カテゴリー: F1イタリアGP

  • 2021年 第2戦 F1エミリア・ロマーニャ 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年 第2戦 F1エミリア・ロマーニャ 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGP 決勝でのタイヤ戦略をF1公式タイヤサプライヤーのピレリが解説した。

    エミリア・ロマーニャ・グランプリの決勝は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、インターミディエイト~ミディアムと繋ぐ戦略で優勝した。ピレリがタイトルスポンサーを務めるスリリングなイモラでのレースは、接触事故に伴うデブリ除去のために、34周目に赤旗中断となった。

    赤旗中断中にはマシンの調整やタイヤ交換が許可されていることから、レースは残り29周のスプリントレースの様相を呈した。

    スタート前の降雨によって、大半のドライバーがCinturatoグリーン・インターミディエイトを、4名のドライバーがCinturatoブルー・フルウエットタイヤを装着してスタートした。赤旗中断は、路面がドライになりつつある状況で発生した。赤旗の前には2回のセーフティカー導入が行われていた。2回目のセーフティカー導入周回中、全ドライバーがスリックタイヤへの交換を終えた。インターミディエイトからスリックタイヤへのクロスオーバーポイント到達後、ハースの両ドライバーがP Zeroレッド・ソフトへ、他のドライバーはP Zeroイエロー・ミディアムへ交換した。

    マックス・フェルスタッペンは、オープニングラップの最初のコーナーで、ポールポジションからスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトンを抜いてトップに立った。赤旗中断後、ミディアムタイヤで再スタートしたフェルスタッペンは、その後もフィニッシュまでトップの座を維持した。

    ルイス・ハミルトンは、赤旗直前のコースアウトによって後退しながらも、ファステストラップポイント獲得を含む見事な追い上げを見せ、2位を獲得した。マクラーレンのランド・ノリスは、最終スティントをP Zeroレッド・ソフトタイヤで走行し、3位でフィニッシュした。

    雨、セーフティカー、赤旗の影響により、急速に変化する状況への対応が戦略の課題となった。そのようななか、Cinturatoグリーン・インターミディエイトでスタートし、赤旗中断直前にP Zeroイエロー・ミディアムへ交換する戦略が主流となった。

    ■各コンパウンドのパフォーマンス
    【ハードC2】
    このタイヤの適性を発揮することが難しい気温13℃、路面温度18℃のコンディション下、レースでの使用機会はなかった。

    【ミディアムC3】
    レースでのメインタイヤとなり、大半のドライバーがインターミディエイトからミディアムへ交換してフィニッシュした。優勝したフェルスタッペン、ファステストラップを記録したハミルトンは、ともにミディアムタイヤで30周以上走行した。

    【ソフトC4】
    再スタート時、トップ10中の4名がソフトタイヤを使用した。なかでもマクラーレンの両ドライバーは、ソフトの摩耗を見事にマネージし、ノリスは29周を走行して表彰台を獲得した。

    【インターミディエイト】
    スタート時に大半のドライバーが装着したインターミディエイトは、クロスオーバーポイントに達するまで、乾いていく路面コンディションに良好に対応していた。数多くのドライバーが、インターミディエイトで28周を走行した。

    【フルウエット】
    アルファタウリのピエール・ガスリーを含む4名のドライバーが、フルウエットでスタートした。ガスリーは、他のドライバーよりも長い14周をフルウエットで走行し、インターミディエイトへ交換した。

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「イモラの難しさを浮き彫りにするような事故に伴う赤旗中断によって、レースがふたつのパートに分断されたことが、不安定で冷涼な天候下のレースをさらに複雑にしました。レース週末中、インターミディエイトとフルウエットによる走行機会がなかったことから、各チームは、走行中にクロスオーバーポイントを見極める必要がありました。そのようななか、ドライラインが見え始めたとき、フェルスタッペンとレッドブルは、ルイス・ハミルトンより先に完璧なタイミングでピットストップを行いました。赤旗中断後の再スタート後、大半のドライバーが使用したミディアムタイヤは、ドライコンディション下のレースでの重要な場面で、性能と耐久性の見事なバランスを示していました。また、表彰台を獲得したノリスを含むドライバーが使用したソフトも、最終スティントで力強い性能を見せました。記憶に残るレースでタイトルスポンサーを務められたことを光栄に思います」

