カテゴリー: ホンダF1

  • レッドブルF1代表 「ダイブが横行するサッカーのようになってはならない」

    レッドブルF1代表 「ダイブが横行するサッカーのようになってはならない」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1オーストリアGPでドライバーにあまりに大量のペナルティが科せられたことを嘆き、サッカーのダイブを例に挙げ、F1はわずか違反やレーシングインシデントでドライバーにペナルティを科す道を避けなければならないと語った。

    レース序盤、セルジオ・ペレスは表彰台をかけてランド・ノリスに仕掛けた。ノリスは一歩も退かず、ペレスはグラベルへと外れ、大きく順位を落とした。

    このインシデントでランド・ノリスは5秒ペナルティを科せられたが、クリスチャン・ホーナーは、自チームのドライバーが影響を受けたインシデントであったにも関わらず、ノリスにペナルティを科すべきではなかったと考えている。

    クリスチャン・ホーナーは、この動きはルール違反ではなく、単なるハードレースだと見直しており、ドライバーに大胆なオーバーテークを仕掛けることを思いとどまらせるようなペナルティは望んでおらず、ダイブをしてファールをもらいにいくサッカー選手に例えて語った。

    「サッカー選手がダイブをしているのと同じようなことは望んでいない」とクリスチャン・ホーナーは語った。「我々はそれを避ける必要があると思う」

    「信じられないくらい難しいことは分かっている。我々はこれらのことを頻繁に話しているし、レースディレクターにとっては難しいことだ。だが、我々が目にしたインシンデントは、ペナルティに値するものというよりも、もっとレーシングインシデント寄りだったと感じている」

    「チェコとランドとのインシデンドはレースだった。アウトサイドを回って、特に前に出られるポジションにないとき、リスクを冒すものだ」

    「しかし、FIAは最初にそのペナルティを与えたので、シャルルの非常によく似た動きに対してペナルティを与えることができなかったと思う」

    「彼らは子供の頃からカートでレースをしてきた。アウトサイドを回る場合、特に前に出られないポジションはリスクを冒すことを知っている」

    「ペナルティは少し厳しかったと思っていた。それは、我々が近年推進している「レースをさせる」というマントラに少し反するものだ」

    クリスチャン・ホーナーは、セルジオ・ペレスが、ランド・ノリスが後ろに留まって戦略的な利益を失うよりも、むしろ追い抜くために積極的に行動に出たのは正しいと感じたと付け加えた。

    後でさらにペナルティを科せられたにもかかわらず、クリスチャン・ホーナーは、セルジオ・ペレスが目の前の逆境に反応し、それでもポイントを獲得したことに満足していると語る。

    「彼はストレートでとても速かったので、ランドを抜くのが非常に難しいことを知っていたと思う」とクリスチャン・ホーナーは語った。

    「彼は素早く仕留めようとした。そして、その時点でメルセデスに対するバッファーを失ってしまったのは残念だった」

    「その後、彼はシャルルに対して2つのペナルティを受けた。しかし、彼がダニエル(リカルド)を攻略して、クリーンエアに入ると、信じられないほどいい走りをしたと思う。彼は頭を下げて、ダニエルへのレースの終わりまでに10秒を構築した」

  • アルファタウリ・ホンダF1、ガスリーが18インチタイヤで164周を走破

    アルファタウリ・ホンダF1、ガスリーが18インチタイヤで164周を走破

    アルファタウリ・ホンダF1は7月6日(火)、レッドブル・リンクで2022年のピレリの18インチタイヤのテストを実施。ピエール・ガスリーが164周を走り込んだ。

    オーストリア2連戦は、ピエール・ガスリーにとってあまり満足のいかない結果となった。1戦目はオープニングラップでシャルル・ルクレールと接触してリタイア。2戦目はソフトタイヤでのスタートが不利に働き、6番グリッドからスタートして9位でレースを終えた。

    ほとんどのドライバーは、F1イギリスGPの準備のためにオーストリアを離れたが、ピエール・ガスリーとチームメイトの角田裕毅は、アルファタウリ・ホンダF1のテストクルーたちとサーキットに残った。

