カテゴリー: F1イタリアGP

  • 2021年 F1エミリア・ロマーニャGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2021年 F1エミリア・ロマーニャGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。

    優勝はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。3番グリッドからスタート直後にトップに躍り出ると、ルイス・ハミルトンからのプレッシャーを受けながらも、ピットストップやリスタートをうまく決め、今シーズン初勝利を挙げた。2位のルイス・ハミルトンは、31周目にクラッシュして9番手まで後退するも、そこから圧巻の追い上げをみせた。

    1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    「今日の優勝は本当にうれしいし、この勝利はチームとホンダのメンバー全員のものだと思う。今日はいいスタートを切れたことがカギだったと思う。昨年はいつもウエットタイヤでのスタートに苦しんでいたけど、改善のためにみんなで懸命に努力してきた。特にレース序盤のコンディションが非常に難しかったし、コースアウトしないように走り続けることが本当に難しかったけど、結果的にトラブルフリーでレースを終えることができた。後ろからルイス(ハミルトン)がよくついてきていたので、僕がレースを支配したと言えるほど速かったとは思わないし、赤旗中断からの再開後にあそこまで上がれたということは、彼のマシンに速さがあったということだと思う。勝利できたのはチームが正しいタイヤ選択をしてくれたからだし、すべてをうまくマネージしてくれた。インターミディエイトタイヤの摩耗状況を考慮すると、スリックタイヤに交換するタイミングは難しかったけど、チームが正しいときにピットに呼んでくれた。リスタート前にタイヤを温める際、一瞬スピンしそうになったけど、幸運にも無事にレースを続けることができた。まだまだ僅差なので改善することがあるが、今日のところは結果に非常に満足している。ポルトガルは素晴らしいサーキットなのでレースが楽しみだし、その後のバルセロナはどんなところかよく理解できているサーキットだ。これからどこまで行けるか分からないけど、今のところはいいシーズンのスタートを切れていると思っている」

    2位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    「ある段階ではバリアに直面して周回遅れになったことを考えれば、その点では厳しい1日だった。雨の中ではかなりいいペースで走れていたし、追い上げていたけど、バックマーカーに対して少し焦ってしまった。僕だって人間なので、あのようなミスをすることもある。レースに復帰して、挽回し、2位を取り戻せたのはうれしい。今日のクルマは難しかった。ポールでスタートしたので、1位でフィニッシュできたかもしれないけど、あのようなことは僕たちは試され、素晴らしいバトルをしている。ここからだ」

    3位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「表彰台に上がれてとてもうれしい。チームも自分自身も非常にうまくいったレースだった。自分の走りはとても良かったと思う。たくさんの良い選択をしたけど、簡単ではなかった。レース序盤はかなり厳しかった。あちこちで接触があって、完璧なスタートではなかったけど、冷静に対応できた。赤旗やセーフティカーが出ることを想定して、レース後半にチャンスが巡ってくるかもしれないと考えて、最後まで集中していた。それを念頭に置いてしっかりと挽回できた。僕の前で何人かクラッシュしたり、ミスしていたので、それを利用できた。その後、ソフトタイヤに履き替えて最後まで行くという良い選択をして、ルクレールの前に出ることができた。もう少しで2位を守れたけど、そうはいかなかった。タフなレースだったけど、自分自身にとって非常にやりがいのあるものだったし、何よりもチームへのお返しができた。新しいパーツを持ってきてくれて、毎週末ファクトリーでマシンをより良くするために懸命に働いてくれたチームに感謝している」

    4位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「面白いレースだったけど、レース前半で築き上げたアドバンテージを一掃する赤旗の前は本当にいい位置にいたので少しフラストレーションを感じている。リスタートで苦労した。残念なことに僕はストレートで脆弱で、他と戦ったり防御したりするのが困難だった。実際、僕たちはダウンフォースをつけるというちょっとしたギャンブルをしていた。雨ではそれが役に立ったけど、レース後半のドライのときはより難しくした。全体としては今日のパフォーマンスにはとても満足している。多くのモチベーションがあるのは確かだ。僕たちは今、より面白いポジションを戦っているし、それはポジティブだ。僕たちはいい仕事をしているし、これを維持できれば、近いうちにトップを争うことになると確信している」

