され、金曜日のセッションは30分ずつ短縮される。そのため、多くのドライバーが開始早々にコースイン。

    4つのストレートをコーナーで繋いだ温暖なバーレーンとは異なり、イモラは中高速コーナーがメインとなるまったく性質のことなるサーキット。路面もバンピーであり、2021年F1マシンでバーレーン以外を全マシンが走るのは初めてであり、異なるレイアウトでどのように勢力図になるかも楽しみなポイントとなる。

    ピレリは、F1エミリア・ロマーニャGPに昨年および開幕戦と同じC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)という3種類のコンパウンドが選択。供給されるタイヤは、ハードが2セット、ミディアムが3セット、ソフトが8セットと固定される。

    序盤、角田裕毅が大きくコースオフする場面があったが、マシンを壊すことはなく、タイヤもハードタイヤだったこともあり、この時点では走行に影響はないようだ。F1デビューにむけて旧型車でイモラを走り込んだ角田裕毅とアルファタウリがそのデータをいかに生かせるかも期待できる部分でもある。

    セッション中盤にタイムシートのトップに立ったのはメルセデスのバルテリ・ボッタス(1分17秒396)。2番手にピエール・ガスリー、3番手にマックス・フェルスタッペン、4番手にはルイス・ハミルトンという構成でセッション後半を迎える。シャルル・ルクレールはこの時点で2周の走行のみでタイムを出すことができていない。

    残り時間22分を切ったところで、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が左リアタイヤをパンクさせて単独でスピン。その後ろを走行していたエステバン・オコン(アルピーヌ)も数メートル先でストップ。国際映像がとらえておらず、詳しい状況は不明だが、オコンのマシンは右フロントが壊れており、接触と思われる。このストップによってセッションは赤旗中断となる。

    残り10分ほどでセッションは再開。各マシンがソフトタイヤでアタックラップを実施。タイムを出していなかったシャルル・ルクレールも本格走行をスタートさせる。

    赤旗中断によって望んでいたようなプログラムがこなせなかったフリー走行1回目。トップタイムを記録したのはメルセデスF1のバルテリ・ボッタス(1分16秒564)。2番手にもチームメイトのルイス・ハミルトンが0.041秒で続く、まだ最初のセッションであるが、メルセデスF1がしっかりと軌道修正してきたように見える。

    3番手にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。トップとの差は0.058秒差と僅差だ。チームメイトのセルジオ・ペレスは前述のようにトラブルに見舞われて16番手。詳細はわかっていないが、左リアホイールが変形するほどのダメージを負っており、ホンダF1のテクニカルディレクターである田辺豊治が話し合いに参加しているシーンが映されるなど、心配な部分もある。

    4番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、5番手にはそこから0.092秒の僅差でそこからピエール・ガスリー(アルファタウリ)、6番手にはガスリーと同タイムでカルロス・サインツ(フェラーリ)が続いており、前戦の予選でも接戦を演じたフェラーリとアルファタウリが互角の走りをみせた。

    角田裕毅は、序盤のスピンもあり、ピットで確認をしているなかでの赤旗中断という状況もあり、11周と全マシンで最も少ない周回数で最下位でセッションを終えた。

    セッション終了間際には最終コーナーでニキータ・マゼピンがスピン。すでにセッションは終了していたが赤旗が提示された。

    F1エミリア・ロマーニャGP フリー走行2回目は、この後21時30分(現地時間14時30分)から行われる。

    2021年 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGP フリー走行1回目 結果・タイム

    順位 No ドライバー チーム ベストタイム GAP 周回
    1 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1分16秒564   23
    2 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1分16秒605 0.041 25
    3 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1分16秒622 0.058 21
    4 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分16秒796 0.232 13
    5 10 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1分16秒888 0.324 21
    6 55 カルロス・サインツ フェラーリ 1分16秒888 0.324 26
    7 14 フェルナンド・アロンソ アルピーヌ 1分17秒457 0.893 23
    8 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分17秒489 0.925 19
    9 6 ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ 1分17秒739 1.175 24
    10 3 ダニエル・リカルド マクラーレン 1分17秒769 1.205 23
    11 63 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ 1分17秒866 1.302 25
    12 7 キミ・ライコネン アルファロメオ 1分17秒883 1.319 16
    13 4 ランド・ノリス マクラーレン 1分17秒935 1.371 16
    14 5 セバスチャン・ベッテル アストンマーティン 1分17秒984 1.420 23
    15 99 アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ 1分18秒058 1.494 24
    16 11 セルジオ・ペレス レッドブル・ホンダ 1分18秒228 1.664 15
    17 31 エステバン・オコン アルピーヌ 1分18秒360 1.796 20
    18 47 ミック・シューマッハ ハース 1分18秒823 2.259 22
    19 9 ニキータ・マゼピン ハース 1分19秒739 2.916 18
    20 26 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダ 1分19秒781 3.217 11
  • 【速報】 F1エミリア・ロマーニャGP FP1 結果:フェルスタッペン3番手

