カテゴリー: ホンダF1

  • マクラーレン、ホンダに圧力 「時間を無駄にするわけにはいかない」

    マクラーレン、ホンダに圧力 「時間を無駄にするわけにはいかない」

    マクラーレンのザク・ブラウン(マネージングディレクター)は、F1カナダGPでのフェルナンド・アロンソでのリタイアを受け、ホンダにさらなるプレッシャーをかけた。

    フェルナンド・アロンソは、ストレートでライバルよりも時速20キロ近く遅いマシンで奇跡ともいえる走りをみせ、シーズン初ポイントを手にするかと思われた。

    しかし、これまでも何度も目にしてきたようにホンダのF1パワーユニットは故障。怒りでヘッドレストを放り投げたアロンソはパドックまでの長い距離を歩いて戻ることになった。

    その後、グランドスタンドに乱入してファンへの感謝を伝えたフェルナンド・アロンソは、レース後のミーティグに顔を出さずに帰ってしまったという。

    F1カナダGP前、ザク・ブラウンは、ホンダとの将来が“分岐点に差し掛かっている”ことを公に語っていた。

    当初、ホンダはモナコでのエンジンアップグレードの投入が期待されていた。だが、それは次のカナダでも到着せず、いつ開発の準備が整うかいまだわからない状況となっている。しかし、現在のような信頼性では、パフォーマンス向上どころではないのも確かだろう。

    過去には毎年チャンピオン獲得を期待してシーズンに挑んでいた名門マクラーレンが、今ではポイント獲得はおろか、レースを完走することさえ望めない壊滅的な状況となっている。

    「“ポイント”と言っていた人もいるが、実際にはそれはちょっと過大視しているね」とザク・ブラウンは皮肉な笑みを浮かべて Sky Sport F1 にコメント。

    「ポイントを得られるはずだった。だが、何の警告もなしにいきなり壊れた。みなさんも今年どれだけ多くのレースでこのようなインタビューを繰り返すんだと感じているだろう。とてもフラストレーションを感じる」

    「何の前触れもなかった。実際、まだ何が起こったのか完全に診断できているわけではない。だが、何の警告もなく、いきなり壊れた。このようなときに話すのは決して良くないのはわかっている。感情が高ぶっているからね。だが、失望しているし、我々は再編成する必要がある」

    「とにかく我々は、状況を正常に戻せるであろう異なるオプション、異なる状況について話をしている。このような結果は、時間を無駄にすることはできないし、状況が良くなるのをただ待っているわけにはいかないという認識を強めるだけだ。我々はそれに対して積極的である必要がある」

    ザク・ブラウンは、次戦F1アゼルバイジャンGP前に何かを発表することはないと付け加えた。

  • ホンダF1 「取締役会は現状に満足していない」

    ホンダF1 「取締役会は現状に満足していない」

    ホンダのF1エンジンの惨状にマクラーレンだけでなく、ホンダの役員会の忍耐も尽きていると報じられている。

    F1カナダGPでは、10位を走行して今シーズン初ポイント目前とみられた残り2周にフェルナンド・アロンソのエンジンがブロー。マクラーレン・ホンダは開幕7戦でノーポイントが続き、コンストラクターズ選手権で最下位に沈んでいる。

    トラブル多発のホンダのF1エンジンには日本のファンも「世界中に恥をさらしている」とネット上で嘆いている。

    F1カナダGPの週末、ホンダでは取締役会が開かれたとされているが、マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「我々はそれについては話すことができない」とコメント。

    「取締役会は頻繁に行われている。そして、それはF1に関することだけではない。だが、F1が取締役会の議題になると確信している。我々は本田技研工業と契約したのだからね」

    この状況にホンダの取締役会も忍耐が尽きてきていると報じられている。

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は「もちろん、取締役会は現状に満足していません」と認める。「ですが、彼らは長期的にプロジェクトにコミットしています」

    長谷川祐介は、2016年シーズン開幕直前に“定年退職”した新井康久の後任としてF1プロジェクト総責任者に就任した。

    自身の更迭の可能性について質問された長谷川祐介は「我々は改善しようと取り組んでいます。私よりもうまくやれる人がいるもしれませんね」とコメント。「当面は自分のベストを尽くしていくだけです」

    先週、マクラーレンは、ホンダの能力に“深刻な懸念”を抱いていると述べ、マクラーレンの経営陣がホンダとの関係解消を現実的なオプションとして検討していることを示唆。F1がシャットダウンに入る8月の夏休みに2018年以降について決断することを示唆している。

