カテゴリー: インディカー

  • 武藤英紀 「とても満足している」 (インディカー合同テスト初日)

    武藤英紀 「とても満足している」 (インディカー合同テスト初日)

    武藤英紀がインディカー合同テストに参加。初日の感想を語った。

    インディカー・シリーズ参戦3シーズン目を迎える武藤英紀は、勝てる体制を求めてニューマン・ハース・ラニガン・レーシングへと移籍。

    名門チームでの本格的な走行が初めてだった武藤は、ベストタイムこそ1分11秒2212=平均時速116.258マイルで10番手だったが、タイムや順位以上の好感触を67周の走行でつかんでいた。

    武藤英紀 (ニューマン・ハース・ラニガン・レーシング)
    「インディカーに乗るのは、昨年の11月にセブリング・インターナショナル・レースウェイでテストをして以来だった。3カ月ぶりの走行だったこともあって、スピードアップに少々時間がかかったけれど、ニーマン・ハース・ラニガン・レーシングのマシンは非常にフィーリングがよかった。走行初日の終わりには、自分を担当するレースエンジニアのマーティン・パレとのコミュニケーションのレベルも高まった。彼はアンドレッティ・グリーン・レーシングにいたこともあるので、前から知っている間柄だ。一日を終え、とても満足している。去年までのチームとは仕事の進め方や考え方など、いろいろな面が違っている。それにひとつずつ確実に慣れていっている。ニーマン・ハース・ラニガン・レーシングではセットアップもひとつひとつをじっくりと詰めていき、答えをひとつずつ出すスタイル。時間がかかる場合もあるが、今日乗ったマシンは自分が今まで乗ってきた中で最もトラクションがあった。マシンに大きなポテンシャルがあると感じることができた。たくさんのコーナーと多くのアップダウンを持つバーバーのコースも好きだ。走っていて楽しいし、挑戦のしがいもある」

  • 佐藤琢磨、インディカー合同テスト初日は7番手タイム

    佐藤琢磨、インディカー合同テスト初日は7番手タイム

    佐藤琢磨は24日(水)、インディカーの合同テストに初参加。7番手タイムで初日を終えた。

    バーバー・モータースポーツ・パークでスタートしたインディカー合同テストは、シーズン開幕前最後の公式テスト。18日にKVレーシングからのインディ参戦が正式決定した琢磨にとっては、シーズン前の最初で最後の本格的なテストとなる。

    佐藤琢磨は、トップのライアン・ブリスコー(ペンスキー)からコンマ6秒遅れとなる1分11秒1118で20台中7番手タイムを記録。KVレーシングのチームメイトとなるE.J.ヴィソは6番手タイムだった。

    KVレーシングは、元ホンダのテストドライバーであるジェームズ・ロシターのために3台目のマシンを出走させた。KVレーシングがロシターと契約するかはまだ明らかになっていない。

    今年からニューマン・ハース・ラニガンに移籍した武藤英紀は、1分11秒2212で10番手タイムだった。

  • 武藤英紀、ニューマン・ハース加入を「誇りに思う」

    武藤英紀、ニューマン・ハース加入を「誇りに思う」

    武藤英紀は、2010年のインディカーシリーズをニューマン・ハース・ラニガン・レーシングで戦えることを名誉に感じていると語る。

    ホンダは先日、アンドレッティ・グリーンで2シーズンを過ごした武藤英紀が、2010年にニューマン・ハース・ラニガン・レーシングに移籍することを発表した。

    「ニューマン・ハース・ラニガン・レーシングの成功はずっと知られているし、以前チームのためにドライブした人々のなかに僕の名前を加えられることを誇りに思う」

    「ナイジェル・マンセルがF1からアメリカのレースに転向したときにインディカー・レーシングを見始めたので、彼がレースをしたチームでレースをできることを嬉しく思っている。すでにチームのレースショップのロビーにある彼のレースマシンと写真を撮った。シーズンが始まるのを楽しみにしている」

