カテゴリー: F1イタリアGP

  • マックス・フェルスタッペン独走で今季3勝目 F1イタリアGP決勝プレイバック

    マックス・フェルスタッペン独走で今季3勝目 F1イタリアGP決勝プレイバック

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がモンツァで圧巻の走りを披露し、イタリアGPを制覇。ポールポジションからスタートしたフェルスタッペンは序盤にノリスへポジションを譲る場面もあったが、冷静に逆襲して主導権を掌握し、最後まで安定したレース運びでチェッカーを受けた。これで今季3勝目、通算66勝目となり、その強さを改めて証明した。一方、マクラーレン勢はランド・ノリスが2位、オスカー・ピアストリが3位とダブル表彰台を獲得。終盤にはピット戦略の混乱やチームオーダーが絡み、明暗が分かれる場面もあった。フェラーリ勢は地元での表彰台を逃すもルクレールが4位、ハミルトンが6位に入り、観客を沸かせた。

    スタート直後の混乱とフェルスタッペンの譲渡指示
    ポールのマックス・フェルスタッペンが好発進するも、ターン1でコースオフ。いったん首位を奪ったが、スチュワード判断によりノリスにポジションを返すことを指示される。序盤はノリス先行、ピアストリとルクレールが激しく争う。

    フェルスタッペンの再逆転と序盤の主導権
    LAP4でフェルスタッペンがDRSを使い、ターン1でノリスをパス。ここから「メトロノームのような走り」と評された安定したラップを刻み、リードを拡大していく。マクラーレン2台はやや遅れ、フェラーリ勢とメルセデス勢が中団で攻防。

    アロンソ無念のリタイア、サインツとベアマン接触
    LAP26、フェルナンド・アロンソがサスペンショントラブルでリタイア。直前まで入賞圏内を走っていただけに悔しい幕切れ。さらにサインツとオリー・ベアマンが接触し、両者はスピンを喫する。中団戦線は波乱含みの展開に。

    角田裕毅とローソンの接触
    LAP29、角田裕毅(レッドブル)とリアム・ローソン(レーシングブルズ)がターン1で接触。角田の右リアにローソンの左フロントが当たり、両者ともランオフに逃げる。幸いレース続行は可能だったが、角田にとっては流れを乱される痛いシーンとなった。

    マクラーレンの混乱、ノリスのスローピット
    LAP47、ノリスのピットストップが5.9秒と大幅に遅れ、ピアストリが前に出る。しかしLAP49には「公平性」を理由にチームオーダーが発動し、ピアストリがノリスにポジションを返還。タイトル争いの行方をにらんだ微妙な采配となった。

    フェルスタッペン独走、終盤に5秒ペナルティ
    フェルスタッペンは終盤も圧巻のペースで独走。LAP53で「不安定な走行」により5秒加算ペナルティが科されるが、19秒差のリードにより順位に影響なし。ノリスが2位、ピアストリが3位、ルクレールが4位でフィニッシュ。ハジャーはピットレーンスタートから驚きの10位入賞を果たした。

    結末と祝宴、そして次戦へ
    フェルスタッペンが今季3勝目・通算66勝目を達成し、レッドブルは圧倒的勝利を収めた。マクラーレンはダブル表彰台でポイントを重ねるも、首位との差を痛感。ティフォシの前でフェラーリはルクレール4位・ハミルトン6位と健闘。表彰台でシャンパンが舞い、次戦アゼルバイジャンへの期待が高まる。

  • F1イタリアGP 決勝:タイヤ戦略予想&持ちタイヤ数

    F1イタリアGP 決勝:タイヤ戦略予想&持ちタイヤ数

    2025年F1 イタリアGP 決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数と予想されるタイヤ戦略を公式タイヤサプライヤーのピレリが発表した。

    マックス・フェルスタッペンは記憶に残るポールポジションを獲得したが、それにはF1史75年の中で最速ラップを叩き出す必要があった。

    その後方にはマクラーレン勢が並び、5連勝中の勢いを考えるとポールを逃したのはやや物足りない結果だ。しかしMCL39は中速コーナーが続くセクションでこそ真価を発揮するマシンであり、モンツァにはそのような区間が存在しなかった。

    マクラーレン勢の後方では、フェラーリがホームグランプリで軽快な走りを見せ、シャルル・ルクレールはトップを狙える位置にいた。一方でルイス・ハミルトンはザントフォールトでのペナルティにより10番手から追い上げを強いられる。セッション後、フェルスタッペンはライバルたちの金曜ロングランでのレースペースを考慮し、自身のリード維持に大きな自信を示さなかった。ただし、彼には戦略的な選択肢が残されており、他の全ドライバーとは異なるタイヤ配分を持つことが混乱した展開では決定打になる可能性がある。「スピードの神殿」で何が起きてもおかしくない状況だ。

    昨年は何があったのか?
    昨年のイタリアGPは、戦略バトルの末にフェラーリが大歓声のホーム勝利を収めた。1ストップ戦略を採用したルクレールが、2ストップのオスカー・ピアストリとランド・ノリス(マクラーレン)を抑えきってチェッカーを受けた。

    当時は新舗装が敷かれた直後で、プラクティスでは激しいグレイニングに悩まされたが、摩耗自体は少なかった。そのため通常のサーキットのようにグレイニングが収まることはなく、グリップ低下が長く続く結果となった。大半のドライバーがC4ミディアムでスタート。マクラーレンはロングランペースで優位に立ちながらも慎重なミディアム→ハード→ハードの2ストップを選択。ピアストリは16周目と38周目、ノリスは14周目と32周目にピットインした。

    ルクレールとカルロス・サインツはともにミディアム→ハードの1ストップ。ルクレールは15周目、サインツは19周目にピットへ。終盤にマクラーレン勢がサインツをかわしたものの、ルクレールは2秒差で逃げ切った。最終的に戦略は1ストップと2ストップに分かれ、レッドブル勢はハード→ハード→ミディアムの2ストップを採用。フェルスタッペンは22周目と41周目、セルジオ・ペレスは23周目と35周目にピットインし、それぞれ6位と8位でゴールした。ソフトを使ったのは50周目に最速ラップを狙ったランス・ストロールだけだった。

