カテゴリー: インディカー

  • インディカー:スコット・ディクソンがシーズン初優勝 / 2023年第14戦

    インディカー:スコット・ディクソンがシーズン初優勝 / 2023年第14戦

    インディカー:スコット・ディクソンが今シーズン初優勝を挙げてポイントランキング2番手へ浮上。ポイントトップのアレックス・パロウは7位でリードを広げる。

    インディカー・シリーズ第14戦は今年2回目となるインディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースを使ったレース。1909年創業のこのサーキットには、全長2.5マイルの伝統あるオーバルコースの一部を利用したロードコースが2000年に完成し、近年のインディカーシリーズは1シーズンに2戦を行っている。

    今年の5月に行われたレースでは、アレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)がシーズン初優勝を飾った。8月開催の最高気温が31℃まで上がった厳しいコンディション下での今シーズン2レース目は、彼のチームメートのスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)が、1周回目で巻き込まれたアクシデントを乗り越えて、すばらしい勝利を収めた。

    スタート直後のアクシデントでマシンに小さなダメージを受けたディクソンは、ピットでクルーたちによる素早い修復作業を受けるとコースに戻り、85周のゴールまで2回だけのピットストップで走りきる作戦に打って出た。スタートでハードタイヤを装着していた彼は、1回目のピットストップで修理、燃料補給、さらにはタイヤをハードからソフトにスイッチし、その後の全周回をソフトタイヤで走る作戦を採用。これらが見事に的中し、レース終盤にポールポジションスタートだったグレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)の猛追を受けながらも、それをギリギリで跳ね返して今季初優勝を飾った。

    この勝利はディクソンにとってはインディカー歴代2番手のキャリア54勝目。歴代最多の67勝という記録を持つAJ・フォイトにまた一歩近づいた。また、ディクソンは1シーズンに少なくとも1勝をマークする記録のインディカーレコードホルダーだが、今日の勝利で自身の記録を19年連続へと更新した。それを彼は319レース連続出場の新記録樹立のレースで達成した。

    ポールポジションからスタートしたレイホールは快調に周回を続け、最後の最後でディクソンの背後に迫った。85周で争われたレースの最終10ラップ、レイホールの追い上げは凄まじく、ファイナルラップの大逆転も十分考えられるスリリングな展開になった。しかし、コンマ5秒ほど届かず、2017年以来となる優勝にあと一歩の2位でフィニッシュした。これはレイホールにとって今シーズンのべストリザルト。そして、Hondaはナッシュビルから2戦続けて1-2フィニッシュを記録した。

    今シーズン4勝でポイントスタンディングのトップをひた走るアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)は、予選9番手(グリッド降格となったドライバーがいたため、スタートは8番手)から7位でフィッシュ。ポイント2番手との差を84ポイントから101ポイントへと大きく広げた。なお、ポイント2番手はジョセフ・ニューガーデン(シボレー)から今日優勝したディクソンに代わっている。残るは3戦。

    優勝したディクソン、2位のレイホールのほかにも、クリスチャン・ルンガー(Rahal Letterman Lanigan Racing)が4位でゴールし、上記の通りパロウが7位。前戦ナッシュビルでキャリア2勝目を挙げたカイル・カークウッド(Andretti Autosport)が9位に入り、マーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)が10位と、6人のドライバーたちがトップ10圏内でのフィニッシュを記録した。また、ナッシュビルでデビューしたばかりのルーキー、リヌス・ルンドクヴィスト(Meyer Shank Racing)が参戦わずか2戦目にして12位でのフィニッシュを達成。しかも、これは今日のレースでのルーキー最上位フィニッシュだった。

    これでHondaは今シーズン9勝目。ポールポジションは今週末のレイホールによるものが10回目で、インディカー・マニュファクチャラーズ・ポイントでHondaはライバルを暫定38ポイントリードしている。

    次戦はインディアナポリスから北米大陸を西進したミズーリ州セントルイスの郊外、イリノイ州マディソンにあるワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイで開催される。オーバルコースでのレースはこれが今シーズン最後となる。

    インディカー・シリーズスコット・ディクソンが今シーズン初優勝を挙げてポイントランキング2番手へ浮上。 ポイントトップのアレックス・パロウは7位でリードを広げる

    スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)
    「この勝利はチームの力によって達成されました。私はファンタスティックなスタートを切ったのですが、1周目のターン7で接触されてマシンが真横を向き、そこにライバルのマシンがぶつかってきました。これで最後尾近くまでポジションを下げましたが、チームは絶対にあきらめない、という姿勢を崩しませんでした。Hondaエンジンはすばらしいパフォーマンスを発揮してくれました。今日のマシンは、燃料をセーブさせながらであっても、走らせるのが本当に楽しかったです。燃料消費を抑えながらも、必要なときに必要なだけ速いペースで走り続けることができました。今日問題があったとしたら、それは最後のピットストップ直後のアウトラップで、少々マシンをプッシュしすぎたことでした。グレアム・レイホールとの差を広げようと考えたからでしたが、そこでタイヤを幾分酷使してしまい、レース終盤土壇場になってグリップが怪しくなっていました。それでも私たちは集まってくれたファンの前でよいバトルをお見せすることができたと思います。こうしてまた表彰台の中央に立つために、これからも何事もあきらめることなく挑戦し続けます」

    グレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)
    「今日の私たちは勝利できませんでしたが、何も恥じる必要はないと思います。私たちのマシンは最高でした。Hondaエンジンも、いつもと同じように最高でした。今日の2位フィニッシュについて、私は腹立たしく思ってはいませんが、悔しいと感じているのは事実でしょう。私たちは今日、すべてをミスなく行いました。ただ、勝利の女神が私たちの側にいてくれませんでした。序盤のフルコースコーションが私たちに不利に働きました。あれが少し長過ぎたため、2回のピットストップでも走りきることが可能になりました。あのイエローが出た瞬間、私はディクソンが勝負に絡んでくるだろうと予測したのですが、まさにその通りになりましたね。最後の2周、私は”オーバーテイクボタン”を押し続けましたが、ディクソンもそれは同様だったため、差を縮め、アタックを仕掛けるところまでいけませんでした。しかし、それを恥ずかしいと考える必要は、私たちにはないと思います。私たちが戦った相手は、史上最高のドライバーとチームだったのですから。今後も私たちは集中力を保ち、実力を高めて行くことに専念します」

  • F1転向も噂のアレックス・パロウ、マクラーレンとの契約を一方的に解除

    F1転向も噂のアレックス・パロウ、マクラーレンとの契約を一方的に解除

    マクラーレン・レーシングのCEOであるザック・ブラウンは、マクラーレンの従業員宛ての手紙の中で、インディカー・シリーズのリーダーであるアレックス・パロウがチームとの契約を「守るつもりはない」と爆弾発言をした。

    マクラーレンとアルピーヌのオスカー・ピアストリ争いに似た契約紛争で、パロウは1年前、チップ・ガナッシ・レーシングが発表したインディカー契約が2023年まで延長されたとするプレスリリースをソーシャルメディア上で否定。その直後、マクラーレンはパロウと契約したと主張した。

    この問題は民事裁判に持ち込まれ、その結果、パロウはマクラーレンF1チームのリザーブドライバーを務めながらも、タイトルの栄光を目指して2023年のインディカーシーズンもチップ・ガナッシでレースを続けることになった。

    パロウは来季からアロー・マクラーレンのラインアップに加わると予想されていたが、ブラウンによる衝撃的な発表はそうではないことを示唆している。

    AP通信の報道によると、ブラウンはマクラーレンの従業員たちに手紙を回覧し、パロウが将来と給与の前払いが約束されているにもかかわらず、2024年以降の契約を「守るつもりはない」ことを伝えたという。

    「パロウが我々に直接、そして公的に約束してくれたこと、そして、その約束に基づいて我々がパロウに多大な投資をしてきたことを考えると、これは信じられないほど残念なことだ」とブラウンは手紙に記した。

    「我々はアレックスをチームに迎え入れるために多くの時間、資金、リソースを費やした。なぜなら我々は彼を信じており、彼と一緒にインディカーで勝利することを楽しみにしていたからだ」

    「昨年秋のチーム紛争を経て、我々はアレックスから、アロー・マクラーレンへのコミットメントが我々と締結した契約に反映されていると保証された」

    「我々は彼に、F1テストプログラムでの育成や、将来F1で活躍する可能性のあるリザーブドライバーとしての役割に向けた数百万ドルに加えて、2024年シーズンに向けて多額の初回報酬を支払った」

    「残念ながら、アレックスに対する我々の信念、コミットメント、投資、信頼は報われず、見当違いだったようだ」

    「我々はアレックスに対し、彼が我々との契約に基づいて敬意を払い、パフォーマンスを発揮することを期待していることを明確にした。しかし、リーダーシップチームと私は、アレックスがそうしなかった場合に備えて、2024年のドライバーラインナップに取り組むことに集中している」

    ブラウンの手紙は、インディアナポリス・モーター・スピードウェイでインディーカーのスター選手たちがロードコースでギャラガー・グランプリを戦っている最中に届いた。

    パロウはチャンピオンシップのライバルであるジョセフ・ニューガーデンに84ポイント差をつけてこのイベントに臨んだ。

  • インディカー:カイル・カークウッドがナッシュビルでキャリア2勝目

    インディカー:カイル・カークウッドがナッシュビルでキャリア2勝目

    2023年 インディカー 第13戦がナッシュビルで開催され、カイル・カークウッドがキャリア2勝目でHondaがナッシュビル3年連続優勝。アレックス・パロウは3位フィニッシュでポイントリードを広げた。

    ミュージックシティ、ナッシュビルのダウンタウンで行われるインディカー・シリーズのストリートレースは今年が3回目の開催となる。

    テネシー州の州都でのレースイベントは2021年の第1回から大盛況で、来シーズンからはダウンタウンの中心部にコースを移し、シーズンの最終戦として催されることがこのレースウイークエンドに発表された。

