カテゴリー: ルイス・ハミルトン

  • ルイス・ハミルトン メルセデスF1の“パーティーモード”示唆「突然速くなる」

    ルイス・ハミルトン メルセデスF1の“パーティーモード”示唆「突然速くなる」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、2026年F1中国GPスプリント後、メルセデスの予選ペースについて興味深い見解を示した。長年在籍した古巣の強みを知るハミルトンは、予選でメルセデスが“パーティーモード”のような特別なエンジン設定を使用している可能性を示唆した。

    上海で行われたスプリントでは、ハミルトンはジョージ・ラッセル(メルセデス)と序盤から首位争いを繰り広げたが、最終的にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)との争いのなかで3位でフィニッシュした。

    レース後の記者会見でハミルトンは、メルセデスが予選で見せるパフォーマンスの差について語った。

    ハミルトン「メルセデスには予選用の別モードがある」
    ルイス・ハミルトンは、スプリント後の記者会見でメルセデスの予選パフォーマンスについて次のように語った。

    「違いはね……僕は長い間メルセデスにいたから、あのチームがどう動くかは分かっている」

    「予選では、彼らにはもうひとつ使えるモードがある。昔でいう“パーティーモード”のようなものだ」

    「Q2に入ると彼らはそれをオンにする。でも僕たちにはそれがない。だから、それが何なのかは分からないけれど」

    「レースではもちろんそのモードは使えない。だから彼らにはまだ全体的なアドバンテージがあるし、僕たちはそれが何なのかを見つけなければならない」

    さらにハミルトンは、メルセデスが予選の途中で突然ペースを引き上げる点を指摘した。

    「特にQ2でまだ引き出せるものがあるように見える。Q1では僕たちはそれほど離されていない」

    「たしか0.1秒差くらいだったと思う。でも突然0.7秒差になる……さらに0.5秒くらい広がる。かなり大きなステップだ」

    ルイス・ハミルトン メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    スプリントではフェラーリがメルセデスに迫る
    メルセデスの予選ペースに言及したハミルトンだが、中国GPスプリントではフェラーリもメルセデスに食らいついた。

    ジョージ・ラッセルが優勝するなか、シャルル・ルクレールが2位、ルイス・ハミルトンが3位に入り、フェラーリはメルセデスに続いて表彰台を占めた。

    中国GP序盤ではメルセデスが予選で優位を示しているものの、レースペースではフェラーリも接近しており、両チームの戦いは今後も続くことになりそうだ。

  • フェラーリF1同士の激戦 シャルル・ルクレール「スペース!」ハミルトンに不満

    フェラーリF1同士の激戦 シャルル・ルクレール「スペース!」ハミルトンに不満

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、2026年F1中国GPスプリントでチームメイトのルイス・ハミルトンと激しく競り合った末、2位でフィニッシュした。優勝はメルセデスのジョージ・ラッセルで、ルクレールは0.6秒差、ハミルトンはさらにその後方で3位となった。

    レース中盤にはフェラーリ勢同士の激しい2番手争いが展開され、ルクレールは無線でハミルトンの寄せ方に不満をあらわにした。

    終盤にはセーフティカー明けでラッセル攻略の機会もあったが、ルクレール自身が攻めすぎたことで決定機を逃したと振り返っている。

    フェラーリ同士の争いでルクレールが不満
    スタートで好発進を決めたハミルトンは、4番手からターン8でラッセルをかわしてトップに浮上した。その後、ラッセルとの争いが続くなか、6番グリッドからスタートしたルクレールも先頭争いに接近していった。

    そして5周目、ルクレールは初めてその争いに加わると、8周目のターン1でハミルトンをかわして2番手に浮上した。ただし、このバトルはそこで終わらず、ハミルトンはすぐに反撃を試み、ルクレールを押し込むような形になった。

    「スペースを残せよ! このクルマがどれだけ幅広いか分かってないのか?」とルクレールは無線で不満を口にした。

    「それでターン3のことについて文句を言うなら、それはそれでいい」

    スクーデリア・フェラーリ F1 中国GP

    ラッセルを狙えた再スタート
    ルクレールは最終的に2位でチェッカーを受けたが、ラッセルとの差は0.674秒だった。レース後には、なぜラッセルを攻め切るだけのパワーが残っていなかったのかを無線で確認している。

