カテゴリー: ハースF1チーム

  • ハースF1 ボン・ジョヴィと提携 新会員制度「Haas+ Fans First」始動

    ハースF1 ボン・ジョヴィと提携 新会員制度「Haas+ Fans First」始動

    ハースF1は6月30日(火)、ファン向けロイヤルティプログラム「Haas+」を軸とした新たなファン施策「Haas+ Fans First」を開始した。F1だけでなく、音楽やエンターテインメント分野とのコラボレーションを通じて、会員限定の特別な体験や限定特典を提供していく。

    第1弾企画では、世界的ロックバンド「ボン・ジョヴィ」と提携。ロンドン・ウェンブリー・スタジアムで開催される『Forever Tour』最終公演のVIPチケットが当たるキャンペーンを実施し、ファンとの新たな接点づくりを加速させる。

    ハースF1が新ファンプログラムを始動
    TGRハースF1チームは、新たなファン向け施策「Haas+ Fans First」を正式に発表した。

    無料で登録できるロイヤルティプログラム「Haas+」を中心に展開されるこの取り組みでは、F1の枠を超えてスポーツ、音楽、エンターテインメント、カルチャー分野との協業を進め、ファンへ特別な体験を提供することを目的としている。

    プログラムではVIPアクセスやバックステージ体験、限定イベントへの招待、一般公開前のファンウェアやグッズの先行案内など、通常では得られない特典が用意される。

    第1弾はボン・ジョヴィとの特別企画
    「Haas+ Fans First」の第1弾として、ハースF1はアメリカを代表するロックバンド「ボン・ジョヴィ」と提携した。

    抽選で選ばれたHaas+会員1名と同行者1名には、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで開催される『Forever Tour』最終公演のVIPチケット2枚が贈られる。

    キャンペーンは7月1日に受付を開始し、8月21日まで実施。応募はHaas+会員限定となる。

    小松礼雄「ファンとともにチームを成長させたい」
    チーム代表の小松礼雄は、この取り組みについて次のように説明した。

    「ファンの皆さんは私たちの活動の中心です。『Haas+ Fans First』は、世界中で応援してくださる皆さんへ感謝を伝え、モータースポーツの枠を超えた体験を提供するための取り組みです」

    「TGRハースF1チームには、スポーツやエンターテインメント、ポップカルチャーを代表する多くの方々とつながる機会があります。チームがコース内外で成長していく中で、その歩みをファンの皆さんと共有することが重要だと考えています」

    「ジョン・ボン・ジョヴィ氏とそのご家族とは1年以上にわたって協力関係を築いてきました。世界最高のロックバンドのライブを体験していただくこと以上に、『Haas+ Fans First』のスタートにふさわしい企画はないと思います」

    ジョン・ボン・ジョヴィ「ロックもレースも本質は同じ」
    ジョン・ボン・ジョヴィも今回のコラボレーションについて歓迎のコメントを寄せた。

    「ロックンロールとレースには多くの共通点があります。素晴らしいチームを作り、仲間を信頼し、チャンスをつかみ、最後までアクセルを緩めないことです」

    「TGRハースF1チームは、その闘志を体現しているチームです。努力と粘り強さ、そして情熱があれば世界中どこへでも行けるという信念は、私もずっと大切にしてきました。ハースファミリーの一員となり、ファンの皆さんとこの新しい旅を共有できることを楽しみにしています」

  • フェラーリF1 カスタマーチームは新PU投入見送り ADUOアップグレードは部品不足

    フェラーリF1 カスタマーチームは新PU投入見送り ADUOアップグレードは部品不足

    フェラーリは2026年F1第8戦オーストリアGPで、ADUO(性能均衡措置)に基づくパワーユニット(PU)のアップグレード第1弾を投入した。しかし、この新仕様はカスタマーチームであるハースとキャデラックにはまだ導入されておらず、両チームは当面従来仕様を継続する方針だ。

    FIAの規則では、メーカーは新仕様のPUをカスタマーチームにも提供する義務があるが、フェラーリはすでにこの条件を満たしている。一方で、実際のレース投入については各チームの判断に委ねられている。

    小松礼雄代表「導入時期はまだ決めていない」
    ハース代表の小松礼雄は、新仕様PUをオーストリアGPで使用しない理由について質問されると、当初は「それはフェラーリに聞いてほしい」と笑顔でかわした。

