カテゴリー: F1ハンガリーGP

  • 角田裕毅 レッドブルF1担当エンジニアの設定ミスに激怒「事前に言うべき」

    角田裕毅 レッドブルF1担当エンジニアの設定ミスに激怒「事前に言うべき」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、F1ハンガリーGPで再び厳しい週末を過ごした。

    表面的には、角田裕毅がハンガリーGPを17位でフィニッシュし、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに8ポジション差をつけられたことは、日本人ドライバーにとってさらに痛ましい結果と映る。しかし、今季途中にレッドブル・レーシングへ昇格して以来、今回の週末は角田裕毅にとってベストパフォーマンスのひとつだった可能性もある。

    FP2では今季初めてフェルスタッペンより上位タイムを記録し、Q1では0.2秒以内と迫った。

    だが、レッドブルが直面した“現実の洗礼”──ライバル勢と比べて著しく劣るパフォーマンス──により、それだけではQ2進出には至らなかった。

    決勝ではピットレーンスタート、好まれていなかったソフトタイヤへのスイッチ、さらにはフロントウイングのダメージなど、複数の要因が角田裕毅の追い上げを妨げた。

    週末中には、角田裕毅のマシンに加えられていたある設定変更が、ドライバーに事前に知らされていなかったことも発覚している。

    設定変更を事前に知らされなかった怒り
    FP3で予選シミュレーションを行っていた角田裕毅は、最初のアタックラップで第1コーナー進入時にロックアップを喫し、ラップを中断。その後、ステアリング上のダイヤルを操作してショートランとロングランの設定を切り替えようとしたが、「なんか全然感触が違う。トグルの設定合ってる?」と無線で疑問を呈した。

    これに対し、担当レースエンジニアであるリチャード・ウッドは「あと2つ上だ」と返答。角田裕毅は「それってロングラン用のモードじゃない?」と問い返すと、ウッドは「リセットされた」と答えた。

    これに対して角田裕毅は「それ、セッション前に言うべきでしょ。こっちは寝ぼけてるわけじゃないんだから」と怒りをあらわにした。

    この設定ミスについて角田裕毅はレース後、次のように述べた。

    「(この設定ミスは)我々のガレージの問題です。簡単に防げたことを防げなかった。我々が普段やっているはずのことをやれなかった。

    これは僕がコントロールできる問題じゃなくて、チームがコントロールすべきことなので、本当にフラストレーションが溜まりました。

    レッドブルに来てから、こういうことが少し増えてきた気がするので、今後改善してほしい。

    FP3では大きなセットアップ変更を行っていたので、それを確認できなかったのは残念です。小さなディテールが予選に大きく影響するので、きちんと話し合う必要があると思います」

    角田裕毅 レッドブル F1角田裕毅、ハンガリーGPでレッドブルRB21を駆る。週末中の“設定リセット”に本人の知らないまま変更が加えられていた

    チーム内での評価と今後の展望
    今季の角田裕毅にとって最大の課題は、新チーム代表ローラン・メキースに対して来季もレッドブルにふさわしい存在であることを証明することだ。

    現在の成績だけを見れば説得力に欠けるかもしれないが、角田裕毅を引き続き起用すべきとの声もある。規則変更が控える中、チームにとって“安定性”が重要となり、100戦以上のGP出走経験を持つ角田裕毅のようなドライバーは開発面で大きな武器となる。

    現時点で角田裕毅がレッドブルを離脱した場合の明確な後任は少なく、育成ドライバーであるアイザック・ハジャーが有力視されているが、即戦力となるかは未知数だ。

    なお、チーム代表のメキースは、角田裕毅に残留のために何をすべきかを明確に伝えており、同時にチーム側にも、フェルスタッペンとのギャップを縮めるためのサポート強化が求められている。

    実際、スパで角田裕毅に最新アップデートを供給するよう尽力したメキースだが、ハンガリーではその努力が実を結ぶどころか、設定リセットによって角田裕毅は再び後退を強いられる結果となった。

  • マックス・フェルスタッペン ローソンに敗北は「屈辱的」とF1評論家

    マックス・フェルスタッペン ローソンに敗北は「屈辱的」とF1評論家

    マックス・フェルスタッペンがF1ハンガリーGPでリアム・ローソンの後ろでフィニッシュしたことについて、マーティン・ブランドルは「屈辱的だ」と評した。

    フェルスタッペンはブダペストで9位に終わり、2025年シーズン前半を厳しい形で締めくくった。レッドブルはRB21マシンに苦しみ、7月にはチーム代表のクリスチャン・ホーナーも解任されている。

    ハンガリーでは予選8番手からスタートしたが、決勝では旧チームメイトであるローソンの後塵を拝することになった。ローソンは1ストップ戦略を採用し、2ストップだったフェルスタッペンより前でチェッカーを受けた。

    今季、両者が完走したレースでローソンがフェルスタッペンを上回ったのはこれが初めて。ローソンはオーストラリアと中国の2戦後にレッドブルから降ろされたが、オーストリアGPでブレイクスルーを果たして以降、直近4戦のうち3戦でポイントを獲得している。

    さらに、過去4戦のうち2戦で「レッドブルファミリー」の中で最上位となった。この状況を、ブランドルは「屈辱的だ」と表現した。

    「フェルスタッペンもまた、あまり良い一日とは言えなかった。タイヤがオーバーヒートすると、レッドブルのペースはすぐに落ちていた」とブランドルはSky Sports F1のコラムで述べた。

    「彼は8番グリッドからスタートして9位でフィニッシュし、今季序盤に短期間だけチームメイトだったリアム・ローソンの後ろという屈辱を味わった。ローソンは姉妹チームのレーシングブルズで素晴らしい走りを見せて8位に入った」

    「レッドブルにとっては苦しい日々だ」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

  • F1ハンガリーGP 見逃したかもしれない9つの裏話

    F1ハンガリーGP 見逃したかもしれない9つの裏話

    ランド・ノリスのハラハラする勝利から、フェラーリに襲いかかった悲劇的な展開、そしてミッドフィールド勢による素晴らしいポイント獲得まで──ハンガロリンクでのレースは実に見応えのあるものだった。

