カテゴリー: ハースF1チーム

  • オリバー・ベアマン F1日本GPで50G事故「何が起こり得るか事前に警告」

    オリバー・ベアマン F1日本GPで50G事故「何が起こり得るか事前に警告」

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)は、F1日本GP決勝で発生した50Gの大クラッシュについて、FIAに事前に危険性を警告していたと明かした。2026年F1レギュレーションが生む異常な速度差が事故の要因となった。

    18番グリッドからスタートしたベアマンはレース中盤、スプーンカーブ進入で前方のフランコ・コラピント(アルピーヌ)との急激な接近により回避行動を取った。

    その結果、芝生に乗ってコントロールを失い、コーナー外側のバリアに激突した。この事故によりセーフティカーが導入された。

    ベアマンは自力でマシンから脱出したが足を引きずる様子が見られ、マーシャルの補助を受けてメディカルセンターに搬送された。その後の検査で骨折などの重大な負傷は確認されなかった。

    ベアマン「本当に怖い瞬間だったが無事だ」
    「まず第一に、体は大丈夫だ。本当に怖い瞬間だったけど、すべて問題ない。それが一番重要なことだ」とベアマンは語った。

    「マシンはかなりダメージを受けてしまったけど、ここから1か月あるからリセットして戻ってくることができる。チームには心から謝りたい。彼らにとっては大きな仕事になるからだ」

    「アドレナリンが抜けてきているところで、帰りの移動は長くなりそうだけど、本当に問題はない」

    「重要なのは、みんなの士気がとても高いことだ。ここから1か月で立て直して、マイアミではより強くなって戻ってくる。それが目標になる」

    「50km/hのオーバースピード」新規則の影響を指摘
    ベアマンは事故の直接的な原因について、異常な速度差に言及した。

    「かなり大きなオーバースピードだった。50km/h差だ。これは新しいレギュレーションの一部で、僕たちが慣れていかなければならないものだと思う」

    「ただ、あれだけの速度差があった中で、十分なスペースが与えられなかったとも感じている」

    「金曜日に他のドライバーやスチュワードとも話していたことだけど、こういう大きな速度差があるからこそ、もっと余裕を持った対応や準備が必要だ」

    「僕たちはグループとしてFIAに何が起こり得るか警告していた。そして今回の事故は、新しいレギュレーションで初めて見られた巨大な速度差がもたらした不運な結果だ」

    オリバー・ベアマン F1 日本GP

    FIAが声明「レギュレーションは4月に見直しへ」
    レース後、FIAは今回の事故を受けて声明を発表した。

    「2026年レギュレーションは導入以降、FIA、チーム、パワーユニットメーカー、ドライバー、FOMの間で継続的に議論されてきた」

    「これらの規則はエネルギーマネジメントなど複数の調整可能な要素を含んでおり、実走データに基づく最適化が前提となっている」

    「シーズン序盤のデータ収集と分析を踏まえた上で、構造的な見直しを行う方針はすべての関係者で共有されている」

    「そのため、4月には複数の会議が予定されており、新レギュレーションの運用評価と必要に応じた改善が検討される」

    「特にエネルギーマネジメントに関する変更は慎重なシミュレーションと分析が必要であり、現時点で具体的な変更内容を推測するのは時期尚早だ」

    「FIAは今後もすべての関係者と協力し、スポーツとして最善の形を追求する。安全性は常に最優先事項であり、今後のアップデートは適切なタイミングで公表される」

    今回の事故は、2026年F1が抱える“エネルギー起因の速度差”という新たな課題を浮き彫りにした形となった。シーズン序盤の段階で露呈したこの問題に対し、4月の議論がどのような方向性を示すのかが注目される。

  • エステバン・オコン F1日本GP「3戦連続でセーフティカーのタイミングが最悪」

    エステバン・オコン F1日本GP「3戦連続でセーフティカーのタイミングが最悪」

    エステバン・オコン(ハースF1チーム)は、F1日本GP決勝で10位に入り今季初ポイントを獲得したが、セーフティカーのタイミングについて「3戦連続で最悪だった」と不満を示した。

    オコンはスタート直後にトップ10圏内を走行する好位置につけたが、チームメイトのオリバー・ベアマンのクラッシュでセーフティカーが導入され、2ポジションを失った。それでもポジションを取り戻し、最終的に10位でフィニッシュした。

