カテゴリー: ホンダF1

  • ホンダF1 「E10燃料への対応でエンジンの信頼性が著しく損なわれていた」

    ホンダF1 「E10燃料への対応でエンジンの信頼性が著しく損なわれていた」

    ホンダF1は、2023年のF1世界選手権にむけてレッドブルの2チームに供給しているF1エンジンの信頼性が「著しく損なわれている」状況に対処する必要があった。

    レッドブル・レーシングによってレースウィナーとしての地位を確立したホンダのF1エンジンは、2021年シーズン終了後に正式にF1を撤退する前に行われた最後の本格的な開発プログラムで大きな一歩を踏み出すことになる。

    これは、ホンダが2022年に計画していたものの、撤退が迫っていたため前倒しした集中的な開発プロジェクトの成果であり、ホンダが強気にほぼ「奇跡に近い」と表現した内燃エンジンの大幅な変更が中心となっている。

    この変更により、2021年にマックス・フェルスタッペンはドライバーズチャンピオンを獲得し、2022年にはレッドブル・レーシングが両タイトルを獲得した。そのエンジンは2025年末までのエンジン凍結期間に使用されるもののベースになっている。

    しかし、2022年には10%のエタノール燃料混合物への切り替えに合わせて他にも変更があり、ホンダF1はこれまで知られていなかった信頼性の問題が発生したことを明らかにした。

    たホンダのチーフエンジニアでF1プロジェクトリーダーの角田哲史は、昨年、新しい燃料に対応するために行った調整がエンジン内部の負荷の大幅な増加につながり、ホンダが信頼性において「著しく損なわれた」ことを認めた。

    「E10燃料によるパフォーマンス低下を回復するために、あらゆる努力をしました」と角田哲史は語った。

    「しかし、その結果、エンジンへの内部負荷が従来に比べて大幅に増加し、信頼性が大きく損なわれました」

    「その結果、2022年シーズン中にいくつかの問題が表面化しました」

    昨年のレースでホンダの信頼性は堅実だったが、角田哲史は解決しなければならない問題があったと断言した。

    この改良は、フェラーリのようにエンジンを大きくパワーアップさせる能力が得られるわけではないが、特にソフトウェア面でのいくつかの利点を合わせれば、わずかなパフォーマンスアップに役立つ。

    エンジンの変更は、信頼性の観点から凍結期間中も認められており、メーカーも内燃機関とエネルギー回性システムの管理のために毎年1回、新しいソフトウェアバージョンを導入することができる。

    「信頼性を向上させても、パワーユニット自体の他のパワーが向上するわけではありません」と角田哲史は語る。

    「また、レギュレーションによって、パワーを向上でできる開発の種類は決まっているんです」

    「信頼性を向上について言えば、それを改善できれば、パワーユニットの使い方や戦略的な選択肢を増やすことに役立ちます」

    「だからこそ、チームと協力して、パワーユニットに最適な戦略を採用するつもりです」

    角田哲史は、ホンダが昨年、エンジンのソフトウェア面、つまりV6の制御やエネルギーマネジメントを理解する上で良い一歩を踏み出し、その結果としてその結果、MGU-Kの制御に「明確な優位性」が生まれたとまで断言できるところまで到達したと語る。

    “問題が顕在化した領域を改善するだけでなく、各部の限界を見極め、そのポテンシャルを最大限に引き出すことで、より広い戦略を持つための準備を進めてきました」と角田哲史は述べた。

    「信頼性の向上だけでなく、PUへの理解を深め、制御やエネルギーマネジメントのさらなる最適化を図りました」

    「また、昨年明らかに優位だった電動化技術、特にMGU-Kのデプロイメントの制御についても成熟しました」

    昨年4月以来、ホンダは会社のカーボンニュートラル目標を追求するために、多くのスタッフをレース以外の分野に配置し始め、日本でのホンダのF1活動は縮小された。

    しかし、エンジンの製造、レース週末のミッションコントロールからのリアルタイムサポート、エンジン凍結期間中の現行パワーユニットの信頼性への対応など、基本的にF1に携わるスタッフは十分に確保されている。

    「幸い、シーズン中にPUに致命的な問題が発生することはなく、残ったメンバーで問題に対処することができました」と角田哲史は述べた。

    「パワーユニットの精密な組み立てだけでなく、部品の製造、品質検査、ガバナンスの面でも、サプライヤーと連携して精度を高めてきました」

    「HRC Sakuraは今シーズンに向けて全力を尽くしています」

    「今週から始まるプレシーズンテストの準備は万全だと考えています」

  • ホンダF1、レッドブルをフォードに奪われたことは「失敗ではない」

    ホンダF1、レッドブルをフォードに奪われたことは「失敗ではない」

    ホンダは、F1チャンピオンのレッドブルが2026年にフォードのパワーユニットに切り替えることを確認した後、チャンスを逃したとは考えていない.

