カテゴリー: インディカー

  • 佐藤琢磨、2020年のインディカー・シーズン開幕への意気込みを語る

    佐藤琢磨、2020年のインディカー・シーズン開幕への意気込みを語る

    佐藤琢磨が、2020年のインディカー・シーズン再開にむけての意気込みを語った。

    インディカーは3月15日にフロンダのセントピーターズバーグで開幕する予定だったが、新型コロナウイルスの影響によって最初の6戦がキャンセルとなった。だが、インディカーは6月6日にテキサス・モーター・スピードウェイでシーズンを開始することを発表している。

    その間、佐藤琢磨はインディカーの公式バーチャルレースである『IndyCar iRacing Challenge』に参戦。第4戦ではツインリンクもてぎが舞台となった。

    「現在のレースカーでもてぎに戻れるとは考えてもいませんでした。ある意味10年ぶりのインディ・ジャパンでしたね」と佐藤琢磨は Japan Times のビデオインタビューで語った。

    だが、次のレースはさらにエキサイティングなものになる。再びマシンを走らせるとき、それはリアルな環境となる。

    「素晴らしい気分ですね。ファンタスティックです」と2017年インディ500の優勝者である佐藤琢磨はシーズン開幕について語った。

    「明らかに不確実な状況でしたからね。毎日すべてがアップデートされています。ついにリーグは僕たちがレースできることを確認しました。それは世界にとって素晴らしいことだと思います」

    「もちろん、最も重要なことは、医療関係者や病院に関わるすべての人に僕たちが心から感謝をしているということです。僕たちは多くの命を救っている人々に心から感謝しています」

    テキサス・モーター・スピードウェイの社長兼ゼネラルマネージャーを務めるエディ・ゴセージは「アメリカにはライブスポーツが必要だ。彼らはテキサスからテレビでリビングルームにGenesys300が中継されるときに目にするものを信じられないだろう」と声明で語っている。

    2020年もレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからインディカーに参戦する佐藤琢磨も良いショーを披露したいと考えている。

    「今日、僕たちはアスリートとして何ができるでしょうか? 僕たちはレースをして大成功を収めることができると思っています。多くの希望と興奮をもたらし、それを人々に提供することは素晴らしいことだと思います」

    レースは正常化への小さな一歩だが、通常通りの開催というわけではない。一つは、観覧席にはファンがいないこと。また、多数のCOVID-19プロトコルも導入され、トラックに入る人員は制限され、参加者の健康診断などが行われる。さらに、プラクティス、予選、レースはすべて同じ日に行われる。

    「準備がかなり重要になってきます」と佐藤琢磨は語る。「しかし、1日だけという理由だけではありません。毎週末、準備は最も重要なことの1つです。3日間のイベントや2日間のオーバルでのイベントとそれほど大きく異なりません」

    「しかし、僕たちはチームとして、オーバルで新しいエアロスクリーンを搭載したインディカーを運転したことがありません。そのため、物理的な設定、どのように感じるのか、マシンにどれだけ素早く適応して慣れることができるかなど不明な点がたくさんあります」

    コックピットに取り付けられたポリカーボネート製のキャノピーであるエアロスクリーンは、ドライバーをデブリから保護するためにインディカーが実施している安全対策のひとつだ。

    佐藤琢磨は、コックピット内で空気に当たる感覚に慣れており、感覚を戦略的に使用する方法さえ見つけていたと語る。ただし、そのような感覚はエアロスペースではなくなる。

    「以前はコックピットに大量の空気が流入していました」と佐藤琢磨は語る。「1台のマシン、2~3台のマシン、または5~10台のマシンを追っているとき、気流は非常に異なります」

    「だから、これは僕にとって難しいことの1つです。しかし、少なくともエアロスクリーンは、ドライバーの安全性の点で大きな前進です。だから、本当に感謝しています」

    過去数週間にわたってレースが休止しているなか、佐藤琢磨は、リモートでの作業や体調維持に時間を費やしてきた。また、IndyCar iRacing Challengeも「困難な状況下でファンが楽しんでくれただと確信している」と語った。

