カテゴリー: ハースF1チーム

  • ミック・シューマッハ 「最終戦でグロージャンの代役を務められる」

    ミック・シューマッハ 「最終戦でグロージャンの代役を務められる」

    2021年にハースF1でのデビューが決定したミック・シューマッハは、必要とされるならば、最終戦F1アブダビGPでロマン・グロージャンの代役を務める準備はできていると語る。

    F1バーレーンGPでマシンが炎上する大クラッシュから奇跡の生還を果たしたロマン・グロージャンは、今週末のF1サヒールGPを欠場することになっており、再来週のF1アブダビGPに出場できるかもまだ不明な状況となっている。

    2021年のフル参戦が発表されたことで、ハースF1チームはロマン・グロージャンの参戦が不可能な場合は、ミック・シューマッハを起用することができ、シューマッハ自身もその準備はできていると語る。

    「そうする準備ができていると考えてもらえるなら素晴らしいことだし、自分としては準備ができていると感じている」とミック・シューマッハは語った。

    「3回のフリープラクティスがあるので、学ぶための時間はある。挑戦だとは思うけど、来年にむけてさらに良い準備をするためにはマシンのことを知ることができるのは間違いないと思う」

    だが、ハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、ロマン・グロージャンがドライブすることが最優先事項であり、代替案については考えていないと語る。

    「現時点では、月曜日のロマンのステータスを確認したいと思っている。それが私が彼と同意したことだ」とギュンター・シュタイナーはコメント。

    「我々には運転できる十分な数のドライバーがスタンバイしているので、心配する必要はない。ロマンが運転できないことが100%わかったのならば、その決定を下す。彼がレースをしてハースとの時間を終えることができることが私が望んでいることだ。ただ観ているだけではなくね。それが我々の目標だ」

    「それが我々が彼と話したことだ。私は『胸を張ってシーズンを終えたいならば完全にサポートする』と伝えたし、彼は『できるならばそうしたいと思っている』と言っている。したがって、私はそれについてかなり連隊的だ。彼が絶対に運転できないと分かるまでは何も決定するつもりはない」

    ロマン・グロージャンの恐ろしいクラッシュの後、ハースF1が次のレースで代役としてリザーブドライバーを呼び出さなければならない可能性が高いことは明らかだった。

    ハースF1は、ピエトロ・フィッティパルディの起用を決定。もう一人のリザーブドライバーであるルイ・デレトラズは、ジャック・エイトケンがウィリアムズF1から参戦することを祝福するツイートでハースに対する見え透いた気持ちを明らかにしている。

    「ジャック、おめでとう。純粋なパフォーマンスをベースにした選択だ。自分たちのドライバーに敬意を持っているチームを目にできるのは素晴らしいことだ」とルイ・デレトラズは投稿している。

    「彼はとても不満そうだったが、あのシートを望んでいた不満な人は他にもたくさんいる。だから、彼はそのうちの1人にすぎない」

    「我々がピエトロを乗せることに決めたのは、以前にも言ったが、彼はそれに値すると思ったからだ。新型コロナウイルスが怖かったので、ここに来るように頼んだいた。そして、ここでバックアップが必要になったので、彼はそれをした」

    「彼が3週間何かをするという保証なしに家を離れるのは良いことではない。だが、彼はそれをし、努力をした。彼はいつでもそこにいただろう」

    「このようなことを決めることができるのは私であり、投票したり、誰かと議論したりするつもりはない。これが我々の計画であり、我々が決定したことだ。デレトラズも含めて、誰にマシンを乗せるかについて誰かに相談する必要はない」

  • ロマン・グロージャン 「F1アブダビGPで復帰できるかは左手の回復次第」

    ロマン・グロージャン 「F1アブダビGPで復帰できるかは左手の回復次第」

    ハースF1のロマン・グロージャンは、最終戦F1アブダビGPでF1マシンのコックピットに戻れるかどうかは左手の回復が鍵になると語る。

    ロマン・グロージャンは、水曜日の朝にバーレーン軍事病院を退院。今後数日間の焦点は、衝撃による打撲から回復し、手の火傷の治りを早めるように、できる限りのことをすることだと語った。

