カテゴリー: F1ハンガリーGP

  • エイドリアン・ニューウェイ アストンマーティンF1 AMR26大改修「第一印象は有望」

    エイドリアン・ニューウェイ アストンマーティンF1 AMR26大改修「第一印象は有望」

    アストンマーティンF1のエイドリアン・ニューウェイは、ハンガロリンクで、F1ハンガリーGPに投入したAMR26の大規模アップグレードについて、「計画全体の第一段階」に過ぎないと説明し、夏休み明けのオランダGP、さらにイタリアGP、アゼルバイジャンGPでも追加アップデートを投入する方針を明らかにした。

    FIAの技術資料では16項目に及ぶ変更が確認されており、実質的には「Bスペック」とも呼べる大改修となった。

    初日はランス・ストロールがサスペンショントラブルで走行を切り上げたものの、フェルナンド・アロンソは予定どおりデータ収集を実施。ニューウェイは「暫定的な結果は有望だ」と手応えを語っている。

    16項目の大改修は「まだ第一段階」
    ハンガリーGPで公開されたAMR26には、ロングノーズ化、新型フロア、サイドポッド吸気口の刷新、リヤ周辺の見直しなど16項目ものアップグレードが施された。

    ニューウェイは、現時点では評価の途中段階であるとしたうえで、今後も段階的な開発を続けると説明した。

    「まだ新しいパッケージを理解している段階だ。現時点での暫定的な結果は有望だ」

    「これはパッケージの一部にすぎない。ザントフォールトでさらにアップデートを投入し、その後モンツァとバクーでも追加のステップを予定している。今回が計画していたアップグレードの第一段階だ」

    また、スペアパーツが限られているため、慎重に評価を進めているという。

    「スペアパーツが非常に不足しているので、慎重に走らせながら、このパッケージについて学んでいるところだ」

    今回のAMR26は大幅な仕様変更となったが、基本設計は従来型を踏襲している。

    「シャシーも基本レイアウトもフロントサスペンションも同じだ。つまり大きく変わったのは空力面であり、非常に空力中心の進化と言える」

    ニューウェイは、開幕前には十分な研究時間を確保できなかったことも明かした。

    「マシン投入まで十分な研究時間がなかった。そのため、一度立ち止まって問題を理解し、このパッケージへとつなげる作業が必要だった」

    「まずは最低限の競争力を取り戻したい」
    FP2終了後にはアロンソもアップグレードの効果について前向きな評価を示した。

    「感触は良かった。数値やシミュレーションとの相関も期待どおりで、それは来年のマシンや今季後半のアップグレードに向けても非常に励みになる」

    「もちろん僕たちはまだ大きく遅れているけれど、これは良い進歩へ向けた最初の一歩になってくれることを期待している」

    ニューウェイ自身も、今回のアップグレードを前進と評価しながらも、すぐに優勝争いへ加われるとは考えていない。

    「非常に大きな前進ではあるが、我々はまだ追い上げる立場にある」

    「これで最速マシンになるかと言われれば、残念ながらそうではない。しかし以前より大きく前進できるかという問いには、『そうだ』と答えられる」

    一方で、具体的な目標を設定する考えはないという。

    「私は目標を設定することは好きではない。問題を論理的に解決し、全員が協力し合える文化を築くことの方が重要だ。そうすれば結果は自然についてくる」

    さらに、勝てない時期と勝っている時期の違いについても持論を語った。

    「勝てていない時は越えられない山のように感じる。しかし勝っている時は、自分たちは何も特別なことをしていないように感じるものだ」

    そして、2026年シーズン前半を率直に振り返った。

    「ここまでのレースは完全な悪夢だった。まずは最低限の競争力を取り戻したい。それが当面の目標だ。そして、そこからさらに前進していきたい」

    エイドリアン・ニューウェイ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    ストロールのトラブルはアップデートとは無関係
    初日の大きな誤算となったのは、FP1でランス・ストロール車に発生した左リヤサスペンションのトラブルだった。わずか11周で走行を終えたことで、チームは2台体制で十分なデータを収集できなかった。

    ニューウェイは、原因究明を急いでいるものの、現時点では今回のアップグレードとの直接的な関連は確認されていないと説明した。

    「現在、何が起きたのかを全員で懸命に調査している。原因を理解して初めて今後の対応を判断できる」

    さらに、トラブルが発生した箇所は今回変更した部分ではなかったと明かした。

    「問題が起きた箇所自体は変更していない。外装など細かな変更はあるが、その意味では非常に予想外だった。原因を理解するまでは、それ以上のコメントは難しい」

    また、FP1でアロンソに縁石を避けるよう無線で指示した理由については、サスペンショントラブルではなく空力データ取得のためだったと説明した。

    「縁石を避けるよう指示したのは空力データを取得していたからだ。縁石による挙動の変化があるとデータが乱れてしまう」

    一方で、再び確認された振動についてはホンダが解析を進めている問題だとし、自身の担当分野ではないとの認識を示した。

    「振動についてはホンダに聞くべき内容だ。彼らはデータ上で状況を把握しており、解決策に取り組んでいる」

    16項目に及ぶAMR26のアップグレードは、アストンマーティンにとって巻き返しへ向けた第一歩に過ぎない。ニューウェイが明かしたように、ザントフォールト、モンツァ、バクーでも改良版が投入される予定であり、チームはシーズン後半にかけて段階的な進化を続けていく。

  • シャルル・ルクレールの愛犬レオがレッドブルF1のガレージ前で“いたずら”

    シャルル・ルクレールの愛犬レオがレッドブルF1のガレージ前で“いたずら”

    シャルル・ルクレールの愛犬「レオ」が、2026年F1ハンガリーGPのパドックで思わぬ“主役”となった。

    フェラーリのガレージではなく、レッドブル・レーシングのガレージ前で見せた行動がSNSで話題となり、チーム関係者やファンの笑いを誘っている。

    レオがレッドブルのガレージ前で“マーキング”
    ミニチュア・ダックスフントのレオは、シャルル・ルクレールと妻アレクサンドラに連れられ、2024年からF1パドックの常連となっている。愛らしい姿で人気を集める一方、ハンガリーGPでは思わぬハプニングを演じた。

    レオはレッドブル・レーシングのガレージ前で用を足し、その様子を見守っていたルクレール夫妻は苦笑い。恥ずかしそうな表情を見せながらも、その場は和やかな雰囲気に包まれた。

    レッドブル側もユーモアで応じ、SNSにはチームスタッフが「Leo was here(レオ参上)」と書かれた紙を掲げる写真を投稿。ライバルチーム同士ながら、笑い話として受け止めている様子だった。

    さらにSNSでは、「レオが用を足した場所が、ゼッケン3を示す表示の真下だった」と指摘する投稿も拡散。2026年からカーナンバー3を使用しているマックス・フェルスタッペンに対する“偶然のプレゼント”として話題になった。


    ハミルトンの愛犬ロスコーもパドックの人気者だった
    現在はレオがパドックの“いたずら好き”として注目を集めているが、かつてはチームメイトのルイス・ハミルトンの愛犬たちもパドックでたびたび話題をさらっていた。

    ハミルトンが飼っていたブルドッグのロスコーとココは、長年F1パドックの人気者として親しまれ、とりわけロスコーは各チームのガレージを自由に歩き回る姿がおなじみだった。

    今年のイギリスGPでは、ハミルトンが「ロスコーはいつもバルテリ・ボッタスのガレージ前で用を足していた。不思議だけど、なぜか毎回そこへ行った」と笑いながら振り返っている。

    しかし、ロスコーは2025年に12歳で亡くなり、ハミルトンは最期の時間を共に過ごすためフェラーリのタイヤテストを欠席。「人生で最もつらい決断だった」とSNSで悲痛な思いを綴っていた。

    シャルル・ルクレールの愛犬レオとルイス・ハミルトンの愛犬ロスコー

    パドックならではの微笑ましい一幕
    F1パドックでは激しいライバル争いが繰り広げられている一方で、こうした微笑ましい出来事が関係者やファンの間で語り草になることも少なくない。

    今回はシャルル・ルクレールの愛犬レオが思わぬ形で注目を集めたが、レッドブルもユーモアで応じたことで、ハンガリーGPの週末を彩る和やかなエピソードとなった。

  • ホンダF1 AMR26B初走行で新たなPU振動を確認「原因は把握」

    ホンダF1 AMR26B初走行で新たなPU振動を確認「原因は把握」

    ホンダは、2026年F1第11戦ハンガリーGP初日の走行で、アストンマーティンが投入した大規模アップグレード仕様のマシンから新たなパワーユニットの振動を確認した。従来とは異なる現象だが、原因はすでに特定しており、対策による改善も確認できたという。

    アストンマーティンはハンガロリンクでAMR26の大幅な改良版を投入。ホンダはFP1とFP2を通じて車体変更に伴うPUのテレメトリーデータを収集し、土曜日のFP3と予選に向けて分析とセットアップの最適化を進める。

    AMR26アップグレードの初走行をホンダも全面支援
    2026年F1第11戦ハンガリーGPが7月24日(金)、ブダペストのハンガロリンクで開幕し、大会初日はフリー走行1回目とフリー走行2回目が行われた。

