カテゴリー: ルイス・ハミルトン

  • ルイス・ハミルトン陣営が激変 フェラーリF1初年度の苦闘を経て迎える大刷新

    ルイス・ハミルトン陣営が激変 フェラーリF1初年度の苦闘を経て迎える大刷新

    ルイス・ハミルトンは新シーズンを前に、サーキット外の体制を大きく刷新している。レースエンジニア、マネジメント、コミュニケーションの各分野に及ぶ変化は、フェラーリ加入初年度となった2025年の厳しいシーズンを経て行われたものだ。

    最大の焦点は、2025年シーズン中に緊張関係が伝えられたリカルド・アダミに代わるレースエンジニアが、いまだ正式に発表されていない点にある。

    伊ジャーナリストのレオ・トゥリーニが執筆するコラムの中で、元フェラーリドライバーのイヴァン・カペリは、この状況を異例だと指摘した。

    「新しいレースエンジニアが、まだ正式に任命されていないのは不思議に感じる」とカペリは語った。

    「数時間の問題なのかもしれないが、こうしたことは事前に明確にされているべきだ」

    ガレージの外でも、ハミルトンの周囲にいたおなじみの顔ぶれがパドックから姿を消している。長年にわたり広報を務め、プロジェクト44関連の業務も統括してきたガブリエラ・クワク・イェボア、通称エラは、7度のワールドチャンピオンと袂を分かった。次の去就については明らかにされていない。

    さらにハミルトンは、マネージャーのマーク・ハインズとも再び別れる決断を下した。関係者によれば、別れは友好的なものだったという。両者はジュニア時代から共に歩み、ハインズは2015年から2021年にかけてプロジェクト44のCEOを務めた後、2024年に再びハミルトンとタッグを組んでいた。

    そのハインズは現在、アメリカの自動車メーカーであるキャデラックのF1参戦準備に向け、フルタイムで同プロジェクトに加わっている。事情に詳しい関係者は、ハインズが全グランプリに帯同し、レース関連のロジスティクスを統括していたにもかかわらず、今回の決別は双方合意によるものだったと説明している。

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    サーキット外では、ハミルトンとキム・カーダシアンの関係を巡る憶測も再燃している。パリでの控えめながら豪華な会合が報じられたことで、再び注目が集まった形だ。

    競技面に目を向けると、カペリはこの一連の変化を、厳しいシーズンを経てもなお闘志を失っていないドライバーの姿勢の表れだと見ている。

    「ルイスはまだリスクを取る覚悟があると思う」とカペリは述べた。

    「彼は悪い年を終えたばかりで、それを自覚している。だからこそ挽回を狙うはずだ。彼のキャリアが悲しい終わり方を迎えるとは、とても想像できない」

    一方で、クルマから完全に離れた分野でも、ハミルトンは新たな情熱を見つけている。かつて誇っていた車両コレクションの多くを手放した後、現在はトレーディングカードの収集に熱中しているという。

    「カードを集めているんだ」とハミルトンはフランス版『ヴォーグ』の取材で明かした。

    「ポケモンやスター・ウォーズ、アスリートのカードだね。子どもの頃は学校で交換して集めていたけど、今はどんどん増えている。毎週のようにカードを買っているよ」

    キャリア終盤に差しかかりながらも、環境を刷新し、新たな刺激を求め続けるハミルトン。その姿勢は、2026年F1シーズンに向けた再起への強い意志を物語っている。

  • ルイス・ハミルトン、再起を懸ける2026年F1開幕を前にマネージャーと決別か

    ルイス・ハミルトン、再起を懸ける2026年F1開幕を前にマネージャーと決別か

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、2026年F1シーズン開幕を目前に控え、長年関係を築いてきたマネージャーと袂を分かったと報じられている。英『The Independent』によれば、ハミルトンはマーク・ハインズとのマネジメント契約を解消したという。

