カテゴリー: インディカー

  • 佐藤琢磨、日本特殊陶業と2023年シーズンのスポンサー契約を締結

    佐藤琢磨、日本特殊陶業と2023年シーズンのスポンサー契約を締結

    佐藤琢磨は、日本特殊陶業と2023年シーズンのスポンサー契約を締結したことを発表した。

    佐藤琢磨は、2023年シーズンのインディカー・シリーズのうち、インディ500を中心としたオーバルレースにチップ・ガナッシ・レーシングから参戦する。

    日本特殊陶業は佐藤琢磨をプライマリスポンサーとして協賛。第2戦のマシンカラーリングを発表した。

    「当社は2023年4月1日から英文商号を『Niterra Co., Ltd.』に変更することにともない、当社グループは新たに『Niterraグループ』として、生まれ変わります」と日本特殊陶業は声明で述べた。

    「当社は長年、レーシングドライバーの佐藤琢磨選手を応援しています。この度、佐藤琢磨選手が参戦するインディカー・シリーズ第2戦テキサスでは、当社がプライマリースポンサーを務め、『Niterra』を配した特別カラーリングのマシンで参戦いたします」

    「佐藤琢磨選手が3度目のチャンピオンを目指しチャレンジするインディ500を含めたオーバルレース5戦を通じて、大勢の方々に新しく生まれ変わった『Niterra』とともに、スパークプラグを中心としたブランドである『NGK』、セラミック関連製品のブランドである『NTK』を知っていただく絶好の機会と捉え、この度スポンサーとして協賛することといたしました」

    佐藤琢磨
    佐藤琢磨について
    学生時代の自転車競技から一転、20歳で鈴鹿サーキットレーシングスクールに入り首席で卒業し渡英。英国F3で頂点を極め、2002年よりF1に参戦。2004年にはF1米国GPで表彰台獲得。2010年からは米国最高峰のレース「インディカー・シリーズ」に参戦。2013年には初優勝を飾り、世界三大レースの1つインディ500では、2017年、2020年と2度のチャンピオンに輝く。インディカー・シリーズでは現在通算6勝を挙げている。

    2020年には2度目となるインディ500のチャンピオンとなり、インディカー・シリーズ通算6勝を収める。2023年はチップ・ガナッシ・レーシングに移籍し、インディ500を中心にオーバルのみ5戦に参戦する。

    また、2019年よりHonda Racing School Suzuka(旧:鈴鹿サーキットレーシングスクール)のKart、Formulaのプリンシパルを務め次世代の育成にも力を入れている。

  • トニー・カナーン、2023年のインディ500を最後にインディカー引退を表明

    トニー・カナーン、2023年のインディ500を最後にインディカー引退を表明

    トニー・カナーンは、2023年に出場する第107回インディアナポリス500が自身のキャリアにおける最後のインディカーレースとなることを発表した。

    5月のインディ500を完走するまで将来について決断することはないと宣言してから1カ月も経たないうちに、48歳のブラジル人は390回目のインディカー出場を最後に引退することを宣言した。

    2004年のインディカーチャンピオンであり、2013年のインディ500ウィナーであるトニー・カナーンは、世界中のファンから大きな愛情を受けながら、アメリカのオープンホイールレースの頂点で17勝を挙げて引退する。

    トニー・カナーンは、1994年にフォーミュラ・ヨーロッパ・ボクサー選手権を制し、1995年にはイタリアF3で輝きを放って勝利を収めた。

    タスマン・モータースポーツでドライブしたトニー・カナーンは、1996年にインディライツで2位となり、翌年にはタイトルを獲得。シーズン終盤にはチームに2回の表彰台をもたらし、1999年にはフォーサイス・レーシングに移籍した。この年、カナーンの表彰台は1回だけだったが、それは終盤に失速したマックス・パピスのマシンに襲いかかって勝利をつかんでの登壇だった。

