カテゴリー: ホンダF1

  • 【F1】 ロス・ブラウン、ホンダへの救済措置に言及

    【F1】 ロス・ブラウン、ホンダへの救済措置に言及

    ロス・ブラウンは、2015年にF1復帰して以降のホンダの苦境を考慮し、F1は将来の新たなエンジンメーカーには規定を変更する必要があるかもしれないと述べた。

    今年序盤、FIAはメルセデス、フェラーリ、レッドブルのV6ターボパワーユニットは0.3秒以内にあると宣言したが、レッドブルはその計算方法に異議を唱えている。

    ホンダは、現在のレギュレーションの元で復帰3シーズン目を迎えるが、いまだに他メーカーに追いつくことができておらず、マクラーレンとの関係に亀裂が生じている。

    最近、ロス・ブラウンは、ホンダが現在の危機を解決するために支援を要請するならば、F1はホンダを助けることを示唆していたが、ホンダの苦境を考えれば、ルールメーカーは新規参入するメーカーのために追加の援助を提供する必要があるかもしれないと考えている。

    「(2020年以降の)新しいレギュレーションでは、開始日以降に加わる新しいメーカーのことを考慮しなければならないし、彼らは最初に追加のサポートを必要とするかもしれないことを認めなければならない」とロス・ブラウンは Autosport にコメント。

    「トークンシステムを例に挙げれば、新規参入者は最初の数年間でより多くの開発トークンを得るかもしれない。F1に参入する人々を奨励するためにスマートなイニシアティブがある」

    ロス・ブラウンは、ホンダから要請があり、それが“不正競争”を引き起こさないのであれば、F1はホンダを助けるつもりだと繰り返した。

    「我々はホンダのために特別なエンジニアリング条件を交渉するつもりはない。私が携わり、ホンダにどのようにエンジンを設計すべきかを伝えるわけではない。だが、F1が彼らの野心を達成する手伝いができるのであれば、我々はそうするつもりだ」

    「ホンダが我々に援助を求め、それが我々の能力の範囲内のことであり、不正競争を引き起こさないのであれば、我々は支援するだろう」

    ロス・ブラウンは、F1のエンジンは“パフォーマンスの差別化要因”であるべきだと考えているが、現行ルールではテクノロジーが新規参入者を落胆させるほど複雑だと考えている。

    「(コスワースのV8エンジンが支配した)かつて、エンジンは実質的にシャシーとギアボックスの間のただのスペーサーだった。全員が同じエンジンを使用していたからね。それがF1に多くの価値を加えたとは思っていない。差別化によって得られる価値があるからだ」

    「しかし、それを圧倒的な要因になるまで大きくしすぎるべきではない」

    「その点でバランスを見つけることを始めるべきだ。後から訂正を適用するのは大変なことであり、感情的で、対立を生じさせ、人々を失望させる」

    「我々が現在見ている場所は、新しいレギュレーションが潜在的にパフォーマンスの差別化をコントロールし、より多くの人々が達成させることができることを確実とすることへの大きな促進剤だ」

    「現在のパワーユニットはエンジニアリングの素晴らしいピースだが、残念ながら、示されているように新しいメーカーはその挑戦に本当に奮闘している」

    「あまり簡単にはしたくないが、新しいメーカーが入ってくることができ、きとんとした仕事をして、3年以内に競争的になれるようにしたい」

  • マクラーレン・ホンダ:2017 F1 第9戦 オーストリアGP プレビュー

    マクラーレン・ホンダ:2017 F1 第9戦 オーストリアGP プレビュー

    マクラーレン・ホンダは、F1 第9戦 オーストリアGPが開催されるレッドブル・リンクでさらなる進歩を示せることを期待している。

    前戦F1アゼルバイジャンGPでは、フェルナンド・アロンソが波乱のレースで堅実なドライビングを見せて9位入賞。マクラーレン・ホンダに今シーズン初ポイントをもたらした。

    今週末のF1オーストリアGPでは、ホンダがバクーの金曜フリー走行でフェルナンド・アロンソがテストした“スペック3”エンジンを両方のドライバーに投入。マクラーレンもシャシー側にアップデートを持ち込む。

