カテゴリー: ハースF1チーム

  • ハースF1チーム 中国GP初日「トップ8争いは予想外だった」

    ハースF1チーム 中国GP初日「トップ8争いは予想外だった」

    ハースF1チームは2026年F1中国GP初日、スプリント予選でオリバー・ベアマンが9番手に入りSQ3進出を果たした。エステバン・オコンは12番手でSQ3進出は逃したが、ミッドフィールドは非常に僅差の争いとなっている。

    プラクティスからベアマンは好ペースを示し、SQ3進出への期待を高めていたが、その期待通りトップ10に入る走りを見せた。スプリントではポイントが8位までのため、得点圏に入るには好スタートが必要になる。

    一方でオコンも大きく離されていたわけではなく、ミッドフィールドは接戦となっており、チームは戦略を分けながらタイヤの理解を深める機会を得ている。

    小松礼雄『メルボルンからオペレーションが大きく改善した』
    ハースF1チームのチーム代表である小松礼雄は、チームのオペレーション面での進歩を評価した。

    「今年最初のスプリントであり、大きな挑戦になると予想していましたが、メルボルンと比べてオペレーション面で大きくステップアップできました。FP1はまずまずで、すべてが良い状態にありましたし、先週末からチームがしっかり改善してくれたことを本当に嬉しく思っています」

    「我々にはそれが必要でしたが、本当に良い内容でした。それがスプリント予選に向けた良い出発点になりました」

    「セッション全体としてはクリーンで、コミュニケーションも実行も良かったです。新しいレギュレーションでは、ドライバーの入力の小さな違いが結果に大きく影響することを学んでいます」

    「エステバンがSQ3に進めなかったのは残念でしたが、彼にはそのペースがありました。オリーはSQ3進出という素晴らしい仕事をしてくれましたし、新品タイヤを温存するためにユーズドのソフトで走る判断をしました」

    「それでもレッドブルの1台を上回ることができましたし、オリーにとって素晴らしい走りでした。明日はトップ8フィニッシュを目指しています」

    ハースF1チーム 中国GP

    オコン『まだ改善できる部分がある』
    エステバン・オコン(ハースF1チーム)はスプリント予選を12番手で終え、マシンの改善余地について語った。

    「僕たちはマシンを理想の状態に持っていくために懸命に作業している。FP1からスプリント予選にかけてフィーリングは良くなったが、明日に向けて改善するために調査すべき点がまだいくつかある」

    「ポテンシャルはあるし、マシンへの理解もかなり高まっている。問題を解決して最大限のパフォーマンスを引き出せるようになればと思う」

    ベアマン『トップ8争いは予想外だった』
    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)はSQ3進出の結果に手応えを示した。

    「FP1のほぼ最初のラップからかなり良いペースを示せたし、そこからさらに積み上げて前進することができた」

    「厳しいセッションだった。バランスはややシビアでラップをまとめるのが難しかったが、最終的にはうまくいって今日の9番手には満足している」

    「トップとの差には少し驚いたし、先週と比べてその差が少し縮まっているように感じる。今週末に入る前はトップ4チームがかなり前にいると予想していたので、トップ8争いに加われるとは思っていなかった」

    「でも実際にはそうではなかった。明日すべてをうまくまとめることができれば、ポイントを獲得できると思う」

    ミッドフィールドの差が小さいなか、ハースF1チームにとってスプリントは重要な機会になる。スタートと戦略次第では、トップ8入りも十分に狙える位置にいる。

  • ハースF1チーム 中国GPでフェラーリ型“エキゾーストウイング”を導入

    ハースF1チーム 中国GPでフェラーリ型“エキゾーストウイング”を導入

    ハースF1チームは2026年F1中国GPで、フェラーリが先行導入した革新的な排気周辺ウイングの発展版を投入した。これはマシン後端、テールパイプ後方の気流を活用してダウンフォース増加を狙う空力処理だ。

