カテゴリー: ホンダF1

  • フェルナンド・アロンソ、ホンダ批判の真相を記者会見で説明

    フェルナンド・アロンソ、ホンダ批判の真相を記者会見で説明

    2017年これまでの3日間のプレシーズンテストでトラブルにより走行を制限されたフェルナンド・アロンソが、チームが抱える問題、そして、それが2017年シーズンのスタートに及ぼす影響について語った。

    マクラーレン・ホンダ MCL32に大きな期待を抱いてテストに臨んだフェルナンド・アロンソだったが、特に第1回テストではトラブルが多発。ここまでテストを担当した3日間で147周しか走れていない。

    今回のエンジンスペックはオーストラリアで使用するスペックですか? 昨年のエンジンよりも悪化していますか?
    最初の質問に関しては、オーストラリア・スペックのエンジンではない。でも、先週からの進化版だ。オーストラリアには異なるソリューションを持ち込むだろうし、その点から言えば、最終バージョンでは、パワーと信頼性が高まるという希望はまだある。でも、先週のスペックは期待したような結果をもたらさなかったし、今週のスペックも期待に届かなかった。オーストラリアに関しては、もっと多くを望む必要があるし、過去2つのスペックが僕たちの期待にマッチしなかったので希望を持たなければならない。様子を見てみよう。今日の走行に関しては、去年よりパワーはさらに劣っているかもしれない。でも、僕たちはエンジンに抱えている異なる理由、異なる問題のためにオーストラリアで使うものとはかけ離れたセッティングで走っていた。エンジンのフルパワーは、僕らが今経験している問題を全て解決するまで見られないだろう。

    問題が全て解消し、クルマのポテンシャルの全てを発揮できるようになるのはいつになると考えていますか?
    僕にはわからない。それはトップが下すであろう大きな決定によるところが多い。メインのゴールは、できる限りベストなコンディションでオーストラリアに到着することだ。それはテストの最初の6日間では達成できなかったことだ。僕たちにはあと2日残っている。各ドライバーに1日ずつね。中・高レベルの信頼性を築き、できるだけ問題を抑えてレースをフィニッシュし、引き出せるだけのエンジンパワーを出してオーストラリアに着くために、クルマの基本的な部分を試し、エンジンの中にあるパワーを解放していきたい。2つ目のプライオリティーは競争力だ。やがてはトップ5のバトルに加わり、表彰台に上り、レースに勝たなければならない。今年僕たちが夢見ていたこと全てだ。そのためには、大きな決定によってこの状況が変わることを期待している。即座の素晴らしい反応をチームに期待している。

    これだけの問題が発生していますが、テストの最初の6日間でポジティブなものは見いだせましたか?
    全般的に新ルールにはポジティブなフィーリングがある。コーナーを攻めることができるし、グリップも増えた。それは嬉しいポジティブなサプライズだ。今は思い通りに全開でドライブできる。小さな子どもみたいにタイヤを長持ちさせたり、変なことが起きるのを避けなくてもいい。それがF1マシンを感じるベストな方法だし、自由にアタックできるのは楽しい。足りないのは他の人たちと同じスピードでストレートを走れるかだ。クルマはいいと思う。他のクルマと比較した分析では、コーナーではほぼ全てのコーナーでタイムは失っていない。でも、すべてのストレートで常に30〜40km/h遅い。ストレートで失っているタイムを足せば、速いクルマとのギャップは埋まる。

    オーストラリアに向けた短期的なソリューションは?
    僕には何もない。僕にできるのは自分のベストな仕事をして、できるだけ速くコーナーを走ることだけだ。そのためにはエンジン面の作業が必要だ。内部にあるはずのパワーを引き出すためにね。僕たちはまだ一度も望んでいたようなエンジンのフルパワーで走れていない。信頼性も不足している。15周、35周、43周、望んだとおりに多く連続して走り、エンジンのアラームが鳴ってではなく、止まりたいだけ止めればいいようにしなければならない

