カテゴリー: アイザック・ハジャー

  • レーシングブルズ アイザック・ハジャーのレッドブルF1昇格見送りを要請

    レーシングブルズ アイザック・ハジャーのレッドブルF1昇格見送りを要請

    レッドブル傘下のF1チーム、レーシングブルズのCEOであるピーター・バイエルは、アイザック・ハジャーを当面はジュニアチームに留めるべきだとエナジードリンク企業に懇願している。

    フェルスタッペンが出場停止の瀬戸際にあるとの報道がある中、オランダの『De Limburger』紙は、角田裕毅のチームメイトが急遽必要になった場合に備えて、レッドブル・レーシングが代替案を準備していると伝えた。

    同紙の記者エリック・ファン・ハーレンは「フェルスタッペンが出場停止になるという可能性は低いが、もしそうなった場合、レッドブルはレーシングブルズのドライバーを一時的に起用する予定だ」と報じた。

    候補となるのは、今年序盤に2戦で精彩を欠き降格となったリアム・ローソン、または2025年のF1で鮮烈な印象を残しているルーキー、ハジャーだ。

    ファン・ハーレンは続けて「その場合、レーシングブルズ側の空席には日本人ドライバーの岩佐歩夢が起用される」と伝えた。

    一部では、年齢17歳ながらFIAがまもなくスーパーライセンスの特例申請を審査するとされるアービッド・リンドブラッドの方が、ハジャーより適任だという声もあった。

    しかし『De Limburger』紙はこう伝える。「レッドブルはリンドブラッドを起用しないと明言している。FIAへの特例申請は数週間前に提出されたもので、フェルスタッペンの出場停止とは無関係だ」

    アイザック・ハジャー ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム レッドブル・レーシング

    クリスチャン・ホーナーやヘルムート・マルコをはじめ、レッドブル首脳陣は20歳のフランス人ドライバー、ハジャーのこれまでのパフォーマンスを絶賛している。

    しかし、レーシングブルズのCEOピーター・バイエルは、ハジャーにはさらなる経験が必要だと訴える。スイス紙『Blick』によると、バイエルはこう語った。

    「お願いだから、この才能をあまりにも早く奪わないでくれ」

    「彼は2026年末までここで経験を積むべきだ。それまでは手錠でもかけて引き留めておくつもりだよ!」

    また、2016年F1ワールドチャンピオンのニコ・ロズベルグもこれに全面的に同意しており、フェルスタッペンは「チームメイト殺し」と呼ばれるほどの存在であり、ハジャーの将来を台無しにしかねないと指摘する。

    「もし自分がハジャーの立場なら、仮にレッドブルが昇格の話を持ちかけてきても、絶対に断るね」

    「彼は今、レーシングブルズでとても良い位置にいる。もし自分だったら即座に『ノーチャンス』って答えるよ」

  • 角田裕毅 F1シートに新たな脅威 レッドブルが注目するリンドブラッドの急成長

    角田裕毅 F1シートに新たな脅威 レッドブルが注目するリンドブラッドの急成長

    レッドブル育成ドライバーのアービッド・リンドブラッドが、角田裕毅の現在のF1シートにとって「脅威」になり得る存在だと報じられている。

    リンドブラッドは現在17歳。レッドブルのジュニアプログラムに所属し、FIA F2選手権では第7戦スペインでフィーチャーレース初勝利を挙げ、ランキング3位に浮上した。彼のF1昇格に向けて、レッドブルはすでにFIAにスーパーライセンスの特例付与を申請しているとされる。リンドブラッドが18歳になるのは8月だ。

    角田裕毅は今季マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブルに昇格したものの、苦戦が続いている。チーム代表のクリスチャン・ホーナーは「今季いっぱいは角田がシートを維持する」と強調しているが、元F1ドライバーのジョニー・ハーバートは「リンドブラッドこそ角田の後任にふさわしい」と語る。

    「角田のように苦しんでいると、いつシートを失ってもおかしくない。マックスのチームメイトは、ガスリーもアルボンも、そしてローソンも皆苦労した」とハーバートは語った。

    「常に大きな差でチームメイトの後塵を拝する状況は、精神的に相当こたえる。角田は非常に厳しい立場にある」

    「今、注目すべきは同じ週末にF2のフィーチャーレースを制したリンドブラッドだ。レッドブルの育成ドライバーで、信じられないスピードで階段を駆け上がってきた。私は彼が14歳でカートをしていた頃に会ったことがあるが、非常に明晰な考えを持っていて、F1に進むという目標に対して明確なビジョンを持っていた」

    「リンドブラッドは角田の代役として理想的な候補だ。マックスより優れたドライバーが現れる可能性はゼロではない。仮にそれがリンドブラッドだとしたら? ただし本当の試練は、フェルスタッペンの隣のガレージで走ることだ」