    5位:カルロス・サインツ(フェラーリ)
    「今日は非常に堅実なレースだった。スタート時のコンディションは、視界が悪くとてもトリッキーだったけど、頑張ってスタートでポジションをかなり上げることができた。僕にとってはこのクルマで2回目のレースだし、ウエットは初めてだったので、未知の状況だったけどレースタイムを失ってあちこちでミスしながらも、リスクを冒して限界を探ったことが功を奏した。ウエットでのペレースはとても強力だったし、ドライでもとても良かったので、それには満足している。終始かなり快適だったし、11番手スタートから5位フィニッシュという結果は励みになる。正しい方向に進んでいるし、集中して、この方向で仕事を続けていく必要がある。今日堅実なポイントを獲得できたのはチームにとって間違くと勝ったし、ダブルポイントフィニッシュをとても嬉しく思っている」

    6位:ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    「グリッドに着く前に雨が降ってきて、どうなるか分からないレースだった。スタートで何とかポジションを確保して、その後は5番手を走行していた。路面が乾き始めた頃に右フロントにグレイニングができてしまい、良いペースを保てなかった。リスタートでは、スタンディングスタートの可能性を最大限に生かすためにソフトタイヤを装着した。長いスティントで、最後までソフトを使い続けようとしたけど、うまくいかなかった。フロントとリアの両方のタイヤに苦労した。素晴らしいレースではなかったのは確かだけど、僕が6位でランドが3位なので、コンストラクターズポイント的には良いことだと思う。ランドを祝福する。素晴らしいレースをしていたし、マシンのペースの素晴らしさも見せた。僕のレースペースは特別なものではなかった。これからも努力して改善していくしかなければならない」

    7位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「今日は間違いなく厳しい一日だった。5番手からのスタートだったが、スタート時のタイヤ選択が周りと異なり、後方まで順位を下げてしまった。とても残念ではあるものの、戦い続け、赤旗中断後は順位を挽回して7位に入り、ポイントを獲得できたことはよかった。簡単なレースではなかったので、ポイント獲得で終われたことはポジティブだ。ただ、今日のスターティンググリッドを考えればもっと上を目指せたと思います。土曜日にはマシンのポテンシャルを示すことができたので、次はレースウイークすべてでそれを発揮する必要がある」

    8位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「エキサイティングなレースだったし、とても楽しかった。重要なポイントを獲得できたし、今日は本当に楽しかった。天候のせいで少し面白いことになったけど、それを最大限に利用できた。ブレーキトラブルの後、マシンを修復してくれたグリッド上のクルーにも感謝する。また、ギアシフトの問題も克服していて、そのせいでラップタイムが落ちてしまったけど、最後まで走り切ることができた。午後はいろいろなことがあってとても忙しかったので6ポイントを獲得できて本当にうれしい。今回はマシンのバランスがとても良かったけど、前のチームに追いつくためにはまだやるべきことがいくつかがある。ポルトガルに向けて、今はそこに集中している」

    9位:エステバン・オコン(アルピーヌ)
    「今日は厳しいコンディションでチャレンジングなレースだった。たくさんのチャンスがあり、何とかポイントを獲得することができた。まずまずの結果だし、チームのハードワークが報われた。もっと多くのポイントを獲得できる可能性はあった。長く、体力的に厳しいレースだったし、リスタートからは最後まで全開だった。レース中は何度かバトル、特にフェルナンドとのバトルを楽しんだ。今は次のレースウイークを楽しみにしている」