    もしもあなたのマシンにメルセデスエンジンを積んでいたら、オーストラリアでの勝利は可能だと思いますか?
    そんなことは誰にもわからない。そういうのは計算で答えが出ることではない。あのクルマなら勝てるかなんてわかるはずがない。誰にもわからないことだ。僕たちはホンダと力を合わせ、一緒にプッシュし、前進していく。僕たちには今見せているものよりずっと良くなれるポテンシャルがあると信じている。ストレートで30〜40km/kmも遅いなんてあり得ない。テストベンチとコースで違いがあるとか、何が起きているにしろ、彼らに問題があるとしたら、僕たちは一緒にそれを乗り越えて残りの2日間のテストでできる限り多くのラップを走らなければならない。

    2015年と今の状況は似ていると思いますか?
    いいや、違うと思う。2015年のテスト開始時は僕たちもまだ準備ができていなかったけど、ホンダも自分たちのエンジンについて何もわからなかったと思う。今は過去2年間の情報をたくさん持っているし、ここまで見て経験している問題に対する答えを彼らは全て持っているはずだ。僕たちにはいい電気モーターがあると思っている。トップと比べてもほぼ同等のね。ほぼブレーキングエリアまでストレートでデプロイすることができるし、そのエリアではうまくいっている。戦略、エンジンマッピング、ギアシフトスピードという点ではうまくやれている。2015年にはできなかったことだ。すでに多くのベース作業が終わっているけど、エンジンに関してはニュートラルなエリアがいくつかあるので、残りの2日間でそのエリアを仕上げて、もっと良い状態でオーストラリアに降り立たなければいけない。その後は今年レースに勝つために懸命に仕事をしていく。

    ロズベルグの引退表明以降、メルセデスからのコンタクトはありましたか? 彼らのクルマを見て、移籍すれば良かったという思いは?
    先週の記者会見を見てよ。答えは全部そこにある! 僕には契約がある。ここにいてハッピーだ。だから、変わる理由はない。

    ボッタスにも契約がありましたが・・・
    彼はマネジャーが違う・・・

    昨年のエンジンの進化版で走るのと、今回のように完全に新しいエンジンに時間を費やして、ラップを失うのではどちらがいいですか?
    いやいや、僕はこの状況は気にならない。僕たちが完了したラップはクオリティー重視のラップだ。クルマを理解し、問題を発見する。11周するとリアブレーキのキャリパーがオーバーヒートするとか、ティアオフがラジエーターに入って温度が上がるので、オーストラリアでは再発防止のためにインテークにネットを付けなければならないとか、走るたびに全てのラップから学んでいる。重要なのは異なるセットアップを試し、ハード、ソフト、異なる車高を試し、最終的にどのコンディションでクルマが良いパフォーマンスを発揮するかを知ることだ。それは10周の走行を12回、120周することで達成できる。もしくは3周を12回なら36周だ。どちらの場合でも得られる情報は全く同じだ。今は抱えている問題があるのでショートランにすることを選んでいる。1日の終わりにはとても有益な情報が得られているし、常にクルマの改善に役立っている。まだそれを示すことはできていないけど、正しい方向に進んでいると思う。

  • マクラーレン・ホンダの深刻な状況 … いまだ1分22秒の壁を破れず

    マクラーレン・ホンダの深刻な状況 … いまだ1分22秒の壁を破れず

    マクラーレン・ホンダが、テストが残り2日となった段階で深刻な状況に陥っている。

    第1回バルセロナテストからホンダのパワーユニットにトラブルが多発しているマクラーレン・ホンダ。第2回バルセロナテストでもその状況に大きな変化はなく、これまで新スペックのパワーユニットを含めて、わかっているだけですでに7基を投入している。

    信頼性に問題があるのは明らかだが、気がかりなのはパフォーマンスだ。

    マクラーレン・ホンダを除くすべてのチームはこれまでのテストで1度は1分21秒台のタイムをマークしており、1分22秒の壁を1度も破れていないのはマクラーレン・ホンダだけ。

    「タイムは重要ではない」というのがテストの決まりの文句だが、いくらチェック走行のショートランを繰り返している状態とは言え、F1ドライバーであれば飽きるほど走り込んで熟知しているはずのサーキットで、フェルナンド・アロンソほどのドライバーがその壁を破れない状況となっている。チェックの意味合いの強い第1回のテストでも大部分のチームが出しているにも関わらずだ。

    フェルナンド・アロンソは2日目のテストを終えた段階で「ストレートで30km/h遅い」と訴えており、「まだレースディスタンスを走り切る準備は万全でない」と述べている。すでに他チームはベースを築き、パフォーマンスを引き出す方向にプログラムを移行している。