    レース後、オコンはまずチームメイトの無事を喜びつつ、展開への悔しさを口にした。

    「まず最初に、オリーが無事で良かったと思う。残念ながら、今季3戦すべてでセーフティカーのタイミングが僕たちにとって良くなかった」

    「スタートは良くて、レースも順調だったけど、ガブリエルとリアムにポジションを失った。ガブリエルはコース上で抜き返せたけど、リアムは抜けなかった」

    「前ではマックスとピエールがいいバトルをしていて、そこに加わりたかったけど、リアムの後ろに引っかかってしまった。加われたかどうかは分からない」

    「全体としてはポジティブな週末だったし、あらゆる状況でマシンの力を最大限に引き出せたと思う。もう少し上の順位も狙えたかもしれないけど、すべてをコントロールできるわけではない」

    エステバン・オコン ハースF1チーム 日本GP

    レース後のインタビューでは、オコンは不運の連続を強調しつつも、今後への前向きな手応えを口にした。

    「かなり激しい1ポイント争いだったと思う」

    「今は完全に不運なだけだし、それもいずれ終わるはずだ」

    「今回の学びには満足しているし、多くのポジティブな要素がある」

    「マイアミでも再び強さを発揮できることを願っている」

    ハースF1チームにとっては、ベアマンのクラッシュという不運に見舞われながらも、確実にポイントを積み上げたレースとなった。オコンの言葉通り、内容面では確かな前進を感じさせる週末だった。

  • オスカー・ピアストリ F1日本GP2位「セーフティカーがなければ…」

    オスカー・ピアストリ F1日本GP2位「セーフティカーがなければ…」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1日本GPで2位表彰台を獲得し、今季初めてフルレースを戦い切った。

    スタートで首位に立ちレースを主導しながらも、セーフティカーの影響で逆転を許す結果に。それでも「すべてをやり切った」と語り、現時点でのマクラーレンの最大限のパフォーマンスだったと手応えを示した。

    スタートで首位に立った場面について振り返ると、冷静な自己評価を示した。

    「悪くはなかったけど、特別すごいスタートだったとは思っていない。キミがすぐにホイールスピンしているのが見えたし、ジョージは見えなかったけど、キミを避ける必要があったから少し乱れた。でもトップに立つには十分だったし、それは良かった」

    レース全体については、ほぼ完璧に近い内容だったと評価している。

    「今週末は持っているものを最大限引き出せたと思う。プラクティスからいいウィンドウに入っていたし、予選でもそこに戻せた。パワーユニットの使い方もよく理解できていたし、スタートも練習の成果が出た。レースペースもポジティブなサプライズだったし、戦略も良かった。すべてをやり切った」

    それでも勝利には届かなかった理由については、明確に分析している。

    「セーフティカーがなければどうなっていたか見てみたかった。ジョージは抑えられていたし、ピット前には少し引き離していた。でもキミがフリーエアに入ってからは明らかに僕より速かった。勝てたかは分からないけど、確かめてみたかった」

    オスカー・ピアストリ マクラーレン F1 日本GP

    メルセデスとの差については現実的な認識を示した。

    「今日すべてを完璧にやっても15秒差で負けている。だからまだ大きなギャップがある。でも近づける自信はある」

    一方で、手応えも感じている。

    「ジョージをあれだけ長く抑えられたのは大きな収穫だった。メルセデスは倒せる存在だと思う」

    2026年マシンの特性による危険性についても触れている。

    「こういう速度差の問題は、レギュレーションが決まった時から予想されていた。パワーユニットの性質上、簡単に解決できる問題ではない。僕自身もフリー走行でかなり危ない場面があった。予想以上のスピード差で接近してくることがある。ドライバーとして学ぶ必要もあるけど、安全面では早急に見直す必要がある」

  • TGR加地雅哉 ハースF1タイトル提携の狙い「人材育成のパイプラインを太く」

    TGR加地雅哉 ハースF1タイトル提携の狙い「人材育成のパイプラインを太く」

    2026年F1日本GPが開催されている鈴鹿サーキットで、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)のグローバルモータースポーツディレクターを務める加地雅哉が、ハースF1チームとの関係強化の背景について語った。

    今季からタイトルパートナーとして関係を深めたTGRだが、その本質はこれまでの延長線上にあるものであり、短期的な成果ではなく人材育成を軸とした長期プロジェクトであることを強調した。

