カテゴリー: フランコ・コラピント

  • アルピーヌF1 ブリアトーレ「コラピントは速いがプレッシャーに課題」

    アルピーヌF1 ブリアトーレ「コラピントは速いがプレッシャーに課題」

    フラビオ・ブリアトーレは、自身が見出した最新のF1ドライバーであるフランコ・コラピントのこれまでのパフォーマンスについて、手放しで称賛するにはまだ早いと考えているようだ。

    アルピーヌF1は先日、ジャック・ドゥーハンをチームから外し、代わってルーキーのコラピントを起用。その際にブリアトーレはプレスリリースで「5戦限定の起用」と記されたが、直後にパドックで報道陣に対し「5戦の制限はない」と訂正している。

    「フラビオが自分を信じてくれたことは、僕にとって本当に大きな意味がある。フェルナンド(アロンソ)の時のようにね」と、21歳のコラピントはスペイン・バルセロナでスペイン語メディアに語った。

    「彼は伝説的な存在だし、アルピーヌを本来のトップチームへ戻そうとしている雰囲気を感じる」

    しかし、イモラでのF1デビュー戦は大クラッシュに見舞われ、ブリアトーレがレース前に掲げた「ミスのない走り」という目標とは真逆の結果に。続くモナコも目立った成果は出せなかった。

    「まだマシンに慣れている段階だ。数戦かかると思う」とコラピントはバルセロナで述べた。

    「カルロス(サインツ)やルイス(ハミルトン)のようにチームを移ったドライバーでさえ、マシンの限界をまだ掴みきれていないと話していた。だから、僕にももっと伸びしろがあると信じている」

    一方で、75歳のブリアトーレは最近、コラピントを持ち上げる発言を控えるようになってきた。アルピーヌのドライバーラインアップが「理想の形になったか」と問われると、彼は首を横に振った。

    「一番簡単に勝つ方法は、マックス・フェルスタッペンを獲得することだが、それは無理だ。だから今いるドライバーでやっていくしかない」とブリアトーレは語った。

    フラビオ・ブリアトーレ アルピーヌF1チーム

    同氏はピエール・ガスリーについて「非常に良いドライバーだが、もう少し集中力が必要だ」と評した。

    「だが良いマシンに乗ればトップドライバーになれる。スピードは持っているか持っていないかのどちらかだ。ピエールは持っている」と仏紙『ル・モンド』に語っている。

    一方でコラピントについては、「速さはあるが、まだプレッシャーへの耐性が足りない」と評価をトーンダウン。

    「速くても壁に突っ込んでしまえば意味がない」と厳しく指摘した。

    それでも、アルピーヌにとってコラピントの存在は大きい。彼は母国アルゼンチンの政府や企業からの強力な支援を受けており、「素晴らしいことだ」と本人もコメント。

    「アルゼンチンではF1への情熱が強くて、長年ぶりにまたドライバーが戻ってきたことを本当に喜んでくれている。今この瞬間を楽しんでいるし、アルゼンチンの人たちにもそうあってほしい」と語った。

    現在のパドックでは、2026年のシーズンもガスリーとコラピントがアルピーヌに残るという見方が大勢を占めている。

    「2026年にはレースに勝てる」とブリアトーレは断言。

    「そして2027年にはタイトル争いに挑むつもりだ」

    来季の新レギュレーション導入にあたって、アルピーヌはメルセデスのカスタマーエンジンを搭載する予定だ。

    「今年は移行期だ。すでに全リソースは来年のマシンに注がれている」とブリアトーレは説明。

    「新レギュレーションを最大限に活かさなければならない。そして、もう言い訳はできない。競争力を示さなければならない。ルノー、アルピーヌ、そしてルカ・デ・メオのためにも」

