カテゴリー: F1イタリアGP

  • セバスチャン・ベッテル、トウ争奪戦に苦言 「並んでいる位置に留まるべき」

    セバスチャン・ベッテル、トウ争奪戦に苦言 「並んでいる位置に留まるべき」

    フェラーリF1のセバスチャン・ベッテルは、2020年のF1世界選手権 第8戦 F1イタリアGPの予選でQ1敗退を喫して17番手で終了。有利なトウを得ようとしてなりふり構わずオーバーテイクしていったドライバーに苦言を呈した。

    モンツァではトウから最大で0.5秒のゲインを得られるため、誰もが速いマシンの後ろでアタックをすることを狙い、特にQ1ではアウトラップは大混乱となった。

    「このセッションについて言うことはあまりない。 2周目のクイックラップを始めたときに目の前にたくさんのマシンがいた。その瞬間、自分のタイムを改善することは不可能だと悟った」とセバスチャン・ベッテルはコメント。

    「他のドライバーがウォームアップラップで追い越し始めた理由がわからない。自分自身が混乱の真っ只中にいることに気づき、ラップを得ることができなかった。誰もが自分が並んでいるポジションに留まる必要がある。そのあと、ギャップを開ければ、問題なくタイムを出せるはずだ」

    「僕たちサイドとしておそらくコースに出る適切なタイミングを選べなかった思う。他の人たちは僕たちよりも改善していたし、なんとかうまくやっていた。もちろん、ここまでグリッド後方からスタートするのは簡単なレースにはならないだろうけど、何が起こるかわからないし、何ができるかを見てみるつもりだ」

  • ホンダF1 特集:本橋正充が語るアルファタウリとの50戦目の節目

    ホンダF1 特集:本橋正充が語るアルファタウリとの50戦目の節目

    アルファタウリ・ホンダでパワーユニット(PU)のチーフエンジニアを務めるホンダF1の本橋正充が、トロロッソ時代から数えてチームと迎える50戦目について語った。

    本橋正充は、ホンダF1の現場監督である田辺(豊治)の下で、アルファタウリ側のPUオペレーションの管理・統括している。

    ファクトリーにいるホンダF1の開発陣が懸命に作ったPUのパフォーマンスをサーキットで最大限発揮するため、信頼性とパフォーマンスのバランスを取りながらサーキットやレース状況に合わせて適切に稼働させることが、トラックサイド(サーキット現場)にいる現場にいるメンバーの役割となる。

    2018年、新パートナーシップに合わせて現場復帰
    記念すべき50戦目を迎える前に、これまでのアルファタウリとの歩みを自分なりに少し振り返ってみようと思っています。

    ご存じの方も多いかもしれませんが、彼らとのパートナーシップを開始したのは2018年のこと。もう3年目かということを思うとあっという間な気もしますが、濃密な2年半でもありました。2015年のF1復帰から2017年までの3年間、非常に苦しい状況にあったホンダとしては、2018年は新たなパートナーシップとともに再起をかけた一年でした。また、2017年までHRD-Sakuraでエンジンベンチを回して開発側にいた私にとっては、田辺テクニカルでディレクターとともに第三期(2008年)以来のサーキット現場での仕事となりました。

    復帰当初からホンダ F1の一員ではあったものの、開発とトラックサイドの仕事ではその進め方やスピード感が大きく異なるため、ホンダとして苦境にある状況下での久々のトラックサイド復帰は、私にとってはプレッシャーでもありました。

    ”仲間”として迎え入れたくれたトロロッソ
    実際に仕事を始めてみると、第三期とは働き方が異なる部分もありました。しかし、そんな中でもトロロッソ(現アルファタウリ)のメンバーたちは、初めから自分のことを信頼して、仲間として迎え入れてくれました。それ以降もそうなのですが、彼らのそういったオープンでポジティブな姿勢には本当に助けられましたし、感謝をしています。この空気は、イタリアのチームならではの気さくで前向きな気質や、フランツ(・トスト代表)のトップとしての度量の大きさが大きく影響しているように考えています。

    2018年初走行となったフィルミングデーにて
    田辺さんや山本さん(マネージングディレクター) をはじめとして、ほぼすべてのホンダのメンバーが同じことを言いますが、あの時、トロロッソが苦境にあったホンダを信頼し、パートナーとして受け入れてくれたこと、そしてその後もアップダウンを共に経験しながら前進したことなくしては、現在に至るホンダ F1の進化はあり得なかったと思っています。今思うと、このパートナーシップ締結は、本当に我々が必要としているときに、最も理想とする人たちが仲間になってくれたという感じもしており、その絶妙な相性とタイミングを思うと、どこか不思議な縁さえも感じます。