    「いい意味で変わっていないというのが答えです。タイトルパートナーになったからといって新しいことを作るのではなく、これまでのテクニカルパートナーシップをより評価していくということだと考えています」

    「“人を大切にする”という考え方でつながり、その人材育成のパイプラインを太くしていきます。その結果としてタイトルパートナーという形になっただけで、体制の本質は変わっていません」

    実際にTGRからの人材がチームに加わり、現場での協働も進んでいるという。加地は「体制は強化されている」としながらも、その目的はあくまで育成環境の充実にあると説明した。

    また、日本GPで話題となっているROOKIE Racingのロゴについても言及し、これは企業間のビジネス的な関係ではなく、人と人のつながりから生まれた象徴的な取り組みだと語る。

    「ROOKIE Racingとハースの関係は、人の絆から生まれたものです。コックピット周りにロゴが入っているのは、人材育成を象徴する場所だからです」

    TGRハースF1チーム

    さらに、旧型車テスト(TPCテスト)を通じたドライバー育成についても言及し、トヨタ系ドライバーがF1へとステップアップする道を広げていく方針を示した。

    「TPCテストは重要な機会ですし、今年も実施したいと考えています。トヨタ出身のドライバーが実力でF1にたどり着けるように、しっかりと道を作っていくことが理想です」

    一方で、ハースF1チームが序盤戦で好成績を収めている点については、「チーム自身の成果」と強調し、TGRの貢献を過大評価することは避けた。

    「我々が結果に貢献しているわけではありません。これはチームがしっかり仕事をした結果です。この取り組みは短期的な結果を求めるものではなく、チームの底力を支えるためのものです」

    また、日本GPについては特別な意味を持つレースであるとしながらも、その意義は単なる“母国戦”にとどまらないと語る。

    「日本のモータースポーツを持続可能な産業にしていくことが大事です。その中で、日本人ドライバーがF1で活躍することは重要であり、ヒーローの存在が必要だと思っています」

    タイトルパートナーへと関係を進化させたTGRとハースF1チーム。その取り組みは、単なる技術提携やブランド露出ではなく、次世代へとつながる人材育成を軸に、着実に広がりを見せている。

  • オリバー・ベアマン F1日本GPで50Gクラッシュ「50km/h差は初めての経験」

    オリバー・ベアマン F1日本GPで50Gクラッシュ「50km/h差は初めての経験」

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)は2026年F1日本GP決勝での大クラッシュ後、初めてコメントを発表した。22周目、スプーンでフランコ・コラピントとのバトル中に芝生へ乗りコントロールを失い、バリアに激突。衝撃は50Gに達したが、骨折はなく右膝の打撲で済んだ。

    この事故は、2026年レギュレーション下で顕在化している“極端な速度差”の問題を象徴する出来事となった。ベアマン自身も、約50km/hの速度差が原因だったと明かしている。

    ベアマン「怖い瞬間だったが問題ない」
    オリバー・ベアマンは事故直後、自身の状態について次のように語った。

    「まず何よりも大丈夫だ。完全に問題ない」

    「起きたことは怖い瞬間だったけど、すべて大丈夫だし、それが一番大事なことだ。マシンはかなり傷んでしまったけど、ここから1か月あるので、立て直して戻ってきたい」

    「チームには心の底から謝りたい。あれは本当に大きな作業になるからだ」

    さらにベアマンは、今回のクラッシュの背景にあるスピード差について言及した。

    「ものすごいオーバースピードだった。50km/hだ。こういうのは新しいレギュレーションの一部で、僕たちが慣れていかなければいけないことなんだと思う」

    「ただ、あの大きな速度差を考えると、十分なスペースは与えられていなかったとも感じた。これは金曜日に他のドライバーやスチュワードとも話していたことだ」

    「僕たちは何が起こり得るかをFIAに警告してきた。これはこれまでのF1では見たことがない速度差が生んだ、本当に不運な結果だった」

    2026年F1の新レギュレーションがもたらした“速度差の拡大”は、ドライバー自身が強い危機感を抱いていたテーマでもあった。今回の事故は、その懸念が現実となった象徴的な一例となった。

    FIAは4月に評価会議を実施へ
    FIAは声明で、2026年レギュレーションは導入当初から継続的な議論の対象であり、開幕数戦で得られた実データをもとに評価を行う方針だったと説明した。

