カテゴリー: ハースF1チーム

  • 平川亮 F1ハンガリーGPでハースからFP1出走「今回はプッシュラップを走れる」

    平川亮 F1ハンガリーGPでハースからFP1出走「今回はプッシュラップを走れる」

    TGRハースF1チームは、2026年F1第11戦ハンガリーGPのフリー走行1回目(FP1)で、リザーブドライバーの平川亮がオリバー・ベアマンに代わってVF-26をドライブすると発表した。

    平川亮にとって今季2度目のFP1出走となる。前回のオーストリアGPでは空力テストや赤旗の影響で十分な走行機会を得られず、タイムアタックを行うことができなかったが、今回はハンガロリンクでマシンの限界を探る走行に意欲を見せている。

    平川亮「今度はプッシュラップを走れる」
    平川亮は、再びVF-26をドライブする機会を得られたことへの感謝を述べるとともに、チームへの貢献を誓った。

    「まずは、TOYOTA GAZOO RacingとTGRハースF1チームに、ハンガリーGPのFP1で再びマシンをドライブする機会をいただけたことに感謝しています」

    「オーストリアでは空力テストや赤旗の影響があって、プッシュラップを十分に走ることができず、難しいセッションになりました」

    「今回はプッシュラップを走るチャンスがあるので、とても楽しみにしています。このコースはコンパクトで幅が狭く、低速から中速コーナーが多い、とてもチャレンジングなサーキットです」

    「限界まで攻めて走ることができればうれしいですし、チームへ良いフィードバックを提供して、FP2以降に向けたセットアップ作業に貢献したいと思います」

    平川亮(TGRハースF1チーム)

    小松礼雄代表「理解をさらに深めたい」
    チーム代表の小松礼雄は、ベルギーGPで得た知見をハンガリーGPでも発展させたいと説明。FP1では新たなテスト項目に取り組む予定であり、平川亮の走行にも期待を寄せた。

    「スパではVF-26のパフォーマンスを理解し改善するという点で前進することができましたが、日曜日の結果は非常に残念なものとなりました」

    「シーズン前半最後のレースとなるハンガロリンクは、スパとはまったく異なる特性を持つサーキットです。金曜日にはさらなる理解を深めるためのテスト項目を予定しています」

    「FP1では平川亮がオリバー・ベアマンに代わって走行します。シュピールベルクでの初走行を踏まえ、どのような成長を見せてくれるのか楽しみにしています」

    「競争は非常に激しいですが、夏休み前最後のレースで持てる力を最大限発揮したいと思っています」

  • ハースF1小松礼雄代表 予算不足認める「予算上限まで使えないのは我々だけ」

    ハースF1小松礼雄代表 予算不足認める「予算上限まで使えないのは我々だけ」

    ハースF1チームの小松礼雄代表は、F1のコストキャップ(予算上限)時代において、自チームだけが上限額まで予算を投入できていない現状を明かした。ライバル勢との開発競争で後れを取っている背景には、技術力ではなく資金面の制約があると説明している。

    シーズン序盤は好調だったハースだが、中団ライバルが大型アップデートを次々と投入したことで競争力は低下。

    小松代表は、チームの能力には自信を示しながらも、「スタッフに十分な武器を与えられていない」と責任は自身にあると語った。

    ハースだけが予算上限未満で運営
    ベルギーGPのメディアデーで小松礼雄代表は、現在のF1で予算上限額まで資金を投入できていないチームはハースだけだと明かした。

    「もちろん、予算上限まで使いたいです。でも、現状ではそうなっていません」

    「私の仕事の優先事項のひとつは、このチームが予算上限まで使えるだけの資金を確保することです。それがまず達成すべき最低ラインだと思っています」

    ベアマン「開発競争の速さについていけない」
    オリバー・ベアマンは、2026年マシンの開発スピードが前年とは比較にならないほど加速しており、その流れにハースが対応できていないと分析した。

    「昨年はレギュレーションが非常に成熟していて、シーズンを通して大きな性能向上はありませんでしたが、アップデートを投入するタイミングは良かったですし、他のチームも小さな改善を積み重ねていました」

    「でも今年は開発のペースがまったく違います。トップチームは毎週のように大規模なアップデートを投入していますし、その開発スピードには驚かされます」

    「まず、僕たちにはそれができません。そしてライバルと比べても開発競争で追い抜かれてしまいました。投入したアップデートの量が足りませんでしたし、持ち込んだものも期待どおりには機能しませんでした」