    イタリアGP F1

    今年の最速戦略は?
    昨年多くの問題を引き起こしたグレイニングは今年ほとんど見られない。路面が1年で落ち着いたことに加え、ピレリが2025年仕様のタイヤをより頑丈に設計したためだ。そのため、ミディアム→ハードの1ストップ戦略がさらに強力な選択肢になっている。

    最適なピットウィンドウは22〜28周目。モンツァはオーバーテイクが難しく、リアウイングが小さいためDRSの効果も薄い。通常ならアンダーカットが有効となるが、今回はデグラデーションが非常に低いため新品タイヤの優位性が薄れている。

    イタリアグランプリ

    トップ10に別の選択肢は?
    フェルスタッペンはハードタイヤを1セット多く温存。一方、メルセデス勢とアイザック・ハジャーはミディアムを多く残している。しかし、セーフティカーや赤旗が介入しない限り、2ストップ戦略は有効とは言えない。むしろ、デグラデーションの低さからはミディアム→ソフトの戦略が浮上してくる。

    ピレリ・モータースポーツディレクターのマリオ・イゾラは「もし誰かがミディアムで30周以上引っ張れれば、ソフトは選択肢になり得る。ミディアムとソフトの性能差は大きくない」と語る。実際、ミディアム→ソフトを狙うなら最適なピットウィンドウは32〜38周目となる。

    後方スタート勢は?
    標準的な救済策はハード→ミディアムの逆順戦略で、最適なピットウィンドウは28〜34周目。もしミディアム→ソフトが可能なら、ハード→ソフトも同様に成り立つ。ピットインのタイミングは同じ32〜38周目で、ハードで長く引っ張れば引っ張るほど、終盤のソフトで強くプッシュできる。

    ただし、ハードスタートにはリスクもある。ターン1までの距離が長いため、ソフトやミディアムのグリップを持つライバルに対して不利。また、柔軟性に欠け、序盤に赤旗やセーフティカーが出ると戦略が崩れてしまう。

    イタリアGP F1 タイヤ

    天候はどうなる?
    レースデー最大のリスクはジェラートが溶けること。天候は快晴で気温は27℃前後。路面も熱を大きく保持しないため、タイヤがオーバーヒートする心配はない。フェラーリの赤い軍団にとっては理想的なコンディションだ──もっとも、観客席にはフェラーリの鮮やかな青いアウェイキットを着たファンも目立っている。

    2025年のF1世界選手権

  • レッドブル F1イタリアGP予選「角田裕毅のQ3進出は進歩の証」とメキース

    レッドブル F1イタリアGP予選「角田裕毅のQ3進出は進歩の証」とメキース

    F1イタリアGP予選は、マックス・フェルスタッペンが今季5度目のポールポジションを獲得し、角田裕毅もQ3進出を果たした。

    レッドブルF1代表ローラン・メキースは、昨年のモンツァでの苦戦を振り返りながら、チーム全体の努力と両ドライバーの働きを称賛した。

    メキースは「昨年ここでは非常に厳しい週末を過ごした。我々はその原因を突き止めるために懸命に取り組み、答えを持ってこの地に戻ってきた」と語る。

    「そこにマックスの魔法が加わった。週末を通して堅実なパフォーマンスを発揮し、金曜から強さを見せていたが、それでも誰も十分だとは考えず、マックスも裕毅も千分の1秒単位でさらなる改善を求め続けていた」

    「今日は複数のクルマがポールを狙える状況で僅差の戦いだったが、マックスは手が付けられず、素晴らしいラップを走った」

    「裕毅も良い週末を過ごしていて、再びQ3に進出したことは進歩の証だ。最後の走行ではトラックポジションを逃したが、日曜は良いポイントを争えるだろう」とコメント。

    最後に「明日のレースは細部までの戦いになる。マクラーレンはレースが進むにつれて優位性を増す傾向がある。我々はその差を縮めるために毎週末努力している。明日がその進歩を示すもうひとつの答えになるだろう。優勝を争えるのは4〜5台いる」と決勝に向けた強い意気込みを示した。

    レッドブル・レーシング F1 イタリアGP

  • レーシングブルズ F1イタリアGPで2台Q1敗退「速さはある」とチーム代表

    レーシングブルズ F1イタリアGPで2台Q1敗退「速さはある」とチーム代表

    F1イタリアGP予選でレーシングブルズは不本意な結果に終わった。アイザック・ハジャーはトラフィックに阻まれ16番手、リアム・ローソンもミスで最下位に沈んだ。

    チーム代表のアラン・パーメインは、両ドライバーの走行が不運に見舞われたとしながらも、マシンの速さには自信を示した。

    「今日は最終的に失望する結果となったが、マシンバランス自体はFP3後に改善できたと感じていた」とパーメインは語った。

    「我々は高速域でのブレーキ安定性や、低速シケインと高速コーナーの両方でのバランスを良くするためセットアップ変更を行い、それは成功した。自信を持ってQ3進出を狙えるマシンだと考えていた」

    「Q1最初のニュータイヤランでは両ドライバーともカットを十分クリアできていたが、2回目の走行が妨げられた。アイザックはトラフィックに阻まれ、リアムはコースオフでアタックを諦めざるを得なかった。今のF1は非常に接戦で、少しの問題も許されない。その結果、両者ともQ2敗退となった」

    最後に「根本的にはマシンに十分な性能があることは分かっている。我々はそれをレースで示すつもりだ」と、決勝での巻き返しを誓った。

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

  • F1イタリアGP チーム代表記者会見:バスール、メキース、小松礼雄

    F1イタリアGP チーム代表記者会見:バスール、メキース、小松礼雄

    F1イタリアGP金曜のチーム代表会見には、フレデリック・バスール(フェラーリ)、ローラン・メキース(レッドブル・レーシング)、小松礼雄(ハースF1チーム)が出席した。

    議題は多岐にわたり、ルイス・ハミルトンのペナルティや角田裕毅の去就に加え、100%持続可能燃料の導入、パワーユニットの未来、2026年の規則変更がF1に与える影響まで、長期的なテーマに踏み込む内容となった。

    各代表は、自身のチーム状況やF1全体が直面する技術的・運営的課題について率直に回答した。とくに持続可能燃料やPU開発は、コストと性能のバランスをめぐって重要な論点となり、2026年に向けてチーム運営への影響をどう捉えるかが語られた。

    Q:フェラーリにとって今週は浮き沈みのある展開でした。FP1の結果を見て、現時点でのチームの雰囲気はどうですか?