    パワーサーキットでは苦戦を強いられてきたマクラーレン・ホンダだが、レッドブル・リンクの短いコース特性はパッケージに適していると考えており、好成績を目指す。

    フェルナンド・アロンソ

    「バクーではレースを心から楽しむことができた。僕たちのパフォーマンスは、マシンパッケージの強さを示しただけでなく、メカニック、エンジニア、ストラテジストらチーム全員が戦う姿勢を持っており、どんな状況でもチャンスをものにする準備ができていることも証明できた。2ポイントは、あれだけ過酷な週末を乗り切った報いとしては少ないかもしれないが、レース後にも言ったように、これをさらなる前進への力としていく。今週末のオーストリアGPは、ここ数戦のようなパワー型のサーキットではなく、僕たちのマシン特性がスピルバーグのコーナーに合っているので、見通しは明るい。全開でプッシュできると思う。また、マシンも進歩しており、ホンダはアゼルバイジャンのフリー走行でテストしたスペック3のパワーユニットを導入してくれる。マシンの持つ力すべてを引き出し、ポジティブな週末になることを楽しみにしている」

    ストフェル・バンドーン

    「素晴らしいサーキットで開催されるオーストリアGPが楽しみにしている。ここには多くのオーバーテイクポイントがあり、接近戦による予想外の結果が待ち受けている。また、ロングストレート中心のカナダやバクーと違い、ここは僕たちのパッケージに合っていると思う。前戦でポイントを獲得できたことは、チームのモチベーションや士気にとってとてもよかったので、オーストリアではさらに進歩できるよう願っている。毎回のレースでアップグレードを持ち込んでおり、今週末はサーキットとの相性もよさそうなので、トラブルなく過ごすことで勢いを増していけると思う。もちろん、今が望んでいた位置ではないが、オーストリアでの好結果がチームにさらなる力を与えてくれるはずだ」

    エリック・ブーリエ (レーシングディレクター)

    「遠征となるフライアウェイレースを終え、ヨーロッパに戻ってパッケージの開発に取り組めるのはいいことだ。アゼルバイジャンのレースは非常に盛り上がり、さまざまな話題も呼んだが、オーストリアでも再びスリリングなレースをお届けできればと思う。このサーキットでは接近戦となるいいレースになるだろうし、モントリオールやバクー、そして次戦のシルバーストンのようなロングストレート主体のコースよりも、我々のマシンに合っていると思う。実際に、昨年のレースではジェンソン(バトン)が雨の予選で3番グリッドを獲得し、レースでも6位に入賞した。我々はシーズンを通じて開発の手を止めていないし、アゼルバイジャンの結果は心から祝えるものではないが、方向性は間違っておらず、チャンスがあればいつでも活かせることを示したと思う。オーストリアGPに照準を合わせて開発してきたものがあるし、ホンダのスペック3のパワーユニットも投入される。中団グループの中で戦い、さらにもう一歩前進できればと思う」

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)

    「レッドブル・リンクは、オーストリアの緑豊かな山々の合間に位置する美しいサーキットです。コーナーがわずか9つしかなく、シーズンの中で1周のラップタイムが最も短いトラックですが、いくつかあるハイスピードコーナーでのミスは命取りになりますし、ドライバーには高い技術が求められます。また、パワーユニットについて言えば、このサーキットがある700mと言う標高が問題になります。高地で空気が薄いために、ターボなどへの影響を考慮したセッティングが必要ですし、エネルギーの回生効率についても平地とは条件が変わるので、その意味でパワーユニットへの負担が大きいサーキットと言えます。したがって、効率的なエネルギーマネジメント戦略がキーになってきます。先日のアゼルバイジャンでは、マクラーレン・ホンダにとっての今シーズン初ポイントを獲得し、チームに明るい雰囲気が広がりました。また、金曜日にフェルナンドのマシンでテストを行い、パワー向上を確認できたスペック3のパワーユニットを、オーストリアで2台のマシンに搭載します。バクーで得られたデータを元にさらにマッピングを熟成し、競争力の強化を図ることができていると思うので、今週末のパフォーマンスを見るのを楽しみにしています。直前まで開発の手を止めることなく、ベストな形で週末に臨みますので、皆さんにいいレースを見せられればと思っています」