    「何が起きたんだ? どうしてフルパワーがなかったんだ?」

    これに対し、レースエンジニアのブライアン・ボッツィは「全部使った」と答えた。

    ルクレールはレース後、ニコ・ヒュルケンベルグのアウディがストップして導入されたセーフティカー明けこそ、ラッセルから首位を奪う最大のチャンスだったと明かした。ただ、その場面では自らがやや攻めすぎてしまい、結果的にタイムを失ったという。

    「タイヤは、自分が思っていたより少し冷えていたと思う」とルクレールは語った。

    「実際にジョージがスナップしているのが見えた。だから『よし、ここが首位を奪うチャンスかもしれない』と思った」

    「もう少しアグレッシブにスロットルを踏もうとしたけど、ジョージと同じようなリアのグリップ状況で、僕もほとんど失いかけた。でも、完全には失わずに済んだ」

    ランキングでは3番手を維持
    この結果、ルクレールはドライバーズランキング3位を維持した。ただし、キミ・アントネッリと22ポイントで並ぶ形となっている。ランキング首位は33ポイントのラッセルだ。

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1“マカレナ・ウイング”は「投入を急ぎすぎた」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1“マカレナ・ウイング”は「投入を急ぎすぎた」

    ルイス・ハミルトンは、フェラーリが中国GPで投入した革新的なリアウイングについて、準備を急ぎすぎた面があったと認めた。フェラーリはこの週末、いわゆる“マカレナ・ウイング”を使用する予定だったが、初回プラクティス後に取り外し、スプリント予選では従来仕様に戻している。

    この新しいリアウイングはバーレーンテストですでに5周だけ試されていたが、上海で実戦投入される見通しとなっていた。

    しかし結果としてフェラーリは早々に方針を変更し、従来型へ回帰した。ハミルトンは、その背景に予定よりかなり早い段階で持ち込まれた事情があったことを明かしている。

    フェラーリは投入時期を前倒ししていた
    ハミルトンは、なぜ旧仕様に戻したのかについて明確な理由は分からないとしつつも、新型リアウイングの投入自体が当初計画より早すぎたと説明した。

    「なぜ元に戻したのかは本当によく分からない」とハミルトンは語った。

    「ここに持ち込むために急いだんだと思う。本来は第4戦か第5戦あたりまで予定されていなかったはずだ」

    さらにハミルトンは、短期間で上海に間に合わせたチームの努力を評価しながらも、まだ実戦投入には早かった可能性を認めた。

    「ここに間に合わせるために、みんなは素晴らしい仕事をしてくれた。用意できたのは2基だけだったし、少し時期尚早だったのかもしれない。だから外したんだ」

    「それでもマシン自体は良かった。準備が整った時に再投入できるよう取り組んでいく」

    ハミルトンは4番手も直線スピード不足を実感
    ハミルトンはスプリント予選で4番手を獲得した。ポールポジションのジョージ・ラッセルにはコンマ6秒差、3番手ランド・ノリスにもわずかに届かなかったが、自身は結果に満足感を示している。

    「この結果には本当に満足している。チームとエンジニアはマシンをまとめ上げる素晴らしい仕事をしてくれた。全体的にクルマの感触は良かった」

    その一方で、フェラーリF1がまだ大きく遅れている領域として、ハミルトンはストレートでのロスを挙げた。

    「僕たちはストレートでタイムを失っていると思うし、その失い方はかなり大きい」

    ルイス・ハミルトン F1 スクーデリア・フェラーリ

    求められるのはパワー面での巻き返し
    ハミルトンは、コーナーでは十分に戦えている感触がある一方で、パワーユニット面の改善が不可欠だと強調した。特にメルセデスが先行して開発を進めてきたことが、現時点の差につながっているとみている。

    「やるべきことはたくさんある。エンジンパワーを引き上げるために、マラネロで大きな努力をしなければならない」

    「メルセデスが僕たちや他のライバルより早く開発を始めていたことは分かっていたし、実際その通りだった。前回も彼らはそうしていた。素晴らしい仕事をしたと思うし、僕たちはギアを上げて、その差を縮めるために全力でプッシュしなければならない」