    しかし、最終的にF1マシンを運転する体力があるかを決定するのは左手の腫れだとロマン・グロージャンは語った。

    「来週、左手が機能せず、左手でやらなければならないことがすべてできなければ、リスクを冒して運転することはないと思う」とロマン・グロージャンはフランスのメディアに語った。

    「でも、治すためにできる限り休んで、医師の推奨に従おうと思っている」

    「現時点ではとても腫れているので、まずは腫れが引かなければならない。クラッシュ時に親指の靭帯を痛めた可能性がある」

    ロマン・グロージャンは、F1バーレーンGPのオープニングラップでクラッシュしたとき、バリアとの衝撃の矢面にさらされたのは体の左側だったと語る。

    「左側全体がぶつかった」とロマン・グロージャンは語る。

    「左足首を捻挫し、左膝を打ち、左肩、左臀部、左前腕に打撲傷がある。左手の親指も怪我を避けられなかった。左手はより酷い火傷を負っているだけでなく、親指を少し捻挫している」

    「力は入るし、様々な方法で動かすことはできる。拳を握ることもできる。でも、まだ小指に触れることはできない。炎症していて、大きな包帯が巻かれているので、通常ならできることが現時点ではできない」

    左足のレーシングシューズは、ブレーキペダルの奥に挟まり、マシンから抜け出すときに脱げたようであり、左足首の捻挫はマシンから降りたときに捻ったようだ。

    「実際にはそれほど酷くはないけどね」とロマン・グロージャンは語った。

    「冷やしているだけだ。すでに2日間で収まってきているし、来週は確実に良くなっているだろう。左足について全く心配していない」

    「唯一の本当の問題は左手だ。あまり左手は使ってこなかったので、間違って使わないようにしなければならないね!」

    ロマン・グロージャンは、退院してすぐに妻に電話をかけ、まっすぐ家に帰るのではなくアブダビに移動することを伝えたと語る。

    「今日の昼食前に左足に痛みを伴わずに歩くことができた。これは正しい方向へのもうひとるの小さな一歩だ」とロマン・グロージャンは語った。

    「でも、左手はあまり良くなさそうだ。痛みはかなり対処しやすいけどね。パラセタモール(解熱鎮痛薬)を服用しているけど、それほど強いものではない」

    「最初に電話を掛けたのはマリオン(妻)だった。彼女はまだ僕の父親と子供たちと一緒にいた。彼らには『僕はアブダビに行くよ。ごめんね。自分のためにそうする必要がある』と伝えた」

    「マシンに戻れるかどうか、どんな風に感じるか、どのように進行するかを知る必要がある。そして、僕にがまだそれができるかどうかを知る必要がある」

  • F1:グロージャンの事故のリプレイ映像を流すまでのプロセスを説明

    F1:グロージャンの事故のリプレイ映像を流すまでのプロセスを説明

    F1は、F1バーレーンGPでのロマン・グロージャンのクラッシュのリプレイ映像を放送するまでのプロセスを説明。クラッシュに関与する全員の安全を確認するためにあらゆる措置が講じられていたと語った。

    F1バーレーンGPのオープニングラップでロマン・グロージャンはターン3でクラッシュ。国際映像ではグロージャンのマシンが激しく炎上するシーンが放送されたが、赤旗が提示された後もしばらくの間はグロージャンの事故現場の様子は放送されなかった。

    2014年のF1日本GPでジュール・ビアンキが命を落とす事故を起こした際、国際映像では事故のシーンは一切ながされず、赤旗についての説明もないまま放送は終了した。

    今回のクラッシュもしばらくの間は事故現場の映像は流されなかった。そのため、ロマン・グロージャンの映像が流されるまで安否が懸念される時間が続いた。

    一方、ロマン・グロージャンの無事が確認された後、バリアを修復するまでの長い赤旗中断中には何度もロマン・グロージャンのクラッシュと脱出シーンが繰り返し放送された。

    ダニエル・リカルドは、F1がクラッシュシーンを“エンターテインメントにしている”とし、“配慮に欠ける”として批判した。

    これを受け、F1は、ロマン・グロージャンのリプレイ映像を流すまでのプロセスを説明するとともに、ダニエル・リカルドの苦情を対応。

    まず、リプレイ映像を流すまでに時間がかかったのは、ロマン・グロージャン、メディカルチーム、マーシャルの関係者全員の安全であることをしっかりと確認していたためだと述べた。

