カテゴリー: F1ドイツGP

  • ホンダ | 2019年 第11戦 F1ドイツGP プレビュー

    ホンダ | 2019年 第11戦 F1ドイツGP プレビュー

    ホンダは、レッドブル・レーシングとスクデーリア・トロ・ロッソとともに2019年のF1世界選手権 第11戦 ドイツGPに挑む。

    ホッケンハイム・リンクは、過去には森の中を駆け抜ける超ロングストレートがエンジンに高い負荷をかけるコースだったが、2001年に現在のレイアウトに変更されてからも、魅力的なコーナーを多く持つ、チャレンジングなサーキット。

    最終コーナーに至るスタジアムセクションには、毎年多くのファンが詰めかけ、F1開催地の中でも、一番エキサイティングなエリアの一つになる。

    昨年は、雨やアクシデントによって波乱の多い展開となったが、トロロッソ・ホンダはポイントを獲得。ピエール・ガスリーは、パワーユニット交換によって最後尾からのスタートとなったものの、降雨時にウエットタイヤを装着するなど攻めた戦略で巻き返しを図り、14位でフィニッシュした。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「Honda のF1ファクトリーの一つ、HRD-UKがあるイギリスでのレースを終え、8月中旬のF1夏休み前ラストとなるドイツとハンガリーの2連戦に向かいます。F1カレンダーの中でも長い歴史を持つホッケンハイム・リンクは、コースの前半に配されているストレートによって、パワーサーキットとしてよく知られています。PUのパワーが重要で全開率が高いという点では、先日のシルバーストン・サーキットと似た部分があります。そのイギリスGPでは、いいレースペースをみせることができました。今回も予選・レースに向けて確実にセッティングを進め、いい結果を得られればと考えています」

    マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ)
    「ホッケンハイムは僕の地元オランダから近く、ファンがたくさん応援に来てくれるので、好きなグランプリです。スタジアムセクションは高速コーナーから進入し、ランオフエリアが狭くバンクのついたコーナーを駆け抜けるのは、とてもおもしろいのです。この最終セクションでは、いいリズムでストレートまでたどりつければ、大幅にタイムを上げることができます。今週末はまた気温が高くなると思うので、チャレンジングで楽しい戦いになるはずです。僕らは毎週進歩をみせて、いい走りができているので、レースウイークの開始が待ちきれません!」

    ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ)
    「シルバーストンで力強い戦いができたあとなので、次のドイツも楽しみにしています。この勢いを続けていきたいですね。先週の火曜日にピレリのタイヤテストで走行したあと少しだけ休息を取り、ハードなトレーニングをしてビースト(野獣)になる準備をしてきました!ホッケンハイムは好きなコースで、今よりももっと独特だった昔のレイアウトでもレースをしてみたいと思っていました。今もなおエキサイティングなコースではありますし、昨年は多くのことが起こり、忘れられないレースになりました。最終セクターの、テクニカルで難易度の高いスタジアムセクションが大好きです。ホッケンハイムは、僕のレースキャリアで唯一、レース中に消火器が噴射したサーキット(注:2016年のGP3にて、走行中に車内の消火器から中身が漏れ出るトラブルに見舞われた)ではありますが、今年はいいレースができればと願っています!」

    アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
    「シルバーストンでは、その前2戦よりも明らかに競争力が増し、かなりいいマシンバランスを見つけることができました。再びQ3へ進出することができましたし、全体的にマシンの感触はよかったです。ただ、だからといってドイツが簡単なレースになるとは考えていませんし、また厳しい戦いになると思います。進歩はしていますし、どの部分に取り組む必要があるかも分かっているので、正しい方向に進んでいるはずです。ホッケンハイムではさまざまな思い出がありますが、GP3でポールポジションを獲得し、トップを走行しているときにクラッシュしたことが思い出されます。そのときは、レース2でもクラッシュしてしまいました。”スタンダード”とも言えるレイアウトで、ほかのサーキットでも見られるような要素が揃っています。スタジアムセクションへ向かうコーナーをはじめ、いいコーナーが多く、観衆の雰囲気もすばらしい場所です。オーバーテイクもしやすいサーキットです。特にヘアピンへ向かう長いストレートはいい抜きどころです。タイヤには厳しいコースで、予選で1周のみアタックするときでも、気をつけていないとラップ終盤にタイヤが傷んできます。舗装も古いので、再舗装がされたサーキットと比べると路面はかなり粗いはずですから、そこにも注意が必要です」

    ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)
    「前回のシルバーストンでは、週末を通じて苦戦しましたが、レースではいい追い上げをみせてポイントを獲得できました。重要なのは、レースでは抱えていた課題を解決し、本当に力強いペースを得られたことです。この勢いを維持して、ドイツ、ハンガリーと続く連戦に臨みたいと思います。中団は僅差の戦いですが、ホッケンハイムは僕らにとても合っていると思います。すべての面で全力を尽くさなければなりません。シルバーストンでのパフォーマンスで僕らが上昇気流に乗ったかを判断するのはまだ少し早いと思います。レースごとに違いがありますし、シルバーストンのコンディションは、フランスやオーストリアと全く違うものでした。ドイツはおもしろい戦いになるはずです。簡単ではないと思いますが、ポイント獲得を目指してベストを尽くしていきます。ホッケンハイムはカレンダーから外れた時期もあったので、僕はここ何年か走っていません。もちろん、コースは覚えていますし、シミュレーターでも走りました。僕はとても好きなタイプのサーキットで、長い高速コーナーはとても楽しいです。昔ながらの雰囲気があるのもいいですね。F1ではドイツ人ドライバーが多く活躍してきたこともあって、たくさんの観衆が最高の空気を作り出してくれます。マシンのこの部分が重要になると言いきるのは難しいサーキットで、全体にバランスのいいクルマであることが求められます」

  • メルセデスF1、モータースポーツ125周年の特別カラーリングを披露

    メルセデスF1、モータースポーツ125周年の特別カラーリングを披露

    メルセデスAMG F1チームは、今週末のF1ドイツGPを戦うモータースポーツ125周年を記念した特別なカラーリングを披露した。

    1894年7月22日、世界初のモータースポーツイベントであるパリ-ルーアン・トライアルが開催された。また、今週末のドイツGPはメルセデスにとって200戦目のグランプリスタートとなる。

    メルセデスは、ホッケンハイムのパドックで特別なカラーリングが施されたW10をお披露目。白いペイントが徐々に削り取られて通常のシルバーとグリーンの塗装が現れるかのようなデザインになっている。

    メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは「1894年には、世界初のカーレースがパリからルーアンまで開催され、優勝したマシンにはゴットリープ・ダイムラーの設計によるエンジンが搭載されていた」とコメント。

    「それは今日に至るまで続く素晴らしいモータースポーツの伝統の始まりであり、我々はこの遺産の次の章を書くことを非常に誇りに思っている。我々は遺産に敬意を表すために記念のカラーリングを走らせる」

    メルセデスAMG F1

    メルセデスとシルバー・アロー
    シルバー・アローの誕生は、現代のF1グランプリが始まる前の1934年まで遡る。その年、最大重量750キログラムというグランプリカーの新しい車両規定がスタートした。

    メルセデスは、6月の国際アイフェル・レースにアルミボディを採用した“W25”を送り込む。当時のグランプリでは、各チームがマシンにそれぞれの国のナショナルカラーを施しており、メルセデスW25はドイツのナショナルカラーである白色に塗られていた。しかし、レース前日の車検で純白のW25の重量は、規定の750キログラムをちょうど1キログラムオーバーしていた。

    当時メルセデスチームの監督を務めていたアルフレート・ノイバウアは、ファクトリードライバーであるフォン・ブラウヒッチュの「これではみんなが顔に泥を塗られてしまいますよ」の“塗る”という一言にひらめき、急遽メカニックたちにボディのすべての塗装を剥がし取ることを指示。作業は夜を徹して続けられた。

    翌朝、純白のボディカラーを脱ぎ捨て、アルミの地肌そのままで再び計量にやってきたW25は、規定重量ちょうどで計量をパス。そして、フォン・ブラウヒッチュがドライブするシルバーに輝く“銀の矢(シルバー・アロー)”は、ニュルブルクリンクのコースレコードまで更新して完全勝利を収めた。

    それ以降、メルセデスのレーシングカーはシルバーがトレードマークとなり、シルバー・アローの愛称で呼ばれるようになる。モータースポーツにおけるドイツのナショナルカラーも、白色からシルバーへと変更になった。