    「今年のように開発競争が激しい時代になると、僕たちの弱点がより露わになります。昨年は開発スピードが今の4分の1程度だったので、そこまで問題にはなりませんでした」

    ハースF1チーム

    小松礼雄代表「能力ではなく資金の問題です」
    小松礼雄代表は、アップデートが機能しなかったというベアマンの見方には異論を示したものの、開発競争で後れを取っているという点については認めた。

    その一方で、原因はスタッフの能力不足では決してないと強調している。

    「それはスタッフの能力不足を意味するものではありません。皆、本当に素晴らしい仕事をしてくれています。チームの規模やリソースを知っている人なら、今の成果がどれだけすごいことか理解してもらえると思います」

    「スタッフには十分な能力がありますし、チームワークも良く、コミュニケーションも取れています。誰かを責める文化ではなく、チームとして機能する文化もできてきています」

    「ただ、彼らが実力を発揮できるだけの武器を、私がまだ与えられていません」

    序盤の好調は「予想以上でした」
    小松礼雄代表は、レギュレーションが大きく変わった2026年シーズン序盤にハースが好成績を残したこと自体が予想以上だったと振り返る。

    「シーズン序盤のパフォーマンスは、本当に予想以上でした」

    「これだけ大きなレギュレーション変更があった年に、F1で最も小さなチームがあのような走りを見せるとは普通は期待できません」

    一方で、その状態を維持するのは難しかったとも認めた。

    「これはスタッフの責任ではありません。私自身の責任です。チームの収益をもっと増やして、スタッフが力を発揮できる環境を整えなければいけません」

    「スタッフにもドライバーにも十分な力があります。環境さえ整えられれば、必ずまた競争力を取り戻せると信じています。ただ、それには時間が必要です」

    シュタイナー時代から続く課題
    ハースは2016年のF1参戦以来、フェラーリ製コンポーネントを積極的に採用する独自の運営モデルを続けてきた。一方で、チームオーナーのジーン・ハースが十分な投資を行っていないのではないかという議論は以前から続いており、それが前代表ギュンター・シュタイナーとの決別につながった要因のひとつともされている。

    小松礼雄代表は、できるだけ早く予算上限まで資金を投入できる体制を実現したい考えを示した。

    「取り組み始めたばかりというわけではありません。ずっと続けていますし、今も非常に前向きな話し合いができています」

    「でも正直に言えば、今の制約はスタッフにとってフェアではありません。両手を縛られた状態で戦っているようなものです」

    それでもチーム内には責任転嫁する雰囲気はないという。

    「マイアミやバルセロナ、シュピールベルク、シルバーストンで苦戦した時も、誰も隠れたり責任逃れをしたりはしませんでした。『何が問題だったのか』『なぜこうなったのか』『どう改善するのか』という話ばかりです。その姿勢は本当に尊敬しています」

    「だから私は、スタッフが本来ふさわしい環境で仕事ができるようにすることだけを考えています」

    ハースは2026年序盤に中団争いで存在感を示したものの、ライバル勢の積極的な開発によって競争力を失いつつある。小松礼雄代表は、その原因はスタッフの能力ではなく予算面の制約にあると強調し、予算上限まで運営できる体制の実現こそがチーム再浮上への鍵になるとの考えを示した。

  • エステバン・オコン F1デビュー10周年「今の僕はまったく違うドライバー」

    エステバン・オコン F1デビュー10周年「今の僕はまったく違うドライバー」

    エステバン・オコンは、2026年F1第11戦ベルギーGPでF1デビューから10周年という節目を迎える。2016年のスパ・フランコルシャンでマノーからデビューを果たしたフランス人ドライバーは、この10年間でハンガリーGP優勝や複数回の表彰台を経験し、自身が大きく成長したと振り返った。

    一方で今季のハースは中団争いで苦戦が続いているが、ベルギーGPでは新パーツを投入する予定だ。オコンはチームの開発力を信頼しており、ここから巻き返しを図れると前向きな姿勢を示している。

    F1デビューから10年 「時間が経つのは本当に早い」
    オコンは2016年ベルギーGPでマノーからF1デビュー。当時はフェルナンド・アロンソやジェンソン・バトン、キミ・ライコネンら、テレビで見ていたスターたちと同じグリッドに立つことが特別な経験だったと振り返る。

    「10年も経ったなんて信じられない。本当に時間が経つのは早い」

    「自分が10年間F1にいるとはあまり感じない。2~3年くらいしか経っていないような感覚なんだ。だから今週末も楽しみにしている」

    「もちろん当時とは全然違った。デビュー戦だったし、学ぶことが本当に多かった。テレビで見ていたフェルナンド(アロンソ)やジェンソン(バトン)、キミ(ライコネン)たちと一緒にレースをしていたんだから、とても特別な経験だった」