    「まず、F1でこのようなことはエンターテインメイトとして扱うことはない。リプレイを流すという決定を下すまでのいくつかの手順とプロトコルが用意されている」とF1の広報担当は語った。

    「事故後は、オンボード、ヘルコプターからの映像などは映像はすべて遮断され、レースコントロールと放送センターとの間で直接コミュニケーションがとられる」

    「ドライバーに問題がないことが確認されるまで映像は表示されない。今回の場合、この時点でF1はヘルメットを脱いで、助けを借りてあるいて救急車に乗るロマンを映した」

    「ドライバー、マーシャル、医師など、すべての人が安全であることがレースコントロール/FIAから承認および確認されるまで、事故のリプレイ映像は表示されない。その後、リプレイが開始された」

    「視聴者が解説で見たり聞いたりする内容についての状況は重要だ。彼らは、ロマンの安全、ヘイロー、FIAの安全性の向上、メディカルセンターからのアップデートについて話しているからだ」

    「F1、FIA、レースコントロール、そして、視聴者、家族、そして影響を受ける人々に対する健全な判断の間には絶え間ない対話がある」

    一方、ダニエル・リカルドの批判について質問されたハースF1のチーム代表ギュンター・シュタイナーは、ロマン・グロージャンが安全であることを知るにはテレビの放送が最善の方法だと考えていると述べた。

    「この件に関しては2つの意見があると思う」とギュンター・シュタイナーは語った。

    「だが、それが幸運に終わり、悪いことが何も起こらなかった場合には、人々が理解できるようにそれを見せてもいいのではないかというのが私の意見だ」

    「酷い事故だったが、全員が無事だった。それが対処方法だった」

    「とにかく我々はできるだけ早くロマンが無事だというニュースを人々に伝えたかった。家族、友人、我々を知っている人々、チームの人々が連絡を取るのは難しいからだ」

    「テレビを通じて1つのメッセージを送信した方が、はるかに強力だ」

    「彼が脱出するのを見せるのはちょっと劇的に見えるが、良い結末を迎えうことができた。良い結末である限り、私は問題ないと思う」

    「確かに、何か悪いことが起こった場合は映すべきではない。私はテレビ倫理の専門家ではないが、私の意見では、映されたものは良いことだった」

    「酷い事故だったが、我々は運が良かったし、すべてがOKだった。今回のように状況が良くなければ、良いとは言えないだろう。とにかくOKだった」

  • ミック・シューマッハ、F1キャリアの固定カーナンバーは“47”を選択

    ミック・シューマッハ、F1キャリアの固定カーナンバーは“47”を選択

    2021年にハースF1チームでF1デビューすることが決定したミック・シューマッハは、F1キャリアで使用する固定カーナンバーに“47”を選択した。

    ハースF1チームは12月2日(水)に2021年のF1ドライバーとしてミック・シューマッハと複数年契約を結んだことを発表。チームは前日に発表したニキータ・マゼピンとともに2人のルーキーによる完全に新しいドライバーラインナップで新シーズンに挑むことが決定した。

    ミック・シューマッハは、F1で使用する固定カーナンバーに“47”を選択肢、次のように説明した。

    「4と7は僕が本当に好きな数字なんだ。その両方をとった47がネクストチョイスだった」

    F1ではカーナンバー4はランド・ノリス(マクラーレン)、カーナンバー7はキミ・ライコネンが使用している。

    「もちろん、F3では4をつけていたし、7つは僕にもとても近い数字だ」

    また、父親のミハエル・シューマッハが7回のF1ワールドチャンピオンであることについて「間違いなく 『7』はそのせいもある」とミック・シューマッハはコメント。

    「でも、両方とも取られていたので、47がベストな選択だった」

    47という数字は、ミック・シューマッハの家族全員の数字を足した番号でもある。

    ミハエル・シューマッハ(1月3日)、コリーナ・シューマッハ(3月2日)、ジーナ・マリア・シューマッハ(2月20日)、ミック・シューマッハ(3月22日)。

    チームメイトのニキータ・マゼピンは、カーナンバー99を使いたかったが、アントニオ・ジョビナッツィがすでに使用しているため、まだ考えていないと明かしている。

  • ハースF1代表、“ペイドライバー”ニキータ・マゼピンの起用を擁護

    ハースF1代表、“ペイドライバー”ニキータ・マゼピンの起用を擁護

    ハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、2021年に豊富な資金をもたらす“ペイドライバー”のニキータ・マゼピンンを起用するというチームの決定を擁護。現在を含め、F1には同じように才能のあるペイドライバードライバーは何人もいたと主張した。

