カテゴリー: GP2

  • 佐藤公哉 「不完全燃焼で悔しい週末でした」 (GP2)

    佐藤公哉 「不完全燃焼で悔しい週末でした」 (GP2)

    佐藤公哉が、F1イギリスGPと併催されたGP2シリーズ第5戦のレース週末を振り返った。

    好天に恵まれた7月4日、午後0時からの練習走行(45分間)で佐藤公哉はハードタイヤを履いてコースイン、予選と決勝に向けてクルマの最終確認に臨んだ。しかし、前回大会同様にクルマの戦闘力が不足しており1分42秒826の23番手に留まった。

    同日午後3時55分からの予選(30分間)ではミディアムを履いてコースイン。2セットを使ってタイムアタックに挑んだが、クルマは改善の兆しが見えず1分41秒686の22番手だった。

    「前回のオーストリア大会と同じく、練習走行の段階からクルマはコーナーで滑りまくりでした。しかも、今回はコーナー立ち上がりのトラクションがとても不足していてリアタイヤが激しくホイールスピンし、クルマがなかなか前へ進まない状況にとてもイライラしました。また、ホイールスピンによってリアタイヤがヒートアップすると、必然的にタイヤのグリップが低下しますからコーナリングスピード不足も招きます。攻めたら攻めたでクルマがどこへ飛んで行くか分からない状態で、運転していて気持ち悪くなりました。練習走行から予選までの短時間でできる限りの調整を施しましたが、結局クルマはほとんど改善されておらず不本意な予選結果となりました」

    雨上がりの5日午後2時40分過ぎに始まった決勝レース1(29周・最大60分間)、前日の予選結果に基づき22番グリッドの佐藤公哉は、一向に安定しないクラッチに手を焼きスタートで失速。それでも直後の速度の伸びは良く、順位を回復して第1コーナーへ進入。しかし、第1コーナーで先行車両に追突してクルマは手負いの状態となり、さらにはピットストップの際にアクシデントに見舞われて大きく後退。それでも最後まであきらめずに周回を続けて、23位でチェッカードフラッグを受けた。

    「決勝レース1のスタートはホイールスピンが酷くなかなか前へ進みませんでしたが、そのあとの加速は良く傷口を広げずに済みました。ただ、第1コーナーで急減速した前のクルマに追突して、フロントウイングに大きなダメージを負いました。これでクルマの操縦性が悪化してフロントタイヤを傷め、序盤はペースを上げられませんでした。とにかくタイヤ交換可能な周回まで粘り強く走り、ピットストップではタイヤだけでなくフロントウイングも交換しました。このときの作業のタイムロスもあって、レースの大部分は単独走行でした。クルマそのものは決勝仕様ということもあるのでしょうが、昨日に比べてタイヤに優しくなりました。でも、風よけのウインドウスクリーンがレース中に飛び、気流が直接当たってヘルメットが浮きっぱなしになり、いまは首と背中が痛くて……。また、シートもなぜか縮んで動いてしまって腰も痛くて……」

    曇り空のもとで6日午前9時20分過ぎに始まった決勝レース2(21周・最大45分間)、決勝レース1の結果に基づき23番グリッドからスタートした佐藤公哉は、改善の兆しが見られないクルマに苦しみながらも20位でチェッカードフラッグを受けた。

    「土曜日のレースで痛めた首や背中や腰は日曜日になっても痛みが引きませんでしたが、決勝レース2の出場を回避するほどではありませんでした。昨日のデータに基づき、今日は多少なりともクルマの状態が改善していることを期待していました。しかし、トラクション不足は相変わらずで、今日のレースでは左コーナーは普通に曲がれますが、右コーナーが曲がれないという新たな症状まで出ました。そのため左前輪を早々に傷めて、ペースを上げることができませんでした。いくら頑張ってもラップタイムは上位の1.5秒から2秒落ちと全体的なスピードが低いので、身体はまったく疲れませんし汗もほとんどかきませんでした。不完全燃焼で悔しい週末でした」

  • 佐藤公哉、欲求不満の週末 (GP2)

    佐藤公哉、欲求不満の週末 (GP2)

    佐藤公哉が、GP2シリーズ第4戦オーストリアのレース週末を振り返った。

    黒い雲からときおり雨粒が落ちて来た6月20日、午後0時からの練習走行(45分間)で佐藤公哉はミディアムタイヤを履いてコースイン。しかし、チームの持ち込んだクルマはコーナー各所で滑ってしまい、コースに留まるのが精一杯という状態で1分17秒605の25番手に留った。