    「結果的に10年後もこうしてF1にいるということは、自分はいい仕事ができたということなんだろう」

    マノー、フォース・インディア、アルピーヌ、そして現在のハースと渡り歩いてきたオコンは、2021年ハンガリーGPで初優勝を飾ったほか、サクヒールGP、モナコGP、サンパウロGPでも表彰台を獲得している。

    エステバン・オコン

    「今の僕はまったく違うドライバー」
    10年間で最も大きく変わった点について問われると、オコンはドライバーとしての成熟を挙げながらも、勝利への情熱は変わっていないと語った。

    「もちろん当時とはまったく違うドライバーになった。でもモチベーションは今も同じだ」

    「与えられたマシンで可能な限り最高の結果を引き出したい。その気持ちは今でも変わらないし、ステアリングを握っている限り最大限のモチベーションを持ち続けている」

    経験を重ねても初心を失わず、常にマシンの性能を限界まで引き出そうとする姿勢こそが、この10年間で得た最大の財産だという考えを示した。

    苦戦するハースにも反撃への自信
    今季序盤はオリバー・ベアマンが開幕戦オーストラリアGPと日本GPでポイントを獲得するなど好スタートを切ったハースだったが、その後はレーシングブルズやアルピーヌに後れを取り、第6戦モナコGP以降は決勝トップ10入りから遠ざかっている。

    それでもオコンは、ベルギーGPから導入されるアップグレードが改善への第一歩になることを期待している。

    「チームとしてここ数戦は厳しい戦いが続いている」

    「もちろん今はパフォーマンスを追い求めているところだ。今週末には少し新しいパーツも投入される予定だし、もっと速さを見つけなければならない」

    シルバーストンではマシンの性能を最大限引き出せた一方で、それでも中団勢には届かなかったと分析する。

    「シルバーストンではマシンの力を最大限引き出せたと思う。それはポジティブだった。でも十分ではなかった」

    「スタートではかなり後方から11番手まで順位を上げられたけれど、その後は他の中団チームのペースについていけなかった」

    「そこが改善しなければならない部分だ。チーム全員がそこに集中しているし、今週末、あるいは今後さらに新しいパーツが投入されれば改善できることを期待している」

    「僕はチームを信頼している。この順位に留まり続けることはないし、必ず改善できると思っている。チーム内部では今、本当にいい仕事ができている。隠すような問題は何もない」

    F1デビューから10周年を迎えたオコンは、過去を懐かしむだけではなく、今も変わらぬ向上心を武器に新たな挑戦を続けている。苦戦するハースにとっても、ベルギーGPで投入されるアップグレードは後半戦浮上への重要な試金石となりそうだ。

  • 【動画】オリバー・ベアマン セナの伝説ロータス試乗で涙「レース愛を思い出した」

    【動画】オリバー・ベアマン セナの伝説ロータス試乗で涙「レース愛を思い出した」

    ハースF1のオリバー・ベアマンが、アイルトン・セナが1985年に初優勝を飾った伝説のマシン「ロータス97T」をシルバーストンでドライブし、その特別な体験に思わず涙を流した。

    現役F1ドライバーが歴史的なマシンを走らせる企画として実現した今回の試乗では、Sky Sports F1のカルン・チャンドックが案内役を務め、ベアマンはセナが初優勝を挙げた1985年エストリルGPのマシンと対面した。

    「1985年へタイムスリップしたような気分」
    走行前のベアマンは、黒と金の象徴的なカラーリングをまとったロータス97Tを前に感激を隠さなかった。

    「1985年という時代へタイムスリップしたような気分だ。数時間後にこのマシンを運転できるなんて本当に信じられない」

    グッドウッドで同時代のF1マシンを見た経験はあったものの、実際にセナの実車を目の前にしたのは初めてだったという。

    さらに、セナ本人が1985年エストリルGPで残した直筆のセッティングノートも見せられ、「今と同じ専門用語が並んでいる。こんな貴重な資料を見ることができるなんて信じられない」と興味深そうに目を通した。

    コックピットに乗り込むと、当時のオリジナルシートやクイックリリース機構のない小径ステアリング、Hパターンのマニュアルシフトなど、現代のF1とはまったく異なる構造にも驚きを見せた。

    「セナは史上最高のドライバーの一人だ。その彼が初優勝を挙げたマシンを目の前にして、これから自分が運転できるというのは本当に感情が込み上げてくる瞬間だ」

    予定より1周多く走行「もっと走っていたかった」
    走行では、ターボエンジン特有のパワーデリバリーやマニュアルシフトを慎重に確かめながらシルバーストンを周回。予定されていた周回数を忘れてしまうほど夢中になり、1周多く走ったことも明かした。