    ニキータ・マゼピンは、ロシアの億万長者であるドミトリー・マゼピンの息子であり、これまでロシアの肥料会社ウラルカリの主要株主兼会長の父親は、息子のモータースポーツへの道を切り開いてきた。

    だが、ニキータ・マゼピンは、父親の惜しみないサポートをうまく利用し、今季参戦するFIA-F2ではフィーチャレースで2回の優勝と複数の表彰台を獲得し、今週末の最終戦を前にF1スーパーライセンスをストレートで獲得できるランキング3位につけている。

    ギュンター・シュタイナーは、ニキータ・マゼピンの実力は本物だと語り、現在のF1グリッドに並ぶ数名や故ニキ・ラウダのストーリーを引用して、才能あるペイドライバーはF1では新しいものではないと語った。

    「財政的支援のおかげでF1に入ってくるドライバーはたくさんいる」とギュンター・シュタイナーは語った。

    「F1にはキャリア初期にスポンサーを連れてきた非常に優れたドライバーたちがいる。そう呼べる最初のひとりはチェコ(セルジオ・ペレス)だ。チェコはF1にやってきて『彼はペイドライバーだ』だと言われた。今のチェコを見てみればいい。彼は表彰台でフィニッシュしている。彼は素晴らしい仕事をしている」

    「私にとってジョージ・ラッセルは最高のドライバーの一人だが、メルセデスの助けがなければ彼はどこにもいなかっただろう」

    「そういったドライバーはたくさんいる。ランス・ストロールは表彰台に立った。彼らがF2で優れたパフォーマンスを発揮し、スポンサーがいるならば、それは完璧なソリューションだ」

    また、ギュンター・シュタイナーは、BRMへ持参金を持ち込む条件で1973年シーズンのF1シートを確保したニキ・ラウダに言及した。

    「ずっと前にニキと話したとき、彼は 『私を後援してくれた銀行のおかげでF1に入ることができ、シートを買いに行くことができた』と言っていた」

    「当時はそれはBRMだったと思う。そして、彼は3回のワールドチャンピオンだった」

    ニキータ・マゼピンの持参金のレベルに関係なく、ギュンター・シュタイナーは、マゼピンの結果が彼をF1に昇進させる決定を支持していると語った。

    「シーズン全体で彼がどのような走りをしているのかフォローしていた」とギュンター・シュタイナーは語った。

    「難しいスタートを切ったの確かだが、その難しいスタートがなければ、彼はチャンピオンシップを戦っていただろう」

    「それが私が見ているものだ。それ以上のことを見ることはできない。常に結果が物語っている」

  • ロマン・グロージャン、シューマッハを祝福「スタッフを気遣ってやってね」

    ロマン・グロージャン、シューマッハを祝福「スタッフを気遣ってやってね」

    ロマン・グロージャンは、2021年に自分の後任としてハースF1からF1デビューすることが決定したミック・シューマッハを激励した。

    ハースF1チームは、2021年のドライバーとしてミック・シューマッハとニキータ・マゼピンという2人のルーキーを起用することを発表。すでに発表されてはいたが、ロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンがチームを去ることが決定した。

    先週末のF1バーレーンGPの大炎上クラッシュから奇跡の生還を果たしたロマン・グロージャンは、ミック・シューマッハにTwitterでメッセージを送信。スタッフたちのことを頼んだとバトンを渡した。

    「ミック、F1にようこそ」とロマン・グロージャンは投稿。

    「君はチームの信じられないようなスタッフと一緒にレースをすることになる」

    「彼らのことを気遣ってやってくれ。彼らは君のために昼夜を問わず仕事をするからね」

    両手の甲に火傷を負ったロマン・グロージャンは、大事をとって今週末のF1サヒールGPを欠場。F1ラストレースとなる最終戦アブダビGPへの出場にむけて治療を続けている。