    同日午後3時55分からの予選(30分間)ではソフトタイヤを履いてコースイン。グリップが高いタイヤだったこともあり滑りは多少収まったものの、クルマの戦闘力不足は明らかで1分16秒274の20番手に終わった。

    「持ち込んだクルマの状態がよくなくて、金曜日は最初から出遅れて最後まで取り戻せない一日でした。練習走行ではクルマが滑りまくりで、何度もコーナーを飛び出し、あわやクラッシュという場面も1回ではありませんでした。予選に向けては、とにかくグリップする方向性へクルマを調整しました。ただ、予選では練習走行のときとは違ってソフトタイヤを履いたので、とうぜんグリップは上がりました。ですから、クルマの調整で実際にグリップ力が向上したのかどうかは不明でした。さらに、予選ではグリップが上がったのにタイムは想像よりもかなり遅く、非常に頭が痛い状況でした」

    なお、予選後には上位ドライバーにペナルティが科されて、佐藤公哉は決勝レース1で19番グリッドとなった。

    21日午後3時40分過ぎに始まった決勝レース1(40周・最大60分間)、佐藤公哉はライバルとの接触を避けるため、第1コーナーでコース外へ逃げた際に順位を僅かに落としながらも、順調にレース序盤を戦い始めた。しかし、第2コーナーで追突に遭っただけでなく、2度も横から体当たりを食い、クルマに深刻なダメージを負った。そして第3コーナーでも横から当てられ、レース続行は不可能と判断してリタイアした。

    「決勝レース1のスタートは普通で、順位を維持していたと思います。第1コーナーでは内側のクルマが僕のほうへ寄って来たので、接触を避けるためコースの外へ逃げました。また、そこで順位を上げるとペナルティの対象となるので抑え目の走りに努めましたが、路面が滑りやすかったので順位を下げてしまったかもしれません。そのあと第2コーナーまでは順調に加速していきました。第2コーナーでは前方がかなり混雑していて混乱も見えたので慎重にアプローチしました。しかし、いきなり後ろから当てられました。さらに、第2コーナーの立ち上がりでスピンしたクルマがあったので避けたら、今度は右の後輪に横から当てられました。このときに僕のクルマは脚周りを傷めたようで、第3コーナーまでの直線もステアリングを切ってようやく真っ直ぐ走れる状態でした。そして第3コーナーの内側を走っていたところ、同じドライバーが左の前輪に横から当てて来ました。僕のクルマはまともに走れる状態でなくなり、これ以上の走行は危険と判断してリタイアしました」

    22日午前10時35分過ぎに始まった決勝レース2(28周・最大45分間)、決勝レース1の結果に基づき26番グリッドからスタートした佐藤公哉は、前方のライバルのスキを第1コーナーで突いて早くも22番手へ浮上。さらには戦況がまだ落ち着かないレース序盤の混乱に乗じて、一時は18番まで順位を上げた。ところが、後方から無謀な追い越しを仕掛けてきたドライバーに起因する接触事故のあおりを受けて、ひとつ順位を落とした。その後は前方数台との接近戦を力強く戦うが、クルマの調整が不十分だったこともあり19位でチェッカードフラッグを受けるに留った。

    「決勝レース2のスタートは可もなく不可もなく、ただ前のクルマについていっただけです。でも、第1コーナーまでのストレートで数台のクルマが競り合っていたので後ろから様子を見ていたら、いつの間にか第1コーナーで3台を抜いていました。その後、2周くらいは渋滞を避けながら走って順位を上げた、チャンスが訪れたときに順位を上げたという感じでした。クルマのバランスは悪くありませんでしたが、ギアレシオを外したような気がします。僕自身は昨日のデータがありませんが、チームメイトは昨日からギアレシオに不満があったようです。実際に今日の僕も、前のクルマがミスしてコーナー立ち上がりで食らいついても、2速、3速、4速くらいまでは置いて行かれてしまう。ようやく追いつけてもストレートエンドで、抜くまでには至らない状況でした。今日のレースは終始、その繰り返しで終わってしまいました」

  • 佐藤公哉 「プラス志向でオーストリアに臨む」 (GP2)

    佐藤公哉 「プラス志向でオーストリアに臨む」 (GP2)

    佐藤公哉が、オーストリアのレッドブル・リンクで開催されるGP2シリーズ 第4戦への意気込みを語った。

    佐藤公哉(カンポス・レーシング)
    「レッド・ブル・リンクでは、2011年のF3ユーロと2012年のドイツF3でレース経験があります。しかし正直なところ、胸を張って“得意なサーキットです”とは言えません。でも、当時とはクルマも大きく違いますし、僕自身も成長しています」

    「GP2の過去3大会は想定の範囲内でした。たしかに成績そのものは自分自身でも物足りませんが、僕もチームも原因をしっかりと把握しているのでさほど心配はしていません。オーストリアの第4大会でも、予選は最低限でも過去3大会と同じくらいの順位を確保できるでしょう。そもそもドライバーのタイム差が接近しているので、クルマの問題が多少でも改善すれば大きく順位を上げられる可能性があります。作動が不安定なハンドクラッチの問題が改善されれば、決勝では得意のスタートダッシュを決める自信があります。根拠のあるプラス志向で来たる一戦に臨みます」

  • 伊沢拓也 「モナコでの経験はこの先必ず生きてくる」 (GP2第3戦)

    伊沢拓也 「モナコでの経験はこの先必ず生きてくる」 (GP2第3戦)

    伊沢拓也が、GP2シリーズ第3戦モナコのレース週末を振り返った。

    5月22日〜24日、GP2第3戦の舞台はモナコ。F1グランプリと同じ市街地のコースでレースは行われた。

    「モナコのコースは初めてで、市街地コースということもあり、いつもより入念にシミュレーターで準備しました」と伊沢拓也は振り返る。

    「走る前は緊張しましたが、実際に走ってみると思ったよりすんなりできました。より狭いマカオでのレース経験があったからかもしれません」

    22日の予選は、ゼッケンの奇数偶数でグループ分けされて行われ、伊沢拓也はAグループでコースイン。グループ順位13番手、全体では25番手となった。

    「予選については、昨年のデータなどから『最後の最後にベストラップが出る』という認識だったのですが、コンディションが変わってしまったのか、タイムを上げる前にタイヤがダメになってしまいました。こういうコースではスタートのポジションがとても重要ですので、残念な結果でした」

    23日に行われたレース1は、市街地レースらしい波乱の展開となった。序盤からクラッシュが相次ぎ、スタート直後にセーフティカー導入。12周終了時点ではクラッシュしたマシンがコースをふさぎ、レースは赤旗中断となる。再スタートが切られた時点で23番手の伊沢拓也は、中断前にタイヤ交換を済ませていたこともあり、その後徐々にポジションを上げた。25周終了時に再びセーフティカーが入った段階では15番手まで上昇。しかし、終盤に差しかかった32周目、ミラボーコーナーで他車と接触した伊沢拓也はクラッシュし、リタイアを喫した。

    「レース1では、ペースもよく走れていて、早めにタイヤ交換したこともうまくいき、順位を上げることができました。しかし、ミラボーコーナーで後続車が強引にインに入ってきて、逃げ場がなくなりクラッシュしてしまいました。あのまま走れていればもう少し順位を上げられただけに、悔しい結果でした」

    24日に行われたレース2では、伊沢拓也は好スタートをみせ、1周目に15番手にポジションを上げる。その後、前車の脱落で14番手となった伊沢拓也だったが、11周を終えた時点でピットイン。ブレーキのトラブルにより、リタイアせざるを得なかった。

    「レース2は、スタートがうまくいき、その後のコーナーでも混乱をうまく抜けて順位を上げることができました。しかし、レースが始まって早々にブレーキペダルが奥に入ってしまうようになりました。前との間隔をあけて冷やしたり、いろいろやってみたのですが、状況は悪化したのでピットに戻りました。やはりメカニカルトラブルで直らないということが分かりましたので、リタイアせざるを得ませんでした」

    「伝統のあるモナコでのレースは、やはり特別な雰囲気のレースでした。それを体験できたことはよかったですし、この先必ず生きてくると思います。ただ、今回はスピードが足りなくて、予選から厳しい戦いになってしまいました。これで3戦が終わり、次のレースまで少し時間があるので、これまでのことや課題を見直して臨みたいと思います」