    アストンマーティンは今回のハンガリーGPで、空力やシャシーを広範囲に見直した大規模なアップグレードを投入した。実質的なBスペックともいえる改良車の走行開始に向け、ホンダもパワーユニット側から準備と支援を続けてきた。

    ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原伸太郎は、改良車が初めてコースへ送り出された瞬間について、ホンダにとっても特別なものだったと説明した。

    「本日は、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワンチームが車体のアップグレードを投入しました。ホンダとしてもそのサポートに全力で取り組んできただけに、マシンがコースへ送り出される瞬間は、私たちにとっても気持ちが高まるものでした」

    従来とは異なるPU振動も原因を特定
    アップグレードされたマシンの評価において、FP1は重要なセッションとなった。ホンダとアストンマーティンは走行を通じて多くのデータを集めた一方、パワーユニットに振動が発生していることも確認した。

    折原によれば、今回確認されたオシレーションは、これまでAMR26で問題となっていた振動とは異なる現象だという。ただし、原因についてはすでに把握しており、金曜日の走行中に対策を調整したことで改善も確認できた。

    「FP1は重要なセッションとなり、多くの貴重なデータを収集することができました。パワーユニットに振動(オシレーション)が発生していることを確認しましたが、その原因はすでに把握しています」

    「今回の振動はこれまで発生していたものとは異なる現象であり、本日は各セッションを通じて対策の調整を進め、その効果による改善も確認することができました。この取り組みは週末を通して継続していきます」

    FP2ではフェルナンド・アロンソが無線で振動を訴える場面もあり、ホンダとアストンマーティンにとっては、性能評価と並行して挙動を安定させる作業が必要となった。

    ただし、現象の原因を特定できていることに加え、すでに対策の効果が表れている点は前向きな材料となる。今後は走行条件やマシンセットアップの変化に合わせながら、振動をさらに抑え込んでいくことになる。

    ホンダF1 本田技研工業

    車体変更に合わせたPU最適化を継続
    今回のアップグレードでは、マシンの空力特性や冷却、荷重のかかり方などが従来仕様から大きく変化している。ホンダは金曜日の走行で、車体変更に伴うパワーユニットのテレメトリーデータも多数取得した。

    折原は、土曜日のFP3から予選にかけて、収集したデータの分析とセットアップの最適化を重点的に進めるとしている。

    「また、車体アップグレードに伴うPUのテレメトリーデータも数多く取得しており、FP3から予選にかけては、その分析とセットアップの最適化を重点的に進めていきます」

    アストンマーティンは初日、ランス・ストロールがFP1で左リアサスペンションの問題により走行を止め、FP2を欠場。アロンソもFP2で19番手にとどまったため、アップグレードの純粋な性能を十分に示すまでには至らなかった。

    それでも、ホンダは限られた走行のなかで振動の原因を把握し、対策による改善を確認した。土曜日は新しい車体特性に合わせたPUの最適化を進めながら、AMR26Bの本来の性能を引き出す作業に取り組む。

  • F1ハンガリーGP FP2展開:ハミルトン最速でフェラーリ1-2 コラピントがクラッシュ

    F1ハンガリーGP FP2展開:ハミルトン最速でフェラーリ1-2 コラピントがクラッシュ

    ルイス・ハミルトンが2026年F1ハンガリーGPのフリー走行2回目でトップタイムを記録し、シャルル・ルクレールとのフェラーリ1-2で初日の走行を締めくくった。ハミルトンは1分18秒729をマークし、ルクレールに0.148秒差をつけた。

    3番手のランド・ノリスは大規模なアップデートを投入したマクラーレンでフェラーリ勢を追ったが、ハミルトンとの差は0.499秒。

    マックス・フェルスタッペンが4番手、ジョージ・ラッセルが5番手となる一方、選手権首位のアンドレア・キミ・アントネッリはソフトタイヤでアタックをまとめられず13番手に沈んだ。セッションはフランコ・コラピントのクラッシュによって赤旗中断となった。

    フェラーリが序盤から主導権
    現地時間17時に始まった60分間のFP2では、FP1でルーキーにマシンを譲っていたアントネッリ、オスカー・ピアストリ、コラピント、オリバー・ベアマン、バルテリ・ボッタスがこの週末初めてコースに入った。

    風が強まり始めたハンガロリンクでは、キャデラックとアルピーヌ勢が先頭を切ってピットを離れた。路面はFP1より改善していたものの、依然としてグリップが低く、風向きの変化も加わって多くのドライバーがマシンバランスに苦しんだ。

    序盤はルクレールがミディアムタイヤで1分20秒103を記録して基準タイムを作った。これはソフトタイヤを使用したFP1の自己ベストより約1秒遅いタイムだったが、すぐにハミルトンが約0.4秒上回ってトップに立った。

    フェラーリ勢は走り出しから安定した速さを示した。ハミルトンはマシンへの不満が比較的少なく、周回を重ねながらタイムを更新。一方のルクレールは最初の20分間で3度のロックアップを喫し、一度ピットへ戻って調整を行った。

    それでもフェラーリの競争力は明らかだった。予選シミュレーションが始まると、ルクレールはソフトタイヤで1分18秒877を記録してトップに浮上。ハミルトンも最初のソフトタイヤ走行でルクレールから0.037秒差につけた。

    ハミルトンはさらにもう1周のアタックを実施し、1分18秒729までタイムを短縮。ルクレールとの差を0.148秒に広げ、このタイムがセッション最速かつ金曜日全体のベストタイムとなった。

    ハミルトンはハンガロリンクで過去8勝、9回のポールポジションを記録しており、F1史上最も同サーキットで成功しているドライバーである。その相性の良さを示すように、難しいコンディションのなかでもフェラーリのマシンを安定して走らせた。

    FP1ではルクレールがフェルスタッペンに約0.5秒差をつけてトップだったため、フェラーリは金曜日の両セッションを制したことになる。ルクレールはFP1終盤にピットレーンでマシントラブルに見舞われていたが、FP2には問題なく参加し、速さへの影響も見られなかった。

    ノリスが一時トップもフェラーリに届かず
    マクラーレンはハンガリーGPに大規模なアップデートパッケージを持ち込み、FP1ではピアストリに代わって出走したレオナルド・フォルナローリのマシンで新しい可変構造のリアウイングをテストしていた。

    チームは当初、FP1とFP2の間に新仕様を継続使用するか判断するとしていたが、FP2ではノリスとピアストリの両車に新しい「マカレナ」リアウイングを装着した。

    ソフトタイヤでの予選シミュレーションでは、ノリスが1分19秒228を記録して一時トップに立った。しかし、その後フェラーリ勢がタイムを伸ばし、最終的にはハミルトンから0.499秒差の3番手となった。

    ノリスはフェラーリに最も近い位置につけたものの、約0.5秒の差があり、少なくとも1周の速さではフェラーリが一歩抜け出した格好となった。

    ピアストリはノリスほどアップデートを引き出せず、ハミルトンから1.372秒遅れの8番手。FP1を欠場したことで走行開始が遅れた影響もあったが、同じマシンを走らせるノリスとの間には約0.9秒の差がついた。

    マクラーレンにとっては新しいリアウイングとアップデートパッケージが機能している兆候が見られた一方、セットアップやドライバーごとの適応については、さらに解析が必要な結果となった。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    フェルスタッペンはリアの硬さとグリップ不足を訴える
    レッドブル・レーシングでは、フェルスタッペンがハミルトンから0.692秒差の4番手となった。

    レッドブルは、イギリスGPでフェルスタッペンがクラッシュしたあと、ベルギーGPで一時的に取り外していた回転式のリアウイングをハンガリーで再び投入している。FP1ではフェルスタッペンが2番手、アイザック・ハジャーが4番手につけており、週末の滑り出しは悪くなかった。

    しかし、フェルスタッペンはFP2のミディアムタイヤによるロングランでリアアクスルが「ものすごく硬い」と訴え、リアグリップ不足も報告した。FP1でもギアシフトに不満を示しており、マシンの挙動は完全には整っていない。

    セッション残り約20分には、フェルナンド・アロンソのアストンマーティンから脱落したとみられるデブリをコース上で踏んだ。フェルスタッペンのマシンには破片が引っ掛かったものの、大きな損傷は報告されていない。

    それでもフェルスタッペンはフェラーリ勢とノリスに続く4番手を確保した。ハジャーも1.071秒差の6番手に入り、レッドブルは2台を上位6番手以内に送り込んだ。

    ハジャーはFP1でも4番手だったため、ハンガロリンクでは週末を通して安定した速さを見せている。ただし、トップのフェラーリとの差は1秒以上あり、予選に向けてはリアの挙動とタイヤの使い方を改善する必要がある。

    メルセデス勢はバランスに苦戦
    メルセデスは金曜日を通してフェラーリやレッドブルほど安定した速さを示せなかった。

    FP1で5番手だったラッセルは、トップのルクレールから約1秒遅れており、アタック中にはロックアップも喫していた。FP2でも状況は大きく改善せず、ハミルトンから0.933秒差の5番手となった。

