カテゴリー: ホンダF1

  • ホンダF1 「シルバーストンでの好パフォーマンスは進歩の表れ」

    ホンダF1 「シルバーストンでの好パフォーマンスは進歩の表れ」

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、マクラーレン・ホンダのF1イギリスGPの予選を振り返った。

    小雨が降るなかでスタートとして予選。Q1ではフェルナンド・アロンソがトップタイムで通過。最終的にストフェル・バンドーンがQ3進出を果たして9番手、フェルナンド・アロンソは13番手で予選を終えた。

    フェルナンド・アロンソは、パワーユニット交換によって30グリッド降格が科せられ、明日の決勝は最後尾からスタートする。

    「時折降る雨の影響により、今日は難しいコンディションでの予選になりましたが、ストフェルがホームグランプリでQ3進出と、チームもドライバーもいい仕事をしてくれたと思います」と長谷川祐介はコメント。

    「ストフェルは週末を通してセッティングが決まっており、いい流れを維持してくれています。モナコ以来のQ3進出となった予選のパフォーマンスはマシンの力を最大限に引き出し、すばらしかったと思います」

    「また、フェルナンドはトラフィックの影響によりQ3進出はなりませんでしたが、彼のQ1での果敢なアタックは、チームだけでなく、寒い中観戦に来てくれているスタンドのファンにも、素敵なサプライズを与えてくれました」

    「パワーサーキットであるここシルバーストンで、週末を通してある程度のパフォーマンスを見せられていることは、今後に向けた自信に繋がります。もちろん、まだ上位陣との差はありますが、確実に前進できていると感じています」

    「明日はストフェルが8番手からのスタートで、フェルナンドはペナルティーによりグリッド後方からのスタートになります。ただ、ここイギリスでは突然の降雨も予想されるので、2人とも十分にポイント獲得のチャンスはあると思っています。明日も引き続き、ホームグランプリでファンの皆さんにいいパフォーマンスをみせられるよう、全力で取り組んでいきます」

    マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「ストフェルは、週末を通して非常にスピードがある。また、今日ここで大事なときにすべてをうまくまとめ上げた彼の姿をみて、本当にうれしかった」とコメント。

    「Q1ではインターミディエイトタイヤで見事なラップを走行し、滑りやすいアスファルトで8番手のタイムを出し、フェラーリの2台のマシンの間に割って入った。その後、路面が乾きつつある中、Q2でもスリックタイヤですばらしい走行を続け、Q3進出を果たした。明日のレースではバルテリ・ボッタスが5グリッド降格ペナルティーを受けるため、ストフェルは8番グリッドからスタートする。“ストフェル、よくやった!”」

    「一方、フェルナンドはQ1ではスリックタイヤで見事なラップを走行し、1.3秒の大差をつけて最速タイムを叩き出した。確実にアタックラップに臨むには、あまりにもギリギリ過ぎるとも言える状態で、Q1でのタイム計測のチャンスをあやうく失うところだった。それでも、フェルナンドはなんとか時間内にラインをまたぎ、そのチャンスを活かして完ぺきなラップを走行した。そんな彼の姿をみれてよかったですし、観衆の声援を聞くことができてうれしかった。ここでの観客の皆さんの応援は、本当にすばらしいものがある。その後、フェルナンドはQ3に進出できなかったものの、明日のレースでは30グリッド降格ペナルティーを受けることが決まっているので、今日の予選結果はそれほど重要ではなかった」

    「明日のレースで両ドライバーをみるのは、興味深いだろう。雨が降っても晴れても、2人とも全力を尽くす。フェルナンドはレース序盤で素早くポジションを上げていくだろうし、一方のストフェルは今季初のワールドチャンピオンシップポイント獲得を目指す。2人の幸運を祈ろう!」