  • 佐藤公哉、レース2は14位 「結果は非常に不満」 (GP2第3戦)

    佐藤公哉、レース2は14位 「結果は非常に不満」 (GP2第3戦)

    佐藤公哉は、モナコで開催されたGP2シリーズ第3戦レース2を14位で終えた。

    佐藤公哉
    「ハンドクラッチのつながるポイントが不安定という症状がいまだに治らず、スタートは出遅れました。前にペースの遅いクルマが居たので渋滞し、最後までマクラーレン育成ドライバーのリアをにらみ続けるだけで終わってしまいました」

    「3日間を振り返ると、結果は非常に不満です。クルマで言えば、トラクションやクラッチの問題を早く解決しなくてはいけません。自分自身で言えば、次の大会までの約3週間、トレーニングを怠らないように努めなくてはいけません」

  • 佐藤公哉、レース1は15位 「腹も立ちません」 (GP2第3戦)

    佐藤公哉、レース1は15位 「腹も立ちません」 (GP2第3戦)

    佐藤公哉は、モナコで開催されたGP2シリーズ第3戦のレース1を15位で終えた。

    佐藤公哉
    「ここまでツイていないと腹も立ちません。スタート直後の事故でセーフティーカーが出ることは織り込み済みで問題ありませんでした。しかし、その後のレッドフラッグや再度のセーフティーカー導入は予想外でした」

    「一連のアクシデントで、我々の採った行動のすべてが裏目に出たレースでした。クルマのトラクション不足は解消されました。反面、タイヤに負担をかけないとペースを上げられなくなり、予想以上の速さで消耗が進みました」

  • 佐藤公哉、難攻不落のモナコ市街地コースへ挑む (GP2)

    佐藤公哉、難攻不落のモナコ市街地コースへ挑む (GP2)

    佐藤公哉が、F1モナコGPと併催されるGP2第3大会モナコへの意気込みを語った。

    佐藤公哉 (カンポス・レーシング)
    「過去2大会は難しい状況に置かれていましたが、その一方でチャンスが巡ってきたにもかかわらず、結果を残せなかった事実を素直に受け止めています。第3大会として迎えるモナコ・モンテカルロの市街地コース、初めて訪れる場所ですし当地でのレース経験はありません。おそらくは厳しい戦いを強いられるでしょう」

    「とはいえ決して臆しているわけではなく、未知のコースでのレースがとても楽しみです。カンポス・レーシングのシミュレータを使ったトレーニングを精力的にこなしつつ、いまは来たる一戦に向けて準備を整えています。市街地コースと言えばF3時代にはマカオGPの経験があり、2011年には表彰台目前の位置で戦いました。久しぶりの市街地コース、本当にワクワクドキドキしています。自分の僅かなミスでレースを台無しにしてしまう、あるいはライバルのミスに巻き込まれる可能性が高いのも市街地レースです。運不運はサイコロの目に委ねるしかありませんが、最高のパフォーマンスを披露するつもりです」

    ■大会概要
    開催国:モナコ
    開催地:シルクイ・ド・モナコ(一周:3.340km)
    開催日:2014年5月22日(木)〜24日(土)
    練習/5月22日12:00〜12:45(45分間)
    予選/5月22日16:15〜16:31(グループA、16分間)
            16:39〜16:55(グループB、16分間)
    決勝/5月23日11:15〜(レース1、42周=140.280km)
       5月24日16:10〜(レース2、30周=100.200km)
    ※日時はいずれも現地時間

  • 伊沢拓也 「スタートという一つの課題はクリアできた」 (GP2第2戦)

    伊沢拓也 「スタートという一つの課題はクリアできた」 (GP2第2戦)

    伊沢拓也が、GP2シリーズ第2戦スペインの週末を振り返った。

    5月9日〜11日に開催されたスペインでの第2戦は、バルセロナ郊外のカタルニア・サーキットで行われた。

    9日の予選で23番手となった伊沢拓也は、10日にレース1に臨んだ。スタートでエンジンがストップした伊沢拓也だったが、ほかにもスタートできないマシンがあり、レースはスタートがやり直されることとなった。

    再スタート後、伊沢拓也はペースよく走行を続ける。タイヤ交換を後半に延ばす作戦を採り、ピットインを行った28周終了時点では5番手まで上昇。しかし、ピットで再びエンジンが止まってしまい、タイムロスを余儀なくされた。20番手でコースに戻った伊沢選手は、その後追い上げたが順位を上げることはできず、36周のレースを終えた。