    2025年にフェラーリへ移籍したハミルトンは、キャリアで初めて表彰台を一度も獲得できない厳しいシーズンを経験した。7度のF1ワールドチャンピオンにとって、結果面では不本意な1年となり、2026年は巻き返しが求められる重要なシーズンとなる。

    ハインズは2015年から2021年まで、ハミルトンのマネジメント会社である「Project 44」の最高経営責任者を務めていた人物だ。報道によれば、今後は2026年からF1に参戦するキャデラックF1チームと仕事を共にする予定だとされている。

    フェラーリでの苦戦と、2026年への手応え
    フェラーリ移籍初年度となった2025年、ハミルトンは安定感を欠き、表彰台に届かないレースが続いた。キャリアを通じて初めて「未表彰台」のシーズンとなったことは、大きな話題を呼んだ。

    一方で、2026年F1レギュレーションという大きな転換期を迎える中、ハミルトンは最近になって前向きな兆しも口にしている。先週バルセロナで行われたプライベートテスト後、フェラーリは昨年よりも良いスタートを切れているとの見方を示した。

    「テストに来るときは、常に多くの周回を重ねたいと思っている」とハミルトンは語った。

    「今日は午前中だけで85周走ることができた。これは本当に素晴らしいことで、ここまで高い信頼性を確保してくれたファクトリーの全員の努力のおかげだ」

    さらに昨年との比較にも触れている。

    「昨年はテストの出だしがもっと悪かった。今回は完全に新しいレギュレーションの下でのスタートだけど、これまでよりも良い感触がある。この流れが続くことをとても期待している」

    マネジメント体制の変化とともに、ハミルトンはフェラーリで迎える2年目のシーズン、そして2026年F1新時代の幕開けに向け、再起を懸けた戦いに挑むことになる。

  • ルイス・ハミルトン F1テスト最速「フェラーリに勝者のメンタリティを感じる」

    ルイス・ハミルトン F1テスト最速「フェラーリに勝者のメンタリティを感じる」

    フェラーリはバルセロナで行われた非公開テストを、信頼性面で大きな問題を抱えることなく終えた。幻想を抱く段階ではないと前置きしつつも、ルイス・ハミルトンはスペインでの1週間を「非常に良いスタート」と評価し、チーム全体からこれまで以上に強い勝者のメンタリティを感じていると語った。

    最終日は63周を走行し、その日の最速タイム、さらにテスト全体でも最速となるタイムを記録した。

    もっとも、この時期のタイムが相対的なものであることは承知の上だ。重要なのは単純なラップタイムではなく、その裏側にある作業内容だという。

    午前にシャルル・ルクレールが行ったのと同様、午後にはハミルトンも徐々にプッシュし、限界を探る走行に移行した。これは、作業の軸足が純粋な信頼性確認から、パワーユニットやマシン挙動をより実戦的な条件で理解する段階へと移り始めていることを示している。前日にメルセデスが「技術的トラブルがなく、計画より前倒しで進んでいる」と語った流れとも重なる変化だ。

    フェラーリにとっても、この点での初期フィードバックは良好だ。火曜日は雨で時間を失ったものの、もしそれがなければ、走行距離はさらに伸びていた可能性が高い。それでも、ドライコンディションで走った2日間で得られたデータは極めて重要で、ファクトリーではシミュレーターのモデルと実走データを突き合わせる作業が始まる。

    このため最終日、マラネロのチームは意図的にペースを引き上げ、限界域を探った。コーナー進入や中速域での速度を高めることで、特に高速区間におけるマシンの挙動は変化する。そうした状況下でパワーユニットがどう反応するのかを理解し、そこから調整とセットアップ作業を本格化させる狙いがあった。