    4月にはFIA、各チーム、パワーユニットメーカー、ドライバー、FOMが参加する複数の会議が予定されており、現行規則の運用と改善の必要性が議論される見通しだ。

    特にエネルギーマネジメントに関する領域は慎重なシミュレーションと分析が不可欠とされており、現時点で具体的な変更に言及するのは時期尚早だとしている。安全性は引き続き最優先事項として扱われる。

    今回のクラッシュは、ドライバーが以前から警戒していた“極端な速度差”のリスクを浮き彫りにした事例となった。今後の議論がどのような方向に進むかが注目される。

  • ハースF1 小松礼雄「コラピントに責任はない」ベアマン事故原因は50km/h差

    ハースF1 小松礼雄「コラピントに責任はない」ベアマン事故原因は50km/h差

    ハースF1チーム代表の小松礼雄は、2026年F1日本GP決勝で発生したオリバー・ベアマンの大クラッシュについて詳細な分析を明かした。事故は22周目のスプーンで発生し、約50km/hという異常な速度差が背景にあったという。

    今回のクラッシュは、2026年レギュレーションによって生まれたエネルギーデプロイの影響が強く関係しており、チーム側も事前から懸念していた問題だった。

    小松礼雄「コラピントに責任はない」
    小松礼雄はまず、フランコ・コラピントに非はないと明確に述べた。

    「コラピントは一貫した動きをしていたし、まったく彼の責任ではありません」

    そのうえで、当時の状況について説明した。

    「我々はあの区間でより多くデプロイしていた。通常周回でも20km/hの差がありました」

    「オーバーテイクボタンを押したことで速度差は50km/hになった。クロージングスピードは非常に大きく、そこで少し見誤った」

    小松礼雄は今回のクラッシュを「小さな判断ミス」としながらも、レギュレーション由来の構造的な問題が大きいと指摘する。

    「こうしたレギュレーションではクロージングスピードが問題になると以前から話していた。今回はそのひとつの事例になってしまった」

    「もちろん本人も自分を責めている。ただ50km/hの差は非常に大きい。これは教訓になる」

    「大きなけがにならなかったことが何よりです。膝は痛めましたが、彼は大丈夫です」

    ハースF1チーム オリバー・ベアマン フランコ・コラピント

    FIAは4月に評価会議を実施へ
    FIAは声明の中で、2026年レギュレーションは導入当初から継続的に検証が行われており、開幕数戦のデータを踏まえた見直しを予定していたと明かした。

    4月にはFIA、各チーム、パワーユニットメーカー、ドライバー、FOMが参加する複数の会議が開催され、エネルギーマネジメントを含む規則運用の最適化が議論される。

    とりわけエネルギー配分に関する調整は慎重なシミュレーションと詳細な分析を必要とするため、現時点で具体的な変更を断定する段階にはないとされる。安全性は引き続き最優先事項と位置付けられている。

    今回の事例は、レギュレーションによって生じるクロージングスピードの問題を象徴するケースとなった。今後の制度調整に直結する議論へと発展する可能性がある。

  • オリバー・ベアマン F1日本GPで50Gの大クラッシュも骨折なし

    オリバー・ベアマン F1日本GPで50Gの大クラッシュも骨折なし

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)は、2026年F1日本GP決勝の序盤、鈴鹿サーキットのスプーンカーブで激しいクラッシュを喫した。

    ベアマンは前方のフランコ・コラピント(アルピーヌ)に急接近したことで回避行動を取らざるを得ず、芝生にはみ出したことでコントロールを失いスピン。そのままコースを横切る形でバリアに激突した。インパクトは50Gに達したと記録されている。

    事故後、ベアマンは自力でマシンを降りることができたが、マーシャルに支えられながら足を引きずる様子も見られた。

    その後メディカルセンターで検査を受けた結果、意識ははっきりしており、初期のX線検査では骨折は確認されなかった。ただし、右膝の打撲(コンテュージョン)が確認されている。

    ハースF1チームの小松礼雄代表は次のように説明した。

    「前のクルマとの速度差がかなり大きくなっていて、回避行動を取る必要があった状況でした」

    今回の事故は大きな衝撃を伴うものだったが、重傷に至らなかったことは不幸中の幸いと言える。なお、このレース後にはインターバル期間が設けられており、ベアマンにとっては回復に向けた時間が確保される見込みだ。