    現在のマクラーレン・ホンダのベストタイムは、第2回テスト初日に80周を走行したストフェル・バンドーンが記録した1分22秒537。テストの最速タイムであるメルセデスとの差は3秒以上。現状では表彰台を目指すどころか最下位チームだ。

    マクラーレン・ホンダも空タンで走れば(すでに走っているかも)、もう少しタイムを縮められるかもしれないが、そのメルセデスも空タンで走ってのタイムかは定かではない。

    フェルナンド・アロンソとマクラーレン側は、シャシーは優れており、クルマが遅いのはホンダのエンジンのせいだと明言するようになった。

    残りのテストは2日。そこではパフォーマンスを追求していくとしている。「タイムは重要ではない」と言えるポジションにさえいないマクラーレン・ホンダだが、見せかけだけでもポテンシャルを感じさせてもらいたいものだ。

    フェルナンド・アロンソ、ホンダにブチ切れ 「パワーも信頼性もない!」
    フェルナンド・アロンソ、ホンダにブチ切れ 「パワーも信頼性もない!」

  • マクラーレン・ホンダ:F1 2017 第2回バルセロナテスト 2日目レポート

    マクラーレン・ホンダ:F1 2017 第2回バルセロナテスト 2日目レポート

    スペイン・バルセロナでの第2回公式テスト 2日目は、フェルナンド・アロンソが走行。マクラーレン・ホンダ にとっては一進一退を繰り返す一日となったが、実りある時間を過ごすことができた。

    信頼性の問題によって走行距離を伸ばすことはできなかったものの、チームはテストプログラムを進め、午前中は空力の調整に、午後はハンドリングとセットアップの確認に時間を費やした。

    セットアップ変更に時間をかけたため、走行はショートランが中心となった。この日予定されていた ESS(Energy Storage System、バッテリーパックを指す)やフロア部の変更に時間を要することが分かっていたが、その作業中に水漏れが発見されたため、同時にその解決にも取り組んだ。

    チームは、セットアップやシステムの確認を行い、午後の走行でできる限り多くの成果を挙げるべく、マシンを徹底的にチェックしたが、これによって予定よりもガレージでの作業時間は長くなった。

    アロンソは午後4 時ごろにコースへ戻り、この日はトータル46周を走行。チームはメルボルンに向けてマシンとパワーユニットの挙動に関する多くの有用なデータを集めることができた。

    フェルナンド・アロンソ
    「走行距離を伸ばせればいいとは思いますが、マシンについての理解を深めるためにはさまざまなセットアップを試すことが重要で、10ラップずつ12回走っても、3ラップずつ12回で一日の走行距離が40〜50周にとどまったとしても、得られる情報は同じものです。現在抱えている問題に対してチームは工夫を凝らし、こうしたショートランで有用な情報収集を行っています。私たちは正しい方向に進んでいると思いますが、さまざまな面で進化していくことが必要です。現時点では、まだレースディスタンスを走り切る準備は万全でなく、開幕戦までは残り2週間しかありません。我々は進化していきますし、しなければなりません。チームの力強い対応を期待しています。この新たなチャレンジに向けて私自身は準備ができていますし、全力でドライブしています。マシンはコーナリングがよく、いいシャシーだと思います。あと必要なのはパワーだけです。この点を改善できれば競争力を手に入れられると思います。我々はビッグチームですし、方向性は正しいので、自信は失っていません。自分たちにはこの状況を改善する力があると信じています」

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレター)
    「リザルト上は、うまくいったようには見えないかもしれませんが、実際は多くの情報を得ることができました。今日は、今後のさらなる変更に向けて空力の相関関係を見極めるために、セットアップ変更に時間を割いてショートランを繰り返す予定でした。走行時間は短くなりましたが、方向性を確認するために必要な情報が得られて、メルボルンに向けた準備を進めることができました。午後はもっと早く走行を再開したかったのですが、わずかな水漏れの兆候があり、それを解決するために、予定よりも時間がかかってしまいました。ただ、こうしたこともテストの一部であり、早くコースに戻そうとして問題が起きれば、結局はガレージでの作業時間が増えてしまう結果になりかねません。まだまだやるべきことは多くあり、それに取り組む時間は残り2日間しかありませんが、プログラムは順調に進んでいます。テストの終了までの期間を実りあるものとして、マシンのパフォーマンスを引き出すことに集中し、ホンダとも連携してオーストラリアに向けた開発を進めていきます」