    テスト全体を振り返り、ハミルトンは満足感を口にした。

    「本当に楽しい1週間だった。個人的にも冬の間にかなり大きな取り組みをしてきたし、チームもテストに向けて多くの変更を加えてきた」

    「週の始まりは、完全にウエットの路面で走るという少し変わった形だった。普通はやらないことだけど、去年は開幕戦の決勝が、僕にとって初めて本格的にフェラーリをドライブする機会だった。あれは本当に厳しいレースだったから、今回あらかじめそういう経験と知識を得られたのは有益だった」

    ウエット走行は、複数の面で価値がある。低グリップ環境でのパワーユニットの反応を確認できるだけでなく、部分的なアクティブエアロの挙動や、やや大径化したタイヤがマシン周囲の気流に与える影響も観察できる。

    「走行距離という点では、ファクトリーの全員の素晴らしい仕事のおかげで、2日間しっかり走れた。本当に感謝している。安定して走れて、問題が出ないことはとても重要だ。もちろん細かいことは常にあるけど、本当のダウンタイムはなかった。今後数週間で何か出てくるかもしれないけど、全体としてはとても堅実な数日間だった」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    バーレーンを見据えた次のステップ データ検証と方向性の確認
    バルセロナでの走行を終え、ドライバーたちはマラネロに戻り、次のバーレーンテストに向けた準備とともに、スペインで収集したデータの詳細な分析に入る。狙いは、シミュレーターの予測が実走と一致しているかを検証すること、そしてサヒールで試すべきメカニカルセットアップや空力比較の方向性を定めることだ。

    まだ結論を急ぐ段階ではないが、信頼性確認を主目的とした今回の初期テストは、総じてポジティブな内容だった。予定していたプログラムを概ね消化できたことは、大きな収穫と言える。

    「デブリーフもとても良かった。全員が本当に集中している。チームの一人ひとりから、これまで以上に強い勝者のメンタリティを感じている。それはポジティブなことだ。みんな前向きで、信じられないほど熱意にあふれている」

    「もちろん、錯覚はしていない。もう万事うまくいっているなんて思っていないし、やるべき仕事があることも分かっている」

    他チームについても冷静に見ている。

    「メルセデスもとても良い走行をしていたと思うし、レッドブルやハースもよく走っていた。だから、正直なところ自分たちがどこにいるのかは分からない。でも、最初の1週間としては堅実だったし、ここから積み上げていける。大きな前進が必要になるかもしれないし、開発は非常に重要になる」

    最後に、今後へ向けた姿勢をこう締めくくった。

    「何一つ取りこぼさないこと、コミュニケーションや意思決定を明確かつ簡潔に行うことが重要だ。そのためには、全員が最高の状態でいなければならない。今年は皆が新しいエネルギーを持ち込んでいるのが見えているし、それが本当に素晴らしい」

  • ルイス・ハミルトン、フェラーリSF-26本格走行「興味深い点が見つかっている」

    ルイス・ハミルトン、フェラーリSF-26本格走行「興味深い点が見つかっている」

    ルイス・ハミルトンはバルセロナで行われている2026年F1非公開シェイクダウンテストで、ドライコンディション下で85周を走破した。火曜日は雨に見舞われたため、これがフェラーリSF-26にとって事実上の“初の本格テスト”となったが、大きなトラブルはなく走行を終えている。

    午前中のみで85周を積み重ねた点も、フェラーリ陣営にとっては大きな収穫だった。

    午後はシャルル・ルクレールがマシンを引き継ぎ、最終日も両ドライバーが走行を分担する予定だ。信頼性面で順調な滑り出しを見せたことで、チームはロングランや新しいパワーユニットの理解に作業の比重を移しつつある。

    ハミルトンは、ようやくドライで走れたことが学習の面で大きかったと振り返っている。

    「ようやくドライで走れて、きちんとコース上で作業ができたのは良かった。初日はひどい雨だったからね。外に出て状況を確認できたのは有意義だったし、フィオラノでは1周か2周しか走れていなかったから、マシンを感じる程度で終わっていた」

