カテゴリー: ホンダF1

  • マックス・フェルスタッペン、予選のノリスのクラッシュ後にF1幹部と会談

    マックス・フェルスタッペン、予選のノリスのクラッシュ後にF1幹部と会談

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1ベルギーGPの予選Q3でランド・ノリス(マクラーレン)がクラッシュした後、レースディレクターのマイケル・マシと会談したことを明かした。

    予選中、スパ・フランコルシャンには“スパ・ウェザー”の混乱に見舞われ、最終セクションではさらに雨脚は強くなった。

    セバスチャン・ベッテルが、無線で“赤旗にすべき”と危険なコンディションを指摘したにも関わらず、予選Q3の序盤に赤旗が提示されることはなかった。

    そして、最初にアタックを試みたランド・ノリスは、オー・ルージュでハイドロプレーニング現象を起こしてバリアに激しくクラッシュ。病院でレントゲン検査を受けたが、幸いにもレース出場が許可された。

    ポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペンは、ランド・ノリスのクラッシュによってようやく赤旗が提示されたことを懸念し、メディアでとの任務を終えた後、マイケル・マシンのオフィスへと向かった。

    「すでに雨が激しく降っていたので、数秒前に停止する必要があったかもしれない」とマックス・フェルスタッペンは DeTelegraaf に語った。

    「記者会見から戻ってきたとき、彼の事務所に行って、しばらく彼と話をした」

    「すでにベッテルがそこにいた。ランドの状況はうまくはいかなかったけど、他のセッションはうまくいっていた」

    そして、議論の末、マックス・フェルスタッペンは、今後、マイケル・マシがコース上のコンディションを理解するのを助けるためにドライバー協力することができるという結論に達した。

    「僕たちはドライバーとして何ができるか、何ができないかを伝えることができると日曜日に話し合った。可能であれば運転し、不可能な場合は赤旗が出される。僕たちは彼を助けようとしている。彼は中にいて、正確な状態を把握していない」とマックス・フェルスタッペンは説明した。

    「Q3では、少しリスクを冒さなければならない。でも、あまりプッシュしすぎてもいけない。そうすると、8番目または9番目になってしまうからね。

    「雨のときは、ドライよりもずっと注意する必要がある。ブレーキやステアリング操作が遅すぎると、多くのタイムを失うことになる」

    「後から考えると、今のように考えられるけど、マシンに乗ったら、集中しなければならない。完全に台無しにすることもある。簡単ではない。」

    日曜日のレースでは、雨は激しく、より持続し、マックス・フェルスタッペンは最終的にセーフティカーに続いて走行を終えてレースのウィナーとなった。

  • セルジオ・ペレス 「2022年のレッドブルF1残留は夏休み前に知っていた」

    セルジオ・ペレス 「2022年のレッドブルF1残留は夏休み前に知っていた」

    セルジオ・ペレスは、2022年F1シーズンもレッドブル・レーシングに残留するという決定を夏休み前から知っていたことを明かした。

    昨年、セバスチャン・ベッテルの加入によってレーシング・ポイント(アストンマーティン)のシートを喪失したセルジオ・ペレスは、今年、アレクサンダー・アルボンの後任としてレッドブル・ホンダと1年契約を締結した。

    F1アゼルバイジャンGPで優勝したセルジオ・ペレスだが、チームメイトのマックス・フェルスタッペンとの対戦に苦戦し、多くのミスを犯したことで、チームに一貫して感銘を与えることはできていなかった。

    ピエール・ガスリーがアルファタウリ・ホンダで印象的なパフォーマンスを発揮していることから、セルジオ・ペレスのレッドブルの将来について疑問符がついていたが、夏休み後の最初のラウンドとなったF1ベルギーGPの週末に2022年にペレスのレッドブル・レーシング残留が発表された。