    関連:F1イギリスGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション

  • フェルナンド・アロンソ、雨で“カオス”なF1イギリスGPを望む

    フェルナンド・アロンソ、雨で“カオス”なF1イギリスGPを望む

    フェルナンド・アロンソは、グリッド後方からでも戦えると考えており、不安的な天候による“カオス”なF1イギリスGPになることを期待している。

    フェルナンド・アロンソは、F1イギリスGPの予選を13番手で終了。30グリッド降格ペナルティにより決勝を最後尾グリッドからスタートする。

    レースは雨が予報されており、フェルナンド・アロンソはそれが順位を上げるためのチャンスを与えてくれることを願っている。

    フェルナンド・アロンソは、路面が乾き始めた予選Q1にスリックタイヤに履き替えてトップで通過。レースでも不安的なコンディションになれば、その走行が役に立つと考えている。

    「インターミディエイトで切り抜けることもできたけど、僕たちは明日似たようなコンディションになったときのためにスリックを使うことに決めた」

    「ほぼ逃しかけたけど、うまくいったし、明日それは有益なリファレンスになる」

    「不安的なコンディションであれば、僕たちは競争的だし、ちょっとしたカオスが僕たちを助けてくれるだろう」

    フェルナンド・アロンソは、予選Q1の結果は無関係ではあるが、マクラーレンが2013年以来となる予選セグメントでトップに立つのをファンに見せることができたのは良かったと語る。

    「嬉しい瞬間だった。ファンにとってもね。僕たちと同じくらい、チームがトップにいることをみたいマクラーレンファンがいるからね」

    「Q1だけではあるけど、スタンドの全員がとても興奮していたし、それを見れて嬉しかった」

    フェルナンド・アロンソは、13番手でQ3進出を逃したが、レースを考えるとその方が良かったと語る。

    「ある意味で僕たちはQ3に進みたくなかった。明日は最後尾からスタートするけど、トップ10に入れば、Q2で使ったタイヤでスタートすることになるからね」

    「少なくとも、僕たちは新品タイヤ、望んだコンパウンドでスタートできるし、13位はパーフェクトだ」

    フェルナンド・アロンソは、今年初めてチームメイトのストフェル・バンドーンに予選で上回られた。バンドーンは決勝を8番グリッドからスタートする予定となっている。

    関連:F1イギリスGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション

  • フェルナンド・アロンソ、イギリスGPは30グリッド降格で最後尾スタート

    フェルナンド・アロンソ、イギリスGPは30グリッド降格で最後尾スタート

    マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、F1イギリスGPの決勝レースをパワーユニット交換のペナルティによって最後尾からスタートすることになると報じられている。

    ホンダは、F1アゼルバイジャンGPでフェルナンド・アロンソのマシンにアップグレード版“スペック3”エンジンを搭載。しかし、金曜日のフリー走行2回目にギアボックストラブルが発生。その際にエンジンのピストンがボトムを打った可能性がある。

    また、続くF1オーストリアGPでも金曜日にMGU-Hのベアリング周りにトラブルが検知され、スペック2に戻して残りの週末を過ごしている。

    F1レギュレーションでは、各ドライバーあたり4基のエンジンを使用することができる。そして、パワーユニットを構成する6つのコンポーネントのどれかひとつが5基目に達した時点で10グリッド降格ペナルティが課せられ、2つ目以降のコンポーネントは5グリッド降格となる。

    フェルナンド・アロンソは、前戦F1オーストリアGPが終了した時点で、内燃エンジンが5基目、MGU-Hが7基目、ターボチャージャが7基目、MGU-Kが5基目、エネルギー貯蔵システムが4基目、コントロールエレクトロニクスが4基目という状態だった。

    F1イギリスGPの金曜フリー走行では、まずエネルギー貯蔵システムを5基目に交換。この時点で5グリッド降格ペナルティが確定した。ただし、内燃エンジンはF1アゼルバルジャンGPでのトラブルでピストンに懸念のあるもの、MGU-HはF1オーストリアGPで不具合が検知されたもので走行していた。

    マクラーレン・ホンダは、今週末のシルバーストンよりも、次戦のハンガロリンクの方がレースでのチャンスがあると考えており、フェルナンド・アロンソは、残りのシーズンにむけてコンポーネントを確保する意味合いも込めて、6基目の内燃エンジン、8基目のMGH-H、8基目のターボチャージャー、5基目のMGU-Kの投入を計画しているという。