    だがサーキットでの戦いの裏側でも、注目すべき出来事が多くあったのだ。ここでは、週末に起きた“見逃し厳禁”の9つのトピックを紹介しよう。

    構え、アルピーヌ!
    木曜日のメディアデーでは、アルピーヌのピエール・ガスリーとフランコ・コラピントが、ヘルメットをフェンシングのマスクに持ち替えた。ハンガリーのオリンピック金メダリストたち──パリ2024男子エペ団体のチャンピオン、ティボール・アンドラフィ、マーテー・タマーシュ・コッホ、ダーヴィド・ナジ、ゲルゲイ・シクローシと出会ったのだ。

    2人は実際にフェンシング用の防具を身に着け、トップアスリートたちの指導のもと、まったく異なる「高速スポーツ」でその反射神経を試すことになった。

    ハンガリーGP F1 2025年アルゼンチン出身のフランコ・コラピントがゲルゲイ・シクローシと対面

    バニーモード、発動
    ハンガリーから約8000キロ離れたプエルトリコでは、メルセデスがレゲトンスターのバッド・バニーとのコラボを発表すべく、初のF1ストリート・エキシビションを開催。

    イベントでは元F1ドライバーのエステバン・グティエレスが登場し、バーンアウト、高速ラップ、ドーナツターンで観客を魅了。まさに前代未聞の“ストリートジャック”だった。


    パドックに現れたペロトン
    F1パドックに新たな“クラブ”が誕生している。カルロス・サインツ、オリバー・ベアマン、そしてメルセデスのリザーブドライバーであるバルテリ・ボッタスが、週末の合間を縫ってサーキット周辺をライドする“ミニ・ペロトン”を形成しているのだ。

    サイクリングはドライバーにとって重要なトレーニング手段だが、この3人はその一歩先を行く。サインツとベアマンはツール・ド・フランス王者タデイ・ポガチャルと一緒にトレーニングし、ボッタスはプロサイクリストのパートナー、ティファニー・クロムウェルと共に実際のレースにも出場している。

    今週のハンガリーでは、ウィリアムズの代表ジェームス・ボウルズもペダルをこぎ、トップレベルのフィットネスに食らいついた。この調子なら、最終戦アブダビで“本気の勝負”が見られるかも…?


    F1ドライバーたちを圧倒したのは誰?
    最近のF1パドックには多くのスターが出入りしているが、ドライバーたちは大抵は落ち着いた反応を見せる。だが今回、登場したのは「ハイド・ザ・ペイン・ハロルド」だ。

    本名アンドラーシュ・アラトー。80歳のハンガリー人で、「笑顔の裏に痛みを隠している」というミームで世界中に知られている人物だ。

    日曜日のピットレーンに彼が現れると、アイザック・ハジャーは目を疑った様子で、フェルナンド・アロンソやガブリエル・ボルトレトも握手と写真撮影を欠かさなかった。


    ハンガリーを訪れた映画スターたち
    今週末のハンガロリンクには豪華ゲストが集結。新キャプテン・アメリカのアンソニー・マッキーはFP3前にルイス・ハミルトンと歓談。アニャ・テイラー=ジョイはフェラーリのガレージを訪問。

    日曜には、ジェイミー・ドーナンがマクラーレンの1-2を祝福しながらチームと共に過ごし、ガンズ・アンド・ローゼズのロックスター、アクセル・ローズはレッドブル・レーシングのガレージに姿を見せた。


    ランドは念入りに…今回は
    2025年の5勝目を挙げたランド・ノリスは、2年前の“あの事件”を繰り返さないよう慎重だった。

    2023年のハンガリーでは、2位フィニッシュ後にシャンパンの“スパイク”で表彰台を盛り上げた際、誤ってフェルスタッペンの陶器製トロフィーを壊してしまったのだ。

    今回ノリスは、シャンパンボトルに「トロフィーを壊すな!」と自筆で記し、表彰式では自分とオスカー・ピアストリのトロフィーを安全な場所に移動させてから祝杯をあげた。


    アクセル・ローズ、再び登場
    ノリスのF1通算9勝目に、チェッカーフラッグを振ったのはロック界のレジェンド、アクセル・ローズだった。

    F1ファンとしても知られるローズは、2007年王者キミ・ライコネンと親交が深く、2008年のアルバム『チャイニーズ・デモクラシー』のクレジットにもライコネンの名を記している。

    「ずっと彼のファンだった。いつも観てたし、ウマが合うんだ」と2023年に語っていた。

    日曜のローズは、革パンツにカウボーイブーツ、胸元の開いた黒のシルクシャツという全身ブラックの装いで、まさにロックスターそのものだった。

    ハンガリーグランプリ F1 アクセル・ローズアクセル・ローズがチェッカーフラッグを振る

    アロンソとボルトレトにとって忘れられない週末
    フェルナンド・アロンソとその後輩ガブリエル・ボルトレトにとって、ハンガリーは忘れがたい週末となった。ボルトレトは自己最高のF1リザルトとなる6位を獲得し、アロンソは今季最高の5位でフィニッシュした。

    ブラジル出身のボルトレトは、2022年にアロンソのマネジメントチームと契約して以降、F3、F2を制覇して今年F1にステップアップ。今季はキック・ザウバーから参戦している。

    土曜のパルクフェルメでは、予選5位のアロンソにボルトレトが駆け寄り祝福。決勝後のメディアペンでは、アロンソが冗談交じりに彼をいじる微笑ましい場面も(動画は以下参照)。

    アロンソにとっては誕生日ウィークでもあった。火曜には44歳を迎え、金曜のFP1は背中の筋肉痛で欠場。それでも土曜と日曜には輝きを放ち、「この世代で最高のルーキー」とボルトレトを絶賛した(DAZN Spainより)。

    ファンステージの“アートアタック”
    ファンステージでのドライバー登場は毎週末の名物だが、ハンガリーでは例年以上の盛り上がりを見せた。

    ウィリアムズのアレックス・アルボンとカルロス・サインツ、レーシングブルズのアイザック・ハジャーとリアム・ローソンが参加し、アートとクラフトに挑戦。思わぬ才能(?)を発揮するドライバーも…?