    だが、そのニュースが公開するはるかに前にセルジオ・ペレスはその事実を知っていたことを明らかにした。

    「自分がどうなるかを知って夏休みに入った」とセルジオ・ペレスは語った。

    「でも、当然ながら、みんな休日に行ったので、準備が整うまでに時間がかかった。全員が戻ってきた金曜日にサインしました。そうだね、ずっと前にコミットしていた」

    「ヘルムート(マルコ)とクリスチャン(ホーナー)から僕をキープすることにとても満足していると言われたのは、すでに数レース前のことだった。そこで僕は他の場所に目を向けることはないと話していた」

    「彼らは僕と一緒に続けたいと思っていたし、その逆もそうだった。そのため、僕たちが続けたいと思っていることは双方にとって明白だった」

    セルジオ・ペレスは、F1マシンがまったく形を変える2022年は大きなチャンスだと見なしている。

    「大きなチャンスであり、来年は誰もがゼロからスタートする」とセルジオ・ペレスは付け加えました。

    「最大現を引き出すために時々マシンと格闘していることは秘密ではないし、今は全体像を念頭に置いて、来年のマシンに影響を与える可能性のある他のいくつかのことを考えている」

    「間違いなく大きなチャンスだ」

  • レッドブルF1首脳 「我々はこの勝利を誇りに思っていない」

    レッドブルF1首脳 「我々はこの勝利を誇りに思っていない」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーをヘルムート・マルコ博士は、セーフティカー先導で2周走っただけで史上最短のF1レースとなったベルギーGPで優勝したことをレッドブルは誇りに思っていないと認める。

    大雨のため、レースは当初のスタート時間から延期され、主催者はイベントが再開できるかどうかを待つ間、状況を監視し続けた。3時間以上の後、天候が改善されなかったため、レースはセーフティカーの下で再開され、再び赤旗が提示された。

    その後まもなく、グランプリは再開されず、代わりにハーフポイントが付与されることが発表された。マックス・フェルスタッペンが優勝となり、ジョージ・ラッセルが2位、ルイス・ハミルトンが3位となった。

    これはマックス・フェルスタッペンとレッドブルがチャンピオンシップでライバルとのギャップを埋めるのに役ったが、ヘルムート・マルコはイベントの処理方法に満足していない。

    「我々はこの勝利を誇りに思っていなん」とヘルムート・マルコは Sky F1 に語った。

    「主催者と担当者は、この妥協した解決策で義務が果たされるように、レースを終わらせようとあらゆることを試みたと思う」。

    「多くの不確実性があった。『スタートするのか? スタートしないのか?』 楽しいレースデーではなかったし、彼らは将来のためにもっと良いものを考え出す必要がある」

    ヘルムート・マルコは、レースのキャンセルはもっと早くに確認できた、あるいはグランプリは翌日まで延期されるべきだったと考えている。

    「コンディションがあそこまで悪いならば、3~4時間待つのではなく、スタート直後に中止できていたかもしれない。あるいは翌日までレースを延期することもできた。それも可能だった」

    レース後、マックス・フェルスタッペンはドライバーズランキングでルイス・ハミルトンにわずか3ポイント差まで迫り、レッドブル・ホンダは、コンストラクターズチャンピオンシップでメルセデスとのギャップをわずか7ポイントまで縮めた。

  • ホンダF1:2021年 第12戦 F1ベルギーGP 決勝レポート

    ホンダF1:2021年 第12戦 F1ベルギーGP 決勝レポート

    フェルスタッペンがレッドブル・レーシング ホンダパートナーシップ50戦の節目に優勝
    ベルギーGPの決勝は降り続く雨によりセーフティカー先導走行のみでの終了となり、規定周回数に満たずハーフポイントの付与となった。前日の予選でポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペンが優勝し、レッドブル・レーシングとホンダのパートナーシップ50戦目に華を添えた。

    レース前から大雨に見舞われ、路面コンディションは非常に難しくなる中、グリッドへ向かっていたセルジオ・ペレスがターン6の“レ・コーム”でコントロールを失い、バリアへとクラッシュ。右フロントサスペンションを破損し、グリッドに並べない状態となった。

    しかし、雨は収まる気配がなく、スタートは延期に。さらに、フォーメーションラップを行ったものの、コース上の水が多く視界が確保できない状態だったため、スタート進行が中止される。ここから3時間以上の中断を経てレースが再開。グリッドの通り、フェルスタッペンが先頭で、ピエール・ガスリーは6番手、角田裕毅はペレスのクラッシュによって1つ順位が繰り上がり、15番手でのリスタートとなった。

