カテゴリー: ホンダF1

  • レッドブル 「F1カナダGPでルノーとホンダのパフォーマンスを比較する」

    レッドブル 「F1カナダGPでルノーとホンダのパフォーマンスを比較する」

    レッドブル・レーシングは、2019年のF1エンジン供給元についてF1カナダGPでルノーとホンダを比較するとの姿勢を崩しておらず、決定は6月末、あるいは7月上旬になるだろうと述べた。

    現在、レッドブル・レーシングは、過去にダブルタイトルを4連覇したルノーとの契約を更新するか、もしくは姉妹チームのトロロッソにF1パワーユニットを供給するホンダとワークス契約を結ぶかを検討している。

    ルノーは、再三にわたってレッドブル・レーシングに早期決断を促しており、提示した最終期限を守らないことに苛立ちを露わにしている。

    だが、ダニエル・リカルドが、ルノーのF1パワーユニットの不具合によってERSを失ったマシンで優勝したF1モナコGPの後、レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは“6月末、もしくは7月上旬”に決定することになるだろうと語った。

    「あと1か月くらいはかかるだろう。6月末、もしくは7月初旬だ。そこが我々が常に話してきたワイムフレームだ」とクリスチャン・ホーナーは付け加えた。

    「2週間後のモントリオールでエンジンパフォーマンスを比較することに大きな関心を寄せている」

    F1カナダGPは、第7戦として6月10日に開催される。そこでホンダとルノーはF1パワーユニットに大幅なアップグレード投入を予定いている。

    「モントリオールでは少し改善されたものを手に入れることになるが、我々はそれらを最大限に活用する必要がある。それが我々にとって非常に重要なことだ」とクリスチャン・ホーナは語る。

    レッドブル・レーシングは今シーズン2勝を挙げているが、クリスチャン・ホーナーは、ルノーエンジンを継続使用する場合の最大の課題となるのが予選でのスピードだと考えている。

    先週末のF1モナコGPではダニエル・リカルドが圧倒的な速さをみせて今季初のポールポジションを獲得したが、それまでの5選では一度もフェラーリとメルセデスを上回ることができていなかった。

    クリスチャン・ホーナーは「私が間違っていなければ、我々はこれまでの6レースで5度のファステストを記録している」

    「予選の最終セッションでもっと多くのパワーを得ることができれば、メルセデスやフェラーリを厳しい立場に追い込むことを妨げるものは何もないはずだ」

    F1モナコGPでは、ホンダの首脳陣がレッドブル・レーシングのモーターホームを訪れていたことが目撃されていたという。ホンダ側もレッドブル・レーシングとパートナーシップを結ぶべきか、もしくはトロロッソとの単独ワークス契約を継続するべきか検討している。

    本田技研工業のモータースポーツ部長を務める山本雅史は「我々は非常にポジティブです。トップチームのレッドブルと契約を結ぶことはホンダにとって本当に大きなことです」と語っている。

    「それはエンジンメーカーの我々にある種のプレッシャーを与えます。レッドブルのサイズに我々が本当に対応できるのかなど、多くの側面を非常に良く考えていかなければなりません。我々はエンジンを供給することに責任を持たなければなりません」

    ルノー・スポールF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは「レッドブルは責任感を持って行動すべきだ」と Auto Hebdo にコメント。

    「彼らはすでに必要なデータはすべて持っている。私には彼らの曖昧な振る舞いが理解できない。彼らはカナダまで待つことを望んでいるが、モントリオールのレース後の月曜日に明らかになる事実などないだろう」

    「彼らはホンダを望み、ルノーを待たせている。だが、我々は無期限に待つことはできない」

    だが、シリル・アビテブールは、ルノーとしては2019年以降もレッドブル・レーシングにF1パワーユニット供給を続けたいと考えていると語る。

    「我々はレッドブルと続けたいと考えている。彼らが3年間契約を結ぶならね。そうすれば、我々もセキュリティー計画を立て、投資を行い、さらにリソースを増やすことができる」

  • ブレンドン・ハートレー 「ホンダF1のアップグレードは大きな前進を生む」

    ブレンドン・ハートレー 「ホンダF1のアップグレードは大きな前進を生む」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1モナコGPでのミッドフィールドでの戦いを通してトロロッソがSTR13のポテンシャルを解放しはじめていると感じており、F1カナダGPでのホンダのF1エンジンアップグレードによってその勢いは継続されると確信していると語る。