    メルセデスとシルバー・アロー

  • 山本尚貴、トロロッソ・ホンダのトラックウォークに参加

    山本尚貴、トロロッソ・ホンダのトラックウォークに参加

    山本尚貴が、F1ドイツGPが開催されるホッケンハイムでトロロッソ・ホンダのトラックウォークに参加した。

    レッドブルとトロロッソにF1エンジンを供給するホンダは、山本尚貴を金曜フリー走行に出走させるために協議を重ねており、F1日本GPでフリー走行1回目にトロロッソのF1マシンを走らせるのではないかと噂されている。

    ホンダは2015年にF1復帰したが、公式セッションでF1マシンを走らせた日本人ドライバーは2017年のハンガリーテストでザウバーからテストに参加した松下信治のみ。

    ホンダの育成ドライバーには、F2に参戦する松下信治、F3に参戦する角田裕毅と名取鉄平、日本でスーパーフォーミュラに参戦する福住仁嶺と牧野任祐がいるが、どのドライバーもF1参戦に必要なスーパーライセンスポイントを満たすことができていない。

    山本尚貴は2016年に3ポイント(スーパーフォーミュラ:7位)、2017年に3ポイント(スーパーフォーミュラ:9位、SUPER GT:7位)に加え、2018年にスーパーフォーミュラとSUPER GTの国内2冠で35ポイントを追加し、合計で41ポイントとF1のスーパーライセンスポイント基準を満たしている。

    ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は、現在の育成ドライバーの状況について「彼らはチャンピオンシップを獲得するか、良い結果を出さない限り、F1にいることはできません」と Autosport にコメント。

    「スーパーフォーミュラには何人かドライバーがいます。山本尚貴はチャンピオンシップをリードしています」

    「現在のF1のトレンドを考えれば、彼は少し年齢が高いです。昔は問題なかったんですけどね! 現在の状況には適さないかもしれませんが、彼を含め、シーズンのどこかでFP1に誰かを出走させたいと思っています」

    「我々はその機会についてレッドブルおよびトロロッソと議論を続けています」

    今週末のF1ドイツGPに向けて水曜日からトラックウォークなどの作業が始まったが、トロロッソ・ホンダはTwitterで「スーパーフォーミュラとSUPER GTの現役チャンピオンである山本尚貴がF1のコツを学ぶため、今週末我々に加わった」と伝えた。

    山本尚貴は、昨年のF1アブダビGPでもトロロッソ・ホンダのガレージからグランプリを視察しており、報道が出たこのタイミングでの今週末のF1ドイツGPの訪問では金曜フリー走行出走にむけて何らかの進展がみられるかもしれない。

    F1 山本尚貴

  • メルセデス、F1ドイツGPに多数の空力アップグレードを投入

    メルセデス、F1ドイツGPに多数の空力アップグレードを投入

    メルセデスAMG F1チームは、ホームレースとなる母国レースに多数の空力アップグレードを投入している。

    メルセデスは今週末のF1ドイツGPでモータースポーツ125周年、そして、メルセデスにとって200戦目のグランプリスタートを記念した特別なカラーリングを施したW10で参戦する。

    水曜日に撮影された写真では、現在の“シルバー・アロー”誕生のきっかけとなったドイツのナショナルカラーのホワイトとそれを剥がしてアルミの地肌が露わになっている感じを表現したカラーリングであることが確認できる。

    また、シャシーは、オーストリアで妥協を強いられた冷却問題に対応した新しいシャシーが導入されると報じられている。

    それだけでなく、ミラーはバルセロナで一度導入されたオープンミラーが再導入され、サイドポッドにはダウンフォースだけでなく、冷却にも効果がある追加のスロットが入れられている。

    メルセデスAMG F1 W10メルセデスAMG F1 ドイツGP 2019

  • メルセデス、冷却問題に対策した新シャシーをF1ドイツGPで投入との報道

    メルセデス、冷却問題に対策した新シャシーをF1ドイツGPで投入との報道

    メルセデスは、今週末のF1ドイツGPに冷却問題に対策を施した新シャシーを投入すると報じられている。

    F1オーストリアGPで開幕からの8連勝が途絶えることになったメルセデスは、その敗因として、予想以上の高い気温によって冷却に問題を抱え、エンジンの出力を抑えざるを得なかったことを上げている。

