カテゴリー: インディカー

  • 佐藤琢磨、2列目4番グリッドの好位置からスタート (インディカー)

    佐藤琢磨、2列目4番グリッドの好位置からスタート (インディカー)

    佐藤琢磨は、インディカー第11戦ポコノの予選で4番グリッドを獲得した。

    昨年のポコノで予選8番手だった佐藤琢磨は、今年もプラクティス1回目から、上位につけるスピードをコンスタントに出し続け、予選ではアタック1周目に平均時速222.804マイル、アタック2周目に時速222.793マイルをマーク。その時点でのトップに立った。

    平均222.798マイルを記録した佐藤琢磨の予選結果は4番手。惜しくもフロントローは逃したが、2列目イン側という好位置から、明日の500マイルのレースに臨む。

    佐藤琢磨(4番手)
    「とてもいい一日でした。昨年も私たちは、このポコノで速かったので、パッケージをいいものにできていると考えていました。今年は最初のプラクティスからマシンの状態がとてもよく、十分に戦えるポジションにありました。そこからは細かなセッティング変更を重ねました。ポールポジションを獲得できていれば最高でしたが、そんなに欲張ってばかりもいられません。予選では大変安定した走りができ、それを大いにエンジョイしました。ターン1とターン3で性格が全く異なる、このポコノのコースを走るのは本当に難しく、毎ラップ、コクピット内ですべてのツールを操作しなければなりません。これだけマシンがよかったのは、クルーたち全員と、エンジニアのドン(ハリデイ)がいい仕事をしてくれたおかげです。明日もスピードと強さを保ち続けたいです」

  • 佐藤琢磨 「アンドレッティの青旗無視はまったく理解できない」

    佐藤琢磨 「アンドレッティの青旗無視はまったく理解できない」

    佐藤琢磨が、ダブルヘッダーで開催されたヒューストンでのレース週末を振り返った。

    昨シーズン終盤に開催されたヒューストン市街地コースでの一戦は、今年は初夏の時期に日程が早められたものの、佐藤琢磨と、ここをホームグランドとするAJフォイト・レーシングにとっては、昨年とほとんど変わらない展開となった。すなわち、トップクラスの速さを示しながらも、運には徹底的に見放されたのである。

    今回、佐藤琢磨はウェットレースで首位に立つと、後続を大きく引き離していったが、マルコ・アンドレッティの執拗なブロックに行く手を阻まれてしまう。この行為により、マルコ・アンドレッティには罰金と保護観察の処分が科せられることとなった。これに続くピットストップで2番手に後退したものの、優勝する可能性を大きく残していた佐藤琢磨は、周回遅れのミハイル・アレシンによってそのチャンスを奪われた。

    ヒューストンでの佐藤琢磨は滑り出しから好調で、金曜日のフリープラクティスでは好タイムをマーク。続く予選でも最初のふたつのセグメントをトップで通過し、最終セグメントのファイアストン・ファスト6では昨年に続くポールポジションを獲得することが期待された。

    「僕たちには昨年まとめあげた良好なベースセットアップがあって、予選に向けては強力なパッケージを手に入れていました」と佐藤琢磨はコメント。

    「レースでのペースは期待したほどではありませんでしたが、それでも好調を保っていました。もっとも、今年はタイアが変わっていたので、昨年のセットアップをそのまま使えるわけではありません。けれども、市街地サーキットにはうまく対応することができました」

    「今回はダブルヘッダーレースだったので、土曜日はいきなり予選を戦うことになります。最初と2番目のセグメントでは僕たちはトップに立っていました。予選の戦いはものすごく厳しいもので、非常に僅差でしたが、結果はとても勇気づけられるものでした。2年連続でポールポジションを獲得する自信がありました」

    「でも、ファイアストン・ファイアストン6では期待したような結果を得られませんでした。週末を通じて使用できるレッドタイアは3セットだけです。もちろん、土曜日の予選で3セットを全部使うこともできますが、どのドライバーも日曜日のためにニュータイアを1セット残しておきたいと考えていました。このため土曜日は最初のセグメントでニュータイアを投入、2回目のセグメントで2セット目のニュータイアを使い、第3セグメントでは第2セグメントで使ったタイアをそのまま使用するという手法が一般的になっています。そうすれば、第3セグメントでもウォームアップされた状態のタイアを使うことができるからです」

    残念ながら、第2セグメントで佐藤琢磨はタイアにフラットスポットを作ってしまったため、ファスト6では最初のセグメントで使用したタイアを履いた。ただし、これでは望ましい結果は得られなかった。