    フェラーリがバーレーンでのプレシーズンテスト終盤に投入して注目を集めたこの仕様は、クラッシュ構造とギアボックス配置の設計自由度があって初めて成立するものだった。

    フェラーリ製ギアボックスなどを使用するハースF1チームは、同様の自由度を活かして上海で独自仕様を採用した。

    フェラーリ発のアイデアをハースF1チームも採用
    フェラーリはプレシーズンテスト最終盤のバーレーンで、テールパイプ後方に独特な小型ウイングを装着したSF-26を走らせ、パドックの視線を集めた。

    このウイングは排気流を利用してその周辺のダウンフォースを高めることを狙ったものだ。リアクラッシュ構造上部に取り付けられ、排気の流れを捉える設計となっている。

    最大の利点は、高温で密度が低く乱れた排気ガスによって影響を受ける、ディフューザー出口の気流を整える点にある。この小型ウイングは、ディフューザーから伸びてテール構造を囲む壁面部分ともつながっている。

    設計自由度が採用のカギ
    フェラーリがこのウイングを導入できたのは、クラッシュ構造とギアボックス位置の関係における設計判断によって、合法的にこの部品を配置できる空間を確保していたからだ。

    一方で、他チームはクラッシュ構造とギアボックスの関係について異なる設計選択をしているため、同じ発想をそのままコピーすることはできない。

    その点で、フェラーリ製ギアボックスや複数のコンポーネントを使用するハースF1チームは、同様の自由度を持っている。そのため上海の週末に向けて、独自版の排気ウイングを採用した。

    ハースF1チーム仕様はフェラーリより控えめ
    ハースF1チーム版は、フェラーリほど積極的に多くの気流をすくい上げる形状ではない。ただし、その仕様は自チームのディフューザー特性に合わせて最適化されたものとみられる。

    ハースF1チームは、このウイング形状についてアップウォッシュを促進するよう設計されており、「局所的な空力特性を改善し、それに応じて荷重の増加をもたらす」と説明している。

    スクーデリア・フェラーリ

    フェラーリとアウディも中国GPで空力アップデート
    フェラーリは中国で、この排気周辺ウイング以外にも開発を進めている。話題となっていた上下逆配置のリアウイングを、初めてレース週末に持ち込んだ。

    さらにSF-26には、ヘイロー中央支柱に2枚の小型ウイングも確認された。これはコクピット周辺の気流最適化を狙ったものだ。

    フェラーリの設計提出書類では、このウイングレットについて「小さな空力荷重の利益をもたらす」と説明されている。

    また、アウディも中国GPに空力アップデートを投入した。新しいフロントウイングのエンドプレートとノーズが導入されている。

    エンドプレート形状は、さらに後方へ流れていく気流特性を改善するために見直されており、新ノーズはその傾斜全体にわたって、より効率的な荷重発生を可能にするという。

  • オリバー・ベアマン F1デビュー入賞のリンドブラッド称賛「メガな仕事」

    オリバー・ベアマン F1デビュー入賞のリンドブラッド称賛「メガな仕事」

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)は、2026年F1オーストラリアGPでデビュー戦ながら8位入賞を果たしたレーシングブルズのアービッド・リンドブラッドを称賛した。リンドブラッドは予選でQ3進出を果たし、決勝でも一時3番手を走行するなど、強い印象を残した。

    レースではベアマンとリンドブラッドが何度もポジションを争う接近戦を展開。

    最終的にはベアマンが7位、リンドブラッドが8位でフィニッシュしたが、ベアマンはレース後にSNSで「メガな仕事だった」とコメントし、ルーキーの力強いデビュー戦を称えた。