    10位:フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    「今日のレースはウエットでスタートし、ドライでフィニッシュするなど、さまざまコンディションで難しい1日だった。再びこういったコンディションでドライビングして多くのことを学んだ。F1では1日半のテストしかできず、まったく準備ができないので、簡単ではなかった。全体的に、4つのレースがひとつに詰まったレースと言える。この週末はマシンは良くなったと思う。そこはポジティブなことだけど、まだ多くのクルマに挟まれてタイトな状況だ。ポルトガルでまた頑張るつもりだ」

  • メルセデスF1代表 「ジョージ・ラッセルは学ぶべきことがたくさんある」

    メルセデスF1代表 「ジョージ・ラッセルは学ぶべきことがたくさんある」

    メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、F1エミリア・ロマーニャGPのバルテリ・ボッタスとジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)のクラッシュは“まったく面白くない”ことだとし、育成ドライバーであるラッセルにはまだ“学ばなければならないことがたくさんある”と語った。

    F1エミリア・ロマーニャGPでは、ジョージ・ラッセルが、バルテリ・ボッタスを追い抜こうとした際に芝生でホイールが空転してコントロールを失い、両車はもつれて衝突。周囲にはデブリが広がり、レースは赤旗中断となった。

    トト・ヴォルフは「一方が100%責任を負い、もう一方がゼロになるような状況は人生で決してない」として、どちらかのドライバーに責任があるかを追求するつもりはないとしながらも、ジョージ・ラッセルの作戦とそれが行われた非常に具体的な状況について疑問を呈した。

    「全体の状況は決して起こるべきではないものだった」とトト・ヴォルフは言った。

    「バルテリは最初の30周が悪かったので、そこにいるべきではなかった。しかし、トラックが乾いてきていたことを考えると、ジョージはこの作戦に乗り出すべきではなかった」

    「それはリスクを冒すことを意味し、他のマシンは彼の前にあるメルセデスだ。どんなドライバーの育成においても、若いドライバーにとって、このグローバルな視点を決して失ってはならない」

    「彼には学ぶべきことがたくさんあると思う」

    事件の状況だけでなく、トト・ヴォルフは、ジョージ・ラッセルがメルセデスのドライバーとしてレースをしている状況とリスクを比較検討するべきだったと提案した。

    「メルセデスがいて、それが濡れていることを確認する必要がある。追い越すには一定のリスクがある」とトト・ヴォルフは説明した。

    「いずれにしろ、トラックが乾いてきているとき、彼に勝算はある。今、私は彼に我々に対して何かを証明しようとすることは望んでいない。ひとつ言えることは、バルテリのことは5年間知っており、彼は何も証明しようとはしていません」

    レース後のジョージ・ラッセルは、バルテリ・ボッタスの守備的な動きに疑問を呈し、他のドライバーに対してはおそらくそのようなことはしなかっただろうと語った。

    これは、ジョージ・ラッセルが、2022年にメルセデスF1でバルテリ・ボッタスの潜在的な後継者であることを意識しての発言だと解釈されている。

    トト・ヴォルフは、ジョージ・ラッセルのこの主張は「でたらめ」だと語る。

    「正直なところ、全体の状況は我々にとってまったく面白くない」とトト・ヴォルフは語った。

    「それはかなり大きなクラッシュだった。我々のマシンは、確実に必要としていたコスト上限の環境でほぼ償却されている。おそらく我々がやれるアップデートを制限することになるだろう」

  • ホンダF1 田辺TD 記者会見 「PUの観点で言えばきっちりとレースができた」

    ホンダF1 田辺TD 記者会見 「PUの観点で言えばきっちりとレースができた」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年の初勝利となった第2戦F1エミリア・ロマーニャGPの決勝レースを振り返った。

    ホンダF1エンジン勢は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が優勝、ピエール・ガスリーが8位(アルファタウリ・ホンダ)と2台が入賞。一方で、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)は11位、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は12位とポテンシャルのあるなかでポイントを取りこぼした。

