カテゴリー: ホンダF1

  • トロロッソ・ホンダ:F1中国GP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1中国GP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1中国GPの予選で、ブレンドン・ハートレーが15番手、ピエール・ガスリーが17番手だった。

    第3戦中国GP2日目、プラクティス3と予選が行われた。朝方までの雨は上がったが、前日同様厚い雲に覆われた上海インターナショナル・サーットは、気温12度、路面温度は14度、風も強く肌寒いコンディションとなった。

    午前11時からのプラクティス3では、ピエール・ガスリー、ブレンドン・ハートレーともにソフトタイヤでの走行からスタート。セッション終盤にウルトラソフトタイヤで走行し、このセッションでのベストタイムをマーク。ハートレーが14番手、ガスリーが16番手となっている。

    午後2時からの予選は、気温が上がらない中でマシンのセッティングに苦戦した部分もあり、僅差の争いの中で全体的には厳しい結果に終わった。

    Q1で、ピエール・ガスリー、ブレンドン・ハートレーともにウルトラソフトタイヤで3回のアタックを行い、アタックの度にタイムを更新。ハートレーは15番手でQ2進出を果たしたものの、ガスリーは17番手でQ2に進むことはできなかった。

    予選Q2でブレンドン・ハートレーは、2回のタイムアタックを行った。2回目は新品のウルトラソフトタイヤを装着し、1分33秒795の自己ベストタイムをマークしたが、Q3進出の10番手にはコンマ7秒届かず、15番手で予選を終えている。

    ブレンドン・ハートレーは8列目15番手から、ガスリーは9列目17番手から56周の決勝レースに挑む。

    中国GP決勝レースは15日(日)午後2時10分(日本時間午後3時10分)にスタートする。

    ブレンドン・ハートレー (15番手)
    「昨日マシンに小さな問題がありましたが、昨夜のうちにそれを解決できました。ただ、バーレーンの時に比べて、僕もピエールもトラックの攻略に苦労しています。寒さや風などさまざまな要因があるように思います。メルボルンの時もそうでしたが、他のチームのマシンに比べて風に弱いようにも感じています。なぜバーレーンの時にはいい走りが出来ていたのに、ここで同じような力強い走りを出来ないのか解明しなければなりませんが、このことは同時に中団チームの実力がいかに拮抗しているかを表していると思います。このトラックはオーバーテイクやバトルが起こりやすいレイアウトですし、明日は気温が上昇し、今日よりもいいコンディションになりそうです。レースでは、気温や風といった要因で戦況が大きく変わります。今のF1マシンはそれほど繊細です。15番グリッドからもポイント獲得を狙えますし、ポジティブに捉えています。ともかく、今日は自分の仕事にはまずまず満足しています」

    ピエール・ガスリー (17番手)
    「今日は難しい一日でした。昨日は11番手/12番手という前向きな結果でしたが、今朝マシンのセットアップを変えたところ、ペースを掴むのに苦労するようになりました。予選の前にセットアップを変更する時間はありませんでしたし、それもあって予選は厳しい結果に終わりました。トラックについては引き続き学んでいるところですが、昨日のロングランではタイヤをいたわりながら走ることが出来ていたので、その面ではポジティブです。しかし、17番グリッドから上位を狙うのは簡単ではありません。今日何が問題だったかを検証し、明日はいいペースで走れるようにしたいです。昨日はフロントに問題があり、今日はリアにありました。ロングランでいい走りができることは分かっていますが、なぜ今日いい走りが出来なかったのかを今夜解明する必要があります。明日はいい走りが出来るように全力を尽くします」