    アルファタウリ・ホンダF1は、2日間にわたってピレリの2022年の18インチタイヤのテストを予定。初日となる7月6日(火)は好天に恵まれ、朝の30℃今日のコンディションのなか初日を担当するピエール・ガスリーが18インチタイヤ用にモディファイされた旧型マシンで走行を開始した。

    午前中にスリックタイヤで合計69周を走破したピエール・ガスリーは、理想的なコンディションのなか午後にさらに100周弱を走行して合計で164周を完了。ピレリはどのコンパウンドを走らせたかについては公表していない。

    走行を終えたピエール・ガスリーは「今日は2022タイヤで164周を走り、テストから多くのポジティブなことを得られた。大きいホイールはカッコいいよね? これから家に帰って充電だ」と語った。

    7月7日(水)には角田裕毅が18インチタイヤのテストを引き継ぐ。

  • レッドブルF1首脳、ホンダF1との2022年のエンジン開発・保守契約を説明

    レッドブルF1首脳、ホンダF1との2022年のエンジン開発・保守契約を説明

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2022年にホンダF1の契約について語った。

    ホンダは、今シーズン限りでF1から正式に撤退。レッドブルは、ホンダからF1エンジンの知的財産権を引き継ぎ、今後のエンジンを開発、保守、オーバーホールしていくための新会社レッドブル・パワートレインズを設立した。

    そのため、レッドブル・テクロジーズは、2022年からホンダから引き継いだF1エンジンをすぐに稼働すると考えられていた。だが、ホンダは、すでに2022年用のF1エンジンの開発を進めており、来季もHRD-Sakuraでレッドブルおよびアルファタウリのためにエンジンを保守する。

    したがって、現在、チャンピオンシップをリードするマックス・フェルスタッペンは、2022年もホンダが開発し、保守するF1エンジンで戦う。バッチはレッドブルに変更されるが・・・

    ヘルムート・マルコは、ホンダとの来季の契約について「日本で開発された知的財産権と2022エンジンを取得する。ホンダから購入するものはすべて有料だ。さまざまなレベルで協力している」と RacingNews365 に語った。

    「新しいエンジンが2023年または24年に到着したら、自分たちで組み立てる。これは素晴らしいプロジェクトだ。そのために必要なテストベンチを購入したことは周知の事実でだ」

    「万が一問題が発生した場合、ホンダからのサポートが約束されているが、それは人材が確保できる範囲でのみだ。スタッフとテストベンチも引き継ぎぐ。彼らはとても良い日本人であり、メルセデスから来てくれた人たちもいる。とてもいいパッケージだと思う」

  • マックス・フェルスタッペン、グランドスラム達成はF1史上25人目

    マックス・フェルスタッペン、グランドスラム達成はF1史上25人目

    マックス・フェルスタッペンは、2021年F1オーストリアGPでF1で“グランドスラム”を達成した輝かしいF1ドライバーのリストに加わった。

    ポールポジション、優勝、ファステストラップに全ラップリードを加えた“グランドスラム”はF1で頻繁に達成できることではない。マックス・フェルスタッペンは、先週末のレースでキャリアで初めてそれを達成し、F1史上25人目のドライバーとなった。

    記録保持者は、60年代に8回のグランドスラムを達成したジム・クラーク。2位にはルイス・ハミルトンが6回で続く。ハミルトンの最後のグランドスラムは、2019年のF1アブダビGPだった。

    ルイス・ハミルトンの他に、フェルナンド・アロンソとセバスチャン・ベッテルもグランドスラムを達成したことのある現役ドライバーだ。

    ちなみにマックス・フェルスタッペンは50回目の表彰台を獲得し、史上17位につけた。現役ドライバーでは、バルテリ・ボッタス(61回)、フェルナンド・アロンソ(97回)、セバスチャン・ベッテル(122回)、ルイス・ハミルトン(171回)がさらに上にいる。