    今週末にホッケンハイムで開催されるF1ドイツGPもオーストリアと同様にかなり暑いなかで開催されると予想されている。

    メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは「天気予報によると気温が高くなることが予想されている。同じような気候となったオーストリアは非常に厳しいかっただけに、用心する必要がある」と語っている。

    だが、メルセデスは、2019年F1マシン『W10』が冷却に問題を抱えていることはすでに認識しており、オーストリアGP前からその対策に取り組んでいたことも明らかとなっている。

    メルセデスのF1ドライバーを務めるバルテリ・ボッタスは、ホッケンハイムではオーバーヒート対策が施されたマシンが投入されることを示唆した。

    「次に迎える暑いレースには冷却効率を高めるための改良パーツが投入されると聞いている」とバルテリ・ボッタスは語った。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコも、メルセデスがホッケンハイムに新シャシーを投入することを耳にしていると語る。

    「彼らが苦しむのは暑いときだけだし、我々としてはホッケンハイムもそうなることを期待している」とヘルムート・マルコ Auto Bild にコメント。

    「だが、私はメルセデスが新しい冷却システムを備えた新シャシーを持ち込むと耳にしている」

    報道によると、メルセデスの新シャシーはすでにFIAのクラッシュテストに合格しているとされている。

    関連:2019年 F1ドイツGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • アレクサンダー・アルボン 「ドイツが簡単なレースになるとは考えてない」

    アレクサンダー・アルボン 「ドイツが簡単なレースになるとは考えてない」

    トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、シルバーストンでのマシンに手応えを感じているものの、今週末のF1ドイツGPが簡単なレースになるとは考えていないと語る。

    F1イギリスGPで自身2度目のQ3進出を果たしたアレクサンダー・アルボンは、ポイント圏内を走行していたものの、不運にもパワーユニットの高圧電力系に問題が発生してピットストップを行うことができず、最終ラップで抜かれて入賞を逃している。

    「シルバーストンでは、その前2戦よりも明らかに競争力が増し、かなりいいマシンバランスを見つけることができた。再びQ3へ進出することができたし、全体的にマシンの感触はよかった」とアレクサンダー・アルボンはコメント。

    「ただ、だからといってドイツが簡単なレースになるとは考えていないし、また厳しい戦いになると思う。進歩はしていますし、どの部分に取り組む必要があるかも分かっているので、正しい方向に進んでいるはずだ」

    「ホッケンハイムではさまざまな思い出があるが、GP3でポールポジションを獲得し、トップを走行しているときにクラッシュしたことが思い出される。そのときは、レース2でもクラッシュしてしまった。“スタンダード”とも言えるレイアウトで、ほかのサーキットでも見られるような要素が揃っている。スタジアムセクションへ向かうコーナーをはじめ、いいコーナーが多く、観衆の雰囲気もすばらしい場所だ」

    「オーバーテイクもしやすいサーキットだ。特にヘアピンへ向かう長いストレートはいい抜きどころだ。タイヤには厳しいコースで、予選で1周のみアタックするときでも、気をつけていないとラップ終盤にタイヤが傷んでくる。舗装も古いので、再舗装がされたサーキットと比べると路面はかなり粗いはずなので、そこにも注意が必要だ」

  • ダニール・クビアト 「上昇気流に乗ったかを判断するのはまだ少し早い」

    ダニール・クビアト 「上昇気流に乗ったかを判断するのはまだ少し早い」

    トロロッソ・ホンダのダニーエル・クビアトは、前戦F1イギリスGPでポイントを獲得したものの、まだ上昇気流に乗ったかを判断するのは早いと考えている。

    前戦イギリスGPで17番グリッドからスタートしたダニール・クビアトは、着実に順位を上げ、力強いレース運びを披露。序盤でミディアムタイヤに交換した後、セーフティカー導入のタイミングでハードに履き替え、そこからポイント圏内までポジションアップ。9位でチェッカーフラッグを受けた。

    ダニール・クビアトは、次戦F1ドイツGPが開催されるホッケンハイムはトロロッソ・ホンダに合っていると考えているが、まだ上昇気流に乗ったかを判断するのは早いと語る。