    レッドブル・レーシングはこの中断の間にマシンの修復を完了させ、ペレスはレースへ戻ることができた。セーフティカーが先導する隊列の最後尾についたペレスだったが、レースは再び赤旗中断となったために順位を上げることは叶わず、20位となった。

    リーダーのフェルスタッペンが2周を消化したことから、レースは成立。規定によって入賞者の獲得ポイントは半分となり、フェルスタッペンは12.5ポイントを得てチャンピオンシップでの差を詰めた。ガスリーは6位入賞で、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダは4ポイントを獲得しています。

    このベルギーGPから3連戦の日程が組まれており、次戦は1週間後。ザントフォールト・サーキットでのオランダGPで、フェルスタッペンは再びホームグランプリに臨みます。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のベルギーGPの決勝は朝から降り続く雨が上がらず、雨雲の様子や路面コンディションを見ながらレーススタートまでに3時間以上の延期となりました。セーフティカーの先導でレースは開始されましたが、路面状況が悪いこと、また前車の上げる水しぶきで視界が非常に悪いことなどから、3周を終えたところで赤旗中断となり、そのままレースが終了となりました。ポールポジションを獲得していたレッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が優勝、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手が6位となり、両チームともにポイントを獲得できたことはうれしく思っています。残念なことに、ペレス選手はレコノサンスラップでコントロールを失い、バリアにクラッシュしてマシンにダメージを負いました。赤旗中断の間にメカニックが懸命の修復を行い、レース開始には準備が間に合ったものの、セーフティカー先導であったためポジション回復には至りませんでした。寒い気温と雨の中で待ち続けたファンのことを思うと、もっといいコンディションの中でレースをしたかったという想いもあります。来週はフェルスタッペン選手の母国、オランダでのレースになります。初の開催となるザントフォールト・サーキットでの戦いとなりますので、十分な事前準備を進めて臨みます」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「勝利を挙げてポイントを獲得することは重要ですが、今日は誰もが望まぬ形になりました。特に、ホンダとの50戦目だっただけに残念です。結果として、昨日ポールを取っていたことが大切でしたね。このコースは大好きなので、いつものようなレーシングラップができなくて残念ですが、今日のようなコンディションでは不可能でした。もしかしたら、15時30分時点のコンディションのほうが実際にリスタートしたタイミングよりもよかったかもしれませんが、それでも視界は非常に狭かったですし、レースができなかった理由も理解できます。僕は先頭にいたので、セーフティカーの後ろとはいえ視界はだいぶましでしたが、後方のドライバーは何も見えなかったはずなので、もし誰かがオー・ルージュでコースアウトしてラインへ戻ってくるようなことがあれば、誰も望まぬ高速走行下でのTボーンクラッシュが起きる可能性もありました。また、午後は雨が降り続いたことからグリップも非常に低く、改善しませんでした。今日は、冷たい風雨の中で一日中待ってくれたファンの皆さんを称えたいです。こんなコンディションで座っているのは本当に大変だったと思うので、心から感謝していますし、今日の真の勝者は観客の皆さんです。ここからまた、僕らはチャンピオンシップのリードを奪い返すためにプッシュし続けなければなりません。マシンがいいので自信はありますし、まだこの先は長いので、残りのシーズンも持てるベストのパフォーマンスを出していく必要があります」

    ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「長い一日となりましたが、レースができなかったことはとても残念です。雨の中で一日中待ってくれたファンの皆さんにレースが見せられなくて本当に申し訳ないと思っていますし、最後までいてくれて感謝しています。コンディションは非常に厳しく、これほど悪い状況でドライブしたのは初めてだと思います。1周目に誰かがスピンしたら、視界がないので大きなアクシデントにつながってしまうことが問題でした。この状況でレースをすることの危険性は分かっているので、今日は正しい判断だったと思います」

