カテゴリー: フランコ・コラピント

  • ジョージ・ラッセル コラピントの神回避を称賛「F1シーズン最高のセーブ」

    ジョージ・ラッセル コラピントの神回避を称賛「F1シーズン最高のセーブ」

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPのスタート直後、アルピーヌのフランコ・コラピントが大事故寸前の状況を回避する場面があり、大きな注目を集めた。

    レーシングブルズのリアム・ローソンがスタートで大きく出遅れたことで、背後から迫っていたコラピントはほぼ視界のない状態で突然目の前に現れたマシンを避けることを強いられたが、瞬時の判断でウォールとマシンのわずかな隙間をすり抜ける“神回避”を見せた。

    ラッセル「シーズン最高のセーブ」
    この場面はレース中の国際映像ではすぐに放送されなかったが、レース後のクールダウンルームでその映像を確認したドライバーたちを驚かせた。

    メルセデスのジョージ・ラッセルはレース後、自身のインスタグラムでコラピントの回避を称賛した。

    「シーズン最高のセーブだ @francocolapinto。僕のリアクションはかなり落ち着いているね」

    コラピントは泣き笑いの絵文字で応じ、さらに祝福の言葉を送った。

    「危なかった!!! 勝利おめでとう、相棒」

    ラッセルはポールポジションからスタートしたレースで優勝を飾り、新時代レギュレーション下での最初の勝者となった。

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    スタート手順への懸念も浮上
    今回のニアミスは、新しいF1マシンのスタート手順に対する懸念を改めて浮き彫りにした。

    2026年型マシンではターボ回転数の立ち上がりなどがスタートに影響するため、ドライバーが十分に加速できないケースがあると指摘されていた。今回のローソンの出遅れもその懸念を象徴する出来事となりかねない状況だった。

    結果的にコラピントの素早い回避行動が大事故を防いだ形となった。

    コラピントにかかるアルピーヌ内部のプレッシャー
    コラピントはレースを14位で終え、チームメイトのピエール・ガスリーは10位で1ポイントを獲得した。

    アルピーヌは2025年シーズンにランキング最下位に終わり、獲得ポイントはすべてガスリーによるものだった。2025年途中にジャック・ドゥーハンの後任として起用されたコラピントは、その後のパフォーマンスに苦しみ、2026年もシート維持に向けて結果を求められている。

    チームは今季からメルセデス製パワーユニットを使用しておりパフォーマンス向上が期待されているが、チーム内ではコラピントがガスリーのレベルには達していないとの見方もある。

    ギュンター・シュタイナーは、もし結果が改善しなければコラピントは夏までにシートを失う可能性があると指摘している。

    さらにアルピーヌは有望株アレックス・ダンをすでに獲得しており、シート争いのプレッシャーは今後さらに高まる可能性がある。

  • フランコ・コラピント F1開幕戦で大事故寸前 ローソンの失速を回避

    フランコ・コラピント F1開幕戦で大事故寸前 ローソンの失速を回避

    アルピーヌのフランコ・コラピントは、2026年F1オーストラリアGPのスタート直後にリアム・ローソンのマシンを避けるという危険な場面に遭遇した。グリッドで失速したマシンを間一髪でかわし、大事故を回避している。

    2026年F1では新パワーユニットの導入によりMGU-Hが廃止され、ターボの立ち上がりが従来より難しくなったと指摘されている。スタートで複数のドライバーが加速に苦しむ場面が見られ、その影響が開幕戦でも露呈した。

    コラピントが語る“危険すぎた”スタートの瞬間
    16番グリッドからスタートしたコラピントは、前方で動けなくなったローソンのレーシングブルズを間一髪で回避した。

    「スタートでリアムがグリッドで動けなくなってしまって、僕たちは大きな事故になりかけた」とコラピントは振り返った。

    「正直言って、あの1周目を切り抜けられたのは本当に運が良かった。とても、とても運が良かった」

    「こういうことは新しいマシンでは起こり得ることだけど、本当に危険でかなりスケッチーだった。無事に通り抜けられてよかったよ。リア右で少し壁に触れたけど、それくらいだった」