    関連:2017 F1オーストリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ホンダ、F1オーストリアGPで両ドライバーに“スペック3”エンジンを投入

    ホンダ、F1オーストリアGPで両ドライバーに“スペック3”エンジンを投入

    ホンダは、今週末のF1オーストリアGPでマクラーレン・ホンダのドライバーであるフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンの二人ともが“スペック3”エンジンを走らせることを確認した。

    ホンダは、F1アゼルバイジャンGPの金曜フリー走行でフェルナンド・アロンソのマシンでアップデート版のパワーユニットをテスト。励みになるパフォーマンス向上を確認した。

    だが、スペック3は完全にマップ化されておらず、決勝ではパワーユニット交換によるペナルティでフェルナンド・アロンソが後方グリッドからスタートすることが予め決まっていたため、予選とレースでは旧スペックのパワーユニットに戻すという決断が下された。

    決勝では、フェルナンド・アロンソが旧スペックのパワーユニットで9位入賞を果たし、マクラーレン・ホンダに今シーズン初ポイントをもたらした。

    その後、日本の施設での作業を経て、ホンダは今週末のレッドブル・リンクでマクラーレン・ホンダの両ドライバーが“スペック3”エンジンを使用することにゴーサインを出した。

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は「先日のアゼルバイジャンでは、マクラーレン・ホンダにとっての今シーズン初ポイントを獲得し、チームに明るい雰囲気が広がりました」とコメント。

    「また、金曜日にフェルナンドのマシンでテストを行い、パワー向上を確認できたスペック3のパワーユニットを、オーストリアで2台のマシンに搭載します。」

    「バクーで得られたデータを元にさらにマッピングを熟成し、競争力の強化を図ることができていると思うので、今週末のパフォーマンスを見るのを楽しみにしています」

    「直前まで開発の手を止めることなく、ベストな形で週末に臨みますので、皆さんにいいレースを見せられればと思っています」

    マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、モントリオールやバクーほどのパワーサーキットではないオーストリアでは、シャシーへ投入するさらなるアップデートが序列をあげる助けになるはずだと語る。

    「我々はシーズンを通じて開発の手を止めていないし、アゼルバイジャンの結果は心から祝えるものではないが、方向性は間違っておらず、チャンスがあればいつでも活かせることを示したと思う」とエリック・ブーリエはコメント。

    「オーストリアGPに照準を合わせて開発してきたものがあるし、ホンダのスペック3のパワーユニットも投入される。中団グループの中で戦い、さらにもう一歩前進できればと思う」

  • ホンダ、ONE OK ROCK出演のテレビCMの放送を開始

    ホンダ、ONE OK ROCK出演のテレビCMの放送を開始

    ホンダは3日(月)、ONE OK ROCKのメンバーが出演するテレビCMの放送を開始した。

    6月16日(金)、SHIBUYA109の屋外に突如「#10969GVP」「HONDA」とだけ書かれた広告が出現。同時にホンダは特設サイトを開設。「Go, Vantage Point.」「自分を、もっともっと連れ出すんだ。」というメッセージとともにONE OK ROCKの名前が出現。サイトではカウントダウンが開始され、話題を呼んでいた。

    カウントダウンは本日終了。そして、テレビCMのプロローグ編の動画が公開された。

    動画は2つ。1つは荒野のなかをクルマが走行するもの、もう1つは朝靄の街中とワンオクのボーカルTakaが出演するシーン。どちらの動画にも「見晴らしのいい場所へ。」というTakaのセリフが添えられている。

    結局、それ以上の情報は公開されず、特設サイトでは7月18日にさらに2つの動画の公開が予告。ネットでは新型シビックのCMにONE OK ROCKが出演。「Go,Vantage Point.」というワンオクの新曲が発表されるとの憶測が広まっている。

    —

    自分の外には自分の知らない感情が無数に存在し、
    まったく矛盾する幸福感を持つ人たちが、隣り合わせで生きているのだ。
    私のLOVEは、誰かの悲しみだったり。
    あっちとこっちが日々対立する。

    ジレンマは、現実。

    いま人には、それを乗り越えるための力が
    備わっているだろうか。

    人間たちよ、出かけよう。
    ここから、その体と頭と心を連れ出そう。
    見晴らしのいい場所まで行こう。
    壁の上に立って、しっかりむこう側を想像してやろうじゃないか。

    Go,Vantage Point.