    そのころは少しうつむきがちだった私たちに「大丈夫。お前らならできる!」と、いつも背中を押してくれるような関係で、彼らとでなければ、私たちはここまで前進できていなかったかもしれません。

    うれしさも悔しさも分かち合える関係
    2018年のこととしてまず思い出すのは、第2戦、バーレーンGPでガスリー選手が4位を獲得したときのレースでしょうか。それまでの3年間、ホンダとしての最高位は5位、それも2回だけだったことを考えると、いきなり2戦目で表彰台まであと一歩となる4位入賞は、私たちにとって大きな驚きと喜びを伴うものでした。

    その時にも強く感じたのですが、彼らとは企業同士というよりは、喜怒哀楽を一緒に過ごすことができる家族のような存在であるような気がしています。マネジメント、エンジニア、メカニック、広報など、役割の違いや役職の高低を問わず、ホンダとアルファタウリのメンバーは非常に強い信頼で結びついていて、うれしさも悔しさもみんなで一緒に共有する関係です。

    あのとき、バーレーンの4位で感じた「みんなで一緒に喜ぶ」という感覚は、それなりのレース経験がある自分にとってもどこか新鮮で、本当にいい仲間たちと仕事ができていると実感した瞬間でした。第三期でもそのような雰囲気はありましたが、それよりもさらにもっと親近感があって、本当に家族のような関係性だと思っています。こういうオープンな雰囲気がホンダの気質にとても合っていますし、いいチーム、いいパートナーだなと感じています。

    苦戦が続いても一緒に前を向いて
    2018年はその後しばらく苦しい成績が続いたのですが、そんな時でもどちらかが「俺たちのせいではない」というような言い方をすることは絶対になく、双方がいつも「一緒に乗り越えて行こう」という姿勢でした。 私自身もチームメンバーから”We win together, We lose together”(勝つときも負けるときも、一緒だ)とよく言われていたことを覚えています。成績が出ないときも常に前を向いていましたし、そういったところでも本当に助けられました。

    2018年でもう一つよく覚えていることは、日本GPを前にロシアGPで投入した”スペック3”の導入に至るまでの経緯です。当時、シーズンを通して進化を遂げていたとはいえ、まだ私たちのPUのパフォーマンスはライバルに大きく水をあけられている状況でした。それに対して、”スペック3”はそれなりに大きな性能の進化を図るとともに、燃焼コンセプト面でも現在まで使用しているPUの礎になったものだったので、その投入には大きな意味がありました

    ある意味勝負のPUだったのですが、一方で投入に向けて技術面や時間的な制約が非常に厳しい状況でした。そんな中でもトロロッソのメンバーはSpec 3導入のために、我々を懸命にサポートしてくれました。サプライヤーとして私たちが持ち込んだというよりは、導入のために彼らも全力で汗水たらして一緒に作業を続けてくれたという感じです。タイトな時間の中でのオペレーションは、F1では常ですが、あのときはことさら難しい状況かつ大切なタイミングでしたので、そんなときでも私たちの話を真摯に聞きながらそれを受け入れてくれたことはうれしく思いました。

    2チーム供給体制でもより強固な信頼関係に
    続く2019年、ホンダの新たな仲間としてRed Bull Racingが加わり、ホンダにとってはF1復帰後初の2チーム供給という、新たなチャレンジの年でした。私は引き続きトロロッソとともに仕事を続けますが、それまでとの大きな違いは、テクニカルディレクターである田辺さんがトロロッソのみでなくRed Bullも管轄する形となったことでした。田辺さんはこれまでのようにトロロッソにかかり切りという状況ではなくなったため、自然と私が決断しなければならない事項が増えました。そんなときでも、トロロッソ側のパートナーであるエンジニアのジョナサン(・エドルズ/チーフエンジニア)やジョディ(・エジントン/テクニカルディレクター)は私の決定を信頼してくれていましたし、懸念や相談があるときはきちんと話を聞き、一緒に適切な回答を導き出してくれました。