    ラッセルは走行中、マシンが「ひどい」「完全にバランスが崩れている」と無線で訴えた。風の影響を受けるコーナーで挙動が安定せず、特にブレーキングからターンインにかけてマシンをコントロールすることに苦労していた。

    選手権首位のアントネッリは、FP1をフレデリック・ベスティに譲っていたため、FP2がこの週末最初の走行となった。

    アントネッリもリアの不安定さとブレーキング時のロックアップに苦しみ、「ブレーキングで2度もスピンしそうになった」とマシンの挙動を疑問視した。

    ソフトタイヤでの最初のアタックは、コラピントのクラッシュによる赤旗で中断された。再開後も複数のアタックをまとめることができず、最速タイムはミディアムタイヤで記録したものにとどまった。

    結果はハミルトンから約2秒差の13番手。FP2で自己ベストをソフトタイヤではなくミディアムタイヤで記録した唯一のドライバーとなった。

    選手権をリードするアントネッリにとっては、走行経験の不足に加え、セットアップの方向性を探る必要がある難しい初日となった。メルセデスはラッセルも約1秒差であり、今季上位を争ってきたチームとしては珍しく、明確にフェラーリの後方に位置している。

    コラピントが最終コーナーでクラッシュ
    セッション最大のアクシデントは、開始から約30分が経過する直前に発生した。

    FP1を欠場していたコラピントは、最終コーナーへの進入でアルピーヌのリアを失い、スピンしながら後ろ向きにバリアへ衝突した。

    低いグリップと風の影響を受け、マシンのリアが突然流れた形だった。コラピントは負傷することなくマシンを降りたが、アルピーヌはリア周辺を中心に大きな損傷を受けた。

    マシン回収のためセッションは赤旗中断となり、残り26分で再開された。中断時には複数のドライバーがソフトタイヤでの予選シミュレーションを開始しており、アントネッリを含む何人かのアタックが途中で打ち切られた。

    再開時には、ソフトタイヤでのアタックを待つマシンがピットレーン出口に列を作った。限られた時間のなかで各車がタイムを出そうとしたため、トラフィックの影響も生じた。

    コラピントは有効なタイムを記録していたため21番手となったが、アルピーヌは翌日に向けて大規模な修復作業を強いられることになった。

    チームメイトのピエール・ガスリーもマシンに強い違和感を訴えていた。

    「マシンの何かがおかしい。ものすごくひどい。ターン12では壊れているように感じる。フロントに何か問題がある」

    ガスリーは14番手に終わり、アルピーヌにとっては速さと信頼性の両面で厳しいセッションとなった。


    レーシングブルズのローソンとリンドブラッドがトップ10
    レーシングブルズでは、アップデートを装着したリアム・ローソンが7番手に入った。ハミルトンとの差は約1.3秒だったものの、ピアストリやアウディ勢を上回った。

    アービッド・リンドブラッドも1.524秒差の10番手に入り、レーシングブルズは2台そろってトップ10入りを果たした。

    ローソンのアップデート仕様が一定の効果を示しており、低速から中速コーナーが連続するハンガロリンクで中団上位を争える可能性を示した。

    アウディはニコ・ヒュルケンベルグが9番手、ガブリエル・ボルトレトが11番手。ヒュルケンベルグはピアストリからわずか0.02秒差につけた。

    ハースではエステバン・オコンが12番手、ベアマンが15番手。オコンはボルトレトと0.1秒以内の接戦だった。

    ウィリアムズはアレクサンダー・アルボンが16番手、カルロス・サインツJr.が17番手。風と路面コンディションの変化に対応しきれず、上位争いには加われなかった。

    アストンマーティンはアロンソ1台のみで走行
    アストンマーティンは、ハンガリーGPに今季最大規模となる16項目のアップデートを持ち込み、実質的なBスペック仕様のAMR26をデビューさせた。

    しかし、FP1でランス・ストロールのマシンに左リアサスペンションの問題が発生。チームはFP2開始までに修復を完了できず、ストロールはセッションを通してガレージにとどまった。

    そのため、アップデートの評価はアロンソ1台に委ねられた。アロンソのマシンにはセッション後半に大量の緑色のフロービズ塗料が塗られ、チームは新しい空力パーツ周辺の気流を確認した。

    アロンソはホンダ製パワーユニットから発生する振動も訴え、トップから約3秒遅れの19番手となった。走行中にはマシンからデブリが脱落したとみられ、その破片をフェルスタッペンが踏む場面もあった。

    大幅な改良を施したAMR26だったが、初日はストロールのサスペンショントラブルとアロンソの振動問題が重なり、純粋な性能を判断するには十分な走行を確保できなかった。

    ボッタスはキャデラックで18番手となり、アロンソを約0.3秒上回った。セルジオ・ペレスが20番手、クラッシュしたコラピントが21番手、走行できなかったストロールが22番手となった。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    ロングランでもフェラーリが優位か
    予選シミュレーション終了後、各チームは燃料を積んだロングランへ移行した。

    ハミルトンの1分18秒729は最後まで破られず、フェラーリは1周の速さで明確な優位を示した。ルクレールも0.148秒差にとどまり、2台の間には大きな性能差がなかった。

    ノリスは約0.5秒差、フェルスタッペンは約0.7秒差、ラッセルは約0.9秒差であり、現段階ではフェラーリが予選に向けた最有力候補とみられる。

    一方で、風の強さや路面グリップの低さによって多くのドライバーがバランスに苦しんでおり、セットアップ変更によって土曜日に勢力図が変化する余地は残されている。

    特にメルセデスはアントネッリがソフトタイヤで有効なラップを記録しておらず、実際の予選ペースはFP2の順位ほど低くない可能性がある。マクラーレンも新しいリアウイングとアップデートの調整を進めることで、フェラーリとの差を縮めることを目指す。

    それでも金曜日の段階では、FP1をルクレール、FP2をハミルトンが制し、フェラーリが両セッションでトップに立った。低速から中速コーナーでの安定性とタイヤからタイムを引き出す能力でライバルを上回り、ハンガリーGPのポールポジションと勝利に向けて最も有力なチームとして初日を終えた。

    F1ハンガリーGP フリー走行2回目 結果

    1.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)1分18秒729
    2.シャルル・ルクレール(フェラーリ)+0.148秒
    3.ランド・ノリス(マクラーレン)+0.499秒
    4.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)+0.692秒
    5.ジョージ・ラッセル(メルセデス)+0.933秒
    6.アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)+1.071秒
    7.リアム・ローソン(レーシングブルズ)+1.312秒
    8.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)+1.372秒
    9.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)+1.396秒
    10.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)+1.524秒
    11.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)+1.745秒
    12.エステバン・オコン(ハース)+1.828秒
    13.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)+1.964秒
    14.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)+2.087秒
    15.オリバー・ベアマン(ハース)+2.221秒
    16.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)+2.244秒
    17.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)+2.697秒
    18.バルテリ・ボッタス(キャデラック)+2.713秒
    19.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)+2.990秒
    20.セルジオ・ペレス(キャデラック)+3.063秒
    21.フランコ・コラピント(アルピーヌ)+3.802秒
    22.ランス・ストロール(アストンマーティン)ノータイム

  • F1ハンガリーGP フリー走行2回目 結果・タイムシート:アロンソは2.9秒差で19番手

    F1ハンガリーGP フリー走行2回目 結果・タイムシート:アロンソは2.9秒差で19番手

    2026年F1ハンガリーGP フリー走行2回目の結果・タイムシート。7月24日(金)にハンガロリンクで2026年のF1世界選手権 第11戦 ハンガリーグランプリのフリープラクティスが行われた。

    トップタイムを記録したのはルイス・ハミルトン(フェラーリ)。2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にランド・ノリス(マクラーレン)が続いた。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが19番手、ランス・ストロールはマシン修復が間に合わず走行しなかった。

    ■ フェラーリが初日を席巻 ハミルトンとルクレールでワンツー
    ルイス・ハミルトンが1分18秒729でFP2最速を記録し、シャルル・ルクレールも0.148秒差の2番手に続いた。FP1ではルクレール、FP2ではハミルトンがトップタイムを記録し、フェラーリが初日の両セッションを支配した。

    ■ ノリス3番手 フェルスタッペン4番手で追走
    ランド・ノリスが3番手、マックス・フェルスタッペンが4番手につけた。フェルスタッペンはシートポジションやリアの挙動、フロントウイングへのデブリ付着を無線で訴えながらも上位を確保。一方でマクラーレンはノリスがピアストリを大きく上回るタイムを記録した。

    ■ メルセデスは苦戦 アントネッリは13番手
    ジョージ・ラッセルは5番手にとどまり、FP1を欠場したアンドレア・キミ・アントネッリは13番手だった。アントネッリはブレーキングで「2回もスピンしかけた」と無線で訴えるなど終始苦戦し、メルセデスはフェラーリ勢に約1秒遅れる内容となった。

    ■ コラピントがクラッシュ 赤旗でセッション中断
    FP1を欠場したフランコ・コラピントは、最終コーナーでリアを失ってバリアへクラッシュ。赤旗の原因となり、リアウイングやギアボックスの損傷が懸念される中、わずか11周で走行を終えた。最終結果も21番手に終わった。