    これにより、フェルナンド・アロンソは30グリッド降格ペナルティを科せられることになる。上記の全てが実施された場合、最後尾からのスタートは決定的となる。

    マクラーレン・ホンダに不利とみられる高速サーキットのシルバーストンにも関わらず、金曜フリー走行でフェルナンド・アロンソは9番手タイムを記録。グリッドペナルティはあるものの、Q3進出を目指せるペースがあるとアロンソは語る。

    金曜日のラップタイムは、それほど重要ではないことは分かっているけど、今日テストした内容には満足しているし、明日にむけて待たなければならない」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「僕たちはここ5~6戦と同じようなパフォーマンスを維持できているし、8番手から12番手に入っていたので、明日もそれほど違いはないと思う。僕たち全員がエンジンを最大限に生かしているときは、他にはちょっと敵わないし、僕たちがどの位置で終われるか見てみよう。ただ、本当に重要なのは日曜日だ」

    「今日行った走行は必要なデータを僕たちに与えて食えるし、レースでもっと良いペースを発揮する助けになってくれることを願っている。僕たちはクルマの理解を深め続けているし、今日はこれから調査する必要がある異なるオプションをいくつかテストしたので、明日にむけてベストなものを選んでいくつもりだ。僕たちは後方からのスタートになるので大部分はレースに焦点を当てている。ポジティブな一日だったと思うし、満足しているよ」

    関連:2017 F1イギリスGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • マクラーレン・ホンダ:F1イギリスGP 金曜フリー走行レポート

    マクラーレン・ホンダ:F1イギリスGP 金曜フリー走行レポート

    マクラーレン・ホンダは、F1イギリスGPの金曜フリー走行で、フェルナンド・アロンソが9番手タイム、ストフェル・バンドーンが16番手タイムだった。

    気温が上がらず、強風が吹く中、シルバーストンで初日のフリー走行が行われました。ここでは、ストレートとコーナリングの両方を考慮して最適なバランスを見つけるのは至難の業だが、この難しいサーキットの情報を少しでも多く集めるために、両ドライバーはそれぞれ異なるプログラムを実施した。

    フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンは両セッションを最大限に活用し、それぞれ9番手および16番手でフリー走行を終了した。

    ドライバーもエンジニアも今日のプログラムの結果には満足しており、明日の予選に向けてマシンに磨きをかけるために、引き続き仕事に取り組んでいく。

    フェルナンド・アロンソ (9番手)

    「今日のフリー走行については、かなり満足している。明日に向けてベストな選択をするために、いくつかのオプションを検討する必要がある。ただ、(ESS(エネルギー貯蔵システム)交換による5グリッド降格ペナルティーによって)決勝は後方からのスタートになることが分かっているので、主にレースペースに焦点を当てている。金曜日のラップタイムは、それほど重要ではないことは分かっている。ここ2戦は(フリー走行では)8番手から12番手に入っていたので、明日どうなるのか見てみよう。ここでの主な問題は、ダウンフォースをどれぐらいのレベルにするのかということだ。十分にパワーがあると思えればコーナーでのスピードを上げて、ストレートでは守りに入るためにウイングの角度を少し下げるし、パワーがあまりなく、ストレートではまずまずのスピードが欲しいという場合には、一番小さなウイングを使う必要がある。難しい判断になると思う」

    ストフェル・バンドーン (16番手)

    「週末に向けて、今日はかなりいいスタートを切ることができた。高速コーナーが多数あり、長いサーキットであることを考慮すると、僕たちのマシンはいいパフォーマンスを発揮していると思う。コース上では、かなりいい感触があった。いつもながら、中団のラップタイムはとても拮抗しているので、明日の予選では非常に細かい部分が違いとなって表れるだろう。今は、特にコースのベケッツの部分では、マシンの限界をまだ探っているところだ。今日はフェルナンドも僕も、その最後の部分に進入する際にマシンのリアがぶれる瞬間があったと思う。フェルナンドと僕は、今日の両セッションを通して、様々なダウンフォース設定を試した。明日の設定を決めるために十分にテストができたと思うし、収穫が多い一日だった」

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)