  • 武藤英紀、ニューマン・ハースへ移籍

    武藤英紀、ニューマン・ハースへ移籍

    武藤英紀は、2010年にニューマン・ハース・ラニガン・レーシングへ移籍することが明らかになった。

    ホンダは19日に2010年のモータースポーツ活動を発表。これまで武藤英紀の2010年のシートは明らかになっていなかったが、今年もインディカーを継続し、名門ニューマン・ハース・ラニガン・レーシングから参戦することが明らかになった。

    武藤英紀は、2010年でインディカー参戦3年目を迎える。

    インディカーには、2010年から元F1ドライバーの佐藤琢磨がKVレーシングから参戦することが明らかになっている。

  • 佐藤琢磨 コメント:インディカー参戦記者会見

    佐藤琢磨 コメント:インディカー参戦記者会見

    佐藤琢磨
    まず最初に、今日この場でレース復帰できることをみなさんにお伝えできるということが嬉しくて、本当に喜びを抑えられない気持ちで一杯です。これまで1年半レースに参戦できない非常に悔しい時間を過ごしてきたのですが、今日この日から新たな出発ができる。それも全く新しい挑戦になるので、僕自身も非常に楽しみにしています。

    2010年のインディレーシング、インディカー・シリーズに参戦できる。それもKVレーシングという非常に歴史もあり、チームとしてのクオリティも物凄く高い。

    実はこ一週間というのは、自分としては何日に何をしたのか忘れてしまうくらい忙しい日々を送りまして、自宅のあるモナコを出発して、はじめにKVレーシングの本拠地であるインディアナポリスに入りまして、そこでスタッフ全員と初めてお会いして。もちろん、キーパーソンは昨年僕がインディにいったときにお会いしていてですね、共同オーナーのジミー・ヴァッサー、元チャンピオンですけども、彼にお会いして、チームスタッフに合って、チーム全体を見て、僕の気持も本当にモチベーションもあがるくらい素晴らしいチームで、すぐにシートフィッティングをしまして、エンジアリングサイドといろんな話をして。約3日間くらいインディで時間を過ごして。そのあとフロリダ州にあるセブリングというサーキットに移動してシェイクダウンテストを行いました。

    15日(月)のことだったんですけど、その日は元々他のドライバーのテストプログラムが組まれていたんですが、チームが「なんとか僕を乗せたい」という気持ちを表してくれまして、サーキット側と交渉してチームのプログラムの時間にして1時間〜1時間半くらいの短い時間だったんですけど、僕を乗せてくれるという嬉しいサプライズがありまして、そこで初めてインディカーのマシンに乗ってきました。

    コックピットに戻ったのは2008年の12月のテスト以来だったので、本当に長い時間だったんですけども、乗った瞬間から本当に嬉しくて、ヘルメットの中で最高のプレゼントをもらったような、子供のような、そんな気持ちでクルマに乗りました。

    初めて乗るクルマ、初めてのサーキット、初めて一緒にやるメンバーだったんですけども、その一時間の中で非常に内容の濃いセッションを送ることができまして、自分自身まだまだクルマのことを勉強しなければいけないんですけども、本当に自然体で走ることができました。それはやっぱり自分にとっても凄く大きな自信に繋がるし、今後シーズンを戦っていく上での最初の第一歩としては本当に素晴らしい出だしだったと思います。

    まず、これまでのレースと全く違うアメリカのオープンホイールへの挑戦を決意したひとつに、これまで僕自身はF1で走ってきて、またF1で走ることを前提に活動を続けてきた、これはもう疑いのない事実なんですけども、すべての条件をみて、今自分に必要なのはレースだと。待つ時間はこれ以上待てない。自分自身ももう限界だったし、レーシングドライバーとしてこれ以上レースをしない時間というのはできなかったんですね。