    フレデリック・バスール:「正直に言うと、雰囲気はポジティブだ。たとえ先週のザントフォールトで厳しい週末を過ごしたとしても――少なくとも金曜日は厳しかった――週末の中で巻き返すことができた。レース自体はダブルリタイアで終わったから、獲得ポイントはゼロだったが、少なくともポジティブな雰囲気と前向きなアプローチを持ち帰ることができた。週末の中で回復できたという実感があったからだ。もうひとつの利点は、モンツァまであまり待たずに済むことだ。つまり月曜の朝にはすでにモンツァに入っていたということだ。全体として雰囲気はとても良いし、月曜の朝から工場前に集まってくれたティフォシからポジティブな後押しを受けていて、これは大きなエネルギーになる」

    Q:FP1の結果について教えてください。最高のスタートを切りましたが、この先の週末も上位にとどまれる自信はありますか?

    バスール:「シーズンやこれまでの経験から言えるのは、FP1の結果から結論を導き出すべきではないということだ――そう願っている。先週はFP1で最下位だったからね。つまり、予選の終わりまで、ましてやレースの終わりまでにはまだまだ道のりが長い。自分たちに集中し続け、マシンとドライビングを改善し、持っているものから最大限を引き出すことに注力しなければならない。だからFP1の結果だけで結論を出すことは絶対にしない」

    Q:シーズン後半はレースに勝ちたいと今週語っていましたが、どのようなサーキットでチャンスがあると考えていますか?

    バスール:「誰もがブダペストで我々がポールポジションを獲れるとは思っていなかった――私自身もね。接戦であることは分かっている。ポールを争えるチームは4つ、多いときにはそれ以上ある。確かにマクラーレンは一歩先を行っているが、誰もが常に安定しているわけではない。彼らが一歩後退する日があるかもしれない。その日に我々がそこにいることが重要だ。だから、このサーキットだとかあのサーキットだとは言いたくない。我々はどこでも力を発揮し、持っているものから最大限を引き出さなければならない」

    Q:最後の質問です。チームは1975年のニキ・ラウダ初タイトルを祝っています。あなたにとってニキはどんな存在でしたか?

    バスール:「ニキは多面的な人物だった。1975年、77年、そして84年にタイトルを獲ったとき、私はまだ若く、彼のファンだった。その後、私がDTMに関わっていたとき、さらにF1に入ってからも、彼と一緒に仕事をする大きなチャンスに恵まれた。これは特権だったと思う。彼はドライバーとしても、チーム代表としても、ビジネスマンとしても、あらゆる立場で成果を上げられる人物だった。まさに象徴的な存在だ」

    Q:ローラン、昨年のモンツァはレッドブルにとって簡単なレースではありませんでした。今年はもっと良い結果を期待できそうですか?

    ローラン・メキース:「我々は通常、FP1の後に過剰な自信を持つことはない。確かに昨年はおそらくシーズンで最も難しいレースのひとつだった。我々が期待していなかった問題に直面し、パフォーマンスを発揮できなかった。誰もそんなレースは好まないが、そのような経験こそが成長につながるし、理解を深める最良の方法だ。今年は、昨年の課題をどれだけ克服できているかを確認する重要な週末だ。FP1を終えただけの現時点ではまだ答えは出せないが、昨年の出来事は我々の頭の中にしっかり残っている」

    Q:セッション後にマックスは何と言っていましたか? 今年のクルマはこのタイプのサーキットに合っていると感じているのでしょうか?

    メキース:「彼は今年のマシン特性と大きな違いを感じていない。ここでは低いダウンフォースレベルで走っているが、それでも今季ずっと扱ってきたのと同じ特性、同じ制約を再び感じていた。ただし、昨年のような追加的な問題に直面しているかというと、今のところその兆候はない。ただし、まだFP1を終えたばかりの段階であり、判断するには早すぎる」

    Q:新しい役職に就いてから2か月ほど経ちました。この間、どこに重点を置いてきたのか、学んだことはありますか?

    メキース:「本当に重要なのは、チームや会社を理解するには時間がかかるということを過小評価してはいけないということだ。1、2か月で分かるものではない。だから、我々がスパで話した通り、できるだけ多くの人と会い、理解を深めようとしてきた。6週間が経ち、少しずつ状況は良くなっている。毎日少しずつチームの仕組みが分かるようになり、毎日新しい人と出会い、組織やフローの理解が深まっている。今はチームと一緒に、次に解き明かすべき課題を整理しているところだ。最初の段階は観察のみだったが、今はチームと共に“何を解き明かす必要があるか”という地図を作り始めている」

    Q:レッドブル・レーシングのチーム代表の仕事は、以前のRBでの仕事とどう違いますか?

    メキース:「数か月前、ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズの代表としても同じようなことを答えたと思うが、究極のパフォーマンスを追求するためには、どれほど極限まで突き詰めなければならないかを見誤りやすい。クルマのあらゆる部分、会社のあらゆる部分を徹底的に突き詰めて、その最後のわずかなラップタイムを絞り出そうとしている。それは投資効率としては低い――多大な労力に対して得られるのはわずかな改善だ。しかし、それこそがトップチームというものだ。週末ごとに答えは単純で、勝ったかどうかだけだ。我々はザントフォールトで2位を獲得したが、それはラッキーというより、実際にはランドが不運に見舞われたから得られた結果だった。だから月曜の朝に自分に問うことはただひとつ、“我々には何が欠けていたのか?”ということだ。メンタリティという意味では、ミッドフィールドとトップの違いはそこにある。究極のパフォーマンスを目標にし、それを達成するまでは“やり切れなかった”という答えになる」

    Q:小松さん、まずはザントフォールトについて伺います。後方スタートからのダブル入賞でしたが、結果にはどのくらい驚きましたか?