    ローソン「まったく理由が分からない」スタートトラブル
    一方、トラブルに見舞われたリアム・ローソンは、スタートで突然パワーを失ったと説明している。

    「正直なところ、何が起きたのか全く分からない。スタートしたのにマシンが動かず、完全にパワーを失ってしまった」

    「その状態が5秒くらい続いた。そのあと数秒してからパワーが戻ってきたけど、今度はホイールスピンしてしまった」

    「何が起きたのか分からない。テストではこんなことはなかった」

    ローソンはその後レースを続行し、最終的に13位でチェッカーを受けた。チームメイトでルーキーのアービッド・リンドブラッドがデビュー戦で8位入賞を果たしたのに対し、45秒遅れでのフィニッシュとなった。

    「かなりフラストレーションが溜まる一日だった。昨日はとても良い一日で、2台とも良いポジションにつけていた」

    「レース中のペース自体は悪くなかったと思うけど、エネルギー管理など様々な問題と戦い続けていた。振り返る必要があるけど、クリーンな一日ではなかった。スタート後もずっと問題を抱えていたから残念だ」


    アルピーヌにとって厳しい週末
    一方のコラピントは、レース中にストップ&ゴーペナルティも科され、最終的に14位でフィニッシュした。チームメイトのピエール・ガスリーからは64秒遅れだった。

    「長いレースだった。今週末はペースに苦しんでいた」

    「バーレーンのあとだから、もっと良い結果を期待していた。でもストップ&ゴーを受けてさらに30秒以上失ってしまった。本当に厳しい午後だった」

  • フランコ・コラピント支援メルカドリブレ アルピーヌF1とスポンサー契約更新

    フランコ・コラピント支援メルカドリブレ アルピーヌF1とスポンサー契約更新

    2026年F1シーズン開幕を目前に控えたアルバート・パークで、アルピーヌはフランコ・コラピントを支援する主要スポンサーとの契約更新を発表した。

    アルゼンチン出身ドライバーの長年の支援企業であるオンラインマーケットプレイス「メルカドリブレ」が、今季もアルピーヌと契約を継続することが明らかになった。

    この発表はメルボルンでの金曜フリープラクティス開始を前に行われた。チームの2026年型マシン「A526」の発表時には同ブランドのロゴが確認されていなかったため、その動向が注目されていた。

    今回の契約更新についてフランコ・コラピントは次のように語った。

    「F1で3年目のシーズンを迎えることは、大きな挑戦であると同時に夢の実現でもある」

    「シーズンを重ねるごとに、より多くの準備、集中、そして野心が求められる。キャリアの最初から僕を信じてくれたメルカドリブレの支援があることで、そのすべての努力に特別な意味が生まれる」

    「今の僕はより経験を積み、自信もついた。この新しい章に向けて前進する準備はできているし、オーストラリアでのシーズン開幕から全力を尽くすつもりだ」

    アルピーヌとメルカドリブレのパートナーシップ
    コラピントはモータースポーツでのキャリアを通じて大きな資金支援を受けてきたドライバーの一人であり、メルカドリブレの「握手」ロゴは彼のスポンサーの中でも特に象徴的な存在となっている。

    アルピーヌのエグゼクティブアドバイザーであるフラビオ・ブリアトーレは、今回の契約更新について次のように述べた。

    「今シーズンもメルカドリブレとのパートナーシップを継続できることを誇りに思う」

    「当初から我々は、革新性、野心、そして高いパフォーマンスを追求するという共通のビジョンを見いだしてきた」

    「彼らの存在は、F1にとって重要な地域であるラテンアメリカとのつながりを強化してくれる。我々のプロジェクト、そしてチームの才能への継続的なコミットメントを高く評価している」

    メルカドリブレのEVP兼CMOであるショーン・サマーズも、このパートナーシップの歩みを振り返った。

    「3年前、我々はF1で最初の一歩を踏み出したばかりの若い才能を支援する決断をした」

    「保証はなかったし、近道もなかった。だが初日から彼の仕事への姿勢、人格、そしてトップレベルに到達しようとする大きな野心に感銘を受けた。我々はすぐに、この挑戦の一部になりたいと感じた」