    「前回のシルバーストンでは、週末を通じて苦戦したが、レースではいい追い上げをみせてポイントを獲得できた。重要なのは、レースでは抱えていた課題を解決し、本当に力強いペースを得られたことだ。この勢いを維持して、ドイツ、ハンガリーと続く連戦に臨みたいと思う」

    「中団は僅差の戦いだが、ホッケンハイムは僕らにとても合っていると思う。すべての面で全力を尽くさなければならない。シルバーストンでのパフォーマンスで僕らが上昇気流に乗ったかを判断するのはまだ少し早いと思う。レースごとに違いがあるし、シルバーストンのコンディションは、フランスやオーストリアと全く違うものだった」

    「ドイツはおもしろい戦いになるはずだ。簡単ではないと思うが、ポイント獲得を目指してベストを尽くしていく。ホッケンハイムはカレンダーから外れた時期もあったので、僕はここ何年か走っていない。もちろん、コースは覚えているし、シミュレーターでも走った。僕はとても好きなタイプのサーキットで、長い高速コーナーはとても楽しい。昔ながらの雰囲気があるのもいいね」

    「F1ではドイツ人ドライバーが多く活躍してきたこともあって、たくさんの観衆が最高の空気を作り出してくれる。マシンのこの部分が重要になると言いきるのは難しいサーキットで、全体にバランスのいいクルマであることが求められる」

  • メルセデス、F1ドイツGPは“ホワイト・アロー”で参戦?

    メルセデス、F1ドイツGPは“ホワイト・アロー”で参戦?

    メルセデスAMG F1チームは、F1ドイツGPで採用する特別カラーリングをチラ見せ。かつてのドイツのナショナルカラーである白色に塗られた“ホワイト・アロー”を走らせるようだ。

    メルセデスAMG F1チームは、今週末のF1ドイツGPでモータースポーツ125周年、そして、メルセデスにとって200戦目のグランプリスタートを記念した特別なカラーリングを施したW10で参戦する。

    1894年7月22日、世界初のモータースポーツイベントであるパリ-ルーアン・トライアルが開催され、ダイムラーが設計した3.5馬力のエンジンを搭載したプジョーが優勝している。

    メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは「1894年には、世界初のカーレースがパリからルーアンまで開催され、優勝したマシンにはゴットリープ・ダイムラーの設計によるエンジンが搭載されていた」とコメント。

    「それは今日に至るまで続く素晴らしいモータースポーツの伝統の始まりであり、我々はこの遺産の次の章を書くことを非常に誇りに思っている。「我々は遺産に敬意を表すために記念のカラーリングを走らせる」

    メルセデスとシルバー・アロー
    シルバー・アローの誕生は、現代のF1グランプリが始まる前の1934年まで遡る。その年、最大重量750キログラムというグランプリカーの新しい車両規定がスタートした。

    メルセデスは、6月の国際アイフェル・レースにアルミボディを採用した“W25”を送り込む。当時のグランプリでは、各チームがマシンにそれぞれの国のナショナルカラーを施しており、メルセデスW25はドイツのナショナルカラーである白色に塗られていた。しかし、レース前日の車検で純白のW25の重量は、規定の750キログラムをちょうど1キログラムオーバーしていた。

    当時メルセデスチームの監督を務めていたアルフレート・ノイバウアは、ファクトリードライバーであるフォン・ブラウヒッチュの「これではみんなが顔に泥を塗られてしまいますよ」の“塗る”という一言にひらめき、急遽メカニックたちにボディのすべての塗装を剥がし取ることを指示。作業は夜を徹して続けられた。

    翌朝、純白のボディカラーを脱ぎ捨て、アルミの地肌そのままで再び計量にやってきたW25は、規定重量ちょうどで計量をパス。そして、フォン・ブラウヒッチュがドライブするシルバーに輝く“銀の矢(シルバー・アロー)”は、ニュルブルクリンクのコースレコードまで更新して完全勝利を収めた。

    それ以降、メルセデスのレーシングカーはシルバーがトレードマークとなり、シルバー・アローの愛称で呼ばれるようになる。モータースポーツにおけるドイツのナショナルカラーも、白色からシルバーへと変更になった。

    関連:2019年 F1ドイツGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • 2019年 F1ドイツGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