    角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「今日はレースが不可能なのは明らかでした。特に、7番手以降のドライバーにとっては、視界がほとんどない状況だったと思います。今日のコンディション下で、スパのような高速コースでレースをするのは危険すぎるので、安全面を考えるとFIAの下した決定は正しかったと思います。もちろん、個人的にはレースでポイントを獲得するチャンスがなかったのは残念ですが、安全のほうが重要です」

    セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「今日はおかしな形の午後になりましたが、雨で寒い中、待っていてくれた素晴らしいファンの皆さんには感謝しています。いいレースを見せられずに残念でしたが、これもこのスポーツの一面ですし、できる限りのことはやったのですが、このような形になってしまいました。グリッドに向かう中でのクラッシュは僕のミスでした。非常に視界が悪く、縁石に乗り上げてしまい、マシンのコントロールを失いました。レースに戻ることは難しいと思っていましたが、チームが必死の作業をしてくれましたし、レッドブル・レーシングのスピリットを見せてくれました。ベストを尽くし、あれだけ早く修理を完了してくれたことは素晴らしいと思います。今日のレースで彼らの努力に報いたかったので、レースができないことは残念でしたが、幸いにもこの後ザントフォールトでのレースがありますし、とても楽しみにしています!」

  • アルファタウリ・ホンダF1 「空力セットアップは最適化されていた」

    アルファタウリ・ホンダF1 「空力セットアップは最適化されていた」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストが、2021年F1ベルギーGPの決勝レースを振り返った。

    降り続く雨によりセーフティカー先導走行のみでの終了となり、規定周回数に満たずハーフポイントの付与となったF1ベルギーGPで、ピエール・ガスリーは6位入賞を果たし、アルファタウリ・ホンダF1は4ポイントを獲得。角田裕毅はセルジオ・ペレスのクラッシュによって1つ順位が繰り上がり、15位でレースを終えた。

    「まずは、エキサイティングなレースを観に足を運んで下さったファンの皆様にお詫びを申し上げたい。酷い状況により、何もする事ができなかった。彼らには、F1マシンでレースをする事が不可能であったということを理解して頂きたい」とフランツ・トストはコメント。

    「チームはレースに向けてかなり良い準備ができており、この日のためにエアロサイドのセットアップが最適化されていたので、ドライの日であれば両マシン共に最高なパフォーマンスを発揮できると確信していた」

    「ピエールは6位でスタートでき、週末全体で見ても最高だった。ユウキは16位で、ポイントを獲得できるチャンスがあったかもしれない。強い雨のせいでレースのスタートが中止となり、きちんとスタートするにはリスクがあり過ぎたため、スチュワードとレースコントロールに正しい判断をするよう言うべきだった」

    「2位以降のマシンのドライバーは全員何も見えず、もしコーナーで1つのマシンがスピンしたら大きなクラッシュを巻き起こしてしまうほどのものだった。安全を最優先すべきで、マイケル・マシとスチュワードたちの判断は正しいものだったと思う」

  • ホンダF1 田辺TD 「どこかで4基目を入れてペナルティの可能性は高い」

    ホンダF1 田辺TD 「どこかで4基目を入れてペナルティの可能性は高い」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、今後のレースで4基目のパワーユニットを投入してペナルティを受ける可能性は高いと認める。

    ホンダF1は、第7戦フランスGPで2基目のエンジンを投入したが、第10戦F1イギリスGPではマックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンとの接触によって大クラッシュ。このクラッシュが原因でエンジンにはクラックが入り、プラクティスでは使えるものの、レースでの使用は不可能な状況となった。

    また、F1ハンガリーGPでは、セルジオ・ペレスがバルテリ・ボッタスに追突されて2基目のエンジンを潰している。

    F1イギリスGPでの接触を境に夏休み前の2レースでは、レッドブル・ホンダの歯車は乱れ、メルセデスが優位に立っているように見えた。シーズンが再開され、ホンダとしてどのように感じたのだろうか。

    「今回のグランプリは、予選もウェットでトリッキーなコンディションでした。そのなかできちんとポールポジションを獲れたのは大きかったです」と田辺豊治は語る。

    「また、ガスリー選手も6番手となり、それがポイントにつながりました。そうした中で、今日はレギュレーションに従った中での最善のレースができたと思います。昨日の予選でポールを獲ったことで優勝し、それがポイントにつながりました。これから先もいろいろなところがあると思いましたが、最善をつくしていきたいと思います」

    3時間にもわたる中断期間中、ホンダはパワーユニット面でどのようなことをしていたのだろうか?