    「今、フランコがF1で3年目のシーズンを迎え、アルピーヌの中核として確立し、世界最高のドライバーたちと本格的に戦おうとしている姿を見ることは、彼を最初から支えてきた我々にとって大きな誇りだ」

    「今回の継続支援によって、メルカドリブレはF1におけるラテンアメリカの才能へのコミットメントを完成させる。そして我々は、新しいシーズンを大きな期待とともに迎える」

  • フランコ・コラピントは“遅咲き” アルピーヌF1代表が2026年躍進を確信

    フランコ・コラピントは“遅咲き” アルピーヌF1代表が2026年躍進を確信

    フランコ・コラピント(アルピーヌ)は、2025年シーズン途中からアルピーヌに加入したものの、厳しい戦いを強いられた。しかし、チーム代表スティーブ・ニールセンは、2026年F1シーズンに向けてコラピントの飛躍を確信している。

    2025年型マシンの問題点が解消されたことで、アルピーヌは今季、中団上位での戦いを見据える。そのなかでニールセンは、コラピントの“遅咲き”の資質が今後開花すると語った。

    苦戦の2025年と数字が示す現実
    コラピントは2025年エミリア・ロマーニャGPからジャック・ドゥーハンに代わって起用されたが、ポイント獲得は果たせなかった。ベストリザルトはオランダGPでの11位。ピエール・ガスリーと18戦を共有し、予選では平均0.315秒遅れを取っていた。

    一方で、2024年にウィリアムズからF1デビューを果たした際は鮮烈な印象を残した。デビュー4戦中2戦でポイントを獲得し、2戦目のアゼルバイジャンGPでは自己最高の8位を記録している。

    しかし、2025年型アルピーヌの競争力不足により、その数字を伸ばすことはできなかった。

    マシン改善が引き出すポテンシャル
    ニールセンは、2025年型マシンに内在していた問題が解消されたと説明する。

    「昨年のマシンに根本的な問題があったことは公然の事実だ。そして我々はこのクルマでそのいくつかを完全に修正した。それは素晴らしいことだ」

    「ドライバーはより多く縁石を使えるし、乗り心地について不満も出ていない。グラウンドエフェクト時代ではなくなったことで、大きなハンディキャップのいくつかは解消された」

    さらに、ワークスのルノー製パワーユニットからカスタマーのメルセデス供給へと変更されたことも、パフォーマンス向上の一因になると見られている。

    “スローバーナー”の真価
    ニールセンはコラピントの成長曲線について、率直にこう語った。

    「フランコは才能あるドライバーだ。もしかすると彼は“スローバーナー”なのかもしれない。あるいは、他の何人かより成長がゆっくりなのかもしれない」

    「だが昨年、特にピエールとの比較の中で、彼が良いレースを見せた場面もあった」

    「残念ながら、昨年はいくつかのレースで我々は最後尾にいたため、比較対象はピエールしかいなかった。しかし今は違う。時間とともにフランコは良くなるだろう」

    「すでにその兆候は見えている。我々は彼により良いクルマを与えたと確信しているし、そうであれば彼のベストを見ることになるだろう」

    アルピーヌが中団上位争いへと復帰できるかどうか。その鍵を握るひとりが、フランコ・コラピントであることは間違いない。2026年シーズンは、彼にとって真価が問われる一年となる。

  • アルピーヌF1から消えたメルカド・リブレ コラピントを巡る静かな変化

    アルピーヌF1から消えたメルカド・リブレ コラピントを巡る静かな変化

    バルセロナで行われた2026年F1シェイクダウンの現場で、ある変化が関係者の目を引いた。フランコ・コラピントの最も象徴的なアルゼンチン系スポンサーであるメルカド・リブレのロゴが、アルピーヌF1のリバリーから静かに姿を消していた。

    このタイミングは、フラビオ・ブリアトーレが「コラピントは2026年シーズンを通して安泰だ」と公に強調してから、わずか数日後のことだった。そのため、パドックでは自然と憶測が広がることになった。

    パドック内で移動するメルカド・リブレの存在感
    注目を集めたのは、ロゴが消えた事実そのものだけではない。メルカド・リブレは同時期に、別の形でパドック内に姿を現している。