    カーボノによる“傑作”は、あなた自身の目で確かめてほしい──。

    2025年のF1世界選手権 ハンガリーグランプリ F1

  • マクラーレンF1、1-2フィニッシュで通算200勝目「完璧に近いパフォーマンス」

    マクラーレンF1、1-2フィニッシュで通算200勝目「完璧に近いパフォーマンス」

    F1ハンガリーGPのレース後、マクラーレンのCEOザク・ブラウンは、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリによる今季7度目の1-2フィニッシュを受けて、「これ以上ないほど完璧に近いパフォーマンスだった」とチーム全体を称賛した。

    ノリスは3番グリッドからスタートし、1ストップという代替戦略を最大限に活かして、序盤シャルル・ルクレールの後方で2番手を走行していた2ストップ戦略のチームメイト、ピアストリを逆転した。

    ピアストリは2回目のピットストップ後にルクレールを難なくオーバーテイクしたが、終盤の数周でノリスを追い抜く時間は残されておらず、ノリスは摩耗したハードタイヤで辛くもトップを守り切った。

    ブラウンは、ハンガロリンクでのこの見事な1-2フィニッシュにおいて、ドライバーだけでなく、戦略チームや、2度の1.9秒ピットストップを成功させたクルーも含めて、その働きを誇りに思っていると語った。この1.9秒は、2023年カタールGPで記録したチーム最速1.8秒にわずか0.1秒差である。

    「夏休みに入るには最高の形だ」とブラウンはSky Sports F1に語った。

    「レースにおいて完璧なんてことはあり得ないし、常に振り返って分析する必要はあるが、それでも今日は本当に完璧に近い内容だったと思う。

    ドライバーたちは素晴らしかったし、ピットストップも驚異的だった。ランドをトップに引き上げた戦略も見事だったし、オスカーも見事な走りを見せてくれた。このチームをこれ以上誇りに思うことはできないね」

    マクラーレン F1 ランド・ノリスノリスは昨年2位だったブダペストで今季初勝利を挙げた

    ノリスとピアストリの戦略を分けたことは結果的に成功だったが、ルクレールがシャシーの問題を抱えていたこともマクラーレンには有利に働いた。それでも、両ドライバーはハンガロリンクで他を圧倒するスピードを発揮し、結果的に2台の一騎打ちの様相となった。

    終盤の接近戦では、ピットウォールも緊張の瞬間が続いた。両者の直接対決にはならなかったものの、ピアストリが唯一のチャンスでブレーキングをミスしてタイヤをロックさせた場面は、マクラーレン陣営にとって“ヒヤリ”とする瞬間だった。

    「レース前には話し合いをしているし、彼らは何をすべきか理解している」とブラウンは続けた。

    「レース中もルールを守ってくれた。これこそ我々が望む姿だ。今回はランドが勝ったが、次はどうなるかわからない。それくらい彼らは互角なんだ」

    ノリスは、スタート直後にフェルナンド・アロンソとジョージ・ラッセルに抜かれる不運があり、結果的に代替戦略に回ることになった。一方で、チーム代表のアンドレア・ステラは「ドライビングに関しては両者に優劣はなかった」と断言した。

    マクラーレン F1 ハンガリーGPマクラーレンはハンガリーで通算200勝目を祝った

    「ランドもオスカーも非常に高いレベルでF1のレースを戦っている」とステラは語った。

    「見ての通り、両者の差は常に僅差であり非常に接戦だ。今日の走りについて言えば、フェアに見て両者とも自分の走りに満足していいだろう。

    ランドは戦略の違いでよりクリーンエアを得られ、マシンの性能を最大限に引き出せるラップが多かった。一方オスカーはルクレールの後ろで多くの時間を費やし、それがタイム面で不利に働いたかもしれないが、それでも両者とも非常に高い水準でレースを遂行した。

    驚くことではない。彼らは2人とも素晴らしいドライバーであり、レースごとに進化している。シーズン最後までこの調子で伸び続けるだろう」

    レース中盤までルクレールが優勝争いに加わり、最終的にラッセルがメルセデスに今季初の表彰台をもたらしたことからも、マクラーレンにとって今後の戦いは容易ではないとステラも認識している。しかし、チームとしてドライバー2人が選手権を争う状況をうまくマネジメントできている点には満足しているようだ。

    「これはF1の本質を体現する素晴らしい形だ。我々マクラーレンの価値観でもある。願わくば、今後もこの2人のマクラーレンドライバーの争いが中心になる展開が続いてほしい。ただ、今日見たようにフェラーリもレースの3分の2では優勝争いに加わっていた」

    「シーズン後半は、非常に見応えのある、興味深い展開になるだろう」

    2025年シーズン14戦終了時点で、ドライバーズランキングではピアストリがノリスに9ポイント差でリードしている。

  • フェルスタッペンとの攻防、ハミルトンの判断を元F1ドライバーが絶賛

    フェルスタッペンとの攻防、ハミルトンの判断を元F1ドライバーが絶賛

    F1ハンガリーGPでの接触寸前のシーンをめぐり、FIAが調査を行った件について、スカイスポーツF1のアンソニー・デビッドソンがルイス・ハミルトンの「生き残る能力」を称賛した。

    問題の場面は29周目、ターン4の高速コーナーで起きた。レッドブルのマックス・フェルスタッペンがイン側からアグレッシブな追い抜きを仕掛け、フェラーリのハミルトンは接触を避けるためにランオフエリアへ逃れた。

    レース後、両者はスチュワードに召喚されたが、ハミルトンは出席を辞退。FIAは最終的にフェルスタッペンへの処分は不要との判断を下した。

    スカイF1の中継でデビッドソンは次のように分析した。

    「これがレースのハイライトだった。マックスはインから仕掛けた。あるアングルでは正当な位置取りに見えるんだけど、カメラの角度によって印象は大きく変わるものだ」

    「両者とも非常に賢明に立ち回った。7度のワールドチャンピオンであるルイスが、衝突を避ける“能力”を持っていたからこそ成り立ったシーンだ。マックスが彼をコース外に押し出したと解釈することもできるがね」

    「ルイスは視線をコーナーの頂点へ向けつつ、ミラー越しに信じられないようなスピードで接近するマックスの存在を認識していたと思う。ルール上、イン側から仕掛けるマシンは、相手のミラーとフロントアクスルが並んでいなければならないが、マックスは並んでいなかった」

    「接触はなかったし、ルイスは適切に対応した。そして何よりも“生き残った”んだ」

    「多くのドライバーなら普通のラインで曲がってクラッシュしていただろう。高速スピンになっていたはずだ。だから、あの判断は素晴らしかった」

    フェルスタッペンは最終的に9位でフィニッシュし2ポイントを獲得、ハミルトンはQ3進出を逃した影響もあり12位でノーポイントに終わった。

    デビッドソンはハミルトンの不振についても言及した。

    「今日のレースは、ルイスにとってもマックスにとっても理想的ではなかった。だが、マシンのパフォーマンスが足りない時は、こうした展開になるものだ」

    「ルクレールとの差はわずか0.25秒だったが、その差でQ3進出を逃してしまった。これが彼の1日を難しくしてしまった原因だ」

    一方、フェルスタッペンもこの件についてコメントを残している。

    「実際、何も起きていない。接触もしていない。それなのに調査が必要だった理由が理解できないんだ」

    「我々は自分たちの視点を説明した。ルイスは出席していなかったけどね。彼が本当に何か問題を感じていたら、あそこに来ていたはずだろ? そうじゃなかったから、たぶん彼も調査の必要性は感じていなかったんだと思う」