    自分を、もっともっと連れ出すんだ。
    見晴らしのいい場所へ。

    ONE OK ROCK

    2005年にバンド結成。エモ、ロックを軸にしたサウンドとアグレッシブなライブパフォーマンスが若い世代に支持されてきた。2007年にデビューして以来、全国ライブハウスツアーや各地夏フェスを中心に積極的にライブを行う。2010年に日本武道館、2012年に横浜アリーナ2デイズ開催するも即日ソールドアウトする。2013年は6枚目となるアルバム『人生×僕=』を発売し、全国6カ所11公演10万人を超えるアリーナツアーを開催する。2014年には横浜スタジアム2日間、初の単独野外ライブで計6万人を動員する。さらに2015年はアルバム『35xxxv』を発売し、全24公演26万人を動員のアリーナツアーを成功させた。そして日本のみならず海外レーベルとの契約をし、アルバム発売を経てアメリカ、ヨーロッパ、アジアでのワールドツアーを成功させるなど世界基準のバンドになってきている。(公式サイトより)

    関連:ホンダ、ONE OK ROCK出演のテレビCMの続編を公開

  • 牧野任祐、手首の負傷でヨーロッパF3選手権を欠場へ

    牧野任祐、手首の負傷でヨーロッパF3選手権を欠場へ

    ホンダの育成ドライバーである牧野任祐は、日曜日のレースで手首を負傷し、少なくともヨーロッパF3選手権の今後2戦を欠場する見込みとなった。

    牧野任祐は、ノリスリンクでの最終レースで13番手を争うハリソン・ニューウェイにオーバーテイクを仕掛けて接触。事故は小規模なものだったが、牧野任祐は手首にプレートを埋め込む手術が必要となり、親指と手にも負傷を負った。

    牧野任祐が所属するハイテックGPのスポーティングディレクターを務めるオリバー・オークスは、全治8~10週間の怪我であるとし、スパとザントフォールトでのレースを欠場することになると Autosport にコメント。復帰戦は9月上旬のニュルブルクリンクになることを期待していると語った。

    「ニュルブルクリンクには間に合うと思われるが、我々は週ごとに彼の回復をモニターしていかなければならない」とオリバー・オークスはコメント。

    「今週、彼は手術を受け、その後、チームのフィジオとリハビリを行っていく」

    オリバー・オークスは、ハイテックGPとして現時点で牧野任祐の代役を起用する計画はないと付け加えた。

    「チーム全体がタダの速やかな回復を祈っており、ノリスリンク・サーキットの医療スタッフに感謝している」

    牧野任祐には、次戦での3グリッド降格ペナルティと1ポイントのペナルティポイントが科せられた。5ラウンド15戦を終えた段階で牧野任祐は10ポイントの獲得でランキング17位。

  • マクラーレン 「ストフェル・バンドーンへの期待は大きかった」

    マクラーレン 「ストフェル・バンドーンへの期待は大きかった」

    マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、ストフェル・バンドーンの初のF1フルシーズンのスタートは期待したほど良くなかったと認める。ただし、それはチームのパフォーマンスが悪かったせいでもあるとしている。

    マクラーレンの育成ドライバーだったストフェル・バンドーンは、2015年にGP2選手権で圧勝な強さでチャンピオンを獲得。しかし、翌年F1でシートを得ることはできず、チームのリザーブドライバーに就任し、日本でスーパーフォーミュラに参戦。

    2016年の第2戦バーレーンGPでは、フェルナンド・アロンソの代役としてF1レースデビューを果たしてポイントを獲得した。

    そして、ジェンソン・バトンが2016年末でF1引退を決断し、ストフェル・バンドーンは今季フェルナンド・アロンソのチームメイトとしてレースシート昇格することになった。