    ■ ストロールは修復間に合わずノータイム
    FP1で発生したリアサスペンションのトラブルによるダメージが大きく、アストンマーティンはランス・ストロールのマシンをFP2開始までに修復できなかった。ストロールはセッションを走れず、ノータイムで初日を終えた。

    ■ 強風と低グリップで各車がミス連発
    FP2はFP1より路面温度が低下し、さらに突風が吹く難しいコンディションとなった。アントネッリ、ピアストリ、ノリス、アルボンらがコースオフやロックアップを喫し、ドライバーからはマシンバランスやグリップ不足を訴える無線が相次いだ。

    ■ レーシングブルズとアウディが上位進出
    リアム・ローソンが7番手、アービッド・リンドブラッドが10番手に入り、レーシングブルズは2台揃ってトップ10入り。アウディもニコ・ヒュルケンベルグが9番手、ガブリエル・ボルトレトが11番手と存在感を示し、中団争いで好スタートを切った。

    ■ ロングランではタイヤ戦略にも注目
    セッション終盤は各チームが決勝を見据えたロングランへ移行。フェラーリとメルセデスは異なるタイヤを使い分けて比較を進め、摩耗の大きいハンガロリンクでソフトタイヤスタートが現実的な選択肢となるかも注目される。

    ハンガリーGP フリー走行2回目

    F1ハンガリーGP フリー走行2回目 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分18秒729   24
    2 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分18秒877 0.148 28
    3 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分19秒228 0.499 29
    4 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分19秒421 0.692 25
    5 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分19秒662 0.933 28
    6 6 アイザック・ハジャー レッドブル 1分19秒800 1.071 18
    7 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分20秒041 1.312 28
    8 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分20秒101 1.372 26
    9 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分20秒125 1.396 29
    10 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分20秒253 1.524 27
    11 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分20秒474 1.745 25
    12 31 エステバン・オコン ハース 1分20秒557 1.828 25
    13 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分20秒693 1.964 29
    14 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分20秒816 2.087 23
    15 87 オリバー・ベアマン ハース 1分20秒950 2.221 26
    16 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分20秒973 2.244 32
    17 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分21秒426 2.697 30
    18 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分21秒442 2.713 29
    19 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分21秒719 2.990 23
    20 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分21秒792 3.063 26
    21 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分22秒531 3.802 11
    22 18 ランス・ストロール アストンマーティン ノータイム   0
  • フェルナンド・アロンソ ニューウェイとホンダF1を信頼「疑いはまったくない」

    フェルナンド・アロンソ ニューウェイとホンダF1を信頼「疑いはまったくない」

    アストンマーティンF1のフェルナンド・アロンソは、チームの現状が厳しい状況にあるにもかかわらず、エイドリアン・ニューウェイと2027年からパワーユニットを供給するホンダに対して揺るぎない信頼を示した。

    ハンガリーGPのFIA公式記者会見でアロンソは、AMR26Bのアップグレードだけでなく、チームの将来について問われると、「疑いはまったくない」と断言。ニューウェイが最高のマシンを完成させ、ホンダも現在の課題を必ず克服すると語った。

    「ニューウェイが最高のマシンを作ることに疑いはない」
    アロンソは、今回投入されたAMR26Bを開発の第一歩と位置づける一方で、本格的な飛躍にはさらなる時間が必要だと説明した。

    それでも、チームの将来には強い確信を持っているという。

    「答えが欲しいとは思っていない。チームについては、とても明確なイメージを持っている。すべての問題は解決できると信じている」

    そして、チームの技術部門を率いるエイドリアン・ニューウェイへの絶対的な信頼を口にした。

    「疑いはまったくない。本当にまったく疑っていない。エイドリアンが遅かれ早かれグリッドで最高のマシンを作り上げると信じている」

    さらに、今回のアップグレードを評価する上で重要なのは、単純な結果ではなく、開発の方向性を確認することだと強調した。

    「このパッケージが最初の一歩になることを期待している。最初の数戦で得られる理解が重要だし、来年以降もさらなる進化があることは間違いない」

    ホンダF1にも絶大な信頼「40年間そうしてきた」
    アロンソは、現在のパワーユニットが抱える課題についても悲観していない。

    アストンマーティンは2027年からホンダ製パワーユニットを搭載する予定だが、その開発についても確信を持っていると語った。

    「パワーユニットについても疑いはない」

    その理由として、ホンダが長年にわたり困難を乗り越えてきた実績を挙げた。

    「ホンダが問題を解決するのは時間の問題だと思っている。彼らは40年間のレース活動で、それをずっとやってきたからだ」

    一方で、現時点では開発の遅れを取り戻す過程にあり、その苦しみを受け入れながら前進していると説明した。

    「僕たちは出遅れた状態からスタートした。そのプロセスと週末の苦しみを今は経験している。でも全員が力を合わせて問題を解決しようとしている」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    焦点は「いつ競争力を手にするか」
    アロンソは、チームが成功すること自体には何の疑いもないとしながらも、唯一の不確定要素は、その時期だと語る。

    「問題は、いつ競争力を持つようになるかということだけだ。それが唯一の疑問だ」

    その答えは、ハンガリーGPとオランダGPで得られるデータから見えてくる可能性があるという。

    「次の2戦で、その手応えを少しつかめるかもしれない」

    短期的な結果には一喜一憂せず、ニューウェイとホンダという強力なパートナーへの信頼を改めて示したアロンソ。アストンマーティンの再建プロジェクトは始まったばかりだが、2度のF1ワールドチャンピオンは、その未来に「疑いはまったくない」と言い切った。

  • F1ハンガリーGP FP1展開:シャルル・ルクレール最速も終盤にマシントラブル

    F1ハンガリーGP FP1展開:シャルル・ルクレール最速も終盤にマシントラブル

    2026年F1第11戦ハンガリーGPのフリー走行1回目が7月24日(金)、ハンガロリンクで行われ、シャルル・ルクレールが1分19秒075でトップタイムを記録した。ルクレールは2番手マックス・フェルスタッペンに0.484秒、3番手ルイス・ハミルトンに0.543秒の差をつけ、フェラーリの速さを印象づけた。

    一方で、ルクレールはセッション終盤にマシントラブルに見舞われ、ピットレーン入口でストップ。

    大規模アップグレードを投入したアストンマーティンも、ランス・ストロールの左リアサスペンションに問題が発生して赤旗の原因となるなど、各チームに多くの課題が残る波乱のFP1となった。

    全22台が開始直後からコースイン
    現地時間13時30分にセッションがスタートすると、全22台が早い段階でコースへ向かった。ハンガロリンクでは週末を通して多くのチームがアップグレードを投入しており、序盤はエアロレーキやフロービズ塗料を使用した空力確認が相次いだ。

    タイヤはピレリのC3、C4、C5が持ち込まれ、大半のドライバーがミディアムを選択。キャデラックとアストンマーティンの4台はハードタイヤで走行を開始した。

    路面温度は44.5度まで上昇しており、路面にはまだほこりが残っていた。特に最終コーナーはグリップが低く、複数のドライバーがリアを滑らせる場面が見られた。

    今回は5人の若手ドライバーがFP1に出走した。フレデリック・ベスティが選手権首位のアンドレア・キミ・アントネッリに代わってメルセデスをドライブ。レオナルド・フォルナローリがオスカー・ピアストリに代わってマクラーレン、ポール・アロンがフランコ・コラピントに代わってアルピーヌを担当した。

    さらに、平川亮がオリバー・ベアマンに代わってハース、コルトン・ハータがバルテリ・ボッタスに代わってキャデラックを走らせた。

    フェルスタッペンとサインツJr.が危険な接近
    序盤はジョージ・ラッセルがミディアムタイヤで1分22秒056を記録してトップに立ち、その後ルクレールが1分20秒884までタイムを縮めた。

    マックス・フェルスタッペンは最初のアタックで、ターン12のレーシングライン上を低速で走っていたカルロス・サインツJr.に追いつき、急ブレーキを強いられた。

    「信じられないよ、本当に危険だった。彼はブレーキまで踏んでいた」

    フェルスタッペンは無線で強い不満を示した。サインツJr.はその直後、無線ケーブルが外れて一時的にチームとの交信ができなかったと説明している。

    フェルスタッペンはその後、サインツJr.の前に出て減速したようにも見え、両者は「不規則な運転」の疑いで記録された。セッション終了後にスチュワードから事情聴取を受けることになった。

    サインツJr.はポール・アロンとの別のインシデントについても説明を求められ、チェッカー後には妨害行為で白黒旗を提示された。

    フェラーリが序盤から上位を形成
    序盤のタイム争いでは、フェルスタッペンが1分20秒788を記録してトップに浮上。ルクレールが0.1秒以内で続き、ラッセル、フォルナローリが上位につけた。

    しかし、ルクレールはターン12でチームメイトのハミルトンに一時的に引っかかった後、次のアタックで1分20秒287を記録して首位を奪回。ハミルトンも0.3秒差の2番手に上がり、フェラーリ勢が上位を占めた。