  • アルピーヌF1初陣で苦戦のコラピントにブリアトーレ「時間をかけて見極める」

    アルピーヌF1初陣で苦戦のコラピントにブリアトーレ「時間をかけて見極める」

    アルピーヌF1チームの臨時代表を務めるフラビオ・ブリアトーレは、イモラでの厳しいF1デビュー戦を終えたフランコ・コラピントについて、「時間をかけて見極めていく必要がある」と語った。

    熱狂的なアルゼンチンのファンに支えられ、同国の企業スポンサーからも支援を受ける21歳のコラピントは、アルピーヌF1チームからジャック・ドゥーハンに代わってイモラで初のF1出走を果たした。起用に際しては「5戦限定」との見方も出ていたが、ブリアトーレはこれを明確に否定している。

    「5戦? 忘れてくれ。決めるのは私だ」と語ったのは、アルピーヌで暫定的に指揮を執る75歳のブリアトーレ。彼はこの冬、ウィリアムズからコラピントを“レンタル”という形で獲得していた。

    コラピントにとっては力強い後ろ盾だが、イモラでの初戦は試練続きだった。ルーキーとしてのミスによりグリッド降格ペナルティを受け、走行中のブロックで他のドライバーから反感を買い、予選では大クラッシュも喫している。

    決勝は16番グリッドからスタートし、完走は果たしたが、キミ・アントネッリとエステバン・オコンがリタイアした中でも順位は16位にとどまった。

    それでも本人は前向きな姿勢を貫いている。スペインメディアに対しては「周回を重ねるごとにマシンへの理解が深まり、チーム内での基準である(ピエール)ガスリーに近づいている感覚があった」と語った。

    次戦モナコGPに向けても自信はあるとしつつ、「慎重に、少しずつ進めていくつもりだ」とコメント。「今回の目標は完走することだった。スタート位置からポイント獲得は難しかったが、できる限りのことはやった」と初戦を総括している。

    なお、ドゥーハンをわずか6戦で降格させた経緯もあるブリアトーレだけに、今後も同様の成績が続けば、コラピントの立場が危うくなる可能性は否定できない。

    とはいえ、ブリアトーレはViaplayの取材に対してこう語っている。

    「彼にとってはアルピーヌF1チームでの初レースだったし、予選での事故もあって厳しい状況だった」

    「彼は若くて高いポテンシャルを秘めたドライバーだ。今は結果を急がず、時間をかけて見極めていく必要がある」

    一方で、注目されるのがリザーブに回ったドゥーハン、そしてアルピーヌのWEC(世界耐久選手権)ドライバーであるミック・シューマッハの存在だ。

    元F1ドライバーのティモ・グロックはSky Deutschlandで「ミックはコラピントよりも経験がある」とコメントしている。

    加えて、ブリアトーレとミハエル・シューマッハ――ミックの父であり、ブリアトーレにとって初のF1チャンピオン――との関係性を考えれば、ミックが候補として浮上するのも不自然ではない。

    「コラピントが結果を出せなければ、ミックは有力な選択肢になる」とグロックは語る。「WECでは常に彼がチーム内で最速であり、それもアルピーヌのマシンだ。だからこそ、彼が代役候補として挙がるのは当然だろう」

  • F1で角田裕毅に差別的中傷 コラピントが自制呼びかけ「敬意を持って」

    F1で角田裕毅に差別的中傷 コラピントが自制呼びかけ「敬意を持って」

    レッドブルF1のドライバーである角田裕毅は、金曜のプラクティス中に起きた出来事を受け、いわゆる「フランコ・コラピントのファン」から酷いオンライン上の中傷を受けた。

    金曜のエミリア・ロマーニャGP初回プラクティス中、角田裕毅はアルピーヌから出場していたフランコ・コラピントに走行を妨げられた後、彼に向かって手を振って抗議する場面が見られた。これに反応する形で、一部のファンからは深刻な人種差別的発言も含む悪質な投稿が相次いだ。