    ジェームス・キー (トロロッソ テクニカルディレクター)
    「想定していたよりも厳しい週末になりました。このサーキットと私たちのマシンの相性はあまりよくないのかもしれませんが、明日は今日よりもいいパフォーマンスをしたいと思っています。寒さと風は私たちにとってはマイナスのようです。このコンディションの中で我々はマシンのセットアップに苦戦していますが、どのチームにとっても条件は同じです。特にピエールは終日マシンの扱いに苦労していましたし、昨日の方がマシンのバランスがよく、競争力があったと感じています。これから分析を行い、今日の予選でQ1敗退となってしまった原因を突き止めなければなりません。ブレンドンはラップタイムを徐々に上げながら、Q2進出を果たしましたが、我々が望んだほどの結果ではありませんでした。今日の結果を受け止めて、気温が上がる明日はもっといい結果を出せればと思っています。全体的には不満の残る予選結果でしたし、今日うまくいかなかった原因を突き止める必要があります」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「ハートレー選手がQ2まで進出したものの、チームとしては残念な予選結果になりました。一方で、PUについてはここまで全く問題なく、順調にセッションを終えられています。今晩改めてデータの分析を行い、明日の決勝でいいレースができるように準備を進めたいと思います」

  • ピエール・ガスリー 「クルマの強みが全て失われた。大幅な後退」

    ピエール・ガスリー 「クルマの強みが全て失われた。大幅な後退」

    ピエール・ガスリーは、F1中国GPの予選での“大幅な後退”に悩まされており、トロロッソ・ホンダのF1マシンは一晩で“すべての強さ”を失ってしまったと語った。

    F1バーレーンGPでは4位入賞という素晴らしい結果を残したピエール・ガスリーだったが、1週間後の中国では状況は一転。F1中国GPの予選ではQ1敗退を喫して17番手だった。

    全長1.2kmに及ぶ超ロングストレートがある上海インターナショナル・サーキットは、ホンダのF1パワーユニットを搭載するSTR13には適さないと予想されてはいたものの、ピエール・ガスリーは金曜日から土曜日の間に大きくパフォーマンスを低下させている。

    「トップ10が難しいだろうことはわかっていたけど、11~12番手あたりを期待していたし、実際にはコンマ数秒遅れだろうと思っていた」とピエール・ガスリーはコメント。

    「今日、僕たちは昨日と比較して大幅に後退したと思う。多くのパフォーマンスを失っていたし、あまり予想していなかったことだ」

    ピエール・ガスリーは、一晩かけてクルマに変更を施したことが、予想よりも“大きな影響”を与えたと述べ、チームは予選までに大きな調整を加える時間がなかったと説明した。

    「僕たちはいくつか変更を加えたけど、バランスが完全に変わってしまった。昨日とは真逆だった。パッケージにあったクルマのすべての強さを失ってしまったし、とにかく本当に厳しかった」

    「午前中にターン8でクラッシュしかけたし、ターン10でもクラッシュしかけた。とにかくリアのグリップがかなり失われていた。昨日はスタビリティが僕たちの強みだった」

    「オーバーステアが酷かったし、トラクションがまったくなかった。予選ではウルトラソフトで通常は大きなグリップを得らて、そのポテンシャルを感じられるものだけど、とにかく至る所でホイールスピンしていた。ターン3、ターン6、ターン10、ターン13の全てのトラクションでね」

    ピエール・ガスリーは、2018年のここまででSTR13が“かなり一貫性がない”ことを認める。それはバーレーンではQ3に進出して6番手を獲得したものの、オーストラリアとここ中国ではQ1敗退を喫していることでも堅調に表れている。

    チームメイトのブレンドン・ハートレーは、中国でQ2進出を果たしたが、15番手で予選を終えている。

    ブレンドン・ハートレーは、低い気温と風の強さがトロロッソのパフォーマンスの大きな要因になっていると語る。

    「グリッド順位を大きく上げられたとは思っていない。僕たちには他のライバルと比較して、バーレーンであったような同じパフォーマンスには程遠い」

    「個人的な意見では、気温と風が2つの最大の要因だ。それが答えだと言っているわけではない。でも、その傾向はオーストラリアのレースでも見られていたと思う」

    「気温が高ければ僕たちには競争力があるし、風が強いと他よりもかなり苦しんでいるように思う。F1カーのエアロダイナミクスはとても複雑だし、風を受けるとエアロダイナミスが本当に混乱する。僕たちはそこに苦労しているようだ」

    「良いニュースは、クルマにポテンシャルがあることはわかっていることだ。でも、あらゆるシナリオでそれをそれを解放することが重要だ」

    関連:F1中国GP 予選:セバスチャン・ベッテルが2戦連続ポールポジション!