    ハミルトンは最終コーナーで路面の汚れた部分に乗り、リアを大きく滑らせたもののスピンは回避した。一方でマシンの乗り心地が硬すぎると訴え、アップシフトとダウンシフトの両方にも不満を示していた。

    フェルスタッペンも「ダウンシフトがひどい」と無線で訴えており、フェラーリとレッドブルの双方に変速面の課題があった。

    新型リアウイングを各チームがテスト
    今回のハンガリーGPでは、複数チームがいわゆる“反転型”のリアウイングをテストした。

    フェラーリは先行して導入していた仕様を2台に装着。レッドブルもベルギーGPで一度旧仕様に戻していたが、問題を修正した改良型を再投入した。

    マクラーレンも同様のコンセプトを持つ新型リアウイングを1台だけに装着し、フォルナローリがテストを担当した。チームはFP1のデータを分析したうえで、残りの週末に使用するかを判断する方針だった。

    フェルスタッペンとルクレールのリアウイング周辺にはフロービズ塗料が残り、アイザック・ハジャーのレッドブルには空力計測用のエアロレーキが取り付けられていた。


    ソフト投入でフェルスタッペンが首位
    セッションが折り返しに近づくと、ラッセルが最初にソフトタイヤへ交換。1分20秒066を記録し、ルクレールのミディアムタイヤでのタイムを約0.2秒上回った。

    しかし、その直後にフェルスタッペンが1分19秒559をマークし、ラッセルに約0.5秒差をつけて首位に立った。

    ランド・ノリスもソフトタイヤで第1セクター最速を記録していたが、ターン11で縁石を越えてコースを外れたためアタックを中断。結果として代表的なソフトタイヤのタイムを残せなかった。

    ノリスは最終的に11番手。マクラーレンの本来の競争力は、ピアストリが走行を開始するFP2まで判断しづらい状況となった。

    ルクレールが0.484秒差の最速タイム
    ルクレールはソフトタイヤで全セクターをまとめ、1分19秒075を記録。フェルスタッペンのタイムを0.484秒更新し、トップに立った。

    ハジャーは3番手に浮上したものの、ルクレールからは0.9秒以上の差があった。その後ハミルトンがソフトタイヤでタイムを更新し、フェルスタッペンから0.059秒差、ルクレールから0.543秒差の3番手に入った。

    高速ストレートの少ないハンガロリンクは、フェラーリの高ダウンフォース仕様に適しているとみられていた。パワーユニット性能の差も出にくく、事前にノリスが予想していた通り、フェラーリが序盤から速さを示した。

    ルクレールは2025年のハンガリーGPでポールポジションを獲得しており、低速から中速コーナーが連続するコースで再び好調なスタートを切った。

    ストロールの左リアサスペンションが破損
    残り約20分となったところで、ランス・ストロールがターン2からターン3にかけて突然スピン。マシンをコース脇に止めたことで赤旗が提示された。

    ストロールは無線でリアサスペンションの破損を報告。映像ではドライバーの操作ミスではなく、マシン後部の部品が突然機能を失ったように見えた。

    アストンマーティンはその後、「左リアサスペンションの問題が疑われる」と発表した。

    ストロールはバリアへの接触を回避したものの、11周で走行を終了。新型AMR26Bの実戦デビューは、早い段階で不安を残す形となった。

    今回のAMR26Bには16項目に及ぶ大規模アップグレードが投入され、パワーユニットやギアボックス、一部のサスペンションを除くほぼ全域が改良された。

    しかし、アストンマーティンは今週末に新仕様のスペアパーツを十分に持ち込んでいないと説明している。F1 TVの技術解説者サム・コリンズは、破損した部品によっては週末全体に影響する可能性があると指摘した。

    「アストンマーティンは今週末、スペアが多くないとはっきり言っている。壊れた部品によっては大きな問題になるかもしれない」

    ストロールのトラブル前には、フェルナンド・アロンソに縁石を避けるようチームから指示が出ていた。アロンソもセッションを通じて振動を報告しており、新型車の初日は完全に順調というわけではなかった。

    ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    アロンソは新型AMR26Bで13番手
    赤旗による中断は約6分間続き、残り17分でセッションが再開された。ピットレーン出口には多くのマシンが列をつくり、エステバン・オコンを先頭に一斉にコースへ戻った。

    アロンソもすぐに走行を再開し、ソフトタイヤで1分21秒550を記録。ルクレールから2.475秒差の13番手となった。

    絶対的な差は大きかったものの、直近数戦で後方に沈んでいたアストンマーティンにとっては、一定の前進を示す順位だった。

    ストロールはハードタイヤでのタイムしか残せず、トップから4.396秒差の21番手。サインツJr.が最下位となったため、ストロールは22台中21番手でセッションを終えた。

    ウィリアムズにブレーキトラブルの懸念
    再開後、サインツJr.はターン1で4輪をロックさせる大きなブレーキングミスを喫した。マシンはバリア直前で停止し、再発進までに時間を要した。

    タイヤには深刻なフラットスポットが生じ、周辺では黄旗が提示されたため、複数のドライバーのアタックにも影響した。

    アレクサンダー・アルボンも同じターン1でロックアップしており、F1 TVの解説者ジョリオン・パーマーは、ウィリアムズのブレーキに技術的な問題がある可能性を指摘した。

    「アルボンがなぜ長時間ブレーキを踏み続けていたのか理解できなかった。サインツも同じような挙動だった。ロックした後、ブレーキが固着し、停止するまで解除されていないように見える」

    サインツJr.はトラブルとインシデントが重なり、トップから4秒以上遅れた最下位でFP1を終えた。ウィリアムズはFP2までに2台のブレーキシステムを確認する必要がある。

    ルクレールが終盤にピット入口でストップ
    残り10分を切ったところで、首位を走っていたルクレールにもトラブルが発生した。

    ターン13の左コーナーに進入した際、ステアリング上で複数の警告灯が点滅。その後マシンは急激に速度を失った。

    「何かが壊れた」

    ルクレールは無線でそう報告し、低速でピットへ戻ろうとした。しかしフェラーリのガレージまでは到達できず、計量台の手前にあるピットレーン入口でマシンを止めた。

    クルーが駆け寄ってマシンをガレージまで押し戻し、ブレーキ周辺が高温になっていたことから消火器も使用された。

    当初はパワー系またはギアボックスの問題が疑われたが、セッション終了時点で正確な原因は発表されていない。

    ルクレールは19周にとどまり、トラブルで早期終了したストロールを除けば、FP1で最も周回数が少ないドライバーとなった。


    ラッセルは2度のミスで5番手
    ラッセルは1分20秒066で一時首位に立ったものの、ソフトタイヤでの最終的なアタックをまとめられなかった。

    最初のフライングラップは最終セクターがやや乱れ、2度目のアタックではターン1で大きくロックアップ。ルクレールから0.991秒差の5番手に終わった。

    ラッセルは2022年のハンガリーGPで自身初のポールポジションを獲得しており、ハンガロリンクを得意としている。しかし今回はマシンの乗り心地にも不満を示し、クリーンなアタックを完了できなかった。

    アントネッリに代わって走行したベスティは、ミディアムタイヤで記録したタイムにより7番手。ラッセルから約0.4秒差につけた。

    選手権首位のアントネッリはFP2からマシンに戻る。メルセデスの本来の位置関係は、アントネッリとラッセルがそろって走行してから明らかになる。

    ハジャー4番手 アウディ勢も上位
    アイザック・ハジャーはルクレールから0.922秒差の4番手に入り、レッドブル勢2台をトップ4に入れた。

    フェルスタッペンはルクレールに大差をつけられたものの、レッドブルは大きな混乱なくプログラムを進め、安定した初回セッションを終えた。

    6番手にはアウディのガブリエル・ボルトレトが入り、トップから1.285秒差。チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグも8番手につけた。

    アウディは序盤に2台で細かなトラブルを調査していたが、その後は走行時間を取り戻し、揃ってトップ10入りを果たした。

    9番手はレーシングブルズのアービッド・リンドブラッド、10番手はリアム・ローソン。レーシングブルズは前戦ベルギーGPでリンドブラッド車だけに搭載していたアップグレードを、今回から2台に装着している。

    マクラーレンの実力は判断できず
    ノリスは11番手に終わったが、ソフトタイヤでのアタックでは第1セクター最速を記録していた。

    ターン11でワイドになってアタックを中断したため、最終順位は本来の速さを反映したものではない。チームメイトのピアストリもFP1を欠場しており、マクラーレンの競争力は未知数のままだ。

    フォルナローリは新型リアウイングを装着したMCL40を走らせ、若手ドライバー勢最上位の16番手。前年のF2王者として2度目のF1公式セッションに臨み、空力評価を中心としたプログラムを進めた。

    マクラーレンは過去2年間、ハンガリーGPで勝利している。FP2ではピアストリがマシンに戻り、ノリスもクリーンなソフトタイヤでのアタックを狙う。

    ルーキー勢はベスティが最上位
    5人の若手ドライバーでは、ベスティが7番手で最上位となった。

    フォルナローリが16番手、平川亮が17番手、アロンが19番手、ハータが20番手だった。

    平川亮はハースでオコンに続く17番手。アロンはアルピーヌで19番手、ハータはキャデラックで20番手に終わった。

    各チームはFP2に向け、ベスティからアントネッリ、フォルナローリからピアストリ、アロンからコラピント、平川亮からベアマン、ハータからボッタスへとシートを戻す作業を進める。