  • ハースF1、2021年のミック・シューマッハの起用を正式発表

    ハースF1、2021年のミック・シューマッハの起用を正式発表

    ハースF1チームは、2021年のドライバーとしてミック・シューマッハと複数年契約を結んだことを発表。先に発表されていたニキータ・マゼピンとともに2021年のF1世界選手権でハースF1はドライバーラインナップを一新させる。

    ミック・シューマッハは、一足先にハースF1のフルタイムのドライバーとしての準備を開始。最終戦F1アブダビGPの金曜フリー走行でハース VF-20をドライブし、その後、火曜日にヤス・マリーナ・サーキットで実施される若手ドライバーテストにも参加する。

    フェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバーであり、7回のF1ワールドチャンピオンのミハエル・シューマッハの息子であるミック・シューマッハ(21歳)は、今週末にバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されるFIA-F2の最終戦を前にチャンピオンシップで首位に立っている。

    今シーズン、10回の表彰台とモンツァとソチのフィーチャーレースで優勝したミック・シューマッハは、ランキング2位のカラム・アイロットに14ポイント差をつけている。

    ハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは「来シーズンの我々のドライバーラインナップでミック・シューマッハを発表できたことを非常にうれいく思い。彼をチームに迎えることを楽しみにしている」とコメント。

    「F2選手権は、才能あるドライバーが彼らの資格を披露するための証明の場として長い間役立ってきた。今年のフィールドは間違いなく最近のシーズンで最も競争力のあるものの1つだ。ミックは、2020年に非常に優れた才能を相手にレースで優勝し、表彰台を獲得した」

    「彼は自分のパフォーマンスに基づいてF1に卒業する機会を得たと確信している。我々には、チームとして2021年に向けたレースパッケージに精通してするために、新しいドライバーを評価し、育成する機会がある」

    「我々はチームの継続的な長期的成長のための基礎的な要素を整備しており、その過程におけるコース内外の両方でのミックの貢献を楽しみにしている」

    ミック・シューマッハは、シングルシーターでの6シーズンの経験を経て、ハースF1チームに加わる。2015年にADAC F4ドイツシリーズでのシングルシーターキャリアを開始したミック・シューマッハは、F3ヨーロッパ選手権に進み、2018年には8利を上げてタイトルを獲得した。

    2019年にフェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバーとなったミック・シューマッハは、F2にステップアップ。その年の4月にバーレーンで開催されたインシーズンテストにフェラーリとアルファロメオから参加して初めてF1カーを走らせた。

    「来年のF1グリッドにいるという見通しは、僕を信じられないほど幸せにしているし、シンプルに言葉を失っている」とミック・シューマッハは語った。

    「僕のことを信頼してくれたハースF1チーム、スクーデリア・フェラーリ、フェラーリ・ドライバー・アカデミーに感謝している。また、両親への愛を認め、示したい。すべて彼らのおかげだ。僕はずっとF1の夢を実現できると信じていた」

    「僕のキャリアを通して支えてくれた素晴らしいモータースポーツファンの皆さんにも心から感謝している。いつものように全力を尽くしていく。ハースF1と一緒にこの旅に出るのを楽しみにしている」

  • ロマン・グロージャン 「子供のためにも死ぬわけにはいかなかった」

    ロマン・グロージャン 「子供のためにも死ぬわけにはいかなかった」

    ハースF1のロマン・グロージャンは、F1バーレーンGPの大クラッシュで炎上しているマシンから逃げようとしているときに“死が迫ってくるのが見えた”が、「子供のためにも脱出しなければならないと自分に言い聞かせた」と語った。

    F1バーレーンGPのオープニングラップで、ロマン・グロージャンはターン3でバリアに高速で突っ込んだ。マシンは真っ二つに分断されてバリアを貫通して炎上。現場はすぐに火の海に包まれた。

    ロマン・グロージャンは事故後初めてインタビューに応じ、クラッシュの数秒後にマシンから降りることができたが、その短い間に自分の子供たちのこと、さらには1976年にニュルブルクリンクで開催されたF1ドイツGPでのクラッシュで同じようにマシンが炎上したニキ・ラウダのことさえ考えていたと語った。