    角田裕毅はこの件について、「もし今後さらに悪化するようであれば、F1が介入すべきだ」と語り、その内容がすでに非難に値するものであると強調した。

    一方で角田は、コラピントのファンが「エネルギーに満ちていること」自体には理解を示しており、「それをもっと良い方向に使ってほしい」と呼びかけた。

    問題となった当事者のコラピントは、角田裕毅が不満を抱いたことについて理解を示しており、次のように語った。

    「何が起きたかは見ていないけど、裕毅が手を挙げてジェスチャーをしたと聞いたよ。僕がブロックしてしまったんだ。正直なところ、昨日はけっこういろんな人を妨害してしまった。チームでの初日だったから、少しコミュニケーションミスもあって難しかったんだ。でも確かに、彼の走行を邪魔してしまった」

    「彼が不満に思ったのは当然だし、それは理解している。問題ない。アルゼンチンのファンが何をしたかについては知らないけれど」

    角田裕毅 F1 フランコ・コラピント(

    そして、その後ファンによる悪質な行為について知らされると、コラピントは次のように自制を促した。

    「彼ら(アルゼンチンのファン)はすごく情熱的で、時に他人に対して厳しくなりすぎることがある。けれど、他者に敬意を払うことは大切だ。それは僕たち全員が望んでいることだよ」

    「今のSNS上では、ヘイト(中傷)がとても多い。でもそれは僕たちが望んでいることじゃない。僕たちはドライバー全員が敬意を持って接し合うことを願っているし、オンライン上でも落ち着いた態度を保ってほしいと思っている」

  • 角田裕毅 コラピントファンからの誹謗中傷に「このままならF1が介入すべき」

    角田裕毅 コラピントファンからの誹謗中傷に「このままならF1が介入すべき」

    角田裕毅は、フランコ・コラピントのファンからSNS上で差別的な中傷を受けたことについてコメントした。

    F1エミリア・ロマーニャGPの金曜日のフリー走行1回目で、角田裕毅はアルピーヌから出場していたフランコ・コラピントに走行を妨げられた後、彼に向かって手を振って抗議する場面が見られた。これに反応する形で、一部のファンからは深刻な人種差別的発言も含む悪質な投稿が相次いだ。

    「正直なところ、僕だけに向けられたものじゃないって聞いてます。あちこちに向けてるみたいで、ジャック(ドゥーハン)にも向かってるんです。彼は何も悪いことしてないのに。だからちょっと必要ないことだなと思います」

    金曜のFP1でコラピントとの間に起きた出来事について角田裕毅はこう説明した。

    「トラフィックに引っかかったら誰でもイライラしますし、僕も何度も引っかかってたんです。だからフラストレーションが溜まってたのは確かです」

    「でも、自分の意見を言う権利はあると思ってます。別に間違ったことやひどいことを言ったつもりはなくて、ただフラストレーションを表しただけなんです」

    角田裕毅 F1 フランコ・コラピント 人種差別的中傷

    SNSでの一部コラピント支持者からの反応についても、角田裕毅は冷静に語った。

    「自国のドライバーを応援する気持ちは分かります。でも、どこかで一線を越えてしまってると思うんです」

    「こうやって話すのは、自分にだけじゃなくてドゥーハンにも向けられてるからです。応援のエネルギーがあるのは良いことなんですけど、もっと良い方向に使ってもらえたらって思います」

    今後さらに状況が悪化するようなら、F1が対応すべきだと強調した。

    「このままひどくなっていくようなら、F1が何かしら発言するべきだと思います」

  • フランコ・コラピント F1エミリア・ロマーニャGP「まだ準備が整っていない」

    フランコ・コラピント F1エミリア・ロマーニャGP「まだ準備が整っていない」

    アルピーヌF1での初戦に挑んだフランコ・コラピントは、予選でのクラッシュと決勝16位という厳しい週末を振り返り、「まだ準備が整っているとは言えない」と率直に語った。