    2019年はシーズン前半こそ苦しかったものの、結果的に2度の表彰台を獲得することができました。雨で荒れたレースの中、クビアト選手の走りとチームの作戦が奏功して3位表彰台を得た第11戦のドイツGPは、荒れるレースを想定していたもののまさか表彰台とは思わず、嬉しさと驚きが混ざったものになりました。

    一方で、徐々にマシンのポテンシャルを引き出せてきていた状況下、降雨で非常に荒れたレース展開でもエンジニア・メカニックの全員が的確な判断を下したうえで勝ち取った表彰台だったことも間違いありません。チーム全体がきちんと機能していた状況を見て「このチーム、すごいな。まだまだポテンシャルがある」と強く感じたことを覚えています。

    ブラジルでの1-2フィニッシュは、一生忘れられない
    そして、第20戦ブラジルGP。優勝したRed Bullのフェルスタッペン選手とともに、ガスリー選手が2位に入り、ホンダのPUが1-2フィニッシュを果たした忘れられないレースです。

    ホンダとして非常に成長を感じたことはもちろんでしたが、なによりトロロッソが2位ということが本当にうれしくて、感慨もひとしおでした。最終周のストレートでガスリー選手がメルセデスのハミルトン選手を振り切ったシーンはF1の歴史に残るものになると思いますし、ファンのみなさんはもちろん、ホンダのメンバーとしても一生忘れられない瞬間になりそうです。

    チームとしても、ホンダとしても「やればできるんだ」と感じられたレースでした。

    2020年、新生アルファタウリとともに
    そしてトロロッソあらためアルファタウリとして迎えた2020年。鮮やかなブルーとシルバーのマシンやチーム名がなくなることに少し寂しい気持ちもありましたが、新たにデビューした白と紺ベースのマシンやガレージはまた別の意味でとてもカッコよく、いまはとても気に入っています。

    オフシーズンはかつてなく順調に進んだ一方で、オーストラリアでの開幕戦が新型コロナウィルス感染拡大の影響でキャンセルとなるなど、難しい時間も続きました。そんな中でもチームとは常に連携を取っていましたし、いつ再開しても大丈夫というように準備を進めていました。

    最初の3連戦くらいは従来の中団が少しばらけ始めた印象で、その中でアルファタウリは少し苦戦していたところもありました。ただ、ここ数戦はマシンのポテンシャルをうまく引き出せている印象で、激戦となっている中団で浮上していくチャンスはあると感じています。クビアト選手、ガスリー選手ともに速さを見せられているので、あとはこれを確実にポイントに繋げていくことが大切になります。

    特にガスリー選手がここ数戦非常に調子がいい様子ですが、彼とは一緒に3年仕事をしてきて、彼自身も成長しているように思っています。時間を経るごとにきちんと自分の意見を主張するようになってきていますし、PUについての要求も以前に比べてより細かく、高いレベルのものを求めるようになったと感じています。

    我々としてもその要望にきちんと応えられるようにしなくてはいけませんし、チーム・ドライバーとともに一緒に成長を遂げられればと思っています。

    さて、これからいよいよ50戦目を迎えます。どのような結果になるにせよ、節目のレースで悔いが残らないよう、全力で臨みたいと思います。

  • レッドブル・ホンダF1 予選分析:裏目に出たセットアップとトウ狙い

    レッドブル・ホンダF1 予選分析:裏目に出たセットアップとトウ狙い

    レッドブル・ホンダF1は2020年のF1世界選手権 第8戦 F1イタリアGPの予選をマックス・フェルスタッペンが5番手、アレクサンダー・アルボンが9番手という厳しい結果で終えた。

    ダウンフォースマシンであるレッドブル RB16は、そもそもモンツァのような高速サーキットは苦手としている。レッドブル・ホンダF1は、ストレートでの赤字を減らすべく、モンツァにローダウンフォースパッケージを投入した。

    しかし、それがマシンバランスを崩した。FP1ではマックス・フェルスタッペンがアスカリシケインでクラッシュ。序盤戦で苦しめられた突如リアが抜けてしまうという症状が再び顔を覗かせた。

    おそらく、それを解消するためにマックス・フェルスタッペンは初日よりもダウンフォースをつけて予選に臨んだと思われる。すべての区間でベストタイムを記録したのはメルセデス勢だが、フェルスタッペンが最も上位にいた区間はセクター2だった。