    F1モナコGPのフリー走行3回目に7番手タイムを記録していたブレンドン・ハートレーだが、予選Q1でトラフィックに直面して15番グリッドからスタート。

    決勝ではシャルル・ルクレール(ザウバー)に追突されてリタイアでレースを終えている。

    だが、チームメイトのピエール・ガスリーは、Q3進出を果たして7位入賞を果たし、トロロッソ・ホンダはシーズン3回目のポイントフィニッシュを果たした。

    ブレンドン・ハートレーは、トロロッソ・ホンダが2018年マシンの完全なペースを発揮し始めていると語る。

    「力強い週末だった。残ながら、それをあまり示すことはできなかったけどね」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「それでもモントリオールにむけてかなりポジティブに感じている。エンジンアップグレードが入るし、ここでは新しいフロアも投入されていた。僕たちはクルマにパフォーマンスを加えている。チームは本当にクルマのポテンシャルを解放し始めていると思う」

    ホンダは、来週末のF1カナダGPでトロロッソにシーズン最初のF1エンジンアップグレードを投入する。ブレンドン・ハートレーは、ホンダのF1エンジンアップグレードがどれくらい大きな前進を提供するかはわからないが、チームは最近の勢いを継続していくと確信していると語る。

    「正確な数値はわからないし、そこはホンダやトロロッソに聞いた方がいいと思う」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「でも、かなり大きな前進になると思っている」

  • レッドブル 「リカルドの去就よりホンダかルノーかのエンジン決定が先決」

    レッドブル 「リカルドの去就よりホンダかルノーかのエンジン決定が先決」

    レッドブル・レーシングは、ダニエル・リカルドと新契約を締結することよりも、2019年にホンダとルノーのどちらのF1パワーユニットを搭載するかを決定することの方が優先度が高いと語る。

    ダニエル・リカルドは、2019年以降もレッドブル・レーシングに残留するべきかどうかを評価しているが、同時にレッドブルはエンジンサプライヤーをルノーとの契約を更新するか、もしくはホンダとワークス契約を結ぶかを検討している。

    先週末のF1モナコGPでは、ダニエル・リカルドがキャリア7勝目を挙げたが、すでに昨年レッドブル・レーシングとの契約を更新しているチームメイトのマックス・フェルスタッペンは、フリー走行3回目のクラッシュで予選に出走できず、最後尾からスタートして9位でレースを終えている。

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは「勝利がダニエルの価格を上昇させ、彼の価値をあげたと言えるし、彼の価値のポテンシャルという点で、チームをより強固な立場に置いたと言える」とコメント。

    「今後数カ月のうちにダニエルと契約を締結するための解決策を見つけていくというのが現実だ」

    「まずはエンジンを選別し、ドライバーとの件はその後に続いていく」

    クリスチャン・ホーナーは、ダニエル・リカルドは“継続的に腕を上げて”おり、開幕6戦で2勝を挙げたことで、ルイス・ハミルトンとセバスチャン・ベッテルに並び、F1のリードドライバーとしての彼の価値を改めて表明していると認めている。

    しかし、レッドブルの2019年以降のエンジン決定は、ルノーのカスタマーとして継続するウ化、もしくはホンダのワークスチームになるかという決断ほど単純なものではない。

    レッドブル・レーシングは、2014年にF1にV6ターボハイブリッドが導入されて以降、ルノーのF1パワーユニットがメルセデスとフェラーリのパフォーマンスに匹敵していないことに不満を募らせているが、ホンダは2015年にマクラーレンとF1に復帰して以降、ルノーよりもパフォーマンスと信頼性の低さを露呈してきた。

    現在、ホンダはトロロッソと再建の一年を進めており、F1カナダGPでルノーと同様にシーズン最初のパフォーマンスアップグレードの投入を計画している。

    ルノーがレッドブル・レーシングが決定を延期していることに不満を抱いているのは明らかだが、クリスチャン・ホーナーは、ホンダとルノーの進歩を比較するチャンスを得ることが重要だと強調する。

    クリスチャン・ホーナーは、最終的な決定は“かなり明白なものになることを期待している”と語る。

    「全てはデータに依存する。あと1か月くらいはかかるだろう。6月末、もしくは7月初旬だ。そこが我々が常に話してきたワイムフレームだ」とクリスチャン・ホーナーは付け加えた。

    「2週間後のモントリオールでエンジンパフォーマンスを比較することに大きな関心を寄せている」

  • ピエール・ガスリー 「トロロッソ・ホンダのタイヤマネジメントは驚異的」

    ピエール・ガスリー 「トロロッソ・ホンダのタイヤマネジメントは驚異的」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1モナコGPでSTR13がハイパーソフトであれほど長く走れたのは“信じられないくらい”だったと語る。