    「角田は、自分が期待された仕事を果たせていない以上、常に背後を気にする状況になる。F1は非常に厳しい精神ゲームだ」

    角田裕毅 F1 レッドブル

    ハジャーかリンドブラッドか?
    ルーキーながらF1で好成績を残しているアイザック・ハジャーも、2026年に向けたレッドブル昇格候補とされている。現在、ハジャーは2025年F1ドライバーズランキングで9位につけ、レッドブル関連ドライバーの中では角田裕毅やチームメイトのリアム・ローソンを上回っている。

    だがハーバートは、仮にリンドブラッドがF2王者となれば、その実績でハジャーを一気に追い抜く可能性があると語る。

    「ハジャーは非常に印象的な走りをしている。何より安定感がある。完璧な週末とはいかなくても、毎回安定したパフォーマンスを見せている」

    「ただ、常に新たな才能は現れるものだ。私自身もかつてそうだったし、ジャン・アレジのような例もある」

    「仮にハジャーが良いパフォーマンスを見せていたとしても、リンドブラッドがF2チャンピオンになれば、レッドブルはその実績を重視して彼をF1に昇格させるだろう。それほど、彼の成長は急速だ」

    「ハジャーはF2タイトルを獲得しなくてもレッドブルを悩ませる存在になっている。そして、もしフェルスタッペンが移籍するという噂が現実になれば、レッドブルにはハジャーとリンドブラッドという2人の逸材が控えていることになる」

  • マックス・フェルスタッペン F1出場停止の場合はハジャーかローソンが代役

    マックス・フェルスタッペン F1出場停止の場合はハジャーかローソンが代役

    マックス・フェルスタッペンがF1で1戦の出場停止処分を受けた場合、レッドブルはアイザック・ハジャーまたはリアム・ローソンのいずれかを一時的に昇格させることになる。

    レッドブルは、RacingNews365に対して、現リザーブドライバーの岩佐歩夢がその場合、レーシングブルズから出走することになると確認した。

    そのため、FIAによるスーパーライセンスの特別免除が与えられる可能性のあるアービッド・リンドブラッドは、たとえ特別許可を得たとしてもF1デビューは果たさないことになる。

    17歳のリンドブラッドは8月まで18歳にならないものの、スーパーライセンス取得に必要なポイントはすでに満たしており、今週マカオで開催される世界モータースポーツ評議会(WMSC)で審議される予定だ。

    ただし、F2の通常活動と重なる週末であっても、リンドブラッドがその週末のリザーブドライバーとして招集される可能性はある。ただし、この点についてはまだ正式に決定されていない。

    岩佐歩夢マックス・フェルスタッペンが出場停止処分を受けた場合、岩佐歩夢がレーシングブルズでグランプリデビューを果たすことになる。

    フェルスタッペンはスペインGP後、ジョージ・ラッセルとの接触により自身のスーパーライセンスに3ポイントのペナルティを受け、F1での出場停止処分の瀬戸際に立たされている。

    これにより、過去12カ月間で認められる最大12点中11点に達しており、次に1ポイント加算されれば1戦の出場停止が科されることになる。彼のポイントが減算されるのは2戦後のオーストリアGP終了後であり、それまではリスクが続く状況だ。

    さらに、それ以降のポイント減算は10月まで待たねばならない。昨シーズン終盤にランド・ノリスと複数回接触したことにより、多くのポイントを短期間で受けたためだ。

  • 角田裕毅の後任最有力に浮上 レッドブルF1がアイザック・ハジャーを高評価

    角田裕毅の後任最有力に浮上 レッドブルF1がアイザック・ハジャーを高評価

    当初、アイザック・ハジャーにF1のチャンスを与えた際、レッドブルは懐疑的だった。しかし、わずか9戦を終えただけで、その多くの懸念は払拭され、2026年に向けた昇格候補の最右翼と目されるまでになった。角田裕毅がレッドブルのマシンに順応できなかった場合の話ではあるが、これは外部だけでなく、レッドブル内部でも高まりつつある見解だ。

    理想的には角田裕毅が成功を収めることが望ましい。2025年シーズンを全うすることはほぼ確実であり、よほど致命的な低迷がない限り、体制変更は起こらないだろう。

    ただ、選択肢が限られている中で、ハジャーは真剣な代替候補となっているのは事実だ。とはいえ差し迫った決断ではなく、スペイングランプリでチーム代表クリスチャン・ホーナーが強調したように、レッドブルにはまだ「時間の余裕」がある。

    「まだ角田について判断するのは早い」と、ハジャーの昇格可能性について問われたホーナーは語った。

    「彼はまだ適応中だ。Q3進出もしているし、ポイントも獲得した。ピットレーンスタートからもポイントを取った。いくつかのインシデントもあったが、まだ道のりは長い。我々には時間があるので、じっくり決めていく」

    角田裕毅 レッドブル F1

    それでも、ハジャーが「次なる候補」としての位置を確立したことは、印象の大逆転に他ならない。もともとハジャーは、セルジオ・ペレスの解雇とリアム・ローソンの昇格によりレーシングブルズに空席ができたことで、繰り上がりでシートを得たにすぎなかった。