    「どちらにせよ、僕たちは週末全体を通してベストなパフォーマンスではなかった。あの場面はその一部に過ぎない」

    「あのコーナーは速いけど、ダウンフォースがあるからある程度はコントロールできる。僕はインから仕掛けた。彼は僕の存在に気づくのが少し遅かったみたいで、それで少し外へ出て、結果的にコース外へ逃げただけ。接触はしていないし、何も起きてない」

    さらにフェルスタッペンは、FIAの厳格化されたドライビングスタンダードガイドラインについても次のように言及した。

    「問題は、ルールが多すぎることなんだ。だからすべてが複雑になっている。明確じゃないケースも多い」

    「何の接触もなかったのにスチュワードの部屋に呼ばれるってのは、ちょっと変だよね」

    動画の公開は終了しました
  • F1ハンガリーGP決勝 プレイバック:ランド・ノリス逆転V 角田裕毅は苦戦17位

    F1ハンガリーGP決勝 プレイバック:ランド・ノリス逆転V 角田裕毅は苦戦17位

    マクラーレンのランド・ノリスが、夏休み直前の一戦となった2025年F1第14戦ハンガリーGPで劇的な逆転優勝を飾った。スタートで5番手まで後退しながらも、1ストップ戦略を成立させ、終盤には新品タイヤで猛追してきたチームメイト、オスカー・ピアストリを0.698秒差で抑えてチェッカー。今季5勝目を挙げた。

    チームは今季3度目の1-2フィニッシュを達成し、コンストラクターズ選手権での主導権をより確かなものとした。

    一方で、レッドブル勢は象徴的な敗北を喫する形に。マックス・フェルスタッペンはリアム・ローソンに、角田裕毅はアイザック・ハジャーにそれぞれ先着され、ジュニアチームに明確に後れを取る厳しい結果となった。

    ■ 決勝前の変動:角田がPU交換でピットスタート、天候はドライ
    レース前に唯一変更が発表されたのは、角田裕毅(レッドブル)のスタート位置だった。レース前日からパワーユニットコンポーネントの交換およびブレーキ冷却構成の変更が施されたため、パルクフェルメ規定違反により決勝はピットレーンからの出走となった。

    早朝には小雨もあったが、スタート時刻が近づくにつれて天候は安定。路面は完全に乾いており、強い風が吹く中でのドライレースとなった。グリッド上ではソフト勢(サインツ、ヒュルケンベルグ、アルボン)、ハード勢(ハミルトン、ガスリー)を除き、ほぼ全員がミディアムタイヤを選択していた。

    ハンガリーGP F1ルクレールはポールポジションから好スタートを決めた一方、ノリスはラッセルとアロンソに先行を許した。

    ■ スタート:ルクレール好発進、ノリスは痛恨の2ポジションダウン
    ポールポジションのシャルル・ルクレール(フェラーリ)は理想的なスタートを決め、ターン1をトップで通過。2番グリッドのピアストリもややスリップ気味だったものの2位を死守した。

    しかし、スタートで最も苦しんだのはランド・ノリス(マクラーレン)だった。発進でわずかにホイールスピンし、トラクションを失った隙にラッセル(メルセデス)とアロンソ(アストンマーティン)に内側を突かれて5番手へ後退。

    さらに中団では、フェルスタッペンがローソンに一時先行を許し、その後すぐにポジションを奪い返すという場面も見られた。角田裕毅はピットレーンから最後尾で静かにレースに加わった。

    ■ 序盤:ノリスがアロンソを捉えて反撃、角田は混戦に苦しむ
    トップ2のルクレールとピアストリはレース序盤から安定したペースで後続との差を築き、5周目にはルクレールがピアストリに約3秒のリードを築いた。

    5番手まで落ちたノリスは早速反撃に転じ、6周目にはメインストレートでDRSを使ってアロンソをオーバーテイク。4位に浮上してラッセルを追い始めた。

    一方で、角田裕毅は「序盤から前がずっと詰まってて、なかなか抜け出せなかったです」と語った通り、DRSトレインの中に巻き込まれていた。中団のペースが上がらず、ハジャーの後方から抜け出せずにいた。

    ハンガリーGP F1 シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)ルクレールは最初のピットストップ後、ピアストリの前でコースに復帰した。

    ■ 第1スティント終盤:ピアストリがアンダーカット狙うも失敗
    19周目、ピアストリがトップ陣営で最初にピットイン。マクラーレンはルクレールへのアンダーカットを狙って早めに動いたが、アウトラップでタイヤが温まらずにタイムが伸びなかった。

    無線では「ルクレールもタイヤに苦しむはずだ」と伝えられたが、翌周ピットインしたルクレールはすぐに適温に入り、ポジションを維持。アンダーカットは不発に終わった。

    ■ 中盤:ノリスが1ストップを選択、勝利の布石を打つ
    ノリスは30周を超えてもペースを落とさずステイアウトを継続。無線で1ストップ案を問われると「Yeah, why not(やってみてもいいかも)」と即答し、1ストップ作戦にゴーサインを出した。

    32周目、ノリスがハードへ交換し、1.9秒のパーフェクトストップで復帰。ルクレールとピアストリの前、クリーンエアでのポジションを獲得し、勝利へのルートが明確になる。

    この頃、フェルスタッペンは「この戦略は本当にひどい」と無線で漏らす。2ストップを選んだものの、復帰後は渋滞に阻まれ、ポジションを上げられないままだった。

    ハンガリーGP F1 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)フェルスタッペンは元タイトル争いのライバル、ハミルトンと激しいバトルを繰り広げた。

    ■ 終盤:ピアストリが迫るもロックアップ、マクラーレンが1-2達成
    47周目、ピアストリがルクレールをターン1で抜いて2位へ。さらに先頭を行くノリスとの差を1周ごとに0.6〜0.8秒ずつ詰めていった。