    「だから、いくつかのランをこなしてタイヤを理解できたのは本当に良かった。C2とC1を使ったけれど、この寒さではタイヤはあまり機能しない。それでもプログラムは完了できたし、マシンが今どこにいて、どこを改善すべきかのイメージは持てている」

    この日のバルセロナは気温が低く、路面温度も上がらなかった。午前中には第3セクター入口でリヤを失い、ハミルトンが軽いスピンを喫する場面もあったが、走行への影響はなかった。

    フェラーリは今回投入しているSF-26について、あらかじめ「ベーシックな仕様」であることを明かしており、本格的なアップデートはバーレーンテストやシーズン序盤に予定されている。それだけに、今回のテストは純粋に理解とデータ収集が目的となっている。

    ハミルトンが特に手応えを感じているのは、信頼性の高さだ。85周を問題なく走り切れたことは、2026年という大幅なレギュレーション刷新を考えれば、非常に前向きな材料となる。

    「テストではとにかくたくさん走りたいものだ。今朝は85周走れた。これは本当にすごいことだと思う。ここまでマシンが信頼性高く動いているのは、工場で働くすべての人たちが素晴らしい仕事をしてくれたおかげだ」

    「去年のテストは、正直言ってもっとひどいスタートだった。完全に新しいレギュレーションを考えれば、今回はそれよりも良い出だしだと思うし、この流れが続くと本当に自信を持っている」

    今後の焦点は、走行距離をさらに重ねながら、パワーユニットのエネルギーマネジメントやエアロダイナミクスの理解を深めていくことにある。ハミルトン自身、すでにいくつかの興味深いポイントを見つけているという。

    「僕たちにとっては、とにかく走行距離を増やして、このエンジンやマシン、エアロについてできるだけ多くの知識を得ることが重要だ。今朝は決められたプログラムをこなして、いくつか興味深い点が見つかった。午後はシャルルが少し違うことを試していて、それも良いことだ」

    「一日の終わりには、みんなで集まって問題点や良かった点、悪かった点を整理し、翌日に何をテストするかを決める。すでに良いデータは揃っているから、それを正しく理解して、バーレーンに向けて何を進めていくかを明確にするだけだ」

    フェラーリとハミルトンにとって、バルセロナでの85周は単なる周回数以上の意味を持つ。2026年シーズンに向けた第一歩として、確かな土台が築かれつつある。

  • ルイス・ハミルトン、2026年F1初テストを楽観視「かなり堅実なスタート」

    ルイス・ハミルトン、2026年F1初テストを楽観視「かなり堅実なスタート」

    ルイス・ハミルトンは、スクーデリア・フェラーリとの2026年F1バルセロナ・シェイクダウンで迎えたテスト初日について、「かなり堅実だった」と前向きに振り返った。雨と赤旗という難しい条件のなかでも、SF-26は1日で約120周、走行距離にしておよそ560kmを積み重ねた。

    フェラーリはシェイクダウン週の2日目からSF-26を走らせる判断を下し、午前はシャルル・ルクレールが担当した。

    インスタレーションラップ後にガレージで各種チェックを行い、ピレリC2タイヤで19周を消化。その後、激しい雨によりプログラム変更を余儀なくされ、フルウエットで15周、インターミディエイトで20周を重ね、午前セッションは計64周で終了した。

    午後はハミルトンがステアリングを握り、フルウエットで走行を開始。その後すぐにインターミディエイトへ切り替えたが、再び雨脚が強まり一時ピットに戻る場面もあった。コンディション回復後に走行を再開し、最終的に57周を走り切っている。

    「今日はとてもチャレンジングだった。特に10時半頃から雨が降り始めたのが大きかった」とハミルトンは語った。「シャルルはドライで少し走れたけど、午後は完全にウエットだった。タイヤをどう機能させるかを探るのは難しかったが、とても学びの多い一日だった。こうした状況や赤旗を考えれば、約120周走れたのはかなり堅実だ」