    エミリア・ロマーニャ・グランプリF1エミリア・ロマーニャGP

  • セルジオ・ペレス 「マシンには1-2フィニッシュも可能なペースがあった」

    セルジオ・ペレス 「マシンには1-2フィニッシュも可能なペースがあった」

    レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスは、2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPの決勝を12位でフィニッシュ(11位に昇格)。ミスによって結果を出せなかったことを悔やんだ。

    2番グリッドからスタートしたセルジオ・ペレスは、厳しい路面コンディションもあり、オープニグラップで4番手にポジションを落としてしまう。この直後にアクシデントが発生し、セーフティカー(SC)導入となった。

    SC走行が明ける直前に、ペレスはターン9でコースアウトし、2台に抜かれる。この際に、コース復帰後すぐにポジションを戻したものの、これがSC走行中の追い越し行為と裁定され、タイムペナルティーを科される。

    34周目にジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)とバルテリ・ボッタス(メルセデス)が激しくクラッシュし、レースは赤旗中断となる。中断前にペナルティ ーを消化していたセルジオ・ペレスはソフトを装着して4番手までポジションを戻す。しかし、その後ターン6でスピンしてしまい、最終的に12位でチェッカーを受けた。

    「今日のコンディションはとても難しく、いくつかのミスが結果に響いてしまった」とセルジオ・ペレスはコメント。

    「タイヤを一定の温度に保つのに苦しみ、セーフティカー走行中にコントロールを失って、10秒ペナルティーにつながってしまった。もちろん、マシンに慣れることや今日の出来事から学ぶことは重要だけど、気分は落ち込んでいて、自分自身にがっかりしているし、チームにもとても申し訳ない」

    「リスタートの時点では表彰台は狙えると思っていたし、マシンのペースもよかったですので、1-2フィニッシュも可能だったと思う。今は次のレースに切り替え、チームとハードワークをして、強くなって戻ってきたいと思う」

    2021年 F1エミリア・ロマーニャGP 決勝 結果
    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    2.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    3.ランド・ノリス(マクラーレン)
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    5.カルロス・サインツ(フェラーリ)
    6.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    7.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    8.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    9.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    10.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    11.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
    12.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
    13.キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    14.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
    15.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
    16.ミック・シューマッハ(ハース)
    17.ニキータ・マゼピン(ハース)
    DNF.バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    DNF.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    DNF.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)

  • ホンダF1、1991年のアイルトン・セナ選手以来のイモラでの勝利

    ホンダF1、1991年のアイルトン・セナ選手以来のイモラでの勝利

    ホンダF1にとって、2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPでレッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンが挙げた今季初勝利は、ホンダとして79勝目、そして、イモラ・サーキットでは1991年のアイルトン・セナ選手以来の勝利となった。

    2021年限りでF1から撤退するホンダF1は、今シーズンに向けて“新骨格”と称する完全に新しいF1エンジンを開発。王者メルセデスを倒してタイトルを獲得するためには、シーズン序盤から勝利を重ねて独走を許さないことが絶対条件となっている。

    波乱の多い展開の中となったF1エミリア・ロマーニャGPでは、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンが盤石のドライビングで第2戦目で待望の今季初勝利を挙げた。

    「今日の表彰台でレッドブル・レーシング・ホンダという名前を聞いたときには、グッとくるものがありました」
    ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は「今シーズンは序盤戦が非常に大事だと思って臨んでいますが、この2戦目でフェルスタッペン選手が初勝利を挙げてくれたことを本当に嬉しく思っています」と語る。

    「今日の表彰台でレッドブル・レーシング・ホンダという名前を聞いたときには、グッとくるものがありました」

    「レース前に突然雨が降るという難しいコンディションの中で、フェルスタッペン選手の雨の中の走らせ方、うまさが光り、本当にいいレースをしてくれました。また、我々のマシンが十分に戦えることがよく分かったレースでもあるので、改めてここからも一戦一戦大事に戦わなくてはいけないと感じています」

    「バーレーンの開幕戦ではハミルトン選手が優勝し、フェルスタッペン選手が2位でしたが、今日はその逆の結果になりました。この先も同じような戦いが続いていくのではないかと思っていますが、今日は改めて王者ハミルトン選手の速さが光ったレースでもあり、この先も楽なレースになるとは全く思っていません」