    レッドブルのチームプリンシパルであるクリスチャン・ホーナーは昨年、ホンダが「2026年について意向を口にしている」と語った。 しかし、その後、チームは次のF1レギュレーション変更に間に合うようにパワーユニットを共同生産するためにフォードと契約を結んだ。

    ホンダは2020年、翌年末をもってF1から撤退すると発表した。それは、2021年にマックス・フェルスタッペンをドライバーズ・チャンピオンシップに導き、昨シーズン支配したレッドブルによるパフォーマンスの上昇と一致した。

    しかし、ホンダの名前はF1エンジンから削除され、そのブランディングは『HRC(ホンダ・レーシング・コーポレーション)』の控えめなロゴに縮小されていた。だが、ホンダは、鈴鹿サーキットでマックス・フェルスタッペンがドライバーズ タイトルを獲得する 4 日前に、レッドブルの車の横にそのHONDAロゴを復元した。

    2023年、レッドブルのF1パワーユニットはホンダRBPTに改名される。モデル名はHonda RBPTH001になる。

    ホンダは、2026年シーズンに向けて6つのエンジンメーカーの1つとして登録されている。だが、シャシーのパートナーはまだいないにも関わらず、レッドブルとの取引のチャンスが逃したことは気にしていない。

    HRCの渡辺康治社長は「失敗ではありません。私たちはそれをいかなる種類の失敗とも見なしていません」と語った。

    「テクニカルパートナーとして、私たちは常にレッドブルと連絡を取り合っています。そのため、話し合うトピックはたくさんありますし、話し合ってきたこともたくさんあります」

    「しかし、この対話の結果、2025年以降はこのパートナーシップを継続しないことが決定されました。したがって、2026年から修正されるものは何もありません。それはそれと同じくらい簡単なことです」

    昨年、ホンダは、現行のフォーミュラが終了する2025年までレッドブルのF1エンジンを稼働させるためのサポートを継続することを確認した。

    「2026年からレッドブルとフォードが提携することになり、事前にホンダとレッドブルは2025年までという通知を受け取りました」と渡辺康治は説明した。

    「私たちは信頼と素晴らしいパートナーシップを維持し続けており、2025年までチャンピオンシップを獲得することを目指しています。そのため、私たちはそれについて揺るぎないポリシーを持っています」

    「2026年以降、レッドブルはフォードと提携することになりますが、我々はそれについて何も言う立場にない。しかし、それ以外のースではレッドブルとパートナーシップを結んでいるので、引き続き協力していきます。

    「2026年以降のF1については具体的に言えることはありませんが、私たちはF1の近くにいたいと思っています」

  • ホンダ 「2026年のF1パワーユニット供給について複数F1チームから打診」

    ホンダ 「2026年のF1パワーユニット供給について複数F1チームから打診」

    ホンダは、2026年の次世代F1パワーユニットの供給について“複数”のF1チームから打診があったことを明らかにした。

    2026年に導入される新しいF1レギュレーションでは、レッドブル・フォード、メルセデス、フェラーリ、アルピーヌ、アウディ、そして、ホンダの6社がマニュファクチャラー登録を行っている。

    ホンダの現在の供給先であるレッドブルは、独自のF1エンジンをレッドブル・パワートレインズで製造し、ハイブリッド部分でフォードと協力することを決定。姉妹チームのスクーデリア・アルファタウリもレッドブル・フォードンのパワーユニットを搭載することが決定している。

    そのため、ホンダは、2026年のF1パワーユニットサプライヤーになったとしても供給するF1チームがない状態となっている。

    ホンダは2月20日にオンライン記者会見を開催し、HRC(ホンダ・レーシング)の渡辺康治社長が2026年のF1エンジン供給について語った。

    「登録を行った後、複数のF1チームから連絡がありました」と渡辺康治は記者会見で語った.

    「当面は、F1がどこに向かっているのかを注視し、様子を見たいと思います」

    「今のところ、F1に戻るかどうかについての具体的な決定はありません。

    「しかし、技術開発の観点からは、F1に参加することが技術開発に役立つと考えています。それが私たちがいるところです」

    ホンダはF1を辞め、ライバルに遅れをとっていた自動車ビジネスを支援するため、カーボンニュートラルプロジェクトに資源を集中させた。

    F1の2026年のレギュレーションは、ハイブリッドが100%持続可能な合成燃料で作動し、エネルギー回生システムが電力出力を大幅に増加させるため、ホンダの目標に適合しているように見える.