    土曜日には大雨も降ったナッシュビルだったが、予選はスケジュールを変更したことでドライコンディションで争われた。決勝レースはアメリカ南部の夏らしい気温が30℃を超す天候となったが、集まった大勢のファンは地域に根付きつつあるインディカーレースに歓声を送っていた。

    カンバーランド川を渡る橋も利用した全長2.1マイルのストリートコースで優勝したのは、予選8番手だったカイル・カークウッド(Andretti Autosport)だった。今年の第2戦Acuraグランプリ・オブ・ロングビーチでキャリア初優勝を飾ったばかりのカークウッドは、蒸し暑い中での80周のファイトでもフィジカル面に問題はなく、キャリア2勝目のチェッカーフラッグを受けた。Hondaにとっては今シーズン8勝目で、今年のストリートレース5戦全勝を記録した。

    カークウッドはハードコンパウンドのタイヤでスタートし、1回目のピットストップをできる限り引き伸ばす作戦を採用、28周目にトップに立った。1回目のピットストップの後にはピットタイミングの違うドライバーたちが彼の前を走ったが、ソフトタイヤをいたわり、燃費のセーブもしながらチャンスを待ち、2回目のピットストップを終えた時点でトップに躍り出た。その後はライバル勢を突き放すハイペースを保ち続け、レース終盤の二度のリスタートでもトップの座を脅かされることなく、34周のリードラップも記録しての勝利を飾った。

    ポイントリーダーのアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)は予選4番手から3位フィニッシュ。13戦で8回目の表彰台に上がった。これまでの全13戦でトップ10フィニッシュという驚異的な安定感を示して来ており、ポイントリードはレース前の80点から84点に広がった。

    ポイントスタンディングで3番手につけているスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は、予選12番手から5位フィニッシュし、ロマン・グロージャン(Andretti Autosport)は予選順位と同じ6位でゴールした。また、マーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)は予選20番手から大きく順位を上げ、7位でレースを終え、クリスチャン・ルンガー(Rahal Letterman Lanigan Racing)も予選13番手から9位と、Hondaドライバー6人がトップ10でゴールした。

    次戦は8月11、12日にインディアナポリスモータースピードウェイのロードコースで開催されます。

    インディカー・シリーズカイル・カークウッドのキャリア2勝目でHondaはナッシュビル3年連続優勝 アレックス・パロウは3位フィニッシュでポイントリードを広げる

    カイル・カークウッド(Andretti Autosport)
    「今日の勝利はAndretti AutosportとHondaのクルーたちによるものです。私の望むすべてを彼らは用意してくれました。私がコース上でパスしたのは2、3台で、チームが作戦などによって私を先頭へと引き上げてくれたのです。状況に応じた正しい決断が下された結果でした。私は昨年のナッシュビルでアクシデントによるリタイアをしたので、今日の勝利でリベンジができました。とてもうれしいです」

    アレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)
    「今日の自分たちにはスピードがあったと思います。もっとフルコースコーションが出ると考えていたのですが、その予測は間違っていましたね。しかし、我々は生き残って成果を挙げました。序盤のフルコースコーションでピットストップをしたためにものすごい燃費セーブが必要になり、非常に難しい戦いになっていましたが、表彰台に上ることができました。シーズンを通じてチームが最高の仕事をしてくれています。これからも上位で戦って行きたいと思います」

  • 佐藤琢磨、アイオワの2戦目は25位 / インディカー

    佐藤琢磨、アイオワの2戦目は25位 / インディカー

    インディカー:佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)は、アイオアでの第2戦を25位で終えた。

    2023年インディカーシリーズの第11、12戦はアイオワ・スピードウェイでのダブルヘッダーとして開催された。決勝前のウォームアップセッションで2番手につける好タイムをマークし、マシンの仕上がりのよさを確認していた佐藤琢磨だが、レースが始まるとマシンのハンドリングが朝とは全く違っていた。

    気温、路面温度ともに上昇したコンディションにマシンが合っていなかったようで、ピットストップでのマシン調整でも状況は改善されず、レースのほぼ中間地点でマシンがラインを外れ、リヤホイールを壁にヒット。サスペンションが曲がったためにピットでの修理に時間を要し、コースに戻って完走はしたものの、結果は25位だった。

    佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)
    「私たちにとって非常に厳しい1日となりました。朝のプラクティスは本当にうまく行きました。マシンは路面に食いついており、昨日に比べてマシンのバランスがよく、すべてがうまくつながって機能していることを感じていました。しかし残念なことに、レースでは事態が全く逆になっていました。アンダーステアが大きく出ており、マシンがコンディションに合っていないことは明らかでした。チームメートのアレックス・パロウが表彰台に上る3位フィニッシュをしたことを讃えたいと思います。Chip Ganassi Racingは今日、力強い戦いを見せました。自分もチームに好結果をもたらすことができなかったことが残念です。それでも、私たちは今週末にとても多くを学びました。それらを今年の私たちにとって最後のオーバルレースとなるセントルイスで活かしたいと思います」