    「我々にはあと21戦が残されているのみですが、ここからも一戦ずつしっかりと戦いきることが、最終的な結果につながると思っていますので、それを信じて全力でレースに挑んでいきます」

    「ドライバー、チーム、そしてホンダのメンバーそれぞれが着実な仕事をしたことで得られた勝利です」
    ホンダF1のテクニカルディレクターとして現場を統括する田辺豊治は「今日のエミリア・ロマーニャGPでレッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が、今シーズン初優勝を果たしました」とコメント。

    「スタート前に降り出した雨の影響により、非常に難しい路面コンディションの中でアクシデントが多発し、赤旗中断などがあるトリッキーなレース展開でしたが、ドライバー、チーム、そしてホンダのメンバーそれぞれが着実な仕事をしたことで得られた勝利です」

    「懸命な開発によって競争力のあるPUを送り込んでくれたHRD-SakuraとHRD-UKのメンバー、そして素晴らしい車体を開発してきたレッドブル・レーシングに感謝の言葉を贈ります」

    「5番手スタートのスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手は、序盤のウエットタイヤでの走行で一時は大きくポジションを落としましたが、粘り強い走りで巻き返しを見せ、7位入賞を獲得してくれました。レッドブル・レーシングのペレス選手、スクーデリア・アルファタウリの角田選手も、ともにいい走りを見せていましたが、残念なことに濡れた路面でスピンを喫し、完走を果たしたもののポイント圏外に終わりました」

    「まだ2戦を終えたところですが、いい戦いができていることをうれしく思っています。ここからも長いシーズンが続きますが、一戦一戦を大事に全力で前進を続けていきます」

    今回の勝利で、マックス・フェルスタッペンは、ドライバーズランキングで首位のルイス・ハミルトンに1ポイント差まで差を縮め、コンストラクターズ選手権でもレッドブル・ホンダは、メルセデスとの差を7ポイントと食らいついている。

  • マックス・フェルスタッペン 「チームとホンダのメンバー全員の勝利」

    マックス・フェルスタッペン 「チームとホンダのメンバー全員の勝利」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPで優勝。“この勝利はチームとホンダのメンバー全員のもの”と語った。

    3番グリッドかたインターミディエイトタイヤでスタートしたフェルスタッペンが素晴らしい飛び出しを見せ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)のインを突くと、首位を奪い取る。

    路面は徐々に乾いていき、2番手のハミルトンからのプレッシャーも強まってきたことから、レッドブル・ホンダはフェルスタッペンを27周目にピットインさせ、ドライ用のミディアムタイヤに交換。ハミルトンもこの直後にピットインしたが、コース復帰後にはフェルスタッペンが5秒近くのリードを築いて首位をキープした。この後、ハミルトンのコースアウトもあり、フェルスタッペンは大きくリードを拡大する。

    しかし、34周目にジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)とバルテリ・ボッタス(メルセデス)が激しくクラッシュし、レースは赤旗中断となる。

    この中断によって、各車はタイヤ交換が可能となり、フェルスタッペンはミディアムを装着。リスタート時にはフェルスタッペンがハーフスピンを喫する場面もあったが、首位をしっかりと維持。後続との差を大きく広げ、最後は20秒以上のリードを保ったままチェッカーフラッグ。今季初勝利を挙げた。この勝利は、ホンダとしては79勝目、イモラでホンダのF1エンジン搭載マシンが勝利するのは、1991年のアイルトン・セナ選手以来となる。

    「今日の優勝は本当にうれしいし、この勝利はチームとホンダのメンバー全員のものだと思う」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「今日はいいスタートを切れたことがカギだったと思う。昨年はいつもウエットタイヤでのスタートに苦しんでいたけど、改善のためにみんなで懸命に努力してきた」

    「特にレース序盤のコンディションが非常に難しかったし、コースアウトしないように走り続けることが本当に難しかったけど、結果的にトラブルフリーでレースを終えることができた。後ろからルイス(ハミルトン)がよくついてきていたので、僕がレースを支配したと言えるほど速かったとは思わないし、赤旗中断からの再開後にあそこまで上がれたということは、彼のマシンに速さがあったということだと思う」