    また、その代償かスピードトラップのジュニではマックス・フェルスタッペンは16番手。一方、比較的バランスには満足していたと語っていたアレクサンダー・アルボンはスピードトラップで8番手、区間別でもセクター2よりもセクター1とセクター3で上位にいるという狙い通りの位置につけていることからもマシンセッティングの違いは見てとれる。

    「グリップが十分でないのでコーナーの攻略が難しかった。ダウンフォースが少ない中での最適なマシンバランスを掴めず、このレースウイークは苦戦している」とマックス・フェルスタッペンは振り返る。

    「ダウンフォースを減らして運転する場合、マシンは後部が依然として敏感であり、それが現時点では問題だ」」

    結果的にそこまでダウンフォースに偏らずにバランスを重視したメルセデス、マクラーレン、レーシング・ポイントがレッドブル・ホンダを上回ることになった。この3台は“ハイレーキ”コンセプトを採用していないマシンであることも興味深い。

    また、今回の予選ではトウ(スリップストリーム)はそれほど効果を生まなかった。メルセデスはスリップストリームを狙わずに真っ先にコースに出て自由な空間のなかでアタックラップにむけたタイヤの準備に焦点を当てた。一方、レッドブル・ホンダF1はチームメイト同士で引っ張りあうことを試したが、想定されたタイムアップを果たすことはなかった。

    最終的にメルセデスから0.908秒差をつけられたF1イタリアGPの予選。3番手のカスロス・サインツ(マクラーレン)は0.1秒差、4番手のセルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)とは0.075秒差だが、6番手のランド・ノリス(マクラーレン)は0.025秒差、7番手のダニール・リカルド(ルノー)は0.069秒差と後ろとの差の方が小さい。レースペースも拮抗しており、決勝は後続との厳しいバトルになるかもしれない。

    2020年 F1イタリアGP 予選 区間ベスト2020年 F1イタリアGP 予選 スピードトラップ

  • ルイス・ハミルトン 「レッドブルは予選モード禁止に満足したかな?」

    ルイス・ハミルトン 「レッドブルは予選モード禁止に満足したかな?」

    F1イタリアGPの予選でもペースを支配したメルセデスF1のルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスは、“パーティモード”禁止についてレッドブル・ホンダを皮肉った。

    FIA(国際自動車連盟)は、F1イタリアGPに先立ってエンジンモードの使用を制限する新しい技術指令(TD / 037-20)を発令。F1チームは、予選とレースで同じICEモードを使用する必要がある。

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、メルセデスの予選におけるアドバンテージは“極端”で“競争を歪めている”として、FIAにパーティモードを禁止するよう圧力をかけたと明かしている。

    だが、ルイス・ハミルトンはモンツァのコースレコードを更新するラップタイムで再びポールポジションを獲得。バルテリ・ボッタスも2番手に続き、非メルセデスのマシンに0.8秒以上の差をつけ、パーティモードがなくても十分すぎるほどのペースがあることを証明した。

    一方、レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンが5番手、アレクサンダー・アルボンが9番手に沈んだ。この結果はメルセデスの両方ドライバーを楽しませたようだ。

    「チームとして僕たちが持っているロングランのペースは強いと思う」とバルテリ・ボッタスは予選後の記者会見で語った。

    「モードに関するエンジンレギュレーションが変更されたことで、僕たちにとってレースは以前よりもさらに良くなるだろう。良いことかもしれないね」

    「レッドブルが今回のエンジン(レギュレーション)変更にどれほど満足しているかはわからないけどね」

    ルイス・ハミルトンは「他の誰かが作り上げたものだ。僕たちがスパでそのモードを使用したかどうかさえ誰もわかっていないよね」と付け加えた。

    関連:レッドブルF1首脳 「メルセデスのパーティモード禁止に圧力をかけた」

  • ダニール・クビアト 「スリップストリームの成否が勝負を分けた」

    ダニール・クビアト 「スリップストリームの成否が勝負を分けた」

    アルファタウリ・ホンダF1のダニール・クビアトは、2020年のF1世界選手権 第8戦 F1イタリアGPの予選を11番手で終えた。

    ダニール・クビアトは、0.1秒差の11番手でQ2ノックアウトとなり、またもQ3進出を逃した。しかし、クビアトは、スタート時のタイヤを自由に選べる形でレースを戦う。