    インディカーポイントリーダーのアレックス・パロウが3位フィニッシュでアイオワ・スピードウェイの表彰台へ

    アイオワ州々都デモインの東40マイルほどにある全長0.894マイルのショートオーバル、アイオワ・スピードウェイを250周して争われたレースで、アレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)が3位でフィニッシュした。

    今シーズンすでに4勝を挙げているパロウはポイントリーダーとしてアイオワ入りし、土曜日に行われていた1レース目を8位で終え、日曜日開催の2レース目は表彰台に上がった。開幕戦から12戦連続でのトップ10フィニッシュを果たした彼は、ポイントリーダーの座を守った。ランキング2番手のジョセフ・ニューガーデン(シボレー)はアイオワでの2レースを制したが、パロウはまだ彼に対して80ポイントという大きなリードを保っている。

    アイオワ・スピードウェイでのインディカーレースは、いまや真夏のビッグイベントとして完全にアメリカの中央部、アイオワの地に定着。ダブルヘッダーがスケジュールされた2日間が快晴に恵まれたこともあり、とても多くのファンが集まり、28台のインディカーが繰り広げるハイスピードバトルを楽しんでいた。

    予選12番手だったパロウは、スタート後の1周目にトップ10までポジションアップしたが、レース中盤は苦戦し、折り返し点の125周を終えた時点では13番手を走行していた。3回目のピットストップを早めに行う作戦が成功して順位を大きくゲインした彼は、周回を重ねる中でライバル勢とのバトルで前に出るドライビングに磨きをかけ、最後のリスタートを5番手で迎えた。残り3周でグリーンフラッグが振り下ろされるや、パロウは2台をパスし、3位でのゴールを果たした。

    スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)はダブルヘッダーの2レース両方で6位フィニッシュし、コルトン・ハータ(Andretti Autosport w/ Curb-Agajanian)が7位。デイビッド・マルカス(Dale Coyne Racing with HMD Motorsports)が8位でマーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)が9位と、5人のHondaドライバーたちがアイオワでの2レース目でトップ10フィニッシュを果たした。

    次戦は1週のインターバルの後、テネシー州ナッシュビルのストリートコースで開催される。

    アレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)
    「正直言って、私は今日このコースで表彰台に上ることができ、とてもハッピーです。スタートからの2スティントではマシンのバランスに問題を抱え、厳しい戦いを余儀なくされていました。しかし、ピットストップでセッティングを変更し、マシンのハンドリングをよくすることに成功しました。その後に採用した作戦もよく、ピットストップもすばらしかった。さらには、最後に最高のリスタートを切ることができ、表彰台に上ることができました。チームの全員のパフォーマンスを誇りに感じます。このコースに関して自分たちはまだ改善すべきことが多くありますが、今週末の戦いで大きな自信をつかんだのは確かです」

  • 佐藤琢磨、アイオワの1戦目は9位でフィニッシュ / インディカー

    佐藤琢磨、アイオワの1戦目は9位でフィニッシュ / インディカー

    佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)は、インディカーのアイオワのダブルヘッダーにエントリー。インディ500以来、今シーズンの3レース目に臨んだ佐藤琢磨は、予選11番手からレースを通してポジションを競い続け、順位を2つ上げた9位でのフィニッシュを記録した。

    久しぶりのレースではありましたが、インディアナポリス500で2勝、ショートオーバルでも1勝の実績を持つ佐藤琢磨は、レース序盤にトップを走り、250周を戦い抜いて集まったファンから喝采を浴びた。

    北米大陸のほぼ中央に位置するアイオワ州。その州都デモインの東40マイルほどの位置に2006年に完成したアイオワスピードウェイは、現在のインディカーシリーズでは最も全長の短い、1周が0.894マイルのショートオーバルコースで、「惑星最速のショートトラック」という異名を持っている。

    インディカー ホンダアイオワスピードウェイでのダブルヘッダー1戦目ではマーカス・エリクソンが4位でフィニッシュ

    コーナー部に12~14度と急なバンクがつけられ、ストレート部も10度のバンクとされているため、アイオワスピードウェイでのインディカーバトルは時速190マイルという高速で展開されます。接触ギリギリのサイドバイサイドでオープンホイールマシンが繰り広げるバトルはファンの間でも非常に人気が高く、ダブルヘッダーで週末に2レースを楽しめることでもファンから熱烈に支持をされている。

    金曜日の夕方にプラクティスが行われ、2レース分の予選は土曜日の午前中に開催。そして、レース1は午後2時過ぎにスタートした。予選は雨で遅れましたが、250周のレースは快晴の空の下、暑過ぎないコンディション下で繰り広げられ、予選10番手からマーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)が4位フィニッシュを記録した。