    さらにハミルトンは、舞台裏でのチームの取り組みにも言及している。「この段階までクルマを仕上げてくれたファクトリーの全員を本当に誇りに思う。今日は多くの情報を集めることができた。やるべきことは山ほどあるから、このレベルを維持しなければならないが、良い初日だった」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    2026年F1レギュレーションの大幅変更を踏まえれば、無事に1日を終えられたこと自体が大きな収穫だという。「これだけ大きな変化がある中で、大きなトラブルなく一日を乗り切れたのは本当にポジティブだ。今は小さなステップを積み重ねて改善していく段階で、こういう日をもっと重ねていく必要がある」

    今後に向けては、ドライコンディションでの走行を強く望んでいる。「ドライでこのクルマを走らせて、バランスを理解し、新しいSLM(ストレートラインモード)やエネルギー配分を学びたい。バッテリーをどう使い、どう回生するかは極めて重要になる。シミュレーターではすでに多くの作業をしてきたが、これからは実際のトラックでデータをもとに最適化を続けていく」

    ハミルトンは2026年F1シーズンを前に、強い楽観を示した。「これは僕が経験してきた中で最大のレギュレーション変更だ。ダウンフォースは昨年より少ないが、以前悩まされたポーパシングの問題はない。それは確実にポジティブだ。すべてのチームにとって非常に難しい挑戦だが、だからこそ面白い。最も早く開発を進め、エネルギーを最も賢く使えるチームが上に来る。誰にでもチャンスがあり、僕たちはそれを最大限に生かすために全力で取り組んでいく」

  • フェラーリF1、ルイス・ハミルトン担当に“元マクラーレン幹部”引き抜きか

    フェラーリF1、ルイス・ハミルトン担当に“元マクラーレン幹部”引き抜きか

    スクーデリア・フェラーリは、2026年シーズンに向けてルイス・ハミルトンの新レースエンジニア候補として、マクラーレンの元上級スタッフを引き抜く可能性が浮上している。

    7度の世界王者であるルイス・ハミルトンは、2026年F1シーズンからフェラーリに加入するが、同チームはすでに彼のレースエンジニア体制の再編に着手している。フェラーリは、これまでハミルトンを担当してきたリカルド・アダミをアカデミー部門の新たな役職へ異動させることを正式に認めており、これによりハミルトンの新レースエンジニア探しが本格化した。

    シャルル・ルクレールのレースエンジニアであるブライアン・ボッツィは、先週金曜日に行われたフィオラノでのSF-26シェイクダウンにおいて、ルクレールとハミルトンの両方を担当した。また、バルセロナで予定されている非公開テストでも、1日1台のみ走行する体制の中で、引き続き同様の役割を担う見通しだ。

    一方で、イタリア紙コリエーレ・デロ・スポルトは、フェラーリが「マクラーレンから来る新たな人物を待っている」と報じている。その有力候補とされているのが、セドリック・ミシェル・グロージャンだ。グロージャンは直近までマクラーレンでトラックサイド・パフォーマンス部門の責任者を務め、オスカー・ピアストリと緊密に仕事をしてきた人物である。

    グロージャンは2025年シーズン終了後にマクラーレンを離脱しており、本人のLinkedInによれば現在は「キャリアブレイク中」とされている。また、彼はフェラーリF1のチーム代表フレデリック・バスールがSF-26について語った投稿に「いいね」をしていたことも注目を集めている。

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    さらに、現在ハミルトンのパフォーマンスエンジニアを務めるルカ・ディエッラも、レースエンジニア昇格候補として名前が挙がっている。

    この体制変更について、スカイスポーツF1の解説者デビッド・クロフトは、ハミルトンにとって「大きなプレッシャーになる」との見解を示した。

    「まったく驚きではなかった。あの関係は前向きな方向に進んでいなかったからだ」とクロフトは『The F1 Show』で語った。

    「人を一緒にして、うまくいくことを期待するのは難しい。優れた組織やマネージャーは、チームに人をうまく溶け込ませる方法を見つけるが、そうでない場合はそれができない。残念ながら今回はうまくいかなかった」