    「基本的にはパルクフェルメ状態なので何もできません」と田辺豊治は語った。

    「ただ、いつスタートが切られてもいいように、パワーユニットの温度を見ながらたまに暖機していました。それしかできませんでした」

    レッドブル・ホンダの問題は、パワーユニットの基数制限だ。クラッシュによってレッドブル・ホンダ勢の2基目のエンジンはレースでは使用できない状態となっている。したがって、どこかで4基目のエンジンを投入してペナルティを受けざるを得ない状況となっている。

    「4基目を入れて、ペナルティを受けなければならない可能性は高いです。今後、得手、不得手、コンディションなどを含めて、どこでペナルティを受けるのがインパクトが小さいのかを検討していきます。今回はそれを取らずに済みましたが、今後もう一度見直しながらやっていきます」

    次戦は36年ぶりのF1オランダGP。ザントフォールをパワーユニットが走行するのは初めてとなる。

    「パワーユニットの観点では、サーキットのデータ、チーム側のシミュレーションの結果などを用いてセッティングを決めて行きます。ただ、実はまだ最終的に整合ができていないので、これから新しいサーキットに向けて十分準備を進めていきたいと思います」と田辺豊治は語った。

  • F1レースディレクター、セルジオ・ペレスがレースに出走できた理由を説明

    F1レースディレクター、セルジオ・ペレスがレースに出走できた理由を説明

    F1レースディレクターのマイケル・マシが、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)がF1ベルギーGPへの出走を許可された理由について語った。

    セルジオ・ペレスは、F1ベルギーGPのグリッドに向かうレコノサンスラップでターン6の“レ・コーム”でコントロールを失い、バリアへとクラッシュ。右フロントサスペンションを破損し、グリッドに並べない状態となった。

    そして、レッドブル・ホンダは、セルジオ・ペレスがスタートを切ることはないとマイケル・マシに知らせた。

    「右フロントサスペンションのダメージは、我々が続けるには極端すぎる」とチームマネージャーのジョナサン・ウィートリーは無線で語った。

    しかし、降りしきる雨のためにフォーメーションが25分遅れたため、セルジオ・ペレスのマシンはピットに戻され、彼のメカニックはそれを修理するために働き始めた。

    ドライバーがフォーメーションラップの終わりに近づいたとき、マルケル・マシがレッドブルのピットに呼び、「スタート手順が中断された」と伝え、チームの努力は熱狂に達した。すぐにレッドブルはマシにペレスがスタートを切ることができるかをどうか尋ねた。
    マイケル・マシは「彼は戻ってくるために外部の援助を受けていたので、それはノーだろう」と答え、セルジオ・ペレスのマシンが自走ではなく、トラックに乗せられてピットに戻ったことについて言及した。

    ジョナサン・ウィートリーは「機械的支援はレースでのみ重要だ」と反論。マイケル・マシは、スチュワードとルールを確認すると答えた。

    30分後、マシケル・マシはレッドブルに「良いニュースだ。セルジオはスタートできる」と伝えた。しかし、彼は、それはピットレーンからでなければならないと付け加えた。

    セルジオ・ペレスが再スタートすることを許可する規則は第38.1条であり、「レコノンサンスラップを完了せず、自力でグリッドに到達しないマシンは、グリッドからレースを開始することは許可されない」と規定されている。

    しかし、ルールは、ピットレーンから始めてはならないことについては何も述べていない。そして、フォーメーションラップ前にコールされたレースが開始されていないため、セルジオ・ペレスはグリッドからは許可されないものの、スタートすることができた。

