カテゴリー: ホンダF1

  • ピエール・ガスリー 「今日は巻き返しを図るような気分だった」

    ピエール・ガスリー 「今日は巻き返しを図るような気分だった」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2021年F1オーストリアGPの金曜フリー走行を7番手タイムで終えた。

    9番手でFP1を9番手タイムで終えたピエール・ガスリーは、FP2でチームメイトの角田裕毅から0.023秒差の7番手でセッションを終了。コンディションの変化への対応を課題に挙げた。

    「今日は巻き返しを図るような気分だった」とピエール・ガスリーはコメント。

    「先週はFP2とレースでほとんど走行できていないので、ロングランに時間をかけるとともに、タイヤについての理解に取り組んだ。ポジティブな要素が多くあったし、相変わらずペースもいい」

    「ただ、僕らはコンディションが変わってくると苦戦する傾向にあるので、今夜エンジニアと一緒に確認して、明日に向けて変更していく」

  • マックス・フェルスタッペン 「メルセデスが少し向上してきている」

    マックス・フェルスタッペン 「メルセデスが少し向上してきている」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、2021年F1オーストリアGPの金曜フリー走行を3番手で終えた。

    FP1でマックス・フェルスタッペンは、2番手に0.266秒差をつけてトップタイムをマーク。FP2では。ベストタイムのラップタイムでは小さなミスもあり、トップから0.217秒差の3番手だった。

    「FP2では完璧なアタックができないままだったけど、それでもマシンの感触はよかったし、大きな問題はない」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「メルセデスはソフトタイヤでかなり速いと思うけど、僕らはミディアムでの走りやロングランといったレースで重要になる部分は好調なので、ソフトでもう少しペースを上げられるようにしなければならない」

    なお、この日はピレリタイヤのテストも実施され、各チームに4セット、1ドライバーあたり2セットのテストタイヤが配られた。このタイヤは、リアの構造が新しくなったもので、初日の2セッションで使用し、その評価を行った。

    「今日はピレリのプロトタイプタイヤもテストしたけど、問題ないように思う。少し路面が滑りやすくなったけど、ドライブする分には問題なく、ロングランもいいペースで走行できた」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「メルセデスが少し向上してきているので、今週末も僅差の戦いになると思うけど、予選を見ていきたいと思うし、重要なのはレースでの柔らかいタイヤコンパウンドの扱い方だ」

    F1:マックス・フェルスタッペン / 2021年 オーストリアグランプリマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) / 2021年 第9戦 オーストリアGP

  • セルジオ・ペレス 「ソフトでのマシンの感触がまだ完全ではない」

    セルジオ・ペレス 「ソフトでのマシンの感触がまだ完全ではない」

    レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスは、2021年F1オーストリアGPの金曜フリー走行を11番手で終えた。

    FP1を8番手で終えたセルジオ・ペレスは、FP2で11番手とタイムは目立たなかったものの、全ドライバーの中で最多となる39周を走行している。

    「今日のロングランはとてもよかったけど、まだ課題は多くある」とセルジオ・ペレスはコメント。

    「両セッションともに厳しく、柔らかいコンパウンドを履いたときのマシンの感触がまだ完全ではない。今夜はデータを分析し、期待通りのペースを取り戻して予選に向けた準備をする必要がある」

    「燃料搭載量を少なくしての走行では求めるバランスに達していないけど、すぐに修正できたし、タイヤのデグラデーション状況もいいことが確認できた。ピレリが新たなタイヤを持ち込んだけど、これをシルバーストンで使うことになるので、事前にテストできてよかった」

    「全体的に、今日は多くを学べたし、このレッドブル・リンクでたくさんのファンを見られたことも素晴らしかった。明日の予選でいい結果を出して、日曜はいいレースができればと思う」

  • 角田裕毅、6番手タイム 「先週のペースを引き続き発揮できている」

    角田裕毅、6番手タイム 「先週のペースを引き続き発揮できている」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、2021年F1オーストリアGPの金曜フリー走行を2番手で終えた。

    FP1の序盤、角田裕毅はターン4でグラベルにはみ出す場面はあったものの、すぐにコースへ復帰すると、その後は問題なく走行を重ね、5番手タイムをマーク。FP2では6番手タイムを記録し、両方のセッションでチームメイトのピエール・ガスリーを上回った。

    「今日は好調な一日で、先週のペースを引き続き発揮できてうれしいです」と角田裕毅はコメント。

    「前回のレースで苦しんだロングランについて取り組み、とてもポジティブだったと思います。コンディションは楽ではなく、今週は気温がかなり低く、今日のFP2では終盤にかけて雨が降りました。今日の目的は、予選とレースに向けてできるだけ多くのデータを集めることでした」