    「ギアボックスの感覚やマシンのグリップをようやくつかめたところだった。あまりにも楽しくて、もっと走り続けたかった」

    現代のF1とはまったく異なるドライビングフィールについても、「とても軽快で俊敏だった。最後のほうにはかなり自信を持って走れるようになったけれど、当時のドライバーたちはさらに10秒近く速いペースで限界まで攻めていた。本当に信じられない」と歴代ドライバーへの敬意を口にした。

    オリバー・ベアマン アイルトン・セナ

    ヘルメットの中で涙「レースを好きになった理由を思い出した」
    ピットへ戻ったベアマンは感極まり、ヘルメットの中で涙を流した。

    「本当に特別な体験だった」

    そう語ったベアマンは、涙をぬぐいながら今回の経験が自身にとってどれほど大きな意味を持ったかを説明した。

    「こういう日があると、自分がなぜレースを好きになったのかを思い出す」

    「僕はアイルトン・セナが走っていた時代をリアルタイムで見ていたわけではない。でも子どもの頃の僕にとって、セナはF1の王様だった。そのマシンを運転する機会をもらえたことに心から感謝している」

    また、1985年エストリルGPでセナが大雨の中、約1分もの大差を築いて初優勝を飾ったことにも触れ、「ドライコンディションでも十分難しかった。あのレースをウエットで戦ったことを想像すると本当に驚異的だ」と、その偉業の大きさを改めて称えた。

    今回の体験は、単に歴史的マシンをドライブしたというだけでなく、F1というスポーツの歴史と情熱を次世代へ受け継ぐ特別な一日となった。

  • オリバー・ベアマン レッドブルF1移籍説に反応「光栄だが噂にすぎない」

    オリバー・ベアマン レッドブルF1移籍説に反応「光栄だが噂にすぎない」

    オリバー・ベアマンは、レッドブル・レーシングが自身の動向を注視しているとの報道について「光栄だ」と認める一方、現時点ではあくまで噂にすぎないと強調した。

    ハースでF1参戦2年目を迎えている21歳のベアマンは、エステバン・オコンを相手に印象的なパフォーマンスを披露している。フェラーリ・ドライバー・アカデミー出身で将来的なフェラーリ昇格が期待される一方、2027年以降の去就についてはまだ明確な説明を受けていないという。

    レッドブルがベアマンを将来の候補として注視か
    イギリスGPの週末、Sky Sports F1の実況を務めるデビッド・クロフトは、ローラン・メキース率いるレッドブル・レーシングがベアマンの動向を「注視している」と伝えた。

    マックス・フェルスタッペンが将来的にレッドブルを離れる決断を下した場合に備え、チームが後任候補のひとりとしてベアマンを評価しているという内容だった。

    続くベルギーGPを前に、この予想外の移籍報道について質問されたベアマンは、レッドブルほどの成功を収めてきたチームと名前が結び付けられることは素直にうれしいと語った。

    「レッドブルのように信じられないほど成功しているチームと、たとえ噂であっても何らかの形で結び付けられると聞くのは、とても光栄なことだ」

    「でも、僕が言ったように、それはあくまで噂にすぎない。今はハースで自分がやっていることに完全に集中している」

    ベアマンはレッドブル側から具体的な接触があったとは明かしておらず、現段階では報道以上の進展がないことを強調した。

    フェラーリ昇格への道はルクレールとハミルトンが阻む
    ベアマンが近い将来にF1シートを失う可能性は低いとみられているが、その所属先については不透明な部分が残されている。

    ベアマンはフェラーリ・ドライバー・アカデミーを経てF1に昇格しており、現在もフェラーリとの関係を維持している。ハースでは経験豊富なオコンを相手に互角以上の走りを見せており、今後のキャリアで上位チームへ昇格する可能性が高いドライバーのひとりと評価されている。

    しかし、フェラーリではシャルル・ルクレールが長期契約を結び、ルイス・ハミルトンも今季に入って調子を取り戻している。現状ではベアマンが近い時期にレギュラーシートへ昇格するための空席は存在しない。

    ベアマンは2024年のサウジアラビアGPで、虫垂炎の手術を受けたカルロス・サインツJr.の代役としてフェラーリからF1デビューを果たした。その際にポイントを獲得する印象的な走りを見せたことで、将来のフェラーリ正ドライバー候補として期待されてきた。