    「ただし、これはルイスに大きなプレッシャーをかけることになる。とはいえ、彼はその重圧に対処できるだけの力を持っているし、より良い関係を築けるエンジニアを得られれば、安心感も得られるはずだ」

    「フェラーリ内部には、すでに昇格して新たな役割を担う人物がいるとかなり確信しているし、ルイスも以前からその人物を知っているはずだ」

    2026年F1レギュレーション初年度を迎えるフェラーリF1にとって、ハミルトンとレースエンジニアの関係構築は、パフォーマンス面でも極めて重要な要素となる。新体制がどのような形で固まるのか、今後の動向が注目される。

  • ルイス・ハミルトン、フェラーリF1との2026年シーズンに高揚「新たな始まり」

    ルイス・ハミルトン、フェラーリF1との2026年シーズンに高揚「新たな始まり」

    ルイス・ハミルトンは、スクーデリア・フェラーリの2026年F1マシン「SF-26」の初走行を終え、来季開幕に向けて「非常に興奮している」と語った。

    フェラーリがSF-26を発表した翌日、ハミルトンはフィオラノでのシェイクダウンで新車のステアリングを握った。自身にとってフェラーリの新型車を初めてドライブする瞬間となり、その特別な体験を次のように振り返っている。

    「フェラーリで目覚めるというのは、本当に特別だ。ここ1週間ほど過ごしてきたが、マシンが形になっていく過程を見て、どれだけ多くの人たちが懸命に働いているかを実感している。」

    「シミュレーターで積み重ねてきた作業や、ひとつひとつ築いてきた土台が、最終的に1台のマシンとして完成する。その瞬間は一年の中で最もワクワクする時だ。さまざまな部門から集まったパーツが、最終的にひとつにまとまる。そしてそれを運転できるのは、たった2人だけなんだ。」

    初めてガレージを出てコースへ向かった瞬間についても、ハミルトンは強い感情を口にした。

    「エンジンに火が入って、新しい振動が体に伝わる瞬間は本当にエキサイティングだ。ターン1へ向かうと、そこにはティフォシがいる。これは何度経験しても慣れることはないし、決して忘れられない。」

    「今日はチームとの再接続の日でもあった。フェラーリを支える人たちの情熱に触れて、なぜ自分がこのスポーツを愛しているのかを改めて思い出させてくれる一日だった。」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    来週のバルセロナ・シェイクダウン、そしてバーレーンでの2回のテストを経て、3月に開幕するシーズンに向けて、ハミルトンの期待は高まっている。

    「これまでのインタビューでは、あまり“興奮している”とは言ってこなかった。でも今回は本当にワクワクしている。それでいいと思っている。新しい始まりに興奮しているんだ。」

    「チームはリフレッシュされているし、あらゆる部門で本当に多くの作業が行われてきた。そのエネルギーを持って、1日1日を大切に積み重ねていきたい。」

  • ルイス・ハミルトン、フェラーリF1のマシン開発に深く関与「魅力的な挑戦」

    ルイス・ハミルトン、フェラーリF1のマシン開発に深く関与「魅力的な挑戦」

    ルイス・ハミルトンは、スクーデッリア・フェラーリとの2026年シーズンを「キャリアの中でも最大級のレギュレーション変更」と表現し、新時代のF1に向けた挑戦への強い意欲を語った。

    2026年から導入される新レギュレーションでは、車体コンセプト、空力思想、パワーユニット、燃料、タイヤサイズまでが一新される。フェラーリSF-26は、そのすべてを前提に開発された初のマシンとなる。