    「徐々にラップタイムを上げていきながら、ミスをせずに目的を果たすことができたので、満足しています」

  • ホンダF1 「データを解析して天候の変化などに備えていく」と田辺豊治TD

    ホンダF1 「データを解析して天候の変化などに備えていく」と田辺豊治TD

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年第9戦F1オーストリアGPの金曜フリー走行を振り返った。

    レッドブル・リンクでの2戦目となる第9戦オーストリアGPが初日を迎えた。FP1ではレッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマークし、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダも両セッションで上位につけるなど、ホンダF1パワーユニット勢は順調に走行を重ねた。

    「先週のシュタイアーマルクGP に続き、レッドブル・リンクで2週連続開催となるオーストリアGPの初日が終了しました」と田辺豊治TDはコメント。

    「これが今回の3連戦の最終戦となります。今日は、前戦で収集したデータを元に準備をして、さらに本日の走行の中で最適化を進めていきました。4台のマシンともに大きなトラブルなく、順調に初日のプログラムを消化できたと思います」

    「明日の予選、また日曜のレースでは、若干コンディションが変わる天気予報が出ており、雨の可能性もあるようです。天候の変化などにも備え、今日のデータを解析してセットアップを進めていきます」

    2021年 F1 オーストリアGP FP2 結果
    1.ルイス・ハミルトン(メルセデス) – 1分04秒523
    2.バルテリ・ボッタス(メルセデス) – 1分04秒712
    3.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) – 1分04秒740
    4.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分05秒139
    5.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン) – 1分05秒268
    6.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ) – 1分05秒356
    7.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) – 1分05秒379
    8.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ) – 1分05秒393
    9.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分05秒466
    10.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ) – 1分05秒511
    11.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ) – 1分05秒516
    12.エステバン・オコン(アルピーヌ) – 1分05秒527
    13.カルロス・サインツ(フェラーリ) – 1分05秒620
    14.キミ・ライコネン(アルファロメオ) – 1分05秒624
    15.ダニエル・リカルド(マクラーレン) – 1分05秒698
    16.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分05秒708
    17.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ) – 1分05秒819
    18.ミック・シューマッハ(ハース) – 1分05秒911
    19.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ) – 1分06秒014
    20.ニキータ・マゼピン(ハース) – 1分06秒173
  • マックス・フェルスタッペン 「安全なのになぜ新しいタイヤを導入するの?」

    マックス・フェルスタッペン 「安全なのになぜ新しいタイヤを導入するの?」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、F1アゼルバイジャンGPでのパンクの後、タイヤは問題なく安全だった主張したのにも関わらず、新しいリアタイヤを導入しようとしているピレリに疑問を投げかけた。

    マックス・フェルスタッペンは、バクーの市街地サーキットで優勝は確実かと思われたが、レース終盤に左リアタイヤが故障してリタイア。結果としてセルジオ・ペレスのレッドブル・ホンダF1移籍後初勝利へと繋がった。

    同じような事故はレースの早い段階でアストンマーティンF1のランス・ストロールにも発生したおり、高速でのクラッシュにも関わらず、幸いにも二人は無傷だった。

    ピレリは事件を調査し、タイヤには問題はなかったとし、両チームが低いタイヤ空気圧で走行していたことが原因である可能性が高いと宣言した。

    それにもかかわらず、ピレリは今週末のF1オーストリアGPで新たに強化したリアタイヤをテストする予定となっている。

    マックス・フェルスタッペンは、タイヤに何も問題がないと言っているにもかかわらず、なぜピレリが新しいゴムを導入したいと思っているのかと疑問を投げかけた。

    「何も問題がないのであれば、変更する必要はなかっただろう。僕にはなんでそんなことをするかは明らかだけどね」とマックス・フェルスタッペンは DeTelegraaf に語った。

    「それがすべての人にとってどのように機能するかを見ていくけど、それについて心配してはしていない」

    「自分が正しいことを証明する必要はないけど、何かがおかしいのは明らかだ」

    当初、新型タイアyのテストは金曜日に予定されていたが、雨が予想されるため、テストは土曜日の最終プラクティスまで拡張される可能性がある。

    実際、新しい強化タイヤはリア専用で、変更を推進したのはF1アゼルバイジャンGPの故障ではなく、ピレリの18インチのテストであると報じられている。

    報道によると、低いタイヤが空気圧のストレスに耐えるためにより堅固な構造を必要とする18インチタイヤの開発テストで得られた経験が生かされているという。

    新しいタイヤは、承認が得られれば、F1イギリスGPから導入される。

  • セルジオ・ペレス 「レッドブルF1移籍で自分のレベルを上げる必要があった」

    セルジオ・ペレス 「レッドブルF1移籍で自分のレベルを上げる必要があった」

    セルジオ・ペレスは、レッドブル・ホンダF1というトップチームに移籍し、F1史上最高のドライバーやチームと戦うなかで、自分を次のレベルに上げることを余儀なくされたと語る。