    そのときにアメリカ大陸のオープンホイールの頂点にたつインディカーシリーズ、これは以前から凄く興味があったシリーズでして、というのは今のリーグは事実上、エンジンサプライヤー1社、エンジンも基本的に1社、タイヤも1社というカタチでワンメークの状態です。ということは、すべてのチーム・ドライバーに対してイコールの条件で戦える、これは一ドライバー、あるいは選手の立場からすると物凄く魅力で、もちろんチームのノウハウだったり、ピット作業だったり、戦略だったり、チームの総合力というのは凄く問われるんですけども、インディカーシリーズの最大の魅力というのは誰にでも勝てるチャンスがある。そこに僕は一番大きな魅力を感じまして、これまでF1の頂点に立つという気持ちでやってきたエネルギーを今後はインディカーシリーズでチャンピオンを目指して一戦一戦やっていきたいと。そのときにKVレーシングというのは、非常にポテンシャルの高いチームだと僕は信じています。

    オーナーのジミー・ヴァッサーも僕を本当に信頼してくれまして、チーム全体が温かい受け入れをしてくれて、本当にチームから要求されているという状態でチームとやっていくというのは、こんなに幸せなことはないと思います。僕自身、スーパーアグリでチャレンジを思い切りやらして頂いたんですけど、そのときも本当に僕にとって必要なチームだったし、チームにとっても必要なドライバーであったいう関係を築くことが出来て、凄くいいシーズンを送れたし、今回はF3のときもそうだったんですけども、トップを目指すためにKVレーシングから2010年のインディカーシリーズに参戦したいと、今は本当に改めてクルマに乗ったことで僕自身の体のアドレナリンも抑えきれないくらい出てますし、今回日本で3日間ほど滞在するんですけど、そのあとすぐにインディアナポリスに戻りまして、チームとともに今後はアラバマ州にあるバーバー・モータースポーツ・サーキットでインディカーシリーズの合同テストが24日・25日に行われます。これは3月14日のブラジル・サンパウロでの開幕戦を控えた最小で最後の大きな正式な合同テストになるので、ここで改めてマシンに乗って、チームとともに歩んでいく日を今から待ち遠しくて仕方がないという気持ちです。

    アメリカでのレースは凄く大変だと思います。自分自身も一から学んでいかなければならないし、インディカーシリーズは、市街地サーキットと今までの慣れ親しんでいるロードコース、いわゆるサーキットですね、それから全く新天地のオーバルレーシング、3つの異なる環境で走らならければならないので、僕としてもたくさんのことを学びながら、なによりも大きな挑戦も目の前に今、最高に気持ちが高まってきているので、開幕戦から自分の持てる力を発揮できるように、一戦一線頑張っていきたいと思います。これまらもみなさん、応援よろしくお願いします。

    関連:佐藤琢磨、インディカー参戦を発表 – 2010年2月18日

  • ジミー・ヴァッサー(KVレーシング):佐藤琢磨を語る

    ジミー・ヴァッサー(KVレーシング):佐藤琢磨を語る

    KVレーシングの共同オーナーのひとり、ジミー・ヴァッサーが佐藤琢磨を語った。

    ジミー・ヴァッサー
    まず最初に2010年シーズンに佐藤琢磨をKVレーシング・テクノロジーに迎い入れられることを非常に光栄に思っています。琢磨は非常にポピュラーで、非常に速く、世界中で知られているドライバーです。

    琢磨がレースで走ることを待ちきれない。琢磨はF1での経験を生かして、非常に速いということはケヴィンが話した通りです。

    特にロードコースのレースについては非常に楽しみにしています。オーバルレースで彼と一緒に仕事をすることも楽しみにしています。彼は勇敢なドライバーだし、オーバルレースは少しナーバスになることもあるかもしれないが、とにかく今年中に勝利を挙げられるように頑張っていきたいと思っています。