  • ホンダF1 「チームとしては残念な予選結果だがパワーユニットは順調」

    ホンダF1 「チームとしては残念な予選結果だがパワーユニットは順調」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、トロロッソ・ホンダのF1中国GPの予選を振り返った。

    前戦バーレーンGPではピエール・ガスリーがQ3に進出して4位入賞を果たすなど大躍進を果たしたトロロッソ・ホンダだが、今週末の上海では一転して厳しい週末を過ごしている。

    ピエール・ガスリーはQ1で敗退して17番手。ブレンドン・ハートレーはQ2に進出したものの、そのなかで最下位となる15番手でセッションを終えた。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、結果としては残念なものの、パワーユニット的には問題は発生しておらず、決勝にむけてさらに準備を進めていくと語った。

    「ハートレー選手がQ2まで進出したものの、チームとしては残念な予選結果になりました」と田辺豊治はコメント。

    「一方で、パワーユニットについてはここまで全く問題なく、順調にセッションを終えられています」

    「今晩改めてデータの分析を行い、明日の決勝でいいレースができるように準備を進めたいと思います」

    関連:
    ・ホンダF1 「チームとしては残念な予選結果だがパワーユニットは順調」
    ・トロロッソ 「低い気温と風の強いコンディションに苦戦している」
    ・ブレンドン・ハートレー 「ライバルよりも風の影響を受けている」
    ・ピエール・ガスリー 「変更したセットアップがうまく機能しなかった」

  • トロロッソ・ホンダ:F1中国GP 金曜フリー走行レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1中国GP 金曜フリー走行レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1中国GP初日の2回目のセッションで、ピエール・ガスリーが11番手/12番手タイム、ブレンドン・ハートレーが16番手/15番手タイムだった。

    2018年シーズン第3戦中国GPが初日を迎え、プラクティス1、プラクティス2が行われた。朝からぶ厚い雲に覆われた上海インターナショナル・サーキットは、気温17℃、路面温度も20℃前後と、比較的低温下でのセッションとなり、プラクティス2終盤には雨も降り始めた。

    プラクティス1では、ブレンドン・ハートレー車のフロア交換とガスリー車のセッティング調整に少し時間を要したが、チームはトラックタイムを稼ぐために最小の時間で対応し、十分な周回数を消化した。このセッションを、ピエール・ガスリーが11番手、ブレンドン・ハートレーは16番手で終えている。

    プラクティス2では、ウルトラソフトタイヤによるアタックとロングランを行い、ピエール・ガスリーが12番手、ブレンドン・ハートレーが15番手。ともに大きな問題はなく、予定通り多くの周回を消化し、マシンのセッティングを進めた。

    パワーユニットとしては、通常の金曜日と同様、サーキット特性に合わせたドライバビリティやエネルギーマネージメントの調整を行い、トラブルなく初日を終えている。

    2日目となる14日(土)は午前11時(日本時間正午)よりプラクティス3、午後2時(日本時間午後3時)より予選が行われる。

    ピエール・ガスリー
    FP1 ベストラップ: 1:36.037, ポジション 11番手, 21ラップ
    FP2 ベストラップ: 1:34.849, ポジション 12番手, 33ラップ
    「上海インターナショナル・サーキットで走るのは今日が初めてでしたが、全体的にいい一日でした。シュミレ―タ―やTVゲームで走るより、実際に走るほうが楽しいですね! 今日は全体的にはポジティブですが、中団でのポジション争いは非常にタイトです。その中で自分たちは真ん中くらいのポジションにいると考えています。かなりの速さを見せているチームがいくつかあるので、明日に向けてマシン、そして走りを改善しなくてはいけません。今夜は、収集した走行データの解析を進め、明日はほかの中団チームとよりいい戦いを展開できるようにがんばります」