    アクシデントによるフルコースコーションが一度しか出されなかったレース1では、多くのHondaドライバーたちが激しいバトルを戦い抜いて好成績を残した。

    予選4番手だったスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は6位でゴールし、カイル・カークウッド(Andretti Autosport)は予選18番手から大きく順位を上げての7位フィニッシュを達成した。また、ポイントリーダーのアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)は、予選7番手から8位でゴール。開幕からの連続トップ10入りを11戦連続へと伸ばし、ポイントトップの座を守った。

    佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)
    「予選11番手から9位と、順位を上げてのゴールとできたのはよかったと思います。今日のマシンは空力とメカニカルグリップがちょうどバランスの取れたセッティングになっていなかったため、タイヤが新しいときには問題なかったのですが、タイヤが摩耗してくるとコーナーの入り口ではアンダーステア、コーナーの真ん中では曲がりにくく、コーナーの出口ではオーバーステアというハンドリングになっていて、苦しい戦いになっていました。それでも、コクピット内でウエイトジャッカーとスタビライザーというツールを毎周操作してゴールまで走り切りました。今日ゴールしてすぐにエンジニアと、明日のレースで走らせるマシンのセッティングをどうしたらよくできるのかを話し合いましたから、明日は高い戦闘力を発揮して上位で戦えると思います」

    マーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)
    「アイオワのコースでのレースはいつも本当に楽しいものになります。誰かをオーバーテイクするか、誰かとサイドバイサイドで戦う状況がレース中ずっと続きます。マシンがよければ、今日の私のように大いにバトルを楽しむことができるんです。今日の私たちはとても力強い走りを見せることができていました。10番手スタートから4位でゴールできたのですから、とてもよい戦いができたと思います」

  • インディカー:クリスチャン・ルンガーがトロントでキャリア初優勝

    インディカー:クリスチャン・ルンガーがトロントでキャリア初優勝

    インディカー:2023年第10戦がトロンソで行われ、クリスチャン・ルンガーがキャリア初優勝

    土曜日の予選は雨に見舞われたHondaインディ・トロントだったが、日曜日のレースは快晴に恵まれ、オンタリオ湖畔のストリートコースは大いに賑わった。

    このレースはインディカー・シリーズがアメリカ国外で行う唯一のレースで、毎年多くの、熱心なファンが集まることで知られている。

    舗装が改修された部分と、前年よりバンピーになっている部分の混在する全長1.786マイルのコースでの戦いとなった今年のレースでは、クリスチャン・ルンガー(Rahal Letterman Lanigan Racing)が、ポールポジションから圧倒的なパフォーマンスを見せ、念願のキャリア初優勝を飾った。ソフトとハードの二種類があるタイヤの両方で安定したハイペースを保ち続けた彼は、ライバルたちに11.7秒の大差をつけてゴールラインを横切った。

    ルンガーはインディカー・シリーズへのフル参戦を始めてまだ2年目。21歳という若さながら、デビューから28戦目で初勝利を手にした。なお、彼の勝利はデンマーク出身ドライバーによるインディカー・シリーズでの記念すべき初勝利で、チームにとっては2020年の佐藤琢磨よるインディ500の勝利以来、通算30勝目となった。Hondaドライバーで今年初勝利を挙げるのはロング・ビーチのACURAグランプリオブロングビーチでのカイル・カークウッド(Andretti Autosport) に続いて2人目となる。

    2位は予選15番手だったアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)。レース終盤のリスタートで目の前を走っていた2台が接触してスピンし、彼らのマシンを避け切れなかった彼はフロントウイングを破損したが、マシンを労わりながらもハイペースを保つ脅威的なドライビングで2位フィニッシュし、ポイントリードを110点から117点に広げた。

    パロウのすぐ前の14番手スタートだったコルトン・ハータ(Andretti Autosport w/ Curb-Agajanian)が3位でゴールし、今シーズン初めて表彰台に上がった。ルンガー、パロウ、ハータという20代のHondaドライバーたちがHondaインディ・トロントの表彰台を独占。予選7番手だったスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)が4位に入り、Honda勢は決勝レースの1位から4位を占めた。

    ルーキーのマーカス・アームストロング(Chip Ganassi Racing)もキャリアベストとなる7位でゴールし、ウイナーのチームメートであるグレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)も、1周目のターン1で発生した多重アクシデントに巻き込まれながら、27番グリッドから9位まで大幅にポジションを上げてのゴールを達成した。

    次戦、次々戦は来週末、アイオワ州デモイン郊外のショートオーバルで行われるダブルヘッダーとなる。

    クリスチャン・ルンガー(Rahal Letterman Lanigan Racing)
    「初優勝! HPDに深く感謝します。予選はウエットコンディションで難しいものでした。ウエットの路面でフルアタックする予選を行うのは初めてでした。しかも、それを滑りやすいストリートコースで行ったわけですが、そこで大きく役立ったのがHPDのエンジニアたちによるスロットルマップの調整でした。私はそれがあったおかげで持てる力をフルに発揮できたんです。そして今日は、追ってくるライバル勢より少ない燃費セーブ量でよい状況でしたが、燃費のセーブは簡単に行うことができ、その状態で後続を引き離して行くことができました。燃費をセーブしながらもライバル勢より速く走ることができていたんです。最初の勝利は忘れられないものになります。ありがとう、Honda」