    ピエール・ガスリーは、F1モナコGP決勝の第1スティントでハイパーソフトで全ドライバーで最多となる37周を走行。しかもそれは予選ですでに使用した6周オールドのタイヤだった。

    「第1スティントでハイパーソフトであれだけ多くのラップを走ったのはかなり驚異的なことだった」とピエール・ガスリーはコメント。

    「プラクティスではデグラデーションが物凄かったので、レース前はタイヤにまったく自信がなかった。だから、序盤はタイヤを本当に労わろうとしていた」

    「全員がピットに入ったときにプッシュし始めたけど、僕たちはスーパーソフトやウルトラソフトに交換したドライバーよりも速かった」

    「僕たちは本当に速かったし、自分たちの持っているペースでポジションを上げることができた。3つポジションを上げた。アロンソを除けば2つかな。モナコではそれをするのが本当に大変なことはわかっている。それについては本当に嬉しく思っている。特に僕にとってF1での初めてのモナコでのレースだったからね」

    第2スティントでピエール・ガスリーはスーパーソフトを選択が、レース終了間際のバーチャルセーフティカー導入後は、後ろのニコ・ヒュルケンベルグの脅威を心配していたと認める。

    「バーチャルセーフティカーの後、スーパーソフトのウォームアップにちょっと時間がかかって温度が下がっていたので少し心配していた。彼はハイパーソフトだったからね」とピエール・ガスリーはコメント。

    「でも、僕たちはモナコにいるわけだし、トラックのちょっと真ん中を走れば彼には何もできないことはわかっていたので、とにかくミスをしないよう集中していた。それで問題なかった」

    ピエール・ガスリーは、GP2でレースをしていた当初はピレリのタイヤを長持ちさせるが得意ではなかったと認める。

    「GP2の2年目にまでにピレリタイヤについて多くのことを学ばなければならなかったし、運転の仕方やレースでのアプローチを少し変更した」とピエール・ガスリーはコメント。

    「今日のような日はそれが成果を挙げたと思う。タイヤにできる限りスムーズに走る必要がある。ブレーキもロックさせないように本当に慎重にならなければならない」

    「コーナーの真ん中ではフロントタイヤを削らないようにステアリングをできるだけスムーズに扱って、スロットルも優しく開けなければならない。それをしながらも、同時に速くなければならない。簡単ではないよ」

  • トロロッソ・ホンダ:F1モナコGP 現場レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1モナコGP 現場レポート

    トロロッソ・ホンダにとって、チーム、ドライバーともに確かな手応えを感じられる結果となった第6戦モナコGP。そんなモナコでの週末をチームスタッフが振り返った。

    伝統のモナコGP――モンテカルロ市街地コースで開催されるモナコGPは、シリーズの中でも独特の雰囲気を漂わせるグランプリだ。

    今年で76回目となる長い歴史、華やかさがあふれる数々のイベント、いくつもの名勝負を生んできた市街地コース、そしてドライバーのだれもがウイナーとなることを夢見る特別な大会である。

    トロロッソ・ホンダは、そんな華やかさに浸ることなく、速さを追求する戦いに挑んだ。シリーズ序盤のマシンの不調も対策が進み、前戦スペインではある程度の成果を確認できた。そして、モナコ独特のコースに対応するべく、シャシー、空力、パワーユニット(パワーユニット)もそれぞれに工夫を凝らし、期待を持って第6戦モナコGPを迎えた。

    「モナコでは低速コーナーが多く、ドライバビリティが大きくタイムに影響します。なので、普段はあまり使わないような低速域でのパワーユニットセッティングが重要です。追い抜きが難しいコースですから予選が非常に重要で、そのため、予選を重視したエネルギーマネジメントを考えています。スペインGP後のテストで、パワーユニットの各コンポーネント間のエネルギーバランスの最適化にトライしましたが、そこで得たものを、いくつかここモナコで使えると考えています」とホンダF1のテクニカルディレクターの田辺豊治は語った。

    ホンダとトロロッソの連携や信頼感も、シーズンが進むごとに深まっている。モナコでは、ホンダからトロロッソにマシンカラーを模したホンダ製のスクーターが贈られ、その贈呈式を走行前日の水曜日に行った。ドライバーのピエール・ガスリー、ブレンドン・ハートレーはそれぞれのゼッケンナンバーをつけたスクーターに乗って大はしゃぎし、場はトロロッソ・ホンダらしい、明るいムードに包まれた。