    モー・ナン・レーシングでの3年間はさらに表彰台を獲得したが、最も重要なのは、5月にCART/チャンプカーから離脱し、インディ・レーシング・リーグ公認のインディアナポリス500で一度限りの走行を行ったことである。トニー・カナーンは予選で5番手につけ、23周をリードした後、中間距離でバックマーカーと接触してクラッシュした

    2003年、当時アンドレッティ・グリーン・レーシングに加入したトニー・カナーンは、チャンプカーとの戦いの真っ只中にあったインディ・レーシング・リーグのスーパースターの1人となる。また、マイケル・アンドレッティ/キム・グリーンが所有するチームの中核をなす存在となり、加入初年度に4位、翌年にはタイトルを獲得した。

    限界を知り、いつどこでリスクを冒すべきかを理解するトニー・カナーンは、インディカー・シーズンで全ラップを完走した最初のドライバーとなり、3勝、6回の準優勝、2回の3位を積み重ねた。16レース中、トップ5から外れたのは一度だけだった。

    トニー・カナーンが再びその高さに到達することはなかったが、アンドレッティ・グリーン(後のアンドレッティ・オートスポート)で過ごした6年間は、トップ3に3回、トップ6から外れることはなく、さらに10勝を収めた。

    そしてついに、その名を轟かせたチームを離れ、KVレーシングに移籍する。カナーンはチームが切望していた安定性を実現し、2011年のチャンピオンシップを5位で終えた。 2012年にインディカーがDW12シャシーとシボレー製ツインターボV6に移行する際には、チームの舵取りをすることができた。

    しかし、彼の再考の功績は翌年に訪れた。それまでの10年間、インディ500で力強く走りながらもとんでもない不運に見舞われた後、ついに勝利を手にしたのだ。68回の順位変動と14人のトップが入れ替わる激しいレースを制し、歓声に包まれた。

    トニー・カナーン インディ500 (2013年)

    彼の友人で元チームメイトのダリオ・フランキッティが 2013年の最後から2番目のレースで負傷したとき、その後任としてチップ・ガナッシ・レーシングに加入し、4シーズンに渡って活躍することになる。2014年のフォンタナが唯一の勝利となったが、その他に11回の表彰台フィニッシュを記録している。

    2018年は4台体制から2台体制になり、カナーンは突然グリッドの端から端まで移動することになったが、最後の2シーズンはAJフォイト・レーシングで戦い、2019年にはゲートウェイで表彰台を獲得している。

    2020年にはオーバル専用ドライバーとなり、同じくチャンピオンのセバスチャン・ブルデーと14号車をシェアした後、2021年に再びガナッシに招かれ、同じ役割を果たすことになった。今回は、NASCARのレジェンドであり、インディカーのルーキーでもあるジミー・ジョンソンがロードコースやストリートコースを走った48号車でオーバルを走ることになった。ジョンソンは2022年に全戦を走ると決めたが、ガナッシはインディア500でカナーンに1回限りの5台目の車を提供した.

    トニー・カナーンはこれに見事に応え、予選6位、6周をリードして3位でフィニッシュし、彼の輝かしいキャリアで79回目の表彰台を獲得した。そして、今年5月にはアロー・マクラーレンで、パト・オワード、フェリックス・ローゼンクヴィスト、アレクサンダー・ロッシの3人のドライバーに加わる。

    優勝前のインディ500では悲惨な運に見舞われたが トニー・カナーンは、イベントで 9 つのトップ 5 ィニッシュを記録しており、2005年のポールポジションを含め、21回の出場で11回のフロント2列目からのスタートを記録している。

    過去25年間、トニー・カナーンが取り組んできたのはインディカーだけではなかった。1998年のデイトナ24時間レースでは、トム・グロイが駆るフォード・マスタングにマイク・ボルコウスキー、ロビー・ビュールらと乗り込み、GT1クラス3位でデビューを果たした。