    「F1は電動化に向かって大きくシフトしています」と渡辺康治は語った。

    「カーボン ニュートラルは、ホンダの全社的な目標です。ですから、F1 の将来の方向性は私たちの目標に沿っていると考えています」

    「それが、パワーユニットの製造業者として登録することにした理由です」

    トップレースカテゴリーであるF1の行く末が気になるところですが、電化が進むとどうなるのでしょうか?

    「私たちはそれを非常に注意深く見守っていきたいと思っています」

    潜在的なホンダ 2026 プロジェクトに関する懸念の 1 つは、ホンダが適切に準備できるようにするために、早急に決定を下す必要があることだ。

    2022年から2025年の契約の一環として、ホンダのF1事業は日本で取り除かれ、多くのエンジニアがゼロエミッションプロジェクトに移行し、ホンダが英国に持っていたバッテリー組立施設を含む会社の特定の部分がレッドブル・パワートレインズに移行した.

    ホンダがリソースを増やす必要があるかどうか質問されたホンダのチーフエンジニアでF1プロジェクトリーダーの角田哲史 は、サクラは現在のレッドブルの取り決めのニーズを処理するためだけに装備されているとほのめかした。

    「私たちはリソースをシフトしましたが、レッドブルのパワーユニットを運用するために必要な人員をサクラで確保しています」と角田哲史 は語った。

    「しかし、現時点では、毎年新しい開発を行う必要はないと仮定しています」

    「そのため、技術開発があれば、現在のチームが対応します」

    一部報道では、2026年の選択肢を検討しているマクラーレンがホンダにコンタクトをとったと報じられている。

  • マクラーレンF1、ホンダと再タッグの可能性 「ゆっくりと検討している」

    マクラーレンF1、ホンダと再タッグの可能性 「ゆっくりと検討している」

    マクラーレンは、目先のF1活動、つまり今シーズンに集中しているが、CEOのザク・ブラウンによると、2026年に向けたF1エンジンオプションの見直しも「ゆっくりと」始めているという。

    3年後、F1は新しいパワーユニットのレギュレーションを導入する。現行の1.6リッター V6ターボハイブリッド方式は維持されるが、ハードウェアのコストは大幅に削減する必要がある。

    次世代F1エンジンは、電力がより重視され、内燃機関ユニットは100%持続可能な燃料で走行することになる。

    現在、メルセデス、フェラーリ、アルピーヌ、ホンダ、そして新たにレッドブル・フォードとアウディの6社が、F1パワーユニットメーカーとしてFIAに登録されている。

    アウディは出資しているザウバーと提携するが、ホンダは2026年のF1チームが決まっていない。しかし、ホンダはマクラーレンと早くも話し合いを持ったと報じられている…

    マクラーレンは2017年末、ホンダとの3年間の壊滅的な関係の後、早々にホンダとの提携を解消している。

    2023年F1マシン『MCL60』の発表会が行われた後、ザク・ブラウンはマクラーレンが2026年のF1エンジンオプションについて熟考し始めたことを認めたが、ホンダとの再結成の可能性については明言を避けた。

    「我々はメルセデスにとても満足している」とザク・ブラウンは語った。

    「2026年以降にどうしたいのかを決めるための時間はある」

    「これだけ多くのメーカーが参入してくることは、F1にとってエキサイティングなことだと思う。このスポーツの成長と興奮を表していると思う」

    ザク・ブラウンは、マクラーレンは現在、将来のエンジンサプライヤーの決定を急いでいないとしながらも、自身とチームのボスであるアンドレア・ステラがこの問題を最優先事項として考えていると語った。

    「確かにアンドレアと僕はゆっくりと検討している最中だ。僕たちはそれほど急いでいないし、メルセデスにはとても満足しているから、来年以降にどうなるかを見てから決めたい」

    ホンダに関しては、2025年末まではレッドブル・パワートレインズズにユニットを供給し続けることになっている。

    しかし、その期限を迎えるまで、そしてレッドブルが将来フォードとパートナーシップを結ぶことを考慮し、両者のコラボレーションを規定する厳格なプロトコルが実施された。

    「知的財産のクロスオーバーはなく、ホンダのエンジンはすべて日本で生産されており、レッドブル・パワートレイン側のすべては2026年に非常に焦点を合わせている」とホーナーは説明した。

