カテゴリー: ホンダF1

  • レッドブルF1 「タイトル争いで重要なのはウイングではなくタイヤ」

    レッドブルF1 「タイトル争いで重要なのはウイングではなくタイヤ」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、メルセデスF1とのタイトル争いでは、論争となっているウイングでなく、タイヤの方が重要だと考えている。

    F1チームが技術規則の限界を押し広げているとの提案のなかで、フロントウイングとリアウイングを巡る“フレキシブル”論争がF1でホットな話題となっている。レッドブル・ホンダのリアウイング、メルセデスのフロントウイングは、そのしなり具合が注目を集めており、それによって空力的なアドバンテージを得ていると考えられている。

    FIA(国際自動車連盟)は6月15日からリアウイングの剛性テストを強化することを決定。レッドブル・ホンダは、マシンに変更が必要であることを認めている。

    新しいテストはF1フランスGPから有効となるが、次戦F1アゼルバイジャンGPでは適用されず、ルイス・ハミルトンはロングストレートを備えたバクーで0.6秒の価値があると語るリアウィングをレッドブル・ホンダはまだ使用できる.

    しかし、マックス・フェルスタッペンのF1モナコGPでの勝利の後、レッドブル・ホンダが両方のチャンピオンシップでメルセデスをタイトル争いが激化するなか、ヘルムート・マルコは、タイヤの使用を最大化することによる大きな影響に比べれば、ウィングは単なる側面の問題に過ぎないと考えている.

    「リアウイングのアドバンテージはタイトル争いで決定的なものにはならないだろう」とヘルムート・マルコは motorsport-total.comに語った。
    「タイヤ、そして、それらを正しいウィンドウに収めるが決定的となるだろう。ストレートでは、ウイングを異なる方法で調整することでより高いトップスピードを得ることができる」

    また、ヘルムート・マルコは、F1アゼルバイジャンGPでメルセデスがリアウイングについて抗議してきたとしても、レッドブル・ホンダとして心配する必要はないと繰り返す。

    「我々のマシンは、他の多くのマシンと同様に、FIAによってテストされ、規制に準拠している」とヘルムート・マルコは語った。

    「2012年や2013年にはフロントウイングを2~3回改良する必要があった」

    「フランスGPではルールが強化されるが、それまでは合法的なマシンで走っている。その後、リアウイングに強化アタッチメントを適用する必要がある」

    「メルセデスが我々のウイングに集中したいのであれば、それは彼らの権利だ。我々の焦点は、我々自身のチームとワールドタイトルだ」

    「我々はマシンに集中しているし、タイトルを獲得したいと思っている。メルセデスという非常に強力な競争相手がいることを知っており、現在、フェラーリもそれに加わっている。モナコが1回限りの異常値だったとは思わないが、タイヤは遅いサーキットや遅いコーナーのある他のトラックで役割を果たすだろう」

  • ホンダF1 特集:マクラーレン時代の苦境と上昇気流の中での撤退

    ホンダF1 特集:マクラーレン時代の苦境と上昇気流の中での撤退

    ホンダF1のイギリスでの拠点であるHRD-UKで開発に携わっている津吉氏が、ラストイヤーとなる現行のF1プロジェクトについて話をしていきます。

    2016年の2月からF1プロジェクトに参加した津吉氏。その頃はHondaがF1に復帰して2年目、マクラーレンとのパートナーシップを組んでいた時代。当時は数多くのパワーユニット(PU)の信頼性問題に悩まされていた。

    津吉氏が配属されたのはMGU-H(排気熱回生システム)という信頼性問題のど真ん中にあったコンポーネントの開発領域だった。量産車部門から異動した直後から、当時のホンダ F1の課題の中心に飛び込んだ形となる。

    「MGU-K(運動エネルギー回生システム)と合わせ、電気領域にあたるMGU-Hは、タービンとコンプレッサーに挟まれる形で、1分間に10万回以上も回転しています。電気領域ということもそうですが、そんな高速回転体に今まで携わったことがなかったので、ここでもまた未経験領域に足を踏み入れたことになります。私のキャリアはそんなことばかりですね(笑)」と津吉氏は語る。