    セルジオ・ペレスがドライブするキャデラックF1では、彼のヘルメットに同ブランドのロゴが確認された。また、報道によれば、同社はブラジル子会社を通じて、アウディF1に所属するガブリエル・ボルトレトの支援にも関与する見通しだという。

    一方で、関係者は「アルピーヌとメルカド・リブレの交渉は現在も継続中だ」と強調しており、完全な決裂を示すものではないとしている。

    コラピントが語る新時代への集中
    こうした周囲の動きとは対照的に、コラピント本人は冷静な姿勢を崩していない。バルセロナでスペインメディアの取材に応じた際、彼は新レギュレーション初年度への前向きな思いを口にした。

    「新しい時代で、昨年とはまったく違うクルマだ。だからこそ、シーズンのスタートには大きな情熱とモチベーションを持って臨んでいる」

    「このチームは信じられないほど懸命に働いてきた。ファクトリーでは1,000人以上が昼夜を問わず、クルマをサーキットに送り出すために作業している」

    期待値を抑えた現実的なアプローチ
    コラピントはまた、他チームとの比較について慎重な姿勢を示している。

    「他のチームがどこにいるのかを知るのはとても難しい。僕たちは他の情報をほとんど持っていない。だからまずは、自分たち自身を高めることに集中しなければならない」

    22歳の若手は、結果よりもプロセスを重視する姿勢を明確にした。

    アルピーヌF1チーム フランコ・コラピント

    リザーブドライバー起用への見解
    リザーブドライバーであるポール・アロンの存在について問われると、コラピントはシート喪失の可能性を示唆する見方を一蹴した。

    「サードドライバーは、特に新しいクルマのシーズンではチームを助けるためにいる。彼らの役割はとても重要だ」

    不安や疑念を感じさせない、落ち着いた口調だった。

    ガスリーはMotoGPへの投資で存在感
    F1パドックの外でも、アルピーヌの話題は続いている。コラピントのチームメイトであるピエール・ガスリーは、ギュンター・シュタイナー率いるテック3を支援する投資家グループに参加した。

    ガスリーは、自身が共同設立したトレイル・スラム・ファンドを通じて、このプロジェクトに関わっている。

    「テック3というブランドの強さと、MotoGPの長期的な成長に強い確信を持っている。チームにはまだ引き出されていない大きなポテンシャルがあり、その価値を高める手助けができることを楽しみにしている」

    アルピーヌを取り巻く2026年の物語は、マシン開発やレギュレーション対応だけでなく、スポンサーや投資という舞台裏でも、静かに動き始めている。

  • フランコ・コラピント、アルピーヌF1で初日3番手「とても満足している」

    フランコ・コラピント、アルピーヌF1で初日3番手「とても満足している」

    フランコ・コラピントは、非公開で行われている2026年F1プレシーズン・シェイクダウン初日となったバルセロナで、アルピーヌA526の初走行を担当した。初日の走行では総合3番手タイムを記録し、チームにとって上々のスタートとなった。

    コラピントは午前のセッションで1分21秒348を記録して3番手につけ、午後には1分20秒189までタイムを更新。走行した9人のドライバーの中で、アイザック・ハジャー(レッドブル)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)に次ぐ位置を維持した。

    午前中にはマシントラブルにより約1時間半ガレージで足止めされる場面もあったが、それでもこの日は合計60周を走破。完全な新車で臨む初日としては十分な周回数を重ねることができた。

    「新しいレギュレーションのもとで、新しいマシンとともに初めてのシーズンを迎えられて、とても満足している。クルマは本当に大きく変わっていて、それはいつもワクワクすることだ。チームはこのテストに向けて素晴らしい仕事をしてくれた」とコラピントはF1 TVの公式コメントで語った。

    「全チームにとって非常にタイトな準備だったと思うが、エンストンのスタッフは本当に大きな努力をしてくれた。皆にとても感謝しているし、この新しいマシンで仕事を始められたことをうれしく思っている」

    コラピントは2026年がF1での3年目となるが、フルのプレシーズンを経験できるのは今回が初めてとなる。2024年8月のモンツァでウィリアムズからデビューし、その後2025年5月にアルピーヌのレギュラードライバーとして起用された経緯もあり、この走行時間を特に重視している。