    「そのため、2つの活動の間には明確なチャイニーズウォールがあるが、我々は可能な限り最高の結果を達成するために、今後数年間ホンダと協力していく」

    「彼らは完全にコミットしている。非常にストレートであり、ホンダとの関係は2025年末に終了する」

    マクラーレン・ホンダ F1

  • ホンダ 元最高顧問 藤澤武夫の米国自動車殿堂入りが決定

    ホンダ 元最高顧問 藤澤武夫の米国自動車殿堂入りが決定

    ホンダの創業者の一人であり最高顧問を務めた藤澤武夫が、米国自動車殿堂(Automotive Hall of Fame、所在地:米国ミシガン州ディアボーン市)に選出され、殿堂入りすることが2月10日に発表された。米国自動車殿堂による授賞式典は、7月20日に米国ミシガン州デトロイト市で挙行される予定。

    同じくホンダの創業者である本田宗一郎も、1989年に日本人として初めて米国自動車殿堂入りをしている。

    藤澤武夫の功績
    藤澤武夫は、創業者 本田宗一郎とともに黎明期のホンダを率い、1959年のホンダ初の海外現地法人アメリカン・ホンダモーターの設立や、米国での二輪車販売開始時における自前のディーラー網の構築など、その後のホンダのグローバル事業拡大の礎を築きました。また、1960年に研究開発部門を「本田技術研究所」として分離し独立させることで、個性と能力の自由な発揚を通じた新価値の創造を促すなど、現在に至るホンダの発展に大きく寄与しました。

    藤澤武夫と本田宗一郎について
    ホンダが創業した翌年の1949年、本田宗一郎と出会った藤澤武夫は、ビジネスに対する考えや将来の夢で意気投合し、ホンダに入社した。本田宗一郎が、研究開発や生産といった技術領域に集中する一方、藤澤武夫は営業や財務、マーケティングといった事業領域を一手に担い、本田宗一郎と二人三脚でホンダを率いた。その後、2人のパートナーシップは、1973年3月に2人が揃って引退するまで、約25年間続いた。

    藤澤武夫の略歴
    ・1910年 11月 10日東京都生まれ
    ・1949年 10月:本田技研工業株式会社 常務取締役として入社
    ・1952年 4月:同社 専務取締役
    ・1964年 4月:同社 取締役副社長
    ・1973年 10月:同社 取締役副社長を退任、取締役最高顧問 就任
    ・1983年 10月:同社 取締役を退任、最高顧問
    ・1988年 12月30日:死去(享年78歳)

    藤澤武夫と本田宗一郎

  • ホンダ、2026年の提携にむけてマクラーレンF1チームに接触との報道

    ホンダ、2026年の提携にむけてマクラーレンF1チームに接触との報道

    マクラーレンとホンダは、2026年のF1エンジンレギュレーションのオプションを模索しており、F1での再タッグの可能性をめぐって最初の接触があったとThe Raceが報じている。

    マクラーレンとホンダは、V6ターボハイブリッド時代の始まりの2015年から2017年にかけて、エンジンパフォーマンスと信頼性の低さから緊張感を高め、パートナーシップは早々に終了した。

    ホンダは代わりにレッドブルチームへの供給に切り替え、大きく前進した後、レッドブル・レーシングとマックス・フェルスタッペンを2021年と2022年の連続タイトルに導いた。

    2026年のマクラーレン・ホンダの再結成に関する話し合いは、ホンダが新しいF1レギュレーションのもとでエンジンサプライヤーになることをコミットし、誰と組むかを検討し、マクラーレンが2025年以降もメルセデスのカスタマーであり続けるか、新しいサプライヤーを追求するかを考える、非常に初期の段階にあると考えられている。

    ホンダは2020に自動車事業のカーボンニュートラル技術の開発に資金と技術資源を集中させるという会社の決定により、2021年末にF1を正式に撤退することを決めたが、レッドブルの2チームへのエンジン供給は2025年末まで継続することに合意している。

    しかし、ホンダはF1撤退について心変わりし始めたとされている。それは部分的には、撤退を発表してから正式に撤退するまでの間にCEOが交代したこと、レッドブルで享受し始めた大きな成功のためでもあるとされている。

    2026年のF1レギュレーションの議論に参加し続けたホンダは、昨年末にFIAに正式にマニュファクチャラー登録をしている。

    ホンダは、FIAが2026年から2030年までサプライヤーとして参加するとまで宣言、レッドブル・フォード、アウディ、メルセデス、フェラーリ、アルピーヌ(ルノー)を含めた6メーカーのひとつとなっている。