    そしてハミルトンは、現在のフェラーリF1の課題を次のようにまとめた。

    「クルマ自体はすごく良い感触だったし、コーナーでは彼らと戦えると思う。でもエンジンパワーで後れを取っていたら、できることはあまりない」

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1“マカレナ”ウイングに期待「準備できている」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1“マカレナ”ウイングに期待「準備できている」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は2026年F1中国GPで投入が予定されている新型リアウイング、通称「マカレナ」に期待を示した。フェラーリはこの革新的な空力パーツを予定より早く投入することに成功し、シーズン序盤の開発競争でメルセデスに迫ることを狙っている。

    2026年F1の新レギュレーションでは、ストレートで空気抵抗を減らすモードと、コーナーで最大のダウンフォースを維持するモードの2種類のウイング設定をドライバーが切り替えることが可能となった。

    フェラーリはその規則を活用し、作動時に上部フラップが大きく回転する独自のリアウイングを開発。この特徴的な動きから、チーム内では「マカレナ」と呼ばれている。

    このリアウイングはバーレーンテストで数周のみ試され、開幕戦オーストラリアGPでは従来型の仕様が使用されたが、中国GPでの正式投入が見込まれている。

    ハミルトン「チームの努力に本当に感謝している」
    バーレーンで実際にテストしたルイス・ハミルトンは、この新しい空力パーツがすでにレース投入の準備が整っていると説明し、開発を前倒ししたチームの努力を称えた。

    「追加で学ぶ必要はないと思う。テストでは必要な走行はすべてできた」

    「チームの仕事には本当に感謝している。本来はもっと後の段階で導入される予定だったけど、みんなが本当に一生懸命に開発してここに持ってきてくれた」

    「チームが戦っているのを見るのは素晴らしいことだ。チームはプッシュし続けていて、ファクトリーでも本当にハードに働いてアップグレードを持ち込んでいる。こうやって勝っていくものだからね」

    ハミルトンはまた、昨年は2026年F1マシンの開発に集中していたため、チームの開発ポテンシャルを完全には見られなかったとも語った。

    「去年は今年のマシンに集中していたから、チームの開発モードでの本当のポテンシャルを見ることができなかった」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    “マカレナ”という名前の由来は?
    この特徴的なリアウイングの名称についても質問が飛び、ハミルトンは笑いながら次のように答えた。

    「公式な名前があるのかどうかは分からない。誰かがマカレナと言い出したけど、なぜなのかは僕にも分からない」

    「これはいわば“フリップフロップ・ウイング”だ」

    メルセデスとの差は依然として大きい
    一方でハミルトンは、開幕戦オーストラリアGPの結果から見てメルセデスが依然として大きなアドバンテージを持っていることも認めている。

    「開発次第だと思う。今はどのチームも開発スピードがとても速いから、これから誰がアップグレードを持ち込むのか興味深い」

    「彼らは大きな差を持っている。予選では確か0.8秒くらい、レースでもクリーンエアでは0.4〜0.5秒くらいあった。それはかなり大きい差だ」

    特に差が顕著になるのは、ストレート用の空力モードが作動する場面だという。

    「主にストレートだと思う。SLMを開いたときに彼らは大きく伸びる」

    「それに加えてエネルギーのデプロイメントでも少し余裕があるように見える。僕たちよりストレート終盤でのデレーティングが少ない」

    「だから僕たちはエンジンからもっと引き出せるものを見つけないといけない」

    中国GPでの「マカレナ」ウイングの実戦投入は、フェラーリがこの差を縮めるための重要なアップグレードのひとつとなりそうだ。

  • ルイス・ハミルトン F1映画続編を準備「すでに脚本作業が始まった」

    ルイス・ハミルトン F1映画続編を準備「すでに脚本作業が始まった」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、ブラッド・ピット主演のF1映画の続編制作がすでに動き始めていることを明かした。前作で共同プロデューサーを務めたハミルトンは、新作の初期脚本づくりにも加わっているという。

    前作は世界興行収入6億3000万ドルを記録し、Apple Original Filmsにとって劇場公開作品として最大の成功作となった。そうした反響を受け、ハミルトンは続編に強い期待を寄せる一方で、前作以上に慎重に仕上げていく考えを示している。

    ルイス・ハミルトンは、2026年F1オーストラリアGPの現場で、続編に向けた準備がすでに始まっていると語った。

    「僕たちはすでに最初の脚本に取り組んでいる」とルイス・ハミルトンは語った。

    「たしか昨年の終盤、中盤から後半くらいに最初のミーティングをやった。僕とジェリー、それにジョーで、脚本をどういうアイデアにするか、どんな方向に進めるかについて話したんだ」