    ■F1 グランドスラム 達成者
    ジム・クラーク (8回)
    ルイス・ハミルトン (6回)
    アルベルト・アスカリ (5回)
    ミハエル・シューマッハ (5回)
    アイルトン・セナ (4回)
    ジャッキー・スチュワート (4回)
    ナイジェル・マンセル (4回)
    セバスチャン・ベッテル (4回)
    ネルソン・ピケ (3回)
    ミカ・ハッキネン (2回)
    ニコ・ロズベルグ (2回)
    ファン・マヌエル・ファンジオ (2回)
    ジャック・ブラバム (2回)
    マイク・ホーソーン (1回)
    ジョー・シフェール (1回)
    デイモン・ヒル (1回)
    クレイ・レガツォーニ (1回)
    ニキ・ラウダ (1回)
    ジャック・ラフィット (1回)
    スターリング・モス (1回)
    ジル・ヴィルヌーヴ (1回)
    ジャッキー・イクス (1回)
    ゲルハルト・ベルガー (1回)
    フェルナンド・アロンソ (1回)
    マックスフェルスタッペン (1回)

  • アルファタウリ・ホンダF1、オーストリアで18インチタイヤのテストを開始

    アルファタウリ・ホンダF1、オーストリアで18インチタイヤのテストを開始

    アルファタウリ・ホンダF1は、2連戦が開催されたレッドブル・リンクに残って、2022年から導入される18インチタイヤのテストを開始した。

    テストは2日間にわたって行われ、7月6日(火)はピエール・ガスリー、7月7日(水)は角田裕毅が18インチタイヤのテストを担当する。

    すでにテストは開始されており、アルファタウリ・ホンダF1は、18インチ用に改良された旧型マシンでピエール・ガスリーがピットを出ていく動画を公開した。

    これまで、フェラーリ、アルピーヌ、メルセデス、レッドブル・ホンダ、アルファロメオの5チームが18インチタイヤをテストしており、アルファタウリにとっては今回が初めてとなる。

  • ホンダF1:2021年 第9戦 F1オーストリアGP 決勝レポート

    ホンダF1:2021年 第9戦 F1オーストリアGP 決勝レポート

    2021年第9戦F1オーストリアGPは、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンが圧倒的なペースで3連勝を果たし、ホンダとしては1988年以来の5連勝を飾った。

    全員がQ3に進出した予選結果により、ポールポジションのフェルスタッペンと3番グリッドのセルジオ・ペレスがミディアムタイヤ、6番手のピエール・ガスリーと7番手の角田裕毅のスクーデリア・アルファタウリ・ホンダ勢はソフトタイヤでのスタートとなった。

    スタート直後はポジションを維持したホンダF1パワーユニット勢だったが、1周目にエステバン・オコン(アルピーヌ)がストップしたことで、セーフティカーが出動。そのリスタートで、ペレスは2番手のランド・ノリス(マクラーレン)に迫るが、ターン4で押し出されてコースアウト。10番手までポジションを落とし、その後ノリスには5秒のタイムペナルティーが科された。

    ソフトタイヤのスクーデリア・アルファタウリ勢は、早めのタイヤ交換が必要となり、角田が12周目、ガスリーがその翌周にピットイン。ハードタイヤに交換しますが、角田はピット入口の白線をまたいでしまい、5秒のタイムペナルティーを受けると、ガスリーはピット作業に時間がかかり、どちらもタイムをロスしてしまう。

    ミディアムタイヤでスタートしたレッドブル・レーシングの2人は、どちらも32周目にピットイン。フェルスタッペンは順調にリードを拡大する一方で、追い上げを期すペレスはシャルル・ルクレール(フェラーリ)と激しいバトルを繰り広げ、2度の接触を喫する。

    この接触の原因を作ったとして、ペレスには2度のタイムペナルティーが科され、合計10秒が加算される。しかし、ペレスは追い上げを続け、53周目にダニエル・リカルド(マクラーレン)をオーバーテイク。このタイミングでピットインしたルイス・ハミルトン(メルセデス)の背後に迫り、4番手を目指して追撃するも、オーバーテイクには至らずチェッカーフラッグに。後方のカルロス・サインツ(フェラーリ)が10秒差以内に入ったことで、6位フィニッシュとなった。