    F2でランキング2位に入ったこともあってハジャーが候補となったが、2023年と2024年の3回のFP1走行では目立った印象を残せず、レッドブル側もメンタリティやアプローチに懐疑的だった(中でも2023年メキシコでの走行は比較的良かったが)。つまり、期待値は低かったのだ。

    だが、オーストラリアでのF1デビュー戦――フォーメーションラップでクラッシュという散々なスタート――を経て以降、ハジャーは着実に信頼を勝ち取っていった。今では、レッドブル内で「2番手に速いドライバー」とまで評されている。

    9戦中5戦でポイントを獲得。初得点は鈴鹿での8位で、予選・決勝ともに中団をリードする走りを見せた。三連戦では、注目の新人キミ・アントネッリやオリー・ベアマンが苦戦する中、ハジャーは常にトップ10圏内にいた。しかも、事前の走行距離が極めて少ない中での成果だ。

    予選ではQ3進出5回、Q2敗退4回。マイアミのスプリント予選でもSQ3入り。レーシングブルズは比較的扱いやすいマシンだが、それでもQ1敗退が一度もないという安定感は、ルーキーとして特筆に値する。

    確かにバーレーンではQ2の最後にやや慎重になりすぎたと認めていたが、それも「わずかな差」だった。スタートミスとタイヤのオーバーヒートで無得点に終わったが、それ以外はほぼすべてのレースで堅実に走り切っている。

    開幕2戦で角田裕毅とチームを組んでいた際には、平均予選タイム差はわずか0.009秒。ローソン復帰以降は、平均0.2秒ほど上回っている。

    特に印象的なのは、「オーストラリアのミス」を除けば、彼が毎戦しっかりと走り切っていることだ。イモラのQ3でタムブレロでのミスに苛立ち、5コーナー後のピラテラまでステアリングを叩き続ける姿も見られたが、決勝では見事に立て直した。

    鈴鹿ではQ1中に体調不良で崩れかけたものの、そこから気持ちを切り替え、最終的に8位フィニッシュ。モナコではFP2で2度のクラッシュに見舞われたが、そこでも持ち直して好予選・好決勝を戦い抜いた。

    感情的な側面は確かにあるが、それが結果に悪影響を及ぼしたことはなく、むしろ「必要な場面で切り替えられる」ことが好意的に評価されている。レッドブルが懸念していた「感情コントロール」も、今のところ大きな問題にはなっていない。彼は“ピアストリ型の冷静なドライバー”ではないが、2025年のF1ルーキーの中では最も信頼できる存在と見なされている。

    アイザック・ハジャー レッドブル F1

    もちろん、これだけで「昇格に値する」と言い切るのは早計だ。レッドブルのセカンドチームで輝いたドライバーが、本家に昇格して苦しんだ例は数多い(ガスリー、アルボン、ペレス、ローソン、そして今の角田裕毅)。だが、2024年アブダビのポストシーズンテストでレッドブルをドライブした際にも、ハジャーの走りは高く評価された。

    そのテストでは角田裕毅も同じマシンを走らせていたが、ハジャーは2024年仕様タイヤ、角田裕毅は2025年仕様という違いがある中で、ハジャーが0.057秒上回った。タイム自体はあまり意味を持たないが、チーム内ではハジャーの速さが際立っていたという認識がある。

    今や、ハジャーはそのスピードを“驚くほど安定的に”発揮できるドライバーとなっており、「もし角田裕毅が乗り越えられない場合」の“論理的な選択肢”とみなされている。

    ただし、時期としては最適とは言えない。レッドブルは経験豊富なトップドライバー――たとえばルクレールやピアストリ――を獲得するにはコストがかかりすぎるし、現実的な選択肢も多くない。唯一、候補として名前が挙がるとすれば、かつて獲得寸前まで話が進んでいたバルテリ・ボッタス程度だ。

    レッドブル・レーシング F1

    一方で、ハジャーがレッドブルでフェルスタッペンに挑んだとしても、成功する保証はどこにもない。RB21のような「扱いにくいマシン」で苦戦した実績は、歴代のセカンドドライバーたちが証明している。

    そもそも、ハジャーのドライビングスタイルは“深いブレーキングからコーナーに飛び込む”タイプであり、フェルスタッペンのスタイルとは一致しない。仮に2026年のレッドブルが今と同様の“じゃじゃ馬”マシンだった場合、今のパフォーマンスがそのまま通用するとは限らない。

    モナコでハジャーはこう語っている。

    「シーズン序盤は自分に対して疑問があった。テスト走行が少なかったから、このクルマをちゃんと扱えるのか不安だった。だけど今はもう疑っていない。想像以上に早く慣れることができたし、ここまで自分でも想像していなかったくらい順調に進んでいる。これ以上ないスタートだと思っている」

    理想的には、もう少しレーシングブルズで経験を積み、昇格のタイミングを見極めるべきだ。F1キャリア序盤での成功が「即昇格」のシグナルになってしまうと、時期尚早で失敗するリスクが高まる。