    その後、改めて理由を問われると、次のように説明した。

    「今回はアップグレード版を使用しません」

    「いつ導入するかはまだ決めていません。この新しい仕様を使うことは義務ではありません」

    また、小松礼雄はフェラーリがレギュレーション上の義務を果たしていることも強調した。

    「我々のパートナーは規則を順守しています」

    背景にあるのはスペアパーツ不足
    ドイツメディア『Auto Motor und Sport』によると、新仕様PU自体はハースとキャデラックにも供給されている。

    しかし、フェラーリのADUOアップグレードは、モナコGP後にFIAから正式承認を受けて以降、開発と生産が急ピッチで進められたことから、交換用スペアパーツの在庫が十分に確保できていない状況だという。

    フェラーリは新仕様PUについて、レース投入可能な状態であり、レギュレーションにも完全に適合していると説明している。それでもハースとキャデラックは、十分な交換部品がないまま信頼性トラブルやクラッシュによる損傷リスクを負うことを避ける判断を下した。

    そのため、カスタマーチームへの本格導入は、生産体制が整うベルギーGP以降になる可能性があるとみられている。

    空力アップデートも投入
    フェラーリはオーストリアGPでPUだけでなく空力面の改良も投入した。

    新しいフロントウイングのエンドプレートに加え、排気口周辺やサイドガイドベーンにも変更を加えている。

    一方で、一部メディアは、フェラーリが金曜日にマシン後方の写真を公開しなかったことにも注目。今季話題となり他チームも模倣している「エキゾーストウイング」について、FIAが禁止を検討しているとの報道もあり、その関連性が憶測を呼んでいる。

    依然としてメルセデスが優勢との見方
    フェラーリは前戦バルセロナ・カタルーニャGPでルイス・ハミルトンが移籍後初優勝を飾り、タイトル争いへの期待を高めた。

    しかし、オーストリアGP初日の走行では依然としてメルセデスが優位との見方もある。

    フェラーリのブランドアンバサダーを務めるマルク・ジェネは、次のように分析した。

    「ターン1では、アントネッリのマシンがフェラーリよりどれだけよく曲がるかが肉眼でもはっきり分かる」

    「それに、キミはここではラッセルよりも明らかに速い」

    フェラーリはADUOによるPUアップグレードと空力改良を同時投入して戦闘力向上を図っているが、現時点ではカスタマーチームへの展開は見送られており、部品供給体制が整うベルギーGP以降に導入が進む見通しとなっている。

  • 平川亮 ハースF1で今季初FP1完了「新車はすべてが新鮮だった」

    平川亮 ハースF1で今季初FP1完了「新車はすべてが新鮮だった」

    平川亮は、2026年F1第8戦オーストリアGPのフリー走行1回目(FP1)でTGRハースから今季初めて走行し、VF-26での初セッションを無事に終えた。

    チームは空力評価を中心としたテストプログラムを実施し、平川は23周を走行。ベストタイムは1分10秒493で19番手となった。セッション終盤はセルジオ・ペレス(キャデラック)のマシントラブルによる赤旗で終了し、十分なアタックラップを行う時間は残されなかった。

    空力テスト中心のプログラムを消化
    平川は今回がVF-26での初走行となり、チームはレース週末の重要な開発項目である空力テストを優先した。

    ミディアムタイヤで走行を開始した後、ソフトタイヤでタイム計測を実施したものの、多数のテスト項目をこなしながらのセッションとなったため、純粋なパフォーマンスアタックには重点を置かなかった。

    FP2ではエステバン・オコンがマシンを引き継ぎ、チームはセットアップをさらに進めた。

    「新しいマシンですべてが新鮮だった」
    走行後、平川はVF-26での初ドライブを振り返り、多くのテスト項目を予定どおり消化できたことに満足感を示した。

    「今日はVF-26に初めて乗ったので、すべてが新鮮でした。空力関係を中心にたくさんのテスト項目があり、車高(レーキ)の変更など、やることが本当に多かったです」

    「最終的には良い感触でした。ただ、思っていたほど周回を重ねられなかったのは少し残念でしたが、マシンには良いフィーリングを得られました。FP2ではチームもかなり改善できていたので、その点は良かったと思います」

    平川亮(ハースF1チーム)