    私は、チャンピオンチームを作り上げるのに一番大切なことは人間の繋がりを大切にすることだと考えています。

    琢磨をことを知るにつれ、彼のユーモアのセンスや非常にポジティブな姿勢などがわかった。これはチームにとって非常に重要な要素になるでしょう。

    関連:佐藤琢磨、インディカー参戦を発表 – 2010年2月18日

  • ケヴィン・カルコーヴェン(KVレーシング):佐藤琢磨を語る

    ケヴィン・カルコーヴェン(KVレーシング):佐藤琢磨を語る

    KVレーシングの共同オーナーのひとり、ケヴィン・カルコーヴェンが佐藤琢磨を語った。

    ケヴィン・カルコーヴェン
    今日はチームを代表してジミー・ヴァッサーと記者会見に参加してくださったことを大変感謝しています。

    まず第一に琢磨のことをKVレーシング・テクノロジーは心から歓迎しています。それとひとつ追加したい情報があります。

    今日までここにいらっしゃる多くのみなさんはご存じなかったと思いますが、琢磨は秘密裏に2月15日にインターナショナル・レーシングウェイでインディカーのテストを行いました。

    琢磨は、KVレーシング・テクノロジーのクルマに乗りセブリングでテストに参加しました。彼はおよそ1時間ほどドライブし、約100マイル走行しました。

    率直に言って、そのときの結果というのは、チームメンバーを含め、そこ居合わせたものみんなに笑顔をもたらすものでした。

    琢磨はインディカーに非常に短い時間で適応して、走るごとに速くなってきました。セッションの最後にはそこにいたドライバーたちと同じくらいの速さで走るようになりました。

    イギリス人の友人の言葉を借りれば、彼は「Bloody Fast(とんでもなく速い)」だった。

    関連:佐藤琢磨、インディカー参戦を発表 – 2010年2月18日

  • 佐藤琢磨 Q&A:インディカー参戦について

    佐藤琢磨 Q&A:インディカー参戦について

    いつのタイミングでインディカーへのシフトを決断されたのですか?アメリカで骨を埋めるつもりですか?F1に戻りたいという思いはありますか?
    これまでF1で6シーズン足らず、7年間F1の世界にいまして、究極のゴールはF1のトップで、僕の夢はずっとそこにありました。もちろん、いろいろな条件・決定が重なって現在までに至っているのですが、昨年もみなさんにお伝えしたとおり、僕自身はF1復帰を望んでいました。それは事実です。ただ、昨年の早い時期にアメリカとの接触がありまして、実際にインディカーシリーズに対する僕の中での興味も上がるっていきまして、5月のインディ500に実際に訪れて、そこでほぼ全てのチームとお会いして、当然KVレーシングともそこで会って、自分の中で実際にインディカーシリーズを観て物凄くいい意味での驚きと刺激を受けました。

    そこからは、正直に言ってF1とインディカー、その2つに自分の中での目標は絞ってずっと活動を続けてきました。ただ、もちろん、自分の気持だけで決定できることではないので、いろんな条件を待たなければならなくて、昨年鈴鹿に自分でパドックを訪れたことで、当然F1サイドでもほぼ全てのチームと話を続けまして、このオフに関していえば、数チームとレーシシート最終候補まで何度もいきまして。

    ただ自分の中で、まだF1のシートは完璧にすべて決まったわけではないんですけども、やっぱり一番大事なことっていうのはレースなんですね。レースをやるからには、やっぱりその中で頂点を極めたい。その気持ちはレースを始めた頃から一回も変わらなかったし、それが実現できる環境っていうのはみたときに、僕の中ではもうF1にはそれはなかったんですね。残念ながらつい数週間前に最終的なチャンスが絶たれてから、自分の中では気持ちはインディカーの方に100%シフトして、KVレーシングはチームとしても、ずっとドライバーを待ち続けるというのは非常に厳しい状況だったと思うんですけど、ジミーがすっと待っててくれて、やっぱりその気持には自分の中で100%の気持ちで応えたいと思いまして、今は本当にインディカーシリーズのことしか考えていないです。