    ホンダの代替エンジンの有力な候補として挙げられているのがメルセデスだ。

    だが、メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは「現時点でそのような噂や議論には加わりたくはない。ホンダに悪影響を及ぼしてしまうだろうからね」と Blick にコメントしている。

    噂では、今シーズン終了を待たず、シーズン途中でホンダのエンジンを破棄する可能性も報じられている。

    匿名のF1エンジン関係者は「最低3ヵ月あれば、どんなF1マシンにも新しいパワーユニットを搭載することは可能だ」と述べている。

    シーズン途中のエンジン交換の可否は置いておいても、マクラーレンのホンダへの欲求不満が限界に近づいているのは明らかだ。

    フェルナンド・アロンソはF1カナダGP後「他のクルマとのストレートでのスピード差はここでは危険なレベルだ」とコメント。

    「他のクルマに抜かれるときは、まるで高速道路で立ち止まっているようなものだ」

    エンジンが故障したフェルナンド・アロンソは、次戦F1アゼルバイジャンGPでグリッドペナルティを科せられることは避けられないと思われる。

    「僕がここで失ったのはポイントだけではない。僕たちはまたエンジンを失った。アゼルバイジャンでは最後尾スタートになるだろうね」

    F1カナダGPではアップグレードを持ち込めなかったホンダだが、次戦でアップグレードが入れば、アロンソにとって少しは救いになるかもしれない。

    だが、長谷川祐介は「今はバクーに持ち込めることを期待していますが、約束はできません」と明言は避けた。

  • マクラーレン、ホンダとの将来を夏休みに決断

    マクラーレン、ホンダとの将来を夏休みに決断

    マクラーレンは、ホンダとパワーユニットパートナーを継続していくかを夏休み頃に決定するとマネージングディレクターを務めるザク・ブラウンは明かした。

    マクラーレン・ホンダは、F1カナダGPでフェルナンド・アロンソがポイント圏内の10番手を走行し、今シーズン初ポイントが見えた残り2周、ホンダのF1エンジンが故障してリタイアを喫した。

    マクラーレンは、チーム史上最悪となる開幕7戦でノーポイントという状況に陥っている。

    ザク・ブラウンは、このような現状は“受け入れがたい”と述べ、他の選択肢を検討していることを認めた。

    「皆さんがご存じのように、我々はもう数年間このような状況だ」とザク・ブラウンはコメント。

    「今年は大きな前進が必要だった。シーズンはまだ終わっていないが、我々が後退しているかなり明らかだ。我々はこれまでF1シーズンで最悪のスタートを切っている。受け入れがたいことだ」

    「すぐに状況を変える必要がある。我々は同じ状況で2018年に向かうつもりはない。もしくはパフォーマンス向上が確認されていないもので2018年に向かうつもりはない。経営委員会は、マクラーレンは1番でなければならないと我々に伝えている。我々のビジネスにおいてそれができていないのは明らかだ。これ以上、競争力のない状況でいるわけにはいかない」

    「(ジョナサン)ニールが過去に言ったようにあらゆるオプションがテーブルに乗っている。今日決定する必要はないが、早急にしていくつもりだ。決定する必要に迫られたときにはマクラーレンの最大の利益となる決定をする」

    ホンダとの将来を決定する最終期限について質問されたザク・ブラウンは、F1が2週間のシャットダウンに入る8月が鍵を握るだろうと述べた。

    「はっきりとした最終期限はないが、2018年の計画をかなり進歩させる夏休みあたりが適切だと言って差し支えないと思う。そのタイムフレームでマクラーレンがフィールドのトップに返り咲くと思える決定をしていく」

  • フェルナンド・アロンソ、ホンダのパワー不足は「危険なレベル」

    フェルナンド・アロンソ、ホンダのパワー不足は「危険なレベル」

    フェルナンド・アロンソは、F1カナダGPでのマクラーレン・ホンダのライバルに対する直線スピード不足は“危険なレベル”だったと述べた。

    F1カナダGP決勝でのフェルナンド・アロンソのスピードトラップの数値は、トップのセバスチャン・ベッテルの344.1km/hに対して、317.6km/hと26.5km/hも遅かった。

    フェルナンド・アロンソは70周のレースで第1スティントを42周まで引っ張ったが、他のマシンに繰り返し抜かれた。それでも、終盤は10番手まで順位を上げたが、ポイント獲得目前の残り2ス輸でホンダのF1エンジンがブロー。シーズン初ポイントの可能性が消えた。