    ブレンドン・ハートレー
    FP1 ベストラップ: 1:36.715, ポジション 16番手, 23ラップ
    FP2 ベストラップ: 1:35.333, ポジション 15番手, 37ラップ
    「特に大きな問題もなく、順調な一日となりました。プラクティス1では、フロアの故障のためトラックタイムを多少失ってしまいましたが、それを除けばポジティブでした。前戦のバーレーンと同じく、僕たちがいる中団グループは非常にタイトです。なので、明日の予選では、100%の力を出しきることが少しでも上のグリッドを獲得するためのキーになるでしょう。今夜は、明日に向けていくつか作業を進めなければなりません。多少走行時間を失った部分はありますが、マシンはとても快適で、バランスも優れています。今夜中にいくつかのエリアを改善できれば、明日の予選ではよりいい走りができるはずです」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今週末の中国GPは、2本の長いストレートを持つサーキットレイアウト、そして天候という部分で、先週のバーレーンGPと大きく異なります。今日は肌寒く、セッション終盤には小雨が降りだしました。週末を通して不安定な天候が予想されていますが、PUとしてもさまざまなコンディションを想定しながらセットアップを進めていきます。セッションとしては午前、午後ともPUには全く問題のないスムーズな金曜日となりました。明日の午前のFP3でさらにセットアップを進め、午後の予選に臨みます」

    ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフ・エンジニア)
    「プラクティス1では、前戦でとても効果があったエアロパーツのセットアップをさらに発展させたものをマシンに導入しました。ただ、マシンにいくつかの小さな不具合があったおかげで、とても忙しいセッションとなりました。ブレンドン車のフロントウイングに鳥がぶつかり、少しダメージを負ってしまい、またフロアも破損していたため、セッション中にフロアの交換を行いました。そのため、ブレンドンの走行プランはすこし予定通りにいかない部分がありました。ピエールに関しては、当初の予定を完了し、新しいパーツをテストすることができました。これはうまく機能していたので、プラクティス2でも引き続き使用しています。今日は風が強く、コーナーごとのデータが均一ではなかったので、マシンのバランスを分析するのが非常に難しかったです。プラクティス2では、予選に向けたタイムアタックと、ロングランのパフォーマンスを重点的にテストしました。マシンのバランスは改善できましたが、ショートランとロングランで最大限の性能をまだ引き出せていないので、それが今夜、取り組むべき課題になります。セッションの最後には雨が降り出したため、その時点で行っていた冷却テストのデータをすべて収集できず、テストを完了できませんでした。しかし、これはより長期的な目線で取り組んでいるものなので、今週末に向けては大きな影響は出ないでしょう」

    関連:
    ・F1中国GP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム
    ・F1中国GP フリー走行1回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム

  • トロロッソ 「ホンダの社長に成功を約束した。4位入賞はその第一歩」

    トロロッソ 「ホンダの社長に成功を約束した。4位入賞はその第一歩」

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストが、F1中国GPの金曜記者会見に出席。前戦バーレーンGPでの4位入賞、そして、これまでのホンダF1との作業について質問を受けた。

    今年からホンダF1とトロロッソが結成したトロロッソ・ホンダは、開幕戦こそ最下位とリタイアという厳しいスタートとなったが、2週間後のバーレーンGPではピエール・ガスリーが4位入賞。それはホンダにとって2015年にF1復帰して以降のベストリザルトとなった。

    バーレーンGPでの4位について質問されたフランツ・トストは「もちろん、非常に感動的なレース結果だった。なぜなら、我々は4位になるとは期待していなかったからだ」とコメント。

    「かなり良いパフォーマンスを発揮できるとは期待していたし、現実的には8~10位の間になると予想していた。最終的にそれは4位だった。非常にポジティブなサプライズだったし、特に過去に苦労してきたホンダにとって、もちろんトロロッソ、そして、ピエールのためにもとても嬉しかった」

    「ピエールはミスをせず、素晴らしいレースを走った。彼はこの4位に相応しいと思うし、同じような結果を続けられることを願っている。もちろん、常に4位というわけにはいかない。我々の前にいた3台が完走しなかったことを忘れてはならない。キミ・ライコネン、フェルスタッペン、それにリカルドと彼らの方が速かった。だが、それでも良いパフォーマンスだった」