    そして69周目、ピアストリがついにターン1で勝負をかけるが、ブレーキングでロックアップ。「Remember how we go racing(どういう風に僕らがレースするか、覚えておいて)」とチームから無線が入る。マクラーレンはチーム同士の直接接触を避けるよう警戒を促した。

    最終ラップ、ピアストリはさらに近づくもオーバーテイクには至らず、ノリスが0.698秒差でチェッカーを受けた。

    ハンガリーGP F1 角田裕毅角田裕毅(レッドブル)は16番グリッドからスタートし、終始トラフィックとタイヤマネジメントに苦しむ展開に。最終的に17位フィニッシュにとどまり、ハジャーには約39秒の差をつけられた。

    ■ 中団:ローソンが8位、角田裕毅は17位完走
    ローソンは1ストップ戦略を貫き、フェルスタッペンを抑えて8位でフィニッシュ。冷静なタイヤマネジメントとトラフィック処理で価値あるポイントを持ち帰った。

    対するフェルスタッペンは9位。「リアがずっと滑ってる」「グリップがない」と無線で訴える場面が繰り返された。

    角田裕毅は「トラフィックの影響と、レース中にガーニーフラップが外れちゃって、そこからグリップがすごく落ちてしまいました」と明かす。ペースが上がらず、ハジャーにも抜けずじまい。17位での完走にとどまった。

    ■ チーム事情:マクラーレンは完全勝利、レッドブルは構造改革へ
    マクラーレンは1-2フィニッシュで夏休みに突入し、ドライバーズ選手権でもピアストリが首位、ノリスが2位で迫る構図に。マシン、戦略、運営のすべてが機能していた。

    一方、レッドブルはジュニアチームに敗北し、新チーム代表ローラン・メキースの下での再構築が急務に。後半戦に向けて、車体性能、戦略立案、チーム体制すべての見直しが求められている。

  • シャルル・ルクレール ジョージ・ラッセルのF1無線苦情に皮肉「いつも通り」

    シャルル・ルクレール ジョージ・ラッセルのF1無線苦情に皮肉「いつも通り」

    フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1ハンガリーGP終盤にジョージ・ラッセル(メルセデス)との接近戦があった際、ラッセルが無線で不満を訴えたことについて、「彼はいつもそうだ」と皮肉交じりに語った。

    ラッセルは、ルクレールがブレーキング中に進路変更したと主張し、ペナルティを受けるべきだと主張。これに対し、チーム無線ではレースエンジニアのマーカス・ダドリーが「落ち着いて」と呼びかける場面もあった。

    最終的にルクレールには5秒のタイムペナルティが科されたが、順位には影響しなかった。

    ルクレール「ジョージが無線で文句を言うのはいつものこと」
    「自分が限界ギリギリだったことはわかってる」とルクレールは語った。

    「そこまで大きな意見はないけど、自分としてはブレーキの前に動いて、それから apex に向かって車を傾けたつもりだった。僕はいつもああいうライン取りをしている」

    「でも、まあ……ジョージが無線でいろいろ言うのはいつものことだから、驚きはないよ」

    その上で、ペナルティについては「もしレース中にセーフティカーが入っていたら、5秒ペナルティの影響は大きかっただろうから、もっと腹が立っていたかもしれない」と述べている。

    スチュワードは裁定文で以下のように説明した。

    「カーナンバー16は、ブレーキング前にカーナンバー63に向かって動き、さらにブレーキング中にも動いた。接触こそなかったが、2つの動きが合わさったことで“予測不能なドライビング”と見なすに足る行為だった」

    「なお、63号車が追い越しに成功しており、接触もなかったため、より軽度の処分を適用した」

    ラッセル「1度目は我慢したが、2度目で仕掛けた」
    ラッセルはレース後、ルクレールがブレーキング後に再度進路を変えたことで「突っ込むしかなかった」と主張した。

    「時速330kmでストレートを走っていて、そのままコーナーに飛び込むわけだけど、マシンのグリップは完全に限界なんだ」

    「そういう状況では、誰かを避けようとしてブレーキしてハンドル切るなんて無理な話だ」

    「僕はインに行くって明確に示した。でも彼はブレーキに入った後で動いた。それはルール違反だ」

    「1回目のときは不満だったけど、2回目もやられたから、もう突っ込むしかないと思った。そして接触も起きた」

    ラッセルはこのバトルを制して3位表彰台を獲得。一方のルクレールは、ポールポジションからスタートしながら4位に終わり、悔しい結果となった。

    ラッセルの“無線抗議”は以前にも物議
    今回の件に限らず、ラッセルの無線での抗議姿勢は過去にも問題視されてきた。昨シーズンはマックス・フェルスタッペンとの間で、スチュワード室内での態度をめぐって対立したことがある。

    当時フェルスタッペンはこう述べていた。

    「僕はこれまで何度もスチュワードルームに行ったけど、あそこまで誰かを“潰しにかかる”態度を見たことはなかった。あれで彼へのリスペクトは完全になくなった」

    動画の公開は終了しました
  • 角田裕毅 F1ハンガリーGP「フェルスタッペンとの差が縮まったのは誇れる」

    角田裕毅 F1ハンガリーGP「フェルスタッペンとの差が縮まったのは誇れる」

    角田裕毅(レッドブル)は、F1ハンガリーGPの予選でQ1敗退を喫し、決勝でも17位に終わったが、週末全体を通じて「マックス・フェルスタッペンとの差が縮まったことは誇れる」と語り、前向きな手応えを口にした。

    苦しい展開が続くなかでも、角田裕毅はマシンの挙動や戦略の混乱に対するフラストレーションを滲ませつつ、今季の進歩や週末の収穫を強調。予選後と決勝後の両コメントからは、冷静な自己評価と次戦に向けた意欲が見て取れる。

    角田裕毅は予選Q1で敗退し、16番グリッドからのスタートとなった。これでRB21でのQ1敗退は過去8戦で4回目となったが、今回のハンガロリンクでは週末を通してマックス・フェルスタッペンに接近し、一部のセッションでは前に出る場面も見られた。マックス・フェルスタッペン自身も予選では苦戦し、8番手にとどまっている。

    角田裕毅は予選後、「もし何が問題なのか分かっていたら、こんなに苦労していないです。なので、まだ分かっていません」と率直に語った。

    「バランス自体はそれほど悪くないんですが、クルマが出してくれるグリップレベルがすごく低いんです。普段感じるようなレベルではないですね」

    「でも今週を通しては、僕たちのガレージ側から見て、マックス・フェルスタッペンにコンスタントに近づけていたのはポジティブな点でした。セッションによっては前に出られていたし」