    2021年以前は、セルジオ・ペレスはミッドフィールドのF1マシンで表彰台を獲得する能力で有名であり、レーシング・ポイントでの2020年F1サヒールGPでの衝撃的な勝利を含め、2012年から2020年の間に10回の表彰台を獲得した。

    しかし、セルジオ・ペレスは、トップ3を一貫して戦っているチームへの移籍はモチベーションの“ブースト”でもあり、“追加のプレッシャー”でもあったと認める。

    「もちろん、シーズンを通してレースに参加することはモチベーションの大きな後押しだし、最大限のパフォーマンスを届けられれば、最終的にレースに勝つことができることは分かっている」とセルジオ・ペレスはF1オーストリアGPに先立って語った。

    「プレッシャーもかかっている。非常に高いレベルで結果を出す必要がある。ベリーベストなドライバーと競争してる。メルセデスのような非常にトップチームと戦っている」

    「つまり、パフォーマンスを発揮するレベルは、新しいレベルになった。すべてのポイント、チームの働き方、すべてのパフォーマンスポイントを最大化しようとすることが非常に重要だ。次のレベルにいる」

    セルジオ・ペレスは、チームメイトのマックス・フェルスタッペンとメルセデスのライバルであるルイス・ハミルトンを、特に現在の競争を楽しんでいるドライバーとして選び出した。そして、2021年にハミルトンに近い場所でレースをして特に感銘を受けたと語る。

    「ハミルトンとのレースは、文字通り彼との対戦だった。幸運にも、彼の素晴らしさを知ることができた」とセルジオ・ペレスは語った。

    「彼がプッシュするときの方法、彼のタイヤを労わるとき、彼は明らかに非常にインテリジェンスな男だ。それはマックスも同じだ。このレベルでそういったドライバーをレースすることは間違いなく自分を新しいレベルに導く」

    「僕たち皆、このビジネスでマックスがどれほど優れているかを知っていると思う」とセルジオ・ペレスは付け加えた。

    「彼はFP1から非常に高いレベルを提供している」

    セルジオ・ペレスは、今年のレッドブル・ホンダF1への切り替えが「予想よりも難しい」ことだったし、シーズンのこの段階で1勝よりも「もっと多くを望んでいた」と述べた。だが、チームと表彰台に上がったことで、今後でRB16Bで次の一歩を踏み出すことができる予測する。

    「チームの移籍は予想以上に難しいと感じた」とセルジオ・ペレスは語った。

    「パワーユニットやクルマなど、違うチームに来たのは大きな変化だったし、新しい環境に慣れるのは予想以上時間がかかった。その点では向上している。これまでにもっと結果を出せることを期待していたけど、それでもシーズンはかなり長い」

    「おそらくレーシング・ポイントと同じレベルのチームはあると思うけど、僕はかなり極端なチームに移籍したので、少し難しくなったと思う」

    「でも、僕はそのレベルに到達している。毎週末、良い改善が見られていると思う。たとえば、次の5つのレースで改善できない理由はないし、また次のステップを進めると思う。これまでの進捗状況と、提供しているレベルに満足しているけど、もちろん、それだけでは不十分であり、それ以上のものが必要だ」

  • メルセデスF1、ホンダのF1エンジン変更を阻止できた?

    メルセデスF1、ホンダのF1エンジン変更を阻止できた?

    メルセデスF1は、ホンダのF1エンジンのパフォーマンス向上に驚いているが、実際にはルールによってそれを阻止することもできたと Auto Motor und Sport は伝えている。

    2014年にV6ターボハイブリッドエンジンがF1に導入されて以来、メルセデスF1は最強エンジンとしてその機会を支配してきた。

    しかし、ホンダF1にエンジンは「ホンダのジェットエンジン部門で働く日本人エンジニアによって開発された新しいターボチャージャーの助けを借りて、少なくともメルセデスと同等のパワーユニットで2021年シーズンに到着した」と Auto Motor und Sport は伝える。