    レッドブル・ホンダとタイトルを争うメルセデスはその決定にすぐに疑問を呈した。

    マイケル・マシのメッセージの30分後、レッドブル・ホンダはセルジオ・ペレスのマシンの修理を完了させた。

    セーフティカーが先導する隊列の最後尾についたペレスだったが、レースは再び赤旗中断となったために順位を上げることは叶わず、20位となった。

  • レッドブルF1代表 「マックスのエンジンペナルティを消化しなくてよかった」

    レッドブルF1代表 「マックスのエンジンペナルティを消化しなくてよかった」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1ベルギーGPでマックス・フェルスタッペンにエンジンペナルティを消化しないことをチームとして決断したことに胸を安堵している。

    マックス・フェルスタッペンは、大雨が降ったスパ・フランコルシャンで事実上レースをせずに勝利を手にした。これはポールポジションに並んでいたことが重要だった。

    グランプリは、セーフティカー先導で2回“スタート”したが、2回ともウエットコンディションのサーキットは視界不良で危険な状態であり、すぐに赤旗が降られて、フィールドはピットに戻った。

    十分なレースディスタンスを走行してレースが成立したことで、FIA(国際自動車連盟)はハーフポイントを付与。この結果、マックス・フェルスタッペンは、3位でフィニッシュしたルイス・ハミルトン(メルセデス)との差を3ポイントに縮めた。

    レッドブル・ホンダは、今シーズン中にマックス・フェルスタッペンが10グリッド降格ペナルティを科せられる可能性に直面している。前の2つのレースに巻き込まれた事故によって2基目のエンジンはレースでは使用不能となり、4基目が必要になるためだ。

    レッドブル・ホンダは、スパ・フランコルシャンでグリッド降格を消化する可能性があった。だが、チームはそうしないことを決断した。最終的にそれは正しい判断だった。レコノサンスラップでクラッシュしたセルジオ・ペレスを除いて、最終順位はスターティンググリッドと変わらなかったためだ。

    「今週末にエンジンペナルティを受けなくてよかった」とクリスチャン・ホーナーは Sky F1 に語った。

    「常に可能性を見ているし、ここはオーバーテイクが可能だ。ほとんどの年はオーバーテイクができている。しかし、チームとして昨日は良い仕事をした」

    「もちろん、今日はレースをしなかった。すべてが昨日行ったことに基づいていたが、チャンピオンシップの観点からは、(ハミルトンに対して)5ポイントを獲得できたのは素晴らしいことだ」

    クリスチャン・ホーナーは、FIAが困難な状況にどのように対処したかについて不満を持っていない。また、レッドブルはセルジオ・ペレスをレースに復帰させることに成功した。

    「誰もがレースをしようと最善を尽くしていたし、それを実現しようとしたFIAとリバティ(メディア)の功績を認めるべきだ」とクリスチャン・ホーナーは語った。

    「マックスは、彼の能力ではコンディションは問題ないと感じていたが、問題は彼の後ろにいる誰もが見ることができなかったことだ。とてもタフな状況だった」

    「ガレージのスタッフは再び素晴らしい仕事をし、チェコのマシンを修理して走らせることができた」

    「両サイドのサスペンション、ステアリングラックだったので、大変な仕事だった。大仕事だ。しかし、マックスのガレーのスタッフも一緒に作業に取り組んでいた。。それは真のチームの努力であり、マックスが昨年ハンガリーで起こった事故よりもはるかに大きかった」

    「レースは正式にスタートしていなかったので、ピットレーンからレースをスタートするという非常に強いケースがあると考えた。レースが実際に始スタートすることはなかったが、それが彼がしたことだ」

    「そのすべての努力が報われるのを見るのは非常にやりがいがある」

  • レッドブルF1代表 「マックスのクルーもペレスのマシン修復に協力」

    レッドブルF1代表 「マックスのクルーもペレスのマシン修復に協力」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、2021年F1ベルギーGPの決勝レースを振り返った。

    大雨の影響でF1史上最短の3周で終了となった2021シーズン第12戦ベルギーGPはマックス・フェルスタッペンが優勝し、自身にとってF1キャリア初、チームにとって2014シーズン以来の “スパ制覇” を手にした。