    プロジェクトは苦境に立たされ、厳しい日々が
    特に、2017年はMGU-Hの信頼性問題多発によりレース結果が振るわない中、パートナーであるマクラーレンとの関係性にも緊張感が漂う状況で、ホンダのF1での苦戦は、しばしば日本ではモータースポーツニュースの枠を超えて報道されるようになっていました。

    私は常に、自分の仕事に対して後ろ向きに取り組むことはしませんし、仕事が嫌だと思ったことは一度もありません。ただ、会社にとって非常に大きなプロジェクトが抱える問題の中心に自分がいて、プロジェクトも岐路に立たされていました。「これを解決しない限りはプロジェクトそのものが先に進めない、スタックしかねない」というプレッシャーの下で仕事をすることが辛くなかったというのは、嘘になります。先が見えない中で、本当に厳しい日々だったというのが正直なところです。

    私たちが当時抱えていた問題は、MGU-Hの中にあるシャフト(軸)を支える”軸受け”の耐久性というものでした。MGU-Hのシャフトは、上に書いたように1分間あたり10万回転超という超高速で駆動しているのですが、それが走行中に、エンジンなどから来る振動により壊れてしまうトラブルが頻繁に起こっていました。通常の量産車エンジンなどでは、このように長いシャフトが10万回転以上のスピードで駆動するといった箇所が存在しないため、当時のホンダ F1にいたトップエンジニアたちの知見を持ち寄っても、なかなか解決できない難題であり、具体的な解決方法を見つけることに苦戦していました。

    救ってくれたのはホンダの仲間。航空機エンジンの知見を活用
    いまでは割と知られている話ですが、その難題をブレイクスルーするのに使われたのがホンダJetのエンジン開発チームの知見です。問題解決の端緒となったのは、ホンダ F1プロジェクトの母体である本田技術研究所に相談を持ち掛けたところからになります。二輪・四輪・汎用製品・ロボティクス・航空機など、数多の開発チームが多様な領域に取り組む研究所内で、MGU-Hのシャフトと同じように超高速回転する部品・技術があるかを確認したところ、上がってきたのがホンダJetの航空機エンジンに使われている部品でした。

    航空機エンジンは自動車のエンジンとは異なる構造・フィロソフィーの下で作られているのですが、その知見を持つ彼らと一緒にF1のPUが求める要件を細かく話しながら、改良型のMGU-Hの仕様を決めていきました。同じ会社にいながら異なる領域・経験を持つ人たちと仕事をすることはとても刺激にあふれた経験でしたし、我々が課題としている領域に対し、豊富な知見を有する彼らはとても心強い存在でした。ホンダに限らず、エンジニアは自分の仕事に誇りを感じる生き物です。もちろん、当時の私たちも自分たちがそこまで積み上げてきたものに対するプライドはありました。しかし、そんなことよりも「抱えている大きな問題をできるだけ早く解決することが最優先だ」という認識を全員が持っていました。

    結果的には、ホンダJetチームの知見が大きな助けとなり、信頼性の問題を根本から解決することができました。彼らは解決に向けた具体的なプロセスと技術を持っており、一緒に仕事をすることで私自身もエンジニアとしての知見をさらに広めることができた案件でした。そして、ホンダという会社が持つ知的資源・人的資源の豊富さや、底力のようなものを実感しました。この会社が本気になれば、こんなにすごいことができるんだと感じた瞬間でもあります。

    上昇気流の中での撤退。なんとしても頂点に
    その後、2018年にToro Rosso(現在のAlphaTauri)とのパートナーシップを開始、2019年からはRed Bullも加わって2つのチームと一歩ずつ前進してきました。ここまで両チームと表彰台と勝利を挙げていますし、今年はさらに競争力のあるPUを提供することができていると思います。

    今回の撤退については、ここまで上昇気流に乗っていたこともあって、自分としては大きなショックを受けました。私は第三期の撤退も経験していますが、こういったことは何度経験しても慣れるものではありません。元々、ホンダでF1を戦うことが自分の夢でしたし、今の仕事が途中で終わってしまうという残念さもあります。しかしながら、会社の判断を尊重し、自分の中で状況を受け入れて先を見据え、残された1年をしっかりと戦い抜いていこうと思っております。