    「タイムアタックでは十分なグリップ力を得られませんでした。ほぼ1秒の遅れをとっていました。タイアのヒートサイクルとなんらかの関係があったはずです」

    スタート前に雨が降ったことは、佐藤琢磨にとっていいニュースだった。ウェットコンディションで、佐藤琢磨はこれまで手をつけられない速さを示してきたからだ。今回も佐藤琢磨はいつもどおりの速さを発揮。6番グリッドからスタートしていながら、5周目にはトップに躍り出ていた。スタートでルカ・フィリッピやジェイムズ・ヒンチクリフとホイールをぶつけあう接戦を繰り広げた佐藤琢磨は、オープニングラップでフィリッピとスコット・ディクソンを攻略して4番手に浮上。続いてヒンチクリフとエリオ・カストロネヴェスをパスして4周目に2番手となると、5周目にはシモン・パジェノーのインを鋭くついて首位に立ったのである。

    「フロントロウを獲得できなかったのは残念でしたが、雨が降ったので、予選結果は関係なくなりました。僕たちはまったく新しいウェットタイアを履いていました。これはまだ誰も試したことがないものですが、僕は素早くスタートを切ることができました。僕はフィリッピとヒンチクリフの間をすり抜けようとしましたが、フィリッピがどんどんヒンチクリフに近づいてきたので、僕たちは接触することになります。2台が絡んできたために僕はスロットルオフを余儀なくされ、大きく遅れてしまいます。このときはどうしようもありませんでしたが、誰もダメージを負うことなく切り抜けられたのは不幸中の幸いでした」

    「その後は次々とライバルたちをオーバーテイクできたので、最高の気分でした! とにかくオーバーテイク、オーバーテイク、オーバーテイクを繰り返し、5周目にはパジェノーに襲いかかります。大きく回り込む高速コーナーのターン5出口で、彼の走行ラインが大きくアウト側にふくらみました。このとき、ちょうど1台分スペースが残されていたので、僕はそこに滑り込み、ヘアピンコーナーのターン6で彼のインを突いたのです。ブレーキングではマシーンが左右に振られました。最高に楽しかったですよ!」

    佐藤琢磨は26周目までトップを守り続けたが、この間、周回遅れになるのを懸命に避けようとしたアンドレッティに行く手を阻まれてしまう。

    「ピットアウトしてきた彼は僕の直前でコースに復帰しました。その後、彼はずっと自分のラインを守り、僕を抑え続けました。これにはまったく理解できませんでした。ブルーフラッグがそこらじゅうで振られていました。もう、すべてのコーナーで振られていたほどですが、それでも10周にわたって僕に進路を譲らなかったのです! 僕は無線でチームに状況を知らせ、彼らはレースコントロールとコミュニケーションをとるべく、ありとあらゆることをしてくれました」

    「レースコントロールは彼に警告を発しましたが、彼らはそれを無視したのです。マルコがようやく進路を譲ったのは、2度目のブラックフラッグが提示されてからのことでした。このとき、ヒンチクリフに対するマージンは、それまでの4秒強からコンマ数秒まで減っていました」

    コースが乾き始めていたため、フルコーションが出された際に佐藤琢磨はピットインしてスリックタイアに交換。同じタイミングでヒンチクリフもピットストップを行ったが、カナダ人ドライバーは佐藤琢磨の前でコースに復帰していった。そして、彼にかわって佐藤琢磨の後方に迫ってきたのは、3番手のドライバーとは別の人物だった……。

    「後ろを走っているミハイル・アレシンは周回遅れだったので、僕はヒンチクリフとのバトルに集中していました。ターン6でアレシンは僕のアウト側に飛び込んできましたが、そこで行き場を失い、僕と接触してしまいます。彼が何をしようとしていたのか、僕にはまったくわかりませんでした。そのコーナーでは、イン側からしかオーバーテイクできません。だから、どうしてそこに飛び込んでくるつもりになったのか、僕には見当もつきません。こうして僕のレース1は終わってしまいました。非常に落胆しました」