    自身の将来がフェラーリにあると考えているかと質問されたベアマンは、その希望を隠さなかった。

    「そうなることを願っている」

    「ただ、それを決める権限がすべて僕にあるわけではない。フェラーリはFIA F3の頃から僕を信頼してくれて、2024年にはフェラーリのマシンにも乗せてくれた。僕が今ここにいられるのは、本当にフェラーリのおかげだ」

    「でも、今はハースでやっていることを楽しんでいる。今のうちに速く走ることができれば、それだけ将来の自分の状況を楽にすることができる」

    2027年の契約について「何も知らされていない」
    フェラーリから今後のキャリアについて何らかの説明を受けているかと問われると、ベアマンは具体的な情報を与えられていないと明かした。

    「いや、何もない。現時点で僕は来年の契約を持っていないから、何も分からないまま待っている状態だ」

    ただし、この発言を受けて2027年に完全なフリーエージェントになるのかと確認されると、ベアマンはすぐに否定した。

    「違う、違う。僕はそういうことを言ったわけではない。違うよ」

    ベアマンには2027年についてハース側が行使できる契約オプションが存在するとみられており、本人が自由に移籍先を選べる立場ではない可能性がある。

    また、フェラーリとの育成契約やハースとの契約条件が複雑に関係していると考えられるため、「来年の契約を持っていない」という発言だけで、他チームへの移籍が自由に認められるとは限らない。

    レッドブル・レーシングが実際にベアマンを将来の候補として検討しているかは不明だが、上位チームとの関連が報じられること自体、ハースでのパフォーマンスが高く評価されている証しでもある。ベアマンは移籍の噂に深入りせず、まずは現在の走りによって将来の選択肢を広げることに集中している。

  • 角田裕毅 ハース候補後退でF1復帰に黄信号 インディカー転向も視野

    角田裕毅 ハース候補後退でF1復帰に黄信号 インディカー転向も視野

    2027年のF1復帰を目指す角田裕毅だが、その道のりは厳しさを増しているようだ。レッドブルのリザーブドライバーとして活動する角田裕毅陣営は、F1だけでなくインディカーを含む複数カテゴリーを視野に入れて将来を検討していると報じられた。

    有力候補とみられていたハースF1のシート争いでも優先順位が低下したとされており、F1復帰の可能性は不透明さを増している。

    ハースF1加入は「優先候補」ではなくなったと報道
    2025年末にレッドブルのレギュラーシートを失った角田裕毅は、2026年シーズンはチームのリザーブドライバーを務めている。

    本人はF1復帰への強い意欲を公言しており、レッドブルも移籍を妨げる考えはないとされる。しかし、2027年のシート獲得は容易ではない状況だ。

    これまで角田裕毅はハースF1と交渉を行っていると報じられてきた。2027年にはエステバン・オコンがシートを失う可能性があり、その後任候補の一人と目されていた。

    また、ホンダとの関係を離れてでも、トヨタの支援を受けるハースへ移籍する意思があるとも伝えられていた。

    しかし、スペインの『SoyMotor』によると、ハースは現在、ラファエル・カマラ、ジャック・ドゥーハン、平川亮らも候補として検討しており、さらにマクラーレン育成のレオナルド・フォルナローリが有力候補に浮上しているという。

    その結果、角田裕毅はハースにとって「優先候補ではない」と位置づけられたと報じられている。

    角田裕毅

    角田裕毅陣営はインディカー転向も選択肢に
    F1復帰の可能性が狭まるなか、角田裕毅陣営は他カテゴリーへの参戦も検討している。

    報道によれば、その有力候補のひとつがインディカーだ。

    角田裕毅は2025年にホンダのマシンをドライブし、インディカーのレジェンドであるスコット・ディクソンとともに走行した経験があり、アメリカのトップ・オープンホイールカテゴリーとの接点も持っている。

    ハース以外で角田裕毅に現実的なF1シートの候補は多くなく、2027年にF1へ復帰できるかは依然として不透明な状況だ。

    一方で、インディカーへの挑戦は新たなキャリアを築く機会となる可能性もある。新天地で実力を証明し、トップドライバーとして再評価を得る道も、今後の有力な選択肢になりそうだ。

    角田裕毅は依然としてF1復帰を目標に掲げているが、ハースのシート争いは激化しており、その立場は以前より厳しくなっているとみられる。そうした状況を受け、陣営はインディカーを含む複数のカテゴリーを視野に入れ、2027年以降のキャリアを慎重に模索している。

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  • ハースF1 2027年にラファエル・カマラ起用か 角田裕毅よりフェラーリの意向優先