    「だから、ポジティブに捉えられる部分はあると思います。でも同時に、チームにとっては簡単な状況ではないですね」

    FP3に向けて行った変更については、かえって悪化を招いたと振り返る。

    「正直に言うと、FP3に向けていくつか変更を加えたんですが、それで僕たちのガレージ側としては少し後退してしまった部分がありました。それは回避できたはずの問題でした」

    「完全に僕たちのコントロールの範囲内だったんです。だからこそ、そういうことが起きるべきではなかったと思っています。将来的には改善しないといけませんね。予選でどれくらいのパフォーマンスが出せるかという見通しが少し混乱してしまったので、それがすごくフラストレーションになっています」

    そのうえで、週末を通じての進歩についても口にした。

    「もちろん、マックス・フェルスタッペンはマックス・フェルスタッペンです。でも同時に、さっき言ったように、ポジティブな面もありました。週末を通してマックス・フェルスタッペンにすごく近づけたし、セッションによっては前に出ることもできた」

    「だから、Q1で敗退したのは当然フラストレーションが溜まるけど、彼も危なかった。そういう意味では、少しは誇れる部分かなと思います」

    実際に予選Q1での角田裕毅とマックス・フェルスタッペンの差はわずか0.163秒。これは今季ここまでで最も小さいギャップだった。

    角田裕毅 F1 レッドブル・レーシング

    そして迎えた決勝では、さらに厳しい展開が角田裕毅を待ち受けていた。レース中にフロントウイングの一部が脱落するトラブルに見舞われ、思うような戦略も取れず、最終的に17位でフィニッシュすることとなった。

    「この週末はチームにとって本当に厳しいものでした。今日もポイント圏に入るのは難しいと分かっていたし、フロントウイングにダメージを負ってしまってからは実質的にレースは終わったようなものでした」

    「ガーニーフラップが途中で外れてしまって、それがペースにもグリップにも大きな悪影響を及ぼしました。そのせいでポジティブな戦略を取るチャンスも失ってしまったんです」

    それでも、今季ここまでの進歩には一定の手応えを感じているという。

    「今シーズンを振り返れば、ポジティブなことも感じています。特にスパで新しいフロアが投入されてからは進歩がありました。マックス・フェルスタッペンとの差も縮まり続けていて、紙の上では僕たちは彼のペースから0.1秒差のところまで来ています。彼にそこまで近づけているドライバーは多くないと思うので、それは誇れることです」

    「明日はそのままファクトリーに行ってシミュレーターに入ります。どこで間違えたのかを分析して、夏休みの間にしっかり作業を進めていかないといけません。最後の数戦のような形で後半戦をスタートしたくはないですから」

    「悔しい週末でしたが、ポジティブに捉えて、もっと強くなって戻ってきたいです」

  • 2025年F1ハンガリーGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1ハンガリーGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1ハンガリーGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。8月3日(日)にハンガロリンクで2025年のF1世界選手権 第14戦 ハンガリーグランプリの決勝レスが行われた。

    マクラーレンが再び圧巻の1-2フィニッシュを飾り、チームの記念すべき通算200勝を達成した。ランド・ノリスは見事な1ストップ戦略を成功させ、チームメイトのオスカー・ピアストリを抑えて優勝。今季6勝目を挙げ、選手権争いでも勢いを見せた。

    ピアストリは2ストップ戦略を選択しながらも僅差の2位に食い込み、2人のパフォーマンスは他を圧倒した。メルセデスのジョージ・ラッセルが終盤のオーバーテイクで3位表彰台を獲得し、着実な進化を示す結果に。4位のシャルル・ルクレールは序盤レースを支配するも、シャシーの不調に見舞われ後退。アストンマーティンは5位アロンソ、7位ストロールとダブル入賞を果たし、最も好調な週末を締めくくった。ザウバーのルーキー、ガブリエル・ボルトレトはキャリア最高位となる6位入賞を達成し、フェルスタッペンを抑える走りで存在感を放った。

    1位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「今日は完璧な結果だ。再び1-2を達成できてうれしいし、マクラーレンにとって200回目のグランプリで優勝できたことは自分にとっても大きな意味がある。タフなレースだったからこそ、より価値のある勝利だと思っている。もともと1ストップ戦略は想定していなかったけど、1周目を終えた時点で、それが周囲と戦うための唯一の選択肢になった。ジョージの後ろでもペースが良かったから、クリアエアに出られればプッシュできると分かっていた。リスクはあったけど、ミスなく、良いラップを重ね、戦略もピットストップも完璧だった。今日はそのすべてが揃った結果だ。オスカーも素晴らしい走りを見せていたし、夏休み明けにまたこういうレースができるのが楽しみだ。」

    2位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「これだけ僅差で勝利を逃すのはいつだって悔しい。でも、全体としてはチームにとって素晴らしい結果だった。後からなら“1ストップの方が速かったかも”と言えるけど、タイム差は1秒程度だったし、そこはチームとして今後のために検証していくことになる。楽しくて刺激的なレースだったし、ピットストップを含めてチームの遂行力も素晴らしかった。今はしっかり休んで、前半戦のすべての努力に感謝したい。」

    3位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「久しぶりに表彰台に戻れてうれしい。今週末はクルマが前進していたし、ブレックリーとブリックスワースで働くすべての人たちの努力の成果だ。4位で終わるかなと思っていたけど、終盤にルクレールとの差を縮めていった。オーバーテイクのときはちょっと危なかった。僕はターン1に飛び込むと決めていたけど、彼はブレーキング中に動いた。だからペナルティになったんだと思う。幸い接触はなかったし、3位で終えられてよかった。この結果はチームにとって励みになるし、シーズン後半もこの調子で戦っていきたい。マクラーレンの後ろの勢力図は非常に接戦で、表彰台争いを続けるためには常に全力を尽くさなければならない。」

    4位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「望んでいた結果にはならなかったけど、今回の件は自分たちでどうにかできるものではなかった。レース中にクルマの挙動が変わったことを感じていたけど、マシンを降りてから理由がわかった。シャシーに問題があって、それが挙動の変化の原因だった。すごく悔しい。今日のレース、勝てる可能性もあったと思うから。でも、夏休み明けにまた戻ってきて、強くなって戦うつもりだ。」