    「パワー不足によって、レース自体すでに十分に厳しかった」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「彼らはストレートの途中で僕を抜いていった。こんなにスピード差があるのは危険でさえある」

    すでに2週間前のF1モナコGPでフェルナンド・アロンソのパワーユニットのMGU-Hとターボチャージャーは5基目が投入されており、今回の故障によって次戦アゼルバイジャンGPではグリッドペナルティによって後方からのスタートになるとアロンソは確信している」

    「今日はポイントを失っただけでなく、もうひとつのレースも失った。バクーでは最後尾からのスタートになるだろう。モナコでジェンソンがパワーユニットを交換して、最後尾からスタートしているからね」

    「僕たちはここでパワーユニットを失った。バクでもまた最後尾スタートだ。素晴らしい状況ではないのは確かだ」

    14位でレースを終えたチームメイトのストフェル・バンドーンは、エンジンのパワー不足だけでなく、燃料をセーブしなければならないことも状況を厳しくしていると語る。

    「難しいレースだったけど、スタートする前からだいたいわかっていたことだ」とストフェル・バンドーンはコメント。

    「ストレートでそれがわかっていたし、今日僕たちがセーブしなければならなかった燃料量も本当に僕たちを傷つけた」

    「今日の僕たちはほぼ無防備だった。僕たちには防御するためのパワーがない」

    「僕たちは後ろのクルマを抑えるために工夫する必要があるけど、そうすると、すべてがとても難しくなってしまう」

    「そういうときにやれることはあまりない。そうだね、不満を言うことはできる」

    「でも、最終的には自分の仕事を全うするのみだ。ただ、実際にライバルチームとレースできるようになるために、早急に改善できることを願っている」

    フェルナンド・アロンソは、リタイア後、グランドスタンドへとよじ登り、ファンの間をかき分けてピットへと戻った。それはファンにグローブを投げようというアイデアから自然に生まれたことだとアロンソは説明した。

    「あそこの人々にグローブをあげたいと思ったんだけど、グランドスタンドがあまりには離れていたので、グローブを投げても届かないと思ったんだ」

    「それで、僕はよじ登ってグローブを投げた。でも、いったんそこに行ったら、離れることができなくなった」

    「カナダに来るたびにファンのみんなから本当に多くの応援をしてもらっているので、彼らに何かお返しするべきだと感じたんだ」

    関連:フェルナンド・アロンソ、ポイント目前の残り2周でリタイア / F1カナダGP

  • マクラーレン・ホンダ:F1カナダGP 決勝レポート

    マクラーレン・ホンダ:F1カナダGP 決勝レポート

    マクラーレン・ホンダは、F1カナダGPの決勝で、ストフェル・バンドーンが14位、フェルナンド・アロンソは残り2周までポイント圏内の10位を走行していたが、ホンダのF1エンジンが故障し、リタイアとなった。

    F1カナダGPは、マクラーレン・ホンダにとって難しい一日となった。フェルナンド・アロンソもストフェル・バンドーンも1周目の混乱をうまく避け、幸いにも、アロンソはマシン3台によるアクシデントに巻き込まれずに済んだ。

    バンドーンは力強いスタートを切り、アクシデントの混乱の間に順位を上げ、1周目の最後には11番手に浮上した。

    両ドライバーは最初のスティントを長めにとった1ストップ戦略を選択し、すぐに集団の中の各ポジションに落ち着いた。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がリタイアしたあとにバーチャルセーフティカー(VSC)が出され、バンドーンはVSCが終了する前にケビン・マグヌッセン(ハース)にオーバーテイクされた。これによりマグヌッセンには後にペナルティーが科せられたものの、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットのパワーを必要とすることで有名なストレートで、バンドーンは後続集団に対して苦しい戦いを強いられた。バンドーンは3周走行するうちに4つのポジションを失い、反撃するパワーがないまま、ピットストップを実施。その後は、残りのレースの大半を15番手で走行した。そして、70周のレースの67周目で、14番手のポジションとなった。

    そのポジションアップはアロンソのリタイアによるものだった。アロンソは今季初めてポイント圏内(10位)を走行していたが、レース終了まで残り3周の時点でリタイアと言う残念な結果となった。アロンソは67周目でパワーユニットの不具合により油圧を失い、レースをリタイアせざるを得なかった。

    フェルナンド・アロンソ (リタイア)