    土曜予選では激しいクラッシュを喫し、赤旗の原因となったコラピント。決勝では16番グリッドからのスタートとなったが、序盤のコーナーで慎重すぎる走行を見せてポジションを落とし、数周後にはグラベルにはみ出してしまう場面もあった。

    それでも21歳のアルゼンチン人ドライバーは、ロングスティントでC5タイヤ(ミディアム)を効果的に使い、レースを通じて重要な経験を積んだと前向きに捉えている。

    「序盤のペースは他のドライバーと比べて良かったし、C5タイヤでかなり長く走れた。1ストップ戦略だったんだけど、ピットインしてすぐにVSC(バーチャル・セーフティカー)が出てしまって、かなり厳しい状況に置かれた」とコラピントは振り返る。

    「VSC中にタイヤを交換したドライバーたちと比べて8周古いタイヤで走っていたから、ペースを維持するのが難しかった。それでも、マシンについて学べたし、良い経験になった」

    フランコ・コラピント アルピーヌF1チーム F1 エミリア・ロマーニャGP

    さらに次戦モナコGPに向けても意欲を見せた。

    「これから自分たちに合うサーキットが増えてくると思う。モナコは特に自信が問われる場所だけど、僕はまだその域には達していない。けれど、乗るたびにどんどん学んでいる。自信を高めて、来週末のモナコに臨みたい」

    なお、コラピントは昨年のF1ではシーズン後半にウィリアムズから出走しており、モナコを走るのは今回が初めてとなる。予選が大きな意味を持つモナコにおいては、チームメイトのピエール・ガスリーが示したワンラップの速さが心強い材料となるだろう。

  • フランコ・コラピント F1エミリア・ロマーニャGP「攻めすぎてリアを失った」

    フランコ・コラピント F1エミリア・ロマーニャGP「攻めすぎてリアを失った」

    F1エミリア・ロマーニャGPの予選で、フランコ・コラピントがアルピーヌからの初めての公式予選に挑んだが、セッションは波乱の展開となった。Q1でのピットレーン進入に関する違反により1グリッド降格ペナルティを受けた上に、その後スピンを喫してフロントを破損。マシンは大破し、Q2ではタイムを残せなかった。

    「今日は厳しい予選だったし、望んでいたような内容にはならなかった」とコラピントは振り返る。

    「今回は初めてクルマの限界に本格的に到達したと感じたし、これまでよりも一歩踏み込んで攻めてみた。縁石も使って本気でいこうと思ったけど、少し行き過ぎてリアを失ってしまった。チームには本当に申し訳ない。今夜はガレージでたくさんの作業が必要になるし、こんな形でスタートしてしまったのは良くない」

    それでもコラピントは、マシンとチームに対する手応えを強調する。

    「全体的には、Q3進出が可能なくらいにはクルマの競争力はあったと思う。もっとポテンシャルがあると分かっていたし、自分自身もだいぶクルマに慣れてきた。エンジニアたちとも連携が深まっていて、すごくいい仕事ができている。毎周ごとに多くを学んでいるし、明日のレースもラップを重ねてさらにこの環境に慣れていきたい」と語った。

    この日、アルピーヌの予選で唯一の救いとなったのは、ピエール・ガスリーが10番手でQ3進出を果たしたことだった。

    「Q3に戻ってこられたのはうれしいが、最終ランを最大限に活かせなかったのは残念だ」とガスリーは語り、Q3でのアウトラップのトラフィック処理に不満を示した。

    「最後はピットレーンを出るのが遅くなってしまい、タイヤの準備がうまくいかなかった。全体としてはまずまずだったが、少しだけ取りこぼした感がある。ただ、マシンには明らかにポテンシャルがあるし、チームとしてさらに細かい部分を改善していきたい」

    「10番グリッドからならポイント争いに加われる。戦略が鍵を握るだろうし、グリッド全体で多様な展開になる可能性がある。今夜、数値を分析して明日に備える」と意欲を示した。