    「勝利できたのはチームが正しいタイヤ選択をしてくれたからだし、すべてをうまくマネージしてくれた。インターミディエイトタイヤの摩耗状況を考慮すると、スリックタイヤに交換するタイミングは難しかったけど、チームが正しいときにピットに呼んでくれた。リスタート前にタイヤを温める際、一瞬スピンしそうになったけど、幸運にも無事にレースを続けることができた」

    「まだまだ僅差なので改善することがあるが、今日のところは結果に非常に満足している。ポルトガルは素晴らしいサーキットなのでレースが楽しみだし、その後のバルセロナはどんなところかよく理解できているサーキットだ。これからどこまで行けるか分からないけど、今のところはいいシーズンのスタートを切れていると思っている」

    2021年 F1エミリア・ロマーニャGP 決勝 結果
    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    2.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    3.ランド・ノリス(マクラーレン)
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    5.カルロス・サインツ(フェラーリ)
    6.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    7.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    8.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    9.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    10.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    11.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
    12.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
    13.キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    14.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
    15.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
    16.ミック・シューマッハ(ハース)
    17.ニキータ・マゼピン(ハース)
    DNF.バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    DNF.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    DNF.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)

  • バルテリ・ボッタス、ジョージ・ラッセルに反論 「クラッシュは彼の責任」

    バルテリ・ボッタス、ジョージ・ラッセルに反論 「クラッシュは彼の責任」

    メルセデスF1のバルテリ・ボッタスは、F1エミリア・ロマーニャGPでの高速クラッシュは“明らかに”ジョージ・ラッセルに責任があると感じていると語る。

    8番グリッドからスタートしたバルテリ・ボッタスは、レース前半に順位を落とし、31周目にジョージ・ラッセルからプレシャーを受けていた。そして、ラッセルがタンブレロへのアプローチでボッタスに追い抜きを仕掛けたとき、両者は衝突し、高速でウオールにぶつかり、W12とFW43Bは大破した。

    リプレイ映像では、バルテリ・ボッタスがジョージ・ラッセルの外側にあまり多くのスペースを与えていなかったことを示しており、ラッセルはボッタスが責任があると信じている。クラッシュ後、ラッセルはマシンから飛び降りて、ボッタスに向かいヘルメットに平手打ちを食らわしボッタスはそれに中指を立てて返した。

    クラッシュの結果、レースは赤旗中断となった。バルテリ・ボッタスは、恐ろしい事故の責任は完全にジョージ・ラッセルにあるとの見解を語った。

    「ストレートで早めに彼が見えて、彼が右に動いたことに気付いた」とバルテリ・ボッタスは記者団に語った。

    「僕が見たリプレイでは、僕はずっとそこに2台分のスペースを残していた。でも、彼は明らかにそれを失って僕にぶつかってきた。それでゲームオーバーだった」

    「明らかに彼のミスだったのし、彼が何をしていたのか分からない」

    「彼には不満を抱いているよ。でも、実際にはそんな感じだ」

    ジョージ・ラッセルは、レース後にソーシャルメディアを利用して、時間をかけて落ち着いて考えをまとめたが、それでもバルテリ・ボッタスが責任を負うべきだという信念を固く信じている。

    「僕は元気だ。とにかくがっかりしている。結局のところ、あれは不運な事件だった」とジョージ・ラッセルは書いた。

    「自分のポジションを守る権利はある。でも、330kphでは、スピードと状況を尊重する必要がある」

    「チームのために腹立たしく思う。今日はもっと良い結果を出すにふさわしかった」

  • 2021年 F1ポイントランキング (第2戦 F1エミリア・ロマーニャGP終了時点)

    2021年 F1ポイントランキング (第2戦 F1エミリア・ロマーニャGP終了時点)

    2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPが終了。ルイス・ハミルトンがランキングトップの座をかろうじて守った。

    雨のなか混乱のレースとなったF1エミリア・ロマーニュGPを制したのはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。2位にはルイス・ハミルトン(メルセデス)が続き、開幕戦とは逆の結果となった。しかし、ハミルトンがファステストラップを記録したことでボーナスポイントの1ポイントで首位の座を守った。