    「残り数周の時点でポイント圏内を走行していたものの、エンジンに不具合が発生した。当然のことながら、フラストレーションが溜まるが、それは今日ポイントを逃したことだけが理由ではない。ドライバーとして、僕たちはここに来て、できるだけ速くドライブするように努力していた。ポイントを逃したことは残念だし、加えて日夜懸命に仕事をし、マシンと戦略を準備し、一つ一つの細かい部分をみてくれているチームのメンバーのことを考えるとなおさらだ。僕たちのシャシーはコーナーではかなり力強い感触があるが、ストレートの真ん中でみんなにオーバーテイクされてしまう。難しい状況に置かれていると思う。カナダのファンの皆さんからの応援は、すばらしかった。なので、自分のマシンが止まったとき、なにか恩返しをすべきだと思い、応援してくれていた方々に自分のグローブを渡そうとグランドスタンドに向かった」

    ストフェル・バンドーン (14位)

    「難しいレースだった。スタートする前から、多かれ少なかれそれはわかっていたと思う。ストレートでは厳しい戦いを強いられたし、今日のレースで必要とされていた燃料セーブの量も僕たちにとっては痛手だった。他のマシンのストレートスピードは本当に目を見張るものがあり、僕たちは簡単に抜き去られてしまった。最終的に完走したものの、期待した結果ではなかった。前方の集団についていくのが非常に難しく、ついていけたとしても、僕たちは弱く、ポジションを守るパワーがない。従って、ライバルチームのマシンに追い抜かれないように工夫する必要があるけど、そうすると、すべてがとても難しくなってしまう。不満を言っていても仕方がないので、自分の仕事を全うするのみだ。ただ、実際にライバルチームとレースできるようになるために、早急に改善できることを願っている」

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)

    「チェッカーフラッグまであと少しの時点で10番手を走行したので、今季初めて入賞を願った。もちろん、我々が願っていたのは、素晴らしい結果とはとても言い難いものだ。過去2年半のレースで毎回見事な走りを披露してきたように、今日も午後のレース全体にわたって素晴らしい走りをしたフェルナンドにとっての、ワールドチャンピオンシップポイント1点に過ぎない。それでも、これまでに多大な苦労があっただけに、その1ポイントですら勝利であるかのように感じたことだろう。それなのに、また大事なところで不具合が発生した。自分たちの残念な気持ち、フラストレーション、そして悲しみを表現するために正しい言葉をみつけるのは、容易ではない。だから、これだけ言っておこう。単純に、そして確実に、今の状態では不十分だ」

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)

    「あとわずかなところでポイントを逃してしまったことを本当に悔しく思っています。もちろん、ポイント獲得が最終目標ではありませんが、もしも入賞できていたら、苦しかったここ数レースを考慮すると、小さな前進になっていたのではないかと思っています。フェルナンドはスタート直後のクラッシュをうまく回避し、その後もいいペースを維持しながら粘り強い走りを続けてくれました。いいタイミングでのピットストップ戦略など、チーム一丸となりポイント獲得のために全力を尽くしてくれましたが、残念ながら残り3周でエンジンの問題によりレースを終えることになってしまいました。問題の詳細についてはHRDさくらでの解析を待つことになります。ストフェルについてはいいスタートを決めましたが、バーチャルセーフティカー明けでタイヤマネジメントの差により抜かれてしまったことは残念でした。ただ、レースを完走できたことは前向きに捉えています。まだまだライバルとの差は大きいですし、信頼性ももっと向上させなければなりません。もちろんこのままでいいとは全く思っていませんし、少しでも差を詰めるために、今後も懸命に開発を続けていきます」

    関連:F1カナダGP 決勝:ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィン

  • 【インディカー】 ホンダ:第9戦 テキサス 決勝レポート…佐藤琢磨は10位

    【インディカー】 ホンダ:第9戦 テキサス 決勝レポート…佐藤琢磨は10位

    インディカー・シリーズ第9戦がテキサス州フォートワース郊外のテキサス・モーター・スピードウェイで開催された。土曜日の夜に行われた600マイルの決勝レースでは、アクシデントが多発したが、トニー・カナーン(Chip Ganassi Racing)とグレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)が、それぞれ2位と4位でゴールした。

    金曜に行われた予選では、ホンダ勢のドライバーたちが圧倒的なパフォーマンスをみせ、ポールポジションから8位までを独占した。

    しかし、248周で争われた決勝レースではアクシデントが続けて起こり、13台エントリーしていたホンダ勢のマシンにうち、8台がリタイアを喫し、1台はダメージを受けた。幸いなことに、アクシデントに遭遇したドライバーに負傷はなかった。