    また、こちらの欧州出身のメンバーでも、私と同様にホンダが大好きでプロジェクトで携わっている人が多いので、いまは彼らとどうしてもチャンピオンになりたいという想いがあります。

    最終年のPUには、これまでの知見をフル活用
    一方で、この最終年に向けて私たちが投入した新型のPUは、胸を張って「いいエンジンだ」と言える自信があります。コンパクトな上にパワーが出ていますし、開発期間が非常に短い中で、トップ争いができるレベルまでに仕上げてきてくれています。我々HRD-UKもそうなのですが、HRD-Sakuraの仲間たちが本当にいい仕事をしてくれました。

    当初は開発期間の短さから、投入に懸念を示す声もあったと聞いていますし、かなり難しいチャレンジだったはずですが、計画通りに性能と信頼性を向上させた上で、開幕に間に合わせて投入できたことは本当にすごいと思います。信頼性の確認に関する開発方法もここまでで積み上げてきたものがありますので、そういった知見をフルに活かすことができた結果だと思います。

    私はここまで自分たちが成し遂げてきたことに対して誇りを持っていますが、一方で、1位を取らなければ全部一緒だとも感じています。それに、自分たちが勝つことによって、少しでも皆さんと一緒に喜ぶことができたらとも思っています。確実に前進はしていますが、このままで終わってしまってはいけないという想いです。これまでも「必ずチャンピオンを獲る」という想いで仕事をしていましたが、今年はその思いがより一層強いです。

    レースで勝つことで、成し遂げられるものがある
    先日のゴルフの松山英樹選手のマスターズ優勝を見ていてもより一層強く感じたことですが、自分たちの舞台であるF1を通じて、コロナ禍の影響もあって少し元気がない日本に、明るいニュースを届けて、みんなを元気にしたいなと言う想いもあります。ホンダのお客さんやファンの皆さん、ホンダ社員、特にお客さんと日々接している販売店の皆さん、そういった人たちと一緒に喜びを分かち合いたい、みんなに笑ってもらう手助けをできたらとても嬉しいと感じます。そしてやはり、メーカーに勤務しているエンジニアとしては、日本の製造業の技術力、底力といったものを、チャンピオンを獲ることによって世界に証明したいとも思っています。

    今でもよく覚えているのですが、2019年にフェルスタッペン選手がオーストリアでホンダのF1復帰後初勝利を挙げた際に、我々にとって新たに見えてきたものがたくさんありました。自分たちはここからトップを目指して戦いに挑むんだということを強く自覚しましたし、そのためには本当にすべての仕事を完璧に行わなくてはいけないということもよくわかりました。新しい世界が開けた感覚です。

    こういったことはそれまでも言葉として理解はしていたものの、身をもって体験することはまたそれとは大きく異なる意味を持っています。メンバーのモチベーションもさらに高まりましたし、表彰台の真ん中に立つことで見えてくるものの大きさを実感しました。

    これと同じように、私たちが今年チャンピオンを獲ることができたら、そこで新たに見えてくることがたくさんあるはずです。エンジニアとして私や仲間たちのさらなる成長につながるものもあるでしょうし、そうなりたいと強く思っています。

    また、ホンダという会社としても「世界一」になることで、今まで自分たちが持っていたもの、新たに成し遂げたことに対して、これまでしてこなかったようなものの見方をするようになるかもしれません。そして、それがこれから直面する新たなチャレンジに向かって一歩一歩切り開いていく、原動力や自信となることと信じています。

    そのようなことを考えても、このラストイヤーに我々がチャンピオンになることは本当に大事ですし、自分たちは大きな責任を負っていると自負しています。まだまだ先は長いですが、頂点を目指して最後まで全力で戦っていきます。

  • レッドブルF1 「メルセデスは我々のエンジンが必要になるかもしれない」

    レッドブルF1 「メルセデスは我々のエンジンが必要になるかもしれない」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、トト・ヴォルフとメルセデスにF1エンジンを供給しなかったことを後悔させたいと語る。

    レッドブルF1の将来の計画は、ホンダF1が2021年シーズン限りでF1から撤退することを発表したときに混乱に陥った。明らかな選択肢、再びカスタマーチームになることだったが、3つのエンジンメーカーはいずれも供給に熱心ではなく、レッドブルもそれを望まなかった。