    アレックス・アロウ(Chip Ganassi Racing)
    「私たち、カーナンバー10にとってはたいへんな一日でした。予選がうまくいかなかったので、私たちのスターティングポジションは15番手でした。しかし、マシンは非常に速かったんです。そのことは週末が始まった時からわかっていました。レース中にポジションを大きく上げた後、二番目に用意していた作戦に変更し、そこからはとにかく燃料をセーブして走ることに努めました。Hondaに感謝します。ものすごい量の燃料セーブを私たちは達成しました。マシンに積んでいた燃料よりもたくさん燃料を消費していた、というぐらいでした。新しいスポンサーカラーのマシンで表彰台に上ることができたのもうれしいことで、本当に楽しい一日でした」

  • F1転向も噂のアレックス・パロウ、3連勝4勝目でインディカーの首位独走

    F1転向も噂のアレックス・パロウ、3連勝4勝目でインディカーの首位独走

    F1転向も噂されるアレックス・パロウが、インディカー第9戦ミッドオハイオで優勝。3連勝でのシーズン4勝目を挙げ、ランキング首位を独走している。

    週末全体が雨に見舞われる心配もされたインディカーシリーズ第9戦のHondaインディアナポリス200アット・ミッドオハイオだったが、インディカーが走るタイミングで雨が降ることはなく、プラクティスから予選、そして決勝まですべてがドライコンディションで行われた。

    オハイオ州コロンバス近郊にあるミッドオハイオスポーツカーコースには、今年も多くのファンが詰めかけ、ツイスティでアップアンドダウンに富むコースでのインディカーバトルを雨に濡れることなく楽しんでいた。

    予選でトップ6を独占したHondaエンジン搭載ドライバーたちが、レースでもトップ争いを繰り広げた。序盤戦ではポールポジションスタートだったコルトン・ハータ(Andretti Autosport with Curb-Agajanian)と予選2番手だったグレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)が接近戦を見せ、1回目のピットストップを終えると、予選4番手だったアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)がトップに躍り出ました。

    パロスはライバル勢とは異なるハードタイヤでのスタートを行い、1回目のピットストップでソフトタイヤを装着。この作戦が見事に当たり、2番手以下に差をつけ、それを広げて行くこととなった。

    インディアナポリスのロードコースで行われたシリーズ第5戦で今シーズン初優勝を挙げたパロウは、デトロイト、ロードアメリカでも勝ってミッドオハイオを迎え、2020年のスコット・ディクソン以来となる3連勝をマークした。2021年のシリーズチャンピオンは、最近行われた5レースで3勝するというすばらしいパフォーマンスを見せて来ており、熱狂的なインディカーファンたちから大声援を贈られた。

    ポイントリーダーであるパロウは、シーズン後半戦を迎えるにあたり、ポイント2番手以下に大量110点の差をつけている。

    2位でゴールしたのは予選6番手だったディクソンでした。Chip Ganassi Racingは1-2フィニッシュ。Hondaはパロウとともに3連勝を挙げ、今シーズンの勝利数は9戦で「6」となった。

    Hondaインディ200アット・ミッドオハイオというイベントで、Honda勢3チーム、6人のドライバーたちが今日はトップ10入りを果たした。

    クリスチャン・ルンガー(Rahal Letterman Lanigan Racing)は得意の常設ロードコースで今回も好走を見せ、予選5番手から4位でゴール。また、4戦続けて厳しい結果となっていたデビッド・マルカス(Dale Coyne Racing with HMD)は予選12番手から6ポジションを上げ、今季3回目のトップ入りとなる6位入賞を果たした。レイホールはピット作業でのトラブルが響いて7位。ルーキーのマーカス・アームストロング(Chip Ganassi Racing)が3回目のトップ10フィニッシュとなる9位を獲得。Hondaドライバー6人がトップ9でゴールした。

    次戦は1週末のインターバルの後、国境を越え、カナダのトロントで開催されるストリートレース、Hondaインディ・トロントとなる。

    アレックス・パロウアレックス・パロウがミッドオハイオで優勝、3連勝でのシーズン4勝目。

    アレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)
    「3連勝を飾ることができました。ミッドオハイオでの優勝には特別な意味があります。このコースでは過去2シーズンに好成績を残して来ていますが、ここはHondaにとって重要なレースなんです。今日の私たちはエンジンパワーに恵まれ、燃費性能のよさも味方につけて勝利をつかむことができました。今回は私たちのチームの作戦もすばらしかったと思います。最初のピットストップまでをライバル勢より少し長くする作戦で、残りのレースで速さを保ち続けることができました。今日の僕らはやるべきことをやり切りました。これからも同じようにがんばっていくのみです」

    スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)
    「今日の私たちのマシンはとてもよかったんですが、コルトン・ハータに引っかかってしまいました。1回目のピットストップで彼の前に出ることができていたら、アレックス・パロウと優勝争いができていたと思います。今回はカーナンバー10のドライバー、そしてクルーたちが本当に見事なレースを戦い切っていました。Chip Ganassi Racingもすばらしい戦いを行い、1-2フィニッシュを達成することとなりました」

  • F1シート獲得が噂のアレックス・パロウ 「今年の成績は影響しない」

    F1シート獲得が噂のアレックス・パロウ 「今年の成績は影響しない」

    インディカー・シリーズのリーダーであるアレックス・パロウは、それが北米であろうとF1であろうと、今年の成績によって2024年にどのマシンに乗るかが決まるわけではないと主張している。

    2021年インディカー・チャンピオンのパロウは過去4戦中3勝を挙げ、現在74ポイント差でランキングトップに立っている。これはフルスタンダードイベント(ポールポジションと首位のボーナスを含む54ポイント)以上に相当する。

    昨年はチップ・ガナッシ・レーシングとマクラーレン・レーシングの両チームが長引く奇妙な契約争いを繰り広げたが、現在はチップ・ガナッシ・レーシングに所属している。

    しかし、パロウはガナッシとの契約最終年を迎えており、今季限りで退団する可能性が高いと見られている。

    パロウが現在F1リザーブドライバーの一人であることから、マクラーレンのインディカーチームが最も明白な選択肢のひとつとなるが、F1世界選手権のレースシートの可能性も排除されていない。

    しかし、パロウは今年の成績が来年のシートに影響を与えるという示唆を軽視した。

    「そうは思わない」と今月ハンガロリンクでマクラーレンF1チームとテストを行ったパロウは語った。

    「正直なところ、より多くのレースで勝つことによって、F1の1つのシート、あるいはもう1つのシートを手に入れられるとは思わない。正直、これまでと違う結果が出たからといって、来年のシーズンに影響が出るとは思えない。

    「2021年に僕たちが達成したことはすでに大きな成果であり、インディーカー2年目のシーズンで初めてチャンピオンを獲得できたことは、本当にうれしいことだった」

    「今年僕たちがやっていることは、2021年にやっていることと大きく違うとは思わない。あまり変わらないと思う」

    パロウのこの反応はさまざまなレベルで解釈できるだろう。F1への移籍の可能性についてのコメントかもしれないし、ガナッシを離れたいという気持ちが揺らいでいることを示唆しているのかもしれない。

    デトロイトでの勝利の後、ガナッシは残留を納得させるのに十分なことをしているかと尋ねられたとき、彼はその可能性をほのめかした。

    「もちろん、僕たちは素晴らしい仕事をしているから…」とパロウは答え、間を置いた。

    「ああ、去年は明らかに自分自身を追い込んだ経験があるから、直接発表する前に何かについてコメントするつもりはない。去年からそれを学んだ」

    「そう、つまり、さっきも言ったように、僕たちは毎週末素晴らしいレースカーを走らせていた。毎週末、勝つチャンスがあった。ああ、僕たちはそれを続けるよ」

    アレックス・パロウは、今年スクーデリア・アルファタウリで成績不振が指摘されているニック・デ・フリースの後任を務めるとも噂されている。

  • アレックス・パロウ、2024年のF1シート獲得のためにほぼ全チームと交渉

    アレックス・パロウ、2024年のF1シート獲得のためにほぼ全チームと交渉

    インディカー・シリーズのリーダーであるアレックス・パロウが、2024年のF1レースシート獲得を巡り、ほぼすべてのF1チームと交渉していると報じられている。

    『Indystar』の取材によると、パロウのマネジメント会社であるモナコ・インクリメンタス・マネジメント(MIM)は、アメリカでその価値を証明したパロウのF1参戦を強くプッシュしているという。

    26歳のパロウは、競争の激しいフィールドで圧倒的な強さをみせ、チップ・ガナッシ・レーシングのチームメイトである元F1ドライバーのマーカス・エリクソンに74ポイント差をつけ、2023年のインディカー・ポイントランキングをリードしている。

    インディカーが、どのチームもシャシーとエアロパッケージは同じで、エンジンだけがホンダとシボレーで異なることを考えれば、パロウのパフォーマンスはさらに印象的だ。

    マクラーレンは2023年に彼と契約を結ぼうとしたことが公になっっており、インディカーのパドックでは、パロウは2024年にアメリカで マクラーレン とレースする契約にサインしたのではないかと考えられている。

    結局、パロウは契約通りガナッシにとどまったが、マクラーレンは2024年の移籍に向けてF1マシンでテストを提供する能力を維持していた。

    明確な候補チームは明らかになっていないが、F1スペインGPでは、パロウのマネジメント陣が2024年にシート獲得の可能性がある複数のチームと交渉している様子が見られた。

    パロウにとって問題なのは、7月末までにF1シートを見つけなければならないという期限だ。もしそれができなければ、マクラーレンは彼を2024年のインディカー・ドライバーのひとりとして発表することができるだろう。