    次世代F1エンジンは、ハイブリッドが100%持続可能な合成燃料で走行し、エネルギー回生システムが電気出力を大幅に増加させることから、ホンダのカーボンニュートラル目標により適合していると見ることができる。

    FIAに登録することは、メーカーが議論に参加することを意味し、メーカーが続行することを決定した場合には、よりシンプルなエントリーを設定することになる。

    現在、ホンダを除くすべてのメーカーがそれを行っている。新しいF1プログラムの許可が下りるかどうかのホンダの不確実性は、現在非常に成功しているパートナーを失ったことに影響されていると思われる。

    2026年にフォードが提携することになるレッドブル・パワートレインズは、ホンダの参戦が不可能になったため、レッドブルが長期的なエンジンの将来を確保するための手段として設立された。

    レッドブルが独自のエンジンを構築できるように準備するために多額の投資を行っているため、進行中のホンダのコラボレーションは、レッドブルの条件に従う必要があった。おそらく、金銭的な貢献をすること、実質的なV6のインプットを見合わせること、そしてハイブリッド専用のパートナーであることが条件だっただろう。

    フォードは明らかにそのような取り決めに満足しているが、ホンダはレッドブルに十分な回答を与えなかったか、与えられなかったかのどちらかである。いずれにせよ、レッドブルは2026年のF1エンジンルールについてフォードと協力することを発表している。

    レッドブルとフォードの話し合いは2022年の終盤に行われたため、ホンダは2026年のプロジェクトがレッドブルとのものでないことを十分承知した上で、新しいルールの意志を登録した可能性が非常に高い.

    そのため、ホンダの継続的な関心は、エンジンを構築する別のチームを見つけなければならないことを受け入れることに基づいている。

    ウィリアムズのような独立系チームとの関係も取り沙汰されている。しかし、マクラーレンとの契約は、以前のパートナーシップの終わり方を考えると、最もスペクタクルなものになるだろう。

    マクラーレン・ホンダは、1980年代後半から1990年代前半のような世界的な強豪を目指して復活したが、優勝もポールポジションも表彰台もゼロという結果に終わった。

    分裂して以来、マクラーレンとホンダの両社はより良い業績を上げている。両社のリーダーシップは2017年末とは異なっており、仕事の仕方も進化している。

    とはいえ、両社の関係が再び一緒に仕事をするのに十分なほど変わったかどうかは不明だ。

    最初の接触も、それがマクラーレンの希望である保証はない。マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンは、2026年に向けたチームの方向性をできるだけ早く固めたいと考えており、利用できるすべての選択肢を吟味しているようだ。

    例えば、ザク・ブラウンはレッドブル・パワートレインズの施設も訪れたとされている。レッドブル・フォードがレッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリ以外の第3チームに供給する能力を持つのは無理があるかもしれないが、クリスチャン・ホーナーは以前、カスタマーに供給するための設備を整えたいとの意向を表明している。

    マクラーレンの他の選択肢は、どこかの時点で駆け出しのアウディのセットアップも視野に入れることだろう。アウディは2026年に向けてF1エンジンを製造し、元マクラーレンのF1チーム代表であるアンドレアス・ザイドルがCEOとしている運営するザウバーF1チームを買収する。

    そこにはつながりがあり、以前、アウディがマクラーレンと提携する話が持ち上がった。マクラーレンは売却を明確に否定したものの、エンジン供給についてはドアを開けたままにしている。

    また、マクラーレンは単に現在のサプライヤーであるメルセデスと2021年に復活した成功したパートナーシップを継続する可能性も残されている。

    「我々はメルセデスにとても満足している」とザク・ブラウンは2022年11月に語っている。

    「私はカスタマーエンジンで世界選手権を勝ち取ることができると信じている。ワークスチームであることの利点は、高度な知識を得ることができることだ」

    「我々はメルセデスと長期契約を結んでおり、その協力関係には非常に満足している」

  • レッドブルF1代表 「ホンダとの2026年F1エンジン交渉はあまり複雑すぎた」

    レッドブルF1代表 「ホンダとの2026年F1エンジン交渉はあまり複雑すぎた」

    レッドブルF1は、昨年ポルシェとの交渉が決裂した際、ホンダとのF1エンジン提携の可能性を探ったが、最終的には契約が複雑すぎることが判明したと語る。

    ミルトン・キーンズを拠点とするレッドブルは当初、ドイツの自動車メーカーであるポルシェと2026年から提携することになっており、昨年には反カルテル当局に通告されるほど交渉が進んでいた。