    【速報】 F1エミリア・ロマーニャGP FP1 結果:フェルスタッペン3番手

    F1エミリア・ロマーニャGP FP1の結果速報。2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPのフリー走行1回目が行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がトップタイムを記録した。

    ホンダF1勢は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は3番手、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が5番手、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)16番手、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)が20番手で最初のセッションを終えた。ペレスはセッション中盤でマシン故障によってストップして赤旗中断の原因となった。

    F1エミリア・ロマーニャGP フリー走行2回目は、この後21時30分(現地時間14時30分)から行われる。

    2021年 F1エミリア・ロマーニャGP FP1 結果・タイム速報
    1.バルテリ・ボッタス(メルセデス) – 1分16秒564
    2.ルイス・ハミルトン(メルセデス) – 1分16秒605
    3.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) – 1分16秒622
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分16秒796
    5.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) – 1分16秒888
    6.カルロス・サインツ(フェラーリ) – 1分16秒888
    7.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ) – 1分17秒457
    8.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分17秒489
    9.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ) – 1分17秒739
    10.ダニエル・リカルド(マクラーレン) – 1分17秒769
    11.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ) – 1分17秒866
    12.キミ・ライコネン(アルファロメオ) – 1分17秒883
    13.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分17秒935
    14.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン) – 1分17秒984
    15.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ) – 1分18秒058
    16.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ) – 1分18秒228
    17.エステバン・オコン(アルピーヌ) – 1分18秒360
    18.ミック・シューマッハ(ハース) – 1分18秒823
    19.ニキータ・マゼピン(ハース) – 1分19秒739
    20.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ) – 1分19秒781

  • 2021年 F1エミリア・ロマーニャGP FP1:速報ツイート&Twitch配信

    2021年 F1エミリア・ロマーニャGP FP1:速報ツイート&Twitch配信

    2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPのフリー走行の速報ツイートとTwith配信。

    第2戦の舞台はイモラ・サーキット。以前にF1サンマリノGPの開催地だったイモラは、中低速コーナーの多い狭いサーキットであり、砂漠のナイトレースで行われた開幕戦とはまた一味違った癖の強さのあるトラックとなる。

    サヒールではレッドブル・ホンダF1が、パフォーマンス面でメルセデスを上回っているように見えたが、気温や路面、サーキットレイアウトが異なるイモラでもその傾向が続いているかが注目のポイントとなる。

  • アントニオ・ジョビナッツィ、イモラ仕様スペシャルヘルメット

    アントニオ・ジョビナッツィ、イモラ仕様スペシャルヘルメット

    アルファロメオF1のアントニオ・ジョビナッツィは、イタリア・イモラで開催されるF1エミリア・ロマーニャGPにスペシャルなカラーリングを施したヘルメットを用意した。

    現在、グリッドで唯一のイタリア人ドライバーとなったアントニオ・ジョビナッツィ。カラフルなカラーリングが施された特別デザインのヘルメットについて「イタリアでは言葉が十分じゃないときは色に語らせればいい」と語った。

    今週末のホームレースについてアントニオ・ジョビナッツィは「バーレーンで目にしたものは僕たちに大きな自信を与えてくれた。僕たちはイモラでどれくらい競争力があるかを見るのを楽しみにしている」とコメント。

    「戦いに参加できることは分かっているけど、リターンを最大化するために完璧な週末を提供する必要があることも分かっている。ミッドフィールド、特に予選ではマージンが非常に小さく、すべての細かなことが違いを生む」

    「イモラのホームグラウンドでポイント集計を開始したいと思っている。昨シーズンはホームレースが3回あったけど、感動は薄まることはなかった。ホームでレースをするのはいつも特別な気持ちだし、今週末もそこは変わらない」