    アレクサンダー・ロッシ(Andretti Autosport)は、序盤にトップグループを走りましたが、37周目にリタイアとなった。Chip Ganassi Racingのスコット・ディクソンとカナーンという、2人のベテランドライバーと3番手のポジションを争っていたロッシは、2台に挟まれるかたちとなってホイール同士が接触し、バランスを崩してターン3の壁にぶつかってしまった。

    最も大きなアクシデントが起こったのは、152周目だった。6台がその場でリタイアすることとなり、そのうちの5台はホンダ勢のマシンでした。バックストレッチを3台が並んで走っている状況で、イン側にポジションを取っていたカナーンが、真ん中を走っていたジェームズ・ヒンチクリフ(Schmidt Peterson Motorsports)に接触。すると、ヒンチクリフがさらに外側を走っていたミハイル・アレシン(Schmidt Peterson Motorsports)にぶつかり、連鎖反応が集団の中で巻き起こった。

    このアクシデントでヒンチクリフ、アレシン、序盤に15周をリードしたトリスタン・ボーティエ(Dale Coyne Racing)、エド・ジョーンズ(Dale Coyne Racing)、そしてライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)がリタイアに追い込まれた。そして、このアクシデントを引き起こしたとして、カナーンにはピットでの20秒の停止という大きなペナルティーが科せられた。

    レースがラスト20周に入ると、優勝争いにディクソンと佐藤琢磨(Andretti Autosport)が加わるであろうことが明らかになった。戦う相手はTeam Penskeのシモン・パジェノーとウィル・パワー。そんな中、佐藤琢磨は244周目にマシン左側を芝生に落としスピン。そしてディクソンのマシンにヒットし、2台そろって壁に衝突してしまった。佐藤琢磨はその少し前にピットロードでほかのマシンに衝突され、フロントウイングを破損していた。そして、修理に時間がかかって周回遅れに陥りながらも、粘り強く走り続けて、終盤に入ってからリードラップに復帰した。優勝に向けて果敢なアタックを続けたにもかかわらず、ゴールまであと少しのところでクラッシュしてしまい、悔しい結果となった。

    マックス・チルトン(Chip Ganassi Racing)も多重アクシデントで被害を受けた一人だった。彼はレース終盤に6番手でしたが、アクシデントにより8位でゴールすることとなった。

    最終的に、ウィル・パワーはペースカーの後方を走りながらチェッカー。トニー・カナーンはペナルティーを跳ね返してリードラップに戻っただけでなく、2位でのゴールを果たした。レイホールも終盤に優勝争いに参加し、4位でゴールした。

    スコット・ディクソンはリタイアしたが9位となり、総合ポイントは326点と、ポイントリーダーの座を守っている。インディ500ウイナーの佐藤琢磨は総合獲得ポイント312点で同ランキング3位を保っている。

    トニー・カナーン (2位)

    「たいへんなレースでした。1ラップ目からゴールまで戦いは緊迫したままでした。 ジェームズ・ヒンチクリフに接触し、アクシデントを起こさせてしまったことは謝らねばなりません。少し高いラインまで行きすぎました。私たちは、そのミスの代償を払いましたが、2位でゴールすることができました。私とともに、あきらめずに戦ってくれたチームのクルーたちに感謝します。激しいレースでした。いろいろなことが起きていて、フィニッシュするにはいろいろなことを避けねばなりませんでした。レースが終わってホッとしています」

    グレアム・レイホール (4位)

    「クレイジーな夜でした。多くのドライバーたちがリスクのある走りをしていました。自分たちのマシンが無事だったのはうれしいですね。我々のマシンは最速のものではありませんでした。しかし、クルーたちが奮闘し、得られた結果には満足しています。勝ちたかったし、勝てるマシンになっていたとも思います。しかし、今晩のレースでは順位を保つのに苦労していました。アクシデントに最後まで巻き込まれなかったのは幸運です。最後のピットストップでエンジンをストールさせてしまった自分にガッカリしています。しかし、そのおかげでアクシデントに遭わなかったとも言えます。次のレース、ロードアメリカでの戦いを楽しみにします。私たちのチームはいい戦いを見せられると思います。3戦連続トップ5ですから、この次も内容のあるレースを戦い、いい結果を得たいですね」

    佐藤琢磨 (10位)

    「残念な結果です。レース後半、マシンはとてもよくなっていました。しかし、最後は不運な状況に陥ってしまったと思います。右前方に1台いて、僕はマシン左側を芝生に乗せ、ボトミングしたためにコントロールを失いました。グランドスタンド前のコース幅を使いきってしまったということです。今晩のレースでは、どのマシンもポジション争いで動き続けていました。エキサイティングなレースになっていただけに、あのようなかたちで幕を閉じることになったのはとても残念です」