    最終的にレッドブルはホンダの知的財産権を引き継ぎ、独自のF1エンジン部門であるレッドブル・パワートレインズを設立することを決断した。

    クリスチャン・ホーナーは、レッドブルF1にとってこの選択がベストな解決策であると信じており、F1エンジンを供給しないことを決断したメルセデスを後悔させたいと考えている。

    「我々には競争力のあるエンジンが必要であり、これがベストなルートだ」とクリスチャン・ホーナーは Autocar.co.uk に語った。

    「メルセデスはエンジンを供給しななかっただろうし、ルノーもエンジンを供給したがらなかったので、我々には多くの選択肢が残されていなかった」

    「我々はそれをどんどん進めているし、トト(ヴォルフ)にその決定を後悔させなければならない。いつか彼は我々からエンジンを必要とするかもしれない!」

    ホンダF1と仕事をする前、レッドブルはルノーからF1エンジンの供給を受けており、そのパートナーシップは4年連続のダブルタイトルという結果を残した。しかし、クリスチャン・ホーナーとシリル・アビテブールはしばしば衝突し、両者の関係は控えめに言っても緊張していた。

    クリスチャン・ホーナーは、ホンダF1とはそのような問題はなかったと語る。ホンダF1はレッドブル・レーシングとアクーデリア・アルファタウリだけと協力していたので、単なるカスタマーチームの枠を超えたパートナーシップだった。

    クリスチャン・ホーナーは、ホンダF1との仕事により、レッドブルは再び他の誰かのカスタマーになるのではなく、自分の道を進むことに熱心になったと語る。

    「過去数年間、ホンダとの素晴らしい関係を楽しんできたが、カスタマーエンジンの世界に戻るという決断を迫られているという状況が優勢だった」とクリスチャン・ホーナーは付け加えた。

    「メーカーとのパートナーシップがどのような感じで、何ができるかを味わったことで疑問が残った。カスタマーとしての立場に立ち戻り、妥協を課していいのだろうか。それとも、この機会を利用して、パワーユニットをミルトンキーンズの敷地内の技術チームと完全に統合し、フェラーリ以外ですべてを1つの屋根の下に置く唯一のチームになった方がいいのではないかとね」

    「それを進めることは非常に大胆な決断だったが、それがレッドブルだ」

  • レッドブルF1代表 「F1エンジン開発の予算上限の導入は現実的」

    レッドブルF1代表 「F1エンジン開発の予算上限の導入は現実的」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1エンジン開発のコストを抑えるためにシャシーだけのバジェットキャップ(予算上限)をエンジンにまで拡大するための協議が進行中であると語った。

    2021年シーズンの時点で、F1チームはシャシーにシーズン毎に最大1億4500万ドルを費やすことが許可されており、それは2022年には1億4000万ドル、2023年までには1億3500万ドルに削減される。

    しかし、現在F1で使用されている非常に高価で複雑なF1パワーユニットに関してはそのような上限は設けられていない。

    それは将来的には変更される可能性があるが、クリスチャン・ホーナーはシャシーキャップをエンジンキャップと一致させるための話し合いが行われていることを明らかにしていた。

    2025年に導入予定の新しいF1エンジンに何を望むかをと質問されたクリスチャン・ホーナーは「絶叫する高回転の5.0リッターV12がいいね」と笑顔で AUTOCAR に語った.

    「だが、我々がそれを手に入れることができるとは思わない。既存のレギュレーションの進化形になるだろう。我々は OEM から、これが必要、あれが必要だという指示を受けていない。我々は、スポーツに適したものを求めている」。

    「我々はそれが良いサウンドのなることを望んでおり、環境的にも効率的にもボックスにチェックを入れる必要があるため、現在のものから派生したものになると思う」

    「もちろん、準備を整えるのに高額のコストのかかる数年を費やすことになるだろうが、その後のパワートレインの予算上限が議論されている。数年以内に導入するのことは非常に現実的だ」

    「研究開発に約 5,000万ユーロ (約67億円)くらいの費用をかけるということを我々は話している。予算が必要だったところから、突然、完全に実行可能なものになる」