    続いて行われたのはレース2の予選。ここで佐藤琢磨は10番グリッドを手に入れる。雨が降ってからグリップ不足に苦しむようになり、予選グループ内での順位は5番手となった。そして決勝のオープニングラップではカルロス・ムニョスをパスして9番手に浮上。ただし、この行為はただちにオフィシャルによって検証されることとなった。コロンビア人ドライバーはターン2のシケインでアウト側にはらみ、佐藤琢磨をコースの外側に押し出す格好となる。コースに戻った佐藤琢磨はいったんムニョスにポジションを譲ると、これに続くコーナーで再度、抜き返していたのだが、オフィシャルはもう一度ムニョスを先行させるよう、佐藤琢磨に指示したのだ。このとき、ムニョスはさらに順位を3つ落としていたので、彼を先行させるためには、その前を走るドライバーすべてに進路を譲らなければならない。しかも、ここで勢いを失ったため、さらに順位を落とすこととなった。

    「これで15番手まで順位を落としたので、とてもフラストレーションを感じましたが、とにかく僕は戦い続けるしかありません。僕たちのペースはよかったし、レッドタイアもうまく使いこなすことができました。多くのドライバーがタイア交換のためにピットへ駆け込む姿を目にしましたが、僕たちはほとんど1スティントにわたって走り続けることができ、大きく順位を取り戻すことにつながりました。このスティントの終盤でスローパンクチャーが発生したため、僕は数ラップ早めにピットインすることになりましたが、運のいいことにこれは順位にほとんど影響を与えませんでした」

    佐藤琢磨はトップ10まで追い上げると、予定していた最後のピットストップを終えたときには6番手へと浮上していた。

    「とてもいい状況でした。何人かのドライバーは異なるレース戦略を選択していましたが、まずまずの成績を収められると期待していました」

    ここで再び、因縁のアンドレッティと出くわすこととなる。

    「マルコは僕をオーバーテイクすると決めると、ターン4で僕のインサイドに飛び込んできました。彼は僕のボディサイドに接触してきましたが、今回ばかりは運良くウォールと衝突せずに済みました。ただし、タイアにはマーブルやほこりがついてしまいました」

    「この後、マシーンの状態が完全ではないように思われたので、僕は念のためピットストップを行うことにしました。このとき、僕たちは最後となるピットストップを行いましたが、残念なことにチームは給油リグをつなぐのに手間取り、およそ10秒を失ってしまいます。僕は全力で追い上げを図りましたが、あるとき深く縁石に乗りすぎたせいでマシーンが浮き上がってしまい、ウォールにヒットし、リタイアを余儀なくされました」

    つまり、スピードという面では多くの手応えを掴んだことになる。そしてインディカーの一団は続いて北に進路をとり、1週間後に開催されるポコノ・レースウェイでの一戦に挑むことになる。

    「ポジティブに感じられることもいくつかありました。しかも、チームの本拠地と極めて近い場所でレースが開催されたため、メカニックたちやその家族とお会いできたことも嬉しかったです。ABCサプライからも多くの方々が応援に駆けつけてくれ、AJフォイト・レーシングはたくさんの方々から声援を送っていただきました。本当に素晴らしい週末でしたが、僕たちの期待する成績だけは手に入れることができませんでした」

    「僕たちはミルウォーキーでテストを行っており、ポコノのベースセットアップも良好な仕上がりを見せています。ミルウォーキーとはだいぶコースの特性が異なりますが、セットアップの考え方は活用することができるので、来週末はいい結果が残せると期待しています」

  • 佐藤琢磨、クラッシュリタイア (インディカー第10戦)

    佐藤琢磨、クラッシュリタイア (インディカー第10戦)

    佐藤琢磨は、ダブルヘッダーで行われたインディカー第10戦ヒューストンの決勝レースをクラッシュリタイアで終えた。

    佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は予選10番手からスタート。シケインをショートカットしたという判定によって、序盤に15番手までポジションを落としたが、マシンの仕上がりは良好で、速いペースを保ったまま周回し、1回目のピットストップを終えるとポジションは10番手に復活した。

    ハードタイヤにスイッチしてからの佐藤琢磨は、リズムに乗って順位を着々と上げていき、90周のレースが50周を終えた時点で6番手にまでポジションを上げた。さらに上位を狙ってファイトを続けた佐藤琢磨は、タイヤがパンクする不運で後退。75周目に縁石へ乗り上げてバランスを崩し、アクシデントによるリタイアを喫しました。