    2007年のセブリング12時間では、アンドレッティ・グリーンのアキュラARX-01をブライアン・ヘルタ、ダリオ・フランキッティとドライブしてLMP2クラス優勝(総合2位)、2008年のラグナセカではAGRのアキュラARX-01bでフランク・モンタニーとクラス優勝を果たしている

    チップ・ガナッシ・レーシングでのドライブもトニー・カナーンに素晴らしいスポーツカーの機会を与え、2015年にはスコット・ディクソン、カイル・ラーソン、ジェイミー・マクマレーとともにデイトナ24時間レースで優勝した。また、ディクソンと同様に、カナーンはル・マン24時間レースのフォードGTプログラムに起用され、その速さを証明した。

    トニー・カナーンは、オープンホイールのキャリアは終わったので、IMSAとWECの機会を追求するつもりだと語っている。彼は今日の午後、インディアナポリス・モータースピードウェイでメディアに対応する予定だ。

  • インディカー、シェルの新しい100%再生可能燃料がデビュー

    インディカー、シェルの新しい100%再生可能燃料がデビュー

    インディカー・シリーズの2023年シーズンに向けての大きな新技術が、木曜日にスプリングトレーニングのオープニングセッションでサーマルクラブでデビューした。

    シェルとのパートナーシップにより、各チームは主に第 2 世代のバイオ廃棄物から作られた100%再生可能な新しい燃料を使用する。

    シェルのモータースポーツテクノロジーマネージャーのBassem Kheireddinは「100%再生可能なレース燃料をNTTインディカーシリーズに提供できることを大変うれしく思っている」とRACERに語った。

    「この燃料は、サトウキビの搾りかすから作られる第2世代エタノールを多く含んでいる。これは、以前は廃棄物とみなされていたサトウキビの一部がエタノールに変換されたもので、食料サプライチェーンと競合しない埋立部分に由来するので“第2世代 “という名前になっている」

    インディカーの新しい燃料の大部分は、ブラジルのパートナーからシェルに供給され、その研究所で第2世代エタノールを使って、他の成分(独自アイテム)が混合し、シボレーとホンダの2.2リッターツインターボV6モーターが燃焼するためのおおよそオクタン価100を提供する。

    「第2世代エタノールは、ブラジルにあるジョイント ベンチャー パートナーのRyzenから供給されている。彼らはサトウキビエタノールの最大の商業生産者だ」とKheireddiは語る。

    「もちろん、シェルでは、バイオ燃料の利用が進むにつれて、ある時点でこの状況が変化し、現地で利用できるようになることを望んでいます」」

    「2つ目の要素は、100% 再生可能なレース用燃料を作るために混合物に追加される別の再生可能な要素であり、燃料のライフサイクル全体でライフサイクルの温室効果ガス排出量を 60% 以上削減することができる」

    シボレー・レーシングとホンダ・パフォーマンス・デベロップメントでは、この新しいシェル製再生可能燃料を数ヶ月間エンジンダイナモで使用してきた。

    「これは明らかに両メーカーのテストに成功したものだ」とKheireddinは続ける。

    「GMとホンダは、パフォーマンスと耐久性のテストに成功し、承認を受けた。そして、最終的にはNTTインディカー・シリーズがレース用燃料として承認した。我々は、その旅に参加できることにとても興奮している」

  • インディカー、2023年はインディ500のダブルポイントを廃止

    インディカー、2023年はインディ500のダブルポイントを廃止

    インディカーは、2023年の新たな試みとして、インディ500でのダブルポイントの付与を廃止する。

    インディ500のウィナーは、10年以上にわたって付与されてきたダブルポイントにより、優勝がチャンピオンシップの有力な位置づけになっていた。だが、今年はインディ500のウィナーには他のレースと同じスタンダードポイントしか付与されない。

    「17シーズン連続で、NTTインディカー・シリーズのチャンピオンシップは、シーズン最終戦で決定している」 とインディカーの社長であるジェイ・フライは語った。

    「インディアナポリス500でのダブルポイントは、シーズンチャンピオンの座を変えることはなかったが、時にはフルタイムチームの最終順位にマイナスの影響を与えることもあった」