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)
    「今日は一定の前進を得ることができました。予定のテストプログラムを完了し、大きな問題は出ませんでした。それによって今日のテストで使用した新たなスペックのパワーユニットの性能を理解するために必要なデータを集めることができました。もちろん、まだまだやるべきことはたくさんありますが、今日の走行で正しい方向へ進むことができたと思います。残り2日間のテストで重要なデータをより多く収集し、メルボルンに向けて態勢を整えるべくレースの準備を進めていきます」

  • フェルナンド・アロンソ、ホンダにブチ切れ 「パワーも信頼性もない!」

    フェルナンド・アロンソ、ホンダにブチ切れ 「パワーも信頼性もない!」

    フェルナンド・アロンソが、ホンダへのフラストレーションを爆発させた。

    今年のプレシーズンテストでホンダの新型パワーユニットにトラブルが多発。テスト2日目に46周しか走行できなかったフェルナンド・アロンソはホンダの新型パワーユニットには“パワーも信頼性もない”と怒りを露わにした。

    マクラーレン・ホンダのポジションを評価するよう求められたフェルナンド・アロンソは「シャシー側に関してはそれほど遅れているとは思わない」とコメント。

    「問題はひとつだけだ。パワーユニットだ」

    「信頼性もないし、パワーもない。僕たちはストレートで30km/h遅い。全てのストレートでね」

    「全てのストレートで30km/h遅ければ、クルマのフィーリングを掴むのは難しい」

    「でも、シャシーの感触はいい。変更にもうまく反応しているし、バランスやコーナーを攻めてみても満足している。クルマを楽しんでいる」

    「感触はすべていい感じなんだ。でも、通常のスピートに到達したときにどうなるかはわからない」

    「僕は自分のベストを尽くして走っている。自分のことを最高のドライバーだと感じている。とにかく僕にはストレートで他と同じくら速く走れるエンジンが必要だ」

    「チームは勝つ準備はできている。ホンダ以外はね」

    フェルナンド・アロンソは、ホンダの状況は初年度の2015年ほど悪くはないと考えているが、それでも楽観的にはなれないと語る。

    「正直、去年と似ている。2015年はおそらく今よりもさらに遅れていた」

    「今年の方がちょっとフラストレーションが溜まっているかもね。レギュレーションが変わり、こんな状況だ。冬の間はギャップを縮められると高い期待を抱いていたい」

    「僕たちは期待にマッチしていない。でも、一方でウィンターテストだし、シーズンは長いので対応する時間はある。でも、今は満足しているとか、状況はOKだとは言えない。

    「もちろん、僕たちは改善する必要があるし、改善しなければならない。決して理想的な状況とは言えない」

    「僕たちはビックチームなんだ。マクラーレンは長年スポーツを支配し、チャンピオンシップを戦ってきた」

    「僕たちは全員からの対応を必要としている。僕たちは団結したままで、お互いに密接に働く必要がある」

    「でも、チームからすぐに大きな対応があることを期待しているのは確かだ」

  • マクラーレン 「ホンダのエンジンがシャシーを悪くみせている」

    マクラーレン 「ホンダのエンジンがシャシーを悪くみせている」

    マクラーレンは、MCL32のシャシーが神経質だとするメディアの報道に反論。そう見えるのはホンダのパワーユニットのドライバビリティによるものだと主張した。

    今年のバルセロナテストはホンダのエンジントラブルによって妨げられているが、マクラーレンのシャシーも特定の高速コーナー、特にセクター1で神経質に見えると報じられている。

    だが、マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、シャシー側は期待していた全てを届けていると述べている。

    発言とコース上の印象の違いについて説明するよう求めらたエリック・ブーリエは、ホンダの新しいエンジの特性が大きな影響を及ぼしていると述べた。

    「不思議なことに、マシンは我々が求めるどんな変更にもよく反応している。その点についてはドライバーもかなり満足している」とエリック・ブーリエはコメント。

    「ターン1〜3でハンドリングが困難だとのコメントを呼んだが、それらはちょっとトランプの“偽ニュース”のようだ。シャシーだけによるものではないからね」

    「このエンジンはハイブリッドエンジンだということを忘れないでほしい。スロットルを早くに戻せば、電力がオン/オフされる。同じようにターボも付いている。ドライバビリティによっても問題が起こる可能性がある」