    「インディカー・シリーズが、iRacingバーチャルシリーズをスタートさせたことで、エキサイティングなシーズンが来るのかを予測するのに非常に役立ったと思います」と佐藤琢磨は語る。

    また、Zoomを使用してビデオトレーニングをしたことさえあったという。「最初は少し変な感じしましたが、慣れればそうでもないですね」

    昨年、佐藤琢磨は2勝を挙げ、ランキング9位でシーズンを終えたが、テキサスでシーズンが進行するときにはすべてを一歩前進させる準備が整っていると語る。

    「確かにチャレンジングです。でも、他の誰もが同じように感じています。僕たちは常にベスト・オブ・ザ・ベストのものを目指しています。状況は難しいです。実際、物理的にも時間的にもテストの量が不足している、もしくは制限されています。このような状況でも、チームエンジニアが一生懸命働いていると信じています」

    「非常に競争の激しいシーズンになることを願っています。精神的、肉体的に準備はできていますし、もちろん健康である必要があります。毎週末にレースして、結果をだすために100%準備ができている必要があります」

  • フェラーリF1代表 「2022年からのインディカー参戦を検討している」

    フェラーリF1代表 「2022年からのインディカー参戦を検討している」

    フェラーリのF1チーム代表マッティア・ビノットは、フェラーリは2022年にインディカーに参戦する可能性を評価していると語った。

    F1は、2021年から予算上限を導入するが、新型コロナウイルスによって引き起こされている財政危機を受け、1億7500万ドルから1億4500万ドル以下へのさらなる引き下げが話し合われている。

    だが、フェラーリは、そのようなコスト削減は従業員を解雇することを余儀なくさせ、F1の価値を低下させると主張。1億5000万ドルよりもさらに引き下げられることで「我々のレースのDNAを展開するために他のオプションを検討する必要があるような立場に置かれたくない」と語っていた。

    フェラーリにとって“他のオプション”はインディカーへの参戦のようだ。フェラーリは、インディカーへと活動を拡大することでスタッフを冗長化できると考えている。

    また、2022年のインディカーへの参戦は、同シリーズのエンジンのハイブリッド化と時期と一致する。

    「フェラーリは従業員に対して多くの社会的責任を感じており、従業員一人ひとりに将来的にワークスペースが確実にあるようにしたい」とマッティア・ビノットは語った。

    「この理由のために代替プログラムの評価を開始しました。現在の私たちのカテゴリー(F1)とは非常に異なるカテゴリーだが、2022年にレギュレーション変更が予定されているインディカーを検討している」

    「また耐久レースおよび他のシリーズの世界を観察している。我々はベストな選択をしたいと考えている」

    「ここ数週間で、F1チームが使用できる予算の縮小について多くの議論があり、結論に達した。定義され、投票されていた1億7,500万ドルの制限は1億4,500万ドルに引き下げられる」

    「フェラーリでは、昨年承認された予算に基づいて組織化していたが、さらなる削減は必然的にスタッフ、構造、組織の見直しつながる重要な課題を提示している」

    マクラーレンは、2019年からシュミット・ピーターソン・モータースポーツと提携して、アロー・マクラーレンSPとしてインディカーに参戦しており、フェラーリはインディカーに参戦する2番手のF1メーカーになる可能性がある。

    1978年のF1ワールドチャンピオンであるマリオ・アンドレッティは、フェラーリはインディカーに参戦すべきだと語っている。

    「フェラーリが来たら素晴らしいだろう。ルール変更が必要になるのは確かだが、私はダラーラ対フェラーリというイタリアのメーカー同士のバトルを見てみたい」とマリオ・アンドレッティは語る。

    現在のインディカーは、イタリアのダラーラ社が製造するシャシーのワンメークとなっている。フェラーリが他社が製造したシャシーで参戦することは考えられず、フェラーリがインディカーに参戦するとすれば、そのルールを変更するしかないかもしれない。

    現在アンドレッティ・オートスポーツを率いているマイケル・アンドレッティの父であるマリオは、昨年インディカーとインディアナポリス・モーター・スピードウェイの新オーナーとなったロジャー・ペンスキーの名前をあげながら次のように付け加えた

    「ビノットにここへ来てロジャー・ペンスキーにアイデアを提案するよう勧めたい」

  • NTTグループ、インディ500の会場に幅約30mのメディアウォールを設置

    NTTグループ、インディ500の会場に幅約30mのメディアウォールを設置

    NTTグループは、2020年8月23日開催予定の第104回インディアナポリス500 (インディ500)において、NTTグループのスマート化技術を活用することで、ファンの観戦体験をよりよいものとし、また会場の安全性を向上させることにより、会場となるインディアナポリス・モータースピードウェイ(IMS)の価値向上を実現する。

    NTTグループはスマート化技術を活用して、IMSのランドマークである「パゴダ」に、幅約30メートルのメディアウォール(大型スクリーン)を設置し、各種センサーから集められたデータに基づくレース情報をファンにリアルタイムで提供する。

    今回初めて導入される視認性の高いメディアウォールは、3つのスクリーンにビジュアル化された多様なデータ、様々な視点でのライブ映像を表示することで、ファンの注目を集める。例えば、NTTグループのAIを活用したスマート化技術により、メディアウォール上でコースにおける車両の現在位置を把握したり、次の動きを予測することが可能になる。また、リアルタイムで検知したコースでの接戦の模様をスクリーンに表示、さらにはピット予測、トップスピードなどもあわせて表示することが可能となる。

    IMSを所有するPenske Entertainment Corporationのプレジデント兼CEOのマーク・マイルズは「インディ500のためにIMSを訪れたファンの皆様は、レースの聖地において世界に類を見ない斬新な体験で迎え入れられることでしょう。スポーツの未来は、ファンの体験、安全性、利便性を向上させるために最新技術を活用できるかどうかにかかっています。NTTは、伝統と革新を融合し、進化し続けてきた私たちの精神を守り、さらに発展させるための新しくエキサイティングな手法を私たちに提供してくれます。」と述べた。

    IMSのプレジデント、ダグラス・ボールズは「NTTグループのスマート化技術により、レースの聖地でのファンの体験は大幅に向上されます。今年のインディ500では、統計データや情報により会場内の「パゴダ」での体験が一変され、これまで会場内のファンに提供されていなかった魅力的なレース情報がリアルタイムに提供されることになります。また、NTTグループは会場における安心・安全を向上し、1日に行われるイベントとしては、世界最大の本スポーツイベントにおいて、観客やイベント参加者の幸福にも貢献します。」と述べた。

    日本電信電話株式会社の島田明代表取締役副社長は「スポーツの未来は、ディジタルコンテンツの提供、最新技術の採用、イベント会場のさらなる活用等、様々なチャネルを通じたファンとの新たな関係構築にあると考えます。NTTグループの技術により、デジタルを活用したファンとの関係構築が実現されることで、INDYCARのモータースポーツ界でのリーダーポジション維持に貢献できるとともに、イベント会場での安全性向上を実現できるものと確信しております。」と述べた。

    NTTのソリューションは、IMSにおける会場のセキュリティ運用や安全監視等の安全対策を提供する。データ分析により、来場者や車両の混雑状況を検知するとともに、ゲートやトンネルにおける数値のトレンドに基づいて、今後の数値を予測し警告を発する。デジタル技術で強化された安全対策により、IMSだけでなく、すべてのインディカーのイベント会場において、ファンは一貫して安全面での効果を体感することが可能となる。

    Penske Entertainment CorporationとIMSは、ファンができるだけ多くのデータや情報にリアルタイムでアクセスできることを重要なテーマとしている。NTTグループはデジタル化の一環として、INDYCARモバイルアプリを提供しており、ファンはこのアプリを通じてレース中の車載カメラのライブ映像やオンデマンドでのハイライト映像などを視聴することができる。

    2019年からNTT インディカー・シリーズ冠スポンサーを務めるNTTグループは、今後も新たなファン体験の創出とスマートスポーツの実現に貢献していく。

  • 佐藤琢磨が優勝したインディカーの全5レースをGAORAが再放送

    佐藤琢磨が優勝したインディカーの全5レースをGAORAが再放送

    CSチャンネルGAORA SPORTSは、歴史的快挙となった2017年のインディ500をはじめ、佐藤琢磨がインディカーで優勝した全レースを5月9日(土)から再放送する。

    新型コロナウイルスの世界的な大流行によって2020年のインディカー開幕は延期となっているが、先日6月6日にテキサスでスタートすることが決定した。

    GAORA SPORTSでは“レースの興奮を味わいたい!”という多くのモータースポーツファンのご要望に応え、これまで佐藤琢磨がチェッカーフラッグを受けた5度のレース全てを主催者であるインディカーの全面協力の再放送。

    佐藤琢磨が日本人初の世界3大レース制覇を成し遂げた歴史的レース「第101回インディ500」は完全ノーカット版でお届けする。

    【佐藤琢磨 優勝レース】インディカー・シリーズ

    ■放送日時: 
    2019年「アラバマ・グランプリ」
    解説:松田秀士/実況:辻野ヒロシ
    5月9日(土)  深夜4:00 ~ 翌あさ7:00

    2013年「トヨタ・グランプリ・オブ・ロングビーチ」
    解説:松田秀士、武藤英紀/実況:村田晴郎
    5月11日(月)  午後6:00 ~ よる9:00

    2019年「ゲートウェイ500」~イリノイ~
    解説:野田英樹/実況:木幡ケンヂ
    5月15日(金)  深夜0:30 ~ 深夜3:30

    2017年「第101回インディ500」~インディアナポリス~
    解説:松田秀士、松浦孝亮/実況:村田晴郎
    5月17日(日) ひる0:00 ~ 午後6:00 (ノーカット完全版)
    5月21日(木) 午後6:30 ~ よる11:00
    5月24日(日) あさ8:30 ~ ひる1:00

    2018年「ポートランド・グランプリ」
    解説:松田秀士/実況:村田晴郎
    5月17日(日)  午後6:00 ~ よる9:00

  • インディカー、6月6日にテキサスで2020年シーズン開幕を発表!

    インディカー、6月6日にテキサスで2020年シーズン開幕を発表!

    インディカーは、6月6日(土)にテキサス・モータースピード・ウェイで2020年シーズンを開幕することを発表した。

    新型コロナウイルスのパンデミックにより、『Genesys 300』は無観客で開催され、プラクティス、予選、レースが1日に凝縮されたワンデー開催となる。

    「我々は興奮しており、テキサス・モーター・スピードウェイでNTTインディカー・シリーズのシーズンを開幕する準備ができている」とインディカーのプレジテントを務めるジェイ・フライは語った。

    「我々はエディ・ゴセージ、TMS全体、および公衆衛生担当者と緊密に協力して、イベント参加者の安全を確保するとともに、ドライバー、チーム、および世界中の視聴者のためのエキサイティングな競争に復帰するための行動計画を立てた」

    テキサス・モーター・スピードウェイの社長兼ゼネラルマネージャーを務めるエディ・ゴセージは「アメリカにはライブスポーツが必要だ。彼らはテキサスからテレビでリビングルームにGenesys300が中継されるときに目にするものを信じられないだろう」とコメント。

    「世界最大のスポーツイベントの1つであるインディ500は、新型コロナウイルスによって8月まで延期された。そのため、その停滞したエネルギー、期待、欲求不満、不安のすべてがドライバーの神経系に押し寄せることになるだろう。通常、Genesys 300は220 mphの際どい勝負になる」

    インディカーは、参加者の健康を保護するためのその他の対策をTMSおよび公衆衛生当局との綿密な協議を通じて発表した。

    ・現場の要員数を制限する厳格なアクセスガイドライン
    ・すべての参加者に実施される健康診断システム
    ・施設への入場者全員に提供されるPPE機器、および使用に関するガイドライン
    ・ソーシャルディスタンス・プロトコルが整備され、慎重に維持される
    ・距離を増やすために競争レイアウトを改訂

    1日のスケジュールに対応するために、テキサス・モーター・スピードウェイでのレースの長さは、以前に発表された248ラップではなく、200ラップに調整された。

    Genesys 300 スケジュール
    プラクティス:午後1時30分〜3時30分(ET)
    予選:午後5時(ET)
    決勝:午後8時45分(ET)

    インディカーは、4月6日に発表した2020年の15戦の改訂版カレンダーの残りのレースも引き続き開催する予定だとしている。

    2020年 インディカー・シリーズ日程(4月6日改訂版)
    6月6日 テキサス・モーター・スピードウェイ
    6月21日 ロードアメリカ
    6月27日 リッチモンド・レースウェイ
    7月4日 インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(ロードコース Race 1)
    7月12日 ストリート・オブ・トロント
    7月17日 アイオワ・スピードウェイ(Race 1)
    7月18日 アイオワ・スピードウェイ(Race 2)
    8月9日 ミッドオハイオ・スポーツカー・コース
    8月23日 第104回インディアナポリス500マイルレース
    8月30日 ワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイ・アット・ゲートウェイ
    9月13日 ポートランド・インターナショナル・レースウェイ
    9月19日 ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカ(Race 1)
    9月20日 ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカ(Race 2)
    10月3日 インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(ロードコース Race 2)
    日程未定 ストリート・オブ・セント・ピーターズバーグ

  • インディカーとシムレーサーの評判を地に落としたシモン・パジェノー

    インディカーとシムレーサーの評判を地に落としたシモン・パジェノー

    2016年のインディカー王者であり、2019年のインディ500ウィナーであるシモン・パジェノーがINDYCAR iRacing Challengeで行った愚かな行為は、インディカーの評判だけでなく、バーチャルレースをeスポーツとして確立させるために努力してきたシムレーサーの努力を踏みにじるものだった。

    インディアナポリス・モータースピードウェイを舞台に行われた最終戦ではゲスト参戦したマクラーレンのF1ドライバーであるランド・ノリスはレースをリードしていた。

    しかし、レース終盤、シモン・パジェノーが故意にスロー走行してラインを塞いで追突させ、ランド・ノリスは優勝争いから脱落させた。

    シモン・パジェノーは、二人がクラッシュする直前にライブ配信で「ランドをクラッシュさせちゃおうぜ」で話していた。そして、接触時には「おっと、ピットに入りたかったんだけど・・・」と嘘をついたあと、笑顔でゲームを続けた。

    シモン・パジェノーは、自身の行為についてランド・ノリスに謝罪したが、ノリスは純粋にパジェノーがインディカー以外のドライバーがイベントに勝つことを望んでいなかったように感じたと明かした。

    「彼はピットに入りたかったのと僕のスピードを失わせたかったと言っていた。アスキューに勝ってほしくて、僕が勝つことを望んでいなかったみたいだね」

    「インディカー外のドライバーがインディのレースで勝ちそうだからって、しょっぱいことするよね。ほんと台無しにされたよ」

    マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンも「チャンピオンとしてあるまじき行為だ」とシモン・パジェノーを批判する。

    新型コロナウイルスのパンデミックによってモータースポーツ界全体が活動休止を強いられるなか、様々なカテゴリーがゲームを使用したバーチャルレースを開催。ゲームであり、決してリアルなレースに匹敵するものではないが、それでも自宅での自粛生活を余儀なくされているレースファンを楽しませるための公式イベントでの出来事だ。

    すべてのドライバーは最新使用のマシンを走らせ、ドライバーのライブ配信には多くの場合に個人のスポンサー名が出ている。また、レースはNBCスポーツ、スカイスポーツ、インディカーのYouTubeチャンネルで生放送された。インディカーの“チャンピオン”であるシモン・パジェノーには、守らなければならないスポーツの規範と価値観がある。

    先月、NASCARドライバーのカイル・ラーソンは、NASCAR公認のiRacingイベントのライブ配信中に人種差別的な発言をしたことで、所属チームであるチップ・ガナッシから解雇されている。

    F1ジャーナリストのウィル・バクストンは、シモン・パジェノーの行為はeスポーツ全体を踏みにじるものだと語る。

    「確かに“ただのゲーム”ではあるが、プライベートで仲間内でやる遊びではなく、これは公式イベントだ」とウィル・バクストンは語る。

    「ロイヤリティーの高いファンを裏切る行為だ。スポーツマンシップの欠如という点でも衝撃的なことであり、現在の世界情勢においてバーチャルスポーツへの賭け事が巨大なビジネスになっている点も注目されるべきだ。故意に他人を追い出すなど褒められたものではない」

    プラットフォームを提供したiRacingにとっても許しがたいことだろう。iRacingのエグゼクティブ・バイスプレジデントを務めるスティーブ・マイヤーズは「これはインディカーのプライベートシリーズであり、参加者も彼らが独自に決めたものだ。我々は、レースの問題について誰かのプライベートリーグを監視することはしていない」としながらも、「彼がシリーズとiRacingのための絶好の機会を“まがい物”した本当に残念なことだ」と語った。

    ランド・ノリスは「真剣に受け止めていない人もいるだろうし、彼らはただのゲームだと思っているかもしれない。そこは別に問題ではないんだ」と続ける。

    「でも、ドライバーの他にも多くの人が関わっている。僕はエンジニアのジャーヴとかと一緒に戦略を立てていた。僕たちが家にいるかどうかに関係なくそこにまだ時間をかけていた。彼らはそれに取り組んでいるんだ。家族と一緒に他のことをできたかもしれないのにね」

    インディカーに参戦するマックス・チルトンは、ランド・ノリスの怒りに理解を示している。

    「インディカーが悪く見られてしまうことを残念に思う」とマックス・チルトンは語った。

    「彼のスポッターは、ランドがしたことは現実には起きないことだと言っていた。でも、ドライバーがレースのリーダーを故意にフェンスに押しやるためにピットから出ていくようなことは現実に起こりえないことだ」

    「ゲームだということは分かっているけど、スポンサーやチーム、シリーズを代表するチームシャツを着ている以上、責任を問われるべきだ」

    残念ながら、シモン・パジェノーはファンの敬意を失っただけでなく、インディカー全体、そして、シムレーターたちの評判を地に落とした。まさに“ゲームオーバー”だ。

  • フェルスタッペン、パジェノーの行為に「馬鹿としか言いようがない」

    フェルスタッペン、パジェノーの行為に「馬鹿としか言いようがない」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、INDYCAR iRacing Challenge 最終戦で友人のランド・ノリスから勝利を奪ったシモン・パジェノーの行為は“馬鹿としか言いようがない”とこき下ろした。

    ランド・ノリスは終盤にレースをリードしていたが、シモン・パジェノーはノリスを勝たせないためにコーナーで故意に失速して追突させた。

    レース後、マックス・フェルスタッペンはランド・ノリスとライブ配信。INDYCAR iRacing Challengeでのクラッシュを見て唖然としたと語った。

    「ひでぇな。今見てるけど、ありえない・・・これまで見たなかで最もクソだね。ライブ配信で誰かをクラッシュさせようと言うなんて馬鹿としか言いようがない。もしそうするつもりでも、言わないでやれよ・・・」

    レース後、シモン・パジェノーはランド・ノリスに謝罪したが、マックス・フェルスタッペンは、今後このようなインシデントにどう対処すればいいかを提案した。

    「どういるのがいいと思う? スチュワードには行かずにトラックにボクシングのリングを作ってそこで戦うのはどうかな。はるかに良い解決策だと思うんだけど」とマックス・フェルスタッペンは冗談交じりにコメント。

    「ボクシングリングでランドを見たいね!」

    関連:ランド・ノリス、パジェノーの行為に唖然 「しょっぱいことするよね」

  • ランド・ノリス、パジェノーの行為に唖然 「しょっぱいことするよね」

    ランド・ノリス、パジェノーの行為に唖然 「しょっぱいことするよね」

    マクラーレンのF1ドライバーであるランド・ノリスは、INDYCAR iRacing Challengeの最終戦で勝利を望まずにクラッシュを引き起こしたシモン・パジェノーは“salty(しょっぱい/イライラするような)”レースをしたと語った。

    サーキット・オブ・ジ・アメリカズを舞台に行われたINDYCAR iRacing Challenge 第4戦でデビューウィンを果たしたランド・ノリスは、5月2日(土)に行われた最終戦で2回目の参加を果たした。

    インディアナポリス・モータースピードウェイを舞台に行われた最終戦の予選で2番グリッドを獲得したランド・ノリスはレースをリードしていたが、残り3周で故意にスロー走行をした周回遅れのシモン・パジェノーに追突したことで21位でレースを終えることになった。

    インディ500のウィナーであるシモン・パジェノーは、二人がクラッシュする直前にライブ配信で「ランドをクラッシュさせちゃおうぜ」で話していた。そして、接触時には「おっと、ピットに入りたかったんだけど・・・」と付け加えた。

    ランド・ノリスは、シモン・パジェノーからインシデントについて謝罪があったことを明らかにしたが、純粋にパジェノーがインディカー以外のドライバーがイベントに勝つことを望んでいなかったように感じたと明かした。

    「彼から謝罪があった」とランド・ノリスはTwitchのライブ配信で説明した。

    「彼はピットに入りたかったのと僕のスピードを失わせたかったと言っていた。アスキューに勝ってほしくて、僕が勝つことを望んでいなかったみたいだね」

    「それで彼は僕のスピードを少し失わせながらピットに入ろうとしたんだ。僕をリタイアさせようという意図はなかったらしい。とにかく僕のスピードを失わせたかったみたい・・・コーナーのど真ん中で減速して僕の目の前でブレーキをかけてね。そんな感じだろう」

    「僕が左回りに慣れるために僕が何時間を費やしたかわかる? ストレートを走って左に曲がるだけのことに何時間も費やした。合計で1日はそれに費やしたと思う。24時間ひたすらストレートを走って左に曲がるというのを完璧にやれるように頑張った。かなり繊細なタッチで、膝を使ったり、片手でやってみたりね。24時間だよ!」

    「インディカー外のドライバーがインディのレースで勝ちそうだからって、しょっぱいことするよね。ほんと台無しにされたよ。まぁ、そんなとこかな」

    「かなり感じ悪いよね。真剣に受け止めていない人もいるだろうし、彼らはただのゲームだと思っているかもしれない。そこは別に問題ではないんだ」

    「でも、ドライバーの他にも多くの人が関わっている。僕はエンジニアのジャーヴとかと一緒に戦略を立てていた。僕たちが家にいるかどうかに関係なくそこにまだ時間をかけていた。彼らはそれに取り組んでいるんだ。家族と一緒に他のことをできたかもしれないのにね」

    「それでも彼らは参加して、やっぱりレースに勝ちたいと思っている。でも、本当に自分勝手でそんなことは気にしない人もいるんだよね」

    結局、レースはインディカー外でオースラリアのスーパーカーの2回のチャンピオンであるスコット・マクラフリンが、最終ラップの最終コーナーでの別のクラッシュを切り抜けて優勝している。

  • INDYCAR iRacing Challenge 最終戦は接触で勝利が決する大波乱

    INDYCAR iRacing Challenge 最終戦は接触で勝利が決する大波乱

    インディカーの公式バーチャルレース『INDYCAR iRacing Challenge』の最終戦が5月2日(土)に開催され、最終ラップの大波乱の末、スコット・マクラフリンが優勝で幕を閉じた。

    新型コロナウイルスの世界的な大流行によって第5戦インディ500まで延期が決定しているインディカーは、現役ドライバーが多数参戦するバーチャルレースをレースシミュレーション開発企業のiRacingと提携して開催。

    最終戦の舞台にはインディアナポリス・モータースピードウェイが選ばれ、70周・175マイルの『ファーストレスポンダー175』としてレースが行われた。

    前戦に引き続き、マクラーレンのF1ドライバーであるランド・ノリス、そして、佐藤琢磨が参加した最終戦はクラッシュ多発の大荒れの大会となった。

    レースは、残り8周で前回大会優勝のランド・ノリスがトップに立った。だが、残り3周で周回遅れのシモン・パジェノーが失速し、ノリスはクラッシュ。21位でレースを終える。

    優勝争いはオリバー・アスキュー、パトリシオ・オワード、マーカス・エリクソンの3名となったが、最終コーナーでトップに立ったエリクソンにオワードが追突。アスチューがトップでホームストレートに入ったが、そこでサンティノ・フェルッチと接触。5番手を走行していたスコット・マクラフリンがトップでチェッカーを受けた。

    2位にはコナー・デイリー、3位にはサンティノ・フェルッチが続いた。

    佐藤琢磨は序盤に多重クラッシュに巻き込まれる不運もあり、30位でレースを終えた。

    オーストラリアのスーパーカーに参戦するスコット・マクラフリンは「たくさんのクラッシュがあった。PIRTEK のマシンをビクトリーレーンに入れることができたのは信じられない。最後のコーションでフロントウイングにダメージを負っていたので、文字通り、最後に衝突が起こることを期待していたけど、2つも起こった」

    「僕たちは適切なタイミングで適切な場所にいた。3位になると思っていたが、前で2つの衝突が起こって、僕たちは買った。爽快だったね、クールだった」

  • マクラーレンF1のランド・ノリス、INDYCAR iRacing Challengeで優勝!

    マクラーレンF1のランド・ノリス、INDYCAR iRacing Challengeで優勝!

    マクラーレンのF1ドライバーを務めるランド・ノリスは、初参戦となったINDYCAR iRacing Challengeの第5戦で優勝を果たした。

    新型コロナウイルスの世界的な大流行によって第5戦インディ500まで延期が決定しているインディカーは、現役ドライバーが多数参戦するバーチャルレースをレースシミュレーション開発企業のiRacingと提携して開催している。

    インディカーは、F1の舞台でもあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズでの第5戦にランド・ノリスを招待。普段からiRacingを主戦場としているノリスは予選でいきなりポールポジションを獲得する。

    序盤をリードしたランド・ノリスは、12周目からコンペティションコーション前の11周目にピットイン。6位でレースをリスタートするが15周目にスピンを喫したが、そこから挽回して最後はチームメイトのパトリシオ・オワードを抑えてトップでフィニッシュ。初参戦となった対外試合で見事優勝を果たした。佐藤琢磨は30位でレースを終えた。

    POS NO. DRIVER TEAM GAP
    1 04 Lando Norris Arrow McLaren SP Leader
    2 5 Patricio O’Ward Arrow McLaren SP +1.444
    3 10 Felix Rosenqvist Chip Ganassi Racing +8.352
    4 2 Scott McLaughlin Team Penske +13.188
    5 18 Santino Ferrucci Dale Coyne Racing with Vasser Sullivan +20.771
    6 12 Will Power Team Penske +24.617
    7 21 Rinus VeeKay Ed Carpenter Racing +26.676
    8 8 Marcus Ericsson Chip Ganassi Racing +27.739
    9 55 Alex Palou Dale Coyne Racing with Team Goh +28.207
    10 1 Josef Newgarden Team Penske +30.835
    11 9 Scott Dixon Chip Ganassi Racing +32.304
    12 31 Felipe Nasr Carlin +45.561
    13 88 Colton Herta Andretti Harding Steinbrenner Autosport +56.369
    14 22 Simon Pagenaud Team Penske +58.320
    15 27 Alexander Rossi Andretti Autosport +1:05.303
    16 60 Jack Harvey Meyer Shank Racing +1:06.303
    17 15 Graham Rahal Rahal Letterman Lanigan Racing +1:06.457
    18 41 Dalton Kellett A.J. Foyt Racing +1:07.110
    19 29 James Hinchcliffe Andretti Autosport +1:16.678
    20 98 Chaz Mostert Andretti Herta +1:17.069
    21 59 Max Chilton Carlin +1:17.544
    22 50 Ed Carpenter Ed Carpenter Racing +1:20.765
    23 14 Tony Kanaan A.J. Foyt Racing +1:27.271
    24 4 Sebastien Bourdais A.J. Foyt Racing +1:36.430
    25 45 Spencer Pigot Citrone/Buhl Autosport +1:41.077
    26 26 Zach Veach Andretti Autosport +1:48.248
    27 11 Kyle Kaiser Juncos Racing +1 Lap
    28 7 Oliver Askew Arrow McLaren SP +1 Lap
    29 20 Conor Daly Ed Carpenter Racing +2 Laps
    30 30 Takuma Sato Rahal Letterman Lanigan Racing +2 Laps
    31 28 Ryan Hunter-Reay Andretti Autosport +2 Laps
    32 6 Robert Wickens Arrow McLaren SP +2 Laps
    33 24 Sage Karam Dreyer & Reinbold Racing +3 Laps