    小松礼雄:「そうですね。正直、結果そのものを見れば冷静さを保つのは難しいです。予選で最大限の力を発揮できなかったので、我々の考えは“18番手やピットレーンからどうすれば最善を尽くせるか。チャンスがあればポイントを取ろう”というものでした。予選後のメッセージは明確でした。予選までの流れではスピードを示せていたんです――FP3やQ1の最初のアタックはとても良かった。だからマシンとドライバーに力があることは分かっていたのですが、金曜から予選にかけてチームとしてそれをまとめきれなかった。そこで“日曜は絶対に諦めない。後方からスタートしても、毎周集中して、このレースから最大の結果を引き出そう”と確認しました。レース後は本当にうれしかったです。レース中のコミュニケーションも良く、みんなが協力し合い、集中力を切らさなかった。両ドライバーも非の打ちどころがありません。互いに助け合うためにいくつかお願いしたこともありましたが、2人ともきちんと応えてくれました。実行力は素晴らしかったです。それこそが私が求めていたもので、日曜に達成できたことでした」

    Q:今季のハースには後方から巻き返すパターンが何度も見られます。バーレーンではオリーが20番手から10位に上がりました。こうした成果は、冬に行ったガレージでのオペレーション改善の成果なのでしょうか?

    小松礼雄:「あまり否定的になりたくはありませんが、残念ながら逆の見方もせざるを得ません。後方からスタートして日曜に結果を出すということは、多くの場合、土曜に最大限の力を発揮できていないということでもあります。バーレーンでもチームとして予選で力を出し切れませんでした。マシンの速さがあることは分かっていたし、オリーにもできると分かっていました――エステバンも同じです。オペレーション面では、今年トラックサイドのチームを大きく入れ替えました。全員のパフォーマンスを引き出すには時間がかかると分かっていましたし、今も取り組んでいます。ただ、それを来年ではなく今年にやりたかったのです。来年は大規模なレギュレーション変更があるからです。日曜に結果を出すのは素晴らしいですが、それを全セッションで実行しなければなりません。チーム内のコミュニケーションはとても良好で、全員の方向性も一致しています。今週末もFP1から全員が集中して、マシンとドライバーからすべてを引き出す方法を考えています」

    イタリアグランプリ

    Q:ルイスに自信を与えることは、モンツァ前においてどれほど重要ですか?

    フレデリック・バスール:「それはルイスだけでなく、誰にとっても同じだ。自信は我々の仕事において重要な要素だ。彼はここ2〜3戦、さまざまな理由で難しい週末を過ごしてきた。だからこそ自信を取り戻すことが大事なんだ。今週はミラノでティフォシから多くの後押しを受けたことも、貢献のひとつだったと思う」

    Q:アイザック・ハジャーは自信に満ちているが、今季中の昇格は望んでいないと語っていました。つまり、角田裕毅は今季いっぱいシートを保持するという理解でよいですか?

    ローラン・メキース:「短く答えるなら、そうだ。我々はドライバー決定について時間があると公に明言している。来季に向けて複数のシナリオを考えるだけのドライバーを抱えており、急いで決める必要はない。だからシーズン中に変更する計画はない。裕毅はここ3戦で確実に前進している。もっと欲しいところだが、良い仕事をしている。ザントフォールトでは7戦ぶりにポイントを獲得したし、ブダペストではマックスにかなり近づき、スパではチーム加入後ベストの予選結果を残した。良い流れにあるんだ。もちろん、アイザックの進歩も素晴らしい。直近のレースで見せたパフォーマンスは大きな成長の証だ。それでも我々はドライバー問題についてはリラックスしている。レッドブル側でカードをすべて持っているから、決定には数週間、あるいは数か月かけても構わない。もちろん最後のレースまで待つ必要はない。ドライバーたちに影響を与えるからリスペクトは必要だ。しかし現時点では十分に時間があると考えている」

    Q:来季、そして2027年に向けてどれほど重要な課題でしょうか?

    メキース:「完全に異なるレギュレーションになる。技術的なブレイクスルーだ。なぜならF1が初めて100%持続可能燃料を使用するからだ。これは全ての燃料メーカー、PUメーカーにとって大きな挑戦であり、最大限の性能を引き出さなければならない。確かにコストは発生するが、今はまずその高い要求を満たす燃料を実現し、そこからパフォーマンスを引き出すことが最優先だ」

    バスール:「100%持続可能燃料に移行する挑戦を過小評価すべきではない。F1にとって大きな前進であり、新しい方向性だ。燃料はまだ凍結されていないから、来年の正確なコストを見積もるのは難しい。確かに今季よりは高くなるだろう。ただしこの会合は中長期的な視点で、将来の規則をどう調整しコントロールするかを議論する場だ。コストは確かにあるが、それ以上に持続可能燃料の意義は大きい」

    Q:トト・ヴォルフは、レッドブルのPUプロジェクトは“エベレストを登るようなもの”だと表現しました。プロジェクトの進捗はどうですか? また、来年PUで大きなハンデを背負う心配はありませんか?

    メキース:「トトの言う通り、それはエベレストを登るような挑戦だ。自前でパワーユニットを作るというのは、狂気の沙汰だが素晴らしい挑戦でもある。まさにレッドブルらしい“クレイジーなこと”だ。ただし過小評価はしていない。相手は90年も取り組んできたメーカーたちだ。我々がいきなりフェラーリやメルセデスのレベルに達するとは思っていない。だが最大限のレベルで立ち上げている。人材、インフラを含めて一歩ずつ積み上げている。来年は多くのハードワークと眠れぬ夜が続くだろう。しかしこれはレッドブルらしい挑戦であり、我々はそれを楽しんでいる。数字を挙げて“どのレベルにいる”と言うことはしないが、山を登る覚悟はできている」

    Q:2014年導入のPUと2022年導入のグラウンドエフェクトカーを組み合わせた、この10年のF1技術の進化をどう評価していますか?

    メキース:「このPU世代は地球上で最も効率的なエンジンだ。50%を超える効率をICEとハイブリッドで実現しているのは驚異的だ。批判も多かったが、技術的には素晴らしい。複雑さが予想以上に増したこともあったが、それもF1らしさだ。これまで素晴らしいレースを提供してきたし、技術的にも驚異的だったと思う。次は2026年の規則で、新たな挑戦が待っている」

    バスール:「付け加えることはあまりないが、2014年当時と今とでは認識が全く違う。当時は性能差が大きかったが、今は大きな収束が起きていて、全員が同じ土俵にいる。技術的にも非常に高い水準に達している。ただしコストをコントロールし続ける必要がある。慢心は禁物だ」

    Q:次のPU規則で100%持続可能燃料を使用することになりますが、F1の将来にどんな意味を持つと考えていますか?