    11日に行われたレース2は、タイヤ交換のない26周のスプリントレース。好スタートでポジションを上げた伊沢拓也は1周目に17番手、2周目に15番手となった。レース終盤、ペースの落ちた前車を連続でパスした伊沢選手は12番手に上昇。最終ラップに後続とバトルの末、13位でチェッカーフラッグを受けました。

    伊沢拓也
    「初めてのコースということもあり、シミュレーターで準備はしてきましたが、やはり実際には把握しきれないことがあり、予選は攻めきれなかった部分がありました。しかし、予選については手応えがあり、前戦のバーレーンよりはうまく走れたと思うのですが、それが順位に結びつかず残念でした。レース1では、スタートでグリッドに着く前にエンジンが止まってしまいました。タイヤ交換の際にもエンジンが止まってしまい、順位としては仕方ない結果となりましたが、レースでのペースは悪くなかったと思います。レース2では、前戦で課題となったスタートがうまく決まりました。スタートの方法を自分なりに変えて臨んだのですが、それがよかったと思います。レース2でもレース中のペースはよく、タイヤをうまく持たせたおかげで、後半何台かパスすることができました。スタートという一つの課題はクリアできたのですが、予選はまだ課題です。予選でのタイムの出し方がうまくいけば、全体的にまとまって、かなりいいところで戦えるという実感はあります」

  • 伊沢拓也 「予選さえ前にいれば良い戦いは出来る」 (GP2 第2大会)

    伊沢拓也 「予選さえ前にいれば良い戦いは出来る」 (GP2 第2大会)

    伊沢拓也が、GP2シリーズ 第2ラウンドのレース週末を自身のブログで振り返った。

    伊沢拓也は、予選23位、レース1を20位、レース2を13位で終えた。

    「このサーキットは初めて走るサーキットになりますが、45分のフリー走行の中でコースを覚えて予選に備えなければなりません」

    「実質の計測は6周程度。もちろん事前にシミュレーターをやってコースの特徴を掴んでいますが、実際走るとなると、そう簡単に全てのコーナーを熟知するのは難しいです。手応えとしてはバーレーンよりは感触はあったのですが、結果には出ませんでした」

    「Race1はスタート前と、ピットストップ時にトラブルによりエンジンストップしてしまい、まともなレースは出来なかったです。クラッチを切るとエンジンがストップしていまう感じかな」

    「Race2は課題!?のスタートも決まり1周目は20位から15位にポジションアップ。吉本さんにアドバイスをもらい、SFのやり方を聞きうまくいきました」

    「そもそもスタートは得意なのでコツさえ掴んでしまえば問題なし。今までが変なやり方をさせられていたという感じでもありますけど。レースが落ち着いてからは、ひたすら我慢をして最後5周ぐらいで周りのペースが落ちて来たタイミングで3台をオーバーテイク。最終周に絶対入られない距離だと思ってたらミサイルが飛んで来て、当たりそうになったので避けたら抜かれてしまい13位になりました」

    「前回のバーレーンに引き続きRaceでのペースの良さは感じました。このサーキットはタイプが異なり、バーレーンはリア、カタロニアはフロントに厳しいコースとなります。その為にタイヤの使い方などは変わってきますが、どちらのサーキットも問題なかったので、一安心です」

    「予選さえ前にいれば、かなり良い戦いは出来る手応えがあるんですが、そこだけが今の課題かなと思っています。予選も開幕よりは前進した感覚はあるものの、結果には出せなかったです。この先も知らないサーキットが続くし、簡単な状況で戦えるレースは一つもありません」

    「そんなハンデなんか気にならないぐらい、速さを磨けば良いという事です!!」

    「次戦は伝統のモナコ。走った事のないサーキットで一番知っているサーキット。どんな展開になるか!?」

  • 佐藤公哉 「スタート位置と1周目でいかに渋滞を抜けるかが課題」

    佐藤公哉 「スタート位置と1周目でいかに渋滞を抜けるかが課題」

    佐藤公哉が、GP2シリーズ第2大会のレース週末を振り返った。

    2014年のGP2シリーズでカンポス・レーシング(Campos Racing)に所属する佐藤公哉は、F1世界選手権第5戦スペインGPと併催される第2大会へ同チームから臨んだ。本大会で供給されるタイヤは、プライム側がハード(オレンジ)でオプション側がソフト(イエロー)だった。