    メルセデスF1は、F1アゼルバイジャンGPで新品パワーユニットを投入し、ホンダF1は次のラウンドであるF1フランスGPで次のエディションを投入した。その時点から、メルセデスはホンダのF1パワーユニットに対してストレートでかなりのタイムを失っていることに気づいた。

    先週末にレッドブル・リンクで開催されたF1シュタイアーマルクGPではマックス・フェルスタッペンがポール・トゥ・ウインで圧勝。メルセデスはターボハイブリッド時代で初めて勝利のために戦うペースがなかったことを認め、ホンダに対してストレートで0.4秒負けていると語った。

    F1エンジン自体に関しては、Auto Motor und Sportは、メルセデスF1の計算は、ホンダF1パワーユニットが「13.6hp」のゲインを獲得したと弾き出したと報じている。

    「パフォーマンスの向上には2つの理由が考えられる」と Auto Motor und Sport は述べた。

    「ホンダのF1エンジンは、稼働時間の経過とともに馬力が大幅に低下するか、Sakuraの開発センターに、信頼性の向上によってより鋭い出力レベルを使用できるセキュリティが備わっている。おそらく両方とも本当だ」

    しかし、メルセデスF1は、ホンダF1がパワーユニットを微調整する試みを阻止する機会があったとしている。

    「開発が停止したにもかかわらず、エンジンメーカーは安定性に取り組み続けることができる。これは密室では起こらない」

    「それぞれのメーカーは、FIAにドライブのどの部分を変更するのか、そして、その理由を詳細に伝えなければならない。他のメーカーはFIAから説明を受ける。これによってパフォーマンスが直接向上するという疑いが少しでもある場合、アプリケーションは拒否される」

    「一方、バックドアを介したパフォーマンスの向上は許容される。メルセデスが計算したいと思うほど大きいという事実は今では驚きを引き起こしているが、フェラーリ、ルノー、メルセデスは事前に拒否権を行使できたはずだ。」

    Auto Motor und Sportの最新の統計によると、フェラーリのF1エンジンはホンダのPUより「25〜30hp」低く、ルノーはそこからさらに「20〜25hp」不足しているという。

    しかし、ルノーは2022年に向けて新しいエンジンに全力を注いでおり、フェラーリは再設計したF1エンジンは急進的なコンセプトにも取り組んでいると言われている。

  • レッドブル・ホンダF1:ハイレーキ+ロードラッグ構成=最適解?

    レッドブル・ホンダF1:ハイレーキ+ロードラッグ構成=最適解?

    レッドブル・ホンダF1が、4連勝と快進撃を見せているなかで、シーズン序盤に話題となった“ハイレーキ”というワードが再び注目を集めている。

    2021年のF1世界選手権では、ピレリのタイヤの耐久性を考慮して、ダウンフォースを10%削減するための空力ルール変更が適用された。ブレーキダクト、ディフューザーの寸法の規制に加え、フロア面積の削減が最も大きな変更となった。

    開幕戦でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得し、王者メルセデスがバランスに苦戦したことから、新しいレギュレーションは「ハイレーキに有利でローレーキに不利」との論調が展開された。

    レッドブルが開拓したハイレーキは、マシンに前傾姿勢をとらせることでマシン全体にディフューザーの働きをさせてダウンフォースを稼ぐというもの。一方、メルセデスのローレーキは、路面に対してフラットなロングホイールベースによる面積なフロアでダウンフォースを稼ぐというもの。

    しかし、開幕4戦でメルセデスが3勝を挙げたことで、いつしかその話題は過去のものになっていた。

    だが、ここに来てレッドブル・ホンダF1が4連勝。特に高速市街地サーキットでF1アゼルバイジャンGPのストレートでメルセデスを凌ぐ速さを見せたことから、ホンダのF1エンジンの戦闘力を含めて、メルセデスとの違いを生んでいる要因へと注目が集まった。

    当初は、F1スペインGPで話題となった“ベンディ(曲がる)”リアウイングがストレートの速さに貢献しているというのがメルセデスの主張だった。ストレートで負荷がかかるとリアウイングが寝てドラッグを減らし、コーナーではリアウイングが立ってダウンフォースを発生させているという理論だ。

    しかし、ベンディウイングが新しい剛性テストで封じられたF1フランスGPでもレッドブル・ホンダは速く、それはレッドブル・リンクでも変わらなかった。

    メルセデスは、前述のフロア面積の削減によってリアのダウンフォースを失っているため、レッドブルが“バーンドア(納屋の大きな開き戸/大きな標的)”と称する大きなリアウイングを外せないでいる。また、リアの改善を優勢した結果、本来持っていたタイヤへの“冷え性”のマシン特性が再び顔を出し、フロントタイヤにスイッチを入れるに苦戦。結果としてタイヤが傷むのが速くなっている。