    「エントリーリストが増えたことで、この動きがチャンピオンシップのポジションを争うチームに一貫性をもたらすと同時に“レースにおける最高のスペクタクル”の重要性を低下させることはないだろう」

  • パトリシオ・オワード、F1への野心は「オフシーズンのプロジェクト」

    パトリシオ・オワード、F1への野心は「オフシーズンのプロジェクト」

    パトリシオ・オワードは、2023年のレースシーズンにインディカーに全力を注ぐことを計画しており、9月にシーズンが終了するまでF1への関心を脇に置いている。

    過去 3 シーズン、インディカーでマクラーレンをドライブしたことで、メキシコ人ドライバーのパトリシオ・オワードはF1の世界に足を踏み入れるユニークな機会を得た。

    マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンが彼のドライビングパフォーマンスに賭けた結果、オワードは現行のマクラーレンF1マシンで何度かテストを行い、昨シーズン終盤ににFP1に出走する機会を得た。

    F1マシンでの走行はいずれもインディカーシーズン終了後の遅い時期であり、そうすることで、彼はアメリカでのチャンピオンシップに完全に集中することができた。。

    少なくとも近い将来、F1でのフルタイムドライブは決まっていないため、23歳のパトリシオ・オワードは2つのシリーズでのドライビングをできるだけ分け、どちらでの努力も損なわないようにしようと考えている。

    「F1のことはオフシーズンのプロジェクトなんだ」とパトシリオ・オワードは語った。

    「今後数カ月間、僕のフォーカスと注意はインディカーに注がれる」

    「しかし、明らかに楽しい以上のものだった。素晴らしいことだ。帰国前のオフシーズンの大部分は、本当にF1のことに集中していた」

    「また、インディカーに戻れることにも興奮している。というのも、あるマシンから別ののマシンに乗り換えるときは、いつも少し奇妙な感じがするものだからだね。何周か走れば、また同じような感覚を味わえるだろう。ある意味、それがオフシーズンだ」

    「シーズン中、インディカーのスケジュールはとても詰まっていて、そこにF1のテストデイを合わせようとすると、自分を助けるどころか、もっと自分を傷つけてしまうことになる。これが今年の課題だ」

    「インディカーのシーズンに全力を注いで、そのあとすぐにF1のことがやってくると思う」

    2023年のインディカーとF1のシーズンは同じ週末に始まり、バーレーンGPは3月5日にフロリダ州セント・ピーターズバーグから始まるインディカーの開幕戦と同じ日に開催される。

    しかし、F1のシーズンはインディカーよりも2カ月以上長いため、オワードはシーズン終了間際のレースに集中する時間が十分にあり、より長い時間ハンドルを握ることができる可能性がある。

    パト・オワード

  • インディカー:2日間の合同テストでマーカス・エリクソンが最速タイム

    インディカー:2日間の合同テストでマーカス・エリクソンが最速タイム

    2023年のインディカーシリーズ開幕まで1カ月と少しとなったタイミングで、今シーズンのレースにエントリーする27台を集めての合同テストが2日間に渡って開催された。

    スプリングトレーニングと銘打たれた今年のテストは、カリフォルニア州の会員制サーキットであるザ・サーマル・クラブが初めてその舞台。

    アメリカ第二の都市ロサンゼルスから内陸に150マイルほど入った砂漠のオアシス的なリゾート地、パームスプリングス近郊にザ・サーマル・クラブはあります。そのフラットなコースは17のコーナーが全長2.9マイルにレイアウトされたテクニカルなサーキットだ。

    2日両日共に好天に恵まれたテストで27人のドライバーたちは精力的に走り込み、Hondaドライバーがトップ3を独占した。2日目の午前中に今回のテストの最速ラップとなる1分38秒4223(平均時速=112.182mph)をマークしたのは、昨年のインディアナポリス500ウイナー、マーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)だった。2番手の1分38秒5682を出したのは昨年のルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いたクリスチャン・ルンガー(Rahl Letterman Lanigan Racing)。そして、3番手は同じくインディカー2年目のカイル・カークウッド(Andretti Autosport)で、彼のベストは1分38秒7885でした。トップだったドライバーはフィンランドの出身、2番手はデンマークから来たドライバー、そして3番手はアメリカ出身と、今年もインディカーシリーズのエントリーは国際色豊かだ。

    2日間のテストは、トップから1秒の中に18人がひしめく競争の激しさになっていた。今回のテストで使用されたザ・サーマル・クラブは2023年シーズンにインディカーシリーズがレースを開催するコースではないため、マシンセッティングの基本的なデータ収集や、ドライバーとエンジニアのコミュニケーションを深めることにどのチームも重きを置いていた。そのような状況下でも速いラップタイムを出すことには大きな意味がある。走行1日目の午前、午後に行われたテストセッション2回ではコルトン・ハータ(Andretti Autosport w/ Curb-Agajanian)が最速ラップを連続でマークしており、Hondaドライバーたちが2日間の4セッションすべてでトップに君臨した。Honda勢は今回のテストで大きな勢いを手にし、2023年のインディカーシリーズ開幕戦、3月の第一週にフロリダ州セントピーターズバーグのストリートコースでのレースを迎える。

    マーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)
    「サーマルでの2日間ではたいへん大きな成果を得ることができました。スプリングトレーニングはセントピーターズバーグでの開幕戦前に行える唯一のテストですから、チームにとって非常に重要でした。私たちはとても多くのテスト項目を試すべくサーキット入りし、それらのすべてをこなすことができました。チームもHondaもこの冬の間にすばらしい成果を上げたと感じてします。しかし、私たちはこれからも努力を続け、チーム全体の力をさらに高めて行く必要があります。スプリングトレーニングを成功裡に終え、私たちは2023年シーズンに向けてとてもよいスタートを切ることができましたと感じています。セントピーターズバーグへの準備は整いました」

    クリスチャン・ルンガー(Rahal Letterman Lanigan Racing)
    「私は正直に言って、とてもよい2日間のテストにできたと感じています。チームにとっても、それは同じでしょう。しかし、このコースではレースが行われないため、好タイムは記録できたものの、難しい面もあります。私たちはシーズン中の助けになる情報をできる限り入手できるよう、この2日間は努力をし続けました。2日目の気温の低いコンディションで力強さを見せることができたのは今回よかった点ですが、何よりも大きかったのは、またインディカーを走らせ、チームのクルーたちとの共同作業を行えたことでした」

    カイル・カークウッド(Andretti Autosport)
    「サーマルのコースは想像していたものとは大きく異なっていました。路面のグリップがずっと高かったんです。しかし、この2日間の一番の目標は、マシンを進歩させることよりも、ドライバーやクルーの体にオフの間についてしまった錆を落とすことでした。自分たちは少しのトラブルに見舞われ、コース・オフもありましたが、速さを見せることができたと思います。Honda勢が全セッションでトップタイムを記録しました。これは開幕戦を迎えるにあたり、私たちが非常にポジティブになることのできる結果だと思います」

    コルトン・ハータ(Andretti Autosport w/ Curb-Agajanian)
    「またチームのみんなと一緒に仕事ができることを喜んでいます。私の故郷であるカリフォルニアに戻って来られたのもうれしいことでした。今シーズンも開幕戦として開催されるセントピーターズバーグでのレースが今から待ち遠しいですね。私たちのチームは、いつもセントピーターズバーグに競争力の高いマシンを持ち込むことができています。私はこれまでに1回優勝していて、そのほかにも一度表彰台に上ることができています。セントピーターズバーグは私にとって最高のサーキットなんです」