    モナコGPは走行スケジュールも独特で、通常金曜日に行われるプラクティス1、2は木曜日に行われる。そして金曜日は走行がなく、さまざまなイベントが組み込まれている。迎えた木曜日、トロロッソ・ホンダの2台は好調な走り出しを見せた。トップ10には及ばなかったが、マシンの状態はドライバー、チームともに手応えを感じられるもので、特にハートレーは常にガスリーをリードするタイムをマークし、好調さをアピール。ガスリーも、若干セッティングバランスに苦しんだが、マシンの速さを実感していた。

    「今はまだベストなセッティングを探している最中ですが、マシンに速さがあることは分かっているので、あとコンマ数秒詰めればベスト10に入れると思います」とピエール・ガスリー。走行のない金曜日も、チームは速さを求めて全力で作業を行った。

    その努力の成果は、土曜日のプラクティス3に表れる。ハートレーが7番手、ガスリーが8番手と、これまでで最高の結果を残し、予選での期待が一気に高まった。

    しかし、予選ではガスリー、ハートレーともに残念な結果に終わってしまう。それまでガスリーに勝る速さを見せていたハートレーは、Q1でトラフィックに引っかかりタイムが伸びず、Q2に進むことができなかった。バーレーン以来のQ3進出を果たしたガスリーは、ベストラップを刻んだ最終セクターでわずかにガードレールにヒットしてコンマ数秒を失い、10番手に終わった。

    予選後、チーフエンジニアのジョナサン・エドルズは「新しいタイヤで走った最後のアタックは特にいい走りができていて、ターン15でタイムロスするまではコンマ数秒、縮めていました。6~7番手のポジションを狙うチャンスがあっただけに、残念でした」と悔しがった。

    迎えた決勝レース当日。2人のドライバーは、予選でのミスをばん回するすばらしい仕事をして見せた。ともに初めてのモナコGPながら、レースではそれを感じさせないスピードと安定感のあるドライビングを披露。ハートレーはスタート直後の接触や、レース終盤にブレーキの壊れたマシンに追突されるという不運に見舞われたものの、走行ペースはよく、入賞目前までポジションを上げていた。ガスリーは、見事なタイヤマネージメントで、1セット目のハイパーソフトタイヤをだれよりも長く持たせ、ポジションを作り上げた。その戦略と、それをミスなく遂行し7位入賞を果たしたガスリーには多くの賞賛が寄せられた。

    「FP3や予選でもいいパフォーマンスを見せていましたが、決勝でもその流れを維持し、ポジションアップが難しいここモナコで、予選結果を上回るかたちでレースを終えることができました。この結果はチーム全員の努力と、ガスリー選手のすばらしいドライビングのおかげだと思います。パワーユニットとしては予選、レースともに特殊なモナコのトラックに合わせたセットアップをまとめきり、週末を通してトラブルフリーで乗りきることができてよかったです」とレース後、田辺豊治はコメントしている。

    チームもドライバーも序盤の苦しい時期を乗り越えて、マシンに手応えを感じている。難しいモナコでのレースを好結果で乗りきったことは、マシンの方向性が間違っていないことと、ドライバーがそのポテンシャルを発揮していることを合わせて自信につながり、チームのムードも一段とよくなっている。

    シリーズ中盤に向けて、競争はさらに激しさを増すことだろう。次戦カナダでもマシンのアップデートが行われ、そして真価が問われるヨーロッパでの連戦がまもなく始まる。モナコでのいい流れを引き継ぐこと、そしてマシンのさらなるパフォーマンスアップが、トロロッソ・ホンダに求められている。

  • マーク・ウェバー 「ブレンドン・ハートレーは正念場を迎えている」

    マーク・ウェバー 「ブレンドン・ハートレーは正念場を迎えている」

    元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーがF1キャリアの正念場を迎えていることを認識していると語る。

    今年トロロッソ・ホンダからF1フル参戦を果たしたブレンドン・ハートレーだが、開幕6戦(15位、17位、20位、10位、12位、19位)で1ポイントしか獲得できておらず、そのパフォーマンスとミスの多さにシート喪失の危機が報じられている。

    F1モナコGPではシャルル・ルクレールに追突されてリタイア。オープニングラップではフロントウイングにダメージを負い、ピットレーンのスピード違反によって5秒加算ペナルティを科せられていた。

    ブレンドン・ハートレーの母国ニュージーランドの隣国オーストラリア出身でポルシェでWECをともに戦った元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、ブレンドン・ハートレーはF1シートを維持するための正念場を迎えていることをわかっていると語る。

    「彼はできる限り長くシートをキープし、自分にF1で仕事をしていく能力があることを示したがっている。彼にとって、現時点では自分自身を証明し、その勢いを掴むのは厳しい状況となっている」とマーク・ウェバーはコメント。