    個人的にF1で最も満足できる結果と言えるかとの質問には「もちろん、最も満足している結果の一つだ」とコメント。

    「ホンダについて考えれば特に満足している。我々は昨年の12月に東京で多くのミーティングを行い、私は社長に成功したシーズン、成功した将来を約束した。これはその第一歩だ。したがって、このような良い結果を出せたことにはかなり満足している」

    一方、ブレンドン・ハートレーはまだポイントを獲得できておらず、バーレーンGPでは接触によってペナルティを受けるなど実力を発揮できずにいる。

    「ブレンドンも予選ではかなり良かった。彼はわずかコンマ1秒でQ3進出を逃した」とフランツ・トストは振り返る。

    「レースはまた少し違った方向に進んでしまった。ペレスとの接触で10秒ペナルティを科せられ、そのペナルティの後はもはやポイントを獲得できるポジションにはいなかった。だが、あとレースがあと3~4周あれば、彼は10位でフィニッシュできたかもしれない。彼は良いレースをしいていた」

    「ブレンドンは良い仕事をしている。彼がほとんどのトラックを知らないことを忘れてはならない。ここもLMP1では走っているが、F1カーで走るのは初めてだ。このような本当に強力な中団のライバルを相手にすべてをまとめるのは簡単なことではないし、ブレンドはいい仕事をしていると確信している。彼はすぐにガスリーに近づくだろう」

    ホンダF1は、過去3年間でマクラーレンと成功を収めることができなかったが、トロロッソとは良好な関係を築いている。

    ホンダにはマクラーレンよりもトロロッソのようなチームの方が合っているのかと質問されたフランツ・トストは「マクラーレンで何が起こっていたのかはわからないし、それにはコメントしたくない。それは過去の関係であり、私は関与していないからだ。したがって、私には結論を出すことはできない」とコメント。

    「実際、トロロッソはホンダと素晴らしい関係を築いている。非常に密接に協力し、過去に起こった可能性のある全ての問題を解決するために冬の期間にかなり懸命に作業をしてきた。過去2レースで彼らはそれを証明したし、私は将来について本当に楽観的だ」

    マクラーレンとホンダF1の失敗の要因としては、ヨーロッパと日本の文化の違いが挙げられている。その点にも質問は及んだ。

    「トロロッソは、本質的にイタリアのメンタリティを持った非常にフレンドリーなチームだ。我々の良い関係は初期の頃からまったく摩擦はなかったと言わなければならない」とコメント。

    「それに加えて、我々はホンダの人々と働くエンジニアや従業員のために彼らの文化や考え方を理解するためのワークショップを開催した。ヨーロッパと日本の文化は非常に異なるからね。彼らは問題なく一緒に働いていくための本当に良い方法を見つけたと言わなければならない。これが継続していくと確信している」

    「技術面では、先ほども言ったように12月に何度か技術的なミーティングを開催して様々な話題を議論し、両社ですぐにそれに取り組んだ。シーズン中にも車体とパワーユニットを開発していきたいので、今もかなり密接に協力している」

    「その点ではトロロッソはこれまでで最高の状況にあると言わなければならない。今は車両、パワーユニットの搭載方法、冷却システムの設計方法、エキゾーストシステム、電気系ボックスの配置場所など、完全な設計プロセスにはるかに関わっているからだ。特に来年は完全なマシン設計という点で大きなアドバンテージになると思っている」

    トロロッソはイタリアのファエンツァにファクトリーを構えており、ホンダはミルトンキーンズにヨーロッパ拠点を設置しているものの、基本は栃木県のHRD Sakuraを拠点としている。

    ホンダのエンジンアはファエンツァにいるかとの質問には「ノー」とフランツ・トストは回答。

    「ホンダのエンジニアは、何名かがミルトンキーンズにいる。ホンダはそこにもR&D拠点があるからだ。だが、彼らの大半はさくらにおり、我々のエンジニアが日本のさくらに行って、ダイナモでの特別プログラムなどを行っている。今は我々もダイナモでの走行に深く関与しているからだ」