    マーカス・アームストロング(Chip Ganassi Racing)
    「初めてのテストとしては、非常にすばらしいものになっていたと思います。たいへん興味深いテストでもありました。私はインディカーというマシンを学ぶべき立場にありますが、コースも初めてだし、一緒に働く人々も初めてで、仕事の進め方も初めて経験するものでした。チームは私がマシンに求めているものを理解してくれ、同時に、私は彼らから学ぶことができました。さすがは何度もチャンピオンシップを獲得して来たチームだ、と感じました」

  • グロージャン、アンドレッティとのF1復帰は「絶対にないとは言えない」

    グロージャン、アンドレッティとのF1復帰は「絶対にないとは言えない」

    ロマン・グロージャンは、アンドレッティとのF1復帰の可能性を「Never say never”(絶対にないとは言えない)」と表現した。

    ハースF1の元チームメイトであるケビン・マグヌッセンばF1グリッドに戻ってきたが、ロマン・グロージャンはマグヌッセンと共に過ごした最後の2年間が「あまり楽しいものではなかった」と認めている。

    「自分の限界に達して、もう終わりにしなければならないと分かるところまで来ていた」と36歳のロマン・グロージャンはGQマガジンに語った。

    現在、ロマン・グロージャンは、インディカーのトップチームであるアンドレッティに所属しており、チームオーナーのマイケル・アンドレッティはキャデラックとの提携によるF1参入に意欲を見せている。

    アンドレッティ・キャデラックのエントリーがFIAに承認されれば、F1初年度は2025年か2026年に予定されており、ロマン・グロージャンは理にかなった存在になるかもしれない。

    アンドレッティと共にF1に復帰する可能性について尋ねられたロマン・グロージャンは、「昨年学んだことの1つは、絶対にないとは言えないということだ」」と語った。

    「僕は妻に、アメリカには絶対に住まない、アメリカのシリーズには絶対に参戦しない、インディ500にも絶対に参加しないと言っていたけど、その3つをやってしまったんだ」と笑顔を見せた。

    「だから、将来がどうなるかなんてわからない。今は、インディカーにいることを楽しんでいる。ランボルギーニIMSAで耐久レースができるのは楽しい。僕にとってはちょうどいいバランスだ」

    「F1がモータースポーツの最高峰であり続けることは確かだ」とロマン・グロージャンは付け加えた。

    「だから、もし勝てるチームだったら、イエスだ」

    「確かに、ハースがそうだったように、アンドレッティがF1で多くの仕事をしなければならないだろう。今はインディカーにとどまるのがいいと言いたいところだけど、やはり、わからないものだ」

    「物事が完了し、具体的になり、目の前にあると、心が変わることもある」

  • ウィル・パワー、入院中の妻に付き添うためデイトナ24時間レースを欠場

    ウィル・パワー、入院中の妻に付き添うためデイトナ24時間レースを欠場

    現インディカー チャンピオンのウィル・パワーは、妻のリズが外科手術で合併症を起こしたことを受け、初出場を予定したデイトナ 24 時間レースの欠場を決定した。

    ウィル・パワーは、Sun Energy1 RacingのMercedes AMG GT3で、かつてのフォーミュラ・フォードのライバルであるケニー・ハブルと並んで、デイトナ24時間レースでデビューする予定だった。

    「リズは今週の手術後にいくつかの合併症を患っており、彼女の前には長い回復が待っている」とウィル・パワーはリリースで述べた。

    「もちろん、彼女の健康が僕の最優先事項であり、残念なことに、それはデイトナを保留にしなければならなかったことを意味する」

    ウィル・パワーの代役としてチームのレギュラーであるルカ・シュトルツが、IMSAスポーツカー選手権のシーズン開幕戦に向けてSun Racing1のラインナップに加わる。

    ウィル・パワーのインディカーのチームメイトであるスコット・マクラフリンとジョセフ・ニューガーデンは、 Tower MotorsportsのLMP2カテゴリーでデイトナ24時間レースに参戦する。