  • レッドブルF1代表 「トト・ヴォルフは過去7年間で楽をしすぎた」

    レッドブルF1代表 「トト・ヴォルフは過去7年間で楽をしすぎた」

    2021年のF1世界選手権は、ルイス・ハミルトン対マックス・フェルスタッペンのタイトル争いとは別に、F1で優位性を争うトト・ヴォルフとクリスチャン・ホーナーの激しい言葉の戦争も興味深いサイドストーリーとなっている。

    今年は、近年では初めてメルセデスの牙城が崩れかけており、F1モナコGPを終え、ドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両方でレッドブル・ホンダF1とマックス・フェルスタッペンが首位に立った。

    今年、レッドブルはF1エンジン部門のセットアップ段階で、メルセデスのF1エンジン部門から複数の上級職員を引き抜き。トト・ヴォルフは記者団に対して「15人の従業員と空っぽのワークショップ」はメルセデスにとって脅威にはならないと反撃した。

    New York Times のインタビューに応じたクリスチャン・ホーナーはスタッフの“密猟”疑惑について「トトは過去7年間楽をしすぎた。そろそろ彼が何かをする時が来たのだ」と語った。

    また、次戦F1アゼルバイジャンGPでは、メルセデスF1がレッドブル・ホンダの“曲がるリアウイング”を抗議すると警告。逆にレッドブル・ホンダ陣営は、メルセデスのフロントウイングが必要以上に曲がっていることを抗議すると返している。

    元F1ワールドチャンピオンであるニコ・ロズベルグが「ヴォルフはホーナーをあまり好きではないんだと思う」と Sky Italia に語った。

    「もしメルセデスがレッドブルのフレシキブルなリアウイングに抗議すれば、かなりの綱引きになるだろう。ヴォルフはすでにそうするつもりだと言っているので、バクーでの次のレースでそれ起こる可能性がある」

    「バクーでのグランプリの開始前にこのゲームが始まり、そこから物事が本当に動き始める可能性さえある。この問題は本当にF1全体の心にあるものだ」とニコ・ニコ・ロズベルグは付け加えた。

    ルイス・ハミルトンがバルセロナで勝利した後、トト・ヴォルフは次のように語った。

    「誰が先頭に立つのか、どのように終わるかは分からない。シーズンが終わるまでこのままでいることを願っている」

    「それはスポーツに必要なものであり、我々はその事実を楽しんでいる。巨人の戦いであり、私はまだ土曜日のペースが足りないと感じているが、日曜日は我々の方が速いように見える。シンプリに私はそれが大好きだ」

    クリスチャン・ホーナーにとって、今シーズンは真剣にF1ワールドチャンピオンを獲得する機会となっている。

    「チャンスがあることを知っていると、レースに行く方がはるかに楽しい」とクリスチャン・ホーナーは語る。

    「我々はチームとしてこのポジションに戻るために懸命に働き、そこに到達するために途中でいくつかの大きな決断を下してきた」

    「このチームにはレーシングスピリット、レーシングDNAがある。それがすべてだ。もちろん、参加するだけでなく、チャンスがあることを知ってトラックに行くのは、はるかに楽しい経験だ」

    トト・ヴォルフも、コース外の陰謀を楽しんでおり、それはすべてF1ショーの一部であることを示唆している。

    「我々は戦いが大好きだ。それは、過去7年の後に医師が処方してくれたものだ」とトト・ヴォルフは語る。

    「そして、その関係は常に敬意を表している。クリスチャンがやってきる仕事はとても優れたものであり、彼は世界選手権で優勝した最年少のチーム代表だったと思う。 彼は4年連続でそれを成し遂げた」

    「レッドブルは常に我々の最強のライバルであり、そのため、私たちはわずかな政治的アドバンテージを求めてトラック上で手袋をはめずに戦っているが、私はその人を尊敬している」

  • アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅 「怒りを抑えることが優先事項」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅 「怒りを抑えることが優先事項」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、F1でのルーキーシーズンで自分の怒りを抑えることが主な優先事項のひとつだと認める。

    今シーズン、ルーキーの角田裕毅の熱くしばしば汚い言葉が混じる無線でのメッセージは、良くも悪くもファンとオブザーバーから多くの注目を集めており、反応も様々だ。

    角田裕毅は、マシンに乗ったときに感情をコントロールすること、そして、チームとの無線が今後のレースで改善しなければならない“メイントピック(主題)”であることを認め、自分でもなぜそれほど熱くなるのか分かっていないと語る。