    フェラーリ優勢も信頼性に課題
    チェッカーフラッグ時点のトップ3は、ルクレール、フェルスタッペン、ハミルトン。フェラーリが2台をトップ3に送り込み、ハンガロリンクでの高い競争力を示した。

    ただし、最速のルクレールが機械的トラブルでストップし、ハミルトンも変速と乗り心地に不満を抱えている。単純にフェラーリ優勢と結論づけられる内容ではなかった。

    レッドブルはフェルスタッペンが2番手、ハジャーが4番手と安定したスタート。メルセデスはラッセルが5番手、ベスティが7番手だったが、アントネッリ不在のため全体像はまだ見えていない。

    大規模アップグレードを投入したアストンマーティンは、アロンソの13番手に一定の前進が見られた一方、ストロールのサスペンション破損が大きな懸念材料となった。

    FP2は現地時間17時、日本時間24時に開始される。各チームは短いインターバルの間に、フェラーリの機械的問題、アストンマーティンのリアサスペンション、ウィリアムズのブレーキ、各車の変速トラブルを調査し、予選と決勝に向けたロングラン評価へ移行する。

    F1ハンガリーGP フリー走行1回目 結果

    1.シャルル・ルクレール(フェラーリ)1分19秒075
    2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)+0.484秒
    3.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)+0.543秒
    4.アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)+0.922秒
    5.ジョージ・ラッセル(メルセデス)+0.991秒
    6.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)+1.285秒
    7.フレデリック・ベスティ(メルセデス)
    8.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    9.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    10.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    11.ランド・ノリス(マクラーレン)
    12.エステバン・オコン(ハース)
    13.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)+2.475秒
    14.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    15.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    16.レオナルド・フォルナローリ(マクラーレン)
    17.平川亮(ハース)
    18.セルジオ・ペレス(キャデラック)
    19.ポール・アロン(アルピーヌ)
    20.コルトン・ハータ(キャデラック)
    21.ランス・ストロール(アストンマーティン)+4.396秒
    22.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)

  • F1ハンガリーGP フリー走行1回目 結果・タイムシート:アロンソは2.4秒差で13番手

    F1ハンガリーGP フリー走行1回目 結果・タイムシート:アロンソは2.4秒差で13番手

    2026年F1ハンガリーGP フリー走行1回目の結果・タイムシート。7月24日(金)にハンガロリンクで2026年のF1世界選手権 第11戦 ハンガリーグランプリのフリープラクティスが行われた。

    トップタイムを記録したのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、3番手にルイス・ハミルトン(フェラーリ)が続いた。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが13番手、ランス・ストロールが21番手だった。

    ■ フェラーリがFP1を支配 ルクレールがトップタイム
    シャルル・ルクレールが1分19秒075でトップタイムを記録。フェルスタッペンに0.484秒差をつけ、ハミルトンも3番手に入り、フェラーリがハンガロリンクで好スタートを切った。

    ■ ストロールがサスペンショントラブルで赤旗
    ランス・ストロールがターン2でマシンを止め、セッションは赤旗中断。アストンマーティンは左リアサスペンションの不具合が原因と説明し、バリア接触は免れた。

    ■ アストンマーティン新仕様は前進の兆し
    今季初の本格アップグレードを投入したアストンマーティンは、アロンソがソフトタイヤで13番手を記録。F1 TVでもパフォーマンス向上の兆しが見られるとの評価が出た。

    ■ ルクレール終盤にマシントラブル
    セッション終盤、ルクレールが「何か壊れた」と無線で報告。ピットへ戻る途中で停止し、パワーユニット系のトラブルが疑われたものの、トップタイムは守り切った。

    ■ サインツJr.が大ロックアップ
    カルロス・サインツJr.はターン1で4輪をロックさせ、寸前でバリアを回避。大きなフラットスポットを作り、ウィリアムズのブレーキにも懸念が示された。

    ■ フェルスタッペンとサインツJr.が審議対象
    序盤に両者が絡む走行妨害のような場面が発生。「不規則な走行」としてスチュワードが審議対象に指定した。

    ■ リアウイング開発競争が続く
    フェラーリは反転リアウイングを継続使用。レッドブルは改良版を投入し、マクラーレンも新型をテストするなど、各チームの空力開発競争が続いている。

    ■ レーシングブルズがアップグレードを2台投入
    前戦はリンドブラッド車のみだったアップグレードを、ハンガリーではリンドブラッドとリアム・ローソンの両車に投入。パフォーマンス向上を狙う。

    ■ 金曜ドライバー5人が走行
    フレデリック・ベスティ、レオナルド・フォルナローリ、ポール・アロン、平川亮、コルトン・ハータがFP1を担当。それぞれレギュラードライバーに代わって走行データを収集した。

    ハンガリーGP

    F1ハンガリーGP フリー走行1回目 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分19秒075   19
    2 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分19秒559 0.484 25
    3 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分19秒618 0.543 23
    4 6 アイザック・ハジャー レッドブル 1分19秒997 0.922 25
    5 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分20秒066 0.991 21
    6 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分20秒360 1.285 30
    7 72 フレデリック・ベスティ メルセデス 1分20秒467 1.392 24
    8 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分20秒623 1.548 28
    9 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分20秒760 1.685 28
    10 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分20秒866 1.791 28
    11 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分21秒024 1.949 26
    12 31 エステバン・オコン ハース 1分21秒051 1.976 24
    13 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分21秒550 2.475 20
    14 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分21秒704 2.629 29
    15 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分21秒819 2.744 28
    16 67 レオナルド・フォルナローリ マクラーレン 1分21秒890 2.815 29
    17 50 平川亮 ハース 1分22秒001 2.926 25
    18 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分22秒089 3.014 22
    19 61 ポール・アロン アルピーヌ 1分22秒168 3.093 27
    20 25 コルトン・ハータ キャデラック 1分23秒118 4.043 28
    21 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分23秒471 4.396 11
    22 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分23秒734 4.659 23

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    アストンマーティンF1 AMR26Bに早くも試練 ストロールのリアサスが破損

    ラランス・ストロールが、2026年F1ハンガリーGPのフリー走行1回目(FP1)でマシントラブルに見舞われた。アストンマーティンが大規模アップグレードを施した「AMR26B」の実戦デビューは、開始早々に暗雲が立ち込める展開となった。

    ストロールはセッション序盤、ターン3進入で突然マシンのコントロールを失ってスピン。そのままコース脇にマシンを止めたことで赤旗が提示された。

    リアサスペンション破損で赤旗
    リプレイ映像では、ストロールはターン2を立ち上がった直後にマシン後部の挙動が乱れ、ターン3進入で突如スピン。ドライバーのミスというよりも、車両側の異常が原因とみられる動きだった。

    ストロール自身も無線で「リアサスペンションの故障だ」と伝えており、F1 TVのテクニカル解説でも、今回AMR26Bで刷新されたリアサスペンションが原因である可能性が指摘された。

    また、一部では左リアタイヤの装着不良の可能性も取り沙汰されているが、現時点で原因は明らかになっていない。


    スペア不足への懸念も浮上
    F1 TVのテクニカルアナリスト、サム・コリンズは「もしアップデートパーツの破損であれば、アストンマーティンにとって大きな問題になるかもしれない。今週末はスペアパーツが十分ではないことをチーム自身が認めている」と懸念を示した。

    アストンマーティンは今大会でノーズ、フロア、リアサスペンションなど16項目に及ぶ大規模アップグレードを投入。AMR26Bとして初めて実戦投入されたが、その重要パーツとみられるリアサスペンションにトラブルが発生した可能性がある。

    幸いにもストロールはバリアへの接触を避けたため、マシンは回収後に大きな外傷は確認されず、追加の修復作業は最小限で済む見込みだ。セッションは約6分間の中断を経て再開された。

    今回のトラブルが部品そのものの不具合なのか、それとも組み付けや個別の問題なのかは、アストンマーティンの調査結果が待たれる。今回のアップグレードの信頼性を占う上でも、週末を通じて注目が集まりそうだ。

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  • F1ハンガリーGP 木曜会見PART2:ピアストリ、ベアマン、ハジャーが出席

    F1ハンガリーGP 木曜会見PART2:ピアストリ、ベアマン、ハジャーが出席

    2026年F1第11戦ハンガリーGPを前に、7月23日(木)にFIA公式記者会見が行われた。

    PART 2にはオスカー・ピアストリ、オリバー・ベアマン、アイザック・ハジャーが出席。今季前半戦の評価やアップデート、パワーユニットのエネルギー配分、チームメイトとの比較、今後の課題について語った。

    オスカーから始めましょう。マクラーレンはハンガリーで直近2年連続優勝しています。3連勝の可能性はありますか? オスカー・ピアストリ:明日になれば分かる。今回はもう少し競争力があるはずだと思う。いくつかアップグレードを持ち込んでいるので、戦える位置に少し近づけることを願っている。スパでは、特に決勝で予想していた以上に競争力があったと思うので、それはいいことだった。