    それでも、もし角田裕毅が“レッドブルで成功する道”を見出せなかった場合、その穴を埋める候補として、ハジャーは間違いなく最有力だ。

    レッドブルは本気で角田裕毅に成功してほしいと願っており、そのためには「フェルスタッペンのスタイルを真似するのではなく、別のセットアップアプローチで自分の強みを活かす」ことが必要だと考えている。そうすることで、たとえパフォーマンスの最大値は下がっても、安定的に高いパフォーマンスを引き出せる可能性がある。

    それがレッドブルにとっても、そしてハジャーにとっても、最善の未来につながるだろう。今のところ、彼のF1キャリアは「理想的な滑り出し」と言える。

  • ハジャー「癖がしみついてると移籍に苦戦」 レッドブルF1昇格へ視界良好

    ハジャー「癖がしみついてると移籍に苦戦」 レッドブルF1昇格へ視界良好

    F1デビューからわずかシーズン3分の1で、アイザック・ハジャーはレッドブル・レーシングへの昇格が確実視される存在となっている。

    今季序盤、リアム・ローソンはレーシングブルズから昇格し、マックス・フェルスタッペンの新たなチームメイトとして自信満々でレッドブル本隊に加わった。しかし、その2戦での短命な挑戦はすでに周知の通り。一方で、現在レーシングブルズに所属する20歳のハジャーは、ローソンの5倍以上のポイントを獲得している。

    ただし、本人は周囲の評価にあまり耳を傾けていないという。

    「自分が良い走りをしてるとか、悪いとか、あまり聞かないんだ」とハジャーはスペインの『El Mundo Deportivo』紙に語った。

    「誰かが『いい仕事をしたね』って言ってくれたら、僕は『ありがとう』って返すだけ。それ以上のことはない。どんなコメントをもらっても、それで速くなったりはしないから」

    とはいえ、レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表のような人物からの称賛は、さすがに心に響いているだろう。ホーナーは『Canal Plus』に対し、「今年のルーキーの中で最も印象的だ」と述べ、「ここまでのところ、我々の期待をすべて上回っている」と賛辞を送っている。

    ドライバー起用の鍵を握るヘルムート・マルコも同様に高く評価しており、とりわけカルロス・サインツJr.やルイス・ハミルトンのような実績あるドライバーですら、2025年の新天地では苦戦している点に触れている。身近な存在では角田裕毅がレッドブル・レーシングで輝きを失っている。

    ハジャー自身も「自分はすぐに順応できた」と認める。

    「そうなると思っていたし、だからこそF1に来たんだ。僕たちはF1ドライバーだからね。今のルーキーはみんな順応が速いと思う。レベルの高いF3やF2でしっかり学んできたからだと思う」

    しかし、なぜ自分はうまくいっていて、サインツJr.やハミルトンは苦しんでいるのかと問われると、こう説明する。

    「彼らは長い間同じマシンに乗っていて、習慣が染みついているからだと思う。僕にはそういう“習慣”がない。去年はF2、その前はF3と、常に環境が変わっていたから、ずっと適応し続けてきた。だから何も染みついていない。習慣を持つことって、ドライバーにとっては最悪なんだよね」

    アイザック・ハジャー レッドブル F1

    今もなおレーシングブルズのマシンで走るたびに、新鮮な驚きを感じているという。

    「F2では、そのうち慣れて普通になってしまう。でもF1はいつだって圧倒的なんだ。『自由』っていうより…もっと“怖さ”がある。本当にすごい世界だよ」

    すでに頭角を現しつつあるハジャーのトップチーム昇格は時間の問題だと見られているが、その速さに加えて“頭脳”の面でも注目されている。彼のヘルメットには、数学や物理の方程式が描かれていることでも知られている。

    「もともとF1ドライバーになるなんて思ってなかった」と本人は語る。

    「どうしてこうなったのか、正直わからない。もともとは学校に進んで、物理とか工学とかを学ぶつもりだったと思う。だけど最終的にF1に辿り着いた。

    「小さい頃から車が大好きで、いつもカートに乗りたがってた。家族が僕の無謀な夢を応援してくれて、それが始まりだったんだ」

  • 角田裕毅の不振とハジャーの台頭 レッドブルF1の“片翼問題”が再燃

    角田裕毅の不振とハジャーの台頭 レッドブルF1の“片翼問題”が再燃

    レッドブルに昇格して以降、角田裕毅は思うような結果を残せず、3戦連続で予選Q3進出を逃すなど苦戦が続いている。最新のスペインGPでは予選最下位から決勝13位に終わり、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに周回遅れにされる厳しい週末となった。

    一方で、姉妹チームのレーシングブルズでデビューイヤーを迎えたアイザック・ハジャーは、モナコとスペインで連続入賞を果たし高評価を得ている。

    マックス・フェルスタッペン中心に最適化されたマシンへの適応の難しさや、過去のチームメイトたちの苦戦ぶりが議論を呼ぶ中で、レッドブルが長年抱えてきた“セカンドシート問題”が再び注目を集めている。