    関連:【動画】 インディカー 第9戦 テキサス 決勝ハイライト

  • ホンダF1 「このままでいいとは全く思っていない」 / F1カナダGP

    ホンダF1 「このままでいいとは全く思っていない」 / F1カナダGP

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、マクラーレン・ホンダのF1カナダGP決勝を振り返った。

    マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが10番手を走行するも残り2周でエンジン故障によってリタイア。今シーズンのチーム初ポイント獲得のチャンスを失った。

    「あとわずかなところでポイントを逃してしまったことを本当に悔しく思っています」

    「もちろん、ポイント獲得が最終目標ではありませんが、もしも入賞できていたら、苦しかったここ数レースを考慮すると、小さな前進になっていたのではないかと思っています」

    「フェルナンドはスタート直後のクラッシュをうまく回避し、その後もいいペースを維持しながら粘り強い走りを続けてくれました。いいタイミングでのピットストップ戦略など、チーム一丸となりポイント獲得のために全力を尽くしてくれましたが、残念ながら残り3周でエンジンの問題によりレースを終えることになってしまいました。問題の詳細についてはHRDさくらでの解析を待つことになります」

    「ストフェルについてはいいスタートを決めましたが、バーチャルセーフティカー明けでタイヤマネジメントの差により抜かれてしまったことは残念でした。ただ、レースを完走できたことは前向きに捉えています」

    「まだまだライバルとの差は大きいですし、信頼性ももっと向上させなければなりません。もちろんこのままでいいとは全く思っていませんし、少しでも差を詰めるために、今後も懸命に開発を続けていきます」

    関連:F1カナダGP 決勝:ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィン

  • フェルナンド・アロンソ、ポイント目前の残り2周でリタイア / F1カナダGP

    フェルナンド・アロンソ、ポイント目前の残り2周でリタイア / F1カナダGP

    フェルナンド・アロンソは、F1カナダGPの決勝でポイント圏内10位を走行していたが、残り2周でエンジントラブルによってリタイアとなった。

    12番グリッドからスタートしたフェルナンド・アロンソは、ウルトラソフトで43周までピットストップを延ばす1ストップ戦略を採用。ストレートスピードで大きく遅れをとりながらも、前を走行していたマシンのリタイアもあり、10番手を走行していた。

    しかし、残り2周で突然のエンジンブロー。リタイアとなり今シーズン初ポイントのチャンスを逃した。チームメイトのストフェル・バンドーンは14位でレースをフィニッシュ。これでマクラーレン・ホンダはチーム史上最悪となる7戦連続ノーポイントとなった。

    このアロンソのリタイアを受け、F1を実況していたホンダのTwitterアカウントにはファンから辛辣なリプライが寄せられた。

    「パワーない、燃費悪い、壊れる。もういい加減にして下さい。日本のイメージが悪くなります」
    「あまりにも予想通り過ぎて笑うしかない…それでもエンジンは得意分野と言えるのか?まともに1レース走れないPUしか作れないなんて…それも3年かかって。」
    「お前らまず謝罪しろ」
    「最低。」
    「またエンジン?」
    「やる気あんの?」
    「INDYと違って、世界中に恥をさらしていますね!」

    2017 第7戦 F1カナダGP 結果

    順位 No ドライバー チーム
    1 44 ルイス・ハミルトン メルセデス
    2 77 バルテリ・ボッタス メルセデス
    3 3 ダニエル・リカルド レッドブル
    4 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ
    5 11 セルジオ・ペレス フォース・インディア
    6 31 エステバン・オコン フォース・インディア
    7 7 キミ・ライコネン フェラーリ
    8 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー
    9 18 ランス・ストロール ウィリアムズ
    10 8 ロマン・グロージャン ハース
    11 46 ジョリオン・パーマー ルノー
    12 20 ケビン・マグヌッセン ハース
    13 9 マーカス・エリクソン ザウバー
    14 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン・ホンダ
    15 94 パスカル・ウェーレイン ザウバー
      14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン・ホンダ
      26 ダニール・クビアト トロ・ロッソ
      33 マックス・フェルスタッペン レッドブル
      19 フェリペ・マッサ ウィリアムズ
      55 カルロス・サインツ トロ・ロッソ