    ここで新たにスタートを切れることは僕としては本当に心から嬉しい気持ちですし、ここまで応援していただいたみなさんに対してもこれ以上の感謝の気持ちはないです。それをようやく自分の走りで表現できるチャンスを得たことが、自分の中ですごく嬉しいです。

    この先に関してはわかりません。もちろん、やるからにはトップを目指すので、インディカーシリーズでね、本当に初年度からどこまで行けるかわからないですけども、思いっきりレースをしたいし、それによってまた自分の道がそこで可能性が広がって、さらに切り開いていくことで、その先に見えるものが出てくるかもしれないし、そこに向かってまずは一歩一歩、新しい大地で自分の挑戦をはじめていきたいと思っています。

    オーバルにはどのように適応していきますか?
    ロードコース、ストリートコースに関していえば、これまで走ってきた自分の経験と大きな違いはないと思うので、すぐに順応はできると思います。ただ、オーバルレーシングに関しては、本当にドライビングスタイルからレースのアプローチなどすべて違う中で、自分がどれくらい早く環境に馴染めるかというのは自分の中でも大きなチャレンジになると思います。そういう意味でジミーのアドバイスというのは、心強いですし、ひとつずつアドバイスを聞いて、自分の中で少しずつスピードを上げていきたい。オーバルはそうですね、単独走行に関してはそんなに心配していないんですけども、レースになったときには長い時間他のドライバーたちとサイド・バイ・サイド、テール・トゥ・ノーズの戦いがずっと繰り広げられる。それはある意味、僕の中ですごく楽しみで、今までにない感じだと思うので、その中で実際、380キロで移動しながらドライバー同士の駆け引きであったり、空気を読んだり、あるいは助け合いだったり、非常にクリーンでタフなバトルを期待して走っていきたいです。

    実際に交渉したのはいつぐらいだったのですか?待たせている間はどのようなコミュニケーションをとっていたのですか?
    まず最初にインディ500を観ていなかったらというのは、僕自身も2008年にスーパーアグリとともにF1参戦を続けたあと、残念な形でレースの表舞台から一旦引かなければならない状況に陥ったんですが、そのときにすでにインディカーのお話をいただいてました。ただし、その時に関しては2009年のF1復帰、あるいは2008年度後半戦に向けての話も多少ありましたので、僕の中では興味はありましたけど、交渉という段階ではありませんでした。

    そのあと2009年の1年間、これも僕としてはやっぱりF1にこだわってやってきたっている背景があるので、ずっとF1のチームとの交渉は続いていました。ただ、インディ500に5月に行ってから、インディカーレーシングのチームとの話し合いというのを進めていまして、その中でジミーのところは他のチームよりも非常に熱意をもって話を進めてくれた。それ以外にも実現しなかったインディカーレーシングチームもあるんですが、今回は話が違うので名前は伏せますが、いくつか素晴らしい話をいただいたっていうのがありました。

    その中で、実際、僕も去年の暮れまで実名を出しながらF1チームとの交渉は続いていたのですが、その影響もあって確かに最終的なレース復帰の道を発表するまで今日まで至ってしまったんですけども、どのシリーズに参戦するにしても開幕戦から自分たちが持てる力をしっかりと出せるように準備できる期間というのを必ず確保した状態でシーズンに入りたかった。もちろん、それが1月であったらベストだったかもしれないけども、僕はこの時点で始めても決して遅くはないと思っています。そういう意味では自信をもってKVレーシングとともにブラジル・サンパウロでの開幕戦に挑めるものだと信じているので、今はそういう気持ちです。

    インディへ興味をもったきっかけやアドバイスはありましたか?
    まずインディのチームから強いお薦めがあって、とにかく見てくれと。そういう意味では、僕もホンダさんのサンクスデイを通してですけども、もてぎでF1マシンとインディカーでの混走でオーバルを少し走った経験がありまして、そういう意味ではもともと興味はありました。