    ハースF1 2027年にラファエル・カマラ起用か 角田裕毅よりフェラーリの意向優先

    ハースF1の2027年ドライバー候補として、ラファエル・カマラが最有力に浮上している。

    イタリアメディアは、チーム代表の小松礼雄が率いるハースが、2027年シーズンに向けてラファエル・カマラを起用することで合意したと報じた。当初は角田裕毅が有力視されていたものの、フェラーリの後押しによって情勢が逆転したという。

    フェラーリ育成ドライバーであるカマラは、FIA F3王者となった勢いのままFIA F2でもタイトル争いを展開しており、F1昇格は時間の問題との見方が強まっている。

    ハースF1の2027年シート争いでカマラが優勢
    イタリアの『Rossomotori.it』は、ハースが2027年にラファエル・カマラを起用する方向で動いていると伝えた。

    後任候補となるのは、2026年限りで契約満了が見込まれるエステバン・オコンのシートだ。当初はレッドブルのリザーブドライバーである角田裕毅がチーム代表の小松礼雄の本命候補とみられていたが、フェラーリが強く働きかけたことで状況が変わったという。

    この報道では、フェラーリが育成ドライバーであるカマラをF1へ送り出すため、パワーユニット供給先でもあるハースへの起用を後押ししたとされている。

    フェラーリ育成ドライバー起用の流れを継承か
    今回の報道は、ドイツの『Auto Motor und Sport』が6月に伝えた内容とも一致している。

    同誌は、フェラーリがカマラをハースでF1デビューさせる構想を持っていると報じており、シャルル・ルクレールがザウバー、オリバー・ベアマンがハースを経てフェラーリ入りした流れを踏襲する可能性を指摘していた。

    また、F1ジャーナリストのクリストファー・リンデンは6月、スペインGP期間中にカマラが小松礼雄のオフィスを訪れていたと伝えている。当時は、トヨタとの関係から角田裕毅の起用案も検討されており、2027年にドライバーラインアップを全面刷新する可能性があると報じられていた。

    F2でタイトル争いを続けるカマラ
    21歳のラファエル・カマラは、2025年にFIA F3で圧倒的な強さを見せてチャンピオンを獲得。2026年はFIA F2でもランキング3位につけ、タイトル争いを演じている。

    パドックでは、すでにF1へ昇格できる実力を備えているとの評価が広がっており、フェラーリも将来の有望株として高く評価している。

    一方で、フェラーリのレースシートはシャルル・ルクレールが契約を延長し、フレデリック・バスール代表もルイス・ハミルトンが2027年も残留する見通しを示していることから、空席はない。そのため、ハースで経験を積ませるプランが最も現実的とみられている。

    角田裕毅

    角田裕毅とフォルナローリも候補に残る
    カマラ以外では、角田裕毅とレオナルド・フォルナローリも候補に挙がっている。

    フォルナローリは現FIA F2王者で、現在はマクラーレンのリザーブドライバーを務める。最近ではヘレスでハースのプライベートテストにも参加したが、現時点ではマクラーレンに残留する可能性が高いとみられている。

    一方の角田裕毅は、小松礼雄が高く評価しているとされるものの、フェラーリの育成戦略が優先されたことで立場が後退したと報じられている。ただし、2027年のドライバー市場はまだ流動的であり、正式決定には至っていない。

    今後の焦点
    今回の報道では、フェラーリの後押しを受けたラファエル・カマラが、2027年のハース加入に最も近い存在とされている。角田裕毅やレオナルド・フォルナローリも候補に残るものの、フェラーリの育成方針とカマラの実績を考えれば、現時点ではカマラが一歩リードしているとの見方が強まっている。ただし、ハースおよびフェラーリから正式な発表はなく、現段階では各メディアによる報道に基づく情報である。

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  • エステバン・オコン ハースF1に要求「僕のマシンを健全な状態にしてほしい」

    エステバン・オコン ハースF1に要求「僕のマシンを健全な状態にしてほしい」

    エステバン・オコンは、オーストリアGPで再び苦戦を強いられたことを受け、ハースに対して自身のマシンが抱える問題の早急な解決を求めた。ここ数戦続くリアのダウンフォース不足は依然として改善されておらず、「まずは僕のマシンを健全な状態に戻すことが必要だ」と訴えている。

    チームは週末を通して複数の空力パーツを交換したものの根本的な改善には至らず、現在はフロア周辺に原因があるとみられている。

    好スタートもペース維持できず
    オコンはレッドブル・リンクで15番グリッドから好スタートを決め、一時は11番手まで順位を上げた。しかしレース終盤はペースを維持できず、最終的には16位でチェッカーを受けた。