    フェルスタッペンはリードを拡大し続け、残り11周、首位の座を万全にした状態で2度目のピットイン。2番手のタイムに1.5秒以上の大差をつけてファステストラップをマークする。後続に17.9秒の差をつけてチェッカーフラッグを受け、ポールポジション、優勝、ファステストラップに全ラップリードを加えた“グランドスラム”を達成した。

    スクーデリア・アルファタウリは、両ドライバーともに2ストップ戦略を採り、ガスリーが45周目にピットイン。トップ10圏内を目指して追い上げる。角田はその6周後にピットインするが、ここでもピット入口で白線をまたぎ、2度目の5秒ペナルティーを科されてポイント圏外へ後退する。

    ガスリーは前方のリカルド、ルクレールに迫りながら9位でフィニッシュ。2ポイントを獲得した。角田はフィニッシュ後に5秒を加算され、12位が最終結果となった。

    今大会の勝利が、ホンダとしてはF1通算84勝目。チャンピオンシップでのリードも拡大し、ドライバーズ部門ではフェルスタッペンが32ポイント差、コンストラクターズ部門でレッドブル・レーシングが44ポイント差をつけて首位に立っている。

    今日のレース後の表彰台には、レッドブル・レーシングの計らいで、2019年のオーストリアGPと同様に、田辺豊治テクニカルディレクターが登壇。壇上のフェルスタッペン選手や、スタンドをオレンジに染めたフェルスタッペン選手の応援団とともに喜びを分かち合った。

    次戦は2週間後の7月18日(日)に決勝を迎えるイギリスGP。レッドブル・レーシング、ホンダともに拠点を置く地元での戦いで、再びのホームグランプリとなる。また、スプリントレース形式の予選が実施されるなど、新しいフォーマットで初めての大会となる。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のオーストリアGP決勝は、フェルスタッペン選手がポール・トゥ・ウインで見事に優勝。自身の3連勝とともに、レッドブル・レーシング・ホンダにとっての5連勝を達成することができました。ポールポジションからスタートしたフェルスタッペン選手は、先週に続いて完璧にレースをコントロール下に置き、レッドブルにとってのホームレースで連勝という、また一つ記憶に残る勝利を挙げてくれました。いつもながら素晴らしいパフォーマンスだったと思います。チームメートのペレス選手は接触により10番手までポジションを落とし、ポジション回復のバトルの中で10秒ペナルティーを科される苦しいレースとなりました。最後までプッシュし続け、6位入賞はいい結果だと考えています。スクーデリア・アルファタウリの2台はガスリー選手が6番グリッド、角田選手が7番グリッドという好位置からスタートしたのですが、レースペースが上がらず厳しいレースとなりました。粘り強くレースを続け、ガスリー選手が9位入賞、角田選手はペナルティーもあり12位に終わり、週末を通して見せていた速さからすると、残念な結果になりました。フランスGPからの3連戦を終え、次戦はホンダ、レッドブル・レーシングともに拠点を置く地元、英国シルバーストーンでのレースになります。ここまでのいい流れを維持して、また十分に準備をして臨みたいと思います」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「ホームのレッドブル・リンクで再び勝利できて最高の気分です。いい戦いができるとは予想していましたが、ここまでとは思っておらず、マシンはまるでレール上を走っているようでした。ドライブしていてとても気持ちよかったですし、どちらのタイヤコンパウンドでも素晴らしいペースでした。プッシュすることができましたし、タイヤのケアも思い通りで、一周ごとに差を広げていけました。他のドライバー同様に先週のレースから学び、セットアップを向上させることでマシンの最適化を進めることができました。どんな言葉で表せばいいのか分からないほど、ドライビングが楽しめましたし、レースウイークもベストな形で進んだので、これを続けられるように願っています。チームのみんなが最高の形で報われたと思いますし、ホンダを代表して田辺さんがポディウムに立ったこともとてもよかったです。また、今週末はファンのみんなも最高でした。グランドスタンドがオレンジ色で染まる光景と、サーキットに人が戻ってきてF1を楽しむ姿を見られたのは素晴らしいことです。これからも多くのレースがありますし、次のシルバーストーンでは、普段と異なるスプリントレースが行われるのも面白くなるはずです。ただ今は、今日のレースの内容がとてもうれしいです。こうした形のレースは頻繁にできるものではないので、みんなで勝利を喜ばなければなりません」

    セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「今日のレースにはあまり満足できていません。4周目にランド(ノリス/マクラーレン)をアウト側から抜こうとしたのですが、コース外へ押し出されたことで、僕のレースは終わってしまったようなものです。シャルル(ルクレール/フェラーリ)とのインシデントについては、2度目の方はっきりしていますが、両方とも僕の方が前に出ていたように感じます。状況を見直してみなければいけないと思うので、今はコメントが難しいです。2度目のターン6では、ブレーキングをできる限り遅らせて、(前のマシンが発する)乱気流の中に入りましたが、そのときのタイヤはかなり古いものだったので、リアを失ってしまいました。僕はこうしたレースのやり方が好きではないですし、シャルルのレースに影響を与えてしまい、とても申し訳なく思っています。他のドライバーのレースを犠牲にしてしまった自分自身に満足できません。ただ、マックスやチームのみんなのことはうれしく思っています。レッドブル・リンクでのホームレースでさらにポイントを重ねられたことは素晴らしいです。僕らは前を向き、次のシルバーストーンを楽しみにしています」

    ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
    「今日は僕らが想像していた以上に厳しい戦いでしたが、ポイント獲得を継続できたのはいいことです。2ストップ戦略の利点がもっとあると考えていましたが、レース序盤で履いたソフトタイヤで、予想以上に苦戦しました。中団勢の中で上位に立てるように戦い続けますが、今日はグリッド以上の順位でフィニッシュできなかったことが残念です。今夜すべてのデータを見直して、大好きなシルバーストーンに目を向けていきます」

    角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
    「今日は僕にとっては難しい一日となりました。レース中のペースに苦しみ、タイヤマネージメントはとても難しかったです。昨日の予選がよかっただけにフラストレーションがたまりますが、気持ちを切り替え、今日の課題を振り返る必要があります。次のシルバーストーンで同じミスを繰り返すことがないようにしていきます」

  • アルファタウリ・ホンダF1 「1台しかポイント獲得できず満足できていない」

    アルファタウリ・ホンダF1 「1台しかポイント獲得できず満足できていない」

    アルファタウリ・ホンダF1の車両パフォーマンスチーフエンジニアを務めるクラウディオ・バレストリが、2021年F1オーストリアGPの決勝レースを振り返った。

    スクーデリア・アルファタウリは、両ドライバーともに2ストップ戦略を採り、ピエール・ガスリーが45周目にピットイン。トップ10圏内を目指して追い上げる。角田はその6周後にピットインするが、ここでもピット入口で白線をまたぎ、2度目の5秒ペナルティーを科されてポイント圏外へ後退する。

    ピエール・ガスリーは前方のリカルド、ルクレールに迫りながら9位でフィニッシュ。2ポイントを獲得した。角田はフィニッシュ後に5秒を加算され、12位が最終結果となった。

    「チームの戦略に我々の全力を尽くした」とクラウディオ・バレストリはコメント。

    「2ストップ戦略を活用するために両マシンともソフトタイヤでスタートし、手持ちのハードタイヤでのアドバンテージを利用しようとしたが、レースの最後に1ストップ戦略で走る他のマシンたちの前に出ることはできなかった」

    「ピエールは良い走りを見せてくれた。特に最後のスティント。1ストッパーたちに追いつき彼らのすぐ後ろでフィニッシュした。最終ラップのイエローフラッグが無ければ、ピエールはルクレールのオーバーテイクも狙えていただろう」