    アントニオ・ジョビナッツィ 2021年 F1エミリア・ロマーニャGP ヘルメットアントニオ・ジョビナッツィ 2021年 F1エミリア・ロマーニャGP ヘルメットアントニオ・ジョビナッツィ 2021年 F1エミリア・ロマーニャGP ヘルメット

  • ピエール・ガスリー 「AT02は昨年よりも本当にパフォーマンスが向上している」

    ピエール・ガスリー 「AT02は昨年よりも本当にパフォーマンスが向上している」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、今季マシン『AT02』は昨年モデルのパフォーマンスから大きく改善していると感じており、F1エミリア・ロマーニャGPの見通しに「本当に興奮している」と語る。

    開幕戦F1バーレーンGPでは、予選Q2をミディアムタイヤで通過して5番グリッドを獲得したピエール・ガスリー。決勝では序盤のダニエル・リカルド(マクラーレン)との接触でマシンにダメージを負い、結果的にリタイアとなったが、AT02にはかなりの手ごたえを感じている。

    「僕たちはこのマシンをバーレーンのトラックでしか走らせていないので、異なるトラック特性でマシンがどのように機能するかについてはまだ少し不明だ」とピエール・ガスリーは語った。

    「でも、昨年よりもパフォーマンスが向上したと本当に信じている。ミッドフィールドのトップとのギャップを縮まった。僕たちは戦いのなかにいるし、競争力がない理由はない」

    「だからこそ、本当にワクワクしている。強いベースラインがあり、強いウィークエンドになるはずだと分かって、レースウィークエンドに向かうのは常にエキサイティングだ。僕たちは大きな希望を持っているし、バーレーンよりもはるかに多くのポイントを獲得して今週末を終えられることを願っている」

  • ルイス・ハミルトン 「ベッテルとのライバル関係がキャリアのお気に入り」

    ルイス・ハミルトン 「ベッテルとのライバル関係がキャリアのお気に入り」

    7回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、F1での長いキャリアのなかで、セバスチャン・ベッテルとのライバル関係が最も印象に残っていると振り返った。

    ルイス・ハミルトンとセバスチャン・ベッテルは、2010年と2012年にそれぞれマクラーレンとレッドブルでタイトル争いを繰り広げ、セバスチャン・ベッテルはその両方の争いに勝ってタイトルを4連覇した。

    二人のライバル関係は、2017年に改正されたレギュレーションの下で再熱し、それぞれメルセデスとフェラーリにチームを変えたなかで、ルイス・ハミルトンは2017年と2018年の厳しい戦いに勝った。

    だが、セバスチャン・ベッテルとフェラーリが競争力を失うなか、二人のライバル関係は衰退し、1位と2位でフィニッシュしたのは2019年10月が最後となっている。

    ルイス・ハミルトンは「本当に苦い記憶もあるけど、僕とセブのバトルは今まで僕のお気に入りだと言えるね」とセバスチャン・ベッテルと一緒に参加したF1エミリア・ロマーニャGPの記者会見で語った。

    「今日、僕たちがいる場所がどれくらい厳しいものかは分かっている。信じれられないようなドライバーであるだけでなく、4回のワールドチャンピオンであるセブという素晴らしい男とレースをしていた。僕たちは当時別のチームでレースをしていた。彼は当時はとても強いフェラーリにいた」

    「その間、集中力を維持し、週末ごとに結果を出すために、僕たち二人は多くの時間を費やした。それは僕たちにとって困難な時期だったけど、僕たちの間のリスペクトは非常に大きいことも、私たちを近づけたのかもしれない」

    「今は違う。マックス(フェルスタッペン)とレースをする場合、彼にはセブのようなバックグラウンドはないけど、彼には明らかに将来のチャンピオンになるチャンスがある」

    「それが今なのか後になるかは、最終的にはチームと僕が行う仕事に依存する」

    F1バーレーンGPを終え、ルイス・ハミルトンは現在、マックス・フェルスタッペンに対して7ポイントのアドバンテージを持っている。

    「僕たちは2戦目を迎えるだけなので、実際に僕たちの先に何があるかを推測したりすることはできない」とルイス・ハミルトンは語った。

    「ファンのために興奮している。特にファンのために可能な限り最高のエンターテインメントが必要なときなので、すべてのレースで彼らを沸かせられることを願っている」

  • ホンダF1:2021年 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGP プレビュー

    ホンダF1:2021年 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGP プレビュー

    ホンダF1は、2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPにレッドブル・ホンダおよびアルファタウリ・ホンダの4台で好成績を目指す。