    「今日の予選はスリップストリームの取り合いになり、それが成功したかしなかったかが勝負を分けた」とダニール・クビアトはコメント。

    「運が悪いことに前を走っていたマグヌッセン(ハース)がコースアウトし、スリップストリームをうまく使えなかった。それでも明日は11番手からのスタートなので、ポイント獲得を目指してレースに臨む」

  • ピエール・ガスリー 「決勝でいい走りができるパッケージに仕上がっている」

    ピエール・ガスリー 「決勝でいい走りができるパッケージに仕上がっている」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2020年のF1世界選手権 第8戦 F1イタリアGPの予選を10番手で終えた。

    ピエール・ガスリーは、Q2で6番手タイムを記録して今季5度目のQ3進出を果たす。Q3は2回目の走行をユーズドタイヤで行ったこともあり、10番グリッドから決勝を迎えることになった。

    「今日はQ3に進出できてうれしい」とピエール・ガスリーはコメント。

    「午前中のFP3は難しいセッションになったので、予選に向けてもう少し改善する必要があった。Q1とQ2ではいい走りができ、6番手でQ3に進出した。新品タイヤで臨んだQ3最初の走行はオーバーステアとグリップ不足に悩んだ。ユーズドタイヤでの2回目の走行はうまくいったけど、タイムでは新品タイヤのほかのマシンにかなわなかった」

    「10番手だったけど僅差だし、決勝でいい走りができるパッケージに仕上がっていると思う」

  • レッドブル・ホンダF1 「ここでのマシンの満足度はそれほど高くない」

    レッドブル・ホンダF1 「ここでのマシンの満足度はそれほど高くない」

    レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、2020年のF1世界選手権 第8戦 F1イタリアGPの予選を振り返った。

    F1イタリアGPの予選でレッドブル・ホンダF1は思わぬ苦戦を強いられた。マックス・フェルスタッペンは、メルセデス勢だけでなく、マクラーレンとレーシング・ポイントの後塵を拝する5番手となった。

    アレクサンダー・アルボンは、チームメイトとのギャップは縮めたものの、さらに後方の9番グリッドからスタートする。

    「我々にとってかなり平均的な予選だった。メルセデスははるか先を行っているが、その後ろは0.1~0.2秒が大きな違いとなった。我々はクリーンな走行ができなかった。特にアレックスはそれでいくらかラップタイムを失った」とクリスチャン・ホーナーは語る。

    「ここでのマシンでの満足度はそれほど高くない。5番手のマックスは3番手に非常に近かったので少しフランストレーションを感じるが、ポールを争えると思ってはいなかった。一方、アレックスはマックスのわずか0.2秒後ろだが、このようなタイヤな集団のなかでの9番手であり、明日のレースではやるべき仕事がある」

    「今夜もう少し調べてみる必要があるが、我々はどちらのドライバーも優れたレーサーであることは分かっているし、明日は攻撃に出てくれると思うし、ターン1は面白くなるはずだ」

    「このようなトラックは我々の最強の会場ではないし、明日のレースで最大限を活用できるように我々が欠けているエリアを理解し、改善することに取り組んでいく」

    関連:F1イタリアGP 予選:ハミルトンが別次元の速さで今季6度目のポール。ホンダF1勢はフェルスタッペン5番手の惨敗

  • マックス・フェルスタッペン 「メルセデスは別次元。3位を争いたい」

    マックス・フェルスタッペン 「メルセデスは別次元。3位を争いたい」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、2020年のF1世界選手権 第8戦 F1イタリアGPの予選を5番手で終えた。

    マックス・フェルスタッペンの最速タイムはトップから1分19秒795。ポールポジションを獲得したルイス・ハミルトンから0.908秒差の3列目5番グリッドという結果となった。“予選モード”の禁止はメルセデスの圧倒的な速さの抑止力にはならなかった。

    また、マックス・フェルスタッペンはメルセデス勢に敗れただけでなく、3番手のカルロス・サインツ(マクラーレン)、4番手にはセルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)の後塵を拝した。

    「僕にとって良い週末ではない」と予選後の失望したマックス・フェルスタッペンは語った。

    「マシンであらゆることを試した。あらゆる種類のダウンフォースレベルやバランスを大幅に変更したりしたけど、最終的にはラップタイムは同じままだった。これは、マシンのバランスが十分ではないことを示している。パワーが足りないと言うのは簡単すぎて言い訳にはならない」