    「これまでの年に比べると全然違うし、正直これこそが以前のシーズンで必要だったものだ。この走行距離、この経験、そしてシーズン序盤での学びは本当に大きな意味がある」

    「チームと一緒にできるだけ多くのことを吸収して、最大限に活用したい。すべてが新しいから、全員にとって多くの作業と努力が必要になる。それを今まさにやっているところだ。これから先、ワクワクする日々が続くと思う」

    さらに今後を見据え、「次の数日でさらに走行距離を伸ばし、クルマをもっと理解して、最終的にはバーレーンに向けた準備を整えたい」と続けた。

    フランコ・コラピント アルピーヌF1チーム

    アルピーヌA526については、先週シルバーストンでピエール・ガスリーがシェイクダウンを行っていたが、コラピントにとっては今回が新レギュレーション下のシャシーとパワーユニットを本格的に体験する初日となった。

    「本当に全く違うクルマだ。最終的にはレーシングカーで、グリップの限界の中で速く走らせるという点は同じだが、テクニックの部分は少し変わる」

    新世代マシンの特徴についても、コラピントは次のように説明している。

    「エネルギーマネジメント、タイヤはより細く小さくなっているし、適応しなければならない点がたくさんある。新しいマシンを作ると、哲学も以前とは少し変わるし、セットアップの進め方も変わってくる。学ぶこと、理解すべきことは本当に多い」

    最後に今週の目標について、コラピントはこう締めくくった。

    「チームとしてしっかり仕事ができれば、メルボルンでは良い結果につながるはずだ。焦点はそこにある。自分たちに集中して、この4日間の走行を最大限に生かしたい」

  • フランコ・コラピント 「本当の意味でアルピーヌF1プロジェクトの一員になれた」

    フランコ・コラピント 「本当の意味でアルピーヌF1プロジェクトの一員になれた」

    フランコ・コラピントは、2026年シーズン、アルピーヌF1で自身初となるF1フル参戦の年を迎える。新世代マシンと新レギュレーションが導入される節目のシーズンは、若手ドライバーにとっても特別な意味を持つ。

    バルセロナでの2026年シーズンローンチイベントで、フランコ・コラピントは、新たな挑戦に向けた高揚感を率直に語った。

    「まず、とにかく本当にワクワクしている」

    コラピントにとって、2026年は初めて“フルシーズンを前提に準備できるオフシーズン”となった。

    「キャリアで初めて、テストから開幕戦までを見据えた本当のオフシーズンを過ごすことができた。これは僕にとってとても重要なことだ」

    その準備期間を通じて、チームとの関係性も大きく変わったという。

    「最初からプロジェクトの一員として関われていると実感している。最初から全員と一緒に本気で取り組めるという意味で、本当に大きい」

    A526は、コラピントにとっても未体験の要素に満ちたマシンだ。

    「シミュレーターではクルマを見ることもできたし、準備も進めてきた。でも、正直に言えば、これまで僕が経験してきたどんなクルマとも違う」

    それでも、その未知性をネガティブには捉えていない。

    「新しいトリックがあり、新しいチャレンジがある。その中で、どうすればパッケージから最大限を引き出せるのかを学ぶ必要がある。それを本当に素晴らしい挑戦だと思っている」

    シーズン序盤の目標は、結果よりも成長だ。

    「チーム全体が良いシーズンを送りたいという強いモチベーションを持っている。僕自身は、最初のレースでできるだけ多くを学び、積み重ね、成長し続けたい」

    「それができれば、チームとして競争力を発揮できるようになるはずだ」

  • アルピーヌF1 フランコ・コラピントに「成長するための時間を与える」

    アルピーヌF1 フランコ・コラピントに「成長するための時間を与える」

    アルピーヌF1チームのマネージングディレクターであるスティーブ・ニールセンは、フランコ・コラピントが成長するための時間を確保する方針を強調した。2026年に向けては、セカンドカーの安定性が極めて重要だという。

    アルピーヌが昨年、セカンドカーのドライバーに強いプレッシャーをかけていたのに対し、今季は意図的に忍耐を選んでいる。ニールセンはメディアに対し、その理由を説明した。