    レース後、ベアマンは自身のSNSで次のように投稿した。

    「トリッキーなスタートのあと、最終的に僕たちができる最大限の結果を引き出せた。シーズンの完璧なスタートだ」

    「このチームを誇りに思うし、彼らの仕事にも感謝している。そしてアービッド・リンドブラッドはメガな仕事だった」

    この投稿に対し、アービッド・リンドブラッドはコメント欄で拳の絵文字を返して応じた。

    ベアマン リンドブラッドとのバトルを振り返る
    レース後の公式番組で、ベアマンはリンドブラッドとのバトルについても語った。

    「正直に言うと、2回目のバーチャル・セーフティカーがあったのは運が良かった。僕たちはそこから恩恵を受けることができた」

    「最初のVSCでピットに入った他のマシンを、僕たちは基本的にすべてオーバーカットする形になって、そこからはフィニッシュまでクリーンなレースだった」

    「僕はアービッドと戦う必要があった。彼は守備で素晴らしい仕事をしていたし、マシンのどこかに余分なバッテリーを隠しているんじゃないかと思うくらいだった」

    「でも、とても楽しいバトルだった」

    オリバー・ベアマン vs アービッド・リンドブラッド

    2026年F1マシンでのバトルの難しさ
    ベアマンはまた、2026年F1レギュレーションで導入されたストレートモードがバトルに影響しているとも説明した。

    「基本的にはクラッシュしないことだけを考えていた」

    「ストレートモードの影響で直線ではほとんどグリップがなくなる。だから予測不能な動きはできないし、かなり慎重に走る必要がある」

    「ターン1ではバッテリーを全部使ってしまった。するとターン3では、まるで僕が止まっているかのように彼に抜かれた」

    「ターン6では、ターン9のためにバッテリーを回復できるように祈りながらアクセルを緩めていた。そしてターン9では、また横並びになったんだ」

  • ハースF1チーム オーストラリアGP決勝「信じられない結果」

    ハースF1チーム オーストラリアGP決勝「信じられない結果」

    ハースF1チームは2026年F1オーストラリアGP決勝でオリバー・ベアマンが7位に入り、開幕戦で大きなポイントを獲得した。エステバン・オコンは11位でフィニッシュし、惜しくもポイント圏内には届かなかった。

    両ドライバーは1ストップ戦略でレースを戦ったが、ベアマンは序盤のオーバーテイクで順位を上げると、ガスリー、ボルトレト、リンドブラッドらと激しいバトルを展開。

    特にリンドブラッドとは数周にわたる攻防を繰り広げ、最終的にこれを制して「ベスト・オブ・ザ・レスト」となる7位でチェッカーを受けた。一方のオコンは終盤まで元チームメイトのガスリーに1秒以内で迫り続けたものの、最後までオーバーテイクのチャンスを作れなかった。

    小松礼雄「チーム全員を誇りに思います」
    チーム代表の小松礼雄は、開幕戦での結果とチームの努力を称えた。

    「まず何よりも、チームの全員におめでとうと言いたいです」と小松礼雄はコメント。

    「この旅は非常に大きな挑戦でした。ここ数か月だけでなく、VF-25とVF-26を並行して開発してきた段階からずっと難しい取り組みでした。他のチームは必ずしも同じ状況ではありませんでした」