    F1のシリーシーズンは夏休みにピークを迎える傾向があるため、パロウが期限までに移籍先を確保するには数日しか残されていないことになる。

    もしパロウがF1シートを手に入れた場合、マクラーレンはマーカス・エリクソンか元フェラーリのジュニアドライバーであるカラム・アイロットをインディカーチームに起用する可能性がある。両ドライバーは年末にフリーエージェントになる予定だ。

  • インディカー:アレックス・パロウがロードアメリカでシーズン3勝目

    インディカー:アレックス・パロウがロードアメリカでシーズン3勝目

    インディカー:五大湖の一つであるミシガン湖の西側に広がるウィスコンシン州の田園地帯に1955年にオープンしたロードアメリカは、とても美しいサーキットとして名を馳せている。エルクハートレイク湖畔の緩やかにうねる地形を見事に利用し、緑の中を縫うようにレイアウトされた全長4.0124マイルのロードコースで、高速コーナーをいくつも備えたハイスピードサーキットとしても知られている。

    ロードアメリカは今シーズンを前に路面の全面改修が行われたため、ラップスピードの大幅向上がなされた。予選ではHondaエンジン搭載マシンで戦うコルトン・ハータ(Andretti Autosport with Curb-Agajanian)が、昨年のポールポジションタイムより4.6711秒も速い1分40秒1945のベストでポールポジションを獲得。

    55周のレースは快晴の空の下、気温が20℃の心地よいコンディション下で切られた。キャンプとレースを楽しむ大勢のファンが陣取る目の前で、27台のインディカーは、例年以上のハイスピードでの抜きつ抜かれつの激しいバトルを繰り広げた。

    コース上でのパスが444回も発生したレースを制して優勝したのは、予選3番手からスタートしたアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)だった。ポールポジションからスタートしたハータとの優勝争いは緊張感に満ちたまま続き、もうゴールまで6周となったところでパロウが勝負に出た。ペースが上がらないハータをパロウはターン1でアウトサイドから豪快にパスしてトップを奪うと、第7戦デトロイトからの2連勝へと逃げきった。インディアナポリスのロードコースでも優勝している彼にとってはシーズン3勝目。シリーズランキングでトップにいる彼は、今日の勝利で2番手につけているチームメートのマーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)とのポイント差を51点から74点へと広げた。この勝利はHondaにとってはシーズン5勝目。

    今日のレースではスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)の熱い走りもファンを大いに沸かせていた。プラクティス2でアクシデントを起こしたディクソンは、乗り換えたスペアカーの準備が万全でなかったために予選は27台出走中の23番手だったが、レースでは2回目のピットストップを行った26周目まででトップ10まで大きくポジションアップし、その後も着々とオーバーテイクを重ねて4位でゴールした。ハータはレース終盤に燃費をセーブしなければならない状況となり、5位でゴールした。

    ポイントスタンディング2番手でパロウを追っているエリクソンは、ロードアメリカでも安定したパフォーマンスを見せ、予選9番手から8位でフィニッシュした。これで彼は開幕戦から8戦連続のトップ10フィニッシュとなる。Hondaドライバーはこの他にもクリスチャン・ルンドガールド(Rahal Letterman Lanigan Racing)が7位、カイル・カークウッド(Andretti Autosport)が9位でゴールし、合計6人がトップ10入りを果たした。

    次戦はシリーズ第9戦Hondaインディ200アットミッドオハイオ。一週末のインターバルの後、オハイオ州コロンバス郊外のミッドオハイオスポーツカーコースで開催される。

    アレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)
    「ロードアメリカはインディカーシリーズの中で僕が一番好きなコースなんです。これでロードアメリカは2勝目です。僕のインディカーでの最初の表彰台もここでした(2020年)。信じられないような週末でした。僕たちはとても速く、Hondaエンジンの燃費も本当によかったので勝つことができました。今日のレースでの僕たちは、安定感も速さも備えていました。この勢いを次戦のミッドオハイオに持ち込みたいですね。チャンピオンシップに関しては、まだ考えるのは時期尚早と思いますが、ポイントを重ねていくことができているのは事実です。自分たちは集中力を保って戦い続けていきます。チームがすばらしい力を備えていることは十分に理解しています。今後も安定感を欠かさず、勝利を重ねて行きたいと思います」

    スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)
    「表彰台まであと一歩でしたね。そうできていたらよかったのですね。しかし、全体的にみて、僕たちにとっては本当にすばらしいレースになりました。チームが奮闘してくれたおかげです。Hondaエンジンの燃費性能が高く、僕たちの望む燃費を実現し、ドライバビリティも高かったと思います。今日のポジション争いは少々荒々しいところもありましたが、それらは僕たちに有利をもたらしてくれることの方が多かったようでしいた。アレックス・パロウの優勝を讃え、喜びたいと思います。ファンタスティックな勝ち方でした。彼はチャンピオンに向かって突き進んでいますね」