    「まず初めに、今年もイギリスで大勢の観衆の前で、F1を開催できるのはすばらしいことだ。水曜日にロンドンで行われたイベントが成功を収め、それに続く今日のフリー走行では、グランドスタンドやコースの横で何万人ものサポーターの方々がセッションを観戦していた。そんな皆さんの姿をみるのは、本当にうれしいものだ。今日自分たちが達成したことには、かなり満足できると思っている。この非常に厳しく、難しいサーキットで、マシンのバランスをうまく取り、快適にドライブできるようにするために、チーム全員がすばらしい仕事をしてくれた。ただ我々にとっては、やはり難しい週末になる。パワーが制限されるコースであり、フェルナンドはグリッド降格ペナルティーを受ける。それでも、今日は前向きなスタートを切ることができた。熱心に応戦してくれるファンの皆さんのスピリットと情熱に応えるためにも、今週末になにかを達成できることを願っている」

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)

    「イギリスらしくあまりスッキリとしない天候で始まったグランプリ初日ですが、曇りがちで気温が低い中でも、たくさんのファンが熱心に声援を送る姿を見ると、さすがF1の本場だなと感じます。今日はFP1、FP2ともに大きなトラブルなく一日を終えることができました。両ドライバーとも、ベストな車高や空力バランスを見つけるべく、順調にプログラムを消化できたと思います。まだ初日のみなので確実なことは言えませんが今日の走りからは、ポジティブな手応えを得ています。イギリス特有の予測不能な天候に対する懸念はありますが、どんな状況にも対応できるよう、明日に向けて万全の準備を進めます。母国グランプリですし、明日の予選では両ドライバーともに素晴らしいパフォーマンスを見せてくれると期待しています」

    関連:
    ・F1イギリスGP フリー走行2回目:バルテリ・ボッタスが最速タイム
    ・F1イギリスGP フリー走行1回目:バルテリ・ボッタスが最速タイム

  • ホンダ、F1撤退を否定

    ホンダ、F1撤退を否定

    ホンダは、F1撤退を検討しているとの報道を否定した。

    マクラーレンとホンダが決別するという噂はすでに広がっているが、それに加えて、ホンダはザウバーとの2018年のカスタマー契約を解消することを検討していると報じられた。

    ザウバーのチーム代表に就任したフレデリック・バスールは「ホンダの問題がテーブルにある。それが私の最優先事項だ」と L’Equipe にコメント。

    「その件を早急に対処していく必要がある。マクラーレンから聞いた話を踏まえれば、やや怖い気がしている」

    Auto Motor und Sport は、ホンダの経営陣が10月にF1撤退について議論するために会議を行うと報道。

    しかし、ホンダの広報担当は「我々は来年もマクラーレンとF1で続けていく以外のオプションは検討していません」と Marca にコメント。

    「我々が撤退の可能性を検討しているという報道は事実ではありません。我々は契約を全うするつもりです」

    しかし、ザウバーの噂に関してホンダは「それについてはノーコメントです」と述べた。

    F1の前CEOであるバーニー・エクレストンは「マクラーレン・ホンダの結婚は非常に難しい段階に入ったように思う」と Globo にコメント。

    「彼らが別れるかどうかなど誰にもわからないことだ」

  • ホンダF1 「順調にプログラムを消化できた」 / F1イギリスGP

    ホンダF1 「順調にプログラムを消化できた」 / F1イギリスGP

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、マクラーレン・ホンダのF1イギリスGP初日を振り返った。

    ホンダは、F1イギリスGPに前戦で投入したアップグレード版の“スペック3”パワーユニットを準備。フェルナンド・アロンソがフリー走行2回目に9番手タイムをマークするなど、トラブルフリーの有望なスタートを切った。

    「イギリスらしくあまりスッキリとしない天候で始まったグランプリ初日ですが、曇りがちで気温が低い中でも、たくさんのファンが熱心に声援を送る姿を見ると、さすがF1の本場だなと感じます」と長谷川祐介はコメント。

    「今日はFP1、FP2ともに大きなトラブルなく一日を終えることができました。両ドライバーとも、ベストな車高や空力バランスを見つけるべく、順調にプログラムを消化できたと思います」