    マックス・フェルスタッペンは、チームメイトのアレクサンダー・アルボンのスリップストリームを得たが、あまりに役には立たなかった。

    「第2戦以降、最初のランで僕がリードし、次に2番目のランでアレックスがリードすることになったいる」とマックス・フェルスタッペンは語った。

    「Q3でも同じことをしたけど、ある意味でみんながトレインの中で走っていたので、結局それは問題ではなかった」

    「僕たちはメルセデスと戦うことを考えてシーズンをスタートした、そして今、ここモンツァではマクラーレンとレーシング・ポイントの後ろにいる。それは良いことではない。今年は、ダウンフォースを減らして運転する場合、マシンは後部が依然として敏感であり、それが現時点では問題だ」

    関連:F1イタリアGP 予選:ハミルトンが別次元の速さで今季6度目のポール。ホンダF1勢はフェルスタッペン5番手の惨敗

    それでも、マックス・フェルスタッペンは3位表彰台を狙えるチャンスはあると考えている。

    「そう思う。全員が互いに近いので、僕は3番目に戦うことができると思う。でも、メルセデスは別次元だ」とマックス・フェルスタッペンは結論付けた。

  • アレクサンダー・アルボン 「フェルスタッペンとの差は縮んでいる」

    アレクサンダー・アルボン 「フェルスタッペンとの差は縮んでいる」

    レッドブル・ホンダF1のアレクサンダー・アルボンは、2020年のF1世界選手権 第8戦 F1イタリアGPの予選を9番手で終えた。

    混戦となったF1イタリアGPの予選。アレクサンダー・アルボンはQ1を15番手、Q2を10番手とカットアウトラインぎりぎりで通過。最終コーナーのパラボリカでトラックリミットを超えてしまい、アタック1回目のタイムが取り消しになったが、最終的に9番手でQ3を終えた。

    「事前の想定どおり、今日の予選は混戦となり、クリーンなラップを取ることが難しいセッションになった」とアレクサンダー・アルボンはコメント。

    「ここまでチームにとっても難しい週末になっており、この結果には満足していないけど、一方で、個人的にはマシンのバランスはこれまでよりも改善されてきていると感じている。予選結果にはつながっていないが、僕とマックスとの差も縮んでいるので、比較的スムーズな週末になっていると考えている」

    「スパでも見てきたように、低ダウンフォースのサーキットは僕たちのマシンとの相性が良くないので難しい週末になっており、チームとしては本来いるべきポジションよりもかなり下にいる状況だ。マクラーレンはストレートでかなり速いし、レーシングポイントも今日になって急に速くなっているけど、それを考慮してももう少し前の方にいたかったと感じている」

    「いくつかのコーナーでほかのマシンに対してタイムを失っているところがあるけど、プラクティスでの僕たちのレースペースは悪くない。明日は簡単なレースになるとは考えていないけど、タイヤの摩耗をうまくマネージしながらいいレースにしたいと思う」

    関連:F1イタリアGP 予選:ハミルトンが別次元の速さで今季6度目のポール。ホンダF1勢はフェルスタッペン5番手の惨敗

  • 【動画】 ルイス・ハミルトンの圧巻のポールラップ / F1イタリアGP 予選

    【動画】 ルイス・ハミルトンの圧巻のポールラップ / F1イタリアGP 予選

    メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、2020年のF1世界選手権 第8戦 F1イタリアGPの予選でモンツァ・サーキットのコースレコードを更新して今季6回目のポールポジションを獲得した。

    今週末から予選とレースでは単一のエンジンモードを使用することが義務付けられ、これまでメルセデスが予選で圧倒的な速さをみせる要因と考えられていた“パーティモード”が禁止されることになった。

    また、モンツァではスリップストリームを得ることで大きなアドバンテージを得られると考えられており、予選では数台がメルセデスに続いてゾロゾロとコースインするという光景がみられた。

    しかし、メルセデスはスリップストリームなどお構いなしでコースイン。予選ラップにむけたタイヤの準備に焦点を置いた。結果としてルイス・ハミルトンはコースレコードを更新する1分18秒887をマークし、今シーズン3戦連続6度目。通算94回目、モンツァでは7回目のポール獲得となる。予選モードもスリップストリームも使わない状態で別次元の走りをみせた。2番手にはチームメイトのバルテリ・ボッタスが0.069秒の僅差で続き、メルセデスが6戦連続となるフロントローを獲得した。