    アップグレードについて、もう少し教えてください。シミュレーターではどのような感触でしたか? ピアストリ:実際、シミュレーターでそれを使ったかどうか覚えていないので、分からない。速くなるはずだ。それだけが僕にとって重要だ。ほとんどの場合、僕たちにはアップグレードに関してかなりいい実績があると思う。シミュレーターでの性能と現実での性能もよく一致しているので、単純に僕たちを速くしてくれることを願っている。

    オスカー、個人的には現在のマシンをどのように感じていますか? シーズン序盤より運転が難しくなっていますか? ピアストリ:必ずしもそうではない。今季は一年を通して運転が難しかった。シーズン序盤は、パワーユニット側について、実際に自分たちで制御し、管理できることや、ドライビングスタイルによって対処できることを、より多く気にしなければならなかったと思う。現在もパワーユニットについて注意しなければならないことはあるけど、以前ほど自分たちの制御下にはない。今は純粋にマシンの状態やバランスに関することが多い。特に直近2戦では、理由は分からないけど、間違いなく運転が一段階難しくなった。レイアウト、風、路面の種類などが原因なのかは分からない。今週末は少し運転しやすくなることを願っている。

    シーズンの折り返し地点です。ここまでの今季をどのように評価しますか? ピアストリ:間違いなく浮き沈みがあった。残念ながら、いいことより悪いことの方が多かったと思う。チームとしても、特に昨年と比べれば、望んでいたような前半戦ではなかった。後半戦はよくなることを願っている。僕自身にもいい瞬間と、あまりよくない瞬間があり、その間にあるほぼすべてを経験した。改善し、もう少し安定して自分のベストを発揮できるようにしたい。今週末とシーズン後半に、それを実現できることを願っている。

    オリー、今季を分析する流れなので、あなたにも同じ質問から始めましょう。2026年シーズンをここまでどのように振り返りますか? オリバー・ベアマン:正直、時々かなり長く感じている。シーズンのスタートには本当に満足していた。非常に競争力のあるマシンがあった。信じられないかもしれないけど、最初の数戦ではレッドブルと戦っていた。彼らの出だしがそれほど素晴らしくなかったこともあるけど、僕たちは本当にいい仕事をした。最初の2戦は非常によかった。それに加えて、現行レギュレーションの課題や細かな特徴にも効率よく対応できた。最初の数戦では信頼性やソフトウェアの問題にも苦しまず、多くのポイントを獲得できた。非常にいいスタートだった。でも今は少し勢いが落ちている。チームとしてはカナダ以降ポイントを獲得していない。カナダでは直近のアップグレードパッケージを投入したけど、ライバルが持ち込んだほどのパフォーマンスをマシンにもたらすことができなかった。シーズン序盤にはアウディ、レーシングブルズ、アルピーヌと互角か、その前にいたけど、今ではそれらのチームがすべて大きく前進している。カナダ以降の数カ月は非常に長く感じている。正直、レース週末の遂行という点ではいい仕事ができていると思う。マシンから最大限を引き出し、僕自身からも最大限を引き出せている。でも、その最大限が14番手、13番手、12番手にすぎないとなると、少しうんざりしてくる。マシンに加えられる次のパフォーマンスを心待ちにしている。近いうちに投入されることを願っているし、それによって後半戦がもう少し実りあるものになってほしい。

    話している遅れは、サーキット特性によるものですか? ハンガロリンクでは、最近より競争力があると考えていますか? ベアマン:メルセデス製エンジンやレッドブル・パワートレインズと比較すると、パワーが重視されるサーキットで少し苦戦するという意味では、サーキット特性による部分もある。スパやシルバーストンのようなコースでは、彼らと比べて少し苦戦する。でも、それを言い訳にすることはできない。フェラーリはそうしたサーキットで非常に強く、僕たちと同じエンジンを使っているからだ。そこに隠れることはできない。明らかにパッケージ全体としてパフォーマンスが不足している。今週末に何を期待できるかという質問なら、僕には分からない。走ってみよう。

    アイザック、あなたに移りましょう。先週末は非常にいい走りを見せました。あなたもここまでのシーズンを振り返ってください。 アイザック・ハジャー:少し難しいスタートだった。最初の数戦では、簡単なことを本当に間違えていた一方、速く走り、リズムに乗り、マックスからあまり離されないという難しい部分は非常にうまくできていたと感じている。直近の数戦では、一貫性を見つけられたと思う。チーム内でも、僕たちの仕事を楽にしてくれるいくつかの問題を修正した。マシンに信頼性があり、パフォーマンスを発揮していれば、結果を出すのは簡単だ。正直に言えばね。いい状況だけど、本当の表彰台を争えるレースをしたい。それが次の目標だ。

    「簡単なこと」とは、具体的に何を指していますか? ハジャー:スタートの問題は長く続いたと思う。簡単に修正できるものではなかったけど、僕がより言いたかったのは、時々起きていたエネルギー放出の問題、ブースト機能を理解すること、1周目にスピンすることなどだ。1周目のスピンは理想的ではない。そういうことが週末を台無しにしていた。適応には少し時間が必要だったけど、今はかなり落ち着いていると思う。

    現在6戦連続でポイントを獲得しています。ステアリングを握っていて、どれほど自信がありますか? ハジャー:いい状態だ。僕がうまく扱えるマシンだ。最も運転しやすいマシンではないけど、一貫性はある。ここ数戦は最大限を引き出せているので、間違いなく満足している。ただ、まだ自分が望む位置にはいない。フェラーリやメルセデスと比べて競争力が不足している分野がいくつかあるので、さらに掘り下げる必要がある。でも間違いなく順調に進歩している。

    オスカーへの質問です。スパではオリーやアイザック以上に苦しんだと思います。常に補助を受けずにマシンを運転していますか? そうでないなら、以前からそうだったのでしょうか? 現在のパワーユニットで、ドライバーができないけれど、本来できるべきことは何ですか? ピアストリ:完全な回答をするには、おそらく30分必要になる。以前のハイブリッドエンジンでも、ある程度は学習、コーディング、AIが大きな役割を果たしていた。僕がF1に加わった時点で、当時のエンジンは非常に成熟していた。ただ、何かが少し間違っていたり、わずかに位置がずれていたりしても、その代償は大幅に小さかった。電動部分が全体のパワーに占める割合が非常に小さかったからだ。今年は基本的にパワーの半分を占めているため、小さな違いや何かがわずかに正しく機能しないだけで、特にスパのようなサーキットでは非常に大きな影響が出る。質問に答えると、エネルギーがどこで放出されるかについて、僕たちにはほとんど制御する手段がない。ブーストボタンを押すことはできるけど、それは特に予選ではなく、オーバーテイクのためのものだ。スパでも話したように、自分では制御できない違いがあると、フラストレーションがたまることもある。改善されるとは思う。完全になくなるとは思っていないけど、メーカーがより深く理解し、コードで何ができ、何ができないのかという規則上の制約を把握すれば、状況は少しよくなることを願っている。

    オスカー、明日のFP1ではレオナルド・フォルナローリにマシンを譲ります。ここ数カ月で彼と話す機会はありましたか? FP1を走る準備はできているように見えますか? ピアストリ:そう思う。彼はチームとともに多くのレースに来ている。バルセロナですでにFP1を経験し、本当にいい仕事をした。印象的だったと思う。彼がエンジニア全員、そしてドライバーである僕やランドとも、どれほど深く関わっているかを見るのはよかったし、興味深かった。いつも質問をし、もっと多くのことを知ろうとしている。それは成長し、優れたレーシングドライバーになるうえで重要なことだ。ジュニアカテゴリーで自分に何ができるかはすでに示しているし、マクラーレンでも非常に仕事がしやすい。明日、僕のマシンをうまくセットアップしてくれることを願っている。

    オスカー、エネルギー配分を制御できないことについて話していました。まだ学習が必要なAIプログラムの乗客になったように感じることはありますか? ピアストリ:時々はそうだ。繰り返しになるけど、スパやシルバーストンのようなサーキットでは、よりひどくなる。ここではストレートが非常に短いため、そうした問題はあまり起きないと思う。違いがあったとしても、はるかに小さくなるはずだ。ただ、ストレートの終わりに到達する前に実質的にパワーの半分を失うレーシングカーを運転するという考え方は、時々理解するのが難しい。スパでは、中間セクターの多くをバッテリーのアシストがまったくない、内燃機関だけの状態で走っていた。あるコーナーでは一定のパワーしかなく、別のコーナーではフルパワーになるというのは、それ自体が奇妙な感覚だ。スパは僕だけでなく多くのドライバーにとって、特にフラストレーションのたまるレースだったと思う。コードの小さな違いやエンジンの動作によって、ラップタイムに大きな差が出たからだ。特にフィールド前方では、4つの順位が0.09秒ほどの差しかなかったと思う。でも多くのドライバーには、自分で制御できない要因によって0.09秒以上のタイムが残されていたのは間違いない。