    「まだ初日のみなので確実なことは言えませんが今日の走りからは、ポジティブな手応えを得ています。イギリス特有の予測不能な天候に対する懸念はありますが、どんな状況にも対応できるよう、明日に向けて万全の準備を進めます」

    「母国グランプリですし、明日の予選では両ドライバーともに素晴らしいパフォーマンスを見せてくれると期待しています」

    マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「まず初めに、今年もイギリスで大勢の観衆の前で、F1を開催できるのはすばらしいことだ」とコメント。

    「水曜日にロンドンで行われたイベントが成功を収め、それに続く今日のフリー走行では、グランドスタンドやコースの横で何万人ものサポーターの方々がセッションを観戦していた。そんな皆さんの姿をみるのは、本当にうれしいものだ」

    「今日自分たちが達成したことには、かなり満足できると思っている。この非常に厳しく、難しいサーキットで、マシンのバランスをうまく取り、快適にドライブできるようにするために、チーム全員がすばらしい仕事をしてくれた」

    「ただ我々にとっては、やはり難しい週末になる。パワーが制限されるコースであり、フェルナンドはグリッド降格ペナルティーを受ける。それでも、今日は前向きなスタートを切ることができた」

    「熱心に応戦してくれるファンの皆さんのスピリットと情熱に応えるためにも、今週末になにかを達成できることを願っている」

    関連:
    ・F1イギリスGP フリー走行2回目:バルテリ・ボッタスが最速タイム
    ・F1イギリスGP フリー走行1回目:バルテリ・ボッタスが最速タイム

  • フェルナンド・アロンソ、“スペック3”エンジン搭載でグリッド降格

    フェルナンド・アロンソ、“スペック3”エンジン搭載でグリッド降格

    マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソはF1イギリスGPでホンダの“スペック3”パワーユニットを搭載するために新たなコンポーネントの搭載が必要となり、少なくとも10グリッド降格ペナルティを科せられることになるようだ。

    ホンダは、F1アゼルバイジャンGPの金曜フリー走行でアップグレード版の“スペック3”エンジンをテスト。前戦F1オーストリアGPでは週末のスタートからマクラーレン・ホンダの2台にスペック3が搭載された。

    しかし、金曜日のプラクティス後にフェルナンド・アロンソのパワーユニットのMGU-Hに不具合が検知され、予選と決勝でアロンソのパワーユニットは“スペック2”に戻された。

    今週末のシルバーストンにむけて、マクラーレン・ホンダはフェルナンド・アロンソのマシンに不具合を修正したMGU-Hを搭載することを予定しており、その場合、ターボチャージャーの交換が必要となるため自動的に10グリッド降格ペナルティを受けることになる。さらに、ホンダはフェルナンド・アロンソはエネルギーストアを交換する可能性もあり、グリッド降格ペナルティはさらに増大する可能性がある。

    F1イギリスGPにむけてフェルナンド・アロンソは「利用できる旧スペックがないので、その時点ですでにペナルティのようなものだ。ただ、明日は新しいMGU-Hを搭載した“スペック3”を載せることになるだろう。明日、様子を見て、さらにペナルティを受ける必要があるかどうかを土曜日に向けて判断していくつもりだ」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「他のコンポーネントはマイレージがわからないし、ペナルティの大小にそれほど大差はない。でも、イギリスで大量のペナルティを受けておけば、ハンガリーではもうちょっと安全に行けるかもしれない」

    だが、フェルナンド・アロンソは、ペナルティを受けるにもかかわらず、高速サーキットのシルバーストンで今季型のF1マシンで走ることを楽しみにしていると語る。

    「ドラッグの関係でコーナーでは速いだろうし、直線では遅いかもしれない。だから、もしかすると一発は速いかもしれないけど、どれくらい速いかはわからない。楽しみにしているよ」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「若干、サーキットは違ったものになると思う。コーナーだったところがそうではなくなったり、チャレンジングではなくなってきている」

    「今年はどんどんタイムが縮まっているし、コーナーは遅めに入って速く出るようになっている。それに、ここは差が一気になくなるようなコーナーがある」

    関連:2017 F1イギリスGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ザウバー、新チーム代表の最優先事項は「ホンダ問題の解決」