  • F1日本GP 3チームが日本ブランド連携で特別仕様 マーケ戦略の狙い

    F1日本GP 3チームが日本ブランド連携で特別仕様 マーケ戦略の狙い

    2026年F1第3戦となる日本GPを前に、メルセデス、ハースF1チーム、レーシングブルズの3チームが特別リバリーを発表した。いずれも単なるデザイン変更ではなく、日本市場や文化との結びつきを強める意図が明確なプロモーション施策となっている。

    今季は新レギュレーション導入初年度であり、各チームとも競争力と同時にブランド価値の訴求にも力を入れている。その中で日本GPは、メーカーやスポンサーにとって極めて重要な“マーケティングの舞台”となっている。

    なぜ日本GPでリバリー変更が集中したのか
    F1では特定のグランプリに合わせ、文化的・商業的な理由から特別リバリーを投入することは珍しくない。特に日本GPは、自動車文化やファン熱量の高さから、各チームにとって“最も演出価値の高いイベントのひとつ”とされている。

    今回の3チームの動きには共通点がある。

    ・日本ブランドとのコラボレーション
    ・日本文化をモチーフにしたデザイン
    ・現地イベントと連動した発表

    つまり、単なる見た目の変更ではなく、「現地マーケティング+ブランド戦略」の一環として実施されている。

    メルセデス 狼コンセプト×山本耀司コラボ
    メルセデスはW17のフロントウイングに“狼”をあしらった特別仕様を投入。「unleashing the beast(野性の解放)」というコンセプトのもと、強さと支配力を象徴するデザインとなっている。

    これは日本人デザイナー山本耀司が手がけるブランド「Y-3」とのコラボレーションによるもので、アディダスとの共同ブランドという背景もあり、ファッション領域まで広がる展開となっている。

    マシンだけでなく、限定ウェアやグッズ展開も含めた包括的なプロジェクトとなっている点が特徴だ。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ 日本GP

    ハースF1チーム ゴジラとの異例コラボ
    ハースF1チームは、日本のエンターテインメント企業・東宝との契約により、「ゴジラ」リバリーを採用した。

    チーム史上初となるエンタメIPとのコラボであり、シーズンを通じたパートナーシップの一環として実施されている。東京での発表イベントにはエステバン・オコンとオリバー・ベアマンが登場し、大きな注目を集めた。

    映画コンテンツとの融合という点で、F1における新たな商業モデルを示すケースとも言える。

    ハースF1チーム 日本GP

    レーシングブルズ 春限定“ジャパン仕様”
    レーシングブルズは“スプリングエディション”として、日本向けの特別カラーを投入。通常よりも赤を強調したデザインとなり、ドライバーのレーシングスーツにも同様のテーマが反映されている。

    このリバリーは東京で開催された「Red Bull Tokyo Drift」イベントで発表され、角田裕毅を含むドライバーが登場するなど、ファンイベントと強く連動した展開となった。

    日本文化や季節感を前面に押し出した、レッドブルらしいブランディング戦略となっている。

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム 日本GP

    日本GPは“ビジネスと文化”の交差点
    今回の3チームの動きから見えてくるのは、日本GPが単なるレースではなく、「文化・ブランド・商業」が交差する重要な舞台であるという点だ。

    メーカー、ファッション、映画、イベント――それぞれの要素がF1と結びつき、より広い層へアプローチする機会となっている。

    特別リバリーはその象徴であり、今後も日本GPが“最もクリエイティブなグランプリ”として位置づけられていく流れは続きそうだ

  • エステバン・オコン F1中国GP後に殺害予告「重大な結果を伴うべきだ」

    エステバン・オコン F1中国GP後に殺害予告「重大な結果を伴うべきだ」

    エステバン・オコン(ハースF1チーム)は、中国GPでのフランコ・コラピント(アルピーヌ)との接触後に自身へ向けられた殺害予告を含むオンライン上の誹謗中傷について、「看過されるべきではない」と強く非難した。

    オコンはレース直後にこの接触の責任を認め、ペナルティも受け入れたうえで、コラピント本人にも直接謝罪している。しかし一部のファンがSNS上で過激な反応を示し、事態は深刻化した。