    2020年、コロナ禍による変則的なカレンダーへの移行により、イモラへ14年ぶりにF1が帰ってきた。かつてはF1サンマリノGPとしてレースが行われたサーキットだが、今年は昨年に続きエミリア・ロマーニャGPとしてレースを開催。昨年の予選では、ホンダのF1パワーユニット勢が4台すべてトップ8入りを果たし、力強いパフォーマンスを披露している。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「先日バーレーンで行われたシーズン開幕戦では、レッドブル・レーシング・ホンダ、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ両チームともにポジティブな週末となり、今後につながるいいシーズンスタートとなりました。また、初のF1レースに臨んだルーキーの角田裕毅選手も9位に入賞するなど、今後が楽しみです。週末の中でいくつか発生したトラブルについては、チームとともに分析を行い、再発防止に向けた対応を取っています。週末の第2戦は、伝統あるイタリアのイモラ・サーキットで行われます。昨年、コロナ禍によるカレンダー変更のため14年ぶりにこの地でレースが開催されました。ファンやドライバーから愛されているこのサーキットで、今年もまたレースができることをうれしく思っています。前回は土曜と日曜だけの2日間フォーマットいう特殊な開催形式でしたが、今回は通常のグランプリと同様に3日間のレースウイークになります。また、このイモラ・サーキットはアルファタウリのファクトリーがあるファエンツァからわずか15Kmほどの場所に位置し、彼らにとってのホームレースとなりますので、アルファタウリのチームメンバーのみならず、我々ホンダのメンバーも一段と士気を高くしてレースに臨みます。昨年はここで、予選まではよかったものの、レースの結果は振るいませんでした。今年は両チームとともに、予選、レース両方でいい結果を目指して臨みたいと思います」

    セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「バーレーンGPは本当に劇的な展開で、スタート前にレースが終わったかと思ったけど、マシンを動かすことができてラッキーだった。悪いことがあった日は、その中で最大の成果を手にすることが大切だけど、最終的には追い上げを見せられてとてもいいレースになり、チームのためにポイントを獲得することができた。また、レースディスタンスを走りきることができて、マシンやチームとの仕事ぶりなど、すべてのプロセスの習熟が進んだし、走行距離を伸ばせたことも重要だ。フォーメーションラップでマシンが止まった時には、そこからどうなるか分からなかったが、冷静ではいられた。すべてがシャットダウンしてしまい、無線、テレメトリーなどが完全にオフになっていたので、その瞬間は何もできなかった。マシンを降りようとしていたところだったが、そのときに再起動することができた。結果として、ピットレーンからスタートすることにはなったけど、マシンにとどまって再び走行できるようになったので、ラッキーだった。マックスがポールを獲得しながらレースでは2位に終わるなど、メルセデスとは非常に僅差だと思っているし、それがサーキットによるものなのかを見ていきたい。イモラはバーレーンと全く異なるコースなので、そこでどうなるか興味深いし、彼らと比較してみたいと思っている。ここまで多くを学習した。特に、マックスのドライビングスタイルからは、このマシンの力を最大限に引き出すためにどうドライブしなければならないのかを学んでいる。それが一番大きな学びだったし、レースウイークを通じてどんなバランスが必要なのかが分かった。僕の目標はいいレースをすることで、レースウイークを楽しみにしている。イモラではばん回して表彰台争いができればと思っているし、願わくは勝利を目指したい。バーレーンとは異なり、オーバーテイクが難しいので予選が重要だけど、好きなサーキットだ」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「前回のポールポジションにはもちろん満足している。バーレーンでのレースは、シーズンの幕開けとしてすばらしいものだったし、パフォーマンス面でもポジティブだったが、イモラでもうまくいく保証はない。いい形でシーズンをスタートできたので、それが続けばと思っているが、簡単なことではないし、ライバルを倒すためにはすべてを完璧に機能させる必要がある。(バーレーンGPを振り返って)当然、改善できる部分は常にあるもので、レースウイーク後にそれを言うのは簡単だけど、僕らはチームとしていつも向上を目指しているし、そのための取り組みを続けていて、前を見ていきたいと思っている。バーレーンで優勝できていたとしても、改善点はあるし、7度のチャンピオン獲得を誇るチームを相手に戦っているわけだから、イモラでも同じように取り組んでいく。バトルが楽しみだし、シーズンはまだ先が長い。(RB16BとRB16の違いについて)タイヤや空力の変更など多くの要素が異なっているので、2つのマシンを比較できるとは思わないけど、ここまでRB16Bのハンドリングがいいというのは明言できる。まだ1つのサーキットしか走っていないので、レースごとにいいマシンバランスを探っていかなければならないが、F1では全員がこのチャレンジを楽しんでいる。今週末のイモラに向けては、とてもリラックスしていて、またあのコースで走るのを楽しみにしている。昨年は、タイヤの問題が起きるまではかなりいいレースができていた。まだシーズンのスタートに過ぎないので、どういうパフォーマンスができるか、コースへ出てみなければ分からない。すべてのレースで勝利を狙っていくという意欲が沸き上がっている。前回よりも1つ上に行けるか、見ていきたい」

    ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「ダニエル(リカルド)との接触を除けば、バーレーンでのレースウイークは順調で、多くのポジティブな点が得られた。フリー走行ではすべて上位に入り、予選でもトップ5入りと、過去最高に近い成績を残せた。パフォーマンスやスピードの面では、今週末のイモラをはじめ、この先のシーズンに向けてとても勇気づけられるものだった。バーレーンで見えたのは、僕らに大量ポイント獲得を可能にするパッケージがあるようだということで、今後のレースでも同様に戦えるはずだ。チームの自信を表す一例として、サヒールのQ2ではミディアムタイヤで挑み、僕ら以外は、メルセデス2台とマックス・フェルスタッペンだけが成功した。リスクはあったが、僕らのマシンやパフォーマンスレベルに対する信頼の証だ。ほかのサーキットでもこれを再現できればと思っている。コロナ禍の関連によりまださまざまな制限があり、慎重に行動しなければならないので、前戦が終わってからあまり多くのことはできていない。何日かシミュレーターに乗り、イースター休みには、規則に従った上で家族と過ごす時間を少し取れた。そして、今週は大好きなサーキットのイモラへと向かいる。テクニカルで、リズムに乗れる高速コーナーも多く、切り返しが忙しないコースだ。昨年は、ここでチームとの予選ベストリザルトを記録し、2列目のグリッドにつけた。残念ながらレースでは問題が起き、5番手走行中に終えてしまったが、それまではいいレースウイークだったので、戻るのがとても楽しみだし、昨年の埋め合わせをしたい。現段階でペースがあるのは分かっているものの、まだ改善できる部分もあるので、開幕戦以降、チームはハードワークを続けてくれている。シーズン序盤の時点だから、マシンの理解が進んで最適化できれば、前進できる可能性がどのチームにもあるので、僕らも懸命に取り組んで前進し続けなければならない。率直に言ってレースが待ちきれず、この3週間のブレイクがとても長く感じた。ここからは次々とレースが続くので、どんな結果が残せるか早く見てみたい」