    アルピーヌF1チーム エミリア・ロマーニャGP F1

    アルピーヌのエグゼクティブ・アドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレは、チームの現状に前向きな評価を与えつつ、コラピントにも期待を寄せた。

    「今週末も1台をQ3に送り込めたことはポジティブだ。マイアミを除けばここ数戦はずっとトップ10入りを果たしており、競争力のあるマシンがあると自信を持って言える」

    「ピエールのQ2でのタイムやアウトラップの準備を見ても、もう少し上に行けた可能性もあったが、明日のレースでは十分に戦える位置にいる。フランコはまだクルマに慣れている最中だが、エンジニアたちと良い仕事をしている。今回はマシンの限界に挑んだ結果、残念ながらスピンしてしまった」

    「私も本人と話をしたが、彼はすでに気持ちを切り替えていて、明日はしっかりと立て直してくれるはずだ。チームはクルマを仕上げ、あらゆる選択肢を見直して、レースでできることを全力でやるつもりだ」

  • フランコ・コラピント F1エミリア・ロマーニャGP予選中の違反で1グリッド降格

    フランコ・コラピント F1エミリア・ロマーニャGP予選中の違反で1グリッド降格

    フランコ・コラピントは、F1エミリア・ロマーニャGPの土曜予選中にルール違反があったとして、1グリッド降格のペナルティを科された。

    Q1セッション中、レッドブルF1の角田裕毅がクラッシュを喫して赤旗中断となった際、コラピントはセッション再開時刻が正式に通知される前に、ピットレーンのファストレーンへ進入していた。

    この件についてスチュワードは調査を実施し、コラピント本人とアルピーヌF1チームの代表者から事情を聴取。その結果、この違反はコミュニケーション上の誤解による「不注意な違反」と認定された。

    しかしながら、スチュワードはスポーティング・ペナルティが必要であると判断。バーレーンGP予選でメルセデスの両ドライバーに科された事例に倣い、1グリッド降格処分が決定された。

    Q1終盤にクラッシュを喫してセッション敗退となったコラピントは、予選15番手に終わっていたが、この処分により決勝では16番グリッドからスタートする。

    スチュワードの裁定文書には次のように記されている。

    「チーム代表は、“車両をゆっくり前に出すが、完全にはリリースしないように”と指示を出したと説明した」

    「しかしドライバーはこの指示を誤解し、セッション再開時刻が正式に確認される前にファストレーンへ進入した。これはレースディレクターのイベントノートに違反する行為であり、いったん実行された後では引き返せず、チームはそのままピットレーンを進むよう指示した」

    「チームは、このケースでは競技上の優位性は得られておらず、他チームも十分に走行プランを実行できる時間が残されていたと主張した。チーム代表とドライバーは、この不注意な違反について謝罪した」

    「スチュワードは、この違反が故意ではないことを認めつつも、スポーティング・ペナルティが必要と判断。ただし、競技上の利得がなかった点を踏まえ、1グリッド降格にとどめた」

    「今後、同様の違反が異なる状況で発生した場合には、より厳しい処分が科される可能性がある」

  • フランコ・コラピント アルピーヌF1で手応え「ゆっくりだけど前進してる」

    フランコ・コラピント アルピーヌF1で手応え「ゆっくりだけど前進してる」

    フランコ・コラピントは、F1ドライバーとして久々にサーキットに戻ったイモラでの金曜日を終え、「徐々に快適になってきた」と語り、満足感を示した。

    2024年にはウィリアムズの代役として9戦に出場したコラピントは、2025年にエンストン拠点のアルピーヌF1チームのリザーブドライバーに就任。その後、マイアミGP終了後にジャック・ドゥーハンに代わって今後5戦に出場することが発表され、再びレースのチャンスを得た。

    この日はタイムシート上では控えめな結果にとどまった。FP1では17番手、FP2では13番手と徐々にポジションを上げたが、コラピントはA525への順応が進んでいることに手応えを感じているという。