    ザウバー、新チーム代表の最優先事項は「ホンダ問題の解決」

    ザウバーのチーム代表に就任したフレデリック・バスールは、最初に取り組む仕事は“ホンダの問題”だと語った。

    ザウバーは、2018年からホンダからF1パワーユニットの供給を受けることになっているが、一部報道ではそのエンジン契約は有効化されておらず、破棄される可能性があると報じられている。

    報道によると、ザウバーは今年4月のF1ロシアGP前に発表したホンダとの契約を解除する方法を探してされ、ザウバーは2018年に向けてメルセデスとフェラーリという選択肢も検討しているとされている。

    フレデリック・バスールは、ザウバーの会社として将来に対する“見解の相違”を理由にチームを去ったモニシャ・カルテンボーンの後任としてチーム代表に就任。モニシャ・カルテンボーンの解任の理由はホンダとの契約になったとされている。

    フレデリック・バスールは、2015年にホンダと組んで以降のマクラーレンの状況を見て警戒していると語り、そのような疑いはすぐにでも解決したいと述べた。

    「ホンダの問題がテーブルにある。それが私の最優先事項だ」とフレデリック・バスールは L’Equipe にコメント。

    「その件を早急に対処していく必要がある。マクラーレンから聞いた話を踏まえれば、やや怖い気がしている」

    フレデリック・バスールのこの発言は、サウバーとホンダの契約を有効化するための良い兆しではない。全ての契約には解除条項が指示されている。

    フレデリック・バスールは、ザウバーの所有者であるロングボウ・ファイナンスが、彼が望むようにチームを導いていくために白紙の小切手を手渡したと主張。そこにはドライバー選択も含まれていると語る。

    「私はチームを改革し、ポイントの常連に戻すための手段を持っている。エキサイティングなことだ」とフレデリック・バスールはコメント。

    「ロングボウはプロジェクトに大きな予算を投資している。彼らには数年間にわたる正確なプランがある。私はこのプロジェクトの自由裁量権を与えられた。チームにはモチベーションがあり、これまでもしばしばスキルを見せている」

    ロングボウ・ファナンスは、マーカス・エリクソンをサポートしていることで知られているが、フレデリック・バスールはエリクソンに優先的なステータスは与えられていないと主張。ドライバーの選択もまかされていると述べた。

    ARTグランプリの創設者でもあるフレデリック・バスールは「一人のドライバーに集中するというチームの将来はあってはならない。それは健全ではない」とコメント。

    「マーカスがキャリアを望んでおり、勝ちたち思っているなら、私は彼がそうだと確信しているが、彼はおそらくザウバーを越えた野心を持っていることだろう」

    「また、チーム自体も他のドライバーを望むかもしれない。ドライバーに関しては最終決定権を有することになる。そして、ザウバーの狙いは若いドライバーと仕事をすることでその将来に賭けることだ」

    ひとつの噂として、ザウバーはホンダとの契約を解消して、フェラーリとのパートナーシップを延長。F2で首位を走っているシャルル・ルクレールを2018年のドライバーに起用するとされている。

    関連:ホンダ、ザウバーへのF1エンジン供給契約は有効化されていない?

  • マクラーレン・ホンダ:2017 F1 第10戦 イギリスGP プレビュー

    マクラーレン・ホンダ:2017 F1 第10戦 イギリスGP プレビュー

    マクラーレン・ホンダは、F1 第10戦 イギリスGPが開催されるシルバーストンでホームのファンのためにいいレースをみせることを誓う。

    英国を拠点とするマクラーレンにとってシルバーストンはホームグランプリとなる。ホンダも英国拠点をミルトン・キーンズに構えており、多くの熱狂的なファンや同僚、家族が応援に訪れる。