    佐藤琢磨(19位)
    「悔しいレースになりました。スタートはよかったのですが、シケインに並んで入ったカルロス・ムニョスが寄せてきたため、私はショートカットを強いられました。私はそれによってポジションアップをしていませんし、ムニョスをパスしたのはその先のターン5でのことでした。私はさらに数台をパスしたのですが、レースコントロールは私がショートカットしたという判定をし、ムニョスの後ろまで下がるよう指示しました。多くの順位をここで失いましたが、再びアタックして失地をばん回し、トップ10へと返り咲きました。しかし、その後のリスタートでマルコ・アンドレッティがインから接触してきたため、アウト側のラインへ飛ばされた私はタイヤかすを拾い、また順位をいくつも下げました。ここでハンドリングに異常を感じたのでピットインしました。タイヤがパンクしている可能性が考えられたからです。そこからもう一度ポジションアップを重ね、トップ10に復活しましたが、縁石に高く乗り上げ過ぎてジャンプしてしまい、壁にヒット。レースを終えることとなりました。ヒューストンでは激しい戦いを繰り広げましたが、望む好結果をつかむことはできませんでした。マシンは好調なので、次のポコノでぜひともいいレースを戦いたいと思います」

  • 佐藤琢磨、ヒューストンの2レース目は10番手から決勝に挑む

    佐藤琢磨、ヒューストンの2レース目は10番手から決勝に挑む

    佐藤琢磨は、インディカー第10戦ヒューストンの予選を10番手で終えた。

    世界で最初の屋根付きスタジアム、アストロドームの周辺に作られた全長1.634マイルの特設コースでは、蒸し暑いコンディションのもと、2グループが10分間ずつの予選アタックを行った。

    あとに走るグループ2のときの方が、グループ1が走ったときよりも路面のグリップが高まるため、グループ2で最速だったドライバーがポールポジション(PP)を奪取した。

    佐藤琢磨(10番手)
    「今日の私は先に予選を行うグループ1であり、路面が昨日と比べて悪くなっていました。路面をグリップしている感触が低く、グループの5番手、総合10番手という結果になりました。昨日の私はドライコンディションでのレースを戦っていませんが、予選を走った限りではマシンのセッティングを変更する必要がありそうです。しかし、グループ2でのベストが59秒1まで縮まっていたことを考えると、昨日の私のベストが59秒2〜3でしたから、路面は昨日とほぼ同じレベルまで回復をしているのかな、とも感じています。これからガレージに戻り、データをチェックしてマシンセッティングを決め、今日もトップ争いに食い込みたいと思います」

  • 佐藤琢磨、一時トップを走行も接触されてリタイア (インディカー第9戦)

    佐藤琢磨、一時トップを走行も接触されてリタイア (インディカー第9戦)

    佐藤琢磨は、ダブルヘッダーの1レース目が行われましたインディカー第9戦ヒューストンの決勝レースをリタイアで終えた。

    予選6番手だった佐藤琢磨は得意のウエットコンディションで目覚しい走りを見せた。3列目からロケットスタートを切った佐藤琢磨はわずか5周でトップに躍り出て、その勢いを保って2番手に4秒もの大差をつけた。

    しかし、スタート直後にタイヤがパンクしてバックマーカーとなったアンドレッティが佐藤琢磨の進路を塞ぎ、それを利用して接近してきたヒンチクリフがピットストップをしたため、トップの座を奪った。

    ドライコンディション用のスリックタイヤ装着でも佐藤琢磨は速く、ハイペースを保ってトップに返り咲くチャンスをうかがっていたが、32周目のリスタート直後、序盤のスピンで周回遅れに陥っていたルーキーのミハイル・アレシンが佐藤琢磨に強引なオーバーテイクを仕掛けたために2台は接触。絡み合うようにしてコンクリートウォールにヒットした彼らはそろってリタイアを喫した。

    佐藤琢磨(22位)
    「今日のようなフィニッシュは誰も望んでいません。本当にがっかりです。スタートはとてもうまくいき、2台をまとめてパスするところでしたが、その2台にサンドイッチにされてアクセルを戻さなければなりませんでした。それでも私のマシンはとても好調だったので、彼らを1台ずつパスし、トップに立つことができました。すべてが順調で、走ることを楽しんでいましたが、マルコ・アンドレッティがピットアウトして来て、温まっていいないタイヤで私の進路を塞ぎました。彼にはオフィシャルからブルーフラッグが長いこと提示され続けましたが、彼はそれを無視し続けました。私は彼の後ろを走ることで築いていたリードを失い、そこでようやくインディカーが彼に対してブラックフラッグを提示しました。すでに我々に対するダメージは十分に与えらえていました。ヒンチクリフは私のすぐ後ろまで迫っており、同じタイミングで行なったピットストップで彼にトップの座を奪われたのです。2番手で迎えたリスタートでは、ミハイル・アレシンが私の後ろにいました。彼は1周の周回遅れでしたから、私はヒンチクリフとのバトルに集中していました。そして長い高速コーナーであるターン5は、イン側からオーバーテイクをする以外は不可能で、そこはまだ路面が濡れていました。なので、ライン上を走り続けていましたが、彼はアウト側からコーナーへと深く進入し、2台が絡み合う結果となりました。いったい彼は何がしたかったのでしょうか。次のコーナーはヘアピンですから、アウト側からのパスなど不可能です。私たちのチームは素晴らしい仕事をしてくれ、レースでのマシンは本当に高い競争力を備えていました。難しいコンディションでのレースとはなっていましたが、私たちの下した判断は正しく、走ることを大いに楽しめていました。本当に残念でなりません。アクシデントで手首を少し傷めましたが、明日のレースへの出場に関しては問題ないと思います」