    メキース:「持続可能燃料の導入は、F1にとって画期的な挑戦だ。我々エンジニアにとっても、そして燃料メーカーやPUメーカーにとっても大きなテストになる。パフォーマンスを犠牲にせず、この高い要求を満たすことが求められる。コストがかかるのは事実だが、それ以上に未来に向けて価値のある取り組みだ」

    バスール:「大きな一歩前進だ。F1が環境的に新しい方向に舵を切るということだ。コストの課題はあるが、それを上回る意味を持っている。持続可能燃料の開発は中長期的に我々の競技にとって必要なことだ」

    Q:2026年に向けてPUとエアロの規則が同時に変わります。チーム運営にどんな影響を与えると考えていますか?

    小松礼雄:「このスポーツの素晴らしさを示すことになると思います。2014年のPU導入時には走れないチームもありましたし、2022年のグラウンドエフェクト導入時にはほぼすべてのチームが問題を抱えました。それでも短期間で解決しました。だから2026年も最初は大きな混乱があるでしょうが、すぐに解決策を見つけていくと思います。チーム運営としては非常に大きな挑戦ですが、それを乗り越えていくのがF1です」

    Q:ファンからの応援は力になる一方で、プレッシャーにもなります。チーム内部ではどう受け止めていますか?

    バスール:「正直に言えば、私はポジティブに受け止めている。たとえ昨年や今季に苦しい時期があっても、ファンは常に支えてくれた。これは素晴らしい感覚だ。ドライバーに自信を与えることが大事だと先ほど話したが、ミラノで数千人のファンが声援を送ってくれると、ドライバーの自信は大きく高まる。私は35年間レースをやっている。F1だろうとフォーミュラ・ルノーだろうと、自分自身に大きなプレッシャーをかけてきた。だから“プレッシャー”はむしろ前向きなものだと思う」

    Q:マクラーレンは今週末、両マシンのエンジンを交換しました。そろそろPU制限超過のペナルティが出始めると考えますか?

    小松礼雄:「我々はザントフォールトでオリーに5基目を入れました。予選で非常に悪い結果だったので、そこでペナルティを受ける判断をしました。その後P6まで挽回できたのは良かったです。エステバン側は現時点で追加投入の予定はありません」

    バスール:「我々はエンジンに関しては安全な状況だ。1度に複数のエンジンを登録して、後に使うこともできる。だから問題はない」

    メキース:「まだ分からない、と言いたいところだが、実際には大丈夫だと思っている。今週末はマックスに新しいPUを載せたし、裕毅には数戦前に戦略的な交換を行った。だから今のところ問題はないと考えている」

    Q:この世代のグラウンドエフェクトカーについてはどう評価しますか? オーバーテイク促進という目的は達成されたと思いますか?

    メキース:「導入前は批判も多かった。だが結果として、4年間で素晴らしい競争を生んだ。速さは過去最高レベルに近いし、今年も多くのオーバーテイクが見られた。2022年にはほぼ全チームがバウンシングに苦しんだが、それもF1らしい挑戦だった。このクルマは素晴らしいものをもたらしたと思う」

    バスール:「ブダペストでは4チーム6台が0.1秒以内にひしめいていた。それは本物のレースだ。確かにマクラーレンは一歩先を行っているが、タイヤマネジメントも含めてのことだ。コストキャップ下で開発された最初の世代でもある。この4年間は、さまざまなチームが勝利を挙げることができた。良いショーであり、良いスポーツだったと思う」

    小松礼雄:「このスポーツの素晴らしさを示したと思います。2014年には1周もできないチームもあった。2022年にはグラウンドエフェクトで全チームが問題を抱えた。それでも解決し、短期間で収束した。PU面でもシャシー面でも、F1が持つ力を示したと思います。来年はPUとエアロが同時に変わる大きな挑戦です。最初は状況が大きく変わるでしょうが、きっと各チームが解決策を見つけると信じています」

    Q:ルイスのペナルティについて。持ち越しという裁定に不満はありましたか?

    バスール:「“フラストレーション”という言葉が正しいかは分からないが、失望はした。厳しすぎたかどうかは分からない。ただ、日曜の夜にはモンツァに集中することを決め、抗議に時間やエネルギーを費やさないことにした。判定は主観的な部分がある。減速しなければならないのは当然だが、“十分に減速したか”は人の判断次第だ。決定する人物によって結果は変わる。だが仕方がない。我々は週末に集中することを選んだ」

  • F1イタリアGP スターティンググリッド:角田裕毅は9番グリッドスタート

    F1イタリアGP スターティンググリッド:角田裕毅は9番グリッドスタート

    2025年F1 イタリアGP 決勝の暫定スターティンググリッド。角田裕毅(レッドブル)は9番グリッドからのスタートとなる。

    超高速モンツァでの予選では、マックス・フェルスタッペンがランド・ノリスとオスカー・ピアストリのマクラーレン勢をわずかに抑えてポールポジションを獲得した。それは単なるポールではなく、フェルスタッペンは史上最速ラップでそれを成し遂げた。シャルル・ルクレールは4番手で終えている。

    さらにいくつかの変動もあった。ルイス・ハミルトンはザントフォールトのレース後に二重黄旗区間でスピードを出しすぎたために5グリッド降格のペナルティを受けていた。彼はP5からP10へと後退する。また、ピエール・ガスリーとアイザック・ハジャーはピットレーンからスタートすることになる。ハジャーはエンジンを交換し、アルピーヌは土曜日にマシンへの作業を長く続けすぎた。そこでもエンジン交換が行われているようだ。