    レース後、Crash.netに対してオコンはスタートには満足していたと振り返った。

    「スタートは最高だった。蹴り出しも信じられないくらいうまくいった」

    「チームと一緒にかなり努力して改善してきた部分だし、1周目と2周目の判断も良かった。どんどん順位を上げることができた」

    「最初の9周くらいまでは戦えていたと思う」

    しかし、その後は戦略面でも不運が重なったという。

    「またセーフティカーのタイミングを外してしまった。今回もセーフティカーが出る前にピットへ入って、その5周後にセーフティカーが出た」

    「デジャヴのような感じだけど、これは運の問題だ」

    リアの問題でタイヤを壊してしまう
    オコンによれば、本当の問題はリアのダウンフォース不足にある。

    「残念ながら今回も大きく苦しんだ。正直、レース終盤はマシンをコース上にとどめておくのも難しかった」

    「チームはリアの荷重不足を解決しようとできることはすべてやってくれた。でも問題はまだ残っている」

    その影響はリアタイヤの摩耗に直結しているという。

    「フロントウイングは最も寝かせた状態で走っているのに、リアタイヤを完全に壊してしまう。最後は周囲より3.5秒速かったどころか、3.5秒も遅かった」

    「毎回ピットに入るまでは9周くらい楽しく走れる。でもその後は滑り続けてタイヤを壊し、みんなより1回多くピットストップしなければならなくなる」

    「モナコでも同じだったし、バルセロナ・カタルーニャGPでも同じだった。そして今回もまだ問題は続いている」

    エステバン・オコン(ハースF1チーム)

    必要なのは『健全なマシン』
    オコンは、現在のハースには2つの課題があると指摘する。

    「良かった点は、持っていた戦力を最大限引き出せたことだと思う。でも本来いるべき位置とはあまりにもかけ離れている」

    「問題は2つある。まずは僕のマシンを健全な状態にすること。そしてマシン全体のパフォーマンスを上げることだ」

    「オリーのマシンが正常だとしても、それでもまだ全体的な速さは足りていない」

    「同じ問題にずっと苦しんでいる。でもシルバーストンでも全力を尽くすし、問題が解決することを願っている」

    フロア交換でも原因は見つからず
    チームは原因究明のため様々な仕様を試してきたが、決定的な改善は得られていない。

    「どうやら原因はフロア周辺らしい。彼(ベアマン)はフロア13を使っていて、僕は14を使った。15も試したけど、それでも差は残った」

    「週末の最初にはリアウイングも変更したけど改善しなかった」

    「フロントウイングも変更したけど効果はなかった」

    「今のところ原因を見つけられていない。でもデータ上でははっきり現れている。本当に信じられない。こんな経験はキャリアで初めてだ」

    シルバーストンではさらに多くの部品を試す予定だという。

    「おそらく多くのパーツを順番に試していくことになると思う。少しでも良いものを見つけたい」

    「まともに機能するフロアが1種類しかないなんてことはあり得ない。そんなことは今まで見たことがない」

    「チームを全面的に信頼しているし、必ず原因を見つけてくれると思っている。ただ、この問題はもうかなり長い間続いている。その間に時間も失い、進歩も理解も失ってしまっている」

    オコンのマシンはモナコGP、バルセロナ・カタルーニャGP、そしてオーストリアGPと3戦連続でリアのダウンフォース不足に苦しんでおり、ハースは依然として原因の特定に至っていない。シルバーストンではさらに多くの部品を試しながら原因究明を進める予定で、オコンが求める「健全なマシン」を取り戻せるかが、今後の巻き返しに向けた重要なポイントとなる。

  • ハースF1 小松礼雄がフォルナローリに言及「間近で評価できることを嬉しく思う」

    ハースF1 小松礼雄がフォルナローリに言及「間近で評価できることを嬉しく思う」

    ハースF1の小松礼雄代表が、2024年FIA F2王者レオナルド・フォルナローリを高く評価した。将来的な起用については明言を避けたものの、「間近で評価できることを嬉しく思う」と語り、その才能を認めた。

    フォルナローリは6月にヘレスでハースの2025年型マシンを使ったTPC(旧型車テスト)に参加。このテストをきっかけに、2027年のF1デビュー候補としてハース入りの可能性が取り沙汰されており、小松代表の発言にも注目が集まっている。

    F2王者フォルナローリに高まるF1昇格への期待
    レオナルド・フォルナローリは2024年にFIA F3王者、2025年にはFIA F2王者に輝いたイタリア期待の若手ドライバー。現在はマクラーレンのリザーブドライバーを務め、今年3月にはバルセロナで初のF1テストを経験した。

    その後もマクラーレンでTPCプログラムを継続してきたが、6月17日と18日にはヘレスでハースの2025年型マシンをドライブ。この異例のテストが、2027年のハース加入の可能性をめぐる憶測を呼んでいる。