    「まだクルマのセットアップや設定ツールでやるべきことはたくさんあるけど、少しずつマシンの中で快適に感じられるようになってきた」と、21歳のアルゼンチン人ドライバーは語った。

    「まだ学ばなきゃいけないことや慣れなきゃいけないことは山ほどあるけど、少しずつ積み上げていって、最終的には競争力も少し出てきたと思う」

    「全体的にはいい感じだよ。特にピエール(ガスリー)の走りを見る限り、クルマはかなり強そうだから、明日も2人でいい週末にできるはず」

    アルピーヌF1チーム フランコ・コラピントコラピントは金曜のイモラでアルピーヌA525への適応に取り組んだ

    イモラのエンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ・サーキットでは、金曜の2回のプラクティスを通して多くのマシンが走行しており、トラフィックに悩まされる場面も多かった。そのため、コラピントは土曜の予選第1セグメント(Q1)が厳しい戦いになると見ている。

    「Q1は間違いなくトラフィックで難しくなると思う。だから最初のアタックから完璧にまとめることが重要になる」と語った。

    「走行は2回、ラップも2周だけだし、2本目に何かあったときのためにも、両方でタイムを出しておかないといけない」

    「だから、すべてに集中することが大事なんだ。今夜は遅くまで今日のデータを確認して、きっといい答えが見つかるはず。それを活かして、明日はさらに力強い走りができると思う」

  • アルピーヌF1内で方針食い違い?ブリアトーレが「5戦限定」撤回の構え

    アルピーヌF1内で方針食い違い?ブリアトーレが「5戦限定」撤回の構え

    フラビオ・ブリアトーレが、ジャック・ドゥーハンに代えてフランコ・コラピントを5戦限定で起用するというアルピーヌF1チームの決定を覆そうとしており、事態はさらに奇妙で興味深い展開を見せている。

    イタリア人のブリアトーレは、アルゼンチン出身のコラピントに与えられるレース数について「上限はない」と発言したが、これはアルピーヌ自身のプレスリリース、さらにはその中での自身のコメントとも明確に矛盾している。

    5月7日、チーム代表だったオリバー・オークスの突然の辞任の翌日、アルピーヌはコラピントが今週末のイモラから5戦にわたってドゥーハンの代役を務めることを発表。チームはピエール・ガスリーのチームメイトを誰にするか見極める段階にある。

    そのプレスリリースには、ブリアトーレの次のコメントが掲載されていた。

    「シーズン序盤のレースを検証した結果、ピエールと並んでフランコを次の5戦で起用する決断に至った」

    そして、こう締めくくられていた。

    「この5戦は新しい試みに挑戦する機会となる。この期間を終えた時点で、今後の選択肢を再評価する予定だ」

    なお、オークスの辞任はこのドライバー交代とは無関係であることが確認されているが、当時のチーム内は混乱状態にあった。

    現在は状況もやや落ち着き、エミリア・ロマーニャGPの週末も本格化する中で、ブリアトーレは再び発言を翻した。

    「ドライバーに3戦、あるいは5戦だけ与えるという話ではない。私もドゥーハンには失望している」と、イモラでSkyイタリアに語ったブリアトーレは、次のように続けた。

    「もっとやれると思っていた。だが彼には一度休みが必要かもしれない」

    「チームが何戦コラピントを走らせるかを決める。5戦と読んだが、実際にはレース数に制限はない」

    21歳のコラピントに何を求めているのか問われると、ブリアトーレはこう答えた。

    「速く走ること、クラッシュしないこと、ポイントを取ること。この3つだけを求めている。10個も要求するつもりはない。この3つを満たせば、ずっと走らせる」

    なお現在、ブリアトーレはオークスの職務を引き継いでいるとされ、理論上はこの判断を下す権限を持つ。しかし、アルピーヌによれば彼は正式なチーム代表ではなく、事務手続きを代表するチーム代表者にはレースディレクターのデイブ・グリーンウッドが任命されているという。