    2025年F1 イタリアGP スターティンググリッド

    Pos No ドライバー チーム 予選
    1 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1 (-)
    2 4 ランド・ノリス マクラーレン 2 (-)
    3 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 3 (-)
    4 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 4 (-)
    6 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 6 (↑1)
    7 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 7 (↑1)
    8 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 8 (↑1)
    9 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 9 (↑1)
    10 22 角田裕毅 レッドブル 10 (↑1)
    5 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 5 (↓5)
    11 87 オリバー・ベアマン ハース 11 (-)
    12 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 12 (-)
    13 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 13 (-)
    14 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 14 (-)
    15 31 エステバン・オコン ハース 15 (-)
    16 18 ランス・ストロール アストンマーティン 17 (↑1)
    17 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 18 (↑1)
    18 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 20 (↑2)
    Pit 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 19
    Pit 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 16
  • F1イタリアGP ピレリ予選総括:決勝はミディアムとハード主体の1ストップへ

    F1イタリアGP ピレリ予選総括:決勝はミディアムとハード主体の1ストップへ

    マックス・フェルスタッペンはイタリアGPでポールポジションを獲得し、伝統の「キメラ」優勝トロフィーを狙ってスタートすることになった。モンツァではこれまで半数以上のレースがフロントローから優勝者を生み出しており、そのうち25回はポールシッター、14回は2番グリッドから勝者が出ている。最も後方からの優勝は1971年、ピーター・ゲシンがBRMで11番手から勝ち取ったもので、このレースはロニー・ピーターソンに0.01秒差というF1史上最小差での勝利として記録されている。トップ5はわずか0.61秒差に収まっていた。

    ピレリ・ポールポジション・アワードは、イタリア人アーティスト、ニコ・ヴァッセラリが創作した「キメラ」と名付けられたトロフィーとして贈呈された。このトロフィーは日曜の表彰台でも授与される予定で、ヴァッセラリの作品はローマのMAXXI、ボルツァーノ美術館、ミラノの20世紀美術館などに収蔵されている。

    フェルスタッペンにとってこれは通算45回目のポールポジションであり、モンツァでは2021年以来2回目となった。今回の記録は1分18秒792で、このサーキットのレコードであると同時に、F1予選史上最高の平均速度264.423km/hをマークし、「スピードの神殿」と称されるモンツァの名にふさわしいものとなった。

    フェルスタッペンの隣にはマクラーレンのランド・ノリスが並び、1分18秒869でルイス・ハミルトンが2020年に記録した従来のラップレコード(1分18秒887)をも上回った。2列目は、チャンピオンシップリーダーのオスカー・ピアストリ(マクラーレン/1分18秒982)と、昨年のモンツァ勝者シャルル・ルクレール(フェラーリ/1分19秒007)となった。

    土曜日のトラックアクション
    フリー走行3回目では、ピアストリ、ノリス、角田裕毅、ストロール、アロンソ、コラピント、ガスリーの7人がハードタイヤで少なくとも1回の走行を行い、ハジャーとアストンマーティンの2人はC3を慣らした。これにより、フェルスタッペンだけが明日のレースに向けて最も硬いコンパウンドを2セット温存することに成功した。一方、ハジャーは新品ミディアムを2セット温存。メルセデスのアントネッリとラッセルも2セットを残したが、彼らはQ1序盤に1セット使用しており、このセッションでソフト以外を使った唯一のドライバーだった。

    イタリアグランプリ 2025年のF1世界選手権

    マリオ・イゾラ(ピレリ・モータースポーツディレクター)
    「今回も非常に接戦の予選だった。Q1では20人全員が0.8秒少々の中に収まり、Q2ではトップ10が0.3秒未満にひしめいていた。Q3の最後のアタックはスリリングで、フェルスタッペンが再び驚異的な才能を示した。彼のポールはF1史上最速のラップでもあり、非常に意味のあるものだ。

    予選ではソフトが明確に最速のコンパウンドだった。メルセデス勢のようにミディアムを使ったドライバーも競争力を示した。実際ラッセルはC4でQ1最速だったが、これはパフォーマンスはやや劣るものの、より安心感を与えるタイヤを選んだためだ。C5は非常に速いコンパウンドだが、そのピークパフォーマンスを見つけるのは容易ではない。1〜2周のクーリングラップ後や2回目の走行でも優れたタイムを出せることが証明されており、一度安定すればドライバーにさらなる自信を与えてくれる。

    戦略面では、3回のフリー走行から見ても明らかなように、このレースは基本的に1ストップになるだろう。ミディアムとハードが主に使われるコンパウンドで、パフォーマンスと耐久性のバランスに優れており、デグラデーションに大きな差はない。ただし、オープニングスティントを少なくとも32周まで伸ばせるドライバーや、終盤にセーフティカーなどで中断が入った場合には、ソフトが重要な役割を果たす可能性もある」

  • F1イタリアGP 予選:トップ10 ドライバーコメント

    F1イタリアGP 予選:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1イタリアGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。9月6日(土)にモンツァ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第16戦 イタリアグランプリのフリープラクティスが行われた。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がコースレコードで今季5度目のポールポジションを獲得した。僅差でランド・ノリスとオスカー・ピアストリのマクラーレン勢が続き、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が4番手に入った。

    フェラーリ勢はルイス・ハミルトンが5番手につけたものの、グリッド降格により10番手からのスタートとなる。メルセデスのジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリが6・7番手に並び、ミッドフィールド最上位はガブリエル・ボルトレト(ザウバー)が8番手、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が9番手。角田裕毅(レッドブル)はQ3に進出し、10番手グリッドを確保した。

    1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「今日は僕たちにとって素晴らしい一日で、このサーキットでこれだけ競争力を発揮できたのは嬉しい。ここでポールを取れるのは大きいし、この成功は祝うべきだ。自信にもつながった。ここはいつもタフで、ローダウンフォースで走る中で本当に攻めなければならず、完璧にアペックスを突く必要がある。最速ラップを獲れて素晴らしいが、この手のスタッツにはあまり関心がない。状況によって大きく変わるからだ。新しい舗装も助けになったし、すべてのセッションで少しずつ改善できたのは狙い通りだった。クルマはより良いウインドウに入り、自信を持ってコーナーを攻められるようになった。明日はもちろん勝利が目標だ。マクラーレンはかなり強力なので簡単ではないが、タイヤの感触が良ければ、何が起こるかわからない」

    2番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「僕にとってかなりアップダウンのあるセッションだったけど、最終ラップでしっかりまとめられたのは良かったし、明日のグリッドで2番手にいることに満足している。悪くないポジションだし、マックスが今日速いことは分かっていた。もちろん全員の前にいたかったけど、マックスを抜くのはタフだろうし、後ろにも速いクルマがいる。レースは長いし、何が起こるか分からない。でも日曜は僕たちの強みが出るから楽しみだ」