    しかし、バンドーンの正ドライバー昇格としての初年度にはホンダのF1エンジンのトラブルが多発し、マクラーレン史上最大の低迷期となっている。

    ストフェル・バンドーンは今季、フェルナンド・アロンソ、そして、モナコGPで代役を務めたジェンソン・バトンを含め、予選で全敗を喫している。

    エリック・ブーリエは、ジュニアシリーズで輝かしい功績を上げてきたストフェル・バンドーンにF1で大きく期待していたことを認める。その一方で、バンドーンのスロースタートはマクラーレンとホンダの責任でもあると述べた。

    エリック・ブーリエは「期待していたほど良くはなかった」と Sky Sports にコメント。

    「彼はジュニアカテゴリーでかなり高い評価を得ていた。ルイス(ハミルトン)と同じように全てを制覇してきた。彼はとても優れた才能を持っている」

    「我々は彼に100%実力を発揮できる環境を与えられていない。マシンにトラブルが多く発生することが日常的になっている。だが、今は彼がマシンを速くドライブできるようにその問題に対処しようとしている。彼はやり遂げてくれると信じている」

    「フェルスタッペンをはじめ、若手ドライバーは最初の6カ月で苦労するものだ」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第9戦 ドイツGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第9戦 ドイツGP 決勝レポート

    シーズン前半戦の締めくくりとなるMotoGP 第9戦ドイツGPは、今季3度目のポールポジションを獲得したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、今季2勝目を達成した。フリー走行と予選は、断続的に雨が降る不安定な天候の中で行われたが、決勝日はドライコンディションとなり、ポールポジションから好スタートを切ったマルク・マルケスが、ジョナス・フォルガー(ヤマハ)との一騎打ちを制した。

    序盤はマルク・マルケスが、中盤はジョナス・フォルガーが首位を走行。互いにけん制し合う展開の中で、11周目にトップに浮上したマルク・マルケスは、それから30周のレースで一度もトップの座を譲らず、終盤で一気に突き放した。

    今季2勝目を達成したマルク・マルケスは、この優勝で総合4位から総合首位に浮上し、2年連続4度目のタイトル獲得に向けて後半戦に挑む。またこの優勝で、マルク・マルケスはドイツGPの8年連続ポール・トゥ・ウインという記録を達成した。

    予選3番手から、序盤はマルク・マルケスに続いて2番手を走行したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、5周目にジョナス・フォルガーにかわされて3番手へ。その後、首位のマルク・マルケス、2番手のジョナス・フォルガーからじりじり遅れるが、後続との差をしっかりキープしながら3位でフィニッシュした。今季5度目の表彰台を獲得したダニ・ペドロサは、総合5位は変わらずも、総合2位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)とのポイント差を縮めることに成功した。

    Repsol Honda Teamの2人がそろって表彰台に立つのは今季4度目。後半戦に向けて、上り調子でシーズン前半戦を締めくくった。

    予選4番手から決勝に挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda)は、思うようにペースが上がらず10位、予選13番手のジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は15位、ティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は18位だった。

    マルク・マルケス (MotoGP 優勝)

    「今日の結果にはとても満足しています。ザクセンリンクで行われるドイツGPは、自分にとってとても重要な大会であり、またチャンピオンシップでも、とても重要なレースになると思っていました。チャンスがあればリスクを犯してでも勝利を目指さなければならないし、こうして、25点を獲得して夏休みを迎えられることがうれしいです。この勝利をニッキー(ヘイデン)と彼の家族に捧げたいです。僕はニッキーととてもすばらしい時間を過ごしました。彼は僕の友人であり、彼が事故で亡くなったあと、彼のために優勝しようと誓いました。今日のレースはとても厳しく、接近戦になりました。今日はおそらくダニ(ペドロサ)との優勝争いになると思っていました。それがジョナス(フォルガー)との戦いになり、とても驚きました。彼との戦いはとても厳しいものでしたが、優勝できました。チャンピオンシップは10ポイント以内に4人がひしめき合っています。ダニもそれほど離れていません。これから夏休みを取りますが、後半戦のブルノ(チェコGP)に向けて準備したいです」

    ダニ・ペドロサ (MotoGP 3位)