    「それからエーレンともかなり多くのミーティングを重ねてきた。だから本当にワクワクしている。すごく楽しみだよ。もう一度これに関われるからね。最初は本当に強烈な経験だったけど、今はもう慣れている。だから何を期待すべきかも分かっている」

    「何をもっと良くできるかも分かっている。この作品がどれだけ大きなインパクトを与えたのか、多くの人がどれほど映画を愛してくれたのかを見るのは本当に素晴らしいことだった。今でもようやく映画を観たという人たちからメッセージが届くし、その映画をきっかけにこのスポーツがどういうものか知るようになったと言ってくれるんだ」

    続編は“時間をかけて正しく作る”
    ハミルトンは、続編制作で特に重視しているのは完成度だと説明した。続編作品には厳しい見方が向けられがちだが、制作陣への信頼は揺らいでいない。

    「その人たちは、もっと深く理解しようとしてどんどんハマっていく。2作目は重要なんだ。続編はいつも必ずしも素晴らしいものになるわけではないからね。でも僕たちには素晴らしいチームがいて、素晴らしいキャストがいて、素晴らしい脚本家がいる」

    「だからその点は心配していない。ただ、時間をかけて、本当にあるべき形にきっちり仕上げたいと思っている」

    ルイス・ハミルトン F1映画

    俳優として前面に出る考えは否定
    前作で短いカメオ出演も果たしたルイス・ハミルトンだが、続編で出演時間を増やす考えには否定的だった。自身はカメラの前に立つより、制作側として関わるほうに魅力を感じているという。

    「僕はあまりカメラの前に出たいという気持ちはないし、映画に出るチャンスはこれまでたくさんあった」

    「背景にいるというアイデアが本当に気に入っていた。素晴らしい経験だったし、実際にカメラの前に立つより、そのほうがずっと楽しいと思う」

    「本当に尊敬している俳優もたくさんいる。あの仕事は本当に難しい世界だし、役を背負うのは大きな挑戦だ。自分がそこですごく優れているかと言われると、そうでもないと思う」

    「でも、カーズ2で声の仕事をしたのはとても楽しかったし、ああいう経験は本当にクールだった」

    映画だけでなくテレビやドキュメンタリーも計画
    ルイス・ハミルトンは今後、映像分野でさらに活動を広げていく考えも明かした。続編だけでなく、テレビ番組やドキュメンタリー、映画企画も複数進行しているとして、今後は演者よりもプロデューサーとしての比重が高まっていきそうだ。

    「僕はこれから、いろいろなテレビ番組やドキュメンタリー、映画をたくさんプロデュースしていくつもりだ」とルイス・ハミルトンは語った。

    「進行中の企画はたくさんある。だから実際にカメラの前に出ることより、たぶんそっちに集中していくことになると思う」

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1のVSC戦略を擁護「3位と4位が最大の結果」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1のVSC戦略を擁護「3位と4位が最大の結果」

    フェラーリのルイス・ハミルトンは、2026年F1オーストラリアGPでチームがバーチャル・セーフティカー(VSC)中にピットインを行わなかった戦略について、結果に大きな影響はなかったとの見方を示した。

    アルバート・パークで行われた開幕戦ではメルセデスがジョージ・ラッセルの優勝とキミ・アントネッリの2位でワンツーを達成。フェラーリ勢はシャルル・ルクレールが3位、ハミルトンが4位でフィニッシュした。

    レース中、VSCが導入されたタイミングはピットストップのウインドウと重なっていた。メルセデスはこの機会を利用してピットインし、通常より短いロスタイムで戦略を進めた一方、フェラーリは2台ともステイアウトを選択した。

    レース後、ハミルトンはこの判断について大きな不満はないと語った。

    「特に複雑な気持ちはない。僕たちは3位と4位だった」

    「最終的にメルセデスの方が速かったと思うし、今日はあれが僕たちの最大の結果だったと思う」

    「もちろん、ピットに入った方が良かったのかどうかは見直して検討することはできる」

    「メルセデスの2台がピットに入るのを見たとき、1台は僕の前、もう1台は後ろだったから、僕たちも入るべきだと思った。少なくともどちらか1台はカバーするために入るべきだったと思った」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    フェラーリは序盤に首位争いもメルセデスに届かず
    レース序盤、フェラーリは強いスタートを見せた。シャルル・ルクレールは4番手スタートからターン1で一気に首位へ浮上し、ジョージ・ラッセルと激しいトップ争いを繰り広げた。