    「前戦はポールポジションでレースは2位とちょっと悔しい思いをしたのですが、今回ペレス選手が2位、マックス選手が3位。3位からスタートダッシュを決めて優勝ということで、いいシーズンスタートの優勝になったと思っています」と田辺豊治はコメント。

    「今日のレースは、スタート直前にコースの部分的に雨が降り出し、かなり激しい雨だったので、非常に難しいコンディションの中でのスタートになりました。徐々に路面が乾いていく中で、どの辺りでドライタイヤに切り替えるのか、ハミルトン選手との差がどうなのか、その辺りで非常に難しいレースだったと思います」

    「スピンアウトとか、クラッシュとか、赤旗中断もあった中で、きっちりと走りきって優勝してくれたマックス選手はさすがだなと思いました」

    他のクルマに関しては、ペレス選手が難しい路面に足を取られる形でコースアウトしたり、それでペナルティをもらったりとか含めて残念な結果に終わりました。しっかりフォーメーションを組んでレース展開ができれば、うちょっと力強いレースができたかと思いますが、これから先きっちりとチームとして戦えるようにやっていければと思います」

    「ガスリー選手ですが、ウェットタイヤの選択の中でエクストリームでのスタートとなったのですが、その後雨が降らなかったということで、どんどん乾いていく路面の中でタイヤ劣化が大きく、大きく順位を落としました。最終的には、インターミディエイトやドライではよいタイムで走りました。最終的に8位とというちょっと残念な結果に終わりましたが、レースを通してアルファタウリのクルマの戦闘力とガスリー選手の安定した走りを確認できたかなと思っています」

    「角田選手に関しては、昨日のスピンで最後尾スタート。スタート後は水煙を全車が巻き上げる中で、なかなか視界を含めて難しかったのではと思いますが、徐々に順位を上げて、いいところに来たのですが、今日もスピンをしてしまい、そこで大きく順位を落とし、ポイント圏外のままフィニッシュとなりました」

    「PUとしては、ウェットからセミウェット、ドライという中で走り、4台がきっちり完走し、その中でエネルギーマネジメントなどの設定もきっちりとできたと思っています。ある意味、PUの観点で言うと、きっちりレースができたかなと思います」

    「23分の2を終わって、これから再来週に3戦目のポルトガルGPを迎えますが、今回のデータをきっちり確認して、さらにパフォーマンスを上げる検討を進め、臨みたいと思っています」

    今回のレースでは、マックス・フェルスタッペンが3番グリッドから好スタートを決めてトップに浮上した。昨年はスタートが弱点だったレッドブルとホンダF1だが、今季はしっかりと対策ができているようだ。

    「なにが悪かったかをきっちりと解析し、それを向上するためにはどういう設定がいいのか設定を検討してました」と田辺豊治はコメント。

    「車体側のクラッチコントロールだったり、エンジン側の要求トルクに対するトルクの出し方だったり、その合わせ技です。。エンジンだけではないし、車体だけではないし、そこはチームと一緒に開発を続けて、今年に臨みました。今日、その結果が明らかに出ました。非常に複雑なところなので、なかなか難しい部分があるのですが、開発をした結果が証明できました」

    「スタートダッシュでマックス選手がポールポジションのハミルトン選手をパスできたということは、非常によかったと思っています」

    2021年 F1エミリア・ロマーニャGP 決勝 結果
    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    2.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    3.ランド・ノリス(マクラーレン)
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    5.カルロス・サインツ(フェラーリ)
    6.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    7.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    8.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    9.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    10.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    11.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
    12.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
    13.キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    14.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
    15.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
    16.ミック・シューマッハ(ハース)
    17.ニキータ・マゼピン(ハース)
    DNF.バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    DNF.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    DNF.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)