    デイトナ24時間レースでは、エリオ・カストロネベス、スコット・ディクソン、コルトン・ハータ、シモン・パジェノーの4 人のインディカードライバーが、新しいGTP ハイブリッド プロトタイプでレースを行う。

    ウィル・パワーの欠場は、ハースF1ドライバーのケビン・マグヌッセンが手首の手術により、父親のヤン・マグヌッセンと一緒にGTカーでデイトナ24時間レースの計画しを中止しなければならなくなる可能性が高いというニュースに続くものだ。

    デイトナ24時間レースに参戦するインディカー ドライバー
    GTP
    エリオ・カストロネベス – Meyer Shank
    スコット・ディクソン – Cadillac Racing
    コルトン・ヘルタ – BMW M Team RLL
    シモン・パジェノー – Meyer Shank

    LMP2
    スコット・マクラフリン – Tower Motorsports
    ジョセフ・ニューガーデン – Tower Motorsports
    リナス・ヴィーケイ – TDS Racing

    GTD
    ロマン・グロージャン – Iron Lynx
    カイル・カークウッド – Vasser Sullivan

  • コルトン・ハータ、フォーミュラ・リージョナルでのポイント稼ぎを許可されず

    コルトン・ハータ、フォーミュラ・リージョナルでのポイント稼ぎを許可されず

    インディカー・ドライバーのコルトン・ハータは、F1でレースできる十分なFIAスーパーライセンスポイントを獲得するために、フォーミュラ・リージョナル・アメリカズへの参戦を検討していた。

    コルトン・ハータは、2023年のスクーデリア・アルファタウリのF1ドライバー候補の1人だったが、2019年以降に十分なF1スーパーライセンスポイントを獲得していなかったため、FIA(国際自動車連盟)は複数のインディカーのレースウィナーがF1に参加することを拒否した。

    コルトン・ハータは、2022年インディカー・シリーズでラインキング10位にとどまり、F1に参戦する資格を得るにはF1スーパーライセンスポイントが8ポイント足りなかった。

    F1スーパーライセンスポイントを稼ぐために、コルトン・ハータの父親はフォーミュラ・リージョナル・アメリカズに息子を参戦させることを提案した。

    「今年の7月、トロントの直前にブライアン・ハータから電話があり、(彼の息子)コルトンをフォーミュラ・リージョナル・シリーズに出走させられるかどうかを知りたがってい。なぜなら、彼にはさらにスーパーライセンスポイントが必要だったからだ」とシリーズのレースディレクターであるスコット・グッドイヤーはRacer to Racerのポッドキャストで語った。

    「我々はシリーズの観点からそれを承認しており、我々のマネジメントは確かにそれを承認したが、彼はFIAから出走する許可を得ることができず、ポイントを収集するためだけにシリーズで走る機会を与えられなかった」

    「フォーミュラ・リージョナルのチームとドライバーは、フォーミュラ・リージョナルでコルトンのような能力を持つドライバーが走ると思っていたので、非常に喜んでいた。彼らは、ベストドライバーの1人と自分の能力がどのように一致するかを見る本当のチャンスを得また。FIAプロトコルが彼を止めた」

    しかし、FIAのスポークスパーソンはRaceFansにフォーミュラ・リージョナルへのコルトン・ハータのエントリーに関して正式な要求を認識していないと語り、「インディカーとフォーミュラ・リージョナル・アメリカズが同じカレンダー歴に開催させる」ため、彼はそのシリーズまたはインディカーからのスーパーライセンスポイントしか獲得することができなかったと指摘した。

    仮にインディカー・シーズンの後に行われた最終2ラウンドの6レースに出場して、コルトン・ハータがランキング3位まで上がることができれば、F1スーパーライセンスの資格を得ることは可能だった。

    インディカーは9月11日にシーズンが終了したが、FIAは9月23日にコルトン・ハータへのF1スーパーライセンス発給を正式に却下。スクーデリア・アルファタウリは、10月8日に2023年のドライバーとしてニック・デ・フリースの起用を発表している。