    「今日の表彰台にとても満足しています。今週は順調に仕事をこなせたし、すべての状況において、うまくコントロールできました。レース序盤はとてもフィーリングがよく、マルクの後ろで強い走りができました。そのうちリアタイヤのグリップを失い始めましたが、レースは長いし、グリップが低下するのは当たり前のことだと考えるようにしました。ジョナスに抜かれた際、彼をフォローしようとしたのですが、スピニングが激しくとても無理だったので、表彰台に立つためのレースをしようと作戦を変更しました。正直、もう少し強いレースがしたかったのですが、表彰台に立てたことはとてもポジティブでした。チャンピオンシップでは多くの選手との差を縮めました。夏休みの間に2日間のテストがあります。改善しなくてはいけない部分は分かっているので、その部分に集中したいです」

    カル・クラッチロー (MotoGP 10位)

    「このレースが終わったら夏休みになると楽しみにしていたのもあり、今シーズン、最もがっかりしたレースになりました。スタートして3ラップを終えたときに、フロントタイヤの温度がほかのレースに比べて上がりました。その状態でそこからの27ラップ走行しなければなりませんでした。タイヤの空気圧の警告灯が点灯し、2、3回は転倒寸前の滑りを経験しました。今日はバレンティーノ(ロッシ)をパスしましたが、抜き返されてしまいました。レース中盤は、リズムよく乗れました。しかし、10位という結果に終わりました。今回の経験を活かしたいです」

    ジャック・ミラー (MotoGP 15位)

    「フロントタイヤは全く問題なかったのですが、リアタイヤに問題がありました。スタートして3周目くらいからスピニングがひどく、まるで30ラップを走ったような状態になりました。そして左コーナーでは、10周を終えたころからグリップが完全になくなりました。不思議なフィーリングでした。今回はいいレースができると思っていたので、とても残念です。夏休みに向けていいリザルトで終えたいと思っていたので、とても残念です」

    ティト・ラバト (MotoGP 18位)

    「とても気持ちよく走れたFP3と同じ、コンパウンドのタイヤで決勝に挑みましたが、4周か5周を終えたときには、レースを終えたような状態になっていました。アクセルを慎重に開けなければならず、ちょっとでも無理をすれば簡単に転倒しそうでした。そのため、エンジンマップを変えて完走しようと思いましたが、思っていたよりもゆっくりしたペースに制御されペースは上がりませんでした。これからの夏休みを楽しみにしています。後半は強くなって帰ってきます」

    関連:【MotoGP】 第9戦 ドイツGP 結果:マルク・マルケスがポール・トゥ・ウィン

  • 松下信治、マクラーレン MP4/6をグッドウッドでドライブ

    松下信治、マクラーレン MP4/6をグッドウッドでドライブ

    松下信治が、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでマクラーレン MP4/6を走らせた。

    マクラーレン・ホンダのF1テスト兼開発ドライバーを務める松下信治は、F1チームのレーシングスーツに身を包み、1991年にアイルトン・セナが3度目のドライバーズタイトルを獲得したマシン「MP4/6」で走行を行った。

    ホンダの育成ドライバーである松下信治は、今年もARTグランプリからF2選手権に参戦。第2戦バルセロナのレース2では優勝を果たし、4戦を終えた時点で52ポイントを獲得。首位から70ポイント差のランキング6位につけている。

    同イベントでは、マクラーレンの育成ドライバーであるニック・デ・フリースもカンナムマシン「マクラーレン M8D」で走行を行った。

    松下信治松下信治 マクラーレン MP4/6

  • 【MotoGP】 ホンダ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    2日連続で不安定な天候となったMotoGP 第9戦ドイツGPは、ウエットコンディションで予選が行われ、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が今季3回目のポールポジション、チームメートのダニ・ペドロサが3番グリッドと、Repsol Honda Teamの2人がフロントローを獲得した。

    両選手がフロントローから決勝に挑むのは第4戦スペインGPに続き、今季2回目となる。

    第3戦アメリカズGP以来、6戦ぶりにポールポジションを獲得したマルク・マルケスは、初日はタイヤテストに集中して6番手だったが、2日目のFP3、続くFP4でトップタイムをマーク。FP4はセッション途中から雨が降ったが、ウエットコンディションでも快調にラップを刻み、その勢いで上位12台によるQ2に挑んだ。