    シルバーストンの高速でチャレンジングな特性はMCL32にとって好条件とは言えないが、マクラーレン・ホンダはホームでのポイント獲得に向けて全力を尽していく。

    フェルナンド・アロンソ

    「シルバーストンは毎年楽しみにしているサーキットだ。誰もが真の“ドライバーズサーキット”だと知っているし、素晴らしい歴史と温かいファンの声援もあるので、どのドライバーにとっても特別なグランプリだ。マクラーレンのドライバーにとってはホームグランプリとなり、英国のファンの皆さんから情熱的な応援を受けるので、その想いは一層強くなる。このサーキットでのチャレンジが本当に楽しいし、難しいコースでタフなレースになるので、ここで好結果が出せれば名誉に感じる。先週のオーストリアでは不運に見舞われた。今回はホームレースなので、前回よりも運が向いてくればと思っている。ここで巻き返せることを願っているし、いつものように激しく戦い、レースで何ができるか見極めていく。高速ながらグリップの高いシルバーストンの特性で、今季型のマシンがどのようなパフォーマンスを見せるのか、ワクワクしている。特に高速セクションが楽しみだ。コーナーで我々のマシンの強みを最大限発揮し、チームにできる限りいいリザルトを持ち帰れるようにできればと思っている。スタートでのトラブルに巻き込まれないことと、レースに向けてセッションごとに勢いを増していけるよう、信頼性の問題が出ないことが重要だ」

    ストフェル・バンドーン

    「英国にあるチームの一員としてイギリスGPに出場するのを、心から楽しみにしている。マクラーレン・ホンダは世界中で素晴らしい応援をしてもらえているが、シルバーストンの雰囲気は格別になる。これまでチームとともに何度も英国でレースをしてきたので、僕にとってここはまるで第二の地元のようだ。ドライブするのが本当に楽しいコースだ。特にラップ序盤はとても高速で難しいが、終盤のインフィールドセクションではまた違った技術やマシンの反応が求められる。僕たちのマシンがそこでどんな挙動を見せるのかを確認するのが楽しみだし、ライバルたちよりも優位に立てていればと思っている。GP2時代にシルバーストンの表彰台には2度立っているが、最高の気分だった。パッケージの強みを最大限引き出せるよう、日曜日に向けて順調に進み、再びポジティブな週末が過ごせることを願っている。マシンの感触はよく、僕たちは明らかに進歩しているので、地元ファンの前でそれを見せられるように時間を活用していく」

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)

    「マクラーレン・ホンダの全員にとって、イギリスGPはカレンダーの中でも特に重要なレースの一つであることは間違いない。それは、我々が単に英国のチームだからというだけでなく、ほかの場所では見られないほどの熱狂的な大観衆のサポートがあるからだ。シルバーストンは数あるコースの中でも突出したサーキットだ。コプスやベケッツ、ストウといった難コーナーによって、チャンピオンたちには試練を与え、ファンには壮大な素晴らしいレースを提供してきた。高速でチャレンジングなコースでは、マシンとドライバーともに厳しく試される。MCL32がその試練をクリアするのは容易ではないが、シルバーストンで毎年大きな声援を送ってくれる英国のファンに会えるのを楽しみにしているし、そのサポートが間違いなく我々を引き上げてくれるはずだ。これまで同様、懸命に取り組み、ホームのファン、同僚、パートナー、ゲストの皆さんにいいレースをお見せしたいと思っている」

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)

    「今季10戦目となるイギリスGPは、2017年シーズンの折り返しであり、シーズンのハイライトともなるレースです。F1の歴史の中でも最も長い伝統を持つグランプリの一つですし、チームとドライバーに対して最も厳しいサーキットでもあります。レースが行われるシルバーストン・サーキットは、複数のストレートを高速コーナーで結んだ難しいレイアウトで知られています。タイヤや燃費にも厳しい上に、スロットルの全開時間が長いパワーサーキットですし、英国特有の予測不可能な天候も加わることになるので、マシンにとってもパワーユニットにとってもタフなレースになることを予想しています。オーストリアGPの結果は望んだようなものではなかったものの、パフォーマンスについては前向きな手ごたえを得ていますし、今週末のイギリスGPにもつなげられるものだと思っています。さらなる前進のために開発を続けていますし、今まで以上に高いモチベーションで臨んでいます。最後に、今回のグランプリはマクラーレン・ホンダにとってのホームグランプリですし、その意味でも忙しいものになると思っています。我々が英国で拠点を置くミルトン・キーンズからも近く、多くの熱狂的なファンや同僚、家族が応援に訪れます。彼らにいいレースを見せられるよう、ホームでのポイント獲得に向けて全力を尽くします」

    関連:2017 F1イギリスGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ホンダ、ザウバーへのF1エンジン供給契約は有効化されていない?

