カテゴリー: インディカー

  • 佐藤琢磨、6番手まで追い上げるもリタイアに終わる / インディー

    佐藤琢磨、6番手まで追い上げるもリタイアに終わる / インディー

    佐藤琢磨は、インディカー 第4戦 フェニックスの決勝レースをリタイアで終えた。

    日が沈んだ後のフェニックス・インターナショナル・レースウェイで行われた250周の決勝レースにおいて、アンドレッティ・オートスポーツから臨んだ4人のドライバーはいずれも完走を果たせなかった。

    18番グリッドからスタートした佐藤琢磨は一時6番手まで挽回したが、132ラップ目に壁と接触し、チェッカードフラッグを受けることなくレースを終えた。

    インディカー・シリーズの次の一戦はインディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催される第101回インディ500となる。

    佐藤琢磨
    「難しいレースでした。序盤はペースが伸び悩んでいましたが、2回目のピットストップを終えた後の2ラップ目で、マシンがまるで曲がってくれず、ターン3でアウトに膨らんでしまいました。ラインを外すとどうにもコントロールできなくなり、ウォールと接触しました。こんな風にレースを終えることになって残念ですが、来週ゲートウェイで行われるテストがうまくいくことを期待しています」

    関連:【動画】 インディカー 第4戦 決勝レース

  • 【インディカー】 第4戦:シモン・パジェノーが優勝、佐藤琢磨はリタイア

    【インディカー】 第4戦:シモン・パジェノーが優勝、佐藤琢磨はリタイア

    インディカー 第4戦 フェニックスの決勝が29日(土)にフェニックス・インターナショナル・レースウェイで行われた。

    今シーズン最初のショートオーバル、今季初の土曜日のナイトレースでも開催された第4戦フェニックス。

    レースはオープニングラップのターン1でミハイル・アレシン(シュミット・ピーターソン)がスピン。4台の巻き込まれてリタイアするという波乱の幕開け。

    優勝はシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)。2番手にはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、3番手にはJ.R.ヒルデブランド(エド・カーペンター)が続き、トップ4をシボレー製が独占した。

    佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)は135周目にターン4でクラッシュ。リタイアでレースを終えた。メディカルセンターでチェックを受けたが、怪我はなかった。

    アンドレッティ・オースポーツは、メカニカルトラブルのライアン・ハンターレイを含めて、4台すべてリタイアに終わった。

    2017 インディカー 第4戦 フェニックス 決勝 結果

      No Driver Team   LAP
    1 1 シモン・パジェノー Team Penske C 250
    2 12 ウィル・パワー Team Penske C 250
    3 21 J.R.ヒルデブランド Ed Carpenter Racing C 250
    4 3 エリオ・カストロネベス Team Penske C 250
    5 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H 249
    6 10 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing H 249
    7 20 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C 248
    8 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing H 248
    9 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C 248
    10 14 カルロス・ムニョス AJ Foyt Racing C 247
    11 19 エド・ジョーンズ Dale Coyne Racing H 247
    12 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H 246
    13 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H 220
    14 4 コナー・デイリー AJ Foyt Racing C 180
    15 98 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H 141
    16 26 佐藤琢磨 Andretti Autosport H 135
    17 7 ミハイル・アレシン Schmidt Peterson Motorsports H 0
    18 27 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H 0
    19 18 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing H 0
    20 8 マックス・チルトン Chip Ganassi Racing H 0
    21 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H 0
  • 佐藤琢磨、18番グリッドからフェニックスの決勝に挑む/ インディカー

    佐藤琢磨、18番グリッドからフェニックスの決勝に挑む/ インディカー

    佐藤琢磨は、インディカー 第4戦 フェニックスの予選を18番手で終えた。

    土曜日にフェニックス・インターナショナル・レースウェイで行われたプラクティスでは、様々な向きから強い風が吹くとともに砂漠からほこりが舞い込み、走行時間はいくぶん短縮された。このため、予選ではチームの優れたセットアップを存分には発揮できず、佐藤琢磨は189.779mph(約303.6km/h)を記録して18番グリッドを手に入れた。