    「裕毅のレースはさらに難しいものだった。2つのペナルティが彼に味方せず、残念なことにポイント圏外でのフィニッシュとなった」

    「P6とP7でスタートし、マシン1台しかポイント圏内でフィニッシュできていないので、今日の結果にはあまり満足できていない。しかし、コンストラクターズチャンピオンシップにおける、我々のメインの競争相手たちより多くのポイントを獲得できたことはポジティブに思っている」

  • ホンダF1 田辺豊治TD 「2度目の表彰台登壇がくるとは考えてなかった」

    ホンダF1 田辺豊治TD 「2度目の表彰台登壇がくるとは考えてなかった」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが優勝したF1オーストリアGPの表彰台に登壇。「2度目の表彰台登壇が回ってくるとは思わなかった」と語った。

    F1オーストリアGPでホンダはF1通算84勝目、アイルトン・セナとアラン・プロストを要したマクラーレン・ホンダで11連勝を挙げた“黄金時代”である1988年以来の5連勝を果たした。

    表彰式では、レッドブル・レーシングの計らいで、2019年のオーストリアGPと同様に、田辺豊治が登壇。壇上のフェルスタッペンや、スタンドをオレンジに染めたフェルスタッペン選手の応援団とともに喜びを分かち合った。

    「2度目が回ってくるとはまったく考えていませんでした」と田辺豊治は語る。

    「レースが終わってクリスチャンから無線が入って『田辺、ポディウムだ』と言われて、周りの人たちに『行き方、覚えている? 今回は大丈夫?』などと言われながら行くことになりました」
    (注:2019年の表彰台登壇では遅刻し、国歌演奏後に、ようやく遅れて表彰台に上がっている)

    「前回のレースではヘルムート・マルコさんが登壇して、レッドブルにとってホームコースで特別な場所だと思いながら見ていました。先週は、そんな特別な場所で2年前に表彰台に乗ることができたんだなと思っていました。自分の人生でいい思い出になったと思いますし、レッドブルとしても、ホンダに期待をしてくれているというのを感じました」

    レースについてはマックス・フェルスタッペンが後続に17.9秒の差をつけてチェッカーフラッグを受け、ポールポジション、優勝、ファステストラップに全ラップリードを加えた“グランドスラム”を達成した。

    「3連戦、3戦目のオーストリアGPでしたが、マックス・フェルスタッペン選手が、ポール・トゥ・ウインという力強いレースを展開し、レースを支配したという形で終了とすることができました。3連戦、3連勝という形で締めくくり、5連勝というよい形で進んでいると思います。しかし、まだ23戦の9戦が終わっただけです」と田辺豊治は語る。

    「次戦はシルバーストンで、多くのF1チームのホームです。。レッドブルにとっても、ホンダにとっても、イギリスでの拠点に近く、各チームもアップグレードを入れてくると思います。また、スプリント予選という新しい形のフォーマットも入ってくるので、それに向けて準備をしていきます」

  • セルジオ・ペレス 「ノリスはフェアじゃなかった。ルクレールには申し訳ない」

    セルジオ・ペレス 「ノリスはフェアじゃなかった。ルクレールには申し訳ない」

    レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスは、F1オーストリアGPの決勝を6位でフィニッシュ。序盤のバトルでランド・ノリス(マクラーレン)にコース外に追い出されたことでレースは“大惨事”となったと指摘する一方で、同じ形でコース外に押し出したシャルル・ルクレール(フェラーリ)には謝罪の言葉を述べた。

    3番グリッドからスタートしたセルジオ・ペレスは、序盤のセーフティカーの後、4周目にレースが再開されたとき、2位をかけてランド・ノリスにターン1とターン4で攻撃を仕掛けた。

    どちらの場合も、セルジオ・ペレスはアウトサイドから抜くことを選択したが、ターン4ではグラベルにはみ出して10番手に順位を落とすことになり、ランド・ノリスには5秒加算ペナルティが科された。