    しかし、ポルシェがチームを買収することでチームの独立性が失われるのではないかというレッドブルの懸念があり、昨年夏に交渉は決裂した。

    その後、レッドブルはフォードと提携し、ミルトンキーンズの新施設でレッドブル独自のF1エンジン開発を支援することになった。

    しかし、ホンダが2026年の新F1レギュレーションに対応したF1パワーユニット開発に興味を示していることをFIAに登録したことで、レッドブルのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、チームがホンダと継続する可能性を検討したと語った。

    「我々はホンダと素晴らしい関係にあり、彼らと共に多くの成功を収めてきた」とクリスチャン・ホーナーは説明する。

    「そして、その関係は2025年末まで続く」

    「チームとホンダの両方が、これらの契約の締結に向けてすでに達成した成功に追加するために可能な限りのことをしていく」

    「我々は2025年以降の関係を模索した。しかし、ロジスティック的にあまりにも複雑になりすぎた」

    クリスチャン・ホーナーは、ホンダが2026年の新F1レギュレーションに参加する意向をFIAに通知していたとはいえ、それが必ずしも新世代F1エンジンを生産することを保証するものではないことを説明した。

    「当然ながら、今日そのエントリーに登録されたメーカーが、2026年に実際にそこに参加するという約束を意味するものではない」とクリスチャン・ホーナーは述べた。

    「もちろん、ホンダの今後の幸運を祈っている。しかし、レッドブル・パワートレインズが注力している2026年のプログラムと、このフォードとの関係、そして2025年末までの現行のホモロゲーションエンジンからできる限りのパフォーマンスを最適化するためのホンダとの密接な作業関係には、明らかに違いがある」

    クリスチャン・ホーナーは、2025年までレッドブルのエンジン供給に協力することになったホンダとの関係は、レッドブル・パワートレインズを稼働させる一方で、チームの長期的な野心を確保するために歓迎すべき動きだと語った。

    「ホンダとは素晴らしいパートナーシップを築いてきた。彼らが2020年にF1から撤退することを発表したとき、大きな悲しみに包まれた。それが、自分たちの未来をコントロールするために、レッドブル・パワートレインズの設立を促した」

    「その旅に出たとき、ホンダがありがたいことに2025年末までエンジンを供給し続けることに同意し、その一方で我々は2026年に向けてリソースを蓄積していくというプランに変更があったのは明らかだ」

    「我々は2025年末までの契約を結んでいる。我々はそこで素晴らしい協力関係を築いている。彼らは素晴らしい会社であり、現在のレギュレーションの下で、2025年シーズンの最後のレースまでずっとホンダと共にプッシュしていく」

  • ホンダの“優柔不断”な活動にレッドブルF1は愛想を尽かした?

    ホンダの“優柔不断”な活動にレッドブルF1は愛想を尽かした?

    レッドブルが2026年の新しいF1レギュレーションに向けてフォードと組むことを決めた理由はホンダが「優柔不断」だからだと元F1ドライバーのクリスチャン・アルバースは主張する。

    レッドブルは、2026年にむけてポルシェと交渉していたが、フォルクスワーゲン傘下のブランドがレッドブルの株式取得を望んだことで交渉は決裂した。

    しかし、ホンダは別の話だ。特に、現在の「レッドブル・パワートレインズ」ユニットは、本質的にホンダのユニットであるためだ。

    レッドブルとフォードの提携にもかかわらず、ホンダは2026年にエンジンサプライヤーになるつもりでいる。先に2021年シーズンをもってF1から撤退しているにもかかわらずだ。

    「レッドブルは、ホンダのF1エンジンをよりよいものにするためにメルセデスから人を奪った」と元F1ドライバーのアルバースはDe Telegraafに語った。

    「レッドブルは初めてエンジンを作るかもしれないが、ホンダはまだ関わっている。ステッカーを貼っている」

    一部のオブザーバーは、ホンダが2026年以降もF1に残留することを決めたのに、なぜレッドブルはホンダに固執しなかったのかと混乱している.