    ハースの2027年シート候補には、現在チームのリザーブドライバーを務めるジャック・ドゥーハンのほか、レッドブルのリザーブドライバーである角田裕毅、フェラーリ・ドライバー・アカデミー所属のラファエル・カマラらの名前も挙がっている。

    小松礼雄「若手にチャンスを与えることが目的」
    フォルナローリのハースでのテストは、トヨタがサポートする若手育成プログラムの一環として実施されたとみられる。通常は日本人ドライバーの育成が中心となるだけに、マクラーレン育成ドライバーであるフォルナローリの参加はパドックでも話題となった。

    こうした状況について、小松礼雄代表はスペイン紙『Marca』などの取材に対し、フォルナローリを高く評価しつつも、将来の契約については慎重な姿勢を示した。

    「これがどこにつながるのかは分かりません。しかし、私たちのTPCプログラムの目的は若いドライバーにチャンスを与えることです」

    「レオは現F2チャンピオンです。堅実なドライバーですし、マクラーレンでも素晴らしい育成プログラムの中にいます。だから彼を間近で評価できる機会を得られたことを嬉しく思っています」

    「現時点で新しいドライバーが必要かどうかは分かりません。私の関心は現在の2人のドライバーに向けられています」

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    角田裕毅 ハースF1加入説に新証言 Sky Sports解説者「第一候補」

    角田裕毅が2027年のF1復帰に向けて有力候補として再び注目を集めている。Sky Sports F1の実況で知られるデビッド・クロフトは、ハースがエステバン・オコンを交代させる場合、「角田裕毅が第一候補だ」との情報を得ていると明かした。

    現在、角田裕毅はレッドブル・レーシングのリザーブドライバーを務めており、2025年限りでレギュラーシートを失って以降はバルセロナでのテストなどに参加する一方、グランプリへの出場機会はない。

    それでも、アルファタウリ時代からレーシングブルズ時代にかけて中団チームで高い評価を受けてきた実績から、2027年の移籍市場で再び名前が挙がっている。

    オコン不振で浮上する交代説
    ハースでは今季、エステバン・オコンの不振が話題となっている。

    『F1 Show』でカルン・チャンドックは、オコンについて次のように厳しい見方を示した。

    「彼はかなり落ち着かない気分だろうね。比較可能な予選成績ではベアマンに3勝8敗だ。それは決していい数字ではない。オーストリアでもレースでは大きく離されていた」

    オコンはマシンが「健全な状態ではない」と主張しているものの、オーストリアGPでは16位に終わり、トップから2周遅れという厳しい結果だった。今季の獲得ポイントも3点にとどまり、18点を挙げているチームメイトのオリバー・ベアマンに大きく後れを取っている。

    こうした状況から、ハースがドライバー交代を検討しているとの憶測は根強い。

    ハースはすでに角田裕毅と接触したと報じられており、2027年の移籍候補として名前が浮上している。

    クロフト「角田裕毅が第一候補」
    Sky Sports F1のデビッド・クロフトは、オコンの将来について次のように語った。

    「彼はシーズンを通してずっとプレッシャーを受けていると思う」

    そのうえで、ハースがドライバーを交代させる場合の有力候補として角田裕毅の名前を挙げた。

    「角田裕毅が選択肢だ。角田裕毅が第一候補だ」

    クロフトは、ハースがドライバーを交代させる場合、角田裕毅が最有力候補との情報を得ていることを明らかにした。

    チャンドックは若手起用を支持
    一方で、ハースには他の候補も存在する。

    フェラーリ育成のFIA F2ドライバー、ラファエル・カマラは有力候補の一人とされており、さらにマクラーレンのリザーブドライバーであるレオナルド・フォルナローリにもテスト走行の機会が与えられている。

    チャンドックは、もしオコンを交代させるのであれば角田裕毅よりも若手を起用すべきだと主張した。

    「彼(角田裕毅)は本当にアップグレードなのか? 私ならカマラを選ぶ。もし交代させるなら、将来性のある若手を起用するべきだ」

    「ベアマンは来季には3年目になり、十分な経験を積んでいる。チームには経験あるナンバーワンドライバーがいることになる」

    「将来的にオリー(ベアマン)がフェラーリへ昇格するようなことがあれば、その時はカマラがその役割を引き継げる」

    なお、角田裕毅がハースへ加入する場合は、タイトルスポンサーであるトヨタとの関係から、現在支援を受けているホンダとの関係を整理する必要がある可能性も指摘されている。

    Source: F1 OVERSTEER