    「昨日の予選のあとには複雑な気持ちがありました。堅実な結果ではありましたが、もっと良い結果も狙えたと思っています」

    「今日は基本に集中し、自分たちのレースを戦いました。適切なタイミングで正しい判断を行い、ピットストップクルーも素晴らしい仕事をしてくれました」

    「今回のレースはエネルギーマネジメントという点でまったく新しい挑戦でしたが、周回を重ねるごとに学びながら、できる限りうまく対応できたと思います」

    「チームとして7位で終えられたことは本当に信じられません。トップ4チームにしか敗れていない結果ですし、チーム全員を誇りに思います」

    「今後数戦は大きな学びの期間になると思いますが、シーズンのスタートとしてこれ以上ない結果だったと思います」

    ベアマン「ベスト・オブ・ザ・レスト」
    7位でフィニッシュしたオリバー・ベアマンは、チームにとって特別な結果だったと語った。

    「良いレースだった」とベアマンはコメント。

    「1周目はベストではなかったけど、その後はペースがとても良くていくつかオーバーテイクもできた。今日は僕たちにとって本当に強いパフォーマンスだったと思う」

    「この新しいレギュレーションの最初のレースをこういう形でスタートできたのは特別な気持ちだ。チームとして“ベスト・オブ・ザ・レスト”という結果になった」

    「前のマシンのリタイアにも助けられた部分はあるが、それでもポイントを獲得できた。どんなポイントでも大事にしたい」

    「7位でフィニッシュできたことは、このチームの努力を証明する結果だと思う。みんなのハードワークを誇りに思う」

    ハースF1チーム オーストラリアGP

    オコン「ポイントに届かなかった」
    11位でフィニッシュしたエステバン・オコンは、レース序盤の勢いを結果につなげられなかったことを悔やんだ。

    「素晴らしいスタートで順位を上げた後にポイントを獲得できなかったのは残念だ」とオコンはコメント。

    「その後はペースが足りず、リアの不安定さにもかなり苦しんだ」

    「フラストレーションの残るレースだったが、マシンにはもっとできることがあったと思う」

    「それでも今週末から多くのことを学ぶことができたし、次のレースでどうなるか見ていきたい」

    「シーズンに向けて多くの準備をしてきたチームがここメルボルンでポイントを獲得できたのはうれしい」

    ハースF1チームは開幕戦で7位入賞という大きな成果を手にし、新レギュレーション時代のスタートを力強く切った。チームは今後のレースでさらに多くの学びを得ながら、上位争いに食い込むことを目指す。

  • ハースF1チーム オーストラリアGP予選「中団トップ争いに非常に近い位置」

    ハースF1チーム オーストラリアGP予選「中団トップ争いに非常に近い位置」

    ハースF1チームは2026年F1オーストラリアGP予選で、オリバー・ベアマンが12番手、エステバン・オコンが13番手を記録し、2台そろってQ2で敗退した。Q3進出にはわずかに届かなかったが、中団グループの上位に迫るパフォーマンスを示した。

    特にベアマンはQ3進出までコンマ1秒未満と僅差だった。一方でハースF1チームは信頼性面で安定しており、フェラーリ製パワーユニットを搭載することから、決勝ではスタートやレースペースでの強みを発揮する可能性もある。

    小松礼雄「中団トップ争いに非常に近い位置」
    チーム代表の小松礼雄は、開幕戦の予選をポジティブに受け止めている。

    「堅実な予選だったと思います。すべてを最大限に引き出せたかと言えば、そうではありません。ただオペレーション面では大きなチャレンジになると予想していましたし、すべてが完璧ではなかったものの、チームとしてはしっかり対応できたので満足しています」と小松礼雄はコメント。

    「まず最初の目標は、2台ともQ1を突破することでした。それは達成できました」

    「Q3に進出するチャンスは確実にあったと思いますし、中団グループのトップに非常に近い位置にいるのは嬉しいことです。それが僕たちの目指している場所です」

    「セッションごとに学び続けていますし、タイヤの準備とエネルギーマネジメントの最適な組み合わせをまだ探っている段階です。まだ伸びしろがあります」

    「今年最初の予選としては、ここから積み上げていける内容だったと思います。明日のレースに向けても悪くない位置ですし、ここから前に進んでいくのが楽しみです」

    ハースF1チーム 2026年のF1世界選手権 オーストラリアGP

    ベアマン「チームの努力を誇りに思う」
    12番手となったオリバー・ベアマンは、惜しくもQ3進出を逃したもののチームの進歩に手応えを感じている。

    「僅差だったので少し悔しいが、チーム全体の努力をとても誇りに思っている」とベアマンはコメント。

    「このマシンを今の状態まで持ってくるために、チーム全体が本当に大きな努力をしてきた」

    「バーレーンテストで感じていたことが確認できた。僕たちにはしっかりしたベースがあり、それはポジティブなことだ」

    「Q3を逃したのは悔しいが、新しいレギュレーションの複雑さを考えると簡単ではない。このチームがやってきた仕事は本当に素晴らしいし、ここから前に進むだけだ」

    オコン「まだパフォーマンスを引き出せた」
    一方、13番手だったエステバン・オコンは、マシンのポテンシャルを十分に引き出せなかった可能性があると振り返った。

    「少し残念だ。まだ引き出せるものがあったと思う」とオコンはコメント。

    「マシンを降りたあとチームからリアダウンフォースを失っていた可能性があると聞いたが、僕が感じていたこととも一致している」

    「最後のランではかなり不安定な挙動があった」

    「もし最後のランを改善できていれば、おそらくQ3に入ることができたと思う。今の位置は少し残念だが、原因を調べて次はもっと強く戻ってきたい」

    ハースF1チームは惜しくもQ3進出を逃したものの、中団上位争いに食い込めるパフォーマンスを示した。信頼性面でも安定しており、決勝では戦略やスタート次第でポイント争いに加わる可能性もある。開幕戦から中団争いの有力候補として、今後の戦いに期待がかかる。