    ピットでの接触は操作ミスが原因
    セッション中にはピットストップでマシンが停止しきれず、メカニックと軽く接触する場面もあった。

    平川は原因について、自身の操作ミスだったと説明し、メカニックにけががなかったことが何より重要だったと語った。

    「僕はまだこのマシンに慣れていなくて、ニュートラルボタンを押したつもりだったのですが、間違ったボタンを押してしまいました。その結果、アンチストールモードに入ってしまい、マシンを止めることができませんでした」

    「そのあとすぐにメカニックのところへ行きましたが、彼は大丈夫でした。それが一番大事なことです」

    【関連】
    ・F1オーストリアGP フリー走行1回目 結果・タイムシート

  • エステバン・オコン F1去就騒動を一蹴「何を言われても気にしない」

    エステバン・オコン F1去就騒動を一蹴「何を言われても気にしない」

    エステバン・オコンは、自身のハースでの将来を巡る憶測について「何を言われても気にしない」と一蹴し、チームへの信頼は揺るいでいないと強調した。

    ここ数戦の苦戦を認めつつも、現在はチームとともにパフォーマンス向上に全力を注いでいると語り、噂に振り回されるつもりはない姿勢を示した。

    将来への憶測を一蹴「チームと小松代表を信頼している」
    オコンのハースでの将来を巡っては、カナダGP前後から様々な憶測が飛び交っている。発端となったのは一部メディア報道の誤解で、小松礼雄代表との不和説にまで発展したが、両者はこれを強く否定していた。

    さらに最近では、ラファエル・カマラや角田裕毅が将来的なハースのシート候補として名前を挙げられるなど、新たな憶測も浮上している。

    しかし、オーストリアGPを前に改めて将来について問われたオコンは、チームとの関係に何ら問題はないと強調した。

    「チームから信頼されているし、小松代表からも信頼を得ている。カナダでもこうした話題については十分に話した」

    「僕たちはチームと一緒に、自分たちでコントロールできる部分を改善することに集中している。だから僕自身は落ち着いているし、やるべきことに集中している」

    そして、噂については率直な言葉で切り捨てた。

    「正直なところ、人が何を言おうと勝手だ。そんなことはあまり気にしていない」

    「僕はチームのみんなのために良い仕事をしたいだけなんだ」

    苦戦が続くハースの巻き返しに期待
    オコンは、ここ数戦はチーム全体にとって厳しい戦いが続いていることも認めた。

    「ここ3~4戦はチーム全体にとって本当に厳しかった。ポイントはいくらか獲得できたけれど、十分ではないし、僕たちが望んでいる結果でもない」

    「本来の力を取り戻さなければならないし、それだけの実力はあると思っている」

    「もちろん、みんな本当に懸命に仕事をしている。でも、その努力が結果として表れるのはこれからだ」

    オコンとチームメイトのオリー・ベアマンは、ヨーロッパラウンド初戦となるオーストリアGPで、ハースが競争力を取り戻し、流れを変えるきっかけをつかむことを期待している。

    ハースは直近数戦で思うような結果を残せていないものの、オコンは将来に対する不安を否定し、チームへの信頼と巻き返しへの自信を改めて示した。現時点でシート喪失を裏付ける事実はなく、まずは苦戦からの立て直しがチームにとって最優先課題となっている。

  • ハースF1チーム 坪井翔と福住仁嶺が富士TPC参加 日本でファンイベント開催

    ハースF1チーム 坪井翔と福住仁嶺が富士TPC参加 日本でファンイベント開催

    TGRハースF1チームは6月25日、日本のファン向けイベント「Haas+ Fans First」を7月28日と29日に富士スピードウェイで開催すると発表した。イベントではTPC(Testing of Previous Cars:旧型F1マシンテスト)が実施され、スーパーフォーミュラで活躍する坪井翔と福住仁嶺がステアリングを握る。

    昨年に続く開催となる今回のイベントでは、F1マシンの走行に加え、ファンがチームをより身近に体験できる2日間の特別プログラムを用意。

    富士山を望む富士スピードウェイを舞台に、チームへの特別アクセスや各種オフイベントが実施される。

    坪井は2年連続 福住はF1初ドライブ
    坪井にとっては、TGRハースF1で富士を走るのは昨年に続き2回目となる。一方、福住は今回がF1マシン初ドライブとなり、「TGR Haas Driver Development Program」の支援によって実現した。