    「自分でさえ、なぜヒートアップしてしまうのか分かっていないんです」と角田裕毅はF1の公式ポッドキャス Beyond The Grid で語った。

    「自分でラップを走るのが本当に好きなのかもしれませんし、当然ながら、自分のプッシュラップを邪魔されたくはありません。かなり良いラップができている場合はなおさらです」

    「ほとんどのドライバーが同じように感じていると思いますが、ただ・・・そうですね、今は自分自身をコントロールすることが僕にとって100%メイントピックだと思っています」

    角田裕毅の情熱を評価している者もいるが、F1スペインGPの予選Q1敗退後にチームメイトのピエール・ガスリーと同じマシンを与えられているとは思えないとの発言は論争を生み、その後、角田裕毅はチームに謝罪する展開となった。

    角田裕毅は、チームに公然と疑問を投げかけるバルセロナの激しいコメントは限界を超えたものだったと認める。

    「バルセロナでは、完全に制御不能でした。そうする必要はありませんでしたが、無線を押していました。理由は分かりませんが、ただ彼らに向かって叫んでいました」と角田裕毅は語った。

    「したがって、これは間違いなく今の僕の弱点です」

    「特にF1にとって、無線通信は最も重要だと思います。無線で大声で叫んでも意味はありません。彼らからのアドバイスが欲しいなら、何が問題化を本当に落ち着いて伝える必要があります」

    「でも、ただ叫んでいるだけでは彼らは何もできないでしょう。だから、今は無線がメイントピックだと思っています」

    角田裕毅は、バルセロナでの言動についてアルファタウリ・ホンダF1のチーム代表フランツ・トストから受けたサポートに感謝していると付け加えた。

    「彼はとても落ち着いていて、いつもドライバーをサポートしてくれていると思います」と角田裕毅は付け加えた。

    「また、例えば、彼はセバスチャン・ベッテルをよく知っています。彼はどうやって成功したドライバーになったのかを直接見ていました。彼は僕にこうしろああしろと強制するのではなく、ただアドバイスを教えようとしてくれます」

    「イモラの後でさえ、彼はただ僕を笑っっていました。悪い意味ではなく、『トラブルは起こる』といった感じでです。もしいは『君はプッシュすぎだと思う』のように言ってくれます。彼は『どうしてあんなことをした?』「あのミスはなんだ!』などとは言いません」

    「バルセロナの後、僕が無線で本当に酷いことを言ったときでさえ、彼は『無線について心配する必要はない。この無線はどうってことないし、運転に集中し、何が問題だったのかをエンジニアと話しなさい』『君はマシンを自分が望むようにする必要があります』と言ってくれました」

    「僕にとって彼は親切です。時には厳しいこともありますが、それは良い意味でです」

  • レッドブルF1幹部、自信喪失の角田裕毅にイタリア引っ越しを命じる

    レッドブルF1幹部、自信喪失の角田裕毅にイタリア引っ越しを命じる

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、不振の角田裕毅にアルファタウリ・ホンダF1の拠点のあるイタリアに引っ越することを命じた。

    開幕戦F1バーレーンGPでは予選Q1を2番手通過、決勝では9位入賞と華々しいデビューを飾った角田裕毅だが、その後の4戦ではフリー走行や予選でのクラッシュ、決勝でのミスが目立ち、ノーポイントが続いている。

    また、無線やインタビューでの言動も悪い印象を与えており、その部分が強調されることも週末のアプローチに影響を与えていると言わざるを得ない。

    現在、角田裕毅は、レッドブルのファクトリーのある英国ミルトンキーンズに住んでいるが、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるフランツ・トストは「裕毅をフランツ・トストの個人的な監督の下でイタリアに引っ越させることを決定した」と Formel1.de に語った。

    「ここで彼は集中力を見つけ、プロスポーツ選手の生活と仕事のスケジュールに慣れることを学ぶ。つまり、多くのトレーニング、カート、データを読むことを学ぶためにファクトリーで技術的な仕事をする」

    角田裕毅の開幕5戦を振り返り、ヘルムート・マルコは、バーレーンでの有望なスタートの後、自信を失っていると考えている。

    「成長は確かにポジティブではなかった。複数の事件の後、彼の自信は打撃を受けた。だからこそ、彼をイギリスからイタリアに連れて行くことにした」とヘルムート・マルコは語った.