    「ドライバビリティに問題があれば、パワーを戻したときにクルマの後部を失うし、クルマは神経質に見える。だが、それには何もおかしなことはない」

    「ドライバビリティの問題、タイヤのウォームアップは十分に良くはない」

    「だが、まだここでのクルマのスペックはローンチスペックだ。ほとんどのものを試せていないが、フルスペックは走らせていない。フルスペックはオーストラリアで走らせることになるだろう」

    エリック・ブーリエは、初期のシャシーの印象には励まされているが、テストでの走行距離不足と信頼性の懸念によってエンジンをローパワーモードで走らせていることによって、どの位置にいるかをしっかりと測定できずにいると語る。

    「十分に速く走れなければ、タイヤやブレーキに適切なエネルギーをかけることができない。車高のターゲットも違っている」

    「多くの結果は、ストレートで15〜18km/h遅く走行していることによるものだ」

    「だが、それでもクルマを走らせることによってのみ得られるデータを最大限に活用している。それが我々が見たいものだ」

    「シミュレーションやワーキングとの相関関係がいいことは確認している。それによって、クルマの設計や開発の同じプロセスを保つことができる」

    「だが、他と同じスピードがあればもっと楽だろう。いくつかの異なる要因をより深く理解できるからね」

  • マクラーレン 「残り2日でホンダとパフォーマンスを引き出していく」

    マクラーレン 「残り2日でホンダとパフォーマンスを引き出していく」

    マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、第2回F1バルセロナテスト2日目を振り返った。

    ホンダの新スペックのパワーユニットを投入したマクラーレン・ホンダは、長めのセットアップ変更とショートランを繰り返し実施。その間に水漏れのトラブルに見舞われたが、プログラムに沿って順調に作業を進めているとエリック・ブーリエは主張する。

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
    「リザルト上は、うまくいったようには見えないかもしれないが、実際は多くの情報を得ることができた。今日は、今後のさらなる変更に向けて空力の相関関係を見極めるために、セットアップ変更に時間を割いてショートランを繰り返す予定だった。走行時間は短くなったが、方向性を確認するために必要な情報が得られて、メルボルンに向けた準備を進めることができた」

    「午後はもっと早く走行を再開したかったが、わずかな水漏れの兆候があり、それを解決するために、予定よりも時間がかかってしまった。ただ、こうしたこともテストの一部であり、早くコースに戻そうとして問題が起きれば、結局はガレージでの作業時間が増えてしまう結果になりかねない」

    「まだまだやるべきことは多くあり、それに取り組む時間は残り2日間しかないが、プログラムは順調に進んでいます。テストの終了までの期間を実りあるものとして、マシンのパフォーマンスを引き出すことに集中し、ホンダとも連携してオーストラリアに向けた開発を進めていく」

  • ホンダF1 「新スペックのパワーユニットの重要なデータ取りができた」

    ホンダF1 「新スペックのパワーユニットの重要なデータ取りができた」

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、第2回F1バルセロナテスト2日目のプログラムを説明した。

    2日目、ホンダは新スペックのパワーユニットを投入。長いセットアップ変更とショートランの繰り返しにより、フェルナンド・アロンソは46周の走行に留まり、タイムも1分23秒台だったが、ホンダはさらなる前進を果たせたと語る。

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)
    「今日は一定の前進を得ることができました。予定のテストプログラムを完了し、大きな問題は出ませんでした。それによって今日のテストで使用した新たなスペックのパワーユニットの性能を理解するために必要なデータを集めることができました。もちろん、まだまだやるべきことはたくさんありますが、今日の走行で正しい方向へ進むことができたと思います。残り2日間のテストで重要なデータをより多く収集し、メルボルンに向けて態勢を整えるべくレースの準備を進めていきます」

  • マクラーレン・ホンダ:F1 2017 第2回バルセロナテスト 1日目レポート

    マクラーレン・ホンダ:F1 2017 第2回バルセロナテスト 1日目レポート

    F1 第2回公式テストが、スペイン・バルセロナのカタルニア・サーキットで開始した。今回が開幕前最後のテストとなり、先週と同様に4日間のテストが行われる。今日は厳しい初日となったが、最終的にはチームは収穫のある一日とすることができた。