    レース後、2つのペナルティが科された。7位のランス・ストロール(アストンマーティン)に5秒加算ペナルティが科せられ、ピエール・ガスリーが7位に昇格、ランス・ストロールが8位に降格。また、9位のキミ・ライコネン(アルファロメオ)に30秒加算ペナルティが科せられて13位に降格。エステバン・オコンが9位、フェルナンド・アロンソが10位に昇格してアルピーヌがダブル入賞となった。

    コンストラクターズ選手権ではメルセデスが60ポイントでトップ。2位にレッドブル・ホンダが53ポイントとその差は7ポイント。アルピーヌは今季初ポイントをマークした。

    2021年F1ドライバーズポイント
    1.ルイス・ハミルトン (メルセデス) – (44)
    2.マックス・フェルスタッペン (レッドブル) – (43)
    3.ランド・ノリス (マクラーレン) – (27)
    4.シャルル・ルクレール (フェラーリ) – (20)
    5.バルテリ・ボッタス (メルセデス) – (16)
    6.カルロス・サインツ (フェラーリ) – (14)
    7.ダニエル・リカルド (マクラーレン) – (14)
    8.セルジオ・ペレス レッドブル) – (10)
    9.ピエール・ガスリー (アルファタウリ) – (6)
    10.ランス・ストロール (アストンマーティン) – (5)
    11.角田裕毅 (アルファタウリ) – (2)
    12.エステバン・オコン (アルピーヌ) – (2)
    13.フェルナンド・アロンソ (アルピーヌ) – (1)
    14.キミ・ライコネン (アルファロメオ) – (0)
    15.アントニオ・ジョビナッツィ (アルファロメオ) – (0)
    16.ジョージ・ラッセル (ウィリアムズ) – (0)
    17.セバスチャン・ベッテル (アストンマーティン) – (0)
    18.ミック・シューマッハ (ハース) – (0)
    19.ニキータ・マゼピン (ハース) – (0)
    20.ニコラス・ラティフィ (ウィリアムズ) – (0)

    2021年 F1コンストラクターズポイント
    1.メルセデス – (60)
    2.レッドブル – (53)
    3.マクラーレン – (41)
    4.フェラーリ – (34)
    5.アルファタウリ – (8)
    6.アストンマーティン – (5)
    7.アルピーヌ – (3)
    8.アルファロメオ – (0)
    9.ウィリアムズ – (0)
    10.ハース – (0)

  • マックス・フェルスタッペン、今季初勝利「素晴らしいレースだった」

    マックス・フェルスタッペン、今季初勝利「素晴らしいレースだった」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPで今季初勝利。“素晴らしいレースだった”と振り返った。

    レースはウエットトラックでスリリングなスタートとなった。マックス・フェルスタッペンは3番グリッドから良い発進を見せ、ターン2でルイス・ハミルトンからリードを奪う。バルテリ・ボッタスとジョージ・ラッセルの激しいクラッシュにとってレースは赤旗中断となったが、リスタート後もフェルスタッペンにとっては問題ではなかった。

    最終的にルイス・ハミルトンに22秒の差をつけての快勝。ハミルトンはレースの途中でコースを外れ、フロントウィングを損傷したが、リスタート後、なんとかすべての2位まで順位を取り戻した。マクラーレンのランド・ノリスが3位に入り、2度目の表彰台を獲得した。

    レース後、マックス・フェルスタッペンは「素晴らしいレースだった。勝利にとても満足している」とコメント。

    「鍵は素晴らしいスタートだった。自分でもスタートには驚いた。去年はスタートに問題があったけど、チームはそれを改善するために一生懸命努力した。すでにバーレーンでそれを見ることができたけど、このようなトリッキーなコンディションの下で僕たちは本当に素晴らしい仕事をした。」

    レース開始時のコンディションはトリッキーだったとマックス・フェルスタッペンは振り返る。

    「特に序盤は非常にチャレンジングだった。正直、コース上に留まっているのもとても大変だったし、とても滑りやすかった。もちろん、そこからウエットでタイヤは劣化していった。正しいタイミングでスリックタイヤに交換するのは決して簡単なことではない。ドライのラインが1本だけの難しいトラックで最初にスリックに交換したはない。僕たちは正しいラップでスリックに交換することができたと思う。1周早ければ、もっと難しかっただろう」