    250ラップの決勝レースは明日の午後9時35分(現地時間)にスタートが切られる。

    佐藤琢磨
    「プラクティスのコンディションを予想できず、気まぐれな風が吹き荒れていたことを考えれば、予選はまずまずの結果で悪くなかったと思います。プラクティス中の予選シミュレーションではあまり深く掘り下げたことができなかったうえ、チームのなかでいちばん最初にアタックを行ったため、かなりコンサバティブなセットアップを選択しました。その影響は多少あったと思いますが、明日のレースでは問題ないでしょう」

  • 【インディカー】 カストロネベスがポールポジション、佐藤琢磨は18番手

    【インディカー】 カストロネベスがポールポジション、佐藤琢磨は18番手

    インディカー 第4戦 フェニックスの予選が28日(金)にフェニックス・インターナショナル・レースウェイで行われた。

    現地時間20時から行われた予選。ポールポジションを獲得したのはエリオ・カストロネベス(ペンスキー)。オーバルトラックでは2周の平均速度をもとにグリッドが決定。カストロネベスは194.905mphを記録し、コースレコード(194.975mph)を更新し、“King of Speed”の称号を手にした。

    2番手はウィル・パワー(ペンスキー)、3番手はJ.R.ヒルデブランド(エド・カーペンター)が続き、フリー走行と同じくシボレー勢がトップ5を占めた。

    ホンダ勢のトップはトニー・カナーン(チップ・ガナッシ)。佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)は18番手だった。

    2017 インディカー 第4戦 フェニックス 予選 結果

      No Driver Team   Time Speed
    1 3 エリオ・カストロネベス Team Penske C 00:37.7538 194.905
    2 12 ウィル・パワー Team Penske C 00:37.9266 194.017
    3 21 J.R.ヒルデブランド Ed Carpenter Racing C 00:37.9471 193.912
    4 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C 00:37.9933 193.676
    5 1 シモン・パジェノー Team Penske C 00:38.0449 193.414
    6 10 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing H 00:38.2178 192.539
    7 7 ミハイル・アレシン Schmidt Peterson Motorsports H 00:38.2599 192.327
    8 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H 00:38.3151 192.050
    9 27 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H 00:38.4478 191.387
    10 18 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing H 00:38.4554 191.349
    11 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H 00:38.4866 191.194
    12 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H 00:38.5663 190.799
    13 8 マックス・チルトン Chip Ganassi Racing H 00:38.5725 190.768
    14 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing H 00:38.6136 190.565
    15 98 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H 00:38.6461 190.405
    16 19 エド・ジョーンズ Dale Coyne Racing H 00:38.7226 190.029
    17 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H 00:38.7721 189.786
    18 26 佐藤琢磨 Andretti Autosport H 00:38.7736 189.779
    19 14 カルロス・ムニョス AJ Foyt Racing C 00:38.8715 189.201
    20 4 コナー・デイリー AJ Foyt Racing C 00:39.0291 188.538
    21 20 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C 00:39.4849 186.360
  • 【インディカー】 シボレー勢がフリー走行のトップ5独占、佐藤琢磨17番手

    【インディカー】 シボレー勢がフリー走行のトップ5独占、佐藤琢磨17番手

    インディカー 第4戦 フェニックスのフリー走行が28日(金)にフェニックス・インターナショナル・レースウェイで行われた。

    第4戦フェニックスは、今シーズン最初のショートオーバルでのレースとなり、今季初の土曜日のナイトレースでもある。

    現地時間16時から開始された2時間のフリー走行。トップタイムを記録したのはジョセフ・ニューガーデン(ペンスキー)。

    2番手にはJR.ヒルデブランド(エド・カーペンター)、3番手にはエリオ・カストロネベス(ペンスキー)が続き、以下トップ5をシボレー勢が独占した。

    ホンダ勢のトップはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)の6番手。佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)は17番手タイムだった。