    ハミルトンも好スタートを決め、ターン1の外側から首位争いに加わる勢いを見せたが、出口でややラインを外し、アイザック・ハジャーにポジションを譲る場面もあった。それでも7番手スタートから3番手までポジションを上げ、序盤から上位争いに加わった。

    ハミルトン「あと数周あればルクレールを抜けた」
    レース終盤、ハミルトンはルクレールのわずか0.6秒後方でチェッカーを受けた。メルセデス勢はさらに約15秒先行しており、フェラーリは優勝争いには届かなかった。

    それでもハミルトンは、マシン理解が進んだことを前向きに捉えている。

    「ジョージが僕を守っていたのかは分からないけど、ターン1で少しワイドになってしまって少し遅れた」

    「それでもすぐに戦いに戻れたし、その後はずっとクルマを学びながら走っていた」

    「レース終盤はかなり速いペースだった」

    「あと数周あればシャルルを捉えられていたと思う。それはポジティブなことだ」

    「次のレースでは、どこを改善すべきか分かっているし、表彰台争いができると分かっている」

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1で手応え「あと5周あれば表彰台」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1で手応え「あと5周あれば表彰台」

    フェラーリのルイス・ハミルトンは、2026年F1オーストラリアGP決勝を4位でフィニッシュした。表彰台には届かなかったものの、レース後のハミルトンはフェラーリでのパフォーマンスに強い手応えを感じており、今後のレースに向けて大きな期待を示した。

    7度のF1ワールドチャンピオンは、終盤にチームメイトのシャルル・ルクレールを激しく追い上げたものの、最終的にはわずか0.5秒差で表彰台を逃した。しかしレース内容そのものについては非常にポジティブに受け止めている。

    フェラーリ移籍後初戦で見えたポテンシャル
    7番グリッドからスタートしたハミルトンは、メルボルンのアルバート・パークで好スタートを決め、序盤の混戦の中で3番手まで浮上。チームメイトのルクレールとメルセデスのジョージ・ラッセルの後方につける形となった。

    レース中盤にはバーチャル・セーフティカーが2度導入されたが、その際フェラーリは両マシンをステイアウトさせる戦略を選択。一方でメルセデスは最初のVSC中にジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリをピットインさせ、このワンストップ戦略が結果的に勝負を分ける形となった。

    その後フェラーリ勢がピットストップを行うと、両メルセデスの後方に回ることとなり、最終的にメルセデスが1-2フィニッシュを達成した。

    ハミルトン「あと5周あれば3位だった」
    「すごくいい気分だ。まだ走り続けられた気がするし、レースがもっと長ければよかったと思う。あと5周くらいあれば3位を取れていたと思う」

    「今日は本当にポジティブな要素がたくさんあった。マシンのフィーリングも素晴らしかったし、実際とても楽しいレースだった」

    レース終盤にはルクレールとの差を急速に縮め、表彰台争いを演じたハミルトン。結果こそ4位だったが、フェラーリでの競争力を実感する内容となった。

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    メルセデスとの差はパワーか
    「そうだね、まだやるべきことはあると思う。前に追いつくためにいくつか改善しないといけない」

    「明らかにパワーを改善する必要があると思う。メルセデスは他よりパワーがあるように見える。もしくはバッテリーのパワーなのかもしれないけど、正確には分からない」

    「でも僕たちは今日、結果もパフォーマンスも最大限引き出せたと思う。マシンの中でのフィーリングもすごく良かったし、次のレースが本当に楽しみだ」

    フェラーリ加入初戦でポジティブな感触を得たハミルトン。2026年F1第2戦の中国GPはわずか1週間後に控えており、フェラーリがメルセデスとの差をどこまで縮められるかが注目される。