    大粒の雨が激しく路面を叩いたQ1とは対象的に、Q2はフルウエットからセッション終盤にかけて、ライン上がわずかに乾いていく難しいコンディションとなった。その中で、ドライコンディション、ウエットコンディションともに安定した速さを見せたマルク・マルケスがセッション終盤にベストタイムをマークし、今季3回目のポールポジションを獲得した。

    これでマルク・マルケスは、MotoGPクラスでは2013年から5年連続でドイツ大会でのポールポジションを獲得、125cc、Moto2時代を含めて8年連続のポールポジション獲得となった。決勝では、8年連続のポール・トゥ・ウインが期待される。

    チームメートのダニ・ペドロサは、総合9番手でQ2進出を果たし、予選で3番手タイムをマーク、今季3回目のフロントローを獲得した。今大会のダニ・ペドロサは、ドライコンディションではマルク・マルケス同様タイヤテストに集中し、フリー走行では総合9番手となるも、FP4でマルク・マルケスに続く2番手タイムを記録。ウエットコンディションとなったQ2では3番手タイムをマークと、マルク・マルケスとともに優勝候補の最右翼。Repsol Honda Teamとしては、今季2回目の1-2フィニッシュが期待される。

    初日は完ぺきなアタックができず、13番手と出遅れたカル・クラッチロー(LCR Honda)は、2日目のFP3で5番手に浮上。そのあとに行われたFP4でも6番手につけると、ウエットコンディションになった予選で4番グリッドを獲得した。この数戦、予選がうまくいかず、それがレースのリザルトに影響していたクラッチローだが、2列目4番手から決勝に挑む今大会は、今季2回目の表彰台獲得、そして今季初優勝が期待される。

    ジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、フリー走行では14番手。Q1からQ2進出に挑みたが、わずかに届かず3番手に終わり、13番グリッドが確定した。惜しくもQ2進出を逃したミラーだが、ドライでもウエットでも上位進出が期待される。

    チームメートのティト・ラバトは、フリー走行で11番手と、ドライコンディションではまずまずの走りを見せたが、ウエットコンディションとなったQ1では、思うような走りができず24番手に。後方からの追い上げが期待される。

    マルク・マルケス (MotoGP ポールポジション)

    「Q2がウエットで行われることが分かったときに、今日はフロントローに並ぶことを目標にしました。走り始めからフィーリングはとてもよかったのですが、雨が上がり始めていたので、セッション終盤にアタックしようと決めていました。セッション途中に少し混乱があり、(マーベリック)ビニャーレス(ヤマハ)と接触しましたが、幸いにもなにも無くてよかったです。今日は最終的にとてもいいラップを刻めました。ウエットコンディションでしっかりとコントロールするのは難しいだけに、今日の結果にはとても満足しています。今回はいいペースを刻む速いライダーがたくさんいて、チームメートも順調にフロントローからスタートします。明日は雨は降らなさそうですが、ドライでもウエットでもいいペースで走れているので、とても楽しみです」

    ダニ・ペドロサ (MotoGP 3番手)

    「フロントローを獲得できて、とてもうれしいです。なぜなら、このサーキットはコース序盤にタイトなコーナーが続くので、スタートがとても重要になるからです。今日はウエットコンディションでのフィーリングがとてもよかったし、自信を取り戻せたので、とても満足しています。今日はとてもおもしろい予選でした。Q1のタイムは驚くほど速く、厳しい戦いになっていました。一方、Q2はセッション開始から路面が乾き始め、気温も上昇しました。難しい条件となりましたが、フロントローを獲得できて、とても満足しています。ドライコンディションでもしっかり周回数をこなしているし、準備は整っています。いいスタートを切り、1コーナーで積極的に挑み、それからいいリズムをキープしたいです」

    カル・クラッチロー (MotoGP 4番手)