    「すでに11/12月にはギアボックス、エンジン、ギアボックスのテスト、ギアシフトなどの作業を開始していた。現在もさくらでプログラムを実施している」

  • ホンダF1 「パワーユニットに全く問題のないスムーズな金曜日」

    ホンダF1 「パワーユニットに全く問題のないスムーズな金曜日」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1中国GP初日のフリー走行でのトロロッソ・ホンダの作業を振り返った。

    金曜日の中国は気温の低いコンディションでフリー走行2回目の最後には雨も降った。ピエール・ガスリーがFP1を11番手、FP2を12番手、ブレンドン・ハートレーがFP1を16番手、FP2を15番手で終えている。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「今週末の中国GPは、2本の長いストレートを持つサーキットレイアウト、そして天候という部分で、先週のバーレーンとは大きく異なります」とコメント。

    「今日は肌寒く、セッション終盤には小雨が降りだしました。週末を通して不安定な天候が予想されていますが、パワーユニットとしてもさまざまなコンディションを想定しながらセットアップを進めていきます」

    「セッションとしては、午前、午後ともにパワーユニットに全く問題のないスムーズな金曜日となりました。明日の午前のFP3でさらにセットアップを進め、午後の予選に挑みます」

    関連:
    ・トロロッソ 「まだクルマから最大限のポテンシャルを引き出せていない」
    ・ホンダF1 「パワーユニットに全く問題のないスムーズな金曜日」
    ・ピエール・ガスリー「現時点でトロロッソ・ホンダは中団の真ん中くらい」
    ・ブレンドン・ハートレー 「改善次第で再び中団のトップを争えるはず」

  • トロロッソ・ホンダ:2018 F1中国GP プレビュー

    トロロッソ・ホンダ:2018 F1中国GP プレビュー

    トロロッソ・ホンダは、前戦バーレーンGPで見せた走りを中国GPでも示すことを目指す。

    開幕戦では厳しいスタートとなったトロロッソ・ホンダだった、バーレーンではピエール・ガスリーが“ベスト・オブ・ザ・レスト”となる4位入賞を果たし、ホンダが2015年にF1復帰した以来の最高位の結果を残した。

    F1中国GPの舞台となる上海国際サーキットは、低速/中速コーナーと2本のロングストレートを併せ持つパワーユニットに厳しいトラックレイアウトとなるが、バーレーンからの勢いを継続させるべく上位を狙う。

    ピエール・ガスリー
    「上海インターナショナル・サーキットへは、レッドブルのリザーブドライバーとして一度訪れたことがあるけど、実際にマシンに乗るのは今週末が初めてだ。新しい場所、新しいサーキットは常に刺激をもたらしてくれるので、このサーキットで走るのが楽しみだ。多くのF1ドライバーと同じく、僕もプレイスレーションをプレイするけど、ゲーム上ではこのサーキットを走るのが好きだ。早く実際に走ってみたい。最初の2コーナーは非常に長いので、チャレンジングなものになるかもしれない。金曜日にできる限り早く順応するのが、いい週末を迎えるカギだと思っているけど、基本的には、新しいサーキットに慣れるのにそこまで時間がかかるタイプではないでし、今週末もそうなるといいね。まだ上海をじっくり観光できていないので、それも楽しみにしている。違う国に行って、僕の故郷であるフランスやヨーロッパと異なる文化、生き方を体験することはいつもすばらしい体験だ。もちろん、上海にはかつてフランス租界があったこともよく知っているけどね!」