    リスタースタート直前、マックス・フェルスタッペンは最後から2番目のコーナーでスピンしそうになったが、なんとかマシンをコントロールし、コース上に留まった。

    「リスタートするまで少し時間があった。タイヤを温めるための秘密の策略だった」とマックス・フェルスタッペンは冗談めかして答えた。

    「幸いなことに僕たちはそれを乗り越きったけど、それは冷えたタイヤでどれほどトリッキーであるかを示している。スロットルを少し積極的にしすぎると、コースから外れてしまう。それを除けば、今日はすべてうまくいった」

    支配的な勝利であったかどうかを質問されたマックス・フェルスタッペンは「支配的だったとは思わない」とコメント。

    「ルイスは僕に追いつくことができたし、9番手から2番手まで反撃できたことで、まだ十分なスピードがあることを示した。今日、僕たちはこのようなコンディションですべてを正しく行った。良いスタートを切り、良い戦略があり、ノーズを綺麗なままにした。それがレースに勝つ方法だ。でも、保証はないし、僕たちは自分自身を改善し続けるためにまだ一生懸命働く必要がある。差はごくわずかだ。でも、今のところ、この結果とシーズンの良いスタートに特に満足している」

  • 角田裕毅、スピンを悔やむ「加速では気を付けなければならないと学んだ」

    角田裕毅、スピンを悔やむ「加速では気を付けなければならないと学んだ」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPの決勝レースを13位でチェッカー(後に12位に昇格)。入賞の可能性もあっただけに赤旗中断後のスピンを悔やんだ。

    最後尾からスタートした角田裕毅は、オープニングラップで最後尾から14番手までジャンプアップ。ペースの上がらないチームメイトのピエール・ガスリーを交わして、序盤で13番手まで順位を上げた。

    34周目にジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)とバルテリ・ボッタス(メルセデス)が激しくクラッシュし、レースは赤旗中断。この中断によって、各車はタイヤ交換が可能となり、角田裕毅はソフトを装着。リスタートで9番手までポジションを上げたものの、ターン2でスピンを喫してポイント圏外まで順位を落としてし、13位でチェッカーを受けた。

    「見ていたファンの皆さんにとっては、素晴らしいレースになったと思いますが、僕は自分自身にがっかりしていますし、チームにも申し訳なく思っています」と角田裕毅はコメント。

    「いいレースができていて、ペースもすごくよかったので、赤旗中断後のスピンは本当に残念でした。ウエットでF1マシンを走らせるのは初めてでしたが、慎重に、特に加速では気を付けなければならないと学びました」

    「レインコンディションの中、インターミディエイトタイヤでスタートしたのも難しかったのですが、異なるコンディションでこのタイヤがどう機能するのかを理解する貴重な機会になりました。今日はポイント獲得が可能だったはずですが、すべてが学びになったので、この経験を次戦に活かしていきたいと思います」

    2021年 F1エミリア・ロマーニャGP 決勝 結果
    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    2.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    3.ランド・ノリス(マクラーレン)
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    5.カルロス・サインツ(フェラーリ)
    6.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    7.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    8.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    9.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    10.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    11.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
    12.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
    13.キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    14.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
    15.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
    16.ミック・シューマッハ(ハース)
    17.ニキータ・マゼピン(ハース)
    DNF.バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    DNF.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    DNF.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)

  • ホンダF1、今季初優勝 「全員が着実な仕事をしたことで得られた勝利」

    ホンダF1、今季初優勝 「全員が着実な仕事をしたことで得られた勝利」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPの決勝レースを振り返った。

    F1エミリア・ロマーニャGP決勝は、波乱の多い展開の中で、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンが盤石のドライビングとともに今季初勝利を挙げた。

    マックス・フェルスタッペンは後続との差を大きく広げ、最後は20秒以上のリードを保ったままチェッカーフラッグ。この勝利は、ホンダとしては79勝目、イモラでホンダのF1エンジン搭載マシンが勝利するのは、1991年のアイルトン・セナ選手以来となる。

    「今日のエミリア・ロマーニャGPでレッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が、今シーズン初優勝を果たしました」と田辺豊治はコメント。

    「スタート前に降り出した雨の影響により、非常に難しい路面コンディションの中でアクシデントが多発し、赤旗中断などがあるトリッキーなレース展開でしたが、ドライバー、チーム、そしてホンダのメンバーそれぞれが着実な仕事をしたことで得られた勝利です」