    「28秒よりずっと長く感じた」とロマン・グロージャンは TF1 に語った。

    「バイザーがすべてオレンジ色に変わり、マシンの左側に炎が見えた。ニキ・ラウダを含む多くのことを考えた。『こんな形で死ぬわけにはいかない。今ではない』と考えた。そのような形でF1での自分のストーリーを終えることはできなかった」

    ロマン・グロージャンは、家族のためにマシンから降りなければならないと自分に言い聞かせたと語る。

    「子供たちのためにも脱出しなければならないと自分に言い聞かせた。手は火に包まれていたし、シャシーが燃えているのをはっきりと感じた。脱出すると誰かがスーツを引っ張っているのを感じ、自分が外に出られたことがわかった」

    その誰かとはFIAの医師であるイアン・ロバーツだった。彼はメディカルカーのドライバーであるアラン・ファンデル・メルウェと数人のマーシャルとともに現場に到着した最初の人物の1人であり、マシンからの炎に現場が包まれる中、ロマン・グロージャンがバリアを越えられるように引っ張った。

    「自分のことよりも、家族や友人、そして、当然ながら子供のことを考えた。子度は僕の最大の誇りであり、エネルギーの源だ」とロマン・グロージャンは続けた。

    「これまでの人生で見たなかで最大のクラッシュだった。マシンは炎に包まれ、爆発し、バッテリーも炎上したことで衝撃に多くのエネルギーが加わった」

    ロマン・グロージャンは、クラッシュの精神的なイメージは一生残ると思うが、アブダビでのシーズン最終戦でのハースF1との最後のレースのためにF1マシンに戻る決意をしていると明かした。

    「本当に死が迫ってくるのが見えたので、いくつか心理的な作業が必要になると思っている」とロマン・グロージャンは語る。

    「生きていることに幸せを感じているし、物事が違って見えている。でも、可能であれば、アブダビでマシンに戻って、異なる形でF1での僕のストーリーを終える必要がある」

    「まるで生まれ変わったみたいだ。あの日、炎から脱出したことは僕の人生に永遠に刻まれるだろう」

    「奇跡という言葉が存在するのか、それを使っていいのかはわからないけど、いずれにせよ、死ぬときではなかったと思う」

    火曜日にハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、ロマン・グロージャンが事故で負った火傷の治療を続けるためにもう一晩入院することを明らかにした。

  • ハースF1、2021年のニキータ・マゼピンの起用を正式発表

    ハースF1、2021年のニキータ・マゼピンの起用を正式発表

    ハースF1チームは、2021年のF1ドライバーとしてニキータ・マゼピンと複数年契約を結んだことを発表した。

    ロシア出身のニキータ・マゼピンは、現在FIA-F2選手権でランキング3位につけている。今年、ハイテックGPから参戦する2年目となる同選手権でマゼピンはシルバーストンとムジェロの2回のフィーチャーレースで優勝し、4回の表彰台と2回のファステストラップを記録している。

    「来シーズン、ニキータ・マゼピンがハースF1チームのためにドライブすることをうれしく思います」とハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは述べた。

    「ニキータは今年のF2での彼の資格を強調している。彼にとって強力な2年目のシーズンで勝利と少数の表彰台を獲得している。彼はジュニアランクを駆け上がり、成熟したレーサーに成長している。特に最も最近では2018年にGP3シリーズで準優勝しているし、もちろん、過去2シーズンのF2でもそれを示している。ニキータがF1でどのようなことを達成できるかを楽しみにしているし、モータースポーツ界の最高レベルで彼に戦う機会を与えることを楽しみにしている。2021年のF1世界選手権は記録的な23戦のレーススケジュールが設定されており、彼はグランプリレースのすべてのニュアンスを学ぶための多くのトラックアクションを得られるだろう」

    ニキータ・マゼピンは2015年にカートを卒業し、フォーミュラ・ルノー2.0NECに参戦。ヨーロッパF2選手権で2シーズンを戦った後、2018年にGP3シリーズに以降し、4勝を挙げてタイトル争いを繰り広げ、ランキング2位でシーズンを終了した。