    「この引っ越しは彼をよりうまくコントロールできるようにするためだけでなく、彼に強い安心感を植え付けるためでもある」

    「彼のポテンシャルはまだそこにある」

  • マックス・フェルスタッペン 「まだポイントリーダーに固執していない」

    マックス・フェルスタッペン 「まだポイントリーダーに固執していない」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、F1キャリアで初めてポイントリーダーとなったが、トップでいることを気にするのは最終レースが終わったときだと語る。

    開幕4戦ではルイス・ハミルトンが3勝を挙げており、1勝のマックス・フェルスタッペンは14ポイント差を追いかけてF1モナコGPに挑んだ。しかし、ハミルトンが7位に終わったレースでフェルスタッペンは圧勝し、逆転して4ポイントのリードした。

    マックス・フェルスタッペンにとってチャンピオンシップをリードするのは初めてとなるが、タイトルを獲得するまで順位にそれほど熱心ではないと語る。

    「チャンピオンシップでリードするのはいい気分だけど、最終レースの終わりにそこにいる必要がある。重要なのはそれだけだ」とマックス・フェルスタッペンは語った。

    「今の状況は良い感じだし、もちろん、今年のスタートはまともだったことを示しているけど、まだ改善してもっと良くなる必要があるので、プッシュし続けなければならない。このスポーツにおいて、完璧な人、あるいは立ち止まっている人は誰もいない」

    「これまでのところ、僕たちは小さなミスを犯してきましたが、大きなミスはなかった。それが現時点では僕たちがトップに立っている理由だけど、それは非常に迅速に変化する可能性があることを誰もが知っている」

    2021年までマックス・フェルスタッペンはF1モナコGPで表彰台にすら上がったことがなかった。

    週末の早い段階では、再びそのようなことが起こる可能性があるように見えたが、最終的にはすべてが完璧に機能した。マックス・フェルスタッペンは、それは初日のランニング後に行った作業のおかげだと語る。

    「実際には木曜日に苦労したけど、チームは土曜日にマシンがはるかに良くなるように多くの努力をした」とマックス・フェルスタッペンは付け加えた。

    「週末の初めに、僕たちはマシンを正確に把握できていなかったし、すべてが簡単ではなかったけど、全員がデータを非常によく分析し、予選で再びマシンを非常に競争力のあるものにして、戦いに挑めるるようにしてくれた」

    「モナコでは簡単にミスをしてしまうものだし、ラップごとに集中し続ける必要がある。でも、先週の日曜日はレースをリードしてコントロールできて本当に良かった。モナコでの初勝利を捨てるつもりはなかったのは確かだ」

  • レッドブルF1幹部 「メルセデスは自分のフロントウイングに目を向けるべき」

    レッドブルF1幹部 「メルセデスは自分のフロントウイングに目を向けるべき」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1アゼルバイジャンGPでフレキシブルウイングを抗議することを示唆しているメルセデスのF1チーム代表トト・ヴォルフに「自分たちのフロントウイングに目を向けるべき」だと警告する。

    F1スペインGPでルイス・ハミルトンがレッドブル・ホンダが“ベンディウイング(曲がるウイング)”を走らせていると発言して以降、リアウイングの安定性についての議論が巻き起こった。

    その後、FIA(国際自動車連盟)は、F1フランスGPから新しい剛性テストを導入することで、フレキシウィングを取り締まる方向に動いた。

    しかし、メルセデスとマクラーレンは、FIAがテストをもっと早くに導入しなかったことを不満に抱いている。なぜなら、レッドブル、フェラーリ、アルファロメオなどのチームは、来週のF1アゼルバイジャンGPでのルールの抜け穴を利用することができるからだ。

    メルセデスのF1チーム代表トト・ヴォルフは、FIAがバクー週末の前に明確化しなければ、F1は“非常に厄介”な状況に向かうことになると警告し、この件が抗議につながる可能性があることを警告した。

    しかし、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、FIAは新しいテストをいつ施行されるかについて明確にしたと感じており、逆にレッドブルはフロントウィングの柔軟性についてメルセデスに対抗する可能性があると示唆した.