    アルゼンチン出身のコラピントには、アルピーヌF1チームで確固たる基準となっているピエール・ガスリーの隣で成熟するための余地が与えられる。最終的な目標は明確で、2台揃ってポイントを獲得できるドライバー体制を築き、より強固な将来への土台を作ることだ。

    来季のF1シーズンに向けたコラピントへの期待について問われたニールセンは、現実的な見方を示す。

    「願わくば彼がピエールより速ければいい」と、彼は笑みを浮かべて語った。

    「だがフランコはまだ若いドライバーだ」

    アルピーヌの首脳は、F1におけるほぼすべての才能が、成長過程で浮き沈みを経験するものだと指摘する。

    「彼はまさにその途中にいる。今年の前半には、彼がピエールに並び、時にはレースでそれ以上の速さを見せた場面もあった。それも彼の旅路の一部だ」

    アルピーヌとしては、コラピントが成長するために必要なあらゆる支援を与えることが不可欠だという。ガスリーより速いか、あるいは僅差かどうかは、ニールセンにとって最優先事項ではない。

    「我々にとって重要なのは、2人のドライバーが選手権のためにポイントを持ち帰ることだ」と彼は説明する。

    「2025年は苦しい年だった。1台はポイントを獲ったが十分ではなく、もう1台は2人の異なるドライバーが乗っても無得点だった。セカンドカーに安定性が必要だし、その才能がポイントをもたらすまで時間をかけて成熟させなければならない」

    2025年シーズンを通して安定した存在だったのがガスリーだ。マシンが構造的に力不足だったにもかかわらず、フランス人ドライバーはしばしばQ3に進出し、その価値を示した。

    「ピエールは既知の要素であり、それは特にもう一方に若いドライバーがいる場合、非常に重要だ」とニールセンは語る。

    「確かな基準点が必要で、それをピエールが担ってくれている」

    アルピーヌF1チーム

    その姿勢も際立っている。アルピーヌがグリッド後方からスタートする状況でも、ガスリーは常に前向きでモチベーションを失わない。その態度はチーム全体にも波及しているという。

    「サーキットに来て、あれだけの仕事をして、結局グリッド最後尾に並ぶのは楽しいことではない。誰だって嫌だ」とニールセンは認める。

    「だがピエールは、昨年の苦しみがすべて2026年のためだと理解していた。そのメッセージを、コックピットでもファクトリーでも発信し続けていた。彼はそれを信じていたし、昨年彼が払った犠牲に対して、我々が何かを返す番だ」

    2025年の低調なポイント獲得について、ニールセンは厳しい現実を率直に語っている。

    「率直に言って、我々のマシンはポイントを獲れるほど速くなかった」と彼は述べる。

    「今いる2人のドライバーは、私の見立てではクルマ以上の力を持っている。ブラジルやラスベガスのようにクルマが機能した場面では、ピエールは持てる力を発揮した。次のステップはシンプルだ。はるかに良いクルマを作ること。それができれば、このドライバーたちが本当に何ができるのかが見えてくるはずだ」