  • F1エミリア・ロマーニャGP:DRIVER OF THE DAYはランド・ノリス

    F1エミリア・ロマーニャGP:DRIVER OF THE DAYはランド・ノリス

    マクラーレンF1のランド・ノリスが、2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPのドライバー・オブ・ザ・デーに選出された。

    “ドライバー・オブ・ザ・デー”はグランプリで活躍したドライバーをファン投票で決定。F1エミリア・ロマーニャGPでは7番グリッドからスタートして3位でフィニシュし、自身2度目となる表彰台を獲得したランド・ノリスが選ばれた。

    3位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「表彰台に上がれてとてもうれしい。チームも自分自身も非常にうまくいったレースだった。自分の走りはとても良かったと思う。たくさんの良い選択をしたけど、簡単ではなかった。レース序盤はかなり厳しかった。あちこちで接触があって、完璧なスタートではなかったけど、冷静に対応できた。赤旗やセーフティカーが出ることを想定して、レース後半にチャンスが巡ってくるかもしれないと考えて、最後まで集中していた。それを念頭に置いてしっかりと挽回できた。僕の前で何人かクラッシュしたり、ミスしていたので、それを利用できた。その後、ソフトタイヤに履き替えて最後まで行くという良い選択をして、ルクレールの前に出ることができた。もう少しで2位を守れたけど、そうはいかなかった。タフなレースだったけど、自分自身にとって非常にやりがいのあるものだったし、何よりもチームへのお返しができた。新しいパーツを持ってきてくれて、毎週末ファクトリーでマシンをより良くするために懸命に働いてくれたチームに感謝している」

    F1エミリア・ロマーニャGP
    ランド・ノリス – 32.3%
    マックス・フェルスタッペン – 15.5%
    ルイス・ハミルトン – 13.9%
    シャルル・ルクレール – 7.2%
    カルロス・サインツ – 4.9%

  • ルイス・ハミルトン、圧巻の挽回劇「レースが終わったとは思わなかった」

    ルイス・ハミルトン、圧巻の挽回劇「レースが終わったとは思わなかった」

    メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPの決勝で、彼らしくないミスでグラベルにはまってバリアと向かい合っていたときも“レースが終わったことは思っていなかった」と語る。

    スタートでマックス・フェルスタッペンにリードを奪われて追いかけていたルイス・ハミルトンは、31周目にバックマーカーのジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)を交わそうとした際に稀なミスを犯した。

    ルイス・ハミルトンは、濡れた路面でコントロールを失ったコースアウトし、グラベルを通り抜けてバリアにぶつかり、フロントウイングにダメージを負った。

    その後、リバースギアに入れてグラベルを抜け出したルイス・ハミルトンだったが、それまでにすでに周回遅れとなり、9番手まで順位を落としていた。

    「バックするつもりはなかった」とルイス・ハミルトンは説明した。

    「リバースボタンを押し続けていたけど、エンゲージするのに永遠に時間がかかった。それがうまくいくとは思わなかった」

    「反転を試み、バーンアウトスピンを実行しようとしたけど、最終的にはバリアに行ってしまった。それを元に戻すのに長い時間がかかった」

    「バックしているときは『とにかく後退し続けなければならない』と必死でバックを続けた。もし、それをしていなかったら、おそらくまだそこにいただろう」

    ルイス・ハミルトンは、幸運なタイミングでの赤旗中断に助けられてリードラップに戻ることができ、9番手からのリスタートで素晴らしい挽回をみせて2位まで順位を取り戻した。

    「人生において、挑戦、ミス、事故など、どんな形であれば、逆境を経験したとき、乗り越えなければならないハードルが何であれ、それを乗り越えたほうが常に満足できると思う」とルイス・ハミルトンは付け加えた。

    「自分を定義するのはミスではない。どのように倒れるかではなく、どのように立ち上がるかだ。間違いなく、僕にとってそれはあの瞬間だった。僕があまり多くのミスを犯さないことはご存じかと思うけど、あのポジションにいるいj分に打ちひしがれていた。でも、正直、あのようなことは理由があって起こるように感じている」