    3番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「今日は本当に僅差の予選だった。セッションをうまく組み立ててペースを上げていけたと思う。望んでいたスタート位置ではないが、この週末は本当に接戦だったことを示している。多くのチームが速さを見せているが、僕たちには良いレースペースがあるし、要素も多い。だから前進できると確信している」

    4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「Q3でのラップにはとても満足していて、P4が今日僕たちのクルマから引き出せる最大の結果だった。去年ここで良いレースができたので、再現できるよう全力を尽くす。モンツァで表彰台に立つのは信じられないほど素晴らしいことだし、週末を通して多くのサポートをくれたティフォシのためにもやりたい。タフになるのは間違いなく、ここまではレッドブルとマクラーレンが優勢だったが、僕たちは全力で特別な結果を目指す」

    5番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「全体的にポジティブな週末だった。ペナルティがなければ満足できる結果だった。チームは懸命に働いてくれたし、ティフォシのエネルギーが毎日特別なものになっていて、自分をさらに後押ししてくれた。10番手スタートは簡単ではないし戦略が鍵になる。でもロングランでは良いペースを見せられたし、ここはオーバーテイクが可能なサーキットだ。今夜もしっかり準備して、ティフォシを誇らしく思わせる結果を出したい」

    角田裕毅 イタリアGP F1

    6番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日の結果には少しがっかりしている。Q3でどのタイヤを使うかについて誤解があったが、最終的にはそのセグメントで十分な仕事ができなかった。Q1ではミディアムで最速、Q2ではキミがソフトで2番手だったから、最終結果のP6以上のものを達成できたはずだ。グリッドペナルティで明日は5番手からスタートする。オーバーテイクは難しいが、前には速いフェラーリもいる。チャンスが来れば活かしたい」

    7番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「最近の予選に比べてかなり良い結果だ。FP2で走行時間を失った後にスピードを取り戻す必要があったけど、再び前方からスタートできるのは良いことだ。もっと上を狙えたと思うが、全体としては満足している。フィールドは非常に僅差で、僕たちはフェラーリに対して直線速度で少し劣っている。ここでは追い抜きが難しいので、6番手から多くの進歩を遂げるのは簡単ではないと思う。ただしレースペースは良いので、うまく活かせれば強い結果が得られるはずだ」

    8番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「今日のパフォーマンスにはとても満足している。最後のラップは理想的ではなく、少し残してしまった感触はあるが、それでも強い位置からスタートできる。クルマの感触は良く、ペースもある。明日は面白い展開になると思う。グリッドを見れば前にはトップチームが並んでいるが、しっかり戦って何が可能かを見てみたい」

    9番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「ここモンツァでQ3に進めるとは思っていなかったので嬉しい。予選ではクルマの調子がずっと良く、チームもタイヤの準備やトラフィック処理をしっかりやってくれた。直線で遅いのは分かっているが、明日はトップ10からスタートできるので、ポイント獲得に少し楽観的になれる。何ができるか見てみよう」

    10番手:角田裕毅(レッドブル)
    「Q3に進出できたのは今日目指していたことだったので満足しています。ザントフォールトでポイントを獲得できたことも含めて、レースごとに進歩していることを感じます。Q3では先頭で走らざるを得ず、モンツァ特有のスリップストリームを得られなかったのは残念でした。チーム全体、そしてポールを獲得したマックスを祝福したいです。決して簡単ではなかったですが、ガレージの全員が適応力を発揮しているのを実感しました。Q3では一貫性を示せたと思いますし、マックスとの差もコンマ1秒とポジティブに受け止めています。スパからのアップグレードで進歩を感じていますが、まだバランスには課題が残っています。明日は簡単ではないでしょうし、1周の速さも完璧ではありませんでしたが、自信を持っています」

  • F1イタリアGP 予選:11番手以下 ドライバーコメント

    F1イタリアGP 予選:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1イタリアGPの予選で11番手以下だったドライバーのコメント。9月6日(土)にモンツァ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第16戦 イタリアグランプリのフリープラクティスが行われた。

    中盤以降はミッドフィールド勢による僅差の争いとなり、オリバー・ベアマン(ハース)が11番手で健闘したが、Q3進出にはあと一歩届かなかった。ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)は12番手、ウィリアムズ勢はカルロス・サインツJr.が13番手、アレクサンダー・アルボンが14番手で並んだ。

    エステバン・オコン(ハース)は15番手。レーシングブルズ勢はアイザック・ハジャーが16番手、リアム・ローソンが最下位20番手に沈んだ。アストンマーティンのランス・ストロールは17番手。アルピーヌ勢はフランコ・コラピント18番手、ピエール・ガスリー19番手と低迷し、下位グリッドからの巻き返しを期す。

    11番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「かなり良い気分だ。ラップには満足している。もちろん見直せば少しタイムを見つけられたかもしれないけど、すべてを出し切った。大差でQ3を逃すより、わずかで届かない方が悔しい。でもそれだけ僕たちが練習で良い仕事をして、予選でQ3を争えるとは思っていなかった証拠だ。昨日からクルマを大きく改善できたので良かったし、明日についても良い感触を持っている。ハイフューエルでの走りはとても良かった」

    12番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「今日の予選は自分の出来が十分ではなかった。Q2では最初の走行をうまくまとめられず、バンカーラップがないまま2回目に臨むことになった。そのためリスクを冒せず、確実にタイムを残すため少し余裕を持たざるを得なかった。明日に向けてはクルマの感触は良いし、ポジションも悪くない。フィールド全体が僅差なのでまだまだ可能性はある。クルマには自信があるので、レースで何ができるか見てみたい」

    13番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「今日はもっと厳しい予選になると思っていた。シーズンを通してソフトタイヤでの1周ペースに苦しんでいて、最適なウインドウに入れるのがとても難しい。プッシュラップごとに感触が違ってしまう。ただ、僕たちのレースペースには自信があるし、全力を尽くしてポイント圏内を目指す。レースだ!」

