カテゴリー: ホンダF1

  • ピエール・ガスリー 「旧スペックのPUに戻したことで予選は厳しかった」

    ピエール・ガスリー 「旧スペックのPUに戻したことで予選は厳しかった」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1カナダGPでホンダが導入した新スペックのパワーユニットにトラブルが発生。旧スペックに交換しなければならなかったことで予選は“厳しくなった”と語る。

    ホンダは、F1カナダGPにアップグレードを施した新型エンジンを投入。金曜日のフリー走行で新スペックを走らせたピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーは、以前のバージョンよりも“良くなっている”“速くなっている”と手応えを口にしていた。

    しかし、土曜日の午前中に開催されたフリー走行3回目にピエール・ガスリーのパワーユニットにパワー低下が見られたため、ホンダは予防措置としてパワーユニット全体を旧スペックのものに交換。ピエール・ガスリーは第2戦バーレーンGPから5戦分のマイレージを重ねていたエンジンで予選を戦うことを余儀なくされた。

    結果、ピエール・ガスリーは約0.05秒差でQ1敗退を喫して16番手。予選にむけて大きく不利な立場に陥ったと感じたと語った。

    「P3で新しいアップグレードされたエンジンに問題が発生し、僕たちはモナコで使っていたエンジンに戻さなければならなかった」とピエール・ガスリーは予選後に Sky Sports にコメント。

    「カナダのようなコースではトップスピードが本当に重要だし、それによって予選はかなり厳しいものになった」

    「小さなギャップで逃してしまうのはいつだってフラストレーションを感じるよ」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、ピエール・ガスリーのパワーユニットがFP3の終盤にパワーを失ったと説明した。

    「予防措置としてパワーユニット全体を交換しました」と田辺豊治はコメント。

    「過去に使用済のパワーユニットを搭載したため、ペナルティはありませんが、アップデートがないパワーユニットで予選以降のセッションを走ることになります。問題の原因については現在分析中です」

    新スペックのパワーユニットの利益について質問されたピエール・ガスリーは「ストレートでのスピードでパワーを落とすとエンジンから多くのパワーを得られる」とコメント。

    「ロングストレートのあるカナダのようなトラックでは、ラップタイムのゲインはかなり重要だ」

    新スペックのパワーユニットを搭載したブレンドン・ハートレーは、Q1を8番手タイムで突破し、決勝を12番グリッドからスタートする。

    「アップグレードで走ったブレンドンが良い仕事をしたのはポジティブなことだし、とにかく僕はできる限り早く僕のクルマにアップグレード版エンジンが戻るのが待ち切れない」とピエール・ガスリーはコメント。

    「ポジティブな面に目を向ければ、今後のレースにとっては良いことだ。でも、明日は僕たちのガレージはかなり難しいだろう」

    「でも、僕は常に希望に満ちている。簡単ではないけど、レースができないわけではない。全力を注いで、明日何を得られるかを見てみる必要がある」

    関連:F1カナダGP 予選:セバスチャン・ベッテルが驚速のポールポジション!

  • ブレンドン・ハートレー 「ホンダの新PUはレースで真価を発揮する」

    ブレンドン・ハートレー 「ホンダの新PUはレースで真価を発揮する」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1カナダGPの決勝にむけて、ホンダのアップグレード版F1エンジンによるレースペースに自信を持っていると語る。

    今週末、F1シート喪失の憶測が広まったブレンドン・ハートレーだが、予選Q1を8番手タイムで突破する素晴らしいパフォーマンスを見せ、決勝で自由にタイヤがチョイスできる6列目12番グリッドを獲得した。

    ブレンドン・ハートレーは、予選におけるホンダのアップグレード版F1エンジンのインパクトはそれほど大きくはなかったとしつつも、レースディスタンスにおけるエネルギー貯蔵とデプロイメントでの改善を示唆しており、決勝ではポイントを狙っていると語った。

    「本当に感触は良かったし、エンジンアップグレードによる予選でのパフォーマンスゲインは実際にはとても小さかったけど、レースではより大きなポテンシャルがあると思う」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「中国とアゼルバイジャンを見れば、レースでより大きなパフォーマンスステップがあったし、明日僕たちはそれを実現して、ポイントを見据えて戦えると思う」

    「週末全体の内容には本当に満足している。週末ずっとクルマを快適に感じているし、セットアップのフィーリングを良くするためにチームとうまく作業ができている。Q1はとても良かった。Q2は風がかなり強かったのでトリッキーだったし、誰もが最終コーナーの横風に苦労していたと思う。周回毎にちょっと変化していからね」

    「あと0.1~0.15秒は引き出せたと感じているけど、誰もが最後の2つのコーナーで同じような問題を抱えていた」

    「もっとペースがあったし、11番手は可能だったと思っているけど、フォース・インディアとルノーには手が届かなかったと思うし、12番グリッドを手に入れられたことには満足している。FP3とFP2でも12番手だったし、だいたいそこが僕たちの位置だ」

    これまでブレンドン・ハートレーは、まだF1アゼルバイジャンGPでの10位入賞による1ポイントしか獲得できていない。

    関連:F1カナダGP 予選:セバスチャン・ベッテルが驚速のポールポジション!

  • トロロッソ・ホンダ:F1カナダGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1カナダGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1カナダGPの予選でブレンドン・ハートレーが12番グリッドを獲得。ピエール・ガスリーはパワーユニット交換でアップデート効果を失い16番手にとどまった。

    第7戦カナダGP、2日目の土曜日にFP3と予選が行われた。モントリオールは、気温は20度に満たないものの、朝から晴れ間が広がり好天となった。

    午前11時に始まったFP3では、ピエール・ガスリー、ブレンドン・ハートレーともにハイパーソフトタイヤでの走行を行い、予選に向けたアタックを行った。まずガスリーが1分13秒334の自己ベストをマークし、ハートレーも1分13秒653とタイムアップ。ともにこれまでの自己ベストを更新する。その後2台は同じタイヤで周回を重ねた。

    セッション残り15分を切った段階で、ブレンドン・ハートレーがニュータイヤでコースインし、1分13秒076と大きくタイムを伸ばす。ピエール・ガスリーもニュータイヤで再びアタックを行ったが、終盤にパワーユニットからのパワー供給を失う形でセッションを終えた。ブレンドン・ハートレーは12番手、ピエール・ガスリーは15番手の結果だったが、このセッションは7番手から20番手が1秒強の間にひしめく非常に接近した争いとなった。

    FP3後、チームはピエール・ガスリーのパワーユニット交換を決断し、予選までに急ピッチで作業を行った。交換したパワーユニットはすでに使用したアップデート前の仕様で、ガスリーはペナルティーの対象とはならない。

    午後2時、気温23度、路面温度44度のコンディションで予選が開始された。Q1で、ピエール・ガスリーは1回目のアタックで1分13秒047をマークし、自己ベストを更新。ブレンドン・ハートレーは1分13秒238と伸び悩む。18分間のセッション終盤、2台はニュータイヤで2回目のアタックに挑む。ハートレーは1分12秒587の好タイムをマークしたが、ガスリーは1回目のタイムを上回ることができない。ハートレーは8番手でQ2に進出を果たしましたが、ガスリーは16番手にとどまりQ1で予選を終えた。

    Q2に進んだブレンドン・ハートレーは、1回目のアタックは1分12秒651と、Q1のタイムを上回ることができず全体の12番手にとどまった。セッション終盤にニュータイヤでアタックに挑み、1分12秒635とタイムアップを果たしたものの、ポジションをあげるには至らず、12番手で予選を終えた。

    ブレンドン・ハートレーは6列目12番手から、ピエール・ガスリーは8列目16番手からポイント獲得を目指し決勝レースに挑む。F1カナダGP決勝レースは10日(日)午後2時10分(日本時間11日午前3時10分)にスタートする。

    ブレンドン・ハートレー (12番手)
    「今日の自分の走りと、いいポジションを獲得するためのチームの努力に満足しています。今週末の僕たちの走りからすると12番手は妥当なポジションだと思います。最終ラップでさらに0.1秒ぐらいタイムを上げることはできたかもしれませんが、ポジションを上げることやQ3に進出することは難しかったと思います。バンプやカーブ、コーナー、ウォールなど、さまざまな要素を持ったこのサーキットでの走行を楽しんでいます。モナコでも感触はよかったのですが、Q1の結果が悪くQ2進出を逃しました。そういう意味でも、ここモントリオールでそれよりもいい予選結果を獲得できてうれしいです。明日はいいレースができると思います。アップグレードの結果、パフォーマンスは上がっています。最近は決勝での調整に苦労しているので、その部分を解決してトップ10を狙いたいです。今のところ調子はいいと感じています。このサーキットのレースでは、さまざまなことが起こり得ますので、集中し、ポイント獲得のためにベストを尽くします」

    ピエール・ガスリー (16番手)
    「今日は運がなかったです。FP3までは順調でしたが、FP3でパワーユニットに問題が起こり旧バージョンのパワーユニットに戻しました。このモントリオールのようなコースではストレートでのスピードが重要なので、アップデートしていないパワーユニットを使用することはディスアドバンテージになりました。そのため予選は簡単ではなかったですし、わずかな差でQ2進出を逃したことはフラストレーションが溜まりました。ホンダがモントリオールで導入したアップデートは今のところよく機能しており、その部分はポジティブに感じていますし、できるだけ早くアップデートしたパワーユニットに戻したいと感じています。明日は厳しいレースになると思いますが、どんな挑戦でも行うつもりです。モントリオールではどんなことでも起こり得ます。チャレンジングなサーキットでミスを犯しやすいので、僕にもチャンスがあるかもしれません」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日はハートレー選手がわずかなタイム差でQ3進出を逃したものの、明日は12番手でレースをスタートできることは悪くない結果だと思います。ガスリー選手については、午前のセッション終盤にパワーユニットのパワーを失ったため、予選に向けてパワーユニットの交換を行いました。過去に使用済みのパワーユニットを搭載したため、ペナルティーはありませんが、アップデートがないパワーユニットで予選以降のセッションを走ることになります。問題の原因については現在分析中です。短い時間の中でパワーユニットを交換し、予選に間に合わせてくれたトロロッソとホンダのメカニックたちには感謝しています」

    ジョディー・エギントン (トロロッソ 副テクニカル・ディレクター)
    「有意義だった昨日の走行を終え、今日のセットアップ変更に向けてエンジニアは夜を徹したデータ解析を行いました。それによってマシンのバランスを向上できたと思います。今日の主な目的はアウトラップでのタイヤの準備、ブレーキバランスの調整、差動装置やさまざまなパワーユニット関連のパラメーターなどの基本的なセッティングでした。両ドライバーからフロントタイヤのセッティングに関するフィードバックがありましたが、基本的にマシンのセッティングはよかったです。残念ながらセッションの最後でピエールのパワーユニットに問題を発見し、不要なリスクを避けるために予選では旧バージョンのパワーユニットに戻しました。予選までにパワーユニットを交換するためにホンダとトロロッソのスタッフが素晴らしい仕事をしてくれたので、通常の予選準備への影響は最小限でした。予選ではプッシュラップとクールラップを繰り返す予定でしたが、特にQ1ではトラフィックの影響で十分な周回を走れませんでした。残念ながらブレンドンの最初のアタックはうまくいきませんでしたが、2回目のアタックはトラフィックの影響を受けることなく行えました。ピエールの最初のラップはアンダーステア気味でしたが2回目のラップでは改善し、2人のQ2進出を期待していました。ピエールは最初のアタックの後に車検のために呼び出され、そのタイムロスが2回目のアタックの準備に影響を与えました。プッシュとクールを繰り返すプランはタイトな時間の中で行うこととなり、彼はタイムアタックを1周しか行えず、十分な結果を残すことができませんでした。タイヤの力を十分に引き出すこともできず、Q2に進出することはできませんでしたし、マシンの力を出し切ることができずに残念でした。一方で、ブレンドンが2度のアタックを順調に行い12番手を獲得できたのはよかったです。2台ともうまくいく可能性があっただけに、複雑な心境です。しかし、すでに明日の決勝に目は向いています。決勝で2人のドライバーがいい走りができるように、可能な準備はすべて行います」

    関連:F1カナダGP 予選:セバスチャン・ベッテルが驚速のポールポジション!

  • ホンダF1:ピエール・ガスリーの新スペックPUにトラブル発生

    ホンダF1:ピエール・ガスリーの新スペックPUにトラブル発生

    ホンダF1は、6月9日(土)に行われたカナダGPのフリー走行3回目にピエール・ガスリーのパワーユニットに不具合が見つかったため、予選にむけてパワーユニット全体を以前のバージョンに戻したことを明らかにした。

    フリー走行3回目ではブレンドン・ハートレーが24周を走行して12番手タイム(1分13秒076)を記録したのに対し、ピエール・ガスリーは終盤にタイムを更新できず、19周の走行で15番手タイム(1分13秒334)で終えていた。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、ピエール・ガスリーが搭載していた新スペックのパワーユニットにパワー低下が見られたため、予防措置として予選にむけてパワーユニット全体の以前のバージョンに交換しいたことを明らかにした。

    「午前中のフリープラクティス終盤にピエールのエンジンがパワー低下を示しました。予防措置として我々はユニット全体を交換する決断をしました」と田辺豊治はコメント。

    「ピエールのこのパワーユニットは以前に使用していたものなので、この変更によってペナルティが発生することはありません」

    「これから問題の原因を特定するためにすべてを詳しく調査していきます」

    F1カナダGPの予選では、新スペックのブレンドン・ハートレーがQ2に進出して12番グリッドを獲得したのに対し、旧スペックのピエール・ガスリーはQ1で敗退して16番手だった。

    ブレンドン・ハートレーのQ1でのタイムは1分12秒587、ピエール・ガスリーのタイムは1分13秒047でその差は0.460秒。ピエール・ガスリーはQ1で最後のアタックができておらず、ドライバーの力量もあるが、10馬力あたりのタイム差を0.15秒差と想定して単純計算するとホンダは新スペックのパワーユニットで約30馬力アップを果たしていることになる。

    関連:F1カナダGP 予選:セバスチャン・ベッテルが驚速のポールポジション!

  • レッドブル・レーシング、ホンダとのF1エンジン契約に近づく?

    レッドブル・レーシング、ホンダとのF1エンジン契約に近づく?

    レッドブル・レーシングは、2019年のF1エンジンサプライヤーの問題について最終的な決断に近づいている。

    今シーズン末でルノーとのエンジン契約が期限を迎えるレッドブル・レーシングは、2019年以降もルノーのカスタマーとして継続するか、もしくはホンダとワークス契約を結ぶかを検討している。

    レッドブルとホンダはF1アゼルバイジャンGPでF1エンジン契約について本格的な交渉を開始。以降、スペインとモナコでもホンダのモータースポーツ部長の山本雅史とレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコとの間で交渉は継続されている。

    今週末のF1カナダGPでは、ホンダとルノーの両方がアップグレード版パワーユニットを投入している。

    レッドブル・レーシングのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「意思決定のフェーズは重要なポイントに到達している」とモントリオールでコメント。

    「今週末に集めているデータが鍵を握る。オーストリアまでに決断を下したい」

    ルノーを搭載するレッドブルは、姉妹チームのトロロッソがホンダのF1パワーユニットを搭載しているため、2つのエンジンメーカーノデータを密接に比較することができる。

    「我々は最高のチャンスを与えてくれるエンジンを望んでいる」とクリスチャン・ホーナーは付け加えた。

    マクラーレン・ホンダの失敗の後、レッドブル・レーシングにとってはルノーが明らかな選択肢にように思えるかもしれない。

    しかし、トロロッソ・ホンダのドライバーを務めるピエール・ガスリーは「ホンダはルノにそこまで劣っているわけではない。でも、今週末、彼らとのギャップをさらに縮められることを期待している」とコメント。

    「ホンダの決意には感銘を受けている。彼らはF1で最高のエンジンを造るために必要なすべてを有していることを本気で示したいと思っている。彼らが何かを望んでいるとき、彼らはそれを達成するために持っているすべてを尽くす」

    「以前にスーパーフォーミュラに参戦したときにも言ったけど、彼らはこれまで一緒に働いたなかで最も献身的な人々だ」

    ピエール・ガスリーは、ホンダとルノーのパフォーマンスが拮抗していることが、レッドブルの来シーズンのエンジン決定を困難にしていると考えている。

    「彼らが出来る限り決定を延期しているのはそれが理由だと思う。ホンダとルノーはお互いに本当に拮抗しているからね」とピエール・ガスリーはコメント。

    「新しいメーカーと一緒になることは、かなり多くの新しい仕事や新しい関係を意味するし、来年のマシンの設計という点でかなり大きな変化をもたらす」

    「少なくともルノーに関しては彼らが何を持っているかをわかっている。難しい決定だと思う」

    しかし、ホンダとルノーのどちらを選ぶにせよ、レッドブル・レーシングは2021年にF1でポルシェと契約を結べる余地を残すために2年契約を求めていると噂されている。

    関連:ルノー 「レッドブルはホンダに変更すれば今後2年のタイトルを棒に振る」

  • トロロッソ・ホンダ 「ホンダのF1エンジンは非常にポジティブなステップ」

    トロロッソ・ホンダ 「ホンダのF1エンジンは非常にポジティブなステップ」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーは、F1カナダGPで導入されたアップグレード版のホンダのF1エンジンのパフォーマンスをモナコと比較して測定するのは困難ではあるものの、“非常にポジティブなステップ”だと口を揃える。

    2019年のエンジンサプライヤーを検討しているレッドブル・レーシングは、ルノーと比較してホンダの最新仕様のF1パワーユニットがどれくらいの進歩を果たしたを精査している。

    ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーは、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットのコース特性によってコックピットから以前のレースと比較して進歩を判断するのは難しいものの、F1カナダGPの初日のプラクティスの初期の印象とエンジニアからのフィードバックに基づいて、トロロッソ・ホンダは新しいパワーユニットに満足していると語る。

    エンジンマップの問題によって1回目のプラクティスの中断を余儀なくされたピエール・ガスリーは「ストレートの短いフルダウンフォースのモナコからローダウンフォースのカナダに来ているので、実際に比較するのは難しい」とコメント。

    「だから、僕たちはデータに関して明確な比較はしていない。でも、エンジニアは、良くなっている、速くなっていると言っている。それが最も重要なことだ」

    ブレンドン・ハートレーは、エンジンはまだ微調整が必要だが、ドライバビリティは良い兆候だったと語る。

    「僕が理解していることでは、全員が初日にまったく問題が発生しなかったエンジンに本当に満足している」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「信頼性の問題はなかった。ドライバビリティは素晴らしい。まだ少しチューニングする部分はあるし、最大限を引き出そうとしているところだけど、あらゆる点でとてもポジティブだった」

    「全員が内容に満足している。でも、もっと多くのポテンシャルはあるし、クルマの中から劇的な違いを感じることができたと言えば嘘になるだろう。でも、とてもポジティブなステップだ」

    ブレンドン・ハートレーは、ホンダのF1パワーユニットがパワーセンシティブなジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでいかに重要な役割を果たしているかを認識していると語る。

    「とても長いストレートのある馬力が大きな役割を果たすトラックだし、デプロイメントも重要だ。僕たちは良いステップを確認できている」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「これからエンジンだけでなく、タイヤ、空力、メカニカルなどクルマから最大限を引き出せるようにすべてをまとめなければならない」

    「だから、全員が各自のエリアで懸命に作業している。でも、かなりポジティブな一日だったと思う」

  • トロロッソ・ホンダ:F1カナダGP 金曜フリー走行 レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1カナダGP 金曜フリー走行 レポート

    トロロッソ・ホンダは、新PUを投入したハイスピードサーキットのF1カナダGP初日のフリー走行において、FP1でピエール・ガスリーが10番手、FP2でブレンドン・ハートレーが12番手となり、順調にプログラムを消化した。

    2018年シーズン第7戦カナダGPは、モントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで開催される。その初日となる金曜日にFP1、FP2が行われた。今回、ホンダはアップデートを行ったパワーユニットを投入し、パワーユニットにとって負荷の大きい高速コースに挑む。

    午前10時、快晴で迎えたFP1ではマシン、ドライバーともに初めての走行であることから、ウルトラソフトタイヤ、スーパーソフトタイヤで多くの周回を消化することを目標に進めた。ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーがともに順調に周回を重ね、予定されていたプログラムを消化。セッション終盤にはガスリーがベストラップを刻み10番手、ハートレーは16番手のタイムで終えている。

    強い日差しの中、気温21℃で迎えたFP2は午後2時にスタート。ブレンドン・ハートレー、ピエール・ガスリーともにショートランでのアタックとロングランを行い、順調に周回しセッティングを進めた。ベストラップはハートレーが1分13秒889で12番手。ガスリーはベストラップのセクター3でわずかにミスし、1分14秒486で18番手に終わった。

    パワーユニットとしては、新たなスペックの投入により各部の機能確認や作動チェックから始めた。また通常通りのエネルギーマネジメントの調整と、コース特性に合わせたドライバビリティの調整を行い、トラブルなく初日を終えている。

    F1カナダGPは9日(土)、午前11時(日本時間10日午前0時)よりFP3、午後2時(日本時間10日午前3時)より予選が行われる。

    ピエール・ガスリー (10番手/18番手)
    「ここモントリオールで初めてのサーキットを走ることができ、色々な発見があったことはよかったですし、週末をポジティブなかたちでスタートすることができました。 非常にエキサイティングかつ難しいサーキットだったので、最初の数周は本当に楽しむことができました。FP1ではマシンの感触もよく、10番手で終えることができ、好調なスタートになりました。気温が上がったFP2でも変わらずマシンはよく機能していましたが、ショートランの最中に小さな問題があったので、本当のペースはまだ発揮できていません。ブレンドンのタイムで分かるように、僕たちにはトップ10を争える速さがあると思います。今夜はまだ少しやるべきことがありますが、マシンの感触はいいので、あとは明日に向けて正しいセッティングを見つけるだけです」

    ブレンドン・ハートレー (16番手/12番手)
    「モントリオールでの初日は順調だったと思います。非常に難しいトラックですが、特にFP1では路面がかなり汚れていたので、なおさら難しかったです。いくらかチャレンジもありましたが、ここで初めて走ることができ、楽しかったです。シケインでは曲がり切れなかった箇所もありましたが、ウォールに激突するのは避けられましたし、FP1ではマシンに小さな問題がありましたが、それらは全てFP2で改善することができました。エアロパーツのテストも行い、よく機能しているのを確認できました。ここではトラクションが非常に重要なのですが、いいセッティングをいくつか見つけられたのでよかったです。各コーナーの出口は全て重要で、中には複雑なレイアウトになっている箇所もあります。まだやるべきことはありますが、中団グループでのバトルにはうまく溶け込めていると思います」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日はアップデートを行ったPUを2台のマシンに投入しました。忙しい一日ではありましたが、それぞれのPUともに問題なく機能しており、グランプリ週末をいいかたちでスタートできました。マシンのセッティングを煮詰めると言う点では通常の金曜日と変わりませんが、午前、午後のセッションともにトラブルフリーで全てのプログラムを消化できたことはよかったと思います」

    ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフエンジニア)
    「全体的に言って、カナダでの初日は生産性の高い一日となりました。ピエールもブレンドンもここで走るのは初めてだったので、前戦モナコと同じく、できるだけコンスタントに多くの周回数をこなすことを目標にしました。もちろん、アップデートを施した新しいパワーユニットも投入していたこともあり、マッピングの調整などを行いましたが、事前の想定通りに作動していたと思います。大きな問題もなく、ドライバビリティも良好でした。FP1では、メカニカル面とエアロ面でのテストを行いつつ、このトラックでの正しいセッティングを探りました。FP1では想定どおりのマシンの挙動を確認できたので、FP2では特にピエールのマシンに更なる変更を加えました。FP2では、特にブレンドンが順位からもわかるようにいい走りを見せていました。ピエールのマシンに関しては少し変更を加え過ぎてしまったかもしれません。彼はマシンが100%快適だとは感じなかったようで、FP1より順位が落ちてしまったのはそのせいです。今日学んだことを合わせ、セッティングを最適化すればその問題は解決できるでしょう。ハイパーソフトタイヤは走行中、ささくれや劣化が見られ、多くのチームがその問題にぶつかっていたと思います。我々のマシンに関して言えば、タイヤはしっかりとコントロールされていました。今夜は、明日の予選、またレースに向けて最適なセッティングを見つけるべく、多くの仕事をこなさなければなりません」

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  • ルノー 「レッドブルはホンダに変更すれば今後2年のタイトルを棒に振る」

    ルノー 「レッドブルはホンダに変更すれば今後2年のタイトルを棒に振る」

    ルノーF1は、レッドブル・レーシングに対し、ホンダにF1エンジンを変更すれば今後2年間でF1ワールドチャンピオンに勝つチャンスを捨てる危険性があると警告した。

    現在、レッドブル・レーシングは、2019年にルノーと新たに2年契約を更新するか、もしくはホンダとワークスパートナーシップを組むかを検討しており、7月1日のF1オーストリアGPまでに決定するとしている。

    ホンダは、冬の間にF1パワーユニットのパフォーマンスで良い進歩を遂げ、今週末のF1カナダGPで今季最初のパフォーマンスアップグレードを投入したが、同じくアップグレードを投入したルノーのF1パワーユニットを搭載するレッドブル・レーシングは、パワーセンシティブなジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでマックス・フェルスタッペンが初日の両方のセッションでトップタイムを記録した。

    ルノーF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、レッドブル・レーシングはエンジン状況について慎重に考えるべきだと訴え、ルノーならばレッドブル・レーシングが再びタイトルを獲得することを助けられると主張した。

    「彼らが何を得ようとしているかは理解している」とシリル・アビテブールは Sky にコメント。

    「彼らは技術面と商業面に目を向けている。ルノーのカスタマーのままでいることと、ホンダのワークスチームになることは明らかに異なる。非常に異なることであり、私もそこは認識している」

    「だが、率直に言って、私が懸念しているのは、彼らには我々と一緒に再びワールドチャンピオンになるチャンスがあるというとこだ。ホンダのことは言えないがね」

    「彼らが今持っているもの、進行中のもの、そして、彼らのクルマは明らかに素晴らしいし、最高のクルマかもしれない。彼らには今後2年間で再びワールドチャンピオンになるチャンスがある」

    ルノーは、V6ターボハイブリッド時代に投入して以降、決別の危機を含めてレッドブル・レーシングと厳しい時代を過ごしてきたが、シリル・アビテブールは、パートナーシップの継続は両者にとって最良の選択だと考えている。

    「彼らにとっても我々にとっても難しい決断だ」とシリル・アビテブールはコメント。

    「だが、それは私の感情的な面かもしれない。12年間、クリスチャン・ホーナー、ヘルムート・マルコと一緒に頭を抱えながら仕事をしてきたし、私はそれを失いたくはない」

    「だが、率直に言って、ルノーチームの構造において、レッドブルのベンチマーク能力を得ることはまだ興味深いことだと思う」

    「我々は彼らがやっていることに基づいてどこに取り組む必要があるかを把握している」

    「彼らはきとんとしたコンディションでルノーのエンジンがレースに勝てることを示したし、それは我々がやっていること、進めていること、進歩が必要な部分に関して良い兆候だ」

  • ホンダF1 「アップグレード版パワーユニットはすべてが順調に機能」

    ホンダF1 「アップグレード版パワーユニットはすべてが順調に機能」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1カナダGP初日のトロロッソ・ホンダの作業、そして、今回のグランプリに投入した新スペックのパワーユニットについて語った。

    ホンダは、今週末のF1カナダGPでICE(内燃エンジン)のパフォーマンス面での向上を図ったアップグレード版のF1パワーユニットを2台のマシンに投入。

    ブレンドン・ハートレーはFP1で16番手タイム、FP2で12番手タイムを記録。ピエール・ガスリーはFP1で10番手タイム、FP2で18番手タイムを記録した。

    「両方のクルマに主にICEに関連した変更を施したアップグレード版のパワーユニットを走らせています。これまでのところ、すべてが順調に機能していますし、それは残りの週末にむけて励みになっています」と田辺豊治はコメント。

    「それ以外では、このサーキットでのパワーユニットの最適なセッティングを見つける通常の金曜日のプログラムに取り組みました」

    「2回のセッションともにトラブルフリーでしたし、予定シテイタプログラムの全てを消化することができました」

    関連:
    ・F1カナダGP フリー走行2回目:マックス・フェルスタッペンが最速タイム
    ・F1カナダGP フリー走行1回目:マックス・フェルスタッペンが最速タイム

  • ピエール・ガスリー 「ホンダF1の新スペックPUはルノーに匹敵できる」

    ピエール・ガスリー 「ホンダF1の新スペックPUはルノーに匹敵できる」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1カナダGPで導入されるアップグレード版のホンダのF1エンジンはパフォーマンス面でルノーに匹敵できると考えている。

    ホンダはマクラーレンとの厳しい3年間を終え、今年からトロロッソと新たなパートナーシップを開始。今季型のエンジンは優れた信頼性を発揮しており、今後はパフォーマンス向上を目指していくことになる。

    ホンダは、F1カナダGPで主にICE(エンジン)のパフォーマンス面での向上を図った新しいパワーユニットを2台のマシンに投入する。

    ホンダとトロロッソは今週末のアップグレードに過度に期待をかけないようにしているが、ピエール・ガスリーはホンダのパフォーマンスがルノーに匹敵することを期待していると語る。

    「献身性という点で言えば、ホンダがやっていることは本当に印象的だ」とピエール・ガスリーはコメント。

    「彼らはいい加減な気持ちでここにいるわけではない。彼らはマクラーレンとの厳しい年月を経て、F1に留まっているんだからね」

    「彼らはF1で最高のエンジンを実現するためのマテリアルと経験を有していることを本気で示したいと思っている。彼らが何かを望んでいるとき、彼らはそれを達成するために持っているすべてを尽くす」

    「以前にスーパーフォーミュラに参戦したときにも言ったけど、彼らはこれまで一緒に働いたなかで最も献身的な人々だ」

    ピエール・ガスリーは、F1カナダGPの金曜フリー走行でアップグレード版パワーユニットのパフォーマンスを確認することに“興奮”していると認めるが、その一方で過去にレッドブルのリザーブドライバーを務めいた際にルノーのエンジンアップグレードが失敗したことを間近で経験しているため、少し慎重になっているとも語る。

    厳しいミッドフィールドのバトルにおいてホンダのF1パワーユニットのパフォーマンス向上はどれくらい重要かと質問されたピエール・ガスリーは「大きいステップを果たせれば、僕たちはランキングで前進するはずだ」とコメント。

    「僕たちがそれを証明できることを本気で願っている。でも、過去3年間にレッドブルのリザーブドライバーとして見てきたなかで、エンジンに何かを期待してもトラックであまりそれが証明されないことがあることも経験してい」

    「なので、あまり興奮しすぎたくはない。ちょっと慎重になっているのはそれが理由だ」

    「データで純粋な数値を確認したいし、その後、明確な答えが得られるだろう」

    「今までのホンダは、ルノーに比べてやや遅れていたけど、今週末で匹敵できることを期待しているし、少なくとも彼らと同程度になれることを願っている」

    ピエール・ガスリーは、ホンダとルノーのパフォーマンスが拮抗していることが、レッドブルの来シーズンのエンジン決定を困難にしていると考えている。

    「彼らが出来る限り決定を延期しているのはそれが理由だと思う。ホンダとルノーはお互いに本当に拮抗しているからね」とピエール・ガスリーはコメント。

    「新しいメーカーと一緒になることは、かなり多くの新しい仕事や新しい関係を意味するし、来年のマシンの設計という点でかなり大きな変化をもたらす」

    「少なくともルノーに関しては彼らが何を持っているかをわかっている。難しい決定だと思うよ」

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