    「ただ座ってバリアを見ていたのを思い出すけど、レースが終わったとは思わなかった。レースが終わったと信じることを拒否された。もちろん、マシンの電源を切って降りることもできたかもしれないけど、バックできたことに感謝している」

    「あの後、マシンから降りて、怒りを切り替えて、ポジティブなエネルギーに変えようとしたし、自分を取り戻して、前に進むことができた。素晴らしい教訓を体験させてもらったよ」

  • アルファタウリ・ホンダF1 「マシンに見合ったポイントを獲得できなかった」

    アルファタウリ・ホンダF1 「マシンに見合ったポイントを獲得できなかった」

    アルファタウリ・ホンダF1のテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPの決勝レースを振り返った。

    5番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは、ウエットタイヤでスタートするという判断が失敗に終わって順位を下げ、インターに交換することを余儀なくされたことでさらに大きく順位を落とすことになる。

    しかし、赤旗中断のレース再開後から素晴らしい追い上げを見せ、キミ・ライコネン(アルファロメオ)をオーバーテイクすると、ランス・ストロール(アストンマーティン)やダニエル・リカルド(マクラーレン)へ最後までプレッシャーをかけ続け、7位入賞。6ポイントを獲得した。

    ピエール・ガスリーは「今日は間違いなく厳しい一日だった。5番手からのスタートだったが、スタート時のタイヤ選択が周りと異なり、後方まで順位を下げてしまった」とコメント。

    「とても残念ではあるものの、戦い続け、赤旗中断後は順位を挽回して7位に入り、ポイントを獲得できたことはよかった。簡単なレースではなかったので、ポイント獲得で終われたことはポジティブだ。ただ、今日のスターティンググリッドを考えればもっと上を目指せたと思います。土曜日にはマシンのポテンシャルを示すことができたので、次はレースウイークすべてでそれを発揮する必要がある」

    一方、最後尾からスタートした角田裕毅は、オープニングラップで最後尾から14番手までジャンプアップ。ペースの上がらないチームメイトのピエール・ガスリーを交わして、序盤で13番手まで順位を上げた。

    34周目にジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)とバルテリ・ボッタス(メルセデス)が激しくクラッシュし、レースは赤旗中断。この中断によって、各車はタイヤ交換が可能となり、角田裕毅はソフトを装着。リスタートで9番手までポジションを上げたものの、ターン2でスピンを喫してポイント圏外まで順位を落としてし、13位でチェッカーを受けた。

    角田裕毅は「見ていたファンの皆さんにとっては、素晴らしいレースになったと思いますが、僕は自分自身にがっかりしていますし、チームにも申し訳なく思っています」とコメント。

    「いいレースができていて、ペースもすごくよかったので、赤旗中断後のスピンは本当に残念でした。ウエットでF1マシンを走らせるのは初めてでしたが、慎重に、特に加速では気を付けなければならないと学びました。レインコンディションの中、インターミディエイトタイヤでスタートしたのも難しかったのですが、異なるコンディションでこのタイヤがどう機能するのかを理解する貴重な機会になりました。今日はポイント獲得が可能だったはずですが、すべてが学びになったので、この経験を次戦に活かしていきたいと思います」

    アルファタウリ・ホンダF1のテクニカルディレクターのジョディ・エギントンは「今日のレースは確かに波乱に富んでおり、ピエールと数ポイントを獲得したが、正直、我々の戦いは必要以上に自分たちを困難に追い込んでいたし、今週末のパッケージに見合ったポイントを獲得できなかったと言わなければならない」とコメント。

    「チーム全体が落胆しているのは間違いないが、オープンかつ実用的な方法で今日のレースを見直し、次のグランプリでより強力なパフォーマンスを発揮できるように様々な課題に取り組んでいきたい」