    ホンダ、ザウバーへのF1エンジン供給契約は有効化されていない?

    ホンダがザウバーにF1エンジンを供給するという契約は実は有効化されていないと報じられている。

    11日(火)、Bild は、ホンダが2018年のF1エンジン契約を破棄したと報道。複数の海外メディアがこぞってこの話題を取り上げた。

    しかし、この件に詳しいとされる情報源によると、状況はわずかに異なり、今年序盤に発表されたザウバーとホンダの契約は正式には成立しておらず、有効化されていないという情報が出てきた。

    Bild の報道では、ホンダ側がチーム代表のモニシャ・カルテンボーンを解任したザウバーに不満を抱いて契約を破棄したとされているが、新たな情報では、逆にザウバーのオーナー側が、2018年にホンダよりも競争力のあるエンジンの獲得を目指すことを決定したとされている。

    この件について回答を求められたホンダの広報担当は「まったくのメディアの憶測です。我々は憶測にコメントすることはありません。ホンダのザウバーとの関係は変わっていません」と述べている。

    この“変わっていません”との言葉が重要かもしれない。

    ホンダが今年4月に発表したリリースでは、2018年シーズンからザウバーにカスタマーパワーユニット供給を“決定”したとあるが、“契約”の文字はどこも記されていない。

    ホンダとの交渉はモニシャ・カルテンボーンとの間で行われたが、彼女はすでにチームを離れている。ザウバー・ホールディングスの会長パスカル・ピッチは、モニシャ・カルテンボーン退任のプレスリリースのなかで“会社の将来に対する異なる見解”だと述べていた。

    そして、そのモニシャ・カルテンボーン解任の原因となった“異なる見解”のひとつがホンダとの契約だったと考えられている。

    今年、ザウバーはもはや開発されることのない1年落ちのフェラーリ製パワーユニットで苦戦を強いられているが、それを決めたのもモニシャ・カルテンボーンだ。

    ザウバーの新オーナーは、来シーズンも競争力のないエンジンを搭載する余裕はなく、適切なエンジンを獲得することに集中していくことを決定したとされている。

    パスカル・ピッチは、この件についてコメントしておらず、ザウバーが今後どのようなルートで2018年のエンジンを獲得するかは定かではない。

    最適なオプションは、長期的にパートナーシップを結んできたフェラーリとの契約を延長することだと考えられるが、ここへ来て、マクラーレンがフェラーリにエンジン供給を打診したと報じられている。マクラーレンがホンダとの決別を選んだ場合、メルセデスへの載せ替えが既定路線だとみられていたが、今はフェラーリと提携する可能性があるという。

    フェラーリが、ハースと並んでマクラーレンへの供給を決定した場合、ザウバーがフェラーリ製エンジンを搭載することは一筋縄ではいかないかもしれない。

    だが、マクラーレンがフェラーリを搭載することになった場合、2018年のメルセデスのカスタマー枠は空くことになり、ザウバーが契約を結ぶ可能性が開ける。特に現在、ザウバーではメルセデスの育成ドライバーであるパスカル・ウェーレインが走っている。

    一方、ルノー・スポーツF1のシリル・アビテブールは、ルノーは2018年にあと1チームに供給することは可能だと述べているが、元ルノーのチームプリンシパルを務めていたフレデリック・バスールがザウバーの新チーム代表に就任したことで、契約が妨げられる可能性がある。フレデリック・バスールは、昨シーズン末にルノーと事実上の仲たがいによりチームを離れているからだ。

    そして、ザウバーとの合意が破綻した場合、ホンダのF1プロジェクトにどのような影響を与えることになるかはまだわからない。

    ザウバーとの合意は、ホンダがマクラーレンと決別した場合でも、2018年にF1に存在し、レース状況でエンジンを開発し続けることが保証されている。

    だが、仮にマクラーレンと決別し、ザウバーも離れていった場合、ホンダはF1の表舞台から姿を消すことになる。

    ホンダはF1撤退を否定している。