    角田裕毅はこれで3戦連続でQ3進出を逃し、日本GP(第3戦)からレッドブルに昇格して以降、獲得ポイントはわずか7点にとどまっている。

    これまでの角田裕毅のレッドブルでの成績は、日本GPで14番手スタートから12位完走、バーレーンGPでは10番手スタートから9位、サウジアラビアGPでは8番手スタートもリタイア。マイアミGPでは予選10位・決勝10位、エミリア・ロマーニャGPでは予選20位・決勝10位、モナコGPは予選12位・決勝17位。そして最新のスペインGPでは再び予選20位・決勝13位だった。

    スペインでの予選後、角田裕毅はSky Sports F1に次のように語った。

    「ほかのグランプリと比べて、急に明らかにパフォーマンスを大きく失ってしまったんです。FP1からグリップがすごく低くて、何かおかしなことが起きていました。問題を解決しようと最善は尽くしたんですけど、正直なところ、バランスは少し良くなっても、全体的には前に進めなかったです。

    Q1のラップにはけっこう満足してましたし、自信もあったんですけど、グリップがまったくついてこなかったんです。かなり厳しい状況ですね」

    バーレーン、サウジアラビア、マイアミではQ3に進出したものの、レッドブルが求めているのはマックス・フェルスタッペンの5度目のタイトル獲得を支えるだけの安定したサポートだ。

    レッドブル代表のクリスチャン・ホーナーは、角田裕毅について「速さはある。あとはすべてを噛み合わせるだけだ」と評価しつつ、「自信を持てるセットアップを見つけることが重要だ」と述べ、引き続きサポートしていく方針を明らかにしている。

    フェルスタッペンのチームメイトとして結果を残したのは、2021~2022年に戦略的に機能したセルジオ・ペレスの一時期のみで、それ以外のドライバーは長続きせず、いずれもフェルスタッペンに太刀打ちできなかった。

    Sky Sports F1のカルン・チャンドックは番組『The F1 Show』で、「2018年末にダニエル・リカルドが去って以来、レッドブルは7年間“セカンドシート問題”を解決できていない」と語り、その原因がマシン設計にある可能性を指摘した。

    「ピエール・ガスリーやアレックス・アルボンはレッドブル離脱後に他チームで結果を出している。つまり、マシンがフェルスタッペンに特化されすぎているのではないか。かつてのミハエル・シューマッハとベネトンの関係を彷彿とさせる」と述べた。

    「シューマッハが去ったあとのベネトンは7年間で1勝のみだった。レッドブルも同じリスクを抱えている」

    マックス・フェルスタッペン自身もこの問題に触れ、角田裕毅を擁護しつつ、「ユウキは“パンケーキ”じゃない。これはずっと続いている問題だ。それが何を意味するかは、各自で判断すべきだ」と語っている。

    フェルスタッペンは非常に鋭いフロントと緩いリアを好むセットアップで知られ、そうしたマシンを完全に乗りこなせるドライバーは限られている。

    角田裕毅 レッドブル F1

    一方、レーシングブルズのアイザック・ハジャーは、ルーキーイヤーながらもモナコとスペインで連続入賞を果たし、注目を集めている。2024年末にはレッドブルのマシンをテストし、「快適だった」と語っており、アグレッシブな走りもフェルスタッペンに似ていると評されている。

    Sky Sports F1のデビッド・クロフトは、「チーム内ではハジャーがフェルスタッペンに非常に近いスタイルを持っていると考えられている。だからこそ、彼はあのマシンに適応しやすい可能性がある」と述べた。

    ホーナーも「彼は今年最も優秀なルーキーだ」と賞賛し、「速くて安定しており、常に結果を出している。我々の期待をはるかに超えている」と評価している。

    ただしチャンドックは、かつてローソンに対しても同様の評価がされていたことを引き合いに出し、「もし自分がハジャーなら、レーシングブルズでのポジションを守りながら、将来的にフェラーリやアストンマーティンを狙う」と語った。

    実際、予選では7戦すべてでローソンを上回り、決勝でも5回入賞。一方ローソンの入賞は1回にとどまっている。

    元F1世界王者のニコ・ロズベルグも、「今のポジションは理想的だ。もしレッドブルから昇格の打診があっても、全力で断るべきだ」と断言した。

    これまでマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めたドライバーは、2016年から2018年までのダニエル・リカルド(58戦)、2019年のピエール・ガスリー(12戦)、2019年~2020年のアレックス・アルボン(26戦)、2021年から2024年までのセルジオ・ペレス(90戦)、そして2025年に開幕2戦だけ走ったリアム・ローソンに続き、現在の角田裕毅となっている。

    ロズベルグは「マックスはチームメイトキラーだ」と語り、「誰も彼に0.6秒以内で近づけない。F1でこれは完全に別カテゴリーだ」と評したうえで、「角田裕毅も素晴らしいドライバーだが、彼でさえ差が大きすぎる。チームが彼に合うセットアップを提供できていない可能性もあるが、結局はマックスが特別すぎる」と結論づけた。