    「懸命な開発によって競争力のあるPUを送り込んでくれたHRD-SakuraとHRD-UKのメンバー、そして素晴らしい車体を開発してきたレッドブル・レーシングに感謝の言葉を贈ります」

    「5番手スタートのスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手は、序盤のウエットタイヤでの走行で一時は大きくポジションを落としましたが、粘り強い走りで巻き返しを見せ、7位入賞を獲得してくれました。レッドブル・レーシングのペレス選手、スクーデリア・アルファタウリの角田選手も、ともにいい走りを見せていましたが、残念なことに濡れた路面でスピンを喫し、完走を果たしたもののポイント圏外に終わりました」

    「まだ2戦を終えたところですが、いい戦いができていることをうれしく思っています。ここからも長いシーズンが続きますが、一戦一戦を大事に全力で前進を続けていきます」

    2021年 F1エミリア・ロマーニャGP 決勝 結果
    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    2.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    3.ランド・ノリス(マクラーレン)
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    5.カルロス・サインツ(フェラーリ)
    6.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    7.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    8.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    9.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    10.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    11.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
    12.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
    13.キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    14.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
    15.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
    16.ミック・シューマッハ(ハース)
    17.ニキータ・マゼピン(ハース)
    DNF.バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    DNF.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    DNF.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)

  • 【動画】 F1エミリア・ロマーニャGP 決勝 ハイライト

    【動画】 F1エミリア・ロマーニャGP 決勝 ハイライト

    F1エミリア・ロマーニャGP 決勝のハイライト動画。2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPの決勝が4月18日(日)にイタリアのイモラ・サーキットで行われた。

    決勝直前の雨によってウエットコンディションとなったレースはフォーメーションラップでシャルル・ルクレール(フェラーリ)がスピンを喫する波乱の様相を呈してのスタート。レースは34周にバルテリ・ボッタス(メルセデス)とジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)のクラッシュによって赤旗中断。そこを境に2つのパートに分かれたようなレースとなった。

    優勝は3番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。スタート直後にルイス・ハミルトンと軽く接触しながらもトップに躍り出ると28周目にドライタイヤに交換してトップをキープ。リスタート前のフォーメーションラップでスピンしかける場面もあったが、それ以降は危なげない走りで優勝。通算11勝目。開幕戦の雪辱を果たした。ホンダにとっては1991年のアイルトン・セナ以来の30年ぶりのイモラ勝利となった。

    2位はルイス・ハミルトン。ドライタイヤに履き替え、2番手でフェルスタッペンを追いかけていた31周目にバックマーカーを抜こうとしてコースオフするというらいくないミス。フロントウイングを壊すが、そこで赤旗中断という運が味方した。マシンを修理し、新品タイヤを履いたハミルトンは9番手から素晴らしい挽回を見せて2位でフィニッシュ。最終ラップではファステストラップを記録してランキング首位の座を守った。3位はマクラーレンのランド・ノリスが自身2度目の表彰台を獲得した。

    5番グリッドからスタートしたピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)は、ウエットタイヤでスタートするというチョイスが裏目に出てしまい、序盤に順位を落とし、インターに交換したことでさらに後方に落とし、赤旗中断時には14番手。しかし、リスタート後に挽回し、2ポイントを獲得した。

    2番グリッドからスタートしたレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは、オープニングラップで4番手に後退。さらにニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)のクラッシュによって入ったセーフティカー期間中にコースアウトした後、2台を抜いて順位を取り戻したことで10秒のストップ&ゴー・ペナルティを科せられる。赤旗中断時には4番手にいたセルジオ・ペレスだが、ソフトタイヤを選択したことが裏目に出て単独スピン。その後もコースオフなどもあり、12番手でフィニッシュ。

    最後尾からのスタートとなった角田裕毅は、オープニングラップで14番手まで順位を上げ、13番手を走行中の27周目にミディアムタイヤに交換。この交換が上位勢のピットストップの引き金となる。赤旗中断時には10番手にいた角田裕毅だったが、ペレス同様にソフトタイヤを選択が機能せずに単独スピン。最終的に13位でレースを終えた。