    このインシデントでセルジオ・ペレスのレースはダメージを受けたが、皮肉なことに、レース後半に彼はシャルル・ルクレールに対してターン4とターン7で同じような防御を行い、2回の5秒加算ペナルティを受けることになった。その結果、5位でチェッカーを受けたペレスは6位に降格した。

    チームメイトのマックス・フェルスタッペンが圧勝したレース後、セルジオ・ペレスは「僕のレースは大惨事だった」と語った。

    「まずはランドについてだけど、フェアなレースではなかったと思う。彼は幸運にもダメージを負わなかったけど、次は違うかもしれない。いずれにしろ、その後の僕のレースは台無しになった」

    シャルル(ルクレール/フェラーリ)とのインシデントについては、2度目の方はっきりしていますが、両方とも僕の方が前に出ていたように感じている。状況を見直してみなければいけないと思うので、今はコメントが難しい」

    「実はフロントウイングにダメージを負っていた。2度目のターン6では、ブレーキングをできる限り遅らせて、(前のマシンが発する)乱気流の中に入ったけど、そのときのタイヤはかなり古いものだったので、リアを失ってしまった。僕はこうしたレースのやり方が好きではないですし、シャルルのレースに影響を与えてしまい、とても申し訳なく思っている」

    現在、ドライバーズランキングではセルジオ・ペレスが3位、ランド・ノリスが3ポイント差で4位につけている。次戦F1イギリスGPでも二人はバトルをする可能性がある。

    ノリスは現在、ドライバーズチャンピオンシップのP3でペレスからわずか3ポイント離れているため、2人は2週間でシルバーストンの同じレーストラックに異議を唱える可能性があります。

    その前に話し合う機会はあるのだろうか?

    「たぶんないと思う。次回、状況は厳しくなることは分かっていると思うからね。1周目だった。彼がマシンにダメージを負わなかったのはラッキーだったと思う。でも、次は違うかもしれない・・・」

    動画の公開は終了しました
  • レッドブルF1代表 「ハイブリッド時代初の5連勝に満足せずに突き進む」

    レッドブルF1代表 「ハイブリッド時代初の5連勝に満足せずに突き進む」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、マックス・フェルスタッペンがシーズン5勝目をマークしてチームにシーズン6勝目をプレゼントしたホームレース第2戦を振り返った。

    2021年 第9戦 F1オーストリアGPがレッドブル・リンクで開催され、最初から最後まで圧倒的な速さを見せたマックス・フェルスタッペンが、ポール・トゥ・ウィンでのホームレース連勝とファステストラップを手にした。

    一方、“チェコ” ことセルジオ・ペレスは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)との2回の接触で合計10秒のペナルティを受けてしまった影響で6位でフィニッシュ。残念な結果に終わったペレスだが、持ち前のタフネスを発揮し、5位カルロス・サインツ(フェラーリ)に0.7秒差まで迫ってみせた。

    「マックスは今日もファンタスティックなレースをした」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「レッドブル・リンク連勝で3連戦を締めくくれたのはチームにとって非常に良かった。今日もマックスは文句なしのドライビングを見せてくれた。ひとつもミスを犯さなかった。ポールポジションとファステストラップを獲得し、すべてのラップをリードし、さらには3連戦で3連勝を飾ったドライバーになったのは圧巻で、ドライバーとしての彼の才能とチームが毎週末積み重ねている努力の証しだ」

    「チェコはランドとのインシデントが不運だったが、後半のインシデントも含めて、すべてはハードレーシングの結果だと思っている。力強くカムバックしてくれたし、彼がどれだけハングリーに結果を求めているのかを確認できた。これでチームはハイブリッド時代初の5連勝を記録したが、満足することなく、この勢いをキープする必要がある」

    「今シーズンのチャンピオンシップはまだ先が長いので、油断は一切できない。セッションごと、レースごとに自分たちがやっていることを続けていく必要がある。シルバーストンは、過去7シーズンに渡りメルセデスが得意としてきたのでビッグチャレンジになるが、大観衆が集まることが予想されており、私たちには素晴らしいファンがついている。応援するために現地を訪れてくれる全員にまた素晴らしいショーを披露したい」