    チャンドックも「本来F1ではトップドライバーがどんなマシンにも順応するものだ」としたうえで、「レッドブルのケースはMotoGPに見られる、特定のライダー専用に作られたバイクのように極端だ」と述べた。

    「ドゥカティ時代のケーシー・ストーナーしか乗りこなせなかった例に似ている。だからこそ、たとえ一流のドライバーでも、今のレッドブルに行くことは大きなリスクになり得る」と警鐘を鳴らしている。

  • 角田裕毅“交代論” ハジャーにレッドブルF1加入を止める声「キャリアを守れ」

    角田裕毅“交代論” ハジャーにレッドブルF1加入を止める声「キャリアを守れ」

    角田裕毅への苦戦を受け、アイザック・ハジャーに対して、「レッドブルF1への加入はF1キャリアを破壊しかねない」との警告が出ている。

    Sky Sportsの「F1ショー」に出演したサイモン・ラズンビー、カルン・チャンドック、デイビッド・クロフトの3人は、マックス・フェルスタッペンのチームメイト探しに苦戦しているレッドブルF1の現状について語った。

    2024年末にセルジオ・ペレスと決別したレッドブルは、2025年にルーキーのリアム・ローソンと契約。しかし、わずか2戦で降格となり、代わって角田裕毅が日本GPを前にステップアップした。だが、角田もRB21のパフォーマンスを引き出すのに苦戦している。

    長年にわたり「レッドブルのマシンはフェルスタッペンのドライビングスタイルに特化して設計されている」と指摘されており、他チームで実績を残してきたドライバーでも、彼と同等のパフォーマンスを発揮するのは難しい状況が続いている。

    さらに現在は、フェルスタッペンがより競争力のあるチームへの移籍を模索しているという噂に加え、過去12か月間でペナルティポイントを11点も積み上げており、出場停止のリスクが高まっている。このような状況から、「フェルスタッペン抜きでレッドブルは競争力を維持できるのか?」という疑問が浮上している。

    角田裕毅 アイザック・ハジャー レッドブル F1 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    クロフトは、「フェルスタッペンと似たようなドライビングスタイルを持つドライバーを起用する可能性がある」と指摘。

    「レーシングブルズが“フェルスタッペンと非常に似たスタイル”だと考えているドライバーが1人いる」とクロフトは説明。「彼はまだ準備ができていないと思うし、繰り返すけど、角田裕毅は今シーズン中にどこかへ行くことはない。ただ、アイザック・ハジャーが彼らの問題を解決する鍵なのかもしれない」

    ラズンビーはすぐにこう反論した。

    「もし自分がアイザック・ハジャーだったら、『ノー、ノー、ノー』って言うね。あのチームからは今すぐ逃げるべきだ。なぜ自分のキャリアを破壊しかねない場所に飛び込まなきゃいけない?今までだって何人ものキャリアを潰してきたじゃないか。もちろんアレックス・アルボンやピエール・ガスリーのようにある程度復活した例もあるが、それ以外は……」

    チャンドックも同調する。

    「自分がアイザック・ハジャーだったら、レーシングブルズのシートにしがみついて、いずれフェラーリかアストン、あるいはレッドブル以外のどこかと契約することを目指すよ」

    ただしクロフトは、ハジャーのドライビングスタイルがこれまでのドライバーたちと違い、適応しやすい可能性があると主張。

    「もしアイザック・ハジャーがフェルスタッペンに最も近いスタイルの持ち主なら、マックスに合わせて設計・開発されたクルマに順応するのは比較的簡単なはずだ」

  • レッドブルF1 ホーナー代表「アイザック・ハジャーの未来は明るい」

    レッドブルF1 ホーナー代表「アイザック・ハジャーの未来は明るい」

    F1スペインGPで7位入賞を果たしたレーシングブルズのルーキー、アイザック・ハジャーに対し、レッドブルF1のクリスチャン・ホーナー代表が「期待を上回る活躍」と称賛。「彼の未来は非常に明るい」と高く評価し、今季中盤以降の台頭に注目が集まっている。

    角田裕毅の昇格後、レーシングブルズの新たな基準点としてハジャーが存在感を示している。

    バルセロナでのF1スペインGP決勝でアイザック・ハジャーは再び力強い走りを見せ、7位でフィニッシュ。これにより、すでに印象的だったポイント獲得数をさらに伸ばした。

    開幕戦オーストラリアGPのフォーメーションラップでクラッシュを喫した若きフランス人ドライバーは、その後急速にF1に適応。元チームメイトの角田裕毅が不在となって以降、予選・決勝ともにレーシングブルズにおける明確な基準点となっている。

    レッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーは、この20歳のパフォーマンスに強く感銘を受けており、将来に向けて大きなチャンスを得られる可能性があると語った。

    レーシングブルズで着実に結果を積み上げるハジャーにレッドブルも注目
    過去数年にわたり、レーシングブルズ(旧アルファタウリ)には常に経験豊富なドライバーが在籍していた。