    14番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「フラストレーションの残る結果だ。タイヤを機能させられないという同じ問題に直面した。週末を通してあらゆることを試したけど、見直しが必要だ。フリー走行ではもっと自由にアウトラップやクールラップを組めるから良いペースを出せるが、予選では問題が出てしまう。Q1ではカルロスが僕たちの本当の速さを見せていたし、そこが本来の位置だと思う。レースはワンストップになるだろうから、クリーンエアを確保し、デグラデーションに注意する必要がある。一見オーバーテイクが簡単そうに見えるサーキットだが、実際は難しく、DRSトレインになるのが常だ。望んでいた位置ではないが、明日は協力してできることを試す」

    15番手:エステバン・オコン(ハース)
    「全体的に残念なセッションだった。Q1ではトラックポジションが良くなく、Q2ではラップを最大限にまとめられなかった。クルマの感触もQ1より悪くなってしまった。フロントの回転不足、フロントロック、ハイスピードでは強いアンダーステアと、今年序盤にあったようなバランスだった。何が悪かったのかを確認する必要がある。明日は簡単ではないし、1・2コーナーはタフになるが、いつも通り全力で戦う」

    イタリアGP F1

    16番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「フラストレーションの残る予選だった。カルロスはユーズドタイヤで走っていて、トラックポジションを得ようと激しく動いていた。正直、彼が何をしていたのか分からない。そのせいで僕のアウトラップは台無しになり、その後のプッシュラップでもミスをした。ただ、全体的には僕たちのクルマはここでとても速い。FP3やQ1最初の走行では本当に良い感触だった。だけど最後尾からのスタートになるから、タフなレースになるだろう。全力でリカバリーを目指す」

    17番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「ここモンツァでは厳しい週末になると予想していた。このサーキットは僕たちのクルマにはあまり合わない。予選ではできることはやったが、グリッド全体が非常に僅差で、P17が今日の最大だった。明日何ができるか見てみるし、チャンスがあれば活かしたい」

    18番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「午後は難しかった。モンツァは僕たちのクルマに合わないのは週末を通して明らかだった。個人的にはラップ自体は良かったと思うし、最近はクルマの中でより快適さを感じている。でもスピードが足りず、これ以上の位置には行けなかった。明日に向けて戦略を考え、最終的な結果を最大化することを目指す。簡単ではないけど、全力で前進を試みて、ヨーロッパラウンドを良い形で締めくくりたい」

    19番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「このセッションが僕たちにとって厳しくなるのは分かっていた。クルマがこのサーキットにあまり合っていないからだ。ただ、フリー走行からは前との差を縮められたので、その点は良かったと思う。最後の走行ではトラフィックがあって少しタイムを失ったが、それでもQ2進出には届かなかっただろう。明日はタイトな戦いになるが、どんな状況でも僕たちは戦い、全力を尽くす。今日、自分の契約を2028年末まで延長できたことは大きなニュースだし、自信と楽観を持って未来を見据えている。F1初勝利から5年の記念日にここで発表できたのも嬉しい」

    20番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「本当に残念なセッションだった。ラップはダーティエアを拾ってターン6の中間でアンダーステアになり、コースオフして台無しになった。週末を通してクルマはとても速かっただけに悔しい。いくつか問題はあったが、ガレージの仲間は懸命に作業して予選までにすべて整えてくれた。ここは簡単なサーキットではないが、オーバーテイクのチャンスはある。今の位置からは多くのクルマを抜かなければならないのでタフだが、全力で前に出ていきたい」

  • ランド・ノリス F1イタリアGP予選「フェルスタッペンを抜くのは大きな挑戦」

    ランド・ノリス F1イタリアGP予選「フェルスタッペンを抜くのは大きな挑戦」

    ランド・ノリスは、イタリアGP決勝でマックス・フェルスタッペンをオーバーテイクして勝利するのは容易ではないと警告し、それを「大きな挑戦」と表現した。

    ノリスは予選でフェルスタッペンにポールポジションを奪われ、日曜の決勝をモンツァの2番グリッドからスタートすることになった。

    マクラーレンのノリスにとって、予選は決して順調なものではなかった。Q2進出を確実にするには遅れて出したアタックが必要で、その際にはチームメイトであり選手権のライバルでもあるオスカー・ピアストリのスリップストリームに頼った。

    同様にQ3でも、ノリスは最初の走行をスリップなしでこなしたため、最初の計測後は7番手に沈んだ。ノリスは一時的に暫定ポールを獲得したものの、フェルスタッペンが2020年にルイス・ハミルトンがメルセデスW11で打ち立てたトラックレコードを更新し、再び首位に立った。

    予選後、チームメイトのピアストリと同じように、ノリスもフェルスタッペンのポール獲得に驚きはなかったと語った。

    「いや、いや、いや。マックスは今週末ずっと速かったし、マックスが速いのは驚きじゃない」とノリスはモンツァで語った。

    「僕にとっては本当にアップダウンのあるセッションだった。あちこちでミスが多すぎた。でも最後のラップで全部まとめられたのは…かなり満足している。P2で嬉しい」

    「僕はいつも、自分がその日にどう走ったかで結果を評価するんだ。だから今日はベストの仕事をできたとは思わないけど、P2で終えられたのは本当に嬉しい。良い点と悪い点があったね」

    「P2はスタートポジションとして悪くない。もちろん全員の前に出たいし、それには選手権のライバルやオスカーも含まれる。明日のレースに向けていいポジションだと思うし、すごく楽しみにしている」

    ランド・ノリス(マクラーレン) イタリアGP F1

    ノリス「決勝は大きな挑戦になる」
    レッドブルのストレートスピードのアドバンテージと、FP2でのフェルスタッペンの印象的なロングランを踏まえ、ノリスは彼を打ち負かすのは難しいと予想している。

    「日曜のレースは僕たちの強みになることが多い」とノリスは説明した。「でもマックスを抜くのは、間違いなく大きな挑戦になると思う。でも様子を見よう。彼らのペースもとても強かった。スティントの最後を見れば、僕たちと同じラップタイムで走っていた。だから何か魔法のようなことが起きるとは思っていないし、後ろにはフェラーリも控えている」

    「僕たちは間違いなく、できるだけ早く前に出たいはずだ。レースは長いし、多くのことが起こり得る。だから、僕たちに何ができるか見てみよう」