    「彼らはただ、あの交渉に疲れただけなのだろう。ホンダはとても優柔不断だった」とクリスチャン・アルバースは語る。

    「ホンダは撤退を決めたが、今また戻ってきた。レッドブルはそれにうんざりしていたと思う」

    さらにクリスチャン・アルバースは、レッドブルが今年から風洞実験に費やす時間を減らしても対応できると予想している。

    「レッドブルはリッチなチームだ」と43歳のクリスチャン・アルバースは語る。

    「彼らは十分な予算を持っている」

    「確かに予算の上限はあるけれど、まだ例外はたくさんある。まだできることはたくさんある」

    「例えば、メルセデスは今、エンジン部門を少し入れ替える可能性がある。彼らはかなり混乱する可能性がある」

    しかし、クリスチャン・アルバースは、レッドブルが姉妹チームのスクーデリア・アルファタウリに非公式に風洞の研究をさせるのもひとつの手ではないかと疑っている。
    「ハースは風洞に入り、フェラーリは彼らが何をしているかを見ていると確信している」とクリスチャン・アルバースは語った。

    「しかし、私の情報筋によると、レッドブルとアルファタウリはそうではない」

    「彼らは捕まるかもしれないという恐怖から、そこでの接触ははるかに少なくなっている」

  • ホンダ、F1復帰のフォードに美味しいところを全て持っていかれた浅はかさ

    ホンダ、F1復帰のフォードに美味しいところを全て持っていかれた浅はかさ

    ホンダは、F1復帰するフォードに美味しいところを全て持っていかれることになった。

    レッドブル・レーシングは2月3日(金)にニューヨークで開催された新車発表会イベントで2026年から2023年までのフォードとのパートナーシップを発表。展示用のRB19よりも『フォードF1復帰』が見出しを独占した。

    それは同時にホンダとレッドブルとのパートナーシップが2025年で終了することを意味する。

    結果的にホンダは、F1が人気を取り戻し、持続可能性の道へ進んでいく絶好のタイミングですべてをフォードに持っていかれることになった。

    そもそもホンダはF1参戦から無計画だった。フォードとアウディが新しいF1レギュレーションが導入される2026年のF1復帰まで5年の準備期間を設けるなか、マクラーレンのワークスパートナーとして第4期のF1活動をスタートさせたのは2015年。F1エンジンが“パワーユニット時代”へと突入した2014年の“1年後”のことだった。

    1年遅れのF1参入は大きな差となり、トラブル多発でまともに走ることさえできないホンダのF1エンジンはマクラーレンを失望させ、3年間で捨てられた。

    ホンダを救ったのはレッドブルだった。2018年からトロロッソでホンダのF1エンジンを採用し、開発のための時間を与えた。そのポテンシャルが確認されると本家レッドブル・レーシングも2019年からホンダのF1エンジンを採用。F1復帰から5年でホンダは第4期初勝利を挙げることになった。

    だが、いよいよタイトルが見えてきた2020年10月、ホンダは2021年シーズン限りでのF1撤退を決定する。「2050年カーボンニュートラルの実現」が撤退の理由として語られたが、前年にF1は「2030年までのカーボンニュートラル化」を宣言していた。その時点で多くの疑問符がついていた。

    2020年は新型コロナウイルスのパンデミックが始まった年であり、世界中の経済が停止。先が見えない状況となっていた。ホンダのF1最終年となる2021年にはマックス・フェルスタッペンがF1ワールドチャンピオンを獲得。だが、F1日本GPは3年間中止となり、ホンダはF1参戦中に鈴鹿での母国グランプリを走ることなく撤退した。

    レッドブルにとっては提携からわずか1年で撤退発表という、ある意味でホンダに裏切られた形となる。それは、レッドブルに、チーム代表のクリスチャン・ホーナ―曰く「我々自身の未来をコントロール」ために独自のエンジン部門であるレッドブル・パワートレインズを設立させることになる。この時点でレッドブルとホンダの長期的な関係の未来は終わりを迎えていた。

    F1撤退後、当初はレッドブル・パワートレインズの体制が整うまでの技術サポートという形だったが、不可解なことに、ホンダはF1撤退後もHRC(ホンダ・レーシング)を隠れ蓑にレッドブルへのF1エンジン供給を2025年まで継続する契約を結んだ。F1ファンはホンダが撤退したとは考えておらず、結局、HRCという名前は浸透せずに2022年のF1日本GPからはHONDAロゴがレッドブルのF1マシンに掲載され、2023年からはホンダRBPTというエンジン名までつけられた。レッドブルはホンダへのF1演じの費用をマーケティングで相殺した形だ。

    その間にF1は、Netflixのドキュメンタリー『Drive to Survive』の予期せぬ大ヒットでアメリカで爆発的な人気を生むようになった。2022年にはF1マイアミGPが追加されてアメリカでのF1生放送の過去最高の視聴率を記録し、F1アメリカGPには延べ40万人の観客がサーキット・オブ・ジ・アメリカズを訪れた。2023年にはF1ラスベガスGPも開催される。