    こうした状況を受け、FIA会長モハメド・ビン・スライエムはオコンに支持を示す書簡を送り、モータースポーツにおける誹謗中傷への対応方針を改めて強調した。

    オコン「直接話すことが重要だった」
    「正直なところ、あまり気にしてはいなかったけど、オンラインで何が起きていたかは目にした」とオコンは語った。

    「僕にとって重要だったのは、フランコと直接話すことだった。自分がどう思っているかを伝えて、今回の件は自分の責任だったと謝りたかった」

    「いい話し合いができたし、もちろんお互いに問題はなかった。彼が良いレースをしてポイントを獲得できたのも嬉しかった」

    「誹謗中傷は許されない」強い姿勢
    「今回見たようなあらゆるオンラインでの誹謗中傷は、絶対に容認されるべきではないし、大きな結果を伴うべきだ」

    「スポーツにおいて、そして我々のスポーツにおいて、そういったものの居場所はない」

    「ただ、ああいう“キーボードウォリアー”は存在するものだ。今後はさらに増えていくと思うし、そういう人たちには何らかの結果が伴うことになるだろう」

    エステバン・オコン ハースF1チーム

    FIA会長からの支持とチームの評価
    「会長からはその後に手紙をもらった。確かに大きな話題になっている」

    ハースF1チーム代表の小松礼雄も、オコンの対応を高く評価した。

    「エステバンはすぐに自分のミスだと認めた。それは本当に素晴らしいことだと思います」と小松礼雄は語った。

    「マシンの中でもすぐにそう言っていましたし、レース後もすぐに認めて、フランコとも話をしていました」

    「我々としては、エステバンの対応は100%正しかったです。ドライバーにはこうあってほしいという姿勢ですし、彼の振る舞いを本当に誇りに思っています」

  • ハースF1 小松礼雄「ゴジラは共鳴する存在」日本GPで特別リバリー

    ハースF1 小松礼雄「ゴジラは共鳴する存在」日本GPで特別リバリー

    TGRハースF1チームは2026年F1日本GPに向けて、東宝の人気コンテンツ「ゴジラ」とのコラボレーションを実施することを発表した。

    3月24日には東京ミッドタウン日比谷でメディアイベントが開催され、チーム代表の小松礼雄、エステバン・オコン、オリバー・ベアマン、そして東宝の大田圭二氏が登壇。日本GPで走行する特別リバリーが世界初公開された。

    今回のコラボは、日本文化とF1の融合を象徴する取り組みとなる。多くの報道陣とファンが集まる中、カウントダウンとともにベールが外され、ゴジラのデザインが施されたVF-26が披露されると会場は大きな歓声に包まれた。

    小松礼雄「ゴジラのダイナミックさと共鳴」
    小松礼雄は今回のコラボについて、チームとして以前から構想していたことを明かした。

    「(チームオーナーの)ジーンと『コラボするならゴジラだ』と話していた。世界中で知られるゴジラのダイナミックさは、我々のチームと共鳴する部分がある」

    「ゴジラファンの皆さんとF1という面白い世界を融合できればと思っている」

    さらに今回のリバリーについても強い手応えを示した。

    「車体にゴジラの炎やダイナミックな雰囲気を自然に表現できた。クラックのデザインも含めて、非常にナチュラルなコラボになった」

    東宝・大田圭二氏「大きな価値を生む」
    東宝の大田圭二は、両者の共通点を強調した。

    「小松代表から直接提案をいただき、対話を重ねて実現した。TGRハースF1チームの挑戦する姿勢と、ゴジラの圧倒的なパワーには多くの親和性がある」

    「今回のコラボによって、大きな価値が生まれると確信している」

    ハース F1 日本GP エステバン・オコンハース F1 日本GP オリバー・ベアマン

    オコン&ベアマンも興奮「迫力満点」「楽しみ」
    ドライバーのエステバン・オコンは、初めてマシンを見た印象を次のように語った。

    「すごくカッコいい車になった。最初は黒と赤のデザインに見えたけど、近づくとゴジラが現れて迫力があった。この車が走るのを早く見せたい」

    オリバー・ベアマンも期待を寄せる。

    「ゴジラの魂が入ったことで、本当にクールなマシンになった。このクルマで日本GPを走るのがとても楽しみだ」

    日本GPは3月27日開幕
    2026年F1日本GPは、三重県・鈴鹿サーキットで3月27日から29日にかけて開催される。

    TGRハースF1チームは、コンストラクターズランキング上位につける好調な流れの中で母国イベントを迎えることとなり、ゴジラとの特別マシンとともに大きな注目を集める週末となりそうだ。

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