    角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「バーレーンでの初のF1レースウイークはとても楽しかったですし、2戦目のイモラも楽しみにしています。バーレーンでは、特にサプライズはあまりありませんでしたが、取材対応だけは予想外の多さでした(笑)。初めてのレースと予選の中ではそんなに驚くようなことはなかったです。バーレーンの予選について、戦略に悔いはありません。ミディアムタイヤでQ3進出を狙ったことはいい経験でしたし、チームにとってもあのタイヤ戦略は新たなチャレンジでした。トップ5や6に入れるポテンシャルがあり、もっと上のグリッドを得られたかもしれませんが、そこから多くを学びました。どのセッションでも常に集中できていたので、緊張やプレッシャーもなく、時間がないと感じることもありませんでした。同じサーキットでプレシーズンテストができたこともよかったのだと思います。ポルティマオやモナコなど経験のないサーキットでは、バーレーンよりもタフな戦いになるはずです。イモラについては、走行経験も多く、バーレーンと似た形で入っていけるので、問題ないはずです。開幕戦での経験も活かせると思いますし、イモラでもマシンには自信があります。中速域のコーナーが多く、そこに高速コーナーもいくつかあるサーキットです。ターン1~2のような高速シケインが好きで、これまでに経験のない、イモラならではの箇所だと思います。また、高低差が大きい点も気に入っています。ほかとは異なるコースなので、多くのドライバーがドライビングを楽しんでいるのだと思います。また、ターン11~12のアクア・ミネラリというセクションは、下り坂で右コーナーが連続し、ここも楽しめます。全コーナーが好きですが、特にこれらはお気に入りです。レースウイークの開始から、徐々にペースを上げていきます。これがカギになるはずで、FP1でミスをして自信を失うようなことはしたくありません。シーズン開始前にここで走り込んだので、チームとしてはマシンセットアップに集中して取り組み、そのアドバンテージを活かしていい結果が出せればと思います。チームにとってのホームレースなので重要な一戦ですし、僕にとってもホームのように感じています。バーレーンを終えて興味深かったのは、日本のファンよりもヨーロッパからのほうが大きな反響だったことです。これは文化の違いもあり、日本のファンの皆さんは、数戦かけて僕がどれだけできるか見ていこうと思ってくれていると思います。ヨーロッパでの反応には驚きました。僕にとって、バーレーンは完璧なレースウイークにならず、もっと上を目指していたので、予想外でした。ファンの皆さんの応援がうれしいですし、それをプレッシャーではなく、ポジティブなものとして捉えています。今週末もきちんと自分の仕事を進めていきます」

  • マックス・フェルスタッペン 「トラックリミットについてFIAと話し合う」

    マックス・フェルスタッペン 「トラックリミットについてFIAと話し合う」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、F1バーレーンGPで発生した“乱雑”なトラックリミットの混乱が繰り返されることを回避するために、F1ドライバーがFIA(国際自動車連盟)と話し合うことを明らかにした。

    F1バーレーンGPのルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンの優勝を賭けたレース終盤のバトルは、ターン4のトラックリミット規則によって興ざめなものとなった。

    ルイス・ハミルトンは、スチュワードから警告されるまでペナルティなしに29回トラックリミットを超過していたが、その後、同じターン4でコース外からハミルトンをオーバーテイクしたマックス・フェルスタッペンは、ポジションを返すことを余儀なくされた。

    レッドブル・ホンダF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、ルールの“shades of gray/グレーの色合い(微妙な違い)”だと不満を述べ、メルセデスF1のチーム代表であるトト・ヴォルフもこの問題をより明確にするよう求めた。

    今週末のF1エミリア・ロマーニャGPでは、FIAは厳格な厳格な三振システムを課し、イモラでの3日間の走行すべてで同じように取り締まることを明言している。

    トラックリミットの議論について考えを求められたマックス・フェルスタッペンは「そこにウオールや砂利を置くだけで問題は簡単に解決できる。それは大いに役立つ」とコメント。

    「予選では縁石に留まらなければならなかったので、レースでもクリーンにそうしていたけど、もちろんルイスがワイドに走っていると聞いて、2周同じことをした。でも、僕はもうそれをすることを許されなかった」

    「レースを通してそれを変えられるようにするべきではないと思う。ワイドに走ることができるできないかのどちらかにすべきだ。もちろん、トラックリミット外での追い越しは許されないことは理解できるので、そこは問題ない」

    「でも、ワイドに走行したオーバーテイクでアドバンテージを得ることができないのなら、なぜ自分でそれをすることが許されているのか? それが僕が正しくないと思っていることだ」

    マックス・フェルスタッペンは、ガイドラインがレース中に変更されないようにするために、ドライバーとFIAとの間で話し合いを求めていることを確認した。

    「それについてドライバーとマイケル(マシ/F1レースディレクター)と話し合い、そこから何が生まれるのかを見ていきたい」とマックス・フェルスタッペンは付け加えた。

    「レースではちょっと乱雑だったと思う。それ以前はすべてが非常に厳格だったし、僕たちがすべてを処理した方法は問題なかったと思う」

    「でも、レースでは、間違いなく30周くらいルイスがワイドに遡行し、そこで時間を稼いでいたと思う。2周やってみたらやめろと言われた。それはちょっとおかしいよね」

    「自分のオーバーテイクなどについては、まあ、完全に理解できるものだったけどね」

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