  • 佐藤琢磨、ヒューストンの予選は6番手 (インディカー)

    佐藤琢磨、ヒューストンの予選は6番手 (インディカー)

    佐藤琢磨は、インディカー第9戦ヒューストンの予選を6番手で終えた。

    佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は今シーズン2度目の予選ファイナルステージ進出を果たした。ステージ1をグループ2で走った佐藤琢磨は、59秒6408のベストをマーク。ステージ2では59秒2248に自己ベストを縮めて、両ステージをトップで通過した。

    PP獲得の最有力候補としてファイナルに臨みましたが、ファイナルではマシンのフィーリングが変化しており、59秒台のラップを実現できず、今シーズン3度目のPPを狙った佐藤琢磨の戦いは、6番手という結果となった。

    佐藤琢磨(6番手)
    「昨日のプラクィス1からマシンのハンドリングが非常によく、今日の予選でもグループ2で走った最初のステージ、12人での争いだったセカンドステージ、いずれもトップタイムをマークできました。ソフトタイヤを装着しても、マシンの状態は良好でした。ところが、予選のファイナルステージが始まりハードタイヤで走ってみると、路面のコンディションが変わったからなのか、ユーズドタイヤが原因だったのか、セカンドステージよりもグリップ感が低くなっていました。ピットに戻ってタイヤをソフトタイヤに交換してアタックを行ったのですが、ハードタイヤで走ったときと同じく、グリップが下がっている印象で、予選結果は6番手でした。とても悔しいですね。ライバル勢がユーズドのソフトタイヤでラップタイムを向上させていたのに対して、私たちはラップタイムが逆に遅くなっていた点が気になります。しかし、決勝は3列目という好位置からスタートを切ることができますので、スタート直後のターン1でトラブルに巻き込まれないように注意し、上位でのフィニッシュを目指します」

  • 佐藤琢磨、ヒューストンの初日プラクティスで好調な滑り出し

    佐藤琢磨、ヒューストンの初日プラクティスで好調な滑り出し

    佐藤琢磨は、本日ヒューストンNRGパーク・サーキットで行われた2回のプラクティスにおいて、2回連続でトップ10に入るスピードを示した。

    午前中のセッションで佐藤琢磨は1.634マイル(約2.6km)のコースを1分00秒7901で走りきり、4番手に入った。午後のセッションでは7番手だった(午前と午後の総合では8番手)。

    23人が参加して行われる公式予選は明日の午前10時(日本時間の6月29日0:00)に始まり、シェル&ペンゾイル・グランプリ・オブ・ヒューストンのレース1は同じ日の14:45(日本時間の6月29日04:45)にスタートが切られる。

    佐藤琢磨
    「昨年の予選では力強い走りを見せることができたヒューストンに戻ってこられてとても嬉しく思っています。ここはチームにとってのホームコースで、チーム・スタッフの家族や友人たちがたくさん集まってくれています。AJも上機嫌なので、とにかくいい結果を残したいと思います。今日はどちらのセッションでも前進を図ることができました。明日はいきなり予選を戦うことになるので、初日の今日はいいベースセットアップを見つけ出すのが非常に重要となりますが、僕たちはそれを成し遂げました。まだやり残したこともあるので、引き続き懸命に働き、明日はいいパフォーマンスを皆さんにお見せしたいと思います」

  • 佐藤琢磨、メカニカルトラブルで18位 (インディカー)

    佐藤琢磨、メカニカルトラブルで18位 (インディカー)