  • フランコ・コラピント 「アルピーヌF1の真価を引き出すには5戦では足りない」

    フランコ・コラピント 「アルピーヌF1の真価を引き出すには5戦では足りない」

    コラピントは、シーズン第6戦を迎えた段階でジャック・ドゥーハンに代わってアルピーヌのレースシートを獲得。ドゥーハンはリザーブドライバーへと降格となった。

    この決定はパドック内でも厳しい批判を浴びており、複数のF1ドライバーが「ドゥーハンにはもっと時間が与えられるべきだった」と主張している。

    そうした状況を認識しながらも、2024年にはウィリアムズで9戦に出走した経験を持つコラピントは、このチャンスを最大限に活かす覚悟だという。

    「本当にワクワクしている」
    エミリア・ロマーニャGPを前に、コラピントはモータースポーツ・ウィークを含むメディアに次のように語った。

    「すべてがまた新しくなった。ゼロからのスタートだよ」

    「もちろん、昨シーズンの最後の9戦に出場して、その後マシンから降りることになったのは決して望んでいた形ではなかった」

    「でも、その期間は昨年の出来事を振り返って学ぶ良い時間にもなった。だから今は、またF1に戻ってこられて嬉しいよ」

    「こういう形で他のドライバーの代わりに乗るのは、決して気持ちのいいものではないけれど、F1では自分のタイミングを選べることはない。与えられた状況でベストを尽くして、チームのために最大限の結果を出せるよう頑張るつもりだ」

    フランコ・コラピント アルピーヌF1チーム エミリアフランコ・コラピントがアルピーヌF1でF1復帰

    目標設定については言及を避ける
    コラピントには、最初の5戦で実力を示すチャンスが与えられているが、アルピーヌから具体的な目標を提示されているかどうかについては明言を避けた。

    「ドライバーとしては、まずは一歩ずつ進んでいくことが大切だと思っている。まだこのマシンのことをよく理解していないし、新しいことばかりなんだ」

    「まずは基本をしっかりこなしていけば、結果は自然とついてくるはず。特に何か特定の結果を期待しているわけではないよ」

    「今のF1は非常に接戦で、どのサーキットにマッチしているかによってチームのパフォーマンスも大きく変わってくる」

    「だから、FP1やFP2が終わるまでは、自分たちがどの位置にいるのかも見えてこない。今はチームと一緒にしっかり取り組んでいるところだ」

    「いまの一番の目標は、マシンをより速くすること」

    「現状ではまだ十分なパフォーマンスが出ていないし、それを改善するためには僕とピエール(・ガスリー)が協力して作業していく必要がある。それが最優先の課題だ。5戦が終わった時点で、どうなるかを見ていくつもりだよ」

    「5戦では足りない」率直な思い
    とはいえ、アルピーヌが提示した5戦という期限では、自分の真のポテンシャルを発揮するには不十分だというのが、コラピントの率直な思いだ。

    結果を焦って無理をし、ミスを犯すリスクにどう向き合うかと問われると、彼はこう答えた。

    「実際に走ってみてからでないと分からないこともあると思う」

    「でも、素晴らしいチャンスをもらったし、またF1に戻ってこられて本当に嬉しいよ」

    「正直、5戦という区切りのことはあまり考えていない。今は落ち着いた気持ちで状況に向き合えていると思うし、とにかくまたシートに戻って走りたいという気持ちでいっぱいだ」

    「カルロス(・サインツ)が『マシンに慣れるには10戦は必要』と言っていたけれど、僕はF1でまだ9戦しか走っていない。だから5戦でマシンのポテンシャルを最大限に引き出すのは難しいと思う」

    「おそらく、もう数戦は必要になるだろうね」

    「でも、それが今与えられたチャンスだから、できる限り活かして、楽しんで、チームのために最善を尽くしたい」