    オリーへの質問です。今季を通して、これほどチームメイトを上回ると予想していましたか? 彼がここで唯一の優勝経験を持っていることを考慮しても、今週末も同じことを期待していますか? ベアマン:僕たちのチームでは難しい状況が起きている。これについては何度も話してきたけど、パーツ間の一貫性がかなり低い。僕が悪い側にいたこともあれば、いい側にいたこともある。ただ、それによって常に動き続ける目標を追いかけることになるので残念だ。予想していなかったにもかかわらず、一晩でマシンバランスが変わることもある。つまり、僕たちの戦いが常に公平とは限らず、時には両手をほとんど背中の後ろで縛られた状態で戦っているように感じるということだ。もちろん、自分は非常に高いレベルでパフォーマンスを発揮できていると思う。12カ月前、そして今季開幕時と比べても、パフォーマンスが一歩向上していることを強く感じている。それが僕にできるすべてだ。現段階ではポイント争いをしていない。自分自身から最大限を引き出し、この難しい時期に可能な限り多くを学ぶこと以外、あまり争えるものがない。近いうちに、その努力を生かしてポイントを獲得できるパフォーマンスが手に入ることを願っている。僕たちにとっては難しい状況だ。自分の仕事には満足しているけど、実際のストーリーは、必ずしも見出しに書かれているものとは同じではない。

    3人への質問です。8週間で6レースがあり、皆さんに多くの浮き沈みがありました。2週間の休みをどのように過ごしますか? F1について考えないようにしますか? それとも改善のためにデータを見たり、自宅のシミュレーターを使ったりしますか? ハジャー:シミュレーターでたくさん走るよ! 正直、分からない。チームにとっては、まだマシンについて理解できていないことがたくさんあると思う。ほぼ毎週末レースをしていることは、それを理解する助けにはなっていない。ザントフォールトに戻ってきたときには、より多くの答えを得られていることを願っている。僕自身は少しリラックスしてから戻ってきたい。後半戦は厳しくなるからだ。

    ベアマン:基本的に同じ気持ちだ。リセットして、休み、レースから意識を離すことが重要だ。ここ数カ月は信じられないほど忙しかった。特に結果が出ていない状況で前進し続けるためのモチベーションを見つけるには、少し休み、別のことに意識を向ける必要がある。少し休めるのを楽しみにしている。その後、休みの最後の1週間には、もちろん今後に集中する。さっき話したように、夏休み後にはいくつかアップグレードが入ってくる。僕にとっては、パフォーマンスが手に入ったときにマシンから最大限を引き出せる状態に自分を整えることが重要だ。現実的に見て、今週末はポイント争いには加われないからだ。

    ピアストリ:全員が休みを楽しむと思う。アイザックが話したように、後半戦は非常に厳しく、常にどこでレースをするのかを完全には把握できない。休暇はいつもリセットするためのいい機会だ。チームと一緒にできる仕事は非常に限られているけど、やりたければ自宅のシミュレーターで何周か走ることはできる。ただし最初の1週間はやらない。海と砂浜のある場所へ休暇に行く。少しリセットするのはいつでもいいことだ。

    3人への質問です。スパでの経験を踏まえ、今後数年でドライバーに主導権を戻すには、さらに変更が必要だと思いますか? それとも不可能で、2031年まで受け入れるしかないのでしょうか? ピアストリ:繰り返しになるけど、すべてを説明するには多くの時間が必要だし、おそらく僕より詳しい人も必要になる。ただ、このエンジンを使用する限り、ある程度は常に影響する要素になると思う。電動部分の比率を小さくすれば、当然その影響も小さくなる。ただ、現在のパワーユニット規則には多くのルールや制限があり、それを回避するために必要なことも多い。ある意味では、もう少し自由度を与えることで、少し解決できる可能性もある。もちろん、それが安全性や不規則な接近速度にどのような影響を与えるかという問題もあるので、完璧な答えはない。このエンジンを使用する限り、ある程度は影響し続けると思うけど、改善はされる。どれだけ改善されるかは、今後を見なければならない。

    ベアマン:オスカーに同意する。

    まずオスカーへの質問です。今季最初のレースとなった鈴鹿では非常に競争力がありました。その後、シーズンの大半で速さがなかったことを、不可解に感じますか? オリーには簡単な質問です。カート場を探して、コースレコードを更新するつもりですか? ピアストリ:チーム全体として、かなり浮き沈みがあったと思う。鈴鹿とマイアミは、間違いなく今季最も強かった2戦だ。シーズン序盤は、レギュレーションを理解し、何をしなければならないかを把握するうえで非常にいい仕事をしていた。マイアミで調整が行われて以降、必要な運転方法や実行しなければならないことは、鈴鹿のときよりも自然なものに近づいた。鈴鹿では速く走るために非常に奇妙な運転をしなければならず、不思議な経験だった。僕たちはその不自然なことを最大限に生かす作業が非常にうまかったのだと思う。でも、それ以降はほかの全チームも多くのアップグレードを持ち込んだ。僕たちもいくつか投入したけど、すべてが期待どおりに機能したわけではないかもしれない。その2戦でのペースは僕たちの基準というより、例外だったように感じる。近いうちに再びその位置へ戻れることを願っている。僕自身も個人的にかなり浮き沈みがあったので、少し安定させられることを願っている。

    ベアマン:昨年、休暇先の近くにあった小さなカート場でコースレコードを樹立した。シルバーストン後に行って、すでに記録を取り戻したよ。記録を奪い返すために長い1週間を過ごしたけど、何とか達成できた。今は太陽の下でリラックスできる。

    アイザックへの質問です。このシートに加入した時点で、あなたより前にマックスと組んだ多くのドライバーが苦戦し、レッドブルが期待するパフォーマンスレベルに達しなかったことは分かっていたと思います。それを考えることはありましたか? ハジャー:もちろん、加入すれば自分がどこに来たのかは分かっている。相手はマックスなので、間違いなく多少の疑いはあった。彼が素晴らしいドライバーなのは否定できない。少し疑いとプレッシャーはあったけど、ここまではほぼ自分が望んだとおりに進んでいる。間違いなく頭にはあった。

    オリーへの質問です。エステバンは、青旗を受けてストレートで減速した際にパワーユニットが混乱し、出力がほぼゼロになったという特有の問題について話していました。今季、あなたにも同じことがありましたか? ベアマン:シーズン序盤にはあった。この2人は周回遅れにされた経験がないから、知らないのかもしれないね。特有の問題ではない。レギュレーションによるもので、なぜ起きるのかは理解している。アクセルを戻してから再び全開にすると、エネルギーの再放出は通常どおりになる。ただ、周回遅れにされる場合を除けば、ストレートでアクセルを戻し、再び踏み込むことはかなり珍しい。僕たちはよく周回遅れにされるけどね。こうしたものはすべて、避ける必要があるわずかな違いだ。周回遅れにされることがあっても、僕たちはまだポイント争いをしているので、レースタイムの改善につながるものは何でも有益だ。

    3人への質問です。フェルナンドは楽しさを維持するために、時々かつてのマシンを運転しています。現在の皆さんの楽しさは何%ですか? また、フェルナンドが許してくれるなら、彼の過去のマシンのどれを運転したいですか? ピアストリ:僕はフェルナンドの2007年型マシンを運転したことがあるし、今年の初めには幸運にもルイスの2008年型マシンを運転した。とても楽しかったとだけ言っておく。まったく異なる時代だ。マシンが非常に軽く、特に当時のマシンが発する音は信じられないものだった。現在のマシンも明らかに非常に速いけど、子どもの頃にテレビで見て、その音を聞いて育ったものには、間違いなく懐かしさもある。僕がF1を見始めた時代だった。実際にそうなのかにかかわらず、自分が育った時代に見ていたマシンは、いつでもより格好よく見えると思う。2007年と2008年のマシンを運転した後は、大きな笑顔で降りた。

    ベアマン:実際に自分の古いマシンを運転できた。フェルナンドのマシンほど古くはないけど、昨年のF1マシンだ。本当に楽しくて、とてもよかった。フェルナンドのマシンなら、正直すべてを運転したい。彼が過去に乗っていたフェラーリ、ルノー、マクラーレンは、どれも本当に素晴らしいと思う。格好いいロードカーもいくつか持っているので、特に選り好みはしない。フェルナンドが所有しているものなら、彼が許してくれる限り、何でも運転したい。

    ハジャー:6年ほど前のマシンかな。史上最速のマシンだったと思うので、ルイスのマシンがいい。かなり格好いいと思う。フェルナンドが2010年にタイトル獲得へ近づいたときのマシンもいい。2010年のフェラーリだ。

    アイザックへの質問です。今季、自分自身を驚かせた部分はありますか? また、自分では今後どの部分を改善する必要があると考えていますか? ハジャー:正直、今季は自分自身に驚いていない。高いレベルでドライブしているだけで、間違いなく昨年よりよくなっている。2年目なので、それは普通のことだと思う。まだ経験豊富ではないけど、少しずつ改善している。マックスは日曜日のあらゆる部分で非常に印象的だ。僕の一発のペースはかなりよかったと思うけど、彼のレースマネジメントは別のレベルにある。だから、そこを重点的に改善しようとしている。