    ただ、インディカーのシリーズとして、それもインディ500という決勝日当日だけで40万人以上の人が集まる世界最大のスポーツイベントだと思うんですけど、そのイベントがどんなものかというのを肌で感じたかったし、デモ走行ではなくて、シリーズの一戦でチームが本気で走るシーンというのを見たかった。インディ500に行ったときに本当にある意味、度肝を抜かされたじゃないけども、本当に驚きました。

    オーバルを走る難しさっているのは、外から観てても本当に見えるんですね。僕は1コーナーの内側からずいぶん長い間見たんですけど、全開で入るにしても、簡単な全開でなくて、本当にクルマがスライドしてる。ドライバーによっては370キロでクルマがスライドしているのを抑える。あれはドライバーから見ても本当に驚きでショックを受けました。そのあとでチームの無線を聞いたり、チームがどのように予選・プラクティスを進めていくかというエンジニアリングサイドを見せていただいて、本当に驚いて「これはすごいシリーズだな」と。そういう意味での興味というのはそこで一気に高まったと思います。

    インディ500は特別な存在ですか?
    インディ500という名前は子供の頃から知っているくらい有名で、シリーズ戦よりも僕らが日本で聞く名前としては大きいですよね。それは自分も同じで、インディカーシリーズより前にやっぱりインディ500を知っていたので非常に興味深いです。テレビ中継でもずっと日本でやっていたので、子供の頃から見ていた記憶がある。

    ただ、今回インディカーシリーズに開幕戦から参戦できるにあたって、インディ500は確かに特別なイベントですけども、僕の中では一戦ずつしっかりと走っていって、その中のうちの一戦と考えています。特別にインディ500だけをどういう風に走ろうというのはないですね。

    それよりもまず24日、25日の合同テストをどうやってチームとともに走っていくか、いかにしてクルマを自分のものにしていくか、いかにしてチーム全員を同じ方向に向いていくかというとおろにまず自分のエネルギーを割きたいし、そこから開幕戦ブラジル・サンパウロ、第2戦フロリダでの市街地コースに含めて一戦一戦にはまずは集中していきたいです。いろいろ消化したあとに、初めてくるオーバルレースが一戦あって、そのオーバルレース第2戦目がインディ500なので、そこで自分がいきなりトップ争いしていうのはまず難しいと思います。

    そんなに簡単な世界ではないと自分で思っているので、もちろん、やるからには精一杯走りますけど、優勝争いを期待していますとかそういうことではないと思います。ただ、ジミーが言っていた通り、しっかりとした環境を整えて、一歩ずつ進めばそれが可能だと。それが可能であれば、インディカーシリーズの最大の魅力なので、それに向けて、最高の走りを目指してレースを走りたい。

    当然、僕の中で今の時点で一番大きなイベントになるのはインディ・ジャパンです。9月にもてぎでファンの前でまた走れる日が来たことに、今これ以上の興奮はないので、まずは3月に始まるブラジルから一戦一戦をしっかりと戦って、9月のインディ・ジャパンでファンのみなさんの前でしっかりとした力を出しきれるようなレースをできるように、しっかりと勉強していきたいと思っています。

    関連:佐藤琢磨、インディカー参戦を発表 – 2010年2月18日

  • KVレーシング・テクノロジーとは

    KVレーシング・テクノロジーとは

    KVレーシング・テクロジーは、インディアナポリスに本拠地を構えるインディカーチーム。2010年は佐藤琢磨をドライバーとして迎えることが決定した。

    KVレーシング・テクノロジーの創設は2003年。2010年でオープンホイール・レーシングの参戦開始から8シーズン目、インディカーシリーズでは3シーズン目を迎えることになる。

    KVレーシング・テクノロジーのオーナーは、数々の成功を収めてきたベンチャー投資家のケヴィン・カルコーヴェンと、1996年インディカーシリーズ・チャンピオンのジミー・ヴァッサーが共同で務めている。チームのジェネラルマネージャーは、モータースポーツ界で長年手腕を振るってきたマーク・ジョンソンが務める。