    2017 インディカー 第4戦 フェニックス フリー走行

      No Driver Team   Time Speed TL
    1 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C 19.1517 192.108 68
    2 21 J.R.ヒルデブランド Ed Carpenter Racing C 19.1944 191.681 56
    3 3 エリオ・カストロネベス Team Penske C 19.2786 190.844 65
    4 1 シモン・パジェノー Team Penske C 19.2799 190.831 68
    5 12 ウィル・パワー Team Penske C 19.3073 190.560 77
    6 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H 19.3590 190.051 68
    7 18 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing H 19.3824 189.822 57
    8 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing H 19.4438 189.222 67
    9 10 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing H 19.4753 188.916 51
    10 7 ミハイル・アレシン Schmidt Peterson Motorsports H 19.4955 188.720 56
    11 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H 19.6256 187.469 57
    12 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H 19.6551 187.199 65
    13 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H 19.6982 186.778 53
    14 14 カルロス・ムニョス AJ Foyt Racing C 19.7405 186.378 51
    15 98 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H 19.8220 185.612 48
    16 8 マックス・チルトン Chip Ganassi Racing H 19.8359 185.482 58
    17 26 佐藤琢磨 Andretti Autosport H 19.8699 185.164 57
    18 4 コナー・デイリー AJ Foyt Racing C 19.8742 185.124 52
    19 27 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H 19.9807 184.138 5
    20 19 エド・ジョーンズ Dale Coyne Racing H 20.1333 182.742 41
    21 20 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C 20.1701 182.409 15
  • フェルナンド・アロンソ、アメリカでのインディ500参戦への反響に驚き

    フェルナンド・アロンソ、アメリカでのインディ500参戦への反響に驚き

    フェルナンド・アロンソは、アメリカの地で自身のインディ500参戦のニュースへの反応に驚いたと語る。

    フェルナンド・アロンソは、F1バーレーンGP前にマクラーレン・ホンダとアンドレッティの共同エントリーでインディ500に参戦することを電撃発表。F1モナコGPを欠場することにも驚きの声が挙がった。

    先週、フェルナンド・アロンソは、インディカーを観戦するためにバーバー・モータースポーツ・パークを訪れ、その後、インディアナポリスにあるアンドレッティ・オートスポーツのワークショップでシート合わせを行い、シミュレーターでインディカーを体験した。

    「かなり激しい一週間だったし、そこから月曜日にシート合わせのためにチームと一緒にインディアナポリスに飛んで、レースの準備などいくつかのことを経験した」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「火曜日の朝には3時間だけシミュレーターで走り、オーバルでのクルマなどを初めて経験した。もちろん、リアルなクルマはとても違ってくると思う。シミュレーターは簡単に370km/hを出せるし、何も起こらないので、コーナーでリフトすることもない。リアルなクルマはもっと難しいと思う」

    「でも、少なくともクルマを確認する機会は得られたし、コーナー、ステアリング、重さなど、やっていく必要のあることを確認できた」

    フェルナンド・アロンソは、インディカーとF1パドックの多くの違いに驚いたが、最も衝撃を受けたのはアメリカ訪問とインディ500参戦への決定を取り巻く反響だったと語った。

    「あそこでは全てが異なる。パドック。人々、クルマの周りにいるファン、チームや競争者との対話などね。ドライバーブリーフィングに将来されたけど、ここと比較して明らかに違った」

    「でも、この5日間で最も驚いたのは、このニュースへの反響と、この期間でどれだけ多くの人々が僕を認識するようになったかだ」

    「アメリカではかなりリラックスして歩くことになれているし、休暇をアメリカで過ごすこともあった。誰も僕のことに気付かないし、プライバシーが欲しいからね。少なくとも空港ではそんな感じではなかったね」

  • 佐藤琢磨 「フェルナンドと一緒にレースを戦えることが楽しみ」

    佐藤琢磨 「フェルナンドと一緒にレースを戦えることが楽しみ」

    佐藤琢磨が、アンドレッティ・オートスポーツで今年のインディ500を共に戦うフェルナンド・アロンソについて語った。

    インディカー第3戦が開催されたアラバマにはフェルナンド・アロンソが姿を見せた。フェルナンド・アロンソが佐藤琢磨と一緒にアンドレッティのマシンを駆ってインディ500に参戦することは周知のとおりである。

    「フェルナンドに会えてよかったです」と佐藤琢磨はコメント。

    「彼とは毎年、日本で開催されるホンダ・サンクス・デイで顔を合わせる間柄です。いつも一緒にカートを走らせて楽しんでいます」

    「フェルナンドと一緒にレースを戦えることが楽しみです。彼と一緒にいるととても面白いんですよ。サーキットではタフなドライバーですが、いつもフェアに戦ってくれます」

    2007年のF1カナダGPで佐藤琢磨がスーパーアグリのマシンでマクラーレンのフェルナンド・アロンソをオーバーテイクしたシーンは今でもファンの間で語り草となっている。

  • 佐藤琢磨、ブレーキ・トラブルに苦しむ / インディカー 第3戦 レポート

    佐藤琢磨、ブレーキ・トラブルに苦しむ / インディカー 第3戦 レポート

    佐藤琢磨が、インディカー 第3戦 アラバマのレース週末を振り返った。

    トラブルに苦しみながらもしっかりとポイントを獲得し、ポイントテーブル上の順位を上げられたことは、チームとドライバーが熟達している何よりの証拠といえる。バーバー・モータースポーツ・パークにおける佐藤琢磨は、まさにそれをやってのけた。なにしろ、ブレーキ・トラブルを抱えたアンドレッティ・オートスポーツのNo.26 ダラーラ・ホンダで9位入賞を果たし、チャンピオン争いの8番手に浮上したのだから……。

    「もっと上位陣に近いポジションでフィニッシュできたら、もちろんそのほうがよかったでしょう」と佐藤琢磨。

    「でも、僕たちはいくつかの問題に悩まされていたので、最終的に手に入れた結果には満足しています。しかも、悪くないポイントを獲得してチャンピオン争いの順位も上がったのですから、長い目で見てもよかったと思います」

    3週間前にバーバーで行われたテストで大きな手応えを掴んでいたので、チームは意気揚々としてアラバマでのレースウィークを迎えていた。「数年前まではバーバーでオープンテストを行なうのが恒例となっていました。ただし、3月初旬に開催されるためにとても気温が低く、たとえ太陽が出ていても凍えるように寒いので、どうしても待ち時間が長くなっていました。それと、バルセロナでのF1テストと同じで、温度がマシンのバランスやパフォーマンスに与える影響が大きく、コンディションの異なるレースウィークエンドにはあまり役に立たないという傾向もありました」

    「それに比べると3週間前に行ったテストのときはずっと温かく、マシンのバランスとパフォーマンスもとても満足のいくものでした。しかも午前中はトップ、午後も6番手だったので、レースウィークを楽しみにしていました」

    ところが、金曜日のフリープラクティスは期待外れに終わる。

    「初日、僕たちのマシンはあまり調子がよくありませんでした。あの日は、普段では考えられないほど暑く、まるで夏のようでした。気持ちのいい1日でしたが、テストのときに比べるとバランスは大きくシフトしていました。また、ブレーキに問題があることも明らかになります。結果的に、これは素材が安定していないことが原因だと突き止めました。ペダルのフィーリングは良好なのに、コントロールがとても難しく、何度もタイアをロックさせてしまいました。バーバーでは、コーナー進入の姿勢を決められない限り、いいタイムは記録できません。もしも正確にブレーキングできなければ、コーナーではひどいアンダーステアになり、出口ではスナップオーバーに見舞われます。でも、チームメイトのマルコ・アンドレッティはとてもコンペティティブでした。僕は4カーチームの特権を存分に活用し、彼のセットアップを“コピー&ペースト”して最良の道を探ることにしました」

    土曜日のプラクティスで状況は好転。新しいブレーキを手に入れた佐藤琢磨はいいムードに包まれていた。しかし、このセッションの最後に起きたことは、佐藤琢磨のグリッド・ポジションに大きな影響を与えることとなる。佐藤琢磨は14番手につけていたのだが、トニー・カナーンが最後のラップで佐藤琢磨を15番手に蹴落としたのだ。予選グループの区分はこのセッションにおける順位の奇数・偶数によって決まるのだが、佐藤琢磨と同じ奇数グループにはペンスキーの3人 —— ウィル・パワー、エリオ・カストロネヴェス、シモン・パジェノ —— が含まれていたほか、これまでに4度チャンピオンに輝いたスコット・ディクソン、2017年のシリーズリーダーであるセバスチャン・ブルデー、アンドレッティのエース級であるライアン・ハンター-レイなどが揃っていたのである。激戦となることは目に見えていた。

    「信じられませんでした! それでもトップ6に入ってQ2に進められそうでしたが、最後の最後に僕とライアンの間にブルデーが割って入ってきたのです。それもものすごい接戦で、惜しいところでQ2進出を逃しました」

    実際のところ、佐藤琢磨はあと100分の6秒速ければQ2に駒を進めていた。この結果、佐藤琢磨は14番グリッドからスタートすることが決まる。

    残念なことに、決勝日朝のウォームアップは雨のために台無しとなってしまう。もちろん、佐藤琢磨はウェットコンディションが大好きだが、レースがドライになることがわかっているときには、好ましい状態とはいえないだろう。

    「金曜日のセットアップには満足できなかったうえ、土曜日は予選のことに集中していたので、これまでとは異なるセッティングを試したいと思っていました。したがって、ここではあまり物事が捗りませんでしたし、はっきりとした見通しが立たないまま決勝を迎えることになりました」

    レース前に不運なメカニカル・トラブルによって脱落したマルコ・アンドレッティによって一つ順位を上げ、佐藤琢磨はオープニングラップの小競り合いを潜り抜けてオーバーテイクを演じ、2ラップ目を終えたところで9番手まで浮上。ここで、この日2度提示されたコーションの1回目を迎える。原因はコース上の破片だった。

    「スタートは楽しかったですよ! バーバーはオーバーテイクがとても難しいので、レースが落ち着くまでの最初の何コーナーかが勝負となります。ターン2とターン3はアウト側に回り込んだのに続き、ターン5のヘアピンでもアウトから攻めて、いくつか順位を上げました。最初はマシンの調子もよかったのですが、間もなくドライブしづらくなります。ひどいオーバーステアで、コース上に留まっているだけでも大変な状態でした。とても苦しい展開です。リアタイアの摩耗が進行するとさらにリアのグリップは落ち込み、オーバーステアはさらに強まりました」

    「しかも、最初のスティントで新たなブレーキ・トラブルが発生します。ブレーキングするとマシンがブルブルと振動するようになったのです。右リアのブレーキ温度が常識外れなレベルまで上がっていました。これは、左フロント・ブレーキがなくなってしまったロングビーチのときと似た症状でした。そこでブレーキバイアスを大きく変更しなければいけなくなったのです」

    グリップに関連する問題は柔らかめのレッドタイアによるデグラデーションが原因だったので、次のスティントではブラックタイアに交換することを決める。ここまでに、他のドライバーが早めのピットストップを行ったこともあり、佐藤琢磨は一時5番手に浮上。続くスティントでは10番手前後につけていたが、最後のスティントではわずかにトップ10圏外に落ちてしまう。レース終盤にはもう1度、イエローが提示され、ほとんどのドライバーがここでピットストップ、そのままフィニッシュを目指すこととなる。このとき佐藤琢磨は12番手でコースに復帰した。

    「イエローが出たとき、僕たちはリスタートでのパフォーマンスを優先してレッドタイアを装着しました。僕は何台かのマシンとバトルを演じ、いくつか順位を上げました。けれども、ブレーキ・トラブルに苦しんでいたため、ヘアピンの進入でマシンを停められず、タイアを激しくロックさせてしまいます。このときタイアにフラットスポットができました。タイアが丸くなくなったせいで、レースが終わってからも僕の目と腕は揺れているような感じがしました!」

    ロックアップをしながらも佐藤琢磨はマックス・チルトンをパスして11番手に浮上。しかし、すぐにチルトンに抜き返されて12番手となる。次の攻防ではイギリス人ドライバーを仕留めて11番手に返り咲くと、今度はチャーリー・キンボールを抜いて10番手に駒を進めた。最後のコーション中にピットストップを行わなかったキンボールは、ここで給油を行ったのだ。さらにタイアのパンクによりパワーがピットに舞い戻ったことで9番手となる。

    「いいスティントでした。最初はハンター-レイ、続いてミカイル・アレシンを抑えなければいけませんでしたが、なんとか彼らの行く手を遮りました。長く、厳しい戦いでした。自分たちが期待するような最高の結果ではありませんでしたが、力強いパフォーマンスを示せたと思います」

    佐藤琢磨たちはバーバーから真っ直ぐフェニックスに向かい、土曜日の夜に行われるレースに挑む。

    「昨年のフェニックスではライバル陣営が好調でした。けれども、ホンダは大きな進化を果たしています。フェニックスはとてもチャレンジングなコースです。本当に、信じられないほどで、コーナーでは長い時間、5Gを発生させることになります。このショートオーバルでは既にテストも行なっているのでで、力強くレースを戦えることを期待しています」

  • フェルナンド・アロンソ 「現状ではインディ500の方がチャンスがある」

    フェルナンド・アロンソ 「現状ではインディ500の方がチャンスがある」

    フェルナンド・アロンソは、現状ではマクラーレン・ホンダでF1モナコGPを戦うよりも、インディ500の方がレースに勝てる可能性のあるクルマで競争できるチャンスが“はるかに大きい”と考えている。

    フェルナド・アロンソが、F1カレンダーのなかでも輝かしいモナコGPを欠場して、インディ500でデビューを果たすという発表は大きな衝撃を与えた。というのも、モナコのツイスティなストリートコースはエンジンのパワー不足に悩まされるマクラーレンにとって最も強いレースのひとつだと考えられているからだ。

    フェルナンド・アロンソは、F1モナコGPが今年のマクラレーン・ホンダにとっての見せ場になる可能性と認めるが、レースを欠場することを思いとどまらせるには十分ではないと述べた。

    「モナコがシーズンの間ずっと準備をしてきたレースなのは確かだ。僕たちのパッケージはあそこで競争的なはずだからね」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「その点で言えば、インディ500と日程が衝突するには悪いニュースだけど、全体として、僕は負けるよりも勝ちたい気持ちの方が大きい」

    「モナコではトップ5やトップ3にいればOKだし、楽しい結果だ。でも、伝統的なレースに勝てる大きな可能性は、モナコのどんなポジションよりもはるかに大きい」

    「それは僕がモナコでレースをしていないわけではない。僕がインディ500でレースをするというのは最大のニュースだし、魅力的なことだ」

    「モータースポーツにとってユニークな日だ。マクラーレン・ホンダが同じ日にモナコとインディアナポリスでレースをするんだからね」

    フェルナンド・アロンソは、ストフェル・バンドーンと彼の代役を務めるジェンソン・バトンには良い結果を出せる力があり、自分がいなくてもマクラーレン・ホンダはモナコで良いレースができると考えている。

    「二人ともうまくやるだろう。ジェンソンと話して、モナコでの彼のレースから何%か手数料をもらう必要があるね」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「ジェンソンはチームのこともクルマのことも知っている。彼はモナコで持っているものを最大化するだろう」

    「ポイントを獲得できる可能性はとてもリアルだし、誰かがその仕事をできるとすれば、それはジェンソンだ。僕たち全員が満足していると思う」

    「いずれにせよ、ストフェルは最高のポジションにクルマを置いてくれるだろう。チームがポイントを獲得できることを願っている」

    「モナコは独特なレースなので多くのことに依存するけど、問題ないと思うし、レースを欠場することがあまりチームに影響を及ぼすことはないと思う」

  • フェルナンド・アロンソ、ホンダのシミュレーターでインディカーを体験

    フェルナンド・アロンソ、ホンダのシミュレーターでインディカーを体験

    フェルナンド・アロンソは、インディアナポリスにあるHondaパフォーマンス・デベロップメントを訪問し、シミュレーターでインディカーを体験した。

    フェルナンド・アロンソは、先週末、バーバー・モータースポーツ・パークを訪れてインディカーのレースを見学。月曜日にはアンドレッティ・オートスポーツのワークショップを訪れ、インディ500にむけたシート合わせを行った。

    火曜日にはHondaパフォーマンス・デベロップメントでシミュレーターに乗り、インディアナポリスをインディカーで走行した。

    インディカーについてフェルナンド・アロンソは「乱気流、壁に囲われたコースで行う高速での戦い、すべてが難しいだろう」とコメント。

    「F1とはなにもかもが違う。トラフィック、ダウンフォースのレベル、マシンのフィーリング、左右非対称のマシンで走るストレートとブレーキングなどが僕にとって大きなチャレンジになると思う。なかでもトラフィックが難しいだろう」

    「とても大きなチャレンジだけど、僕にはマクラーレン・ホンダ・アンドレッティというベストのチームがついている。すばらしい人々が僕のスピードアップに多くの助言をしてくれるだろう」

    「2週間ほどの間にすべてをやり遂げなくてはいけないわけでだが、できる限り短時間で学んでいきたいと考えている」

    フェルナンド・アロンソは、この後ヨーロッパに戻ってF1ロシアGP(決勝:4月30日)を戦い、5月3日にはインディアポリスでインディカーでの初走行を行う。

    ホンダ インディカー シミュレーター