    2021年 F1エミリア・ロマーニャGP 決勝 結果
    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    2.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    3.ランド・ノリス(マクラーレン)
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    5.カルロス・サインツ(フェラーリ)
    6.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    7.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    8.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    9.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    10.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    11.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
    12.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
    13.キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    14.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
    15.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
    16.ミック・シューマッハ(ハース)
    17.ニキータ・マゼピン(ハース)
    DNF.バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    DNF.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    DNF.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)

  • カルロス・サインツ 「チームとの初ウエットでリスクを冒したことが奏功」

    カルロス・サインツ 「チームとの初ウエットでリスクを冒したことが奏功」

    フェラーリF1のカルロス・サインツは、2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPの決勝を5位でフィニッシュした。

    今季からフェラーリF1に加入したカルロス・サインツにとって、チームとのウエットでの走行は初体験だったが、リスクを冒しながらも強力なペースを発揮できたと振り返る。

    「今日は非常に堅実なレースだった」とカルロス・サインツは語る。

    「スタート時のコンディションは、視界が悪くとてもトリッキーだったけど、頑張ってスタートでポジションをかなり上げることができた。僕にとってはこのクルマで2回目のレースだし、ウエットは初めてだったので、未知の状況だったけど、レースタイムを失ってあちこちでミスしながらも、リスクを冒して限界を探ったことが功を奏した」

    「ウエットでのペースはとても強力だったし、ドライでもとても良かったので、それには満足している。終始かなり快適だったし、11番手スタートから5位フィニッシュという結果は励みになる」

    「正しい方向に進んでいるし、集中して、この方向で仕事を続けていく必要がある。今日堅実なポイントを獲得できたのはチームにとって間違くと勝ったし、ダブルポイントフィニッシュをとても嬉しく思っている」

  • シャルル・ルクレール、表彰台にあと一歩 「ストレートで脆弱だった」

    シャルル・ルクレール、表彰台にあと一歩 「ストレートで脆弱だった」

    フェラーリF1のシャルル・ルクレールは、2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPの決勝を4位でフィニッシュした。

    4番グリッドからスタートしたシャルル・ルクレールは、赤旗中断後には2番手につけていた。しかし、ドライコンディションでのリスタート後はストレートに苦戦し、ランド・ノリス、そして、ルイス・ハミルトンに抜かれて4位でレースを終えた。

    「面白いレースだったけど、レース前半で築き上げたアドバンテージを一掃する赤旗の前は本当にいい位置にいたので少しフラストレーションを感じている」とシャルル・ルクレールはコメント。

    「リスタートで苦労した。残念なことに僕はストレートで脆弱で、他と戦ったり防御したりするのが困難だった。実際、僕たちはダウンフォースをつけるというちょっとしたギャンブルをしていた。雨ではそれが役に立ったけど、レース後半のドライのときはより難しくした」

    「全体としては今日のパフォーマンスにはとても満足している。多くのモチベーションがあるのは確かだ。僕たちは今、より面白いポジションを戦っているし、それはポジティブだ。僕たちはいい仕事をしているし、これを維持できれば、近いうちにトップを争うことになると確信している」

    2021年 F1エミリア・ロマーニャGP 決勝 結果
    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    2.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    3.ランド・ノリス(マクラーレン)
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    5.カルロス・サインツ(フェラーリ)
    6.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    7.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    8.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    9.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    10.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    11.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
    12.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
    13.キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    14.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
    15.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
    16.ミック・シューマッハ(ハース)
    17.ニキータ・マゼピン(ハース)
    DNF.バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    DNF.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    DNF.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)

  • レッドブルF1代表、セルジオ・ペレスを擁護「まだ時間が必要」

    レッドブルF1代表、セルジオ・ペレスを擁護「まだ時間が必要」

    レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、チームとの2戦目となるF1エミリア・ロマーニャGPのレース後半にミスを多発してノーポイントに終わったセルジオ・ペレスを擁護した。