    佐藤琢磨は、インディカー 第8戦 テキサスの決勝レースを18位で終えた。

    16番グリッドからのスタートした佐藤琢磨は、ハンドリングの決まっていないマシンで苦しい走りとなっていたが、粘り強い走りを続けていた。

    しかし、ゴールを目前にしてマシンにトラブルが発生したために完走はならず、結果は18位となった。

    佐藤琢磨(18位)
    「今晩のレースは苦しい戦いでした。夕日が沈んでレースのスタートが切られ、その頃はまだ気温も路面温度も高かったのですが、それが時間の経過とともに下がり、マシンのバランスも変化していきました。私たちはコンディションに合わせてマシンを変更し、ポジションを少しずつ上げていきました。今年からの新ルールによってダウンフォースは大きくされたのですが、私たちのタイヤの摩耗は激しく、スティント後半の走りは大変厳しいものになっていました。ピットクルーの作業も素早く確実でしたが、最後にはトラブルが発生し、マシンに火災も起こってしまい、リタイアを余儀なくされました。今日のレースではまた多くのことを学べましたから、今後のレースにそれらを生かしたいと思います。次戦はチームのホームタウンであるテキサス州ヒューストンですから、いいレースを戦えることを楽しみにしています」

  • 佐藤琢磨、テキサスの予選は16番手 (インディカー)

    佐藤琢磨、テキサスの予選は16番手 (インディカー)

    佐藤琢磨は、インディカー 第8戦 テキサスの予選を16番手で終えた。

    朝のプラクティスで17番手のタイムを出していた佐藤琢磨は、予選ではトップ10入りを目標に掲げていたが、暑くなったコンディションでマシンのハンドリングが思うほど向上していなかった。

    佐藤琢磨は、コントロールの難しいマシンと格闘しながら予選アタック1周目に時速216.756マイルをマーク。

    しかし、2周目は時速215.376マイルへと大きくダウンし、平均スピードは時速216.064マイル。8列目アウト側グリッドからのスタートに決まった。

    佐藤琢磨 (予選16番手)
    「厳しい予選となっていました。予選に向けての準備の時間がとても短かったですね。今日の予選の前にはプラクティスが1回行われただけでしたから。昨年のテキサスで、私たちは小さなトラブルから予選を走ることができませんでした。私たちにはダウンフォースを小さく設定したマシンでの予選走行のデータがないため、今日のマシンセッティングが大きなチャレンジとなっていたんです。朝のプラクティスで得られた情報から予選用のマシンを作り上げたのですが、安定感が不足していました。アンダーステアもオーバーステアも両方出るマシンになっており、レースに向けても多くの改良が必要だと感じました。しかし、予選を走ったことによって、私たちは少ないダウンフォースでのマシンに関しても幾らかのデータを取ることができました。朝のプラクティスのデータと照らし合わせ、今晩のファイナルプラクティスでより良いマシンとし、明日の決勝レースを迎えたいと考えています」

  • 佐藤琢磨 「僕たちには勝てるマシンがあったし、とても落胆した」

    佐藤琢磨 「僕たちには勝てるマシンがあったし、とても落胆した」

    佐藤琢磨が、インディカー第16戦・17戦とダブルヘッダーで開催されたデトロイトのレース週末を振り返った。

    デトロイトのベルアイルで行われたインディカー・シリーズのダブルヘッダーレースで、佐藤琢磨は抜群に速かった。しかし、運の悪さでも人並みを外れていた。どちらのレースでも好成績を収めるチャンスがあったが、どちらのレースでも勝機は佐藤琢磨の指の間をすり抜けてしまった。

    レース1ではレース序盤でギアボックス・トラブルが発生し、レース2ではインディカー・シリーズでキャリア5回目のポールポジションを獲得しながら、佐藤琢磨にはまったく非のないふたつの事故に巻き込まれてしまった。

    インディ500が終わった直後、チームはカナダ国境にほど近い島のなかに設けられた市街地コースに向かった。ここで、AJフォイト・レーシングのダラーラ・ホンダに乗る佐藤琢磨は滑り出しからまずまずの速さを示し、最初のプラクティスではトップ10に入ってみせた。

    「とても忙しいスケジュールでした。ダブルヘッダーレースはいつも忙しいものですが、予選前には45分間のプラクティスが2度あるだけでした。ここで上手くいけば2レース続けていい結果が残せるでしょうし、そうでなければ2レースを立て続けに失うことになります! 僕たちは比較的いいスタートを切りました。バランスが特別よかったわけではありませんが、少なくともトップ10に入ることはできました」

    それでも残念なことに、佐藤琢磨は予選のセグメント2に進出できなかった。極めてコンペティティブな予選グループ内で8番手に終わったからだ。このため佐藤琢磨は15番グリッドからスタートすることが決まった。