    「これは少し奇妙に思える」とヘルムート・マルコは Formel1.de に述べた。

    「FIAは、テストのルール、特にねじれ耐性のルールを変更することを決定した。これは、ポール・リカール以降に適用される。それは非常に明確な声明であり、規制だ」

    「ヴォルフ氏が遅すぎると考えたとしても、私の意見では、手順を決定するのは依然としてFIAだ。もし、彼がそのような抗議をするなら、彼は自由にそうすることができる」

    「だが、彼はフロントウイングにも目を向けるべきだと思う。ServusTV と Skyで、フロントウィングがどれほど劇的に地面に近づくかが確認できるレコーディングがあるからだ」

    レッドブルF1は、メルセデスのフロントウイングに抗議する可能性があるかと質問されたヘルムート・マルコは「その通りだ」と答えた。

    レッドブルF1が、メルセデス W12のフロント ウィングの柔軟性に言及したのはこれが初めてではない。

    トト・ヴォルフは先週末、メルセデスが自身のフロントウイングをチェックしたところ、「レッドブルとまったく同じように曲がっている」ことを発見したと語り、チームは「フロントウイングでも互いに抗議し合う可能性がある」と語った.

    「だが、リヤウイングが必要以上に曲がっていることは明らかだ。レギュレーション下では、それは不適合として分類された」とトト・ヴォルフは付け加えた。

    ヘルムート・マルコは、より厳しいテストが導入された2012年と2013年にレッドブルは同様の変更をマシンに加えざるを得なくなったが、それらは常に期限に従って行われたと述べた。

    「毎回改良を加える必要があった。期限が設定され、その期間内に改良を加えた。これが正常なプロセスだ」とヘルムート・マルコは語った。

    「現時点では、我々は合法的なマシンで走っている。そしてポール・リカールでは、対応する補強材をリアウイングに配置する」

    ヘルムート・マルコは、フレキシウィングをめぐる議論がレッドブルとメルセデスの戦いで「チャンピオンシップを決定するものではない」ことを認める。レッドブル・ホンダF1は、コンストラクターズランキングのメルセデスにわずか1ポイント差をつけてリードしている。

  • F1:角田裕毅 「汚い言葉はカーリンのメカニックに吹き込まれた」

    F1:角田裕毅 「汚い言葉はカーリンのメカニックに吹き込まれた」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、汚い言葉のボキャブラリーはカーリン時代に身に着いたものだと説明した。

    コース外では好感度の持てるキャラクターの角田裕毅だが、マシンに乗り込むとそれは一変する。激しい気性が顔を出し、『渋滞天国』といった初期のワードは楽しまれていたが、次第にネガティブなイメージがついていった。

    角田裕毅は、英語の汚い言葉のボキャブラリーの多くは、ジュニアカテゴリーでカーリンのメカニックとのやり取りのなかで身についたものだと説明した。

    「汚い言葉が好きなんですよね」と角田裕毅は Beyond the Grid podcast で語った。

    「カーリンのメカニックやエンジニアとは本当に良い関係を築いていて、汚い言葉を使うことがありました。そこから学んだものですし、仕事で汚い言葉を使っていました。楽しみのひとつでもありましたし、そのような仕事の仕方は僕に合っていたと思います」

    「でも、そうですね、ヨーロッパに来て、自分があまりに汚い言葉を使っていることに気づいて、あまり悪い言葉をあまり使わなくなりました」

    日本人も英語のそのような言葉で罵り合うのか、それとも、自分の母国語ではないので汚い言葉を使っているのかと質問された角田裕毅は後者だと語る。

    「日本人はあまり汚い言葉は使いません。ほとんどの日本人はあまり汚い言葉は使わないと思います」と角田裕毅は語った。

    「彼らはとても敬意を払っています。僕は日本人のイメージを台無しにしていまっていると思います!」

    「僕は日本の様式を壊していまっています。そこについては決まりが悪いです。僕と同じ年、同じ世代は、友達同士で汚い言葉を使ったりしますが、年上の人はあまり汚い言葉は使いません 」