  • オリバー・ベアマン Netflix F1最新作で“全カット”に自虐「全部ゴミ箱行き」

    オリバー・ベアマン Netflix F1最新作で“全カット”に自虐「全部ゴミ箱行き」

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)は、Netflixの人気シリーズ『Drive to Survive』シーズン8において、自身の映像がほとんど使用されなかったことを明かした。

    2025年にルーキーとして参戦したベアマンは、ランキングでチームメイトのエステバン・オコンを上回り、メキシコシティでは印象的な走りを披露。フェラーリに所属するルイス・ハミルトンの“後継者”と呼ぶ声も上がっているが、番組内では主役級の扱いとはならなかったようだ。

    「丸一日撮影したのに一秒も使われなかった」
    ベアマンはBBCラジオ1に出演し、番組について次のように語った。

    「最初に丸一日撮影してもらったときは本当にワクワクしていた。でも放送では一秒も使われなかった。全部ゴミ箱行きだ」

    さらに、数日間にわたって撮影に協力したにもかかわらず、自身の映像を一度も目にしていないと明かした。

    「3日か4日くらい撮影したけど、オンエアで自分の姿を一秒も見たことがない」

    司会のグレッグ・ジェームズとのやり取りの中で、今回の発言がNetflixの耳に届くことを期待する場面もあった。

    「もしかしたらこれがきっかけになるかもしれない。今日のことをエピソードにしてくれるかもね」

    存在感を示したルーキーの現実
    ベアマンはルーキーイヤーにして存在感を示し、特にメキシコシティでのパフォーマンスは高く評価された。それでも『Drive to Survive』はストーリー性を重視する構成で知られており、競技成績と番組内での露出が必ずしも比例するわけではない。

    2026年F1シーズンを迎える中、ベアマンがコース上だけでなく、ドキュメンタリーの中でも中心人物となる日が来るのか。今回の“全カット”発言は、逆に注目を集める契機となる可能性もある。

  • ハースF1チーム 2026年も中団争いに手応え 小松礼雄「十分ミックスにいる」

    ハースF1チーム 2026年も中団争いに手応え 小松礼雄「十分ミックスにいる」

    ハースF1チームは2026年F1シーズンに向けたバーレーンテストを終え、中団グループでの戦いにしっかり加われるとの手応えを得た。限られたリソースで戦うチームにとって「いかに効率よく成果を引き出すか」は常に最大の課題だが、今年もその挑戦は続いている。

    小松礼雄がチーム代表に就任して以降、ハースF1チームはコンストラクターズ選手権で2024年に7位、2025年に8位と着実に改善を見せてきた。

    2019年から2023年にかけては運営面の課題がパフォーマンスを制限していたが、近年は安定性を武器に着実な前進を遂げている。

    2025年と2026年を並行開発した難しい冬
    ハースF1チームは2025年シーズン終盤までアップグレードを投入し、ランキング向上を目指して開発を継続した。その結果、風洞使用時間や予算制限の中で2026年プロジェクトに割けるリソースは制限されることになった。

    インフラ規模や人員面で最小クラスの体制を敷くチームにとって、これは決して容易な状況ではなかった。それでもプレシーズンテストの内容は、一定の競争力を示すものとなった。

    小松礼雄はバーレーンテスト終盤に次のように語っている。

    「正確に順位を評価するのはとても難しいです。レギュレーションが安定している場合でさえ、燃料搭載量のわずかな違いで順位は大きく変わります」

    「さらに今回は新しいパワーユニットメーカーがあり、エネルギー展開の違いもあります。正確に言うのは難しいですが、少なくとも僕たちはアルピーヌ、レーシングブルズ、アウディのようなチームと中団争いの中にいると思います」