    F1自体が、ホンダのマーケットではないヨーロッパから、欧州50%以上のシェアを誇るメインマーケットであるアメリカへと移行した。

    そして、2026年、F1エンジンは、内燃エンジンとハイブリッドの割合が50:50と電動化へ移行し、100%持続可能な燃料の使用という市場のニーズに合わせた変貌を遂げる。

    自動車メーカーにとって、アメリカ市場、ハイブリッド技術、クリーンエネルギーという絶好のプラットフォームが整った。この流れには、F1には無関心だったゼネラルモーターズさせ反応し、F1参戦を目指すアンドレッティと協力体制を築いている。

    ホンダは、2026年のF1エンジンレギュレーションにマニュファクチャラー登録し、F1復帰の意志があることを示した。だが、その間にレッドブルは内燃エンジンを自社で製造する環境を整え、必要なのはハイブリッド技術だけとなった。

    おそらく、ホンダはハイブリッド技術だけでなく、100%持続可能な燃料での内燃エンジンにも関与したいと考えているはずだ。したがって、もはやレッドブルのニーズとは合致しなくなった。それが2026年のパートナーにホンダを選ばなかった理由だと考えられる。

    クリスチャン・ホーナー曰く、ホンダとは「2026年シーズンに向けて我々の進むべき道は異なるものとなった」ということだ。

    そこに現れたのがフォードだ。ホンダがマニュファクチャラー登録を行った頃にはすでに交渉は進展していた。

    フォードは、レッドブルというチャンピオンチーム、アメリカ市場、ハイブリッド技術のアピールの場を手に入れることになる。早速、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスに電気自動車をサーキットで走らせる動画を作成して技術力をアピールしている。

    ホンダは、そのすべてをフォードに持っていかれることになった。2026年にF1復帰を決定したとしても、提携するチームはいない状況となっている。メルセデスのカスタマーであるマクラーレン、アストンマーティン、ウィリアムズ、フェラーリ依存を解消したがっているハースなどがいるが、F1界が最も忌み嫌う『参入しては撤退』の典型的な例となったホンダへの信頼は薄いはずだ。新規参入チームと組むという手もあるが、1勝しか挙げられなかった第3期と同じくらい厳しいものになるだろう。

    結果的に、ホンダは、無計画な参戦・撤退によって大きな魚を逃すことになりそうだ。

  • レッドブルF1代表 「ホンダとの間に“チャイニーズウォール”を設置」

    レッドブルF1代表 「ホンダとの間に“チャイニーズウォール”を設置」

    レッドブル・レーシングのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、レッドブルとホンダが2025年に決別するまでの間、情報を共有しないように“チャイニーズウォール”が設置されるとクリスチャン・ホーナーは語った。

    レッドブル・レーシングは、2月3日(金)にニューヨークでの華やかな新車発表会でRB19のカラーリングを公開し、実車は後日、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスが乗る予定であることを明らかにした。

    新車発表会では、2026年にフォードがレッドブルのエンジンサプライヤーとしてF1に復帰することも発表され、スクーデリア・アルファタウリも姉妹チームとしてブルーオーバルの支援を受けることが決まっている。

    2023~2025年シーズンは、ホンダが引き続きレッドブルに技術サポートとF1マシンへの広告掲載を行うが、新しいパワーユニットレギュレーションが導入される2026年シーズンの提携は今のところない。

    F1では異例の事態だが、クリスチャン・ホーナーはホンダとレッドブル・パワートレインズは完全に分離され、両者を保護するための措置が取られると明言している。

    ホンダとレッドブルの間にある“チャイニーズウォール”
    「2025年末までの契約と素晴らしい関係をホンダと結んでいる」とクリスチャン・ホーナーはニューヨークでの新車発表会でメディアに語った。

    「知的財産のクロスオーバーはなく、ホンダのエンジンはすべて日本で生産され、レッドブル・パワートレインズ側ではすべてが2026年に集中している」

    「したがって、2つの活動の間には、はっきりとしたチャイニーズウォールがある。しかし、今後数年間はホンダと協力して、最高の結果を出すつもりだ」

    「彼らは完全にコミットしており、非常にわかりやすく、ホンダとの関係は2025年末に終了する」

    「ホモロゲーション・エンジンがあるので、事実上凍結されている」

    「ホンダはそのエンジンを供給し、IP(知的財産系)をすべて所有しているので、我々はエンジンの内部を見たりすることはない。我々はホンダとともにさらなるレース勝利とチャンピオンシップの防衛を目指し、ベストを尽くすつもりだ」

    チャイニーズウォールとは
    金融用語では情報の隔壁。証券会社等の自主ルールで、内部情報を利用したインサイダー取引を防止するために引受部門と営業部門との情報を遮断する規制。