    ハミルトンは、この大きな転換期において、チームとしての成長と方向性の共有が何より重要だと強調した。

    「2026年シーズンは、誰にとっても非常に大きな挑戦だ。おそらく、僕のキャリアの中でも最も大きなレギュレーション変更になる。新しい時代が始まるとき、すべては開発、チームとしての成長、そして同じ方向に進むことに集約される」

    また、開発初期からドライバーとして深く関与できたこと自体が、非常に刺激的な経験だったとも振り返っている。

    「これほど大きく異なるマシンの開発に、最初から関わることができたのは、とても魅力的な挑戦だった。エンジニアと密接に協力しながら、明確な方向性を定義していく作業は、ドライバーとして非常に重要な役割だと感じている」

    2026年は、エネルギーマネジメントや新システムの理解において、ドライバーが中心的な役割を担う年になるとハミルトンは見ている。

    「技術的な観点から見ても極めて重要な一年になる。エネルギーマネジメント、新しいシステムの理解、そしてマシン開発への貢献において、ドライバーの役割はこれまで以上に大きい」

    最後に、フェラーリのティフォシの存在がチーム全体を支えていることにも言及した。

    「この挑戦は、チームとして一緒に立ち向かうものだ。フェラーリのティフォシが持つ並外れた情熱は、僕たち全員にとって本当に大きな意味を持っている」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

  • フェラーリF1、2026年版レーシングスーツ公開 ハミルトンとルクレールが着用

    フェラーリF1、2026年版レーシングスーツ公開 ハミルトンとルクレールが着用

    スクーデリア・フェラーリは2026年F1シーズンに向け、ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールが着用する新しいレーススーツを公開した。マシンの実走はまだ行われていないが、マラネロのチームは新時代に向けた“装い”をいち早く披露した形だ。

    公開はフェラーリの公式SNSチャンネルで配信された映像を通じて行われ、ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールが主役として登場した。暗がりの中で歩み寄る2人にスポットライトが当たり、2026年仕様のレーススーツが明らかになる演出となっている。

    スクーデリア・フェラーリは2026年F1シーズンに向け、ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールが着用する新しいレーススーツを公開した。マシンの実走はまだ行われていないが、マラネロのチームは新時代に向けた“装い”をいち早く披露した形だ。

    公開はフェラーリの公式SNSチャンネルで配信された映像を通じて行われ、ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールが主役として登場した。暗がりの中で歩み寄る2人にスポットライトが当たり、2026年仕様のレーススーツが明らかになる演出となっている。

    「マラネロに戻ってきた!」とハミルトンは語り、2人は新たなシーズンへの第一歩を象徴するかのようにカメラの前に立った。

    新レーススーツは、伝統のロッソ・コルサを基調としながらも、白のアクセントを大きく取り入れたデザインが特徴だ。首元、肩、そしてスーツの側面から脚部にかけて白いラインが配され、昨季のほぼ全面赤一色の印象から大きく刷新されている。

    昨年見られた胸部の水平ストライプは廃され、代わって胸から肩にかけて縦方向の白いラインが入ることで、よりシャープでスポーティなシルエットを強調している。スポンサーロゴは首元寄りにまとめられ、胸中央には跳ね馬のエンブレムが堂々と配置された。その下には、タイトルパートナーであるヒューレット・パッカードの青がアクセントとして映える。

    この“ファッション発表”は単なる衣装変更にとどまらず、間近に迫る2026年F1マシンへのヒントとも受け取れる。SF-26は1月23日にフィオラノで公開予定となっており、レーススーツで強調された白の要素が、マシンのリバリーや2026年シーズンのチームキット、公式マーチャンダイズ全体に反映される可能性が高い。

    スクーデリア・フェラーリ,F1

    さらにフェラーリは、新たなテクノロジーパートナーシップも発表した。ウェアラブルデバイスメーカーのWHOOPが、チームの「公式ヘルス&フィットネス・ウェアラブル・パートナー」に就任する。