    「それは正直とても心強いです。昨年は開発を諦めることができませんでした」

    「最後まで戦わなければなりませんでした。ですから2025年と2026年の並行開発を行っていました」

    「もっと厳しい状況を覚悟していましたが、皆の努力のおかげで信頼性も良く、まずまずのベースラインと良い土台を持つことができました」

    ハースF1チーム

    中団構図は流動的 だが確かなポジション
    2026年は新規参入や体制変更が相次ぐ中、ハースF1チームは体制の継続性という強みを持ってシーズンに臨む。大きな混乱なくパッケージをまとめ上げ、フェラーリ製パワーユニットとの組み合わせも安定している。

    レースシミュレーションと低燃料アタックの双方で、VF-26は中団グループにしっかり位置していることが示唆された。

    キャデラックF1チームが大きく遅れ、アストンマーティンが複数の問題を抱えている現状を踏まえれば、最悪のケースでもハースF1チームが9番手に沈む可能性は高くないとみられる。むしろウィリアムズ、レーシングブルズ、アウディに対して十分に競争力を持ち、メルセデス製パワーユニットを得たアルピーヌも射程圏内にある可能性がある。

    もっとも、これは安堵材料ではなく、さらなる前進への動機付けに過ぎない。限られた資源の中で効率を最大化し、堅実な空力基盤を積み上げ続けられるかどうかが、2026年のハースF1チームの行方を左右することになる。

  • ハースF1小松礼雄 中国GPスプリントに懸念「巨大な挑戦になる」

    ハースF1小松礼雄 中国GPスプリントに懸念「巨大な挑戦になる」

    2026年F1シーズン開幕を前に、フォーミュラ1の最高責任者ステファノ・ドメニカリが「パニックになるな」と呼びかける一方で、TGRハースF1チームの小松礼雄は第2戦中国GPがスプリント形式で開催されることに強い懸念を示した。

    開幕戦メルボルンのわずか1週間後に行われる中国GPはスプリントウイークエンド。フリー走行はわずか1時間のみという厳しいスケジュールとなる。

    「それは巨大な挑戦になる。上海は正直、楽しみにしているとは言えない」と小松礼雄は語った。

    「1時間のプラクティスで準備して、そのままスプリント予選に入る。それは本当に大きな挑戦になる」

    小松礼雄は状況が全チーム共通であることも認めた。

    「それは全員にとって同じだ。しかし段階的に進めるしかない。我々はまずまずの準備をしてきたし、多くを学んできた。だが今はすべてを圧縮し、手順や精度をさらに磨き上げ、通常のレースウイークエンドに備えなければならない」

    「メルボルンで通常のレースウイークエンドを1回こなし、願わくばドライで走れればいい。その後に上海へ向かう。スプリントウイークエンドであり、学習曲線は非常に急になる。しかしそれは皆にとって同じだ」

    ハースF1チーム

    同じくTGRハースF1チームのオリバー・ベアマンも不安を口にした。

    「シーズン開幕に向けて、それが皆の恐れだと思う」とオリバー・ベアマンは語った。

    「これほど大規模なレギュレーション変更の直後、ラウンド2がスプリントウイークエンドというのは少し楽観的すぎるかもしれない。でも、どうなるか見てみよう」

    「より重要なのは、オーストラリアの最初の段階から確実に準備を整えておくことだ。そこで得た学びをすぐに活かせるようにする必要がある。特にシミュレーターは重要になる。中国では最初から的確に対応しなければならない。さもなければスプリント予選でのギャップは非常に大きくなるだろう」

    ドメニカリは、メルボルン前にレギュレーション変更が必要になる可能性を認めつつも、「パニックになるな」と繰り返し強調している。また、スプリント形式を積極的に推進する立場から、フリー走行は「無駄な時間」であり不要だと主張してきた。

    しかし、開幕直後のスプリント開催に対する現場の不安が広がる中、今後方針転換があるのかどうかが注目される。

  • 平川亮が明かす2026年F1舞台裏「リザーブでも準備は簡単ではない」

    平川亮が明かす2026年F1舞台裏「リザーブでも準備は簡単ではない」

    TGRハースF1チームのリザーブドライバーを務める平川亮が、2026年F1バーレーンテスト期間中に現地でメディアのインタビューに応じた。今季は大幅なレギュレーション変更が施行される節目の年となるなか、リザーブドライバーとしてどのように準備を進めているのか、その舞台裏を明かした。