    ブレンドン・ハートレー
    「僕はこのサーキットでは世界耐久選手権(WEC)で何度か走った経験があり、2度の優勝と2位表彰台を獲得している。なので、今週末のレースも自信を持って臨める。WECのレースは6時間に及ぶけど、3人で交代しながら走るので、実質は一人あたり約2時間になる。これはF1のレース時間とそんなに変わらない。上海インターナショナル・サーキットは僕のお気に入りのトラックだ。非常にチャレンジングで、かつタイヤ消耗が激しい箇所もある。特にさまざまなライン取りが可能なターン1では、内側からのオーバーテイクも起きやすく、ドライバーやファンにとってエキサイティングなものになるだろう。また、バックストレートに突入する前には非常に長い右曲がりのコーナーがあり、ここは左のフロントタイヤの消耗が激しいスポットだ。なので、今週末はタイヤマネージメントが重要になる。上海は国際色豊かで、中国ならではのカルチャーも感じられるすばらしい都市だ。でも、第2戦バーレーンGPからの連戦となり、非常に忙しい週末が待っているし、観光はもう少し後の機会にしようと思っている」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「厳しい結果に終わった開幕戦から一転、第2戦のバーレーンGPではすばらしい結果を得ることができました。この勢いを維持し、チームは2週連続開催の地となる上海に向かいます。上海国際サーキットは、低速/中速コーナーと2本のロングストレートを併せ持つトラックレイアウトです。ここまでの2戦とは異なるサーキット特性で、パワーユニットにはより大きな負担がかかります。また、この時期の上海は天候が不安定なことでも知られており、それに対する準備を含め、いつも以上にパワーユニットのセットアップが重要になると考えています。バーレーンで見せた力強い走りを中国GPでも見せられるよう、短い時間で集中して準備を進めます」

    関連:2018年 F1中国GP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ホンダF1 「バーレーンで見せた力強い走りを中国GPでも見せたい」

    ホンダF1 「バーレーンで見せた力強い走りを中国GPでも見せたい」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、今週末に上海インターナショナル・サーキットで開催されるF1中国GPへの意気込みを語った。

    トロロッソ・ホンダは、第2戦バーレーンGPでピエール・ガスリーが4位入賞。ホンダが2015年にF1復帰以来の最高位となるすばらしい結果を残した。

    F1中国GPは、バーレーンとの連戦で開催される。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は中国でも力強い走りを見せるように短い時間で集中して準備を進めていくと述べた。

    「厳しい結果に終わった開幕戦から一転、第2戦のバーレーンGPではすばらしい結果を得ることができました。この勢いを維持し、チームは2週連続開催の地となる上海に向かいます」と田辺豊治はコメント。

    「上海国際サーキットは、低速/中速コーナーと2本のロングストレートを併せ持つトラックレイアウトです。ここまでの2戦とは異なるサーキット特性で、パワーユニットにはより大きな負担がかかります」

    「また、この時期の上海は天候が不安定なことでも知られており、それに対する準備を含め、いつも以上にパワーユニットのセットアップが重要になると考えています。

    「バーレーンで見せた力強い走りを中国GPでも見せられるよう、短い時間で集中して準備を進めます」

    関連:2018年 F1中国GP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ホンダF1 「マクラーレン時代とは“異なるストーリー”が始まった」

    ホンダF1 「マクラーレン時代とは“異なるストーリー”が始まった」

    ホンダF1は、マクラーレンとの厳しい3シーズンを経て、トロロッソとF1で“異なるストーリー”が始まったと語る。

    ホンダは、昨シーズン限りでマクラーレンから三行半を突きつけられ、今年はトロロッソと出直すかたちとなった。だが、それは2019年以降のレッドブル・レーシングとの提携を視野に入れた新たな挑戦でもある。

    先週末のF1バーレーンGPでは、ピエール・ガスリーが予選6位、決勝4位と、2015年にホンダがF1に復帰してからのベストリザルトを達成。レッドブル・ホンダ誕生の可能性に現実味をもたせた。

    昨年はマクラーレンとフェルナンド・アロンソから激しい苦情の対象となっていたホンダ。El Confidencial からその点について質問されたホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「今年は異なるストーリーですね」と笑顔をみせた。

    マクラーレンのファンは、ホンダと決別したタイミングが正しかったのかどうかに疑問を持ち始めている。一方で、トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、ホンダとパートナーシップを結ぶという決断に疑いはなかったと語る。