    セルジオ・ペレスは、F1エミリア・ロマーニャGPの予選でチームメイトのマックス・フェルスタッペンに先んじてキャリア初のフロントロー2番グリッドを獲得。だが、フェルスタッペンが圧倒的な勝利を収めた一方で、ペレスは困難なレースに耐え、12位でノーポイントでレースを終えた。

    オープニングラップのミスによって、セルジオ・ペレスはシャルル・ルクレールにも順位を奪われて4番手に後退。その後、セーフティカー期間中にターン9でコースアウトし、2台に抜かれる。この際に、コース復帰後すぐにポジションを戻したものの、これがセーフティカー走行中の追い越し行為と裁定され、タイムペナルティーを科される。

    タイムペナルティを消化して赤旗中断までに4番手まで順位を上げていたセルジオ・ペレスだったが、ヴィルヌーブ・シケインでのスピンしてトップ10圏外へと後退。その後もポイント圏内に戻ることができず、タンブレロの縁石でミスをして再びコースアウト。最終的にマックス・フェルスタッペンから1分以上遅れて12位でチェッカーを受けた。

    だが、クリスチャン・ホーナーは、セルジオ・ペレスの難しいレースは、レッドブルのF1マシンに慣れるためにもっと時間が必要であることを示していると擁護した。

    「とにかくシートでの時間だと思う。彼は昨日良い仕事をした」とクリスチャン・ホーナーは語った。

    「今日は彼にとって厄介なレースだった。もちろん、セーフティカーの早い段階でのミス、10秒のペナルティ、そして、残念ながらリスタート時のフェラーリ勢の後ろでのミスは残念だった。彼はポイントを獲得できていたはずだからね。今日は表彰台にも立っていたはずだ」

    「彼がそこにいないのはイライラするが、彼は確かに彼のペースを見つけているし、新しい環境になれてきている。そして、彼はこれからもっと強い週末を過ごすと確信している。」

    セルジオ・ペレスは、フォース・インディアやレーシング・ポイントのマシンで過去7シーズンを過ごしたのと比べると、まだレッドブル・ホンダRB16Bのハンドリングは「不自然」だと感じており、望んでいる走りとは「何マイルも離れている」と語っている。

  • ピエール・ガスリー、7位入賞「ポジティブだけど、もっと上を目指せた」

    ピエール・ガスリー、7位入賞「ポジティブだけど、もっと上を目指せた」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPの決勝で7位入賞を果たした。

    ホンダF1パワーユニット勢でピエール・ガスリーのみがウエットタイヤでスタート。だが、ウエットタイヤでスタートした各車は苦戦を強いられ、ピットインしてタイヤ交換を余儀なくされる。

    ピエール・ガスリーも同様に15周目でインターミディエイトタイヤに交換。これにより後方へと大きくポジションを下げる形になる。

    だが、ピエール・ガスリーは、赤旗中断のレース再開後から素晴らしい追い上げを見せ、キミ・ライコネン(アルファロメオ)をオーバーテイクすると、ランス・ストロール(アストンマーティン)やダニエル・リカルド(マクラーレン)へ最後までプレッシャーをかけ続け、7位入賞。6ポイントを獲得した。

    「今日は間違いなく厳しい一日だった。5番手からのスタートだったが、スタート時のタイヤ選択が周りと異なり、後方まで順位を下げてしまた」

    「とても残念ではあるものの、戦い続け、赤旗中断後は順位を挽回して7位に入り、ポイントを獲得できたことはよかった。簡単なレースではなかったので、ポイント獲得で終われたことはポジティブだ。ただ、今日のスターティンググリッドを考えればもっと上を目指せたと思います」

    「土曜日にはマシンのポテンシャルを示すことができたので、次はレースウイークすべてでそれを発揮する必要がある」