    2024年スーパーフォーミュラ王者であり、SUPER GT GT500クラスを4度制した坪井は、トヨタの育成プログラム出身ドライバー。昨年の富士TPCでTGRハースF1デビューを果たし、この1年間は同プログラムの一員として活動してきた。

    福住は2016年にGP3へ参戦し、2017年にはランキング3位を獲得。2018年にFIA F2へ参戦した後、日本へ戻りスーパーフォーミュラとSUPER GTで活躍してきた。2019年にはSUPER GT GT300王者に輝き、現在はGAZOO Racing/ROOKIE Racingから参戦。今季は鈴鹿でスーパーフォーミュラ初優勝も挙げており、ROOKIE RacingとTGRハースF1の提携によって育成ルートがさらに強化されている。

    ピット至近で観戦できる人気企画も復活
    来場者は2日間にわたり、両ドライバーによるF1走行を間近で観戦できるほか、さまざまな限定コンテンツを楽しめる。

    昨年好評だった「激感ピット(Gekikan Pit)」も再び設置され、TGRハースF1のガレージすぐ横からF1マシンの走行や作業風景を体感できる。

    また、元F1ドライバーでル・マン24時間レース3勝を誇る中嶋一貴(TOYOTA RACING GmbH副会長)もイベント期間中を通じて参加。「TGR Haas Driver Development Program」の中心人物として両ドライバーをサポートするとともに、ファンミーティングやサイン会、ステージイベントにも登場する予定だ。

    小松礼雄代表「日本のF1熱を再び感じられる」
    小松礼雄代表は今回のイベントについて次のようにコメントした。

    「TPCプログラムを通じて、今年も日本のファンの皆様にF1をお届けできることを大変誇りに思います。昨年のイベントでは、日本のF1ファンの皆様の素晴らしい情熱を実感しました。今年も再び富士スピードウェイで皆様をお迎えできることを楽しみにしています」

    「坪井翔選手が再び参加し、さらに福住仁嶺選手が初めてF1マシンをドライブする機会を得られることは、『TGR Haas Driver Development Program』のおかげで実現した特別な機会です。非常に思い出深いイベントになるでしょう」

    トヨタ自動車の豊田章男会長も、日本人ドライバーへの支援の意義を強調した。

    「まずはジーン・ハース氏、小松礼雄代表、そしてTGRハースF1の皆様に心より感謝申し上げます。日本人ドライバーが世界最高峰のモータースポーツであるF1へ挑戦する機会を得られることは、日本のモータースポーツ界にとって大きな希望です」

    「昨年の坪井翔選手に続き、今年は福住仁嶺選手もステアリングを握ります。二人には自分自身のためだけでなく、世界を目指す次世代の夢を後押しする存在として全力で挑戦してほしいと思います。モータースポーツの本当の価値は、人々に夢や挑戦する勇気を与えることにあると信じています。会場に足を運んでくださる皆様には、坪井選手、福住選手だけでなく、その後に続こうとする日本の挑戦者たちにも温かい声援を送っていただければ幸いです」

    チケットはHaas+会員向け割引を用意
    チケットは公式ファンプラットフォーム「Haas+」を通じて購入すると、前売り価格から500円割引となる。

    ■ Haas+会員価格
    ■ 7月28日入場券:大人2,500円
    ■ 7月29日入場券:大人2,500円
    ■ 2日間通し券:4,000円

    ■ 一般前売価格
    ■ 7月28日入場券:大人3,000円
    ■ 7月29日入場券:大人3,000円

    15歳以下は無料で入場でき、家族連れでもF1を身近に体験できるイベントとなる。詳細なスケジュールや追加情報は、今後「Haas+」で発表される予定だ。

    今回のTPCイベントは、日本のトップカテゴリーで活躍する坪井翔と福住仁嶺がF1マシンをドライブする貴重な機会となるだけでなく、日本のファンがF1を間近で体感できる特別なイベントとして開催される。TGRハースF1とトヨタによる育成プログラムの取り組みを広く紹介する場にもなりそうだ。

  • ハースF1チーム ネバーマイルと提携 日本発テクノロジー企業がF1参入

    ハースF1チーム ネバーマイルと提携 日本発テクノロジー企業がF1参入

    ハースF1チームは6月24日、日本のテクノロジー企業であるNeverMile(ネバーマイル)との新たなパートナーシップ締結を発表した。契約は2026年F1第8戦オーストリアGPから開始され、NeverMileのロゴはVF-26やガレージ、デジタル資産などに掲出される。

    今回の提携では、ソフトウェア開発や業務改革を強みとするNeverMileが、ハースF1チームのグローバルなオペレーションやサプライチェーン管理に関する知見を共有。

    両社は業務効率の向上や海外市場での新たなビジネス機会の創出を目指し、F1という世界最高峰の競技環境を通じて企業価値の向上を図っていく。

    日本企業の技術をF1の現場へ
    NeverMileは東京都を拠点とするテクノロジー企業で、ソフトウェア開発と業務改革を通じて企業の変革を支援している。物流や製造業を中心に、建設、小売、金融サービスなど社会インフラを支える業界向けのソリューションを提供している。

    今回の提携では、ハースF1チームとNeverMileがグローバルなオペレーションやサプライチェーン管理に関する知見を共有するほか、新たな海外市場でのビジネス機会の創出や企業価値の向上を目指す。

    F1は、開発、調達、生産、物流、レース運営を極めて短期間で連携させる必要がある世界最高水準のオペレーション環境として知られている。ハースF1チームはアメリカ、イギリス、イタリアの複数拠点をまたいでチーム運営を行っており、その運営ノウハウとNeverMileのソフトウェア技術を組み合わせることで、新たな価値創出を図る考えだ。

    小松礼雄代表「本物のパートナーシップを築いていく」
    ハースF1チームの小松礼雄代表は、新たな提携について次のように語った。

    「NeverMileを新たなパートナーとして迎えることで、成長を続けるパートナーポートフォリオをさらに強化できることを大変嬉しく思います」

    「私たちは、チームとしての価値観と真に一致するブランドとの、誠実で本質的なパートナーシップを重視しています」

    「NeverMileは、継続的な卓越性の追求と価値創出という共通の理念を持つパートナーです」

    「Formula 1の世界に彼らを迎え入れ、その専門知識を活用して私たちのオペレーション効率向上につなげることで、双方にとって有益な成果を生み出せることを楽しみにしています」

    NeverMile「世界最高峰の運営環境から新たな価値を創出する」
    NeverMile創業者兼CEOの深作康太氏は、今回の提携の意義について次のように述べた。

    「このたび、TGR Haas F1 Teamとのパートナーシップを発表できることを大変嬉しく思います」

    「Formula 1はモータースポーツの最高峰であると同時に、世界最高水準のオペレーションが求められる環境でもあります」

    「ネバーマイルは創業以来、物流・製造業を中心に、サプライチェーン領域における業務改革とソフトウェア構築を支援してまいりました」

    「今回のパートナーシップを通じて、世界最高峰の現場との交流を深めながら、新たな知見や価値を共創し、その成果をお客様への提供価値向上につなげていきたいと考えています」

    「また、日本発のテクノロジーカンパニーとして、今後もグローバル市場への挑戦を積極的に進めてまいります」

    オーストリアGPからブランド掲出
    NeverMileのロゴは、2026年オーストリアGPからVF-26、ガレージ内のサイン類、デジタルコンテンツなどに掲出される。両社は今回の提携を通じて知識や経験を共有し、F1の現場で培われる運営ノウハウを活用しながら、新たな価値創出に取り組んでいく。

    今回の提携により、ハースF1チームは日本企業との新たな協力関係を築き、オペレーションの効率化と海外市場でのビジネス拡大を目指す。NeverMileにとっても、F1という世界最高峰の競技環境で得られる知見を、自社の技術や顧客への価値向上につなげる重要な取り組みとなる。

  • ハースF1の2027年シート争い激化 フォルナローリ浮上でドゥーハンに逆風

    ハースF1の2027年シート争い激化 フォルナローリ浮上でドゥーハンに逆風

    2027年のハースのドライバー候補として、F2王者レオナルド・フォルナローリの名前が急浮上している。マクラーレン育成ドライバーであるフォルナローリは先週、ヘレスでハースのTPC(旧型車テスト)プログラムに参加しており、将来的なF1昇格に向けた動きとして注目を集めている。

    一方で、アルピーヌのレースシートを失った後にハースのリザーブドライバーとして再起を図るジャック・ドゥーハンにとっては、新たなライバル出現となりそうだ。

    マクラーレンがフォルナローリのF1昇格先を模索
    レオナルド・フォルナローリは2025年のF2王者であり、現在はマクラーレンの支援を受ける有望株だ。先週実施されたハースのTPCテスト参加は意外な動きだったが、背景にはマクラーレンによるF1シート確保への取り組みがある。

    マクラーレンのアンドレア・ステラ代表はバルセロナで、フォルナローリの将来性を高く評価していることを明かした。

    「レオナルドは間違いなく将来のF1にとって価値ある存在だ」

    「我々はレオナルドにF1で走る機会を与えたい」

    さらにステラは、ワークスチーム昇格を待つのではなく、他チームでF1キャリアをスタートさせる可能性にも前向きな姿勢を示した。

    「レオナルドと協力しながら、F1での可能性を探っていくべきだ」

    トヨタの支援拡大によってTPCプログラムを強化したハースにとって、フォルナローリは将来の有力候補として評価されているとみられる。

    ベアマン残留濃厚もオコンの立場は不透明
    ハースの2027年ラインアップについては、フェラーリ育成のオリバー・ベアマンが残留する可能性が高いとみられている。

    その一方で、エステバン・オコンの将来には不透明感が漂っている。フォルナローリのテスト参加は、ハースが将来に向けて複数の選択肢を検討していることを示す動きとも受け取れる。

    マクラーレンとトヨタという二つの強力な後ろ盾を持つフォルナローリが候補に加わったことで、2027年のシート争いはさらに激しさを増しそうだ。

    ドゥーハンは冷静な姿勢を維持
    こうした状況は、ハースで再起を目指すジャック・ドゥーハンにとって逆風となる可能性がある。

    ドゥーハンは『Pit Talk』ポッドキャストで、F1復帰への意欲を語りながらも、状況を冷静に受け止めている。

    「もし再びF1マシンに乗ることができたら素晴らしいことだ」

    「ただ、その判断には通常以上に多くの要素が関わっていることも分かっている」

    将来については過度に考え込まないよう努めているという。

    「自分でコントロールできることに集中している」

    「自分の手の届くチャンスはあると思う。ただ、そのチャンスを手にするためには、自分ではコントロールできない部分も関係してくる」

    さらにドゥーハンは、F1復帰を人生のすべてとして捉えているわけではないと強調した。

    「良いチャンスはあると思う。でも以前のように、それがすべてという考え方ではない」

    2027年のハースはベアマンを軸に、オコン、フォルナローリ、そしてドゥーハンらが候補として名前を連ねる構図になりつつある。今後のテストや育成プログラムでの評価が、最終的なシート争いを左右することになりそうだ。

    【関連】
    ・角田裕毅のF1復帰にヴィルヌーヴが否定的見解「十分な時間を得た」

  • 平川亮がハースF1チームのFP1を担当 オーストリアGPで今季初走行

    平川亮がハースF1チームのFP1を担当 オーストリアGPで今季初走行

    ハースF1チームは6月26日開幕のF1第8戦オーストリアGPで、リザーブドライバーの平川亮がフリー走行1回目(FP1)に出走すると発表した。

    平川亮はエステバン・オコンに代わってVF-26をドライブする。2025年にはハースで4回のFP1セッションを担当したが、2026年シーズンではこれが初のF1公式セッション参加となる。

    今回の走行はFIAのルーキードライバー起用義務に基づくもので、平川亮にとっては初めてVF-26を実戦環境で走らせる機会となる。

    平川亮はチームの発表を通じて次のように意気込みを語った。

    「まず、この機会を与えてくれたトヨタ・ガズー・レーシングとハースに感謝したいです。今季初めてのFP1になりますし、レッドブルリンクを走るのも久しぶりです」

    「低速コーナーから高速コーナー、そして長いストレートまで揃っているので、VF-26を初めて走らせるには最適なサーキットだと思います。とても楽しみですし、60分間のセッションは本当に短いので待ちきれません」

    「目標はできるだけ早くクルマに慣れ、できる限り多くのデータを収集してチームをサポートすることです」

    平川亮は先日開催されたWECル・マン24時間レースで、トヨタのドライバーとして表彰台を獲得したばかり。ハースの小松礼雄代表も、その活躍を称賛しつつFP1でのフィードバックに期待を寄せている。

    小松礼雄代表は「亮はまだVF-26をドライブしていないので、彼のフィードバックを得られるのは良いことだ。ル・マンではトヨタで表彰台を獲得したばかりで、今季もTPCプログラムで重要な役割を果たしている」とコメントした。

    ハースはここ2戦で結果を残せていないものの、オーストリアGPとイギリスGPの連戦を通じてVF-26への理解を深め、シーズン序盤に見せたポイント獲得の安定感を取り戻したい考えだ。

  • 角田裕毅のF1復帰にヴィルヌーヴが否定的見解「十分な時間を得た」

    角田裕毅のF1復帰にヴィルヌーヴが否定的見解「十分な時間を得た」

    角田裕毅の2027年F1復帰の可能性が報じられるなか、1997年F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴは、角田裕毅はすでに十分なチャンスを与えられており、再びグリッドに戻るべきではないとの見解を示した。

    2025年限りでレッドブルのレースシートを失った角田裕毅は、2026年シーズンをレッドブルのリザーブドライバーとして過ごしている。だが、トヨタとの提携を強化したハースが日本人ドライバー獲得を検討しているとされ、2027年の復帰候補として名前が浮上している。

    ヴィルヌーヴ「角田裕毅は十分な時間を得た」
    GPblogによると、ハースはトヨタとの関係強化を背景に日本人ドライバーの起用を検討しており、2026年末で契約満了を迎えるエステバン・オコンの後任候補として角田裕毅に関心を示しているという。

    しかしヴィルヌーヴは、Sky Sports F1の番組内で角田裕毅のF1復帰には否定的な見方を示した。

    「彼はもう十分に時間を与えられたと思う。レッドブルで求められていたのも、ある意味ではホンダの後押しがあったからだし、そこで輝くことはできなかった」

    「彼は何年F1にいた? 4年か5年か。それだけ長くいたのだから十分だ。際立った結果を残せなかった。彼の時代は終わったんだ」

    「実際にF1でチャンスを得られたことを幸運だと思うべきだ。多くのドライバーはその機会すら得られないのだから」

    角田裕毅は2021年にF1デビューし、2025年途中からレッドブルへ昇格したものの、マックス・フェルスタッペンとの比較で苦戦。2025年は22戦で30ポイント、トップ10フィニッシュは7回にとどまった。

    フェラーリはラファエル・カマラの起用を希望
    一方で、角田裕毅のハース入りには強力なライバルも存在する。

    Auto Motor und Sportによると、フェラーリは自らの育成ドライバーでF2に参戦するラファエル・カマラを2027年にハースへ送り込みたい考えを持っているという。

    オリバー・ベアマンはフェラーリとの関係もあり、2027年もハース残留が有力視されている。そこで契約満了を迎えるオコンの後任として、フェラーリはカマラの起用を強く望んでいると報じられている。

    フェラーリ陣営は、カマラがすでにF1昇格の準備が整っていると評価しており、ハースに優先的な起用権を与える方針だという。

    カマラ自身も、まずはハースで経験を積みながらF1キャリアをスタートさせることを望んでいるとされ、角田裕毅にとっては大きな障害となりそうだ。

    チャンドックは角田裕毅の実力を擁護
    これに対し、元F1ドライバーのカルン・チャンドックは異なる見方を示している。

    チャンドックは、もし角田裕毅が2025年にレーシングブルズへ残留していれば評価は大きく変わっていた可能性があると指摘した。

    「僕は少し違う見方をしている。もし角田裕毅がレーシングブルズに残り、レッドブルがリアム・ローソンとの交代を行わなかったなら、彼はローソンより良いシーズンを送っていたと思う。そうなれば今の議論も違ったものになっていたはずだ」

    さらにチャンドックは、角田裕毅のF1復帰ルートとしてアストンマーティンの可能性にも言及した。

    「ひとつ気になるのは、もしフェルナンド・アロンソが契約を更新しなかった場合だ。ホンダが角田裕毅をアストンマーティンのシートに押し込めるだろうか」

    「アロンソが引退するのであれば、それが唯一の復帰ルートになるかもしれない」

    評価が分かれる角田裕毅の2027年復帰論
    角田裕毅を巡っては、トヨタとの関係を重視するハース、育成ドライバーを送り込みたいフェラーリ、そして2027年以降のアストンマーティンの動向など、複数の要素が絡み合っている。

    ヴィルヌーヴのように「十分なチャンスを得た」と見る声がある一方で、チャンドックのように「環境次第で再評価されるべきドライバー」と考える関係者も少なくない。

    2027年のドライバー市場が本格的に動き始めれば、角田裕毅の将来を巡る議論はさらに活発になりそうだ。

    【関連】
    ・角田裕毅はトヨタとの関係構築に動く? ハースF1復帰へホンダ離脱の可能性も

  • 角田裕毅はトヨタとの関係構築に動く? ハースF1復帰へホンダ離脱の可能性も

    角田裕毅はトヨタとの関係構築に動く? ハースF1復帰へホンダ離脱の可能性も

    2026年にレッドブルのリザーブドライバーを務める角田裕毅が、2027年のF1復帰に向けて新たな動きを見せているようだ。候補として浮上しているのは、トヨタが技術提携を結ぶハースのシートである。

    角田裕毅は現在もホンダの支援を受けているが、ハース加入を実現するためトヨタ首脳陣へのアピールを進めていると報じられた。実現すれば、長年続いたホンダとの関係を見直す可能性も出てくる。

    角田裕毅がトヨタ首脳陣へのアピールを開始か
    角田裕毅は2025年限りでレッドブルのレギュラーシートを失い、2026年はリザーブドライバーとして活動している。しかし本人はF1復帰への意欲を隠しておらず、2027年のグリッド復帰を目指してシート探しを続けている。

    その有力候補のひとつがハースだ。エステバン・オコンの将来が不透明な状況のなか、角田裕毅はすでにハース側と「真剣な協議」を行ったとされている。

    一方で障害とみられてきたのがホンダとの関係だった。ハースは現在、トヨタの技術支援を受けており、日本メーカー同士のライバル関係が移籍の壁になると考えられていた。

    しかしRacingNews365によると、パドック関係者は角田裕毅が「トヨタ首脳陣の目に留まろうとしている」と証言しているという。

    これは角田裕毅がハース加入のためであればホンダとの関係見直しも辞さない姿勢を示していることを意味する可能性がある。

    また、小松礼雄代表は以前から角田裕毅を高く評価していると報じられており、レッドブルも他チームへの移籍を妨げない方針を明確にしている。

    小松礼雄代表は角田裕毅獲得報道を否定していた
    ただし、ハース移籍説については小松礼雄代表が5月のカナダGPで強く否定している。

    当時、一部メディアでオコンとの不仲説や角田裕毅獲得説が報じられたが、小松礼雄代表はそれらを「完全なデタラメ」と一蹴した。

    さらに角田裕毅に関する報道についても、

    「日本のサイトの中には、角田裕毅を獲得したいとか、そういう話を作りたがっているところもあります。でも、それもまったく根拠がありません」

    と述べ、角田裕毅獲得への関心があるとの報道を否定している。

    そのため、今回のRacingNews365による報道は、小松礼雄代表の否定発言後に浮上した新たな情報という位置付けになる。現時点でハース側から角田裕毅との交渉について公式なコメントは出ていない。

    平川亮も有力候補として浮上
    ただし、ハースの2027年シート争いは角田裕毅だけのものではない。

    オコンは今季限りで離脱する可能性が高い一方、オリバー・ベアマンはフェラーリに空席がないことから残留が有力視されている。そのため残る1席を巡り複数の候補が争う構図となっている。

    ジャック・ドゥーハンも商業的価値の高さから候補のひとりに挙げられているが、トヨタ陣営には独自の構想がある。

    その中心にいるのがハースのリザーブドライバーを務める平川亮だ。

    平川亮はこれまでFP1セッションのみの経験しかなく、32歳という年齢もあってF1昇格への懐疑的な見方も存在する。しかし同じくRacingNews365によれば、トヨタ内部では平川亮のF1昇格に強い自信を持っているという。

    さらにトヨタは、平川亮がF1へ転向した場合に備え、世界耐久選手権(WEC)で後任としてケビン・エストレを起用する計画まで内部で検討しているとされる。

    こうした動きを踏まえると、ハースの2027年ドライバー候補は角田裕毅、平川亮、ジャック・ドゥーハンを軸に争われる可能性が高い。なかでも角田裕毅にとっては、トヨタとの関係構築がF1復帰への重要な鍵となりそうだ。

    Source: F1 OVERSTEER