    この日はストフェル・バンドーンが走行し、セッション開始の午前9時を迎えるとすぐにコースイン。空力の相関作業やタイヤのテスト、さらにはマシンバランスやハンドリングの調整など、さまざまなプログラムをこなしていった。

    正午を迎えるころに、パワーユニットの電装系に異変を感知。ホンダは詳細を確認するため、パワーユニットの交換を決定した。

    チームは走行時間をできる限り多く確保すべく、素早い交換作業を行い、バンドーンは午後4時前には走行を再開した。

    午後のセッションでは走行距離を伸ばすことができ、空力テストや開幕戦の舞台となるメルボルンを想定したシミュレーションを実施。チェッカーフラッグが振られた午後6時までに、バンドーンは80周を走行した。

    ストフェル・バンドーン
    「今日は複雑な一日でした。パワーユニットに問題が起き、チームのみんなにはフラストレーションが溜まったと思いますが、チームはうまく問題を解決してくれて、午後はコースに戻れました。 走行時間を失うのは好ましいことではありませんが、コース上では多くのテストプログラムを消化しており、今日もマシンについての理解が深まりました。また、さまざまな空力やマシンバランスのセッティングを試すとともに、オーストラリアGPに向けて準備すべき手順の学習やマシンの挙動確認もできました。理想的なテストのスタートではなかったものの、起こった問題を考慮すると、悪くない数の周回を重ねられましたし、明日はさらに走行時間を確保して、メルボルンで前進するための有益なデータを収集できればと思います」

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
    「走行時間を失ってしまったのはよくないことですが、そこまで心配はしていません。我々の目的はできるだけ多くのデータを集めることです。もちろん、走行距離が少なければマシンの理解や開発、パーツの確認を行う時間は減ってしまいますが、そもそも現代のF1はシミュレーションが基礎になっており、重要なのはファクトリーに戻ったときに走行データとシミュレーションの値が整合することなのです。走行時間は多いに越したことはありませんが、ここまでのデータを見る限り、予見していた結果といい整合が取れていることには満足しています。これからさらに進化し、限界性能まで近づいていくためにも、信頼性は重要です。パワーユニットの問題を調査しているホンダと緊密に連携し、信頼性向上に向けて懸命に取り組んでいきます。ホンダは我々のパートナーですから、彼らをサポートしていきますし、オーストラリアまでには問題を解決してくれると信じています。物事の表面だけ見れば、当然、新たな問題が起きるのはフラストレーションが溜まりますが、今日も多くの周回を走行することができています。わずか4時間弱でパワーユニットの交換を完了させ、有用なテストにしてくれた仲間たちを称えたいと思います。Test2の中で使用する予定の、第2スペックのパワーユニットでは問題が解決していることを期待しています。我々に出来ることはまだまだあるので、前進するのみ」

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)
    「午前のセッションでは、ストフェルがさまざまなテストプログラムをこなしてくれました。今日使用したパワーユニットは、先週と同じスペックのものですが、34周目を終えたところで、電装系に問題を検知しました。走行時間を最大限有効に使うためにも、パワーユニットを降ろして確認したほうがいいと判断し、交換を決定しました。午後にはコースへ戻ることができ、ストフェルはトータル80周を走行してくれました。またも厳しい一日になってしまいましたが、チームはマシンをコースへ戻すべく、懸命に作業をしてくれました。残り3日間ありますので、開幕戦に向けた準備のために、さらなるデータ収集に取り組んでいきます」

  • マクラーレン 「問題の責任はホンダにある」

    マクラーレン 「問題の責任はホンダにある」

    マクラーレンは、再びエンジンにトラブルに見舞われたホンダとの関係が“最大”の緊張関係にあることを認めた。

    先週に続き、第2回バルセロナテストの初日にもホンダのエンジンにはトラブルが発生。電気系のトラブルだったが、調査のために再びエンジンを交換することになった。

    開幕戦オーストラリアGPまでは2週間を切っており、ホンダが信頼性問題を解決するための時間は刻々となくなってきている。

    マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、マクラーレンとホンダは密接に働いていると常に主張してきたが、これらの問題はの責任はホンダにあり、両社の関係に大打撃を与えていると認める。