    共同オーナーのひとりであるジミー・ヴァッサーは、オープン・ホイール・レーシング界でもっとも広くその名を知られた人物のひとり。1996年インディカー・ワールードシリーズのチャンピオンは、2004年に共同オーナー兼ドライバーとしてKVレーシング・テクノロジーに参画。CARTシリーズとチャンピカー・ワールドシリーズあわせて14シーズン参戦したヴァッサーは、アメリカのオープンホイール・レーシングの歴史のなかでも最高の評価を得ているドライバーのひとりと言える。1996年にタイトルを勝ち取ったことに加え、カリフォルニア出身のヴァッサーは1998年にシリーズ2位、1997年にシリーズ3位に輝くなど、数多くの華々しい戦歴を残している。オープン・ホイールドライバーとしての参戦は2008年4月20日のロングビーチが最後となったが、その後もチームの業務に深く関わっている。その傍ら、スポーツカー・イベントでは現在もドライバーとして活躍。レース活動以外では、3社の自動車ディーラー、カリフォルニア州ナパにあるワイン用ぶどう園のオーナーであり、北アメリカ各地に様々な不動産を所有している。

    KVレーシング・テクノロジーは、インディカー・シリーズでこれまで2勝(2005年ポートランド/クリスチアーノ・ダ・マッタ、2008年ロングビーチ/ウィル・パワー)を挙げている。ポールポジション獲得は通算2回(2007年モントランブラン/トリスタン・ゴメンディ、2005年ミルウォーキー/ジミー・ヴァッサー。2008年サーファーズ・パラダイスでウィル・パワーはポールポジションを勝ち取ったが、エキシビションレースだった)。

    関連:佐藤琢磨、インディカー参戦を発表 – 2010年2月18日

  • 佐藤琢磨、インディカー参戦を発表

    佐藤琢磨、インディカー参戦を発表

    佐藤琢磨は、2010年にインディカーシリーズ(インディ・レーシング・リーグ=IRL)に、KVレーシング・テクノロジーからシリーズ参戦することを発表した。

    インディアナポリスに本拠地を構えるKVレーシング・テクノロジーは、かつてのチャンピオンドライバーであるジミー・ヴァッサーが代表を務めており、高い評価を得ている。

    佐藤琢磨のインディカーレースでのデビュー戦はブラジル・サンパウロで、3月14日(日)に開催される。

    佐藤琢磨
    「僕自身にとっても、支援してくださる皆さんにとっても、とてもエキサイティングな日を迎えることができました。去年はレースに参戦できず非常に悔しい思いをしていたので、素晴らしいチームとともに新しいチャレンジに挑むことが、今は待ちきれない気分です。僕にとってKVレーシングは大きなポテンシャルを秘めたチームであり、チームスピリットの点でも申し分ありません。ジミーのような偉大なチャンピオンが率いているチームなので、すぐに強力なチームワークを発揮できると確信していますし、トップフィールドで戦うチャンスを得たことに、僕の闘志は激しく掻き立てられています。これまで続いてきた困難な時期にも僕を支援し続けてくれたすべての皆さんに、心からお礼を申し上げるとともに、皆さんと力をあわせて大きな成功を収めることを楽しみにしています」

    ジミー・ヴァッサー
    「琢磨とともに参戦できることが決まり、我々は興奮を抑えられずにいます。琢磨のロードコースでの圧倒的な速さも楽しみですし、オーバルコースでは一緒に手を携えてスピードを磨いていきたいと思っています。いずれにせよ、琢磨はすぐに速さを見せてくれるでしょう。彼の知識と経験はチームにとってかけがえのない財産となるはずですし、ユーモアのセンスと人柄のよさは我々にポジティブなエネルギーを与えてくれるものと期待しています」