    関連:F1カナダGP 決勝:ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィン

  • フェルナンド・アロンソ 「ホンダでなければマクラーレンは競争的」

    フェルナンド・アロンソ 「ホンダでなければマクラーレンは競争的」

    フェルナンド・アロンソは、マクラーレンのマシンと自身のドライビングは何も間違ってはいないと語る。

    F1カナダGPの予選で12番手に入ったフェルナンド・アロンソは、自分のラップには満足しており、ホンダのパワー不足を考えれば、ポールポジションに等しいラップだったと述べた。

    ホンダのF1エンジンはライバルより90~100馬力劣っているとされているが「それらを証明することはできないので、数字については言いたくない」と Auto Motor und Sport にコメント。

    「でも、僕たちがストレートで失っているタイムを見れば、僕たちがとても競争的なことがわかると思う」

    同紙は、マクラーレンのGPSの計算によると、ホンダによってモントリオールで約1.3秒を失っていると見積っていると伝えている。

    「トップエンジンがあれば、ボッタスのタイムを出せるだろう」とマクラーレンの匿名のメンバーはコメント。

    「手が届かないのはベッテルとハミルトンだけだった」

    マクラーレンは、ここ最近、ホンダに対して厳しいトーンでのコメントを繰り返しているが、それはホンダがF1カナダGPにエンジンアップデートを持ち込めなかったことが引き金になっているという。

    「遅れについて話すのは間違っています」とホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介はコメント。

    「我々はカナダにアップデートを持ち込みたかったです。今はバクーに持ち込めることを期待していますが、約束はできません」

    すでにマクラーレンはホンダと決別することを決定したとの報道もあるが、エリック・ブーリエ(マクラーレン レーシングディレクター)は「我々はホンダと長期契約を結んでおり、多くのレベルで関係している」とコメント。

    「我々はこのプロジェクトを信じたい。私としては来年もマクラーレン・ホンダでいることを願っている。だが、現時点で我々の忍耐は試練を迎えている」

    実際、マクラーレンとホンダの関係は緊張関係にある。ザク・ブラウン(マクラーレン エグゼクティブディレクター)はホンダが“道を見失っている”と述べている。

    長谷川祐介は「残念な言葉です」と AS に述べていた。

    だが、ザク・ブラウンは「私は不公平、もしくは残念なことを言ったとは思っていない」とコメント。

    「私は長谷川さんとうまくやっている」

    マクラーレンは、ホンダと決別し、メルセデス、ルノー、さらにはフェラーリと交渉することさえ除外していない。

    「我々は全てのオプションを評価している。状況は全体的に非常に複雑だ。競技面だけでなく、商業面でもね。単純なものではない」とザク・ブラウンはコメント。

    「だが、我々は来年のクルマにエンジンを積んでいるだろう」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第7戦 カタルニアGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第7戦 カタルニアGP 決勝レポート

    MotoGP 第7戦カタルニアGPは、最高気温が33℃まで上昇。レースウイークで最も暑く、ライダーにもタイヤにも厳しい一日となった。その中で、4番グリッドから決勝に挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、3戦ぶりの表彰台となる2位でチェッカーを受けた。

    マルク・マルケスは、2列目から好スタートを切ると、オープニングラップで2番手に浮上した。

    そして6周目には、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)をかわしてトップに浮上。しかし、8周目にチームメートでポールポジション(PP)スタートのダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)とアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に抜かれて3番手へとポジションを落とし、しばらくはこの3台がトップグループを形成した。

    18周目、マルク・マルケスは2番手に浮上し、そこから前を走るドヴィツィオーゾを追いかける。地元ファンの大声援を受けて最後までプッシュしたが、ドヴィツィオーゾを捕らえることはできず、2番手をキープ。25周のレースを走りきって、今季3回目の表彰台を獲得した。

    今年は第3戦アメリカズGPでシーズン初優勝を達成。第4戦スペインGPで2位になった。しかし、第5戦フランスGPで転倒リタイア、第6戦イタリアGPでも、タイヤとマシンのマッチングが完ぺきではなく我慢のレースを強いられ6位に。2戦連続で表彰台から遠ざかっていただけに、今大会の2位はうれしいものとなった。

    これで総合4位から3位に浮上。今大会を制した総合2位のドヴィツィオーゾに16点差。今大会を10位で終えた総合首位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)との差を23点へと縮めることに成功した。

    今大会は、土曜日のフリー走行と予選で4度の転倒。決勝日朝のウォームアップでも転倒と、苦しい状況が続いた。決勝に向けて不安を抱える状態だったが、いつも通りの100%の走りで表彰台を獲得した。