  • ルイス・ハミルトン メルセデスF1優位に疑念「圧縮比ならFIAに失望」

    ルイス・ハミルトン メルセデスF1優位に疑念「圧縮比ならFIAに失望」

    2026年F1オーストラリアGP予選で、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)はQ2でトラブルに見舞われ、期待された上位争いから後退する結果となった。週末を通じて好調だったSF-26だが、重要な局面でパフォーマンスを発揮できず、ハミルトンは予選後に苛立ちを隠さなかった。

    特にハミルトンが問題視したのは、メルセデスのパワーユニットに関する噂だ。もしその優位性がV6エンジンの圧縮比に起因するのであれば、レギュレーションの運用に関わる問題だとしてFIAへの不満を示している。

    好調な週末から一転 Q2でパワー喪失
    ハミルトンは金曜日のフリー走行から好調な走りを見せ、予選Q1も問題なく突破した。しかしQ2では突然のパワー低下に見舞われ、想定していた展開とは大きく異なる結果となった。

    「全体としては良かった。ほぼQ2までは素晴らしい週末だったし、マシンも良かった。エンジニアリングを含めてすべてに満足していた」

    「でもQ2に入ったところで問題が起きた。基本的にパワーを失ってしまって、ピットに戻るための力もほとんどなかった」

    「ミディアムタイヤでは堅実だったけど、2回目のランでは前に何台かクルマがいて、そのせいでタイヤ温度を失ってしまった。それで完全にリズムを崩してしまい、良いラップをまとめることができなかった」

    圧縮比をめぐる疑念 FIAへの政治的メッセージ
    今季序盤、メルセデスが高いパフォーマンスを示していることはパドックでも広く認識されている。ただし予選での差の大きさは他チームに警戒感を抱かせており、その原因について様々な憶測が飛び交っている。

    その一つが、メルセデスのV6エンジンにおける圧縮比の扱いだ。ハミルトンはその点について強い関心を示し、もし事実であれば問題だと語った。

    「正直なところ、何が起きているのか正確には分からない。テストではあそこまでレベルを上げているようには見えなかった」

    「でも今はどこかから追加のパワーを得ているように見える。僕たちはそれがどこから来ているのか理解しなければならない」

    「それが圧縮比の話ではないことを願っている。ただ純粋なパワーであって、僕たちがもっと良い仕事をしなければならないだけならいい」

    「でももし本当に圧縮比が理由なら、FIAがそれを許したことには失望するだろう。もしそれが許されるなら、僕たちも同じことをしてパワーを増やすようチームに求める」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    メルセデスが数か月先行なら「シーズンは終わる」
    さらにハミルトンは、もしメルセデスが開発面で数か月のアドバンテージを持っているのであれば、タイトル争いに大きな影響が出る可能性があると警告した。

    「もしメルセデスが数か月のアドバンテージを持っているなら、シーズンは終わったも同然だ」

    「まあ完全に終わったわけではないけど、予選で1秒遅れている状態が続けば、7レース、数か月の間に膨大なポイントを失うことになる」

    新世代F1マシンへの違和感
    またハミルトンは、2026年レギュレーションで導入された新世代マシンのドライビング特性についても言及。エネルギーマネジメントの影響で、従来のF1とは異なる走り方が求められていると指摘した。

    「マシン自体はとても運転していて楽しい。ただ問題はパワーだ」

    「パワーがあるときはいいけど、必要なときに来ない。ラップの始まりで、最終コーナーから半分アクセルで立ち上がって、ストレートの3分の1か4分の1くらいまで行ってから全開にする」

    「それはF1のイメージとは完全に逆だ。本来は常に全開で攻め続けるものだ」

    「でも今はアクセルを戻してリフト・アンド・コーストをしている。その部分はあまり良くないと思う」

  • ルイス・ハミルトンが告白「僕はADHDなんだ」 F1開幕前に驚きの発言

    ルイス・ハミルトンが告白「僕はADHDなんだ」 F1開幕前に驚きの発言

    2026年F1シーズン開幕を前に、フェラーリのルイス・ハミルトンが自身の意外な一面を明かした。

    2025年にメルセデスからフェラーリへ移籍したハミルトンは、キャリアで初めて表彰台なしのシーズンを経験。だが、バーレーンで行われたプレシーズンテストではSF-26が好印象を残し、2026年シーズンに向けて期待が高まっている。

    開幕戦オーストラリアGPを前に、F1公式YouTubeチャンネルが公開した動画では、20人のドライバーたちが「ファンが知らない意外な事実」を語る企画に参加。その中でハミルトンは、自身がADHD(注意欠如・多動症)であると明かした。