    2026年F1では100%持続可能燃料の使用や大規模な電動エネルギー展開により、マシンだけでなくドライバーやチームスタッフにもこれまで以上の負荷がかかる。WHOOPのデバイスは24戦のシーズンを通してチームメンバーに装着され、身体状態やストレス、回復度合いをモニタリングすることで、マラネロの陣営が常に最高のコンディションを保つことを目的としている。

    新しいレーススーツと最新の健康管理体制。フェラーリF1は、2026年という大胆な新時代に向け、コース内外の準備を着実に進めている。

  • ルイス・ハミルトンがフェラーリF1で“ボノ”と再会しない理由

    ルイス・ハミルトンがフェラーリF1で“ボノ”と再会しない理由

    ルイス・ハミルトンがフェラーリで新たなレースエンジニアを探していることは周知の事実だが、ひとつだけ確かなことがある。それは、長年の盟友であるピーター・ボニントン、通称“ボノ”が、リカルド・アダミの後任としてマラネロに加わることはない、という点だ。

    ハミルトンとアダミの関係が2026年も続かない決定的な兆候は、2025年シーズン最終戦に表れていた。

    Q1敗退を喫し、中団からポイント圏を目指して追い上げていたハミルトンは、無線で「前に誰がいるかは伝えないでくれ」と要請したが、アダミは情報を伝えた。

    その直後、ハミルトンは「もういい、僕に任せてくれ」と応じた。このやり取りは、23戦以上を共にしてもなお解消されなかった“噛み合わなさ”を象徴する場面だった。

    アダミは、かつてセバスチャン・ベッテルやカルロス・サインツJr.を担当してきたフェラーリのベテランだが、現在はフェラーリ・ドライバー・アカデミーおよびTPC(旧型車テスト)運営を担当する役割へ異動している。一方で、ハミルトンの新レースエンジニアは、開幕戦オーストラリアGPを前にしても、まだ発表されていない。

    しかし、その後任がボニントンでないことだけは明白だ。

    ハミルトンは公の場では、フェラーリ加入初年度に苦しんだアダミを支持し続けていたものの、環境適応が容易でなかったのは事実だ。アダミが複数ドライバーとの仕事を経験していたのに対し、ハミルトンはメルセデスで12年間、ほぼ一貫して“ひとつの声”と共に成功を築いてきた。

    ハミルトンとボニントンのコンビは、F1史上最も成功したドライバーとエンジニアの関係とされ、6度のドライバーズタイトルと、メルセデスでの84勝中83勝を挙げている(ボニントンが不在だったのは2019年メキシコGPのみ)。ハミルトンのフェラーリ移籍が2024年2月に発表された際、「ボノも共にマラネロへ向かうのか」という疑問が浮上したのは自然な流れだった。

    だが、その答えは明確だった。

    ボニントンは、ルーキーのアンドレア・キミ・アントネッリを担当するだけでなく、メルセデスのトラックサイド・パフォーマンス部門責任者という拡張された役割を与えられた。ハミルトンは単身でイタリアへ向かうことになった。

    仮にハミルトンがフェラーリに対し、アダミの後任としてボニントンを求めたとしても、2026年シーズンに間に合う可能性は極めて低い。メルセデスの技術組織内で高い地位にあるボニントンが移籍する場合、機密情報の流出を防ぐため、1年以上に及ぶガーデニングリーブ(競業避止期間)が課されるのが通例だからだ。

    その場合、ボニントンがフェラーリのピットウォールに立てる最短時期は2027年になる。しかし、20年目のシーズンが19年目と同様に厳しいものとなれば、ハミルトンが21年目をF1で迎えている保証はない。

    結果としてハミルトンは、2026年に向けて、3シーズン連続で異なるレースエンジニアと組むことになる。2025年の苦難、そして自身が嫌悪してきたグラウンドエフェクト時代を振り払い、F1の“大胆な新時代”で再起を図るための、またひとつの不確実な挑戦が始まろうとしている。