  • ランス・ストロール コラピントに応酬「ポイントを取ることを考えた方がいい」

    ランス・ストロール コラピントに応酬「ポイントを取ることを考えた方がいい」

    ランス・ストロールは、サンパウロGP後に自分を公然と批判したフランコ・コラピントに対し、ラスベガスGP前の会見で強い言葉で反撃した。

    サンパウロGPのオープニングラップで発生した接触について、コラピントはストロールを「いつも他人を巻き込む」「ミラーを見ていない」と厳しく非難していた。

    しかしラスベガスに入ると、ストロールは彼の今季の“0ポイント”を引き合いに出しながら反撃し、論争が一気にヒートアップする形となった。

    ストロールが“ポイント0”を突き刺す痛烈反論
    ストロールは、コラピントの批判について問われると、次のように語った。

    「聞いたよ。わからない。たぶん彼は人生にフラストレーションを感じて怒っているんじゃないか」

    「チャンピオンシップで彼が何ポイント持っているか、俺にはわからない」

    「彼はゼロポイントだ。知らないけど、まずは自分のことに集中して、今年ポイントを取ることを考えた方がいいんじゃないかな」

    さらにストロールは、サンパウロGP後にガブリエル・ボルトレトと話し合ったと明かし、接触については次のように述べた。

    「俺はレースをしているだけだ。ブラジルで何のペナルティも受けていない。レース後、ガブリエルと話したよ」

    「たぶんフランコは、自分のシーズンにフラストレーションを感じていて、望んだ場所にいないんだろう。関係ないことを話す必要があると感じたんだ」

    「俺のアドバイスとしては、自分のことに集中して、まずは今年ポイントを取ることじゃないかな」

    フランコ・コラピント

    コラピント、ラスベガスで“熱くなっていた”と軌道修正
    一方、フランコ・コラピントはラスベガスのFIA会見で、自身の発言を撤回気味にトーンダウンさせた。

    「たぶんレース後の“ヒート・オブ・ザ・モーメント”だったんだと思う」

    「ガビとのインシデントは…僕はすぐ後ろにいて、その瞬間を見ただけだった。でも、もし彼に影響を与えたなら申し訳ない」

    「もちろん、レース後のヒートだった。それで…うん、すべてが大丈夫であることを願っている」

    「僕たちは今年、多くの時間をトラック上で一緒に過ごしてきた。とても近い位置で走ることが多かったし、接近戦もあった」

    両者の立場:ストロールは32ポイント、コラピントは0ポイントで2026年続投
    コラピントは今季ポイント未獲得ながら、すでにアルピーヌから2026年の残留が発表されている。

    一方、ストロールはチャンピオンシップ15位、32ポイントを保持している。

  • フランコ・コラピント 2026年アルピーヌF1続投に疑義「ペイドライバー復活」

    フランコ・コラピント 2026年アルピーヌF1続投に疑義「ペイドライバー復活」

    アルピーヌF1チームがサンパウロGP前にピエール・ガスリーとともにフランコ・コラピントの残留を発表したが、この決定はパドックに小さくない衝撃を与えた。デビュー後のパフォーマンスが安定しないルーキーに対し、チーム側は「実力評価」と強調し続けているが、周囲の視線は冷ややかだ。

    ましてや、コラピントの不安定な走りが続くなかでの早期延長。そこにアルピーヌの過剰な“正当化キャンペーン”が重なり、むしろ疑念は深まるばかりだ。

    ブリアトーレの擁護は空回り
    アルピーヌのマネージングディレクターであるスティーブ・ニールセンは「才能が評価された」と説明。さらにエグゼクティブアドバイザーのフラビオ・ブリアトーレも、コラピントの走りを必死に擁護した。

    ブリアトーレは「若手はスポンサーやチームから多くのプレッシャーを受けている」「車が十分に速くない」とマシン側の問題を強調しつつ、コラピントの成長ぶりをアピールした。

    「序盤は迷いがあったが、3〜4戦で良くなった。今の彼は自信があり、エンジニアリングへの取り組みも強い。理解を深めるために多くの時間を費やしている」

    しかし今季のアルピーヌは、ポイントを取るより言い訳を重ねる時間が長い。ブリアトーレらの擁護も、形成されつつある“本当の理由”の見方を覆すものではなかった。

    フランコ・コラピント アルピーヌF1チーム

    ビルヌーブ「これはスポンサー主導だ」
    そんな中、1997年F1王者ジャック・ビルヌーブは遠慮なく核心を突いた。

    「これは昔の“ペイドライバー時代”と同じだ。チームを支えるために、一人はペイドライバーを置く。コラピントはまさにそれだ」

    「外から結果を見れば、延長を正当化できる材料はない。速さを見せる瞬間はあったが、継続性がない」

    コラピントの背後にはアルゼンチン系大口スポンサーである Mercado Libre、Globant、YPF が存在する。ビルヌーブの指摘は、多くの関係者が“表では言わないが思っていること”そのものだ。

    アルピーヌがどう取り繕おうとも——F1が“ペイドライバーを脱却した”という幻想は、単にうまく覆い隠されていただけ。コラピント延長は、その現実を改めて露呈させたと言える。