    2019年 F1ドイツGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

    2019年のF1世界選手権 第11戦 F1ドイツGPが、7月26日(金)からホッケンハイム・リンクで行われる。

    一昨年はレース契約をまとめることができずにカレンダーから外れたF1ドイツGPだが、昨年からホッケンハイムで復活。かつては世界の最速サーキットのひとつであったホッケンハイムだが、現在では何本かの長いストレートと低速でテクニカルなスタジアムセクションの組み合わせが特徴となっており、ドライバーとパワーユニットを限界まで追い詰める。

    そのため、汎用性の高いセットアップが求められ、全ての低・中速コーナーから抜け出す良いトラクションを得ることが速いラップを刻むための鍵となり、その点においてタイヤが重要な役割を果たす。また、多くのヘビーブレーキングエリアがあるのも特徴だ。

    日本とドイツの時差は7時間。F1ドイツGPのフリー走行1回目は、7月26日(金)の18時(現地時間11時)から行われる。

    テレビ放送に関しては、今年もフジテレビはBSフジによる無料放送は行わず、F1ドイツGPの放送もCS放送による有料放送のみ。フジテレビNEXTでフリー走行から公式予選、決勝まで全セッションをノーカット完全生中継で放送する。

    F1ドイツGP (ホッケンハイム)

    7月26日(金) フリー走行1回目 18:00~19:30 (現地時間 11:00~12:30)
      フリー走行2回目 22:00~23:30 (現地時間 15:00~16:30)
    7月27日(土) フリー走行3回目 19:00~22:00 (現地時間 12:00~13:00)
      予選 22:00~23:00 (現地時間 15:00~16:00)
    7月28日(日) 決勝 22:10~ (現地時間 15:10~)

    CS放送/フジテレビNEXT F1イギリスGP 放送時間

    【フリー走行1】 7月26日(金) 17:50~19:40
    【フリー走行2】 7月26日(金) 21:50~23:40
    【フリー走行3】 7月27日(土) 18:50~20:10
    【予選】 7月27日(土) 21:50~24:00
    【決勝】 7月28日(日) 21:30~25:00
  • メルセデス、F1ドイツGPでモータースポーツ125周年の特別カラーリング

    メルセデス、F1ドイツGPでモータースポーツ125周年の特別カラーリング

    メルセデスAMG F1チームは、今週末のF1ドイツGPでモータースポーツ125周年を記念した特別なカラーリングを施したマシンを走らせる。

    1894年7月22日、世界初のモータースポーツイベントであるパリ-ルーアン・トライアルが開催された。また、今週末のドイツGPはメルセデスにとって200戦目のグランプリスタートとなる。

    「ホッケンハイムは、シュトゥットガルトにある当社のグローバル本部に近いため、パドックやグランドスタンドでたくさんのメルセデス・ファミリーに会えることを楽しみにしている」とメルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフはコメント。

    「今年のレースは非常に特別なイベントだ。我々はメルセデス・ベンツ グロースプレイス・フォン・ドイチュランド(Mercedes-Benz Großer Preis von Deutschland)のタイトルスポンサーであり、メルセデスにとって200回目のスタートを迎えるレースとなる」

    「またホッケンハイムで125周年を迎えるモータースポーツの素晴らしい記念日を迎える」

    「1894年には、世界初のカーレースがパリからルーアンまで開催され、優勝したマシンにはゴットリープ・ダイムラーの設計によるエンジンが搭載されていた」

    「それは今日に至るまで続く素晴らしいモータースポーツの伝統の始まりであり、我々はこの遺産の次の章を書くことを非常に誇りに思っている。

    「我々は遺産に敬意を表すために記念のカラーリングを走らせる」

    トト・ヴォルフは、コース外のそれらの行事は、メルセデスにとってシルバーストンの勢いを維持する妨げにはならないと語る。

    「オフトラックで多くのことが起こるが、我々の主な焦点はコース上でのパフォーマンスのままだ」とトト・ヴォルフはコメント。

    「天気予報は、オーストリアで我々をかなり苦しめた高温が予測されているため、警戒を続けなければならない」

    「シュピールベルクと同様に、ホッケンハイムも比較的短いサーキットであり、チーム間のギャップは縮まる。我々は謙虚な姿勢を保ち、ベストな結果を得るために一生懸命働いていく」