    ハンガリーGP F1 2025年のF1世界選手権フェルナンド・アロンソ:ハンガリーGPで5位入賞を果たし、アストンマーティンの復調を支えたアロンソ。予選・決勝ともに安定したパフォーマンスを披露し、1ストップ戦略を完遂した。

    5位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今日は計画通りのレースができたし、週末を通してクルマのパフォーマンスを最大限に引き出せた。チームの皆がいい仕事をしてくれたし、16ポイントを獲得できてうれしい。レース中はプレッシャーもあったけど、後ろをしっかり抑えることができた。ハンガリーでのパフォーマンスは自分たちにとってうれしいサプライズだった。でも、スパとブダペストの両方のデータを分析して、なぜここで速かったのかを理解する必要がある。まずは短い休みを楽しんで、ザントフォールトでの次のレースに備えたい。」

    6位:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「この結果には本当に満足している。僕たちにとって今季最高の成績だし、チーム全体の素晴らしい仕事の成果だと思う。正しい方向に進み続けているし、これは僕たちが一緒に達成できることの始まりにすぎない。レースはとにかく集中が必要で精神的にも大変だった。70周、一切ミスが許されなかったけど、全力を尽くして、1度もミスをしなかった。自分のドライビング、チームの戦略、そして遂行力、すべての面で最大限を引き出せたと思う。前には2度のワールドチャンピオン(アロンソ)、後ろには4度のワールドチャンピオン(フェルスタッペン)がいて、その間でレースができたのは本当に特別な経験だった。どれだけ自分たちが成長してきたかを実感できた瞬間だ。トラック上の仲間、そしてヒンヴィルの工場の全員に感謝したい。今は家族とこの成果を祝って、前半戦の努力をしっかり振り返りたい。」

    7位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「チームにとって素晴らしい1日だったし、週末を通してずっと好調だったと思う。16ポイントを獲得して夏休みに入れるのは本当に大きい。ただ、なぜ今回はこれだけ競争力があったのか、まだ完全には理解できていない。もっと多くのサーキットで今回のようにマシンの性能を引き出せるようにならなければいけない。それができれば、こういった競争力をもっと一貫して維持できるようになるはずだ。次戦のザントフォールトは全く違う特性のサーキットだから、また違ったチャレンジになるだろうけど、そこでどうなるか見てみよう。」

    8位:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「今日の結果にはとても満足している。難しいレースだったし、ピットのタイミングを見極めるのも大変だったけど、クルマのスピードも良かったし、タイヤのデグラデーションも管理できた。チームの遂行も素晴らしかった。マックスのようなドライバーを後ろに抑えるのは簡単じゃないけど、戦略がうまくいったおかげで最後までポジションを守れた。最近のレースでは安定した結果が出ているのがいい傾向だし、夏休み明けにもこの流れを続けていきたい。」

    9位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「今週末は僕たちにとって全体的にうまくいかなかった。その理由をしっかり理解する必要がある。今日はレース中もずっと他のクルマに挟まれていて、グリップも足りなかった。高速セクションはまあまあだったけど、中低速はまったく良くなかった。今週末を通してクルマの感触は難しくて、改善できずに終わってしまった。もちろん、すべてを分析して、次のザントフォールトではパフォーマンスを引き出せるようにしていく。今回は僕たちにとっては望んでいた結果ではなかったけど、今は夏休みに入るし、家族や友人とリフレッシュしてレースから少し離れたい。まだ多くのレースが残っているし、もっと一貫性を持って戦えるようにしていきたい。今日は残念な結果だったけど、前を向いていくよ。」

    10位:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「最後のスティントは本当に長く感じた。まるで終わらないかのようだった。ハードタイヤで50周近く走ったけど、最後の数周はターン1で毎周守るのが精一杯だった。後ろのクルマのグリップの方が良かったけど、なんとか抑えることができた。最後の1ポイントを取れたのは本当にうれしい。クリーンエアでのペースは良かったから、夏休み明けにもっと前からスタートできれば、毎戦でポイント争いができる自信がある。今週末でクルマへの信頼も戻ってきた。リアサスペンションを以前の仕様に戻したのが自分にとっては正解だったと思う。予選の結果は残念だったけど、全体的にはポジティブな気持ちでブダペストを後にできる。」

  • 2025年F1ハンガリーGP 決勝:11位以下 ドライバーコメント

    2025年F1ハンガリーGP 決勝:11位以下 ドライバーコメント

    2025年F1ハンガリーGPの決勝で11位以下だったドライバーのコメント。8月3日(日)にハンガロリンクで2025年のF1世界選手権 第14戦 ハンガリーグランプリの決勝レスが行われた。

    ポイント圏外では、アイザック・ハジャーが11位でフィニッシュ。レースペースは良好だったが、スタートでポジションを落としたことが響いた。ルイス・ハミルトンは12位でノーポイント。ハードタイヤでスタートするも進出できず、苦戦が続いている。

    ザウバーのヒュルケンベルグは13位。果敢な2ストップ戦略で追い上げを図るも、あと一歩及ばなかった。ウィリアムズのサインツとアルボンは14・15位に終わり、チームとしては悔しい無得点となった。ハースとアルピーヌは下位を固め、特にアルピーヌは最下位2台となる厳しい週末に。エステバン・オコンは1ストップを試みるも、55周を走ったハードタイヤでは防戦一方となり16位。

    角田裕毅はピットスタートからの厳しい展開に加え、ウイングの破損で17位完走。マシンの挙動に苦しんだコラピントとガスリーは18位と19位に沈んだ。唯一のリタイアはオリバー・ベアマンで、フロアのダメージにより戦列を離れた。

    11位:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「ポイントを逃してしまって、本当に悔しい。週末を通してペースは良かったし、自信もあった。でもスタートでうまく加速できず、1周目で何とか頑張ってみたんだけど、ポジションを落としてしまった。そこからはずっと他のクルマの後ろに詰まっていた。ミディアムタイヤでのペースはすごく良かったんだけどね。チームとしてはリアムがいい結果を出してくれたし、そこはポジティブに捉えたい。クルマには確かなポテンシャルがあるし、自分としてももっとすべてをうまくまとめられるようにしたい。最近のレースはちょっと不運が続いてるけど、後半戦に向けて気持ちを切り替えて頑張る。」

    12位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「チャレンジングな週末だったし、正直、早く忘れたい内容だった。自分たちが期待していたような進歩はできなかった。でも、チームがこの週末を通して努力してくれたことには感謝している。これから夏休みに入るから、その間にしっかりリセットして、心身ともにリフレッシュして戻ってきたい。今の自分の状態には満足していないけど、まだ終わっていない。諦めるつもりはない。」

    13位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「今日は間違いなくチャレンジングなレースだった。最後方スタートだったから、最初から厳しい戦いになるのはわかっていた。ハンガロリンクは道幅も狭いし、トラフィックとの戦いが常に付きまとうからね。2ストップ戦略を選んだんだけど、ある時点では良さそうに見えた。でも結果的に、1ストップ勢がうまくやったから、僕たちの戦略は正解じゃなかった。正直、昨日の予選がすべてだった。ちゃんとまとめられなかったことで、今日のチャンスも大きく制限されてしまった。でも、ガブリエルが8ポイントを持ち帰ってくれたのは良かった。全体として、バルセロナ以降はずっとポイント争いに絡めてるし、6戦連続でポイント獲得しているのは、僕たちの成長の証だと思う。ヒンヴィルの全員に感謝したいし、夏休み明けにはまた全力で攻めたい。」

    14位:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「週末全体としてはクリーンな内容だったと思う。ただ、クルマの競争力がある週末じゃなかったのが残念だ。今日も最大で13位が限界だったと思うけど、ガスリーとの接触がなければそこまでは行けていたはずだ。1ストップを狙ってソフトからハードにいったけど、ちょっと楽観的すぎたかもしれない。そのあと2ストップに切り替えたけど、タイムは取り戻せなかった。前半戦を振り返ると、速さがあった週末に結果を最大化できなかった点は悔やまれる。だからこそ、後半戦では逆の展開にしていきたい。チームには本当に感謝してるし、ファンの皆にもいつも応援してくれてありがとう。夏休み中にリフレッシュして、後半戦で巻き返していきたい。」

    15位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「本当に厳しい週末だった。ここに来るときはもう少し楽観的だったけど、このサーキットでは自分たちの弱点が露呈してしまった。クルマの特性が合っていなかったし、レース中は思っていた以上に苦戦した。もう一度やり直せるならもっといい仕事ができる自信はあるけど、今日はその機会がなかった。これからのレースは激しい戦いになると思うし、簡単じゃない。でも、僕たちはローダウンフォースのサーキットの方が得意だし、他のチームは逆かもしれないから、どうなるかは様子を見よう。選手権5位の座を守るために全力で戦うつもりだし、カルロスも同じ気持ちだと思う。最後まで全力で戦い抜くよ。」

    ハンガリーGP F1 角田裕毅 2025年のF1世界選手権ルイス・ハミルトン:ハードタイヤでのスタートから巻き返しを図るも、トラフィックに阻まれて12位完走。厳しい週末を振り返り、「まだ終わってない」と闘志を見せた。

    16位:エステバン・オコン(ハース)
    「今日は本当にタフな1日だった。特に終盤は厳しかった。後ろのクルマの方が新しいタイヤを履いていて明らかに速かった。でも、前に出ていたことでチャンスをつくれたのはよかった。スタートは良かったけど、もっとクルマのコントロール性を改善して、レース全体でのペースを上げていく必要がある。前半戦を振り返ると、ポジティブな点もあった。スプリントではスパでいい結果を出せたし、毎週そうなってはいないけど、チームは改善に取り組んでいるし、僕はこのチームを信じている。」

    17位:角田裕毅(レッドブル)
    「今週末はチームにとって厳しい週末でした。正直、今日のレースもポイントを獲得するのは難しいとわかっていましたし、フロントウイングにダメージを負った時点で、実質的にレースは終わってしまいました。途中でガーニーフラップが外れてしまって、そこから一気にペースが落ちて、グリップも悪くなってしまったんです。そうなると、戦略的にもいい判断を下す余地がなくなってしまって……。それでも、シーズン全体を振り返ればポジティブな面もあります。特にスパでフロアのアップグレードを投入してからは前進できていると感じています。マックスとの差も少しずつ縮まっていて、体感としてはまだ遠いかもしれませんが、データ上ではたった0.1秒差ですから、マックスにここまで近づけているドライバーはそう多くないと思います。明日はそのままファクトリーに向かって、シミュレーター作業をする予定です。何が悪かったのかをしっかり分析して、夏休み明けには同じような週末を繰り返さないように、チームと一緒に全力で取り組みます。正直、悔しいですけど、前を向いてポジティブにいきたいと思います。」

    18位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日は自分たちにとって良い1日にはならなかった。クルマのペースはクリーンエアでは悪くなかったし、昨日の感触とも一致していた。でも、青旗やピットでのタイムロスがあって、思ったような展開にはならなかった。スタートは良かったけど、1周目でいくつかポジションを落としてしまい、そこからは後手後手になった。リアのグリップ不足にも苦しんで、滑りやすかったけど、後半には少し改善してきた。2ストップを選んだけど、どちらのピットストップでも問題があって、予定より時間がかかってしまった。チームは最近、ピット作業も安定してたんだけど、こういう日もある。夏休みはしっかりリセットして、後半戦ではもっと改善できるようにしたい。」

    19位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日の結果には満足できない。内容的には悪くなかったし、実行面ではきっちりできたと思っている。でも、結局のところ、僕たちは単純に遅すぎる。前の2戦は特殊なコンディションを活かして良い結果を出せたけど、今日みたいに普通の展開になると、弱点が浮き彫りになる。とはいえ、バトルは楽しかったし、ホイール・トゥ・ホイールの戦いはやっぱり好きだ。僕はあくまで“レースをするために”ここにいるわけで、簡単に諦めるつもりはない。このあとは夏休み前にテストが残っているけど、チーム全体として本当に頑張っているし、来年に向けた準備にも集中している。みんな少し休みが必要だと思うけど、後半戦に向けてまた戦っていくよ。」

    DNF:オリバー・ベアマン(ハース)※リタイア
    「最初のスティントはなんとかP10で走れてたけど、正直かなりギリギリだった。クルマの感触が最初からしっくり来なくて、ずっとオーバーステアに悩まされていた。第2スティントに入ってからも症状は悪化して、どこかでフロアにダメージを負ったと思う。データ上でも急激にダウンフォースが落ちていたから、その時点でもうレース続行は難しいと判断した。予選とスタートはうまくいっていただけに残念だったけど、後ろから追われるばかりで前に進める感じじゃなかった。直近のレースではレースペースに手応えを感じていたけど、今回はそうじゃなかった。その理由を理解する必要がある。」