    コルトン・ハータがインディカーで所属するアンドレッティ・オートスポーツは、ゼネラルモーターズと提携してアンドレッティ・キャデラックとしてF1に参戦することを計画され、エントリーが承認された際のドライバーの第一候補はコルトン・ハータだと語っている。それまでハータはF1スーパーライセンスの資格を満たすことが必須となる。

  • 佐藤琢磨 「フル参戦ではなくオーバル限定を消化するのは時間がかかった」

    佐藤琢磨 「フル参戦ではなくオーバル限定を消化するのは時間がかかった」

    佐藤琢磨は、2023年にチップ・ガナッシからオーバル限定で参戦することはインディ500の3度目の制覇に集中できるとの考えに至ったものの、フル参戦ではなく、スポット参戦ということを消化するのに時間がかかったと認める。

    今月46歳の誕生日を迎える佐藤琢磨は名門チップ・ガナッシ・レーシングへの移籍が決まったが、14年目のインディカー・シリーズとなる2023年はオーバルのみの5レースへのスポット参戦という形になった。

    チーム・ペンスキーとともにインディカーでのトップチームと考えるチップ・ガナッシ・レーシングへの移籍について佐藤琢磨は「信じられない気持ちです」と語った。

    「ずっと打倒チップ・ガナッシ・レーシング、打倒ペンスキーという気持ちでやってきましたからね。これまで以上に環境が整っているので楽しみしかないです」

    2017年と2020年にインディ500を制覇した佐藤琢磨は、名門チームで自身3度目の優勝を目指す。昨年は同チームに所属するマーカス・エリクソンがインディ500で優勝している。

    「インディ500でのガナッシの強さは際立っています。昨年、デイル・コインで極限までドラッグを削って同じスピードまでいけましたが、決勝ではチップ・ガナッシ・レーシングが圧倒的に速かった。どんな状況でも確実なパフォーマンス差を見せていて、倒すのが大変だと感じました」

    「そのチームと契約して、25年を超えるキャリアで、本当の意味でのトップチームは初めての領域です。そこで自分が走るというのは想像できないぐらい興奮します」

    「アンドレッティもトップチームの1つであることは間違いないありませんが、インディカーの2強はペンスキーとチップ・ガナッシ・レーシングというのが現実です。絶対的な強さという意味でのトップチームに所属するのは初めてなので、また次のレベルに行けると思ってます」

    それでも、オーバル限定という契約には葛藤があったと佐藤琢磨は明かす。

    「初めは自分の中で消化するのも時間がかかりました。F1時代はもちろん、インディでも13年間チャンピオンを狙って戦ってきました。フル参戦ではなくスポット参戦ということをなかなか消化できませんでした」

    「でも、自分にとって一番大事なことは何かと考えたらそれはインディ500優勝でした。オーバルに集中するけど、チップ・ガナッシ・レーシングというトップチームとやれるのは大きなステップになると考えました」

    チップ・ガナッシでは、マーカス・エリクソン、アレックス・パロウ、そして、スコット・ディクソンとチームを組むことになる。

    これまでのライバルであるスコット・ディクソンとチームメイトになることについて佐藤琢磨は「これまではライバルチームだったので、細かい話はしていませんでしたが、意外と空力パーツなどに関する話はしたりしていました」とコメント。

    「過去には自分ともいろいろなドラマもありましたが、お互いにリスペクトをもっています。チップ・ガナッシ・レーシングのマシンがどんなマシンなのか楽しみです」

    「マイク・ハル(チップ・ガナッシ・レーシングのマネージング・ディレクター)との話の中で『いつもインディ500のレースでは、どこからか佐藤琢磨がやってくる』と思っていたと本気半分で言われましたね。『ならば、ライバルチームではなく自分たちのチームに来てほしいと思っていた』と言われました」