    ピエール・ガスリーから角田裕毅に至るまで、ファエンツァのチームには常に信頼できるリファレンスとなる存在があった。

    しかし日本GP以降、その構図は一変。角田裕毅がリアム・ローソンと入れ替わる形でレッドブルへ昇格したことにより、レーシングブルズにはルーキー2名が並ぶ布陣となった。

    当然、この交代劇が発表された当初は角田裕毅とローソンの去就が話題の中心だった。

    だが、結果的にこのシート交代で最も恩恵を受けたのは、アイザック・ハジャーだったと言える。

    ローソンがレーシングブルズへの再適応に取り組む一方で、ハジャーは安定してポイントを積み重ねている。

    予選ではQ3常連となり、決勝でもトップ10の常連に。フランス人ルーキーは、すでにグリッド上で注目すべき存在へと成長した。

    こうした安定感あるパフォーマンスにレッドブルも注目しており、ホーナーはスペインGP後にフランス『Canal+』で次のように語った。

    「彼は今年のルーキーの中でも群を抜いていると思う」

    「正直、ここまでやってくれるとは思っていなかった」

    「彼は我々の期待を完全に上回ってきた。速さもあるし、何よりも一貫して結果を出している」

    「F1キャリアのスタートとしては申し分ない滑り出しだ。この流れを維持していってほしい」

    将来について問われると、ホーナーはこう答えた。

    「今のようなパフォーマンスを維持できれば、彼の未来は非常に明るいものになるはずだ」

    アイザック・ハジャー F1 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    なぜレッドブルの判断はまだ見えてこないのか
    レッドブルおよびレーシングブルズにおける状況を考察する際には、感情的な反応に流されるのは避けるべきだ。

    確かにハジャーのルーキーイヤーは素晴らしいものとなっており、特にシーズン前の評価が高くなかったことを考えれば、その躍進は特筆に値する。

    だが、それだけをもって彼をレッドブル本隊のシートに“飛び級”させるのは早計だ。

    実際、彼の元チームメイトである角田裕毅は(サンプルは少ないものの)シーズン序盤の2戦では明確に上回る速さを見せていた。

    これはハジャーを非難するものではなく、彼がF1の環境にまだ適応中であった時期の比較にすぎない。

    現在のハジャーのパフォーマンスは、競争力があり、かつドライバビリティに優れたマシン――比較的広い作動ウィンドウを持つレーシングブルズのマシンによって支えられている側面もある。

    一方、レッドブルのRB21は極めて繊細なマシンで、ドライバーに許されるミスの余地は非常に小さい。

    これが角田裕毅の近況の苦戦を招いている一因でもあり、加えて予選後にレッドブルのテクニカルディレクターが認めたように、セットアップミスやイモラでのクラッシュによるスペアパーツ不足もパフォーマンスに影響を及ぼしている。

    仮に角田裕毅がジェッダやマイアミでのような速さを取り戻せば、再びチーム内でのポジションを強固にできるはずだ。

    いずれにせよ、今の段階でハジャーをフェルスタッペンの横に置くのは、彼自身の成長にとっても得策とは言えない。

    彼のF1での将来は間違いなく明るいが、今季をレーシングブルズで完走し、地盤を固めてから次のステップに進むのが、彼にとって最も健全なキャリアパスだろう。

  • アイザック・ハジャー F1スペインGP7位「限界まで攻める自信がついてきた」

    アイザック・ハジャー F1スペインGP7位「限界まで攻める自信がついてきた」

    レーシングブルズのルーキー、アイザック・ハジャーが2025年F1スペインGPで7位入賞を果たし、直近5戦で4度目のポイント獲得に成功した。熾烈なミッドフィールド争いの中で安定感ある走りを披露し、チームに貴重な6ポイントをもたらした。

    チームメイトのリアム・ローソンも好走を見せたが、セーフティカーのタイミングに阻まれ惜しくも11位フィニッシュ。2人の若手が見せた成長は、チームにとって今後への希望を感じさせる週末となった。

    ハジャーはレース後、「今日は本当に満足している。強いパフォーマンスで、ほぼ完璧なレースだった。チーム全体が誇りに思える内容だったと思う」とコメント。

    「第1スティントは本当に楽しかったし、終盤にニコ(・ヒュルケンベルグ)に抜かれたのは残念だけど、戦略は完璧だった。ミディアムタイヤでのペースがすごく良くて、ミッドフィールドを抜け出すことができた。ソフトへのピットインのタイミングも良かったし、マシンへの自信も高まっている。毎戦、限界まで攻められている実感があるし、チームも確実に前進している。3連戦すべてでポイントを獲得できたのは理想的で、この勢いをカナダにもつなげたい」

    一方でローソンは、随所で好バトルを展開しつつも、セーフティカー導入時の運に見放された。

    「僕たちとしてはとても良いレースだった。ずっとトラフィックの中で走っていたけど、それでもペースは良くて何台かオーバーテイクもできていたから、戦略も悪くなかったと思う」