    一方、元々ドラッグいハイレーキをレッドブルは、薄いリアウイングのロードラッグ/ローダウンフォース構成にしたことで逆にバランスが改善。タイヤにスイッチが入るのが速く、コーナーでのバランスも良いため、タイヤも傷みにくいマシンへと仕上がっている。

    そもそものマシン自体のダウンフォース特性により、メルセデスはレッドブルのルートを辿ったロードラッグ構成に変更できずにいる。レッドブルはフロア下でのダウンフォースが高く、マシン表面でダウンフォースを発生させなくても理想的なバランスが得られた。逆にメルセデスはフロア下で稼げるダウンフォースが少ないため、上物でダウンフォースを追加しなけれバランスが取れない。

    ポール・リカールでタイヤの使い方とレースペースに苦戦したフェラーリが、ロードラッグに寄せたレッドブル・リンクで速さを取り戻したことにも今年のセットアップの最適解が隠されているかもしれない。

    メルセデスF1のモータースポーツ戦略ディレクターをツ問えるジェームス・ボウルズは、レーキの違いが、リアウィング選択によってマシンのドラッグにどのような影響を与えているかを完全に判断するのが難しいと認める。

    「レッドブルのウイングは我々たちのウイングよりもわずかに低いが、車高もはるかに高いため、彼らのマシンが我々のマシンと比較してどのようなドラッグを生み出しているかを比較することは非常に困難だ」とジェームス・ボウルズは説明した。

    「我々が分かっていることは、自分たちのマシンのことであり、それが我々が調査していることだ。我々が走らせているリアウィングの位置はラップタイムに最適であり、最終的にはそれが予選と実際のレースの両方で重要になる」

    また、ホンダのF1エンジンのパワーがメルセデスと互角になったこともパフォーマンスに大きな影響を与えている。急にホンダのF1エンジンのパフォーマンスが上がった理由については、信頼性の向上、エクソンモービルのオイルの効果によって、より高い温度とハイパフォーマンスを心配せずに発揮できるようになったとされている。

  • 角田裕毅 「セルジオ・ペレスは悪い週末の後に励ましてくれる」

    角田裕毅 「セルジオ・ペレスは悪い週末の後に励ましてくれる」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)がシーズン中にアドバイスやメッセージで励ましてくれていることを明らかにした。

    今年F1デビューを果たした角田裕毅は、輝きを見せながらも、予選で何度か激しくクラッシュするなど浮き沈みに耐えている。

    デビュー戦となったF1バーレーンGPで入賞を果たした角田裕毅だが、その後、F1アゼルバイジャンGPまでノーポイントが続いた。そして、イモラ、アゼルバイジャン、ポール・リカールでは予選でクラッシュし、モナコではFP3でクラッシュを喫している。

    先週末のF1シュタイアーマルクGPではポイントを獲得し、フェルナンド・アロンソの後ろの10位でフィニッシュした。

    今週末のF1オーストリアGPに先立つ記者会見で、角田裕毅は、チームメイトのピエール・ガスリーから直接アドバイスを受けてはいないが、データとビデオ映像を調べて、ヒントが得られるかどうかを確認していると語った。

    「普段の会話とは違ってレースなので、ピエールから直接アドバイスはもらうことはありません」と角田裕毅は語った。

    「彼のデータを見たり、オンボードビューまたは無線で彼がどのようにアプローチしているかを見ることができます。彼にインスパイアされていますし、とにかく自分自身を改善するためにそれらのことを見ています」

    アルファタウリがレッドブルの姉妹チームであることを考えると、角田裕毅がセルジオ・ペレスやマックス・フェルスタッペンとの良好な関係があると聞いても不思議ではない。

    角田裕毅は、困難なモナコとフランスの週末の後に、セルジオ・ペレスがどのように接してくれたかを明かした。

    「レッドブルドライバーもそうですね。特にセルジオはそうです」と角田裕毅は付け加えた。

    「セルジオは、特にフランスやモナコの後にたくさんのアドバイスをくれました。彼は僕がとても悪い週末を過ごした後にメッセージをくれました、彼はアドバイスをしてくれましし、僕にモチベーションを与えるポジティブな言葉でメッセージを送ってくれました」

    「セルジオには本当に感謝しています。もちろん、マックスもいますし、レッドブルには4人のドライバーがいます。僕たちは本当に良い関係を築いています。僕は改善できるようにプッシュしていますし、彼らから刺激を受け続けています」