    3周しか走らなかったため獲得ポイントは通常の半分となったが、チームは両タイトル争いでメルセデスとの差を詰めることに成功した。

    一方、“チェコ” ことセルジオ・ペレスはこの日の劣悪なコンディションの犠牲になり、レコノサンスラップのレ・コームでコントロールを失ってクラッシュして、サスペンションとステアリングラックを損傷してしまった。決勝レースのスタートが3時間以上も遅れたこととチームの懸命の作業により、チェコはピットレーンからレースに復帰できたが、すぐにレース終了となったため、最下位のままレースを終えた。

    「今日はレースができなかったのでチームとドライバー、そして特にファンはフラストレーションを溜めてしまったが、コンディションがとにかく悪かったので、どれだけ待とうとも安全確保は不可能だった。全員がレース開催のためにベストを尽くした。FIAとリバティメディアも持てる限りの力を尽くして開催できるコンディションになるまで待った。最終的には、非常に難しいコンディションだった予選でのマックスの素晴らしい仕事が彼に優勝とハーフポイントをもたらし、私たちは両タイトル争いで差を詰めることができた」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「レコノサンスラップでのチェコの不運なクラッシュのあと、メカニックたちはまたもプレッシャーの中で素晴らしい仕事を見せ、時間内にマシンを修復してくれた。セーフティーカーがコースから出ていたら、チェコはレースができていた。両サイドのサスペンションとステアリングラックの修復は大仕事だったが、チームワークを確認できたので報われた。マックスのクルーも一緒に作業に取り組んでいた。今日は全員が雨に濡れて寒い思いをしたが、大いに称賛すべきはグランドスタンドを埋めてくれたファンだ。彼らの忠義には本当に感謝している。彼らが待っていたレースアクションを届けられなかったのは本当に残念だが、来週末のオランダGPで再集結してくれることを願っている。素晴らしいレースウィークエンドをプレゼントしたい」

  • マックス・フェルスタッペン 「誰もが望まぬ形の勝利とポイント」

    マックス・フェルスタッペン 「誰もが望まぬ形の勝利とポイント」

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1ベルギーGPでの勝利とポイント獲得は重要だとしながらも「誰もな望まぬ形」だと表現した。

    日曜日のスパ・フランコルシャンには大雨が降り、、スタートは延期に。さらに、フォーメーションラップを行ったものの、コース上の水が多く視界が確保できない状態だったため、スタート進行が中止。ここから3時間以上の中断を経てレースが再開される。

    リーダーのマックス・フェルスタッペンが2周を消化したことから、レースは成立。規定によって入賞者の獲得ポイントは半分となり、フェルスタッペンは12.5ポイントを得てチャンピオンシップでの差を詰めた。

    「勝利を挙げてポイントを獲得することは重要だけど、今日は誰もが望まぬ形になった。特に、ホンダとの50戦目だっただけに残念だ」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「結果として、昨日ポールを取っていたことが大切だったね。このコースは大好きなので、いつものようなレーシングラップができなくて残念だけど、今日のようなコンディションでは不可能だった。もしかしたら、15時30分時点のコンディションのほうが実際にリスタートしたタイミングよりもよかったかもしれないけど、それでも視界は非常に狭かったし、レースができなかった理由も理解できる。

    「僕は先頭にいたので、セーフティカーの後ろとはいえ視界はだいぶましだったけど、後方のドライバーは何も見えなかったはずなので、もし誰かがオー・ルージュでコースアウトしてラインへ戻ってくるようなことがあれば、誰も望まぬ高速走行下でのTボーンクラッシュが起きる可能性もあった。また、午後は雨が降り続いたことからグリップも非常に低く、改善しなかった」

    「今日は、冷たい風雨の中で一日中待ってくれたファンの皆さんを称えたい。こんなコンディションで座っているのは本当に大変だったと思うので、心から感謝しているし、今日の真の勝者は観客の皆さんだ」

    「ここからまた、僕らはチャンピオンシップのリードを奪い返すためにプッシュし続けなければならない。マシンがいいので自信はあるし、まだこの先は長いので、残りのシーズンも持てるベストのパフォーマンスを出していく必要がある」