    2019年にはF2にステップアップ。5月に開催されたバルセロナテストではメルセデスF1をドライブし、タイムシートのトップに立っている。

    「F1ドライバーになることは、僕にとって生涯の夢が叶うことだ」とニキータ・マゼピンはコメント。

    「ジーン・ハース、ギュター・ステイナー、そして、チーム全体からの信頼に本当に感謝している。彼らは若手ドライバーに機会を与えてくれているし、彼らにそのことを感謝している。コース上でもコース外でも一緒に関係を築いていくことを楽しみにしている。F2の強力なシーズンの後も、当然のことながら自分の能力を発揮し続けたいと思っていう。チームは、2021年以降のパッケージを改良するためにフィードバックとインプットを求めている。その責任を引き受け、スタートするのが待ちきれない」

  • ロマン・グロージャンを救った医療チーム「我々はヒーローなどではない」

    ロマン・グロージャンを救った医療チーム「我々はヒーローなどではない」

    ロマン・グロージャンがF1バーレーンGPでの大クラッシュから“奇跡”の脱出するのを助けたF1メディカルカーのチームは、自分たちはヒーローなどではないと語り、今後このような恐ろしい事故が起こった場合にはもっと良い対応ができるように今回の事故から学んでいくと語った。

    オープンフェイスのヘルメットで炎のなかで向かい、ロマン・グロージャンが地獄さながらの光景から脱出するのをFIA医師のイアン・ロバートは、脱出するのに“素晴らしい仕事”をしたのはグロージャン自身だと語った。

    イアン・ロバーツとメディカルカーのドライバーであるアラン・ファン・デル・メルウェは、日曜日のヒーローとして歓迎されたが、彼らは自分たちの仕事をしただけだと謙遜する。

    「私はヒーローなどではない。多くの人々が真剣に、そして、しっかりと英雄的なことをしている。私は必要なことをしただけであり、自分のことをヒーローなどとは思っていない」とイアン・ロバーツは Reuters に語った。

    アラン・ファン・デル・メルウェは、同じバーレーン・インターナショナル・サーキットで今週末に行われるF1サヒールGPに向けてすでに変更点について議論していると語った。

    「イアンと私は、もっと少しの時間、もしくはもう少しマージンを持てと考えている非常に小さなことがあったと思っている。今朝の朝食時にそれについて話し合った」とアラン・ファン・デル・メルウェは語った。

    「我々は今、火災に対してより多くの経験を積んだ。以前に想起していたシナリオだったが、今ではそれを実際に体験した。今後、我々がどうする必要があるか、何を改善する必要があるかはわかっている」

    イアン・ロバーツは、ロマン・グロージャンのF1マシンが金属製のガードレールを突き破り、真っ二つに分断されて炎上した数秒後に到着したとき、現場はハリウッド映画のようだったと振り返る。

    「マシンの中でロマンが出ようとしているのが見えた。火の手はどんどん大きくなっており、ほぼ炉のような一面炎の後ろに彼が見えた」とイアン・ロバーツは語る。

    マーシャルは、消火器を持ってトラックを横切って走った。それはロマン・グロージャンのために炎を押し戻す貴重な秒数間を作り出すことを目的としていた。

    ロマン・グロージャンがバリア上に現れたとき、イアン・ロバーツは手を伸ばして彼をつかむことができた。

    「火はかなり強烈だった…私の顔を突き刺していた。ロマンがなんとかマシンから降りれたことは分かった。彼は自分自身を解放するために素晴らしい仕事をした」とイアン・ロバーツは語った。

    「私は彼を我々たちの車の方に引き寄せたが、彼は実際には何も見えていなかった。ティアオフ(ヘルメットのバイザーを横切るストリップ)は溶け、彼のバイザーはかなり不透明に見えた」

    バリアにぶつかる瞬間に221kphが記録されたロマン・フロージャンは、手の甲に火傷を負ったが、それ以外はほぼ無傷だった。グロージャンは火曜日まで入院する予定であり、今週末のレースは欠場することが決定している。

    アラン・ファン・デル・メルウェも、自分がヒーローと呼ばれることは“少し照れ臭い”と語る。

    「自分のやるべきことをやった。私はそれをヒーローとは呼ばない。我々はうまく役割を果たせたと思う。次回はもっと上手く対応できると思う」とアラン・ファン・デル・メルウェは語った。

    「本当にポジティブなストーリーであり、F1にとって本当に良いだ。それは私たちが正しいことをしていることを証明したし、我々がやっていること、つまり物事を改善しようとすることを続けなければならないと思う」