    「最終セクターでミスをしたので、少しフラストレーションを感じる予選になりました。路面が乾き始めていたので、タイヤが消耗していて、また温度も上がっていました。そのため、ウエットコンディションにならないかなと思っていました。最終コーナーの出口で向きが変わらず、0.2秒から0.5秒ロスしましたが、なんとか4番手につけることができました。昨日、13番手に終わったときにはガッカリしましたが、今日のFP3でタイムを上げられて、Q2進出を果たすことができました。明日は、Hondaの1-2-3フィニッシュを狙いたいです。それにしてもダニは、まるでロケットのようでした。明日のレースは、トップグループについていって、いいレースにしたいです」

    ジャック・ミラー (MotoGP 13番手)

    「Q2には進出できませんでしたが、すべてが順調でした。今週はとてもいいペースで走れているし、マシンもすべてのコンディションでいい状態なので、自信を持って決勝に臨めます。ここのレースは、長くて大変です。しかも、どんなコンディションになるかだれも分かりません。しかし、決勝に向けての準備はできています。セッション終盤に激しい雨が降ってきたので、アタックをやめました。Q2に進出するために1分27秒9で十分だと思っていただけに、残念でした」

    ティト・ラバト (MotoGP 24番手)

    「朝のFP3ではとても気持ちよく走れたのですが、ウエットコンディションになったQ1はスリッピーなコンディションで、自信を持って走れるようなセットアップを見つけられませんでした。今日のようなコンディションでは簡単にクラッシュしてしまいます。だからウエットレースでの解決策を見つけなければいけません。でも、ドライではいい走りができたので、その点に関しては満足しています」

    関連:【MotoGP】 第9戦 ドイツGP 予選:マルク・マルケスがポールポジション

  • ホンダF1 「2018年版のパワーユニットはさらに強くなる」

    ホンダF1 「2018年版のパワーユニットはさらに強くなる」

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、2018年にはホンダのF1パワーユニットのパフォーマンスが強くなると自信をみせている。

    2015年にマクラーレンのワークスパートナーとしてF1に復帰したホンダだが、3年目となった今シーズンも信頼性問題が多発。パフォーマンス面でもライバルメーカーに匹敵することができていない。

    マクラーレン・ホンダは、F1アゼルバイジャンGPでようやく今シーズン初ポイントを獲得したが、コンストラクターズ選手権では最下位のままとなっている。

    しかし、バクーの週末、ホンダのF1パワーユニットははようやく改善の兆しをみせた。

    ホンダは、F1アゼルバイジャンGPの金曜フリー走行にアップグレード版の“スペック3”エンジンを投入。1基だけの用意となったため、フェルナンド・アロンソのマシンにのみ搭載されたが、これまで問題となっていたさくらのダイナモでのテスト結果との相関関係で良い結果が得られたとしている。

    だが、金曜フリー走行ではマクラーレンのギアボックスが故障。エンジンは無事だったが、土曜日からはスッペック2版に戻しての戦いとなった。

    「我々はかなり後方からのスタートとなりましたし、サーキット特性を考えて、バクーでポイントを獲得するのは難しいと考えていました」と長谷川祐介は Speed Week にコメント。

    「そのため、我々はスペック2を使い、オーストリアにむけてフェルナンドのための新バージョンをセーブしました」

    “スペック3”エンジンは30馬力の向上を果たしたとされており、長谷川祐介はバクーのサーキットではコンマ3秒以上の改善をもたらしたと考えている。

    30馬力の向上という数値について長谷川祐介は「他のエンジンメーカーのレベルに到達するには十分ではありませんが、正しい方向性です」とコメント。

    多数のマシンがリタイアした波乱のF1アゼルバイジャンGPでは、フェルナンド・アロンソが9位入賞を果たすとともに、ストフェル・バンドーンが12位でフィンニッシュ。マクラーレン・ホンダにとって今シーズン初のダブル完走となった。

    ホンダは、スペアまで用意できるかは定かではないが、F1オーストリアGPには少なくとも2基の“スペック3”エンジンを持ち込む、フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンの両マシンに搭載すると明言している。

    マクラーレンは、ホンダへの忍耐が尽きているとされ、すでに今シーズン限りで契約解消を決断したとも噂されている。

    「ホンダの状況は良くなっています。2018年にはより強くなるでしょう」

    ホンダは、2018年にザウバーにもF1パワーユニットを供給することが決定している。