    今回の問題がマクラーレンとホンダとの関係にどれくらいの緊張を生んでいるかと質問されたレーシングディレクターのエリック・ブーリエは「最大だ」とコメント。

    「もちろん、我々はF1にいるわけだし、レースをしている。我々はパフォーマンスを発揮しなければならない。巨大なプレッシャーがかかっているのは明らかだ」

    「もちろん、我々はホンダとのパートナーシップのすべてに最大のプレッシャーをかけている。それは彼らにとっても同じことだ。我々は間違えることはできない。我々もベストなクルマを届ける必要があるし、表裏一体だ」

    「レースにむけて、その多くはホンダの手にある。彼らはしっかりと調査し、しっかりと対処しなければならない。我々はパートナーがそれをやってくれると信頼し、信じなければならない」

    「まぁ、常に問題は彼らの方にあるがね。我々はパートナーだが、彼らにはエンジンに対する責任がある、我々にはシャシーに対する責任がある」

    「もちろん、我々は特別な関係だし、ワークスチームのようだ。我々は両方の組織に深く関与しているし、我々にできるどんなサポートも行う。我々にもっと多くのことができるのであれば、やっていくだろう。だが、シャシーのプログラムが注意散漫になることは望んでいない」

    それでも、エリック・ブーリエは、マクラーレンがホンダとの関係を解消することを検討しているということはないと主張する。

    「我々にはきちんとした契約があるし、実際、あらゆる契約は通常7年だ。3年ではなくね! いいや、我々はそれについて考えてさえいない。我々の間には強固で長期的な契約がある。まだ理想的な時代ではないが、我々はそれを基にしていきたいと思言っている」

    電気系のトラブルでホンダがパワーユニット交換を強いられる前、ストフェル・バンドーンは34周を走行していた。午後には46周を追加し、マクラーレン・ホンダは合計で80周を走って初日の走行を終えている。

    ホンダは、今季のF1テストが開始して以降、すでに6基のエンジンを変更しているとの報道は否定したが、正確な数字は明らかにしていない。

    8日(水)にはフェルナンド・アロンソが走行を行う。

    マクラーレン・ホンダ、再びエンジントラブル
    マクラーレン・ホンダ、再びエンジントラブル

  • マクラーレン、テスト後半に投入のホンダの新仕様エンジンに望み

    マクラーレン、テスト後半に投入のホンダの新仕様エンジンに望み

    マクラーレンは、ホンダが第2回 F1バルセロナテストの後半に投入を予定している新仕様エンジンに期待を込めている。

    7日(火)にスタートしたバルセロナテストでは、再びホンダのパワーユニットにトラブルが発生。ホンダは、今回のパワーユニットは先週にトラブルが発生したものと同じとしているが、開幕戦にむけてこれ以上の走行時間の損失は許されない。

    初日のテストについてマクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「走行時間を失ってしまったのはよくないことだが、そこまで心配はしていない」とチームのプレスリリースでコメント。

    「我々の目的はできるだけ多くのデータを集めることだ。もちろん、走行距離が少なければマシンの理解や開発、パーツの確認を行う時間は減ってしまうが、そもそも現代のF1はシミュレーションが基礎になっており、重要なのはファクトリーに戻ったときに走行データとシミュレーションの値が整合することだ。走行時間は多いに越したことはないが、ここまでのデータを見る限り、予見していた結果といい整合が取れていることには満足している」

    「これからさらに進化し、限界性能まで近づいていくためにも、信頼性は重要だ。パワーユニットの問題を調査しているホンダと緊密に連携し、信頼性向上に向けて懸命に取り組んでいく。ホンダは我々のパートナーであり、彼らをサポートしていくし、オーストラリアまでには問題を解決してくれると信じている」

    「物事の表面だけ見れば、当然、新たな問題が起きるのはフラストレーションが溜まるが、今日も多くの周回を走行することができている。わずか4時間弱でパワーユニットの交換を完了させ、有用なテストにしてくれた仲間たちを称えたいと思う」

    「Test2の中で使用する予定の第2スペックのパワーユニットでは問題が解決していることを期待している。我々に出来ることはまだまだあるので、前進するのみだ」