    「この結果はホンダと一緒になることが正しい決定だったことを示している」とフランツ・トストはF1バーレーンGPの4位入賞について語った。

    だが、ホンダの田辺豊治は、もっと多くの結果を求めていると語る。

    「この結果に満足することはできません。3台のリタイアがあり、トップ3とは1分の差がついていましたからね」と田辺豊治は語る。

    「一歩ずつ登り続けていくしか選択肢はありませんし、今は大きなことは言いたくありません。なぜなら、我々は勝つこと、ナンバー1になることを望んでいるからです」

  • ホンダF1 「マクラーレンと失敗した経験が問題解決の助けになった」

    ホンダF1 「マクラーレンと失敗した経験が問題解決の助けになった」

    ホンダF1は、今後もF1エンジンのパフォーマンス開発を強化していく。

    ホンダは、2015年にマクラーレンのパートナーとしてF1復帰して以降、苦しい3シーズンを送った。そして、昨シーズン限りで事実上マクラーレンから契約を解消され、今年からトロロッソにF1パワーユニットを供給している。

    だが、先週末のF1バーレーンGPでは、ピエール・ガスリーが4位入賞。これは2015年にマクラーレンとF1復帰してからのベストリザルトとなった。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は“今後の開発のためにもっと多くのエネルギーを与えてくれる”結果を望んでいると Autosport に語った。

    報道によると、ホンダは6月の第7戦カナダGPまでにおよそ27馬力のステップアップを目標にしているとされている。

    田辺豊治は「開発の観点で言えば、ICE(内燃エンジン)が改善しなければならない最大のコンポーネントのひとつです」とコメント。

    「我々の開発は信頼性だけではありません。パフォーマンスもあります。バランスポイントを見つける必要があります」

    「パフォーマンスをあまりにプッシュしすぎて代償を払うこともあります。あるいはあまりプッシュせずに失敗することもあります。難しいです。ですが、我々は両方を達成しようとしています」

    トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは、ホンダが“野心的な目標を設定している”と語っており、今年は大きな挽回をみせることになると主張している。

    だが、ホンダはICEの先進の燃焼技術と同様に、V6ターボハイブリッドのエネルギー回生システムも改善させる必要がある。

    MGU-HとMGU-Kから回収されたエネルギーはバッテリーに蓄えられ、MGU-Kによって1周あたり最高出力120kWを加速に使うことができる。MGU-Hは排気エネルギーによって発電して、その電力を、直接MGU-Kに送る。MGU-Hでの発電量は制限されておらず、バッテリーの充放電エネルギー制限に縛られることなく、エンジンにMGU-Kの出力を上乗せして走ることができる。

    ホンダのF1パワーユニットは、そのパッケージの限界によって、しばしばストレートスピードで苦しむことがある。

    田辺豊治は、エネルギー回生システムをどれくらい進歩させられているかを語るのは“非常に難しい”が、バーレーンでは現時点で利用できるパフォーマンスを最大限に引き出す方法を解明したことを示唆した。

    「土曜日のプラクティスセッションの後、我々のエンジニアがドライバーとシステムの使い方について議論しました」と田辺豊治は説明する。

    「我々は詳細な戦略を決定しました。バーレーンではそれがうまくいったと思っています」

    「レースでは2台が完走を果たしました。我々にとってそれは週末で最も重要なことのひとつでした。レースを完走した結果として、我々は4位を得ることができました」

    ジェームス・キーは、信頼性を“コントロール下に置くこと”がホンダの開発経過において重要になるとし、開幕戦メルボルンでのピエール・ガスリーのMGU-H故障によるリタイアに対するホンダの対応に鼓舞されたと語っている。

    ホンダF1は、開幕戦のピエール・ガスリーのF1パワーユニットをHRDさくらで調査。ダメージはICEにも及んでいることが発覚し、バーレーンまでに対策が施され、2戦目にして早くもMGU-H、ターボ、そして、ICEを投入。また、対策を施したMGU-Hとターボは万全を期してブレンドン・ハートレーにも投入された。

    田辺豊治は、問題が“100%解決した”とは言えないが、「我々の情報から、もう解決していると想定しています」と述べた。

    また、田辺豊治は、マクラーレンとの3年間の問題が、急速な展開を促進する助けになったと付け加えた。

    「2015年以降、多くの失敗を経験しました。その経験が短時間で問題を解決する助けになりました」