    完全刷新されたパワーユニットと運用手順、新たなプロシージャーへの適応など、現場で求められる役割は多岐にわたる。

    平川亮は、リザーブとしての責任、Testing of Previous Car/旧型車テスト(TPC)への参加、そしてチームとTGRの連携強化について、自身の言葉で現状を語っている。

    2026年レギュレーションへの準備について
    「正直に言って、やることは本当にたくさんあります。完全に新しいレギュレーションですし、すべてが新しいです。リザーブドライバーにとっては特に準備が難しいと思います。多くのことが新しくて、手順も多いですし、やってはいけないこと、やらなければならないこともたくさんあります。なので、本当に多くを学ぶ必要があります」

    2026年シーズンに向けた役割と計画について
    「僕の計画は、もちろんリザーブドライバーとしての役割を果たすことです。リザーブとして現地でサポートもしますし、何かあった場合に備えて常に準備しておく必要があります。また、チームをサポートするためにTesting of Previous Car/旧型車テスト(TPC)も行う予定です。やるべきことはたくさんあります」

    ハースとTGRのパートナーシップについて
    「今週はチームの中により多くの人員がいるのを感じています。人が増えたことで、チームがより強くなっていると感じます。もちろん、TPCテストも実施していますし、それは現場の人たちが関わる機会にもなっています。そういった取り組みによって、チームはどんどん強くなっていると思いますし、双方にとって良いことだと思います」

    平川亮 TGRハースF1チーム

  • エステバン・オコン「驚きはない」 ハースF1代表 小松礼雄の批判に理解

    エステバン・オコン「驚きはない」 ハースF1代表 小松礼雄の批判に理解

    エステバン・オコン(ハースF1チーム)は、2025年シーズンの自身のパフォーマンスについて小松礼雄代表が「満足していない」と語ったことに対し、驚きはなかったと受け止めを示した。

    オコンにとってはアルピーヌから移籍して迎えた初年度だったが、ルーキーのオリバー・ベアマンにヘッド・トゥ・ヘッドの指標で敗れるなど、厳しいシーズンとなった。チーム側も、繰り返し発生したブレーキの問題がパフォーマンス低下に影響したことを認めている。

    「礼雄のコメントを見ても、特に驚きはなかった」とオコンは語った。

    「冬の間にたくさん話し合ったからだ」

    「チーム全体にとって浮き沈みのあるシーズンだった。決して順調ではなかった」

    「でも、見出しだけでなく記事全体を読めば、チームも責任を取っていることが分かる。礼雄は50対50だと言っていた」

    オコンは、シーズン中盤まで続いたブレーキの問題が大きく影響していたと説明する。

    「昨年は12戦、13戦、14戦と、フロントがロックして不安定になる問題を抱えていたと何度も言ってきた」

    「ガレージの反対側とはまったく違う状況だった」

    「自信の問題でもなければ、自分のドライビングスタイルに合わなかったということでもない」

    「ブレーキの圧力も条件も2台で似ていた。それでも自分の方はロックし、もう一方はそうならなかった」

    エステバン・オコン ハースF1チーム

    その問題は、最終戦アブダビGPの直前になってようやく解消されたという。

    「アブダビの金曜まではその状態だった」

    「何を変えたのかはチーム内部のことなので詳しくは言わないが、変更を加えた途端にクルマは息を吹き返した」

    「金曜は本来の位置からコンマ5秒遅れていたが、土曜朝にはあるべきパフォーマンスを発揮できた。素晴らしいQ3で、決勝は7位でフィニッシュした。それがシーズンを通して必要だった結果だ」

    2年目を迎えるにあたり、オコンはこの苦しい経験を糧にできると考えている。

    「僕たちは常に一緒に取り組み、ベストを尽くそうとしている」

    「チームとして見落としていたことがあったし、もっとうまくできたこともある」

    「今年はそれを全員で改善し、昨年のことは過去にしたい」