    「でも最後は運がなかった。セーフティカーラインにほんの0.5秒届かず、前のドライバーたちはピットインできたのに、僕はできなかった。その差で全てが変わってしまった。ここまでいいレースをしてきたのに本当に残念だ。カナダに向けては、このレースペースの良さを前向きな材料として持ち帰りたい。ポイントは常に目標だ」

    アイザック・ハジャー スペイングランプリ F1 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    チーム代表のローラン・メキースは、3連戦を締めくくるスペインGPの結果に手応えを語った。

    「バルセロナでは非常に強い週末になった。現地チーム、そしてファクトリーの皆に大きな感謝を伝えたい。3戦連続でQ3進出、そして3戦すべてでポイントを獲得できたのは、チームの進化の証だ」

    「昨年のスペインでは速さに欠けていたが、今年は強力なクルマでミッドフィールドの上位を争うことができた。セーフティカーで展開は多少変わったが、それでも十分なポイントを得られた。アイザックは週末を通して素晴らしかった。昨日の予選Q3進出、そして今日の走りは見事だった。リアムも予選では少し遅れたが、レースでは速さを見せ、好オーバーテイクも見せてくれた」

    「この3連戦を我々はコンストラクターズ選手権8位で始め、6位で終えた。とはいえ、戦いはまだ始まったばかりで、今後も厳しい戦いが待っている。カナダでは2台とも競争力のある状態で臨めるだろうが、今の順位を守るのは簡単ではない。我々は引き続き集中して取り組み、強豪チームに挑み続けていく」

    スペインGPの好結果により、レーシングブルズは選手権6位に浮上。若手2人の躍動がチームの流れを変えつつある今、次戦カナダGPでもさらなる前進が期待される。

  • アイザック・ハジャー F1スペインGP予選「Q1敗退も覚悟していた」

    アイザック・ハジャー F1スペインGP予選「Q1敗退も覚悟していた」

    2025年F1スペインGP予選で、レーシングブルズは両ドライバーが堅実なパフォーマンスを披露した。アイザック・ハジャーが再びQ3進出を果たし9番手を獲得。リアム・ローソンも混戦の中で善戦し、13番手に食い込んだ。

    チームは最終プラクティスで2台ともトップ10に入っており、予選に向けて好調ぶりを維持していた。ハジャーは新品タイヤが尽きていたためQ3でのアタックは1回のみだったが、それでも堂々のシングルグリッド。

    ローソンもQ2で力強いラップを刻んだが、わずかな差でQ3進出を逃した。決勝では両者ともポイント争いが期待される。

    ハジャーは予選後、「今日の結果には本当に満足している。再びQ3に進出できてすごく嬉しいし、これはほとんどベストに近い結果だったと思う。一時はQ1を突破できるかすら心配だったから、僕たちの仕事には誇りを持っていいと思う」とコメント。

    「マシンのフィーリングは良くて、周回を重ねるごとにどんどん良くなっていった。適切なタイミングで正しい変更を加えることができて、すべてがうまく噛み合った」

    「明日に向けてもポジティブな感触がある。最終的には純粋なペースと、1ストップにするか2ストップにするかの戦略マネジメントにかかってくると思う。スタートを決められれば、ポイント争いに加わることができると確信している」

    アイザック・ハジャー スペインGP F1 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    一方、ローソンはわずかにQ3進出を逃したが、マシンの仕上がりには手応えを感じており、決勝でのポイント獲得を視野に入れている。

    「予選の出だしは良かったし、セッションを通してずっとバランスを探っていたけど、スピードはしっかりあった。マシンの感触もとても良かったし、Q2の最後のラップは素晴らしい出来だったと感じていた」

    「だからこそ、明日に向けてその内容をチームと一緒にしっかり見直すつもりだ。今回の週末で初めて、マシンにスピードが足りないと感じたセッションだったからね」

    「ここはオーバーテイクのチャンスもあるサーキットだから、いつもどおりポイントを目指してプッシュしていくよ」

    チームの副テクニカルディレクターであるアンドレア・ランディは、今回の予選結果をマシン開発の重要な指標と捉えている。

    「バルセロナは、シーズン中で初めてマシン性能について本格的な答えが得られる場所だ。予選セッションでは、ダウンフォースやドラッグ、空力効率、バランス、風への感度など、あらゆる要素が問われる。ここはタイヤにも非常に厳しい。つまり、非常に興味深い一日だった」

    「金曜の走行を経て、現地のチームとファクトリーが連携してデータを解析し、いくつかのテスト項目を今日のために準備した。それらが、もともと悪くなかったベースセットアップにさらに精度を与えてくれた」

    「今日の結果には満足している。アイザックはP9でQ3に進み、P8まではたった0.050秒差だった。リアムも良いパフォーマンスを見せたが、わずかな差でQ3進出はならなかった。明日は長いレースになるだろうし、タイヤマネジメントが成功の鍵になる」