    「僕はADHDなんだ」とハミルトンは語った。

    「家の部屋に入ると、本を全部きれいに並べ直したくなるんだ」

    「ランプが少し左に傾いていたり、何かがずれているのを見ると、本当にイライラする」

    「家に入ると、座る前に家中を回って全部を整え直してしまうんだ」

    「気づいたら1時間くらい経っていて、『しまった、そんなに時間が経っていたのか』と思うこともある」

    ハミルトンの発言が示す“ADHD”と“OCD”の違い
    ハミルトンは自身をADHDと表現したが、彼が語った行動パターンは、一般的には強迫性障害(OCD)に近い特徴とも指摘される。

    OCDは不安障害の一種で、強い不安を和らげるために同じ行動を繰り返してしまう症状が特徴だ。

    有名な例としては元サッカー選手のデビッド・ベッカムが知られている。ベッカムは2006年のインタビューで、物を一直線に並べたり、すべてをペアにそろえたりしなければ気が済まないと語っている。

    F1のパドックでも、こうした几帳面な性格は珍しくない。マクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラも、レース週末のメディアブリーフィングで記者のレコーダーをきれいに一直線に並べてから会見を始めることで知られている。

    2026年シーズン、41歳のハミルトンはフェラーリ2年目の挑戦に臨む。

    長年のキャリアで初めて勝利も表彰台も逃した2025年の雪辱を果たし、再びタイトル争いに加われるかが注目されている。

  • ルイス・ハミルトン F1キャリア20年「まだ立ち続けている、まだ飢えている」

    ルイス・ハミルトン F1キャリア20年「まだ立ち続けている、まだ飢えている」

    2026年F1シーズンの開幕戦オーストラリアGPを前に、フェラーリのルイス・ハミルトンが自身のインスタグラムでF1キャリア20年を振り返るメッセージを投稿した。7度の世界王者は、これまでの道のりと自身の信念を率直に語り、夢を追い続ける姿勢を改めて示した。

    2007年にマクラーレンからF1デビューを果たして以来、ハミルトンはスポーツ界でも屈指のキャリアを築いてきた。

    イギリス・スティーブニッジ出身の少年がカートレースからF1の頂点へと駆け上がった歩みを振り返りながら、彼は変わらない情熱について語っている。

    夢を信じ続けた20年
    ハミルトンは自身の投稿で、20シーズンという節目に驚きを隠さなかった。

    「F1ドライバーとして20シーズン。正直、この数字の現実をまだ完全には理解できていない」

    「すべては夢から始まった。その夢はばかげていると言われ、何にもならないと言われたこともあった。それでも夢は変わらなかったし、僕は追い続けるのをやめなかった」

    「夢は行動と結びつかなければならない。そして何より信念だ。どんなことが起きても壊れない信念。目の前にどんな困難が立ちはだかってもだ」

    「疑う人は必ずいるし、邪魔をしようとする人もいる。でも戦うことをやめてはいけない」

    ルイス・ハミルトン

    成功だけでなく失敗も糧に
    ハミルトンはまた、成功だけでなく失敗の経験こそが自分を成長させたと語った。

    「信じられないほどの高揚と、数え切れないほどの失敗。20年はそんな瞬間で満ちていた」

    「でもその失敗が、この旅をさらに特別なものにしてくれた」

    「自分の運命を決める力は自分の中にある。成功に必要なものはすべて自分の中にある」

    「もちろん途中で助けてくれる人は必要だ。僕にもそういう人たちがいた。でもその火種、その情熱は、すでに自分の中にあるものだ」

    “まだ終わっていない夢”
    アルバートパークで再びシーズン開幕を迎えるハミルトンは、引退という言葉をまだ考えていないことも強調した。

    「僕の夢を追い、実現する手助けをしてくれた多くの人たちに感謝している」

    「疑った人たちにも、僕を倒そうとした人たちにも感謝している」

    「20年経った今も、僕はここにいる。まだ立ち続けている。まだ飢えている。まだ夢に集中している。遠慮はしない」

    F1の新時代が始まる2026年、ハミルトンはキャリア20年という節目を迎えながらも、その視線は依然として前を向いている。夢はまだ終わっておらず、その追求も続いていく。