    5月9日午後12時からの練習走行(45分間)ではハードを履いてコースイン。予選を想定したタイムアタックをセッション開始早々に済ませると、タイヤ交換せずそのままクルマの調整やスタート練習などに時間を費やし、自己ベストタイムは1分31秒912の17番だった。午後3時55分からの予選(30分間)ではソフトを履いてコースイン。1セットあたりタイムアタックを2回実行して、供給された2セットを使いきり、1セット目は1分30秒890で20番手だったたが、2セット目は1分30秒510で17番手まで挽回した。

    5月10日午後3時50分からの決勝レース1(37周)では、4台の車両がグリッド上でエンジンを停止してスタートは仕切り直しとなり、規定周回数は1周減の36周となった。このレースではハードとソフトのタイヤ使用義務が課されており、途中で4輪交換を伴うピットストップの必然性が生じる。17番グリッドの佐藤はソフトで臨み、スタートは手間取ったが第1コーナー以降の巧みなライン取りで3〜4台を抜き去った。さらに前方で接触事故が発生し、1周目で10番手へ、セーフティカー導入中の3周目にはポイント獲得を目の前にする9番手へ浮上した。6周目にタイヤをソフトからハードへ交換。しかしこのとき、タイヤ交換作業が遅れただけでなく、佐藤公哉自身も時速60キロ制限のピットレーンで僅かに速度違反を犯し、ドライビングスルーペナルティを科された。二重のロスタイムで大きく順位を下げた佐藤公哉は19位に終わった。

    5月11日午前10時40分からの決勝レース2は、雨上がりでコースのところどころが濡れている状況で実施されたが、参加ドライバー全員が晴れ用タイヤのハードで臨んだ。19番グリッドの佐藤公也はスタートで順位を上げることができず、またペースの遅い先行車両に前をふさがれる恰好のまま19番手で周回を重ねた。それでもレース終盤に前方集団のペースがガクリと落ちたところでムチを入れ、15位完走を果たした。

    佐藤公哉
    「練習走行でのタイムアタックは、満足できる結果ではありませんでした。クルマはコーナリング中にリアが安定せず、また中速コーナー出口でトラクションが掛かりにくい症状が出ていました。とはいえ、予選ではソフトを履いたこともあって症状は出ませんでした。トップとのタイム差は縮まったとはいえ、まだまだ速さが足りません。タイヤの空気圧なのかダンパーなのか理由は分かりませんが、このサーキットに合わせて持ち込んだクルマの何かが根本的に間違っているのではないか? 小さなことかもしれないが一周するとそれが1秒差になって表れているのではないか? と僕らは推測して決勝に向けた改善策を練りました」

    「決勝レース1のスタート直後は順位を下げましたが、第1コーナー以降のライン取りがうまく行きました。3周目に9番手へ上がり、ポイント獲得と決勝レース2での上位グリッド獲得を疑いませんでした。しかし、ピットストップで左前輪の作業が遅れて、コースへ戻ったときには順位が大きく下がっていました。ピットストップ前は僕の3つ後ろだったチームメイトが、ピットストップ後は僕の前を走っていたくらいのタイムロスでした。さらに、自分自身もピットレーンへの進入で僅かな速度違反を犯し、ドライビングスルーペナルティを科されました」

    「決勝レース2は雨上がりのレースで、乾いていると思われたアウト側のラインを、前日のように1周目では使って渋滞を抜けようとしました。しかし、思いのほかグリップしませんでした。そのためにポジションキープ、あるいはイン側から突っ込んできたドライバーに抜かれたかもしれません。レースペースについては、僕たちのクルマは強かったと思います。ただ、低速コーナー立ち上がりのトラクションが決定的に不足していて、ホイールスピンに悩まされました。コーナー進入のブレーキングでは前のクルマとの差を詰められるのですが、コーナー出口が遅いので抜くに抜けません。とりあえずペースが遅い前のクルマを追いかけて、レース終盤に前を行くドライバーたちのタイヤが終わってから、ようやく何台か抜きました。でも、最後尾争いなのでぜんぜんダメですね。とにかくスタート位置と、スタート直後の1周目でいかに渋滞を抜けるかが今後の課題です」