    「プラクティスの結果から考えれば、もう少しいい成績が手に入ったはずです。けれども、スケジュールに余裕がなければ、いくら何かを学び取ってもそれをテストで反映させる機会はなく、確実にパフォーマンスに繋げることはとても難しいのです。予選は朝の8時30分に始まるというタフなもので、気温が低いためにグリップは高く、空気の密度も高い状態でしたが、僕たちはグリップ不足に悩まされました。あと100分の数秒速ければセグメント2に進出できたのに、それができませんでした」

    土曜日のスタートでは、柔らかめのレッドタイアを履くウィル・パワーとシモン・パジェノーが強引に割り込んできたため、佐藤琢磨は18番手に後退する。しかし、その後でパジェノーとパワーは接触、パジェノーはリタイアに追い込まれ、イエローコーションとなった。このとき佐藤琢磨は、その後のピットストップの展開によりこのレースで優勝することになるパワーを追い越していた。

    「すべて満足のいく状況でしたが、数周するとギアボックスが問題を起こすようになりました。3速から4速にシフトアップできず、4速を飛び越えて5速に入ってしまうトラブルでした。しかも症状は安定せず、次第に深刻な状況に陥っていきました。このためピットに戻るしかありませんでしたが、ここでメカニックがギアボックスに小さな問題を見つけます。結果的にコースには復帰できましたが、数周のラップダウンになっていたので、残る周回はテストとして利用することにしました」

    けれども、どんな災いにもいい部分はあるものだ。なぜなら、このときの努力が実を結び、チームは日曜日の予選でポールポジションを勝ち取るマシンを作り上げることができたからだ。

    「僕たちはいろいろなことを学びました。ただし、タイアの空気圧を変えたりとか、ほんの小さなことです。けれども、これがとても役に立ちました。僕たちにとっては必要なことだったし、ポジティブな影響を及ぼすことになったのです」

    トラブルが起きたとき、佐藤琢磨はパワーに先行していた。あのままいけば、佐藤琢磨は優勝できたのだろうか?

    「そうは思いません。デトロイトの路面はレッドタイアとの相性が非常に悪いようです。最初の数周は高いグリップ力を発揮しますが、その後グレイニングが起き、パフォーマンスは急激に低下します。このため、レッドタイアでの走行は最小限に留める必要があります。僕はブラックタイアでスタートしましたが、当然、途中でレッドに交換しなければいけません。いっぽうのウィルは、このときすでにレッドを使い終えていたのです。しかも、デトロイトの特徴的な路面にあったタイア空気圧にあわせることができなかったため、僕たちは苦しむことになります。おかげでドライブしにくい状況でしたが、それでもコースに戻って何かを学び取ることが重要でした」

    結果は18位だったが、全体で8番目に速いファステストラップを記録したことは何らかの可能性を示していた。実際、日曜日朝の予選で佐藤琢磨は大きな飛躍を遂げることになる。

    「土曜日の夜、エンジニアたちとディスカッションしました。その後、僕は真夜中に目が覚めます。そこで僕はセットアップをどう変更して欲しいかについて、エンジニアにメールで知らせました。翌朝にもミーティングはありますが、それからではメカニックたちがジオメトリーを変更する時間はありません。朝、目覚めると、エンジニアから『そうしよう!』という返事がきていました。これで予選が本当に楽しみになりました」

    今回は、3段階で行われる通常の予選は実施されず、ふたつの予選グループに分かれて1度だけセッションが行われることになった。佐藤琢磨はふたつめのグループから出走した。

    「最初のグループでジェイムズ・ヒンチクリフがものすごいラップタイムを記録しました。1分16秒で走れるドライバーがいるなんて、想像もできませんでした。なにしろ、僕が土曜日にマークしたタイムは1分18秒3でしたから! けれども、自分がアウトラップを走ってみて、路面のグリップレベルがどれくらい上がっているかに気づき、驚きました。ラバーがしっかり乗っているうえに気温が低かったので、コンディションとしては理想的だったのです」

    「僕自身がアタックするのを楽しみにしていましたが、僕の直前でライアン・ハンター-レイがウォールと接触してセッションは赤旗中断となってしまいます。僕のマシンはまだ完全にウォームアップが終わっておらず、クルマの挙動も十分に把握できていませんでした。レッドタイアでアタックする前に、何周か走ってブレーキやギアボックス・オイルなどの温度を上げて、準備万端にしておきたかったのです。けれども、セッションは残り数分しかありませんでした。最初のアタックでのタイムは1分17秒でしたが、このとき、僕はこう思いました。『マシンの状況はいいし、グリップレベルは高いし、まだタイアはデグラレーションを起こしていない……』 そこで僕は最後の1周にすべてを掛けてアタックしましたが、これは最高のフィーリングでした。すべてのコーナーでマシーンは素晴らしいパフォーマンスを示し、最終的にはコースレコードでポージポジションを獲得できました。言葉では言い表せないくらい最高の気分で、深い満足感を味わうことができました」

    「レースのスタートもうまくいきました。誰にも抜かされることなくトップでターン1に進入していき、何の問題もありませんでした。すべて順調だったのです」

    マイク・コンウェイを除くすべてのドライバーがレッドタイアでスタートしており、早い段階でイエローコーションとなることを誰もが期待していた。そうすれば、残り周回数はブラックタイアで走りきれるからだ(インディカー・シリーズではレース中にレッドタイアとブラックタイアを少なくとも1度ずつ使用することが義務づけられている)。彼らの判断は間違っていなかった。序盤に3台が関係するアクシデントが発生したため、集団の後方を走るドライバーがまずブラックタイアに交換。2回目のイエローで、佐藤琢磨を含むトップグループがピットストップを行った。ピットではエリオ・カストロネヴェスとライアン・ブリスコーに抜かれたため、実質的に佐藤琢磨は3番手となったが、コース上での順位は17番手だった。

    「ピットストップで少し遅れました。ただし、まだピットしていないドライバーもいたので、レースはとても難しいものになります。あるときはブリスコーをオーバーテイクして、また次のときはポジションを落とすといったことの繰り返しでした。とても楽しいレースでしたが、やがてとんでもない災難に巻き込まれてしまいました」

    2回目のピットストップを行ったとき、佐藤琢磨はジャック・ホークワースの直後につけていた。ブリスコーはすでにピットを終えていて、佐藤琢磨はコースに復帰すると、間もなくオーストラリア人ドライバーの攻略に成功する。次の周にホークワースがピットストップを行い、佐藤琢磨の目の前でコースに復帰してきた。

    「ブリスコーは最初のピットストップであまりたくさんの燃料を給油していませんでした。おかげでピット作業では僕をオーバーテイクできたのですが、その後ピットストップでは長いスティントを走行しなければいけません。ジャックがコースに戻ったとき、彼のタイアは冷えた状態でしたが、僕とブリスコーのタイアはウォームアップが終わっていました。ターン3へのブレーキングでジャックとサイド・バイ・サイドになりましたが、僕はアウト側から無理なくオーバーテイクしました。ところが、僕とジャックの間に突然ブリスコーが割り込んできたのです。すでに僕は完全にコーナリング中だったのに、彼は止まりきれずにぶつかってきて、僕をスピンに追い込んだのです」

    これで佐藤琢磨はリードラップの最後尾に転落。けれども、このときコース上を走る誰よりも速いペースで驚くべき追い上げを図ると、集団の後方に追いついたのである。

    「僕はものすごく怒っていました。でも、マシンが好調なのはとにかく嬉しいことでした。そのままいっていれば……、どうなっていたかはわかりませんが、ひどく悔しかったことは間違いありません」

    セバスチャン・ブルデーがクラッシュしたこともあり、レースが残り6周となったとき、佐藤琢磨は11番手を走行していた。ところが、佐藤琢磨はマルコ・アンドレッティから同じような仕打ちを受けることになる。その後、マルコにはペナルティが下された。

    「残念でした。またもや追突されて、今回はウォールに接触してしまいました」 結果はまたもや18位フィニッシュという残念なものだった。

    「とてもフラストレーションが溜まりましたし、とても落胆しました。僕たちには勝てるマシンがありました。懸命に働いてくれたチームのスタッフには心からお礼を申し上げます。ポールポジションを獲得できたのは最高の気分でしたが、優勝はまたもお預けとなりました。でも、僕はこれからもチャレンジし続けます」

    そのチャンスは、今週末やってくるかもしれない。というのも、AJフォイトのホームレースであるテキサス・モーター・スピードウェイでの一戦が開催されるからだ。

    「今度もオーバルなので、とてもエキサイティングな気分です。インディ500ではレースデイにとても力強く走ることができました。あれからまだ1週間しか経っていませんが、ずいぶん前のことのような気もします。インディとテキサスではコースが異なりますが、ポジティブな部分を取り込むことはできるので、最高の結果を残したいと思います。チームのためにも、多くのポイントが絶対に必要なのです」