    今季2度目のPPを獲得したダニ・ペドロサは、レース中盤にトップを快走したが、終盤はペースをキープできず、3位でフィニッシュした。「今日はスタートから攻める走りができませんでした。タフなレースでしたが、地元ファンの前で表彰台に立ててうれしい」と、今季4度目の表彰台に笑み。苦しいレースをしっかり走りきったことで、総合5位から4位へとランキングを上げることに成功した。これでRepsol Honda Teamは、今季3度目のダブル表彰台となった。

    予選17番手から決勝に挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda)は、後方グリッドから追い上げて11位でフィニッシュ。予選19番手からスタートしたティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は15位で、今季6度目のポイント獲得を果たした。予選15番手のジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は10番手を走行していた13周目に転倒し、リタイアとなった。

    マルク・マルケス(MotoGP 2位)

    「週末をこういう結果で終われてとてもうれしいです。なぜなら、昨日4回、そして今日の朝に1回転んで、精神的にかなり厳しい状況に追い込まれていたからです。自分自身の走りとマシンへの自信を取り戻すために、チームが全力でヘルプしてくれました。そしてレースの前には“自分は昨年のマルクと同じだ”と言い聞かせました。自分のスタイルは常にプッシュし、決してあきらめないことです。だから今日も、優勝を目標にレースに臨みました。スタートしてすぐに(ダニロ)ペトルッチ(ドゥカティ)が真横に当たってきました。バランスを取り戻したので本当に幸運でした。それからはレースに集中しました。(アンドレア)ドヴィツィオーゾがプッシュして前に出たときは、自分もプッシュしましたが、今日の彼は速くて、2位になることを目標にしました。チャンピオンシップはまるでジェットコースターのようです。とにかく、一戦一戦レースに集中し、100%のトライをしなくてはいけません」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 3位)

    「今日の結果にはとても満足しています。チェッカーを受けて表彰台に立てたときは、いつもすばらしい気持ちになります。先週のイタリアでは、ひどいレースをしましたが、今週はポールポジションを獲得して、地元ファンの前で表彰台に立てました。正直、もう少しいいレースができると思っていましたが、今日はタイヤにとても厳しいコンディションで、グリップがあまりよくありませんでした。トップに立ったときにレースをリードしようとしました。しかし、ドヴィツィオーゾに抜かれてからは、タイヤをセーブする走りをする必要がありました。今日のタイヤは、フロントもリアもミディアムをチョイスしましたが、最後は限界に達していました。でも、両方ハードよりもいい選択だったと思います。パフォーマンスや耐久性も大事ですが、フィーリングがとても重要になります。厳しいレースでしたが、最終的に表彰台に立てたのですばらしいレースでした。明日のテストではフロントのフィーリングを改善し、いくつかのステップを刻みたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 11位)

    「今日は完走できました。これが今大会の一番大事なことだったと思います。今日はそれほどすばらしい日ではありませんでしたが、17番手からスタートしたことを考えれば、11位になれて十分満足しています。愚かなことだと言われるかもしれませんが、今日は表彰台に上がる自信がありました。みんなのペースが落ちてくることを想定してハードタイヤを選びましたが、思ったほどうまくはいきませんでした。今週は予選で17番手。ミスもしてしまい、不利な状況になりました。でもHondaはすばらしい仕事をして、マルクとダニを表彰台に上げました。でもドゥカティのマシンはストレートで速かったです。これからも引き続き、一生懸命に取り組まなければなりません。ドヴィはすばらしい仕事をしました。とてもうれしく思います」

    ティト・ラバト(MotoGP 15位)

    「ホームレースだったので、もっといい結果を出したかったです。100%で走り、これ以上は無理でした。レース終盤に向けて快適に走ることができました。今日はトップと40秒差。昨年は1分差だったので、20秒短縮できました。今シーズンはすべてのレースで完走していますし、ポイント圏内にいます。問題はレース序盤に、ほかのライダーをオーバーテイクするペースがないことです」

    ジャック・ミラー(MotoGP リタイア)

    「セットアップに改善点を見つけ、ウォームアップではいいペースがありました。そのペースを決勝でもキープして、1分47秒台後半のリズムを刻んでいました。(バレンティーノ)ロッシ(ヤマハ)や(ホルヘ)ロレンソ、そして(ヨハン)ザルコ(ヤマハ)がいる集団を追いかけていました。とても快適に走っていましたが、ダウンヒルのコーナーで縁石に当たって転倒してしまいました。いいポジションを得られるよう一生懸命取り組んできました。残り11周だったし、快適に走っていたときの転倒なのでとても残念です。ポジティブなのは、フロントの感触が戻ってきたことです。次のアッセンが楽しみです」

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