カテゴリー: F1フランスGP

  • マックス・フェルスタッペン、意外にも“ハットトリック”はF1キャリア初

    マックス・フェルスタッペン、意外にも“ハットトリック”はF1キャリア初

    マックス・フェルスタッペンが、ポールポジション、ファステストラップ、優勝という“ハットトリック”を達成したのは意外にも先週末のF1フランスGPが初めてだった。

    2週間前のF1アゼルバイジャンGPでタイヤのパンクに見舞われていなければ、3連勝だったはずのマックス・フェルスタッペン。F1フランスGPでの勝利はキャリア通算13勝目であり、アルベルト・アスカリ、デビット・クルサードと並んだ。

    土曜日に通算5回目のポールポジションは、ジュゼッペ・ファリーナ、クリス・エイモン、クレイ・レガツォーニ、パトリック・タンベイ、ケケ・ロズベルグと並ぶ。

    また、キャリア13回目の13回目のファステストラップを記録してボーナスポイントを追加したマックス・フェルスタッペンは、今年、レースで最大26ポイントを獲得した最初のドライバーとなった。

    そして、マックス・フェルスタッペンは、F1史上46人目のポールポジション、ファステストラップ、勝利の“ハットトリック”を達成したドライバーとなった。史上最多ハットトリックはミハエル・シューマッハの22回で、ルイス・ハミルトンより4回多い。

    ルイス・ハミルトンは、最初の4戦のうち3勝を挙げ、キャリア100勝目にむけて勢いを増しているように見えた。だが、レッドブル・ホンダが3連勝を挙げたことでそれは保留となっている。現在、通算98勝目に到達しているハミルトン、次のレッドブル・リンクでの2連戦のどちらかで勝てば、シルバーストンでのホームレースで100回目の勝利を収めることができる。

    レッドブルが3連勝を果たしたのは、セバスチャン・ベッテルが、2013年にV8エンジンで9連勝して以来。2014年にV6ターボハイブリッド時代に投入してからは初めてとなる。エンジンサプライヤーのホンダF1にとっては、1991年にマクラーレン・ホンダのアイルトン・セナが開幕4連勝を果たして以来、30年ぶりとなる。

    また、レッドブルにとってはフランスでの初勝利でもあった。2005年に初めてF1に参戦したとき、エナジードリンクはフランス国内での販売が禁止されていた。この制限は、チームが6位を超えることのなかったマニークールでの最後のF1フランスGPにあたる2008年に解除された。

    5位でフィニッシュしたランド・ノリスは、今年すべてのレースでポイントを獲得している唯一のドライバーとなっている。フェラーリが昨年末以来のノーポイントで終えたことで、マクラーレンはノリスとダニエル・リカルドのおかげでチャンピオンシップで3位に返り咲いた。リカルドの6位はマクラーレン移籍後のベストリザルト。

    フェラーリがポイント獲得に失敗したことで、マクラーレン、ホンダF1を搭載するレッドブルとアルファタウリの3チームだけが、今年すべてのレースでポイントを獲得しているチームとなった。ウィリアムズとハースはまだ得点を挙げていない。前のレースでコンストラクターズ戦でハースが9位に浮上したが短命に終わった。ジョージラッセルの12位のおかげで、ウィリアムズは再び9位となった。

    2019年のF1オーストリアGP以来、20名のスターターは誰もリタイアしなかった。これが初めて起こったのは60年前のF1オランダGPで、15人のスターター全員がチェッカーフラッグを受けた。F1は9月にその舞台となったザントフォールトに戻る。

  • フェルスタッペン 「ハミルトンをアンダーカットできるとは思わなかった」

    フェルスタッペン 「ハミルトンをアンダーカットできるとは思わなかった」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、F1フランスGPの決勝の1回目のピットストップでルイス・ハミルトンをアンダーカットして前に出られるとはチームは予想していなかったと認める。

    オープニングラップの最初のコーナーでミスを犯した後、マックス・フェルスタッペンはルイス・ハミルトンの後ろに下がり、レースのオープニング部分で彼に影を落とした。

    マックス・フェルスタッペンは。ルイス・ハミルトンを3秒弱の差で追っているときにピットインしたが、ハミルトンが次のラップでピットインしたとき、なんとか前に出ることができた。

    ルイス・ハミルトンが1ストップだったのに対し、マックス・フェルスタッペンはレースで2回目のピットストップを行ったが、残り2周でオーバーテイクを成功させて今季3勝目を挙げた。

    最初のピットストップでルイス・ハミルトンに前に出られたことは、レッドブルの戦略決定にとって重要であることが証明された。しかし、マックス・フェルスタッペンは、それは彼のストップの意図された結果ではなかったと語る。

    「アウトラップは良かったけど、アンダーカットができるほどだとは思っていなかった」とマックス・フェルスタッペンは認めた。

    「出て行ったとき、突然、どこでもタイヤがしっかりとグリップしていた。

    「ルイスのストップがどれほど速かったかどうかは分からない。もう一度確認する必要がある。でも、僕たちでさえ、ルイスをアンダーカットできるとは誰も予想していなかったと思う」

    「新しいタイヤでは、トリッキーなコンディションであることが明確に示しされている。新しいタイヤを履いているときは、風によって少しマシンを失くしやすくなる」

    「新しいタイヤを履くと、1周で感触は良くなるものだ。でも、前に出るすぐに、次の数周で、もう感触が良くなかった」

    マックス・フェルスタッペンは、来たるオーストリアのダブルヘッダーに先駆けて、ドライバーズチャンピオンシップでハミルトンを12ポイントリード。日曜日の勝利により、レッドブル・ホンダF1がその強力な形を継続できるという自信を彼に与えている。

    「もちろん、非常に有望です」とマックス・フェルスタッペンは語った。

    「レース、コンディション、序盤の状況は僕たちにとって簡単ではなかった」

    「でも、最後に再び、マシンは再びまとまり始めたし、僕たちは非常に競争力があった。もちろん、それには非常に満足しているし、これを維持できることを願っている」

  • ミック・シューマッハ、2戦連続でニキータ・マゼピンの走りに激怒

    ミック・シューマッハ、2戦連続でニキータ・マゼピンの走りに激怒

    ハースF1のミック・シューマッハは、前戦に続き、F1フランスGPでチームメイトのニキータ・マゼピンからの攻撃的な走りに再び激怒した。

    2週間前のF1アゼルバイジャンGPでは、ミック・シューマッハがオーバーテイクを仕掛けた際、ニキータ・マゼピンが防御のために右ピクピクと動き、ウオールに押し込まれそうになったシューマッハは無線で激怒した。

    ニキータ・マゼピンは、ミック・シューマッハが左側からオーバーテイクをしてくると予想しており、それは誤解だったと主張した。

    だが、二人はポール・リカールの5周目に再び絡んだ。ニキータ・マゼピンはターン3でミック・シューマッハのインサイドを攻め、ターン4のエイペックスでミック・シューマッハは接触を避けるためにランオフエリアに逃れなければならなった。

    バクーではニキータ・マゼピンに対して怒りのジェスチャーだけで公に批判することはなかったミック・シューマッハだが、今回は声をあげた。

    全員が完走したレースでニキータ・マゼピンより1つ前の19位でフィニッシュしたミック・シューマッハは「あんなことをする必要はない」とレース後にドイツの記者団に語った。

    「それについてもう一度チームと話をしなければならないと思う。最終的にそれがどうなるかと言えば、あんな感じになる」

    「僕たちは自分たちのことをしているし、彼は彼のことをしる。ほとんどの人は、そのようにする必要はないことを自分自身に説明することができる。このレベルでは、僕はそれを完全に理解することはできない」

    ハースF1の二人の関係は過去数戦で悪化している。ミック・シューマッハの叔父で元F1レーサーそして現在ドイツのテレビ専門家を務めるラルフ・シューマッハは次のように語った。

    「2人は一緒に休暇をとることはない」とラルフ・シューマッハは語った。

    「唯一の言い訳は、ニキータが絶対に圧倒されているということだ。彼はあまりにも速くドライブし、スペースを残さない。ミックが鏡を見ていので何も起こらなかくて良かったが、さもなければ二人ともリタイアしていただろう」

    「パパ(ドミトリー・マゼピン)が最大の請求額を支払ったとしても、ある時点でチームボスは何かを言わなければならない」

    予選Q1終了間際にクラッシュを喫したものの、Q2進出を果たしたミック・シューマッハは15番グリッドからスタートして4つ順位を下げてフィニッシュした。

    「全体的に見て、僕たちは非常にまともな週末を過ごしたと思う」とミック・シューマッハは語った。「レースは難しいだろうと思っていた。だから、僕は楽観的だった。それが重要だ」

    「率直に言って、ウィリアムズや周りの人と戦うペースはなかったと思うけど、それは僕たちがもっと頑張らなければならないということだ。僕ももっと頑張らなければならない」

  • アルファタウリF1 「角田裕毅にとって何が重要な学習であるかを分析する」

    アルファタウリF1 「角田裕毅にとって何が重要な学習であるかを分析する」

    アルファタウリ・ホンダF1の車両パフォーマンス責任者を務めるギヨーム・デゾテウスが、2021年F1フランスGPの決勝を振り返った。

    ピエール・ガスリーは、ランド・ノリス(マクラーレン)との激しいバトルを経て、36周目にカルロス・サインツをパスするなど、2台のフェラーリをオーバーテイク。その後、前方のマクラーレン勢へ迫り、7位入賞を果たして6ポイントを獲得。

    角田裕毅は、一時11番手まで浮上しましたが、終盤でタイヤが厳しくなったこともあり、13位でフィニッシュ。最後尾のピットレーンスタートから7つ順位を上げて完走を果たした。

    アルファタウリ・ホンダは。コンストラクターズランキング5位を守り、4位のフェラーリとの差を6ポイント詰めて今大会を終えた。

    「今日は成功したが、難しいレースだった。なんとかピエールと7位を獲得することができたし、それは週末の素晴らしい報酬だ。午前中の雨の後、トラックは大きくリセットされ、タイヤは、我々だけのマシンだけでなく、フィールドのほとんどのマシンでグレイニングがかなり酷かった」とギヨーム・デゾテウスはコメント。

    「レースで我々は1ストップ戦略を維持するために多くのタイヤマネジメントを行わなければならなかったが、ピエールは攻撃と防御で素晴らしい仕事をしてくれた」

    「裕毅に関しては、ピットレーンからのスタートしたことで当然かなり複雑だったが、オープニングラップでは良いペースを示していた。だが、ピットストップ後、フリーエアで彼は我々が期待していたほど多くの順位を上げることができなかった。すべてを分析し、今後の彼にとって何が重要な学習であるかを確認していく」

    「今日はアストンマーティンとのギャップを3ポイント広げることができた。それは本当にポジティブなことだ。ミッドフィールドの戦いは非常にタイトだが、我々はその挑戦に挑んでおり、ライバルたちは我々をアブダビでの最終戦まで彼らを苦しませる相手とみなすことができるだろう」

  • 2021年 F1フランスGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2021年 F1フランスGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2021年 F1世界選手権 第7戦 F1フランスGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。

    F1フランスGPでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが上位勢では唯一となる2ストップ戦略を採用し、残り2周でルイス・ハミルトンを抜いて今季3勝目を挙げた。3連勝はホンダF1にとって30年ぶり、レッドブル・レーシングにとってはターボハイブリッド時代に入って初めてとなる。

    優勝:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    「この勝利は、チームの素晴らしい努力によるものだ。さらに、このコースでダブル表彰台というのは、現場とミルトンキーンズのファクトリーのみんな、そしてホンダのハードワークの結果だ。当然、自分で前に出て後続を突き放してという展開を望んでいたけど、F1ではそれが上手くいかないことはよくあるので、今日は本当に苦労した。2チームが非常に僅差であることが分かったと思うし、こうして戦略の差で残り2周で前に出て勝利を挙げられたことで、報われた思いだ。スタート後のターン1でリアを失ってコースアウトし、ルイス(ハミルトン/メルセデス)に前を行かれたことで、簡単なレースにはならなかった。もちろんすぐに対抗しようと思ったけど、まだレースは長いことが分かっていたので、集中し続けた。最初のスティントでは、ルイスと戦えるペースはなかったので、リスクを取って先にピットへ入ったけど、正直ここでアンダーカットが成功して前へ出られるとは予想していなかった。彼らはハードにプッシュして僕をパスしようとしてきたけど、運よく前に留まれたし、ミスができないとも思っていた。終盤にかけて少し風が収まり、路面にラバーが乗ってきたことで、そのコンディションにマシンが合っていたので、2ストップ戦略を決断し、それがうまくいった。最終的に、僕らチームは2台とも適切な戦略を採り、チェコ(ペレス)とともに表彰台に立てて最高の気分だった。オーストリアまでの数日はこの勝利を楽しみ、また戦っていく」

    2位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    「マックスを祝福したい。今日、彼はいい仕事をした。今週末ずっと、レッドブルの方が直線スピードは良かったけど、金曜日がとても大変だったことを考えれば、この結果に本当に満足している。もちろん、僕たちは勝てなかったし、リードはしたけど、最後はタイヤが残っていなかったので、残念ながらポジションを失ってしまった。でも、いいレースだった。もっとペースを見つける必要があるのは間違いない。ほとんどの場合、今日は直線で負けていたから、深く掘り下げて、パワーなのかドラッグなのか、その原因を突き止めないといけない。でも、全体としては、僕たちにはまだいいパッケージがある。アンダーカットがどれほどの効果があるのか分らなかったけど、あんなに早い段階でフロントタイヤを使い果たしてしまったことには本当に驚いた。でも、彼らの方が良い戦略を持っていたし、うまくいったということだ」

    3位:セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
    「チームは最高の戦略で素晴らしい仕事を成し遂げた。いいタイミングで適切な判断をして、現場とファクトリーのメンバーはよくやってくれたと思う。最高の結果が出せたことは大きいし、とてもうれしい。ドライバーは常に勝利だけを目指すものなので、僕としては望んだ結果とは言えないが、最高のマシンを手にしているわけだから、これからもハードワークを続け、改善していくことでさらにいい結果を得られればと思う。2戦連続の表彰台となり、多くのポイントを獲得できが、あと3周あればルイスもパスして1-2フィニッシュが果たせたと思うので、僕らにとってホームレースとなるオーストリアではそれが実現できるように、プッシュし続けていく。2レース続けてシュピールベルク(レッドブル・リンク)でレースがあるのは、僕にとっていいことで、1週目でコースに合わせたマシンパフォーマンスについての理解を深め、2週目にはより高いベースラインから臨むことができる。この勢いを維持して、優勝争いに加われればと思う」

    4位:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    「表彰台でフィニッシュするためにできる限りのことをした。気温が低いとタイヤが長く続くと思ったけど、そうではなかった。タイヤの寿命に関する予測は現実と完全には一致しなかった。ハードタイヤで最初にストップしたけど、左フロントタイヤの摩耗がかなり多く、最後のスティントはまったく面白くなかった。ハードタイヤでのラスト10周はひどいものだった。フロントタイヤがまったく残っていなかった。最後にピットインして新しいタイヤでファステストを狙わずにステイアウトしたのは、セルジオが審議対象だったからだ。特に今週末は全体的なペースが良かっただけに、残念なレースだったけど、少なくともポイントを獲得することはできたので良かったと思う」

    5位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「もちろん、とてもうれしい。たとえパーフェクトなレースを戦ったとしても、今日、5位になれるとはあまり予想していなかった。今日のようなペースで走れるとは思っていなかった。タイヤマネジメントには苦労したけど、期待していたよりもはるかに良かったし、それは良いニュース。5位と6位という結果は今シーズンのベストチームリザルトのひとつだし、チームとしても良いニュースだね。全体的に楽しいレースだった。今後数レースもこの調子でを続けていけることを願っている」

    6位:ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    「間違いなくポジティブな日曜日だった。レースに期待はしていたけど、予想していたレースではなかったと思う。直近のライバルがポイントを期待したいこと、それで僕たち2台がベスト・オブ・ミッドフィールになることは予想していなかったと思う。僕たちのドリームレースだったし、なんとかそれを成し遂げることができた。レースには本当に満足している。正直にいれば、クルマには完全には満足していなかったけどね。グリップに着くまでのラップ、それにレース全体で苦労していた。でも、ランド(ノリス)を除く誰もが苦労しているように感じた。楽しいレースだったし、今日チームのために5位と6位を獲得できたことをうれしく思う。このようなポジションに戻ることができたし、ポジティブな一日だった」

    7位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「いいレースができたと思う。手強いライバルの後ろでフィニッシュする形となったけど、不満はない。もちろん、心の底にはホームの観衆の前でグリッドから大きく順位を上げてフィニッシュしたかったという気持ちはあるけど、難しいレースだったし、僕らにできることをすべてやりきったと思う。ピットストップでは、リカルド(ダニエル/マクラーレン)とシャルル(ルクレール/フェラーリ)にアンