カテゴリー: インディカー

  • F1:ヘイローからエアロスクリーンに切り替えるべき?

    F1:ヘイローからエアロスクリーンに切り替えるべき?

    元F1ドライバーで、現在はインディカーに参戦するマーカス・エリクソンは、エアロスクリーンはヘイローよりも優れた保護を実現しており、将来的にはF1もヘイローからエアロスクリーンに切り替えることになると予想する。

    マーカス・エリクソンは、F1でヘイローを搭載したマシンでレースをし、インディカーで今年から導入されたエアロスクリーンを払いらせており、両方のデバイスを経験した数少ないドライバーのひとりとなっている。

    レッドブルは、ヘイローが導入される前にF1で他の選択肢としてエアロスクリーンを設計およびテストしており、多くのドライバーも優れた保護性能と視認性を支持していた。

    しかし、F1は最終的にヘイローを選択した。エアロスクリーンの主な懸念は、事故時にドライバーが頭をぶつける可能性があるとのことだった。

    しかし、マーカス・エリクソンは、特に小さなデブリの処理に関してはエアロスクリーンの方が優れていると語る。

    「エアロスクリーンは、ヘイローの構造にスクリーンが追加されたようなものだ。ヘイローからのまた新たなステップだと思う」とマーカス・エリクソンは the-race.com に語った。

    「将来的には、F1やヨーロッパのカテゴリーが導入することを見ることになると思う」

    「ヘイローは大きな破片には適しているけど、小さな破片の場合、エアロスクリーンに比べて明らかに保護が脆弱だ」

    エオロスクリーンのクオリティは、過去数週間のインディカーのレース中にさまざまな場面で示された。先週末のアイオワでのダブルヘッダーでは外れたホイールがウィル・パワーにぶつかることを防いだ。

    その徳碁に起こった衝突によって、今度は破片がマーカス・エリクソンに向かって飛んできたが、その両方で、エアロスクリーンはその役割を果たした。

    「それが起こったとき、事故に巻き込まれず、2台のマシンのうちの1台に当たらないことに集中していた」とマーカス・エリクソンは語る。

    「チームからいくつかの破片が当たっていると言われたけど、深刻なことではなし、すべて問題ないはずだと思った」

    「でも、レース後にリプレイを見て、彼のウイングか何かの非常に大きなピースがエアロスクリーン領域にぶつかっていたのがわかった」

    「エアロスクリーンを見たときは、見た目は良くないと思ったけど、エアロスクリーンがそこにあっても視界は良好だった。インディカーは本当に正しい判断をしたことを示していると思う」

  • インディカー 第2戦 結果:ディクソンが2連勝、佐藤琢磨は10位フィニッシュ

    インディカー 第2戦 結果:ディクソンが2連勝、佐藤琢磨は10位フィニッシュ

    スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は、テキサスモータースピードウェイでの開幕戦と同じように、第2戦GMRグランプリでもレースの後半を完全に支配下に置くことに成功した。

    Hondaエンジン搭載のカーナンバー9を駆ったディクソンはトップでチェッカーフラッグを受け、グラハム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)が彼に続く2位でゴール。アメリカの独立記念日にインディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースにおいて、Honda勢による1-2フィニッシュが達成された。

    5月に開催予定だったレースが7月にスケジュールし直されたことから、摂氏30℃を越す高温と湿度の高いコンディション下での戦いになった。ハードタイヤ装着でスタートしたディクソンが、10周を走っただけで1回目のピットストップに滑り込んだのは、序盤のバトルを戦う中でハードタイヤの性能評価を行った結果、残りの70周をソフトタイヤ3セットで走り切る判断を下したからだった。その先はソフトタイヤ装着マシンのパフォーマンスを上げることに集中し、ピットストップでのセッティング調整も成功したことにより、レース後半を目覚ましいハイペースで走り続けて勝利をつかんだ。

    レイホールはスタート前から2ストップ作戦で行くことに決めていた。序盤から彼のペースは非常に速く、戦いを有利に進めていった。彼は中盤の3分の1で18周にわたってトップを走ったが、36周目にルーキーのひとりがクラッシュし、フルコースコーションが出された。これで戦略によるレイホールの優位は消滅した。それでも彼はGMRグランプリの昨年度ウイナーであるシモン・パジェノー(シボレー)が終盤戦に仕掛けてきたアタックをかわし切り、表彰台の2段目に上がった。

    そのほかにもHonda勢は、コルトン・ハータ(Andretti Harding Steinbrenner Autosport)が4位でフィニッシュし、サンティノ・フェルッチ(Dale Coyne Racing with Vasser-Sullivan)が9位、佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)が10位でゴールした。

    佐藤琢磨はスタート直後にサスペンショントラブルに見舞われて26台のフィールドの最後尾まで後退したが、フロントウィングやタイヤの空気圧調整でトラブルをカバーし、徐々に戦闘力のあるペースを取り戻し、非常に粘り強いレースを戦っていた。唯一のフルコースコーションが佐藤琢磨の戦いに不利なタイミングで出されることもあったが、フォーカスを失わず闘志にあふれた走りで中団グループでの激しい攻防を戦い抜き、ゴールを目前にしてトップ10入り。そのポジションを守ってゴールへ飛び込んだ。

    今季2戦で2勝を挙げ、Hondaはインディカー・マニュファクチャラーズ選手権でトップをキープしている。暫定だが、シボレーの142ポイントに対し、Hondaは182ポイントを獲得している。

    次のイベントはウィスコンシン州エルクハートレイクの風光明媚なロードアメリカで行われるREVグループ・グランプリで、7月11、12日にシリーズ第3戦、第4戦のダブルヘッダーがスケジュールされている。さらに、その翌週にはシーズン2つ目のダブルヘッダーが7月17、18日にアイオワ州ニュートンのオーバルコース、アイオワ・スピードウェイで開催される。

    スコット・ディクソン(優勝)
    「レースはずっと、どう展開するのか分からないままでしたね。グラハム・レイホールが、特にハードコンパウンドのブラックタイヤで速かったですから。Hondaエンジンのパワーは素晴らしかったし、2回目のピットストップで施したマシンのセッティング変更によって私たちのマシンはとても運転がしやすくなり、そこからは”チェックアウト “(後続を突き放す)することができました。シーズンの開幕から2連勝を記録できるなんて本当に凄いことだし、とても喜んでいます。これからも自分たちのするべきことに集中し、レースでのさらなる勝利とチャンピオンシップ獲得を目指して戦っていきます」

    佐藤琢磨(10位)
    「まず最初に、チームメイトのグラハム(レイホール)の2位フィニッシュを祝福したいと思います。彼は今週末、最高の仕事をしてくれました。彼は優勝を望んでいたと思いますが、2位という結果も素晴らしいものです。私のレースは難しいものとなっていました。昨日は駆動系に問題があり、予選ではストレートでコンマ2秒以上のロスをしていました。それで後方グリッドしか手に入れることができませんでした。そして、今日のレースでは1周目あたりでサスペンションにトラブルが発生し、後退していくほかありませんでした。自分が燃料切れを起こすタイミングでフルコースコーションになって、燃料補給だけを行うピットストップを一度行い、ピットがオープンになってからもう1回ピットしなければならない、ということもありました。しかし、最終的には最後尾の26位から10位まで大きくばん回してのフィニッシュができました。ダメージを受けたマシンでしたが、チームがすばらしい仕事をしてくれた結果だと思います。グラハムがすばらしい仕事をしてくれたこともあり、チーム全体が前進をしていると感じています」

    2020年 インディカー 第2戦 インディアナポリス 結果

    Pos. No. Driver Team
    1 9 スコット・ディクソン チップ・ガナッシ H
    2 15 グラハム・レイホール レイホール・レターマン・ラニガン H
    3 22 シモン・パジェノー チーム・ペンスキー C
    4 88 コルトン・ハータ アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー H
    5 21 リヌス・ヴェーケイ エド・カーペンター・レーシング C
    6 8 マーカス・エリクソン チップ・ガナッシ H
    7 1 ジェセフ・ニューガーデン チーム・ペンスキー C
    8 5 パトリシオ・オワード アロー・マクラーレンSP C
    9 18 サンティノ・フェルッチ デイル・コイン・レーシング H
    10 30 佐藤琢磨 レイホール・レターマン・ラニガン H
    11 29 ジェームス・ヒンチクリフ アンドレッティ・オートスポーツ H
    12 20 コナー・デイリー エド・カーペンター・レーシング C
    13 28 ライアン・ハンターレイ アンドレッティ・オートスポーツ H
    14 26 ザック・ビーチ アンドレッティ・オートスポーツ H
    15 10 フェリックス・ローゼンクヴィスト チップ・ガナッシ H
    16 59 マックス・チルトン カーリン C
    17 60 ジャック・ハーベイ マイヤー・シャンク・レーシング H
    18 4 チャーリー・キンボール A.J.フォイト・レーシング C
    19 55 アレックス・パロウ デイル・コイン・ウィズ・チームゴウ H
    20 12 ウィル・パワー チーム・ペンスキー C
    21 14 ダルトン・ケレット A.J.フォイト・レーシング C
    22 98 マルコ・アンドレッティ アンドレッティ・ハータ H
    23 24 セージ・カラム ドレイヤー&レインボールド C
    24 45 スペンサー・ピゴット レイホール・レターマン・ラニガン H
    25 27 アレクサンダー・ロッシ アンドレッティ・オートスポーツ H
    26 7 オリバー・アスキュー アロー・マクラーレンSP C

  • フェルナンド・アロンソ、インディ500参戦マシンのカラーリングを公開

    フェルナンド・アロンソ、インディ500参戦マシンのカラーリングを公開

    2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、2020年のインディ500に参戦するマシンのカラーリングを公開した。

    世界3大レースでの“3冠”を目指すフェルナンド・アロンソは、今年8月に開催されるインディ500に3回目の挑戦を果たす。今年はアロー・マクラーレンSPから参戦。インディアナポリスでカーナンバー66のマシンを走らせる。

    マシンのカラーリングは、メインスポンサーのルーオフ・モーゲージ(Ruoff Mortgage)とフェルナンド・アロンソのファッションブランドであるKIMOA(キモア)のグルーンがフィーチャーされている。リアビューミラーにはマクラーレンのパパイヤオレンジが残されている。

    「ようやくインディアナポリス500でレースをするマシンを見ることができてとても嬉しい。カラーリングをリリースするために通常よりも長く待たなければならなかったけど、まもなくエンジンがインディアナポリスで始動するということだ」とフェルナンド・アロンソは語った。

    チームオーナーのサム・シュミットは、フェルナンド・アロンソが2017年にアンドレッティ・オートスポーツでインディ500デビューしたときに見せたレース優勝の可能性を今年アロー・マクラーレンSPで示すことができると自信を持っている。

    「2017年、フェルナンドはレースに参加できるだけでなく、勝利のために戦えることを証明した」とサム・シュミットは語る。

    「素晴らしいカラーリングはだ。アロー・マクラーレンSPの全エントリーのカラーリングデザインを維持しながら、ルーオフ・モーゲージのカラーを表している。これまでに見たどのエントリーとも異なり、ファンが見つけやすいものになっている」


    フェルナンド・アロンソ / No.66 ルーオフ・モーゲージ アロー・マクラーレンSPフェルナンド・アロンソ / No.66 ルーオフ・モーゲージ アロー・マクラーレンSPフェルナンド・アロンソ / No.66 ルーオフ・モーゲージ アロー・マクラーレンSPフェルナンド・アロンソ / No.66 ルーオフ・モーゲージ アロー・マクラーレンSP

  • 【動画】 インディカー:2020年 開幕戦テキサス 決勝レースハイライト

    【動画】 インディカー:2020年 開幕戦テキサス 決勝レースハイライト

    2020年のインディカー・シリーズは新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって開幕が延期されていたが、当初より3カ月近くが経った6月6日に、テキサス州フォートワース郊外にあるテキサス・モーター・スピードウェイで、ついに全14戦のシーズンが開幕した。

    24台のマシンがエントリーしたレースは、最大24度の急なバンクを持つ全長1.5マイルのオーバルコースを使い、無観客で開催された。

    北米大陸の南部に位置するテキサス州は、もうすでに夏を迎えており、暑いコンディションの下で時速215マイルオーバーの超高速バトルが展開された。

    歴史的な意味を持つ今回のレースで勝利を収めたのは、Hondaエンジンを搭載するチップ・ガナッシ・レーシングのカーナンバー9を駆るスコット・ディクソンだった。200周のレースで157周をリードする圧倒的なパフォーマンスによって、ディクソンはキャリア47回目となるインディカーでの勝利を記録した。

    今回のレースでは、メカニックたちのソーシャルディスタンス保持が義務付けられ、スターティンググリッド上でエンジンを始動する際には、Hondaのエンジニアがチームをアシストすることができなかった。また、出場全車に装着される統一規格のECUに問題が発生したマシンが現れ、ライアン・ハンター-レイ(アンドレティ・オートスポーツ)、グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、アレクサンダー・ロッシ(アンドレティ・オートスポーツ)が、オープニングラップでトップから1周の遅れを余儀なくされた。

    スタートではポールポジションのジョセフ・ニューガーデン(ペンスキー)がトップを守ったが、すぐにディクソンと、チップ・ガナッシ・レーシングのチームメイトであるフェリックス・ローゼンクヴィストがライバル勢を上回るスピードを持っていることが明らかになった。32周目に、ディクソンがニューガーデンをパスしてトップに躍り出ると、その後はピットストップで一時的にその座を譲ることはあっても、コース上でのスピードによってレースリーダーに返り咲き、5秒以上のリードを築くシーンも見せて、シーズン初戦優勝に向けて逃げきった。これでディクソンはキャリア47勝目。テキサス・モーター・スピードウェイでは4度目の勝利となった。また、ディクソンは、16年連続でインディカー・シリーズにおける勝利を記録するとともに、18のシーズンで優勝を挙げるという記録でA.J・フォイトに並んだ。

    ローゼンクヴィストは自己ベストに並ぶ2位フィニッシュ目前だったが、周回遅れのマシンを追い抜こうとしてコントロールを失い、191周目に壁に激突した。4位はザック・ヴィーチ(アンドレティ・オートスポーツ)。2019年シーズンには本領を発揮できなかったヴィーチだが、その苦しい状況から立ち直り、自身のキャリアベストに並ぶ4位でのゴールを果たした。コルトン・ハータ(アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー・オートスポーツ)は予選14番手から着々と順位を上げて7位でフィニッシュ。彼の先輩チームメイトであるハンター-レイは、スタートでの遅れを取り戻してリードラップに復帰し、8位という結果を残した。

    昨年のテキサスでポール・トゥ・ウインを果たした佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、今回もプラクティスで6番手につけるラップタイムをマークし、順調に見えていた。しかし、予選のアタックラップに入る前にマシンのバランスを崩し、壁にヒット。予選から決勝までのインターバルが2時間と短く、レースのスタートにマシンの修理と準備を間に合わせることができなかったため、決勝レースをスタートすることができなかった。

    次回、シリーズ第2戦は、アメリカの独立記念日7月4日に決勝が行われるGMRグランプリ。開催サーキットはインディアナ州のインディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースとなる。

    スコット・ディクソン(優勝)
    「マシンは、走りだしから本当に速かったですね。この3週間、私たちはインディアナポリスにあるHondaのシミュレーターを使っていました。それがレースに向けた準備で大いに役立ちました。これほどすばらしいマシンを手に入れるなんて、滅多にないことです。私たちにとって、とても楽しい夜となりました。長いこと開幕ができずにいただけに、またレースを戦える状況になったときに見事なスタートを切れて、最高だと感じています。レースではHondaエンジンが非常に大きなパワーを発揮してくれました。私たちのマシンは、今夜はどんな状況でも本当に速く、何度か必要だった大胆な走りもやり遂げることができました。チームに関わる全員に感謝します」

    佐藤琢磨(24位)
    「レースに出場できず、ファンの皆さんに申し訳ないと思っています。予選でのクラッシュのあと、クルーたちはできる限りの修理をしてくれました。起きてしまったことも、それがどうして起こったのかも、理解するのが本当に難しい状況です。まだタイム計測前のウォームアップラップでしたから、スピードを上げて、マシンの感触を確かめているときでした。ターン1へと進入してすぐにリアのグリップが失われました。少しアウト側にラインを取ったのですが、残念ながら今日のコースは非常に滑りやすかったです。スピンに陥った原因は、自分でもまだ完全に分かってはいません。通常であれば、クルーたちがすぐにマシンを直してくれるのですが、今回は非常に時間の限られたワンデーレースであり、修理がスタートに間に合いませんでした。クルーたちは最後の最後まで、できる限りのことをしてくれて、とても感謝しています。8カ月もの長きにわたって待った上でのレースだったのに、さらに3週間も待たなければならなくなったのですから、とても残念です。チームメートのグレアム(レイホール)にとっても、今回は残念なレースになりました。予選で彼は素晴らしい走りを見せ、レースでも一生懸命に走っていましたが、残念ながら、今日の我々は2台とも十分なポイントを獲得することができませんでした。これで集中力を切らすことなく、私たちは3週間後、もっと強くなって戻って来なくてはなりません」

  • フェラーリF1、2022年のインディカー参戦にむけてシリーズと議論

    フェラーリF1、2022年のインディカー参戦にむけてシリーズと議論

    インディカーのオーナーであるロジャー・ペンスキーは、2022年のインディカー参戦についてフェラーリF1チームと話し合いの場を持ったことを明らかにした。

    フェラーリF1は、2021年から導入される1億4500万ドルの予算上限による人員削減を回避するために、従業員を再配置するための選択肢を検討している。

    当初1億7500万ドルだった予算上限の引き下げについて議論されている際、フェラーリF1のチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、F1チームの運営から外さなければならない従業員の雇用を維持するために、インディカーもしくはトップクラスの耐久選手権のプログラムを行うことに関心を持っていると述べていた。

    インディカーは、シボレーとホンダに加えた第3のエンジンメーカーを追加することが近年の優先事項となっており、2022年からハイブリッド・パワートレインシステムを導入することを決定している。

    今年序盤にインディカーとインディアナポリスの経営権を引き継いだロジャー・ペンスキーは「もちろん、他のメーカーを追加する可能性を検討している」と SiriusXM にコメント。

    「おそらく聞いたことがあるだおるが、フェラーリと話し合いがあり、新しいエンジンルールが導入される2022年にシリーズに参加することに興味を持っているかもしれない。シリーズに3番目のメーカーがいることは素晴らしい資産だ」

    シボレーとホンダ以外の最後のインディカーのエンジンサプライヤーはロータスだったが、2012年に競争力を発揮できずに1シーズンで撤退した。

    インディカーは、ハイブリッドパワートレインへの切り替えが将来のサプライヤーにとって魅力的であると期待している。エンジンは900bhpを発生するよう設定されており、2022年シーズンに導入される予定となっている。

    またインディカーは、2012年からさまざまな形で使用されているDW12ベースのマシンに代わる新しいシャーシを導入するための段階的なプロセスについても議論している。

    だが、エンジンと一緒に2022年にまったく新しいシャシーを導入する代わりに、関連するコストでチームを支援するために6年間にわたって様々なパーツを導入することを検討している。

  • 佐藤琢磨、予選でのクラッシュを回想「セッティング的に攻めすぎたかも」

    佐藤琢磨、予選でのクラッシュを回想「セッティング的に攻めすぎたかも」

    佐藤琢磨は、2020年のインディカーの開幕戦テキサスの予選でクラッシュを喫してマシンにダメージを負ったことで、レースに出走することができなかった。

    新型コロナウイルスによって開幕が延期となっていたインディカーだが、6月6日にテキサス・モータースピードウェイで再開。無観客レース、プラクティス・予選・決勝を1日で行うワンデー開催という形でスケジュールは進行していった。

    今年でインディカー11年目の挑戦となる佐藤琢磨は、引き続き、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングから参戦。プラクティスを6番手で終え、昨年ポールポジションを獲得した相性のいいサーキットで予選への準備を整った。

    しかし、予選のウォームアップ走行中にターン1でバランスを崩してクラッシュ。マシンはダメージを負い、決勝まで2時間のインターバルのなかで修復することができず、レースに出走することができなかった。

    「身体は大丈夫です。ご心配おかけしました」と佐藤琢磨はレース終了後にコメント。

    「信じられなかったですね。プラクティスまでは結構順調だったと思うんですね、昨年のクルマに近いものを持ってきていて、もちろん、今年はエアロスクリーンがついて、いろいろ状況も異なって、タイヤも変わって、みんな条件は同じとは言え、なかなかチャレンジングな状況だったんですけど、その中でもバランスもそこそこ良かったし、ラップタイム的にもよかったと思うので、予選にむけては結構楽しみにしていたんですね」

    「ただ、タイヤのセット数の関係で予選のシミュレーションとかほとんど出来ないまま行かなきゃいけなくて、今、思ってみれば、ちょっとエンジニアとも随分いろいろなことを見たんですけど、セッティング的にもちょっと攻め込みすぎてたのかもしれないです」

    「僕も去年の勢いがあったので、スッとそのままの予選に入れると、まだ予選もアタックしていないウォームアップラップだったんですけど、普通はあそこである程度ペースを上げてクルマの状況を見たかったんですけども、そうするためにターン1に入った瞬間にもうリアが流れちゃったんですね。自分としてもまったく予期できなかったことで、本当に結果的にこういう形になるとは思ってもみなかったので、すごく残念でした」

    「メカニックたちも本当に懸命な修復作業で頑張ってくれたんですけど、先週スケジュールが発表された時点では現地時刻の7時45分からスタートということだったんですけど、最終的には6時45分にクルマに乗らなければないけなけないと。でも、車検を6時45分までに通さなきゃいけなかったんですね。メカニックたちも最後の1分まで頑張って懸命の修復作業をしてくれたんですが、間に合わなくて、こういう形になって、レースに出場できないとは本当に思ってもいなくて、残念だったんですけど、ただ、こういう状況のなかで、レースが開催できたことというのは非常に素晴らしいことだったと思うので、今回は僕にとって非常に残念で、レースさえできなかったんですけど、第2戦、第3戦と続いていきますから、そっちでは頑張っていきたいと思っています」

    「応援してくれたみなさんにも本当に申し訳なかったです。次また頑張ります」

  • インディカー 結果:スコット・ディクソンが開幕戦を制す

    インディカー 結果:スコット・ディクソンが開幕戦を制す

    2020年のインディカーが6月6日(土)にテキサス・モータースピードウェイで開幕。スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が優勝した。佐藤琢磨は予選でのクラッシュでマシンを破損させたことで出走することができなかった。

    3月にフロリダ州セント・ピーターズバーグで開幕する予定だったインディカー・シリーズは、世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が遅れていた。

    だが、6月6日(土)、テキサス州のハイバンクを持つオーバルでの無観客レースでいよいよ開幕することになった。プラクティス、予選、レースが1日に凝縮されたワンデー開催となる。

    予選では佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)とサンティノ・フェルッチ(デイル・コイン・レーシング)、リヌス・ヴェーケイ(エド・カーペンター・レーシング)がクラッシュ。他の2台はスペアカーで出走することができなかったが、佐藤琢磨は出走することができなかった。

    スタート直前にもライアン・ハンターレイとアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポーツ)のEUCにトラブルが発生。グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)もエンジンがかからないというホンダ勢に問題が発生。ハンターレイとロッシは隊列の最後尾でスタトできたが、グリッド上での作業時間を超えたとしてドライブスルーペナルティ、レイホールは1周遅れで復帰という問題含みのスタートとなった。

    今年からインディカーはコックピット保護デバイスであるエアロスクリーンを導入。また、コース外側は黒い“NASCARレーン”があり、佐藤琢磨のクラッシュもあってかドライバーはそこを避け、序盤は様子見の展開。

    だが、33周目に予選2番手のスコット・ディクソンが、ポールスタートのジョセフ・ニューガーデン(ペンスキー)をオーバーテイクしてチップに浮上。ニューガーデンはその周でピットに入る。

    39周目にはリヌス・ヴェーケイがウォールにヒットし、アレックス・パロウ(デイル・コイン・ウィズ・チームゴウ)を巻き込んでリタイア。イエローコーションとなった。

    78周目にはデブリを回避するために再びイエローコーション。ウィル・パワー(ペンスキー)がタイヤが装着されていないまま発進しようとして大きくポジションダウンする。

    91周目、ピットストップで2ポジションダウンしていたスコット・ディクソンがコース上でトップに返り咲く。残り10周で優勝争いを展開していたフェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ)がクラッシュして無念のリタイア。最終ラップにはチャーリー・インボールがクラッシュしてレースは幕を閉じた。

    スコット・ディクソンは、トップチェッカーを受けて通算47勝目。ビクトリーレーンにはメカニックは入れず、ハグもできず、マシンを降りたディクソンはすぐにマスクを装着してインタビューを受けるという見慣れない光景となった。

    2位にはシモン・パジェノー、3位にはジェセフ・ニューガンとペンスキー勢が続いた。

    2020年 インディカー 開幕戦 結果

      No. ドライバー チーム  
    1 9 スコット・ディクソン チップ・ガナッシ H
    2 22 シモン・パジェノー チーム・ペンスキー C
    3 1 ジェセフ・ニューガーデン チーム・ペンスキー C
    4 26 ザック・ビーチ アンドレッティ・オートスポーツ H
    5 20 エド・カーペンター エド・カーペンター・レーシング C
    6 59 コナー・デイリー カーリン C
    7 88 コルトン・ハータ アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー H
    8 28 ライアン・ハンターレイ アンドレッティ・オートスポーツ H
    9 7 オリバー・アスキュー アロー・マクラーレンSP C
    10 14 トニー・カナーン A.J.フォイト・レーシング C
    11 4 チャーリー・キンボール A.J.フォイト・レーシング C
    12 5 パトリシオ・オワード アロー・マクラーレンSP C
    13 12 ウィル・パワー チーム・ペンスキー C
    14 98 マリオ・アンドレッティ アンドレッティ・ハータ H
    15 27 アレクサンダー・ロッシ アンドレッティ・オートスポーツ H
    16 60 ジャック・ハーベイ マイヤー・シャンク・レーシング H
    17 15 グラハム・レイホール レイホール・レターマン・ラニガン H
    18 29 ジェームス・ヒンチクリフ アンドレッティ・オートスポーツ H
    19 8 マーカス・エリクソン チップ・ガナッシ H
    20 10 フェリックス・ローゼンクヴィスト チップ・ガナッシ H
    21 18 サンティド・フェルッチ デイル・コイン・レーシング H
    22 21 リヌス・ヴェーケイ エド・カーペンター・レーシング C
    23 55 アレックス・パロウ デイル・コイン・ウィズ・チームゴウ H
    24 30 佐藤琢磨 レイホール・レターマン・ラニガン H
  • インディカー:ニューガーデンがポール獲得、佐藤琢磨はクラッシュ

    インディカー:ニューガーデンがポール獲得、佐藤琢磨はクラッシュ

    2020年のインディカーが6月6日(土)にテキサス・モータースピードウェイで開幕。予選が行われ、ジョセフ・ニューガーデン(ペンスキー)がポールポジションを獲得。佐藤琢磨はウォームアップでクラッシュを喫して、タイムを出すことができなかった。

    3月にフロリダ州セント・ピーターズバーグで開幕する予定だったインディカー・シリーズは、世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が遅れていた。

    だが、6月6日(土)、テキサス州のハイバンクを持つオーバルでのナイトレースを無観客で開催することでいよいよ開幕することになった。プラクティス、予選、レースが1日に凝縮されたワンデー開催となる。

    2時間のプラクティスを経て、現地時間5時から予選がスタート。1台ずつ2周のアタックを行い、平均スピードでグリッドを決定する。

    ポールポジションを獲得したのはジョセフ・ニューガーデン。平均215.740mphを記録し、ポールポジションを獲得した。2番手にはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)、3番手にはシモン・パジェノー(ペンスキー)が続いた。

    プラクティスを6番手で終えていた佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だが、ウォームアップ走行中にターン2でウォールにクラッシュ。計測できずに予選を終えた。決勝までの2時間の間にマシンを修復しなければならなくなった。

    決勝は日本時間6月7日午前9時からスタートする。


    2020年 インディカー 開幕戦テキサス 予選結果

      No ドライバー チーム   mph
    1 1 ジョセフ・ニューガーデン チーム・ペンスキー C 215.740
    2 9 スコット・ディクソン チップ・ガナッシ H 215.638
    3 22 シモン・パジェノー チーム・ペンスキー C 215.464
    4 28 ライハン・ハンターレイ アンドレッティ・オートスポーツ H 214.311
    5 26 ザック・ビーチ アンドレッティ・オートスポーツ H 213.981
    6 12 ウィル・パワー チーム・ペンスキー C 213.930
    7 15 グラハム・レイホール レイホール・レターマン・ラニガン H 213.878
    8 27 アレクサンダー・ロッシ アンドレッティ・オートスポーツ H 213.689
    9 10 フェリックス・ローゼンクヴィスト チップ・ガナッシ H 213.560
    10 14 トニー・カナーン A.J.フォイト・レーシング C 213.388
    11 98 マルコ・アンドレッティ アンドレッティ・ハータ H 213.190
    12 4 キャリー・キンボール A.J.フォイト・レーシング C 212.780
    13 20 エド・カーペンター エド・カーペンター・レーシング C 212.714
    14 88 コルトン・ハータ アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー H 213.697
    15 29 ジェームス・ヒンチクリフ アンドレッティ・オートスポーツ H 212.603
    16 55 アレックス・パロウ デイル・コイン・ウィズ・チームゴウ H 212.504
    17 8 マーカス・エリクソン チップ・ガナッシ H 212.040
    18 5 パトリシオ・オワード アロー・マクラーレンSP C 212.013
    19 59 コナー・デイリー カーリン C 211.425
    20 7 オリバー・アスキュー アロー・マクラーレンSP C 210.839
    21 60 ジャック・ハーベイ マイヤー・シャンク・レーシング H 205.647
    22 30 佐藤琢磨 レイホール・レターマン・ラニガン H DNQ
    23 21 リヌス・ヴェーケイ エド・カーペンター・レーシング C DNQ
    24 18 サンティノ・フェルッチ デイル・コイン・レーシング H DNQ
  • 佐藤琢磨 11年目の挑戦 – 2020年のインディカーがいよいよ開幕!

    佐藤琢磨 11年目の挑戦 – 2020年のインディカーがいよいよ開幕!

    2020年インディカー・シリーズがいよいよ今週末、テキサス州の1.5マイルオーバルコース、テキサス・モーター・スピードウェイで開幕。佐藤琢磨は11年目のシーズンを戦う。

    3月にフロリダ州セント・ピーターズバーグで開幕する予定だったインディカー・シリーズは、世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が遅れていたが、6月6日(土)、テキサス州のハイバンクを持つオーバルでのナイトレースを無観客で開催する。

    2017年のインディ500を含む5回の優勝を挙げてきている佐藤琢磨は、今年もレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからエントリー。最初のレースとなるテキサスは、昨年ポールポジションを獲得しており、開幕ダッシュを実現すべく準備を進めている。

    「新しいシーズンが始まることに対して、とても興奮しています」と佐藤琢磨はコメント。

    「私たちだけでなく、世界中のファンとメディアが長い間待ってたものですからね。インディカーとアメリカ政府、そしてテキサス・モーター・スピードウェイとスポンサーに深く感謝します。今はどのようなビジネスにとっても非常に厳しい時期ですから、ウイルス感染に対しての安全確保もレースウイークエンドではたいへん重要です」

    「昨年のテキサスではプラクティスから実力を発揮し、短い走行時間の中でレース用のセットアップと予選シミュレーションを行い、ポールを獲ることができました。今年は予選も決勝も1日で行われるので、いろいろな面から非常に難しいレースになることが予想されます。タイヤ戦略も重要ですが、すべての面に注意を払って戦う必要があると思います。自分たちとしては、できる限りの準備をしてレースウイークエンドに臨み、いい結果を手に入れたいです。シーズンをスタートできること自体を喜んでいますが、いいレースが戦えればもっとうれしいです」

    今シーズンのホンダは、8人の優勝経験者、4人のインディ500王者、そして、2人の元シリーズチャンピオンをそろえ、強力なドライバーラインアップで戦う。

    2019年シーズンに8勝を挙げたホンダは、インディカー・シリーズにおける8度目のマニュファクチャラーズ・タイトルを2年連続で獲得。ホンダエンジンを使うドライバーたちは、過去2シーズンの34レースで実に19回もの勝利を記録している。

    アメリカのホンダパフォーマンスデベロップメント(HPD)社長のテッド・クラウスは「2019年、私たちはパートナーであるチームと共に2年連続のマニュファクチャラーズ・チャンピオンシップを獲得しました。このことを大きな誇りと感じています」とコメント。

    「今シーズン、すでに私たちは医療用人工呼吸器メーカーに対する技術的なサポートでの活動というレースを戦ってきています。同時に、レースにおける仕事を今まで以上に安全に行い、サーキットでの活動を再開する方法を見つけるべく努力してきました。2020年のレースシーズンをスタートさせるのは、すばらしいことです。そして、私たちはレース場で勝つことを目指すとともに、正しい見識をもって通常の生活を再開させることに努めていきたいと考えています」

    2020年のHPDの目標は、インディ500で優勝し、インディカー・シリーズのタイトルも獲得することです。HPDの全員が、シーズン再開に向けて懸命に準備を進めてきました。タイトル防衛がなされることを楽しみにしています」

    開幕戦となるジェネシス300では、ホンダドライバーのラインアップはたいへん印象的なものとなる。HI20TTツインターボV6エンジンをダラーラシャーシに搭載して戦う、その筆頭はインディカー・シリーズで5度のタイトル獲得経験を誇り、2008年のインディ500で優勝しているスコット・ディクソン。2017年のインディ500で優勝した佐藤琢磨、2012年のシリーズチャンピオンで2014年にインディ500で優勝したライアン・ハンター-レイ、2016年インディ500ウイナーのアレクサンダー・ロッシ、複数優勝を記録しているグレアム・レイホール、ジェームズ・ヒンチクリフ、マルコ・アンドレッティ、さらには2019年シーズンにルーキーながら2勝を挙げたコルトン・ハータらが参加する。

    ホンダは1994年からインディカー・シリーズに参戦を続けており、シリーズタイトルを競うエントラントとして、あるいは単独のエンジンサプライヤーとして、インディカー・シリーズの成長に積極的な役割を果たしてきた。マニュファクチャラーズ・タイトルの獲得は、シリーズ最多の8回を記録している。26年間出場し続けてきた北米オープンホイールの最高峰であるインディカー・シリーズでは245勝、2004年以降のインディ500で12勝など、同時期に参戦したほかのメーカーの追随を許さない数字を記録してきている。

    ホンダは2004年に、バディ・ライスとともにインディ500での初優勝を飾り、2004年と2005年にマニュファクチャラーズ・タイトルを獲得、2006年にはインディカー・シリーズに出場する全マシンにエンジンを供給することとなった。その2006年から2011年までの6年間に渡り、ホンダはインディ500の決勝レースに出場する33台のインディカーすべてにレーシングエンジンを供給したが、その6年間には一つのエンジントラブルも発生しなかった。インディ500の長い歴史の中でエンジンのトラブルがなかったレースは、この時の6回だけとなる。

    2012年からは、複数の自動車メーカーが競争を繰り広げる状況が続いている。ホンダはその最初の年である2012年にダリオ・フランキッティ、2014年にハンター-レイ、歴史的な100回目の開催だった2016年にロッシが劇的な勝利をインディ500で達成している。そして、2017年には佐藤琢磨が日本人初優勝を記録。複数メーカーが競い合うようになってからもインディ500でさらに4回もの優勝を飾っている。世界に名を轟かせるインディアナポリス・モーター・スピードウェイにおいてホンダは12勝を挙げているが、これはほかの主要自動車メーカーをリードするものだ。

    予定より2カ月半以上遅れてスタートする2020年のインディカー・シリーズは、開幕を控えて更なるスケジュール変更を行った。12年ぶりの開催が予定されていたバージニア州リッチモンドでのオーバルレース、カナダのトロントでのストリートレースがキャンセルされ、ウィスコンシン州の常設ロードコースが7月に延期された上でダブルヘッダーに変えられた。開幕戦として行われる予定だったセント・ピーターズバーグでのストリートレースが、関係者の努力によって10月下旬に復活。そのレースを最終戦とする全14戦で2020年シーズンは構成される。

    CS放送のGAORAは、6月7日(日) 8:30から開幕戦テキサス300を生中継する。

  • マクラーレン 「F1とインディ500の両立はアロンソだからこそ可能」

    マクラーレン 「F1とインディ500の両立はアロンソだからこそ可能」

    マクラーレンF1のCEOを務めるザク・ブラウンは、現役F1ドライバーがフェルナンド・アロンソのようにF1とインディ500への参戦を両立できるとは考えていない。

    マクラーレンは、F1に参戦する10チームのなかで唯一インディカーにも参戦するユニークな立場にある。2017年にはフェルナンド・アロンソがF1モナコGPを欠場してインディ500に初参戦。現在、F1から引退しているアロンソだが、今年も再びマクラーレンからインディ500に参戦する予定となっている。

    「それはかなり難しいことだ。今日のドライバーたちにそれが可能というわけではない」とザク・ブラウンは Indy Star に語った。

    「ランド・ノリスなどもインディに参戦したがっていると思うが、そのレースのために彼を寒さに投げ込むことは賢明ではないだろう。」

    しかし、ザク・ブラウンは、フェルナンド・アロンソならば、2021年にF1復帰した場合でもF1とインディ500を再び組み合わせることができると考えている。アロンソは2021年のルノーF1のシート獲得が噂されている。
    「彼が来年F1を走るならば、今年インディでの経験を活かし、インディに飛び乗って、競争力と安全のための経験があることを目にすることができるだろう」

    しかし、ザク・ブラウンはは他のドライバーが苦労するだろうと考えている。

    「その状況がどれほど競争的であるかについて疑問を抱くだけでなく、それは少し危険でもある。それが賢明な決定と考えるのに十分な走行時間だとは思わない」