    「ドライバーとして、そのギャップを埋めなければならないし、状況をまとめて、自分の周りにチームを得て、結果を出していかなければならない。だが、それができるかを人々は見ているし、彼は顕微鏡でのぞかれていることを知っている」

    FモナコGPを終えたブレンドン・ハートレーは「15番手からのスタートだったけど、いいスタートを切ることができたと思う」とコメント。

    「でも、残念なことに、オープニングラップのターン5でフロントウイングにダメージを負ってしまった。それが原因となり、ダウンフォース不足でタイヤの磨耗が早く、難しい状況になったけど、ウルトラソフトタイヤを最後まで効果的に使うことができた」

    「ポジションアップするために早い段階でピットインをする作戦を取り、レース終盤ではサインツをオーバーテイクしてポジションアップすることに成功したが、ザウバーのマシンに後ろから追突されてしまった。レース終了後にルクレールと話し、彼がブレーキにトラブルを抱えていたことを知った。とても残念な結果だけど、それがモナコなのだと思う」

    「このレースウイークはFP1からとても調子がよかったけど、結果としてうまくまとめることができなかった。自分の走りには満足しているけど、満足いく結果につなげられず残念だ」

    F1モナコGPが最後のレースだとも報じられたブレンドン・ハートレーだが、そのような噂を否定している。

    「それを聞いて驚いたよ。僕には契約がある。本当に驚いたよ」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「F1では常に多くの噂があるし、ドライバーとしてはあまりそのようなものは読まない方が得策だ」

    「自分がチームプレイヤーであることはわかっているし、舞台裏で非常に懸命に作業している。自分にもっと実力があることはわかってる」

    「人々はF1でかなり短い記憶しか持っていないときがあると思う。状況はあっという間に過ぎていくし、1週間で完全に違ったストーリーになっていることもある」

    「多くの批判家がいるけど、ドライバーとして最大の批判家は自分自身だ」

  • バルテリ・ボッタス 「モナコGPではトロロッソ・ホンダの方が速かった」

    バルテリ・ボッタス 「モナコGPではトロロッソ・ホンダの方が速かった」

    バルテリ・ボッタスは、F1モナコGPでのハイパーソフトタイヤでの第1スティントでメルセデスがトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーに匹敵できなかったと認める。

    10番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは、ピレリの最も柔らかいコンパウンドであるハイパーソフトタイヤで全ドライバーで最長となる37周を走行する見事なタイヤマネジメントで7位入賞を果たしている。

    一方、週末を通してハイパーソフトに苦戦を強いられたメルセデスは、ルイス・ハミルトンが12周目、バルテリ・ボッタスが17周目でピットインしている。

    「彼らがハイパーソフトであれほど長いスティントを走れていたのは印象的だった。あのタイヤでは彼らの方が僕たちよりも速かったのは確かだ」とバルテリ・ボッタスはコメント。

    「今週末の僕たちの弱点はハイパーソフトでのロングランのパフォーマンスだったと思う。全体的にクルマはペースが不足していた」

    一方、ピエール・ガスリーは、レースのほぼ半分をハイパーソフトで走るとは予想していなかったと説明する。

    「実際、僕たちは予定していたよりもはるかに長いスティントを走った」とピエール・ガスリーはコメント。

    「僕たちはあれほどタイヤを長持ちさせられるとは思っていなかった。まったく計画していなかったし、レース中に決めたことだった。第1スティントでハイパーソトであれほど多くの周回を走れたのは信じられないことだった」

    「レース前はタイヤにまったく自信がなかった。デグラデーションが物凄かったからね。だから、序盤はタイヤを本当に労わろうとしていた」

    「全員がピットに入ったときにプッシュし始めたけど、僕たちはスーパーソフトやウルトラソフトに交換したドライバーよりも速かった」

    メルセデスは、レースでハイパーソフトの使用を避けるために予選Q2でルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスにウルトラソフトでタイムアタックを敢行させている。しかし、その作戦は成功せず、両ドライバーともウルトラソフトではトップ10タイムを記録することができず、最終的にハイパーソフトでタイムを出した。

    バリテリ・ボッタスは、メルセデスは再びハイパーソフトが割り当てられてるカナダにむけて問題を解決する必要があると認めるが、その一方でポールや勝利を争えなかったのはマシン側に問題があると考えている。

    「予選では素晴らしいタイヤだけど、レースでは大きなデグラデーションやグレイニングを避けて生かし続けるのはとても難しい」とバルテリ・ボッタスはコメント。

    「僕たちは今週末から自分たちにできる全てのことを分析していく。他チームの方がロングランで僕たちよりもうまくハイパーソフトを機能させられていたからね。他のタイヤでQ2を突破できないのであれば、それが僕たちがモントリオールにむけて学ばなければならないことだ」

    「正直、レースでのスーパーソフトはサプライズだった。木曜日には問題はなさそうだったけど、特別なものには見えなかった
    でも、ベストなタイヤだったのは確かだ」

    「とにかく僕たちの問題はハイパーソフトの劣化があまりに速いことだったと思う。今週末の予選でのペースを振り返れば、ポールを争えなかったのはタイヤではなく、クルマによるところが大きかった。このトラックでは速さがなかった」

  • トロロッソ・ホンダ:F1モナコGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1モナコGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1モナコGPの決勝レースで ピエール・ガスリーが見事なタイヤマネージメントとハイペースで7位入賞。ブレンドン・ハートレーは終盤で後続に追突されリタイアで終えた。

    第6戦モナコGPは、レーススタートが近づくにつれ雲が厚くなり、時折りポツポツと雨が落ちる中、現地時間午後3時10分から決勝レースが行われた。スタート時の気温は25℃、降水確率は20%だった。

    トロロッソ・ホンダは、予選10番手のピエール・ガスリーが5列目からスタート。予選16番手のブレンドン・ハートレーは、前車のグリッドダウンペナルティーにより15番手に繰り上がり8列目からのスタートとなった。ガスリーは予選Q2で使用したハイパーソフトタイヤ、ハートレーが新品のハイパーソフトタイヤでスタートした。

    スタート直後の第1コーナーで10番手を守りきったピエール・ガスリーは、前車との差を詰めながら周回を重ねる。ハートレーは、スタート直後に他車と接触しフロントウイングにダメージを追うが、15番手を死守した。

    追い抜きが非常に難しいモナコのコースでポジションを守りながらレースを続けるトロロッソ・ホンダの2台。ハートレーは13周を終えてピットインし、ウルトラソフトタイヤに交換した。ガスリーはすばらしいタイヤマネージメントでピットインを引き延ばし、他車のピットインによってポジションを上げていく。23周目には6番手に浮上し、その後自身のレースベストラップを更新するペースのよさで後続を引き離す。

    37周目、後続との差を10秒以上に広げてピエール・ガスリーはピットイン。スーパーソフトタイヤに交換した。このピットインにより10番手にポジションを落としたガスリーだったが、新しいタイヤで、ハイペースのラップを刻む。上位車のピットインやトラブルにより52周目に7番手にポジションを上げ、レースは終盤戦に入った。レース中盤から11番手を走行していたハートレーは、終盤の72周目にトンネル出口からシケインに入るところで後続車に追突され、マシンにダメージを負ってピットイン。そのままリタイアとなった。

    残り15周となったレース終盤、7番手走行のガスリーに後続車が迫り、激しいバトルとなる。しかし、安定したハイペースでそれを抑えたガスリーは、7番手を守りきり、78周のチェッカーフラッグを受けた。

    トロロッソ・ホンダは第4戦アゼルバイジャン以来の入賞となり、ピエール・ガスリーは第2戦バーレーン以来のポイントを獲得した。

    第7戦カナダGPは、モントリオール郊外のジル・ビルヌーブサーキットで6月8日(金)~10日(日)に行われる。

    ピエール・ガスリー (7位)
    「初めてのモナコでのレースは、僕にとってキャリア2度目のポイント獲得となり、すばらしいレースになりました! 10番手からのスタートで厳しいレースになると予想していましたが、マシンは驚くほど速かったです! 序盤はタイヤに気をつけながら走りましたが、マシンの調子がとてもよかったので、周囲にライバルがいない状況では猛プッシュすることができました。モナコではオーバーテイクが難しいことが分かっていたので、タイヤ交換後に他車より前でピットアウトした後は、背後のヒュルケンベルグ選手を懸命に抑えて走りました。レース終盤はタイヤの磨耗も激しかったので、ミスをしないように集中し、気をつけて走行しました。簡単なレースではありませんでしたが、7位を獲得することができ、素直にとてもうれしいです!」

    ブレンドン・ハートレー (リタイア)
    「15番手からのスタートでしたが、いいスタートを切ることができたと思います。しかし、残念なことに、オープニングラップのターン5でフロントウイングにダメージを負ってしまいました。それが原因となり、ダウンフォース不足でタイヤの磨耗が早く、難しい状況になりましたが、ウルトラソフトタイヤを最後まで効果的に使うことができました。ポジションアップするために早い段階でピットインをする作戦を取り、レース終盤ではサインツ選手をオーバーテイクしてポジションアップすることに成功したのですが、ザウバーのマシンに後ろから追突されてしまいました。レース終了後にルクレール選手と話し、彼がブレーキにトラブルを抱えていたことを知りました。とても残念な結果ですが、それがモナコなのだと思います。このレースウイークはFP1からとても調子がよかったのですが、結果としてうまくまとめることができませんでした。自分の走りには満足していますが、満足いく結果につなげられず残念です」

    フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
    「まず初めに、レッドブルレーシングの優勝、おめでとうございます! リカルド選手は誰よりもすばらしい走りを見せてくれましたし、レッドブルが伝統のモナコで勝利を手にしたことをうれしく思います。我々は木曜日から調子がよく、手応えを感じていたのですが、予選ではすべてを出し切ることができませんでした。しかし、重要なのはレースです。ピエールはレース序盤からうまくタイヤをマネージメントし、7位フィニッシュというすばらしいレースを見せてくれました。彼にとってモナコでのF1初レースにもかかわらず、それを感じさせないタイヤのマネージメント力をみせてくれたおかげで、ハイパーソフトタイヤで長く走ることができました。戦略も成功し、ピットインを遅めにしたおかげで7位にポジションアップできました。ブレンドンはあと少しのところでポイントを獲得できたのですが、残念なことにルクレール選手に背後から追突され、リタイアとなってしまいました。次戦のカナダGPでも今回のようなパフォーマンスが発揮できるよう、チーム一丸となって努めたいと思います」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「昨日のFP3や予選でもいいパフォーマンスを見せていましたが、今日の決勝でもその流れを維持し、ポジションアップが難しいここモナコで予選結果を上回る形でレースを終えることができました。今日の結果はチーム全員の努力と、ガスリー選手の素晴らしいドライビングのおかげだと思います。PUとしては予選、レースともに特殊なモナコのトラックに合わせたセットアップをまとめきり、週末を通してトラブルフリーで乗り切ったことは良かったと感じています」

    関連:F1モナコGP 結果:ダニエル・リカルドが手負いのクルマで辛勝!

  • ホンダF1 「7位はチーム全体の努力とガスリーの素晴らしい走りのおかげ」

    ホンダF1 「7位はチーム全体の努力とガスリーの素晴らしい走りのおかげ」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1モナコGPでのトロロッソ・ホンダのレース展開を振り返った。

    トロロッソ・ホンダは、F1モナコGPの決勝で10番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーが7位入賞して6ポイントを獲得。15番グリッドからスタートしたブレンドン・ハートレーは、レース終盤に追突されてマシンにダメージを負ってリタイアで終えた。

    「昨日のFP3や予選でもいいパフォーマンスを見せていましたが、今日の決勝でもその流れを維持し、ポジションアップが難しいここモナコで予選結果を上回る形でレースを終えることができました」

    「今日の結果はチーム全員の努力と、ガスリー選手の素晴らしいドライビングのおかげだと思います」

    「パワーユニットとしては予選、レースともに特殊なモナコのトラックに合わせたセットアップをまとめきり、今回も週末を通してトラブルフリーで乗り切ったことは良かったと感じています」

    関連:F1モナコGP 結果:ダニエル・リカルドが手負いのクルマで辛勝!

  • ホンダF1 田辺豊治TD、佐藤琢磨とのインディ500制覇を語る

    ホンダF1 田辺豊治TD、佐藤琢磨とのインディ500制覇を語る

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、昨年、佐藤琢磨とともに優勝を成し遂げたインディ500について語った。

    昨年、今回と同じ週末にインディアナポリスとモナコで開催された2つの偉大なレース、インディ500とモナコGPは、これまでにない注目を集めた。

    なぜなら、フェルナンド・アロンソがインディ500でデビューを飾ったことで、F1とインディがさらに結び付けて語られるようになったからだ。

    昨年はHonda Performance Development(HPD)の一員としてインディ500に臨んでいたホンダF1 テクニカルディレクター、田辺豊治は「インディ500はインディカー・シリーズの1戦ですが、他のレースとはまったく違いますし、ただのレースではないのです」とコメント。

    「1993年に私がインディカー・プロジェクトを始めた時には、インディ500の偉大さを感覚としてよく理解できていませんでした。しかし、2014年に再び自身が担当となりインディ500で優勝したときには、その凄さを思い知らされました」

    「例えば、一般のファンの皆さんに2000年のインディカー・シリーズの年間チャンピオンについて聞いても多くの人は答えられないと思うのですが、2000年のインディ500の勝者が誰だったかについてはみんなよく覚えているのです」

    田辺豊治は1年前、HPDのシニア・マネージャーとしてインディ500の会場にいた。米国のHPDは、F1プロジェクトで言うところのミルトン・キーンズ拠点と同じ位置づけだが、彼は昨年までのHPDでも、現在と同じように世界でホンダのプレゼンスを上げるための努力を重ねてきた。そしてそのための最善の方法が、レースに勝つことだった。

    ホンダが過去13年間で11勝を挙げているインディ500は、田辺にとってもホンダにとっても特別なレース。そして昨年の佐藤琢磨の優勝により、インディ500は日本にとっても特別なレースになった。

    「インディカー・シリーズに参戦した日本人ドライバーは今まで何人かいましたが、インディ500で勝った日本人ドライバーは昨年の琢磨選手までいませんでした」と田辺豊治は語る。

    「琢磨選手の勝利は、それまでの他のドライバーの勝利とは違いました。日本でとても大きなインパクトがあったのです。日本におけるモータースポーツの人気向上に繋がったと思います」

    「昨年の勝利の後、日本や米国の知人から、沢山の祝福のメッセージが届いたのには驚きました」

    佐藤琢磨とホンダには深い結びつきがあります。彼は鈴鹿サーキットのレーシング・スクールを卒業すると、その後F1にステップアップしジョーダン、BAR、スーパーアグリなどのチームでキャリアを積んだ。

    田辺豊治は2004年と2005年にジェンソン・バトンのチーフ・エンジニアで、同時期には長谷川祐介がチームメイトの佐藤琢磨のエンジニアだった。田辺豊治と佐藤琢磨はインディカー・シリーズの前に、既にF1で同じチームで仕事をしていた。

    「私たちはF1時代からの旧知の仲です。2013年にHPDに異動になった私は、ロングビーチのレースで琢磨選手と再開し、彼はそのレースで優勝しました」

    「インディ500で琢磨選手が優勝に向けて戦っている姿を、特別な思いで見ていました。また、プラクティス、そしてレース中にも他のマシンのHondaエンジンに不具合が続いていたので、最後の数周は本当にハラハラしながら見ていました」

    昨年のインディ500でに周囲の注目は、彼以外のホンダのドライバーに集まっていた。しかし実際のタイトル争いは、佐藤琢磨とインディ500で3度の優勝を誇るシボレーのカストロネベスとの戦いになった。

    「カストロネベスはインディカー・シリーズのトップ・ドライバーですし、インディ500でもとても強いので脅威でした。しかし、最後の2~3周のところでカストロネベスはオーバーテイクに失敗し琢磨選手との距離が広がったので、彼の勝利を確信しました」

    佐藤琢磨の優勝によって、ホンダは過去14年間での12勝目を手にした。ホンダと繋がりが強い日本人ドライバーが優勝により、その勝利はさらに特別なものになった。

    シーズン中で最も走行距離が短い市街地サーキットのモナコとスーパー・スピードウエイを500マイルに渡って走るインディ500だが、一般に想像されるよりも多くの共通点がある。

    HPDでの仕事について、田辺豊治は「日本とアメリカで、レースエンジンのキーとなるテクノロジーに関して情報の交換をしています。それぞれのパーツはそれぞれの拠点で開発をしているものの、ターボチャージャーやダイレクト・インジェクター、燃焼装置などに関しては、インディカーで使用しているものと、F1や日本のSUPER GTの間で、比較的類似したスペックのものを使用しています」と語る。

    つまり、これまでのさまざまな分野での田辺豊治の経験が、現在のF1プロジェクトでの仕事に繋がっている。インディ500で勝利した経験を、今週のモナコGPや今後のホンダ F1プロジェクトの成功に繋げるためにレースに取り組んでいる。

    「F1に限らず、ホンダがレースに参戦する時には、常に勝利を目指しています。冷静に現状を見つめることも大切ですが、勝利を目指して進化を続けることも大切なのです」

    トロロッソ・ホンダはモナコでのポイント獲得に全力を傾けるが、決勝が終わると田辺豊治も米国でのレースの行方を気に掛けることだろう。

    「インディ500も観戦すると思います。昨年に比べるとホンダのマシンは競争力がないようにも感じますが、インディ500は長いレースなので最後まで何が起きるかわかりません」

    ホンダは今週末二つの偉大なレースを戦う唯一のマニュファクチャラーになる。しかし、モナコとインディアナポリスのレースを続けて観戦するのは田辺豊治ひとりだけではないはずだ。