カテゴリー: インディカー

  • 【インディ500】 プラクティス3日目:強風で走行少なく…アロンソ4番手

    【インディ500】 プラクティス3日目:強風で走行少なく…アロンソ4番手

    2017年 インディカー 第6戦 「インディ500」のプラクティス3日目が17日(水)に行われた。

    この日のインディアナポリスには強風が吹き、ダスティなコンディション。チーム・ペンスキーはセッション終了3時間以上前にそれ以降は走行しないことを発表するなど、走行台数は少なく、各ドライバーはピットストップ練習などに時間をあてた。

    プラクティス3日目のトップはエド・カーペンター(Ed Carpenter Racing)の222.894mhp。2番手にはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)、3番手にはJ.R.ヒルデブランド(Ed Carpenter Racing)が続いた。

    フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ)はセッション後半にも走行を実施。219.533mphで4番手だった。

    第101回 インディ500 プラクティス 3日目

      No Driver Team   Speed Lap
    1 20 エド・カーペンター Ed Carpenter Racing C 222.894 52
    2 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H 222.599 47
    3 21 J.R.ヒルデブランド Ed Carpenter Racing C 220.553 54
    4 29 フェルナンド・アロンソ McLaren Honda Andretti Autosport H 219.533 39
    5 4 コナー・デイリー AJ Foyt Racing C 219.233 22
    6 8 マックス・チルトン Chip Ganassi Racing H 218.872 23
    7 14 カルロス・ムニョス AJ Foyt Racing C 218.840 28
    8 40 ザック・ビーチ AJ Foyt Racing C 218.636 46
    9 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing H 218.122 12
    10 77 ジェイ・ハワード Schmidt Peterson Motorsports H 217.299 9
    11 10 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing H 217.057 8
    12 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H 216.866 5
    13 7 ミカエル・アレシン Schmidt Peterson Motorsports H 216.844 2
    14 5 ジェームズ・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H 216.333 9
    15 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C 159.591 11
    16 50 ジャック・ハーベイ Andretti Autosport/Mike Shank Racing H 156.680 18
    17 24 セージ・カラム Dreyer & Reinbold/Kingdom Racing C 151.130 9
    18 26 佐藤琢磨 Andretti Autosport H 109.878 2
    19 98 アレクサンダー・ロッシ Andretti-Herta Autosport H 107.319 3
    20 27 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H 102.752 4
    21 16 オリオール・セルビア Rahal Letterman Lanigan Racing H 61.301 6
  • フェルナンド・アロンソ 「インディカーはF1とは異なる走りが必要」

    フェルナンド・アロンソ 「インディカーはF1とは異なる走りが必要」

    フェルナンド・アロンソは、2日間のインディ500のプラクティスを終え、まだインディカーを快適に感じることはできていないと認める。

    2日間のプラクティスでインディカーで172周を走行したフェルナンド・アロンソは、ここまでの進捗には満足しており、トラフィックでの走行のおかげで快適性は改善しているものの、まだ多くのゲインをえなければならないと語る。

    「満足はしているけど、快適に感じていないのは確かだ」とフェルナンド・アロンソは Autosport にコメント。

    「昨日は、特にトラフィック走行ができたことで、はるかに快適に感じているし、今の自分たちのポジションにはより満足している。でも、まだもっと多くを引き出さなければならない」

    「もちろん、クルマでの最初の2日間で行った全てのセットアップ変更は透明だった。クルマを感じることができなかったからね。今はそれができ始めているし、満足している」

    「多くの時間があるし、多くの走行がある。まだ準備はできていないけど、予選とレースまでにはなんとかなると思っている」

    フェルナンド・アロンソは、オーバルでインディカーを走らせることは、自分のキャリアで学んできたこととは劇的に異なるスタイルが要求されるが、その感覚にも慣れてきていると語る。

    「クルマを走らせていて異なる感じがするのは確かだ。ヨーロッパでF1でキャリアを発展させて、ここでのオーバルのレースに来た。クルマが勝手に左に曲がっていくので、走らせていてクルマを自然に感じることができなかった。1周目にターン1にアプローチしたときはちょっと変な感じだった」

    「でも、シミュレーターでうまく準備ができていたし、ここ数週間でチームから多くの情報をもらっていたので、ここに到着したときにはそのフィーリングに対する準備はできていた」

    フェルナンド・アロンソは、F1よりも多くのトラック外での活動を含めて、インディ500の2週間のビルドアップに驚いたと付け加えた。プラクティス2日目にフェルナンド・アロンソは、ピットで写真撮影やサインに応じている。

    「まだ言うのは早すぎるかもしれないけど、コース外でもっと多くの活動があると思っていた」

    「たぶん来週の日曜日に到着したときは違っていると思うけど、まだ今はだいたいOKだ」

    「最大のサプライスは、ガレージの外やピットレーンでもファンに会えることが。僕にとっては完全に新しいことだ」

  • 佐藤琢磨、アンドレッティ・オートスポーツとのインディ500に手応え

    佐藤琢磨、アンドレッティ・オートスポーツとのインディ500に手応え

    佐藤琢磨は、今シーズン移籍したアンドレッティ・オートスポーツと戦うインディ500に手応えを感じている。

    5月15日(月)にインディ500のプラクティスが開始。No.26 アンドレッティ・オートスポーツ・ホンダを駆る佐藤琢磨は初日に223.587mphで10番手、2日目は223.556mphで6番手でセッションを終えた。

    初日のセッションを終えた佐藤琢磨は「スピードウェイに戻ってこられて嬉しく思っています。とりわけ、アンドレッティ・オートスポーツとともにインディ500を戦うことを楽しみにしていました」とコメント。

    「今日、マシンは期待どおり素晴らしい走りを見せてくれました。走り出した直後からパフォーマンスは落ち着いていて、安定性も高いので、自信を築いていくうえで大いに役立っています」

    「セッションの終わりに、僕にとっては初めてとなるグループランを行いました。レースでトラフィックのなかを走ることはもちろんありますが、3人のチームメイトと一緒に走ったことはこれまでありませんでした。チームメイトとともに走ることは、想像できる範囲で最高のことで、とてもいい感触を掴むとともに自信が得ることができました」

    「今日はいい1日でしたが、この後、さらに進化していけることを楽しみにしています」

  • 【動画】 インディ500 プラクティス2日目 ハイライト

    【動画】 インディ500 プラクティス2日目 ハイライト

    インディ500 プラクティス2日目のセッションが16日(火)、インディアナポリスで行われた。

    プラクティス2日目の最速スピードはウィル・パワー(ペンスキー)の最高速度224.656mph。2番手にもエリオ・カストロネベスが続き、ペンスキー勢が1-2。3番手にはギャビー・チャベス(ハーディング・レーシング)が続き、シボレー勢がトップ3を占めた。

    ホンダ勢のトップは、ライハン・ハンターレイ(アンドレッティ・オートスポーツ)の4番手。佐藤琢磨は223.556mphで6番手だった。

    フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ)は、この日最多となる117周を走行して221.029mphで24番手。この日はトラフィックでの走行やオーバーテイクの練習を重ねた。

    Indy 500 Practice Day 2 Highlights

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  • フェルナンド・アロンソ、トラフィック走行は「とてもポジティブだった」

    フェルナンド・アロンソ、トラフィック走行は「とてもポジティブだった」

    フェルナンド・アロンソは、インディ500 プラクティス2日目に初めて本格的なトラフィックでの走行を経験。「とてもポジティブだった」と振り返った。

    マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ 29号車を走らせるフェルナンド・アロンソは、プラクティス2日目に最多の117周を走行。最速スピードは221.029mphで24番手だった。

    フェルナンド・アロンソは、序盤は他のマシンとの走行に専念。アンドレッティ・オートスポーツのチームメイトとともに走行した。

    「とてもポジティブだったし、多くの周回数を重ね、多くのことを学ぶことができ、ポジティブな一日だった」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「ようやくトラフィックでのグループ走行ができた。一晩整理して、明日はもっと良いオーバルドライバーになるために情報を使えるだろう」

    初日は他のマシンとは非常に短い時間しか走れず、フェルナンド・アロンソが長時間トラフィックで走行できたのは今回が初めてだったが、その経験に驚きはなかったと語る。

    フェルナンド・アロンソは、アンドレッティ・オートスポーツの6台体制の一員であることが、トラフィックでの走り方を理解するための大きな助けになったと考えている。

    「OKだと感じたし、予想通りの感覚だった。もちろん、ここでは次のストレートで利益を得るためには自分の前のクルマに接近し続けていることがとても重要だし、とても役に立った」

    「僕はそのためのベストなチームに所属している。チームメイトは驚くほど僕を助けてくれた。彼らが走行中のいくつかの瞬間で僕のことをケアしてくれているのがわかったし、とても良かった」

    「僕にとっては初めてだし、彼らに続いて走っている全てのラップで、彼らがやっていること、次のコーナーや次のラップへの攻め方、オーバーテイクの準備の仕方などいろいろなことを学んでいる」

    フェルナンド・アロンソは、午前中にはインディアナポリスのホンダのシミュレーターで作業をしてからサーキット入りするなど、インディ500にむけて休みなく準備を進めていると語る。

    「過去1ヵ月半の間の24時間の頑張りによるものだ。チームが提供してくれたデータを研究し、過去数年間の多くの映像を観てきた」

    「午前中にはシミュレーターを走らせ、午後はここにきて、周回を重ねて、学び続けている」

    「時間がなくてすべてをまとめられることができなかった。セットアップやトラフィックでの走行を実験し続けている」

    「でも、かなりOKな状態で予選と決勝を迎えられると思う」

    関連:【インディ500】 プラクティス2日目:佐藤琢磨6番手、アロンソは24番手

  • 【インディ500】 プラクティス2日目:佐藤琢磨6番手、アロンソは24番手

    【インディ500】 プラクティス2日目:佐藤琢磨6番手、アロンソは24番手

    2017年 インディカー 第6戦 「インディ500」のプラクティス2日目が16日(火)に行われた。

    タイムシートのトップに立ったのはウィル・パワー(ペンスキー)。最高速度224.656mphを記録した。2番手にはエリオ・カストロネベス(ペンスキー)、3番手にはギャビー・チャベス(ハーディング・レーシング)が続き、シボレー勢がトップ3を占めた。

    ホンダ勢のトップは、ライハン・ハンターレイ(アンドレッティ・オートスポーツ)の4番手。佐藤琢磨は223.556mphで6番手だった。

    フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ)は、この日最多となる117周を走行して221.029mphで24番手。この日はトラフィックでの走行やオーバーテイクの練習を重ねた。

    第101回 インディ500 プラクティス 2日目

      No Driver Team   Speed Lap
    1 12 ウィル・パワー Team Penske C 224.656 71
    2 3 エリオ・カストロネべス Team Penske C 224.287 68
    3 88 ギャビー・チャベス Harding Racing C 223.991 87
    4 28 ライアンハンターレイ Andretti Autosport H 223.960 78
    5 24 セージ・カラム Dreyer & Reinbold/Kingdom Racing C 223.641 69
    6 26 佐藤琢磨 Andretti Autosport H 223.556 106
    7 7 ミカエル・アレシン Schmidt Peterson Motorsports H 223.471 58
    8 1 シモン・パジェノー Team Penske C 223.420 86
    9 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C 223.352 84
    10 21 J.R.ヒルデブランド Ed Carpenter Racing C 223.156 59
    11 20 エド・カーペンター Ed Carpenter Racing C 222.842 82
    12 14 カルロス・ムニョス AJ Foyt Racing C 222.774 81
    13 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H 222.550 60
    14 98 アレクサンダー・ロッシ Andretti-Herta Autosport H 222.480 98
    15 19 エド・ジョーンズ Dale Coyne Racing H 222.251 85
    16 18 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing H 222.249 91
    17 10 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing H 221.959 49
    18 16 オリオール・セルビア Rahal Letterman Lanigan Racing H 221.921 65
    19 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing H 221.789 72
    20 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H 221.738 100
    21 22 ファン・パブロ・モントーヤ Team Penske C 221.696 58
    22 40 ザック・ビーチ AJ Foyt Racing C 221.629 68
    23 8 マックス・チルトン Chip Ganassi Racing H 221.229 75
    24 29 フェルナンド・アロンソ McLaren Honda Andretti Autosport H 221.029 117
    25 27 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H 221.011 82
    26 11 スペンサー・ピゴット Juncos Racing C 220.630 66
    27 17 セバスチャン・サーべドラ Juncos/AFS Racing C 220.289 55
    28 4 コナー・デイリー AJ Foyt Racing C 220.283 67
    29 5 ジェームズ・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H 220.131 60
    30 77 ジェイ・ハワード Schmidt Peterson Motorsports H 220.123 72
    31 50 ジャック・ハーベイ Andretti Autosport/Mike Shank Racing H 218.943 82
    32 63 ピッパ・マン Dale Coyne Racing H 218.589 47
    33 50 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport/Mike Shank Racing H 214.828 6

    フェルナンド・アロンソ オンボードカメラ

  • 【インディ500】 ホンダ:プラクティス1日目レポート

    【インディ500】 ホンダ:プラクティス1日目レポート

    5月15日(月)、第101回インディ500のプラクティスが始まる朝、会場のインディアナポリスには朝から青空が広がっていた。そして、この好天はしばらく続くとの予報が。少しでも多くの走行時間が欲しい、ルーキーのフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ)には朗報だった。

    走行開始はスケジュール通りの正午。最初の2時間は、ルーキーとシーズンレギュラーではないドライバーたちだけが走行を許される。

    ここでフェルナンド・アロンソは35周を走り、26周目には、このセッションのトップとなる平均時速221.634mphをマーク。とても順調な滑り出しとなった。

    フェルナンド・アロンソのピットは、プラクティスの開始前から大賑わいだった。カメラマンとレポーター、そしてフェンス越しに大勢のファンが、ピットの様子を見守っていた。

    彼の走りをサポートする人々は豪華絢爛。その筆頭はマリオ・アンドレッティ。インディカー・シリーズでチャンピオンになり、インディ500で勝ち、F1でワールドチャンピオンにも輝いた伝説のドライバーは、スペイン出身のF1チャンピオンによるインディ500への挑戦を、高く評価している一人。インディ500を3度制しているジョニー・ラザフォードも、29号車のピットで物静かにたたずんでいた。彼が伝統あるコースで挙げた3勝のうち、2勝はマクラーレンからのエントリーで、同チームのシャシーで勝ったものだ。

    インディカー・シリーズでチャンピオンシップを2度獲得し、インディ500でも1勝しているジル・ド・フェランも、アロンソを支える一人。アロンソの専属アドバイザーを務める彼は、エンジニアたちに混じってピットスタンドに陣取り、無線を装着していた。アロンソとエンジニアのコミュニケーションをアシストするのも、彼の仕事の一つだ。

    午後2時からは、レギュラードライバーたちも走行を始め、アロンソは都合6時間にわたるプラクティスで55周を走行。50周目の223.025mphがこの日のベストラップで、32台が走行する中で19番手にランクされた。5月16日(火)~19日(金)に、毎日6時間のプラクティスが行われる。そして20日(土)と21日(日)の2日間を使って、33台のスターティンググリッドを決める予選が開催される。

    フェルナンド・アロンソ (19番手)

    「とてもいい一日でした。走行前には気温の高さが気がかりでした。5月3日に走ったときよりだいぶ暑くなっていましたから。しかし、走り出してみたらマシンのフィーリングは良好でした。テストと同じ好感触でしたから、1周目の最初のターンをクリアした時点で、早々にマシンに対する自信が持てました。そこで、今日の私たちはセッティングの変更にトライしました。走行時間が終了する30分前には、リアサスペンションに小さな問題が生じたため、予定していたプログラムをすべて完了することはできませんでした。ただ、すべてが順調だったと言えます。トラフィックも少し体験する計画だったんですが、それだけが実現しなかったです。それでも、全体的に見て走行初日はすばらしいものだったと言えるのではないでしょうか。セッティングの変更を試せたぶん、5月3日よりも満足度が高いです。トラフィックでの走行を多く行うことはできませんでした。明日からの2日間ほどでそれを経験する必要があります。今日は2~3回、ほかのマシンの後ろを走るチャンスがありましたが、それはおもしろい体験でした。明日からのトラフィック走行が楽しみです。もう単独走行は十分に行えたと感じています」

  • 佐藤琢磨、インディ500に向けて弾み / インディカー 第5戦 レポート

    佐藤琢磨、インディ500に向けて弾み / インディカー 第5戦 レポート

    佐藤琢磨が、インディカー 第5戦インディアナポリスのレース週末を振り返った。

    インディアナポリスのロードコースで行われたインディGPは、当初、佐藤琢磨にとってあまり期待できる展開ではなかったが、結果的に多くのチャンピオンシップ・ポイントを獲得することに成功した。

    No.26 アンドレッティ・スポーツ・ダラーラ・ホンダは後方グリッドからスタートしながら、最初のピットストップを終えると佐藤琢磨は挽回を開始。レース中にイエローフラッグが提示されなかったにもかかわらず、スターティンググリッドよりも10ポジション上の12位でフィニッシュしたのである。

    「僕にとってもNo.26をつけたマシンにとっても難しい週末でした」と佐藤琢磨。

    「プラクティス以降、ずっとスピードが伸び悩んでいたのです」

    佐藤琢磨は2回のプラクティスをいずれも15番手で終えたものの、予選に向けては不安を感じていた。

    「チームメイトと比べても、僕のマシンはトップスピードが不足していました。状況は複雑ですが、僕のマシンはあまり速くない傾向がありました。ほかのロードコースに比べるとインディGPはペースが速いので、速度差はより顕著になります。しかも、僕たちはハンドリング面でも苦しんでいたのです」

    「今回は2デイ・イベントなので、プラクティスの段階からみんなで異なることを試しましたが、45分間のプラクティスを2回行っただけで予選に挑まなければいけません。1回目のプラクティスは昨年同様、ひどく寒く、みんな冬物のジャケットを着ているほどでした! 午後になると日差しが出てきて路面温度も上がりましたが、それでも寒い1日だったことには変わりありません。フリープラクティスではNo.98のマシンに乗るアレックス・ロッシが好調で、僕は真ん中くらいでした。ライアン・ハンター-レイとマルコ・アンドレッティはレッド・タイアを試すチャンスがありませんでしたが、レッド・タイアに履き替えれば速くなることはわかっていました」

    予選での佐藤琢磨はフリープラクティスよりもペースが遅くなり、グループ内の11番手でグリッドは22番手となった。

    「ブラック・タイアで臨んだウォームアップランでもグリップ・レベルが極めて低いことは明らかでした。その理由はダウンフォース不足にあると考えられたので、アタックに向けてダウンフォースを増やしましたが、状況は改善されませんでした。なぜなら、ストレートスピードが目に見えて下がったからです。全ドライバーのなかで、僕がいちばんストレートスピードが遅かったくらいです。そこで夜になってからマシンを分解してエンジン関連のハーネスを交換するなど、スピードを上げるためにできることはすべて行いました。ウォームアップ・セッションでは、100%とまではいかないまでも状況は改善され、10番手のタイムをマークしました。これは満足のいくもので、午後のレースに向けて士気も上がりました。前日よりは大幅に満足できる状況だったのです」

    予選を第1セグメントだけで終えていたため、佐藤琢磨は決勝レースで新品のレッド・タイアを2セット使うことができた。また、インディ・ロードコースは比較的オーバーテイクしやすいいっぽう、コースレイアウトの関係でレース序盤を中心にイエローが頻繁に提示されることで知られていた。

    「ところが今回はインディGP史上初めて、ターン1でなにもアクシデントが起きませんでした!」と佐藤琢磨は声を上げて笑う。

    「スーパースピードウェイの幅広い部分からコークボトル状にぎゅっとコース幅が狭まるうえ、このセクションがS字状になっているので、誰もがサイド・バイ・サイドになって通過するため、3ワイドになることも珍しくありません。おかげで、いつもここで絡んだりクラッシュが起きたりします。ところが幸か不幸か、今回は全ドライバーが何ごともなくここを通過したのです」

    このときすでに佐藤琢磨はいくつか順位を上げていた。「これに続くバックストレートでは、インディGPではお馴染みの4ワイドになり、あたり一面にホコリが舞い上がるとともにマシンは激しくボトミングしました! とっても楽しかったですよ。僕はターン7で1台をオーバーテイクし、続いてスピンしたトニー・カナーンを避けたので、順位を5つ上げることになりました」

    それでも依然として26台が混戦を繰り広げており、続く数周で佐藤琢磨は数台に抜き返される。いっぽう、イエローが提示されなければレースは3ストップで走りきることになるので、最初のピットストップを行うまでに少なくとも15ラップは周回しなければいけない。このため、佐藤琢磨は硬めのブラック・タイアを履いたまま、必要なラップ数を消化しながら、なおかつ全力を投じなければいけなくなった。

    「グリップを確保する為にリア・タイアの空気圧をかなり低めに設定しなければいけないことはわかっていましたが、実際には少し低すぎたようです。おかげでタイア内圧が適正値まで上がらず、グリップも得られませんでした。タイアが発熱しないことが原因です。おかげでとても不安定な状態で、ひどいオーバーステアに苦しむことになりました」

    そこで、やや早めのピットストップを行ってレッド・タイアに履き替えると、佐藤琢磨はぐんぐんと順位を上げていくことになる。特にピットストップを終えた直後は、ピット作業を引き延ばしていたドライバーたちをごぼう抜きにするほど速く、15番手に浮上。14番手を走るミカエル・アレシンを追撃していた。そしてロシア人ドライバーをフロントストレートで追い越すのだが、このときはギリギリまでピットウォールに接近し、手に汗握るオーバーテイクを演じたのである。

    「タイアを交換すると、ラップタイムはすぐに1.5秒か2秒ほど速くなりました。レッド・タイアを履くとマシンの感触は大幅によくなり、このスティントでは本当に力強い走りができました。最初のラップから次のピットストップを行う直前まで、安定して速いペースを保つことができたのです。しかも、僕はリードラップに返り咲くことにも成功します。彼らが最初のピットストップを行うまで、ラップタイムは僕のほうが速いくらいでした」

    「アレシンは速いドライバーですが、ときに不必要なほどアグレッシブになります。彼がポジションを守ろうとしたのは理解できますが、僕をウォールに向けて幅寄せしようとしたことは危険極まりない行動でした。それでも十分なスピード差があったので、僕はスロットルを緩めずに走り続けました。あのときは本当にピットウォールが目前でした!」

    2回目のピットストップでは少々タイムをロスしたものの、佐藤琢磨よりもさらにピットストップが長引いたコナー・デイリーに先行すると、コース上でジェイムズ・ヒンチクリフをパスし、12番手へと駒を進める。そして3回目で最後となるピットストップが近づいた頃にはスペンサー・ピゴットに照準をあわせていた。ところが、ピット作業中にホイールナットに関連するトラブルが発生、佐藤琢磨はまたも数秒をロスすることになる。そして最後のスティントではジョセフ・ニューガーデンにドライブスルーペナルティが科せられた結果、佐藤琢磨は11番手に浮上したものの、その7周後にペンスキーのドライバーが追い上げてきたときには反撃のしようがなかった。

    「コースにはラバーがのってペースが上がっていました。ピットストップでのトラブルがなければ、もうふたつほどは上の順位でフィニッシュできたかもしれませんが、ニューガーデンだけは防ぎようがありませんでした。ヘアピンで彼にオーバーテイクされたときは、すぐに追い抜き返しましたが、その2周後に今度はストレート上でオーバーテイクされたのです。レース後半の2スティントについていえば、スティント前半の3/4はいい状態でしたが、最後の5〜8周はリア・タイアのグリップ低下に悩まされました。また、最初のスティントを短めにした影響で、燃費面でも苦しい状況に追い込まれました。そうした問題がありながら、一度もイエローが提示されなかったレースで22番手から12位まで挽回したのですから、チームは大健闘したといっていいでしょう」

    土曜日に決勝レースが終わっても、彼らがゆっくりと休むことは許されない。月曜日にはシリーズ中もっとも重要なインディ500のプラクティスがスーパースピードウェイで始まるからだ。

    「本当はインディGPを上位で終えたいところでした。けれども、少なくとも弾みはつけられたと思います。スーパースピードウェイで走らせるのは、同じマシンですが仕様はまったく異なります。それでも、僕たちは正しい方向に向かって進んでいけるでしょう! アンドレッティ・オートスポーツの強みはマシンの台数が多いことだけではありません。これまでの数年間にインディ500で残してきた結果を見てもわかるとおり、チームはとても速く、そして強力です。その実力は歴然としています」

    「インディ500を戦う為の特別なマシンは本来、2ヵ月ほどかけて作り上げます。様々な工程を経て、モディカウルの無駄な凹凸を取り除き、空気抵抗と機械抵抗を極限まで落としたマシンの仕様変更には非常に多くの作業量を必要とするからです。その為、これまでの僕の経験では、初日はマシンをシェイクダウンさせて、2日目にベースとなるセッティングをまとめ、3日目からはトラフィックのなかを走行します。ところが、アンドレッティでは走行初日の午後から6台でグループランを行うのです。マシンがすでにそのレベルにあるのは驚くべきことといえます。インディ500が本当に楽しみで仕方ありません」

  • フェルナンド・アロンソ 「マクラーレンのF1技術はインディ500に役立つ」

    フェルナンド・アロンソ 「マクラーレンのF1技術はインディ500に役立つ」

    フェルナンド・アロンソは、マクラーレンのF1エンジニアリングの専門知識がインディ500の準備に役立つと考えている。

    フェルナド・アロンソは、F1スペインGP直後にザク・ブラウン、エリック・ブーリエとともに渡米。15日(月)に行われたインディ500のプラクティス初日に参加した。

    フェルナンド・アロンソは、今後2週間でインディ500について学ぶことはたくさんあるが、マクラーレンのテクノロジー、システム、プロセスといったインプットが経験不足を補ってくれると考えている。

    「ライバルの何人かよりも勝てるパーセンテージは低いと思う」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「僕にはオーバルレースの経験がないし、トラフィックに中でのバトルの経験、ラストラップのテクニック、小さなトリックがない」

    「でも、同時に僕たちがF1で有している洗練度はインディカーよりもレベルは高い。アンドレッティを助けるマクラーレンの一部の人々、エンジニアのグループと一緒にそこに向かう。この異なるアプローチ、より科学的なアプローチのおかげで、僕にはエクストラの何かを得られるかもしれない」

    「僕が勝てるパーセンテージは低いけど、誰もが勝つ可能性があるレースなのも事実だ。イエローフラッグやセーフティカーといった運の部分もある。でも、たとえ1%の可能性だとしても、それを試す価値はある」

    フェルナンド・アロンソとマクラーレンは、インディカーの既存の方法論とテクノロジーにどのシステムやプロセスを重ねていくかは明らかにしていないが、フェルナンド・アロンソの口調は楽観的だ。

    「当然、あそこで走ることは僕にとって良いテストだ。多くのことを学べるだろう。テクロジーと洗練度という点で、F1はまた別のレベルにある」

    「僕のチャンスの大部分は、F1で走ってきた洗練度を活かし、実行していくことだ。そこは秘密にしておく必要があるね!」

  • 【動画】 インディ500 プラクティス初日 ハイライト

    【動画】 インディ500 プラクティス初日 ハイライト

    2017年のインディ500ウィークが開幕。5月15日(月)にインディアナポリスでフリー走行が行われ、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポーツ)がタイムシートのトップに立った。

    現地時間12時、現地時間12時から2時間のルーキー&リフレッシャー・プログラムが行われた。

    2時間のセッションでは、F1スペインGPから直行での参加となったフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ)がトップスピードを記録。

    続いて行われた全マシンが参加する4時間のセッションでは、マルコ・アンドレッティが226.338mphを記録してトップ。2番手にはスコット・ディクソン(トップ・ガナッシ)、3番手にはエド・カーペンターが続いた。

    佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)は223.587mphで10番手、フェルナンド・アロンソは223.025mphを記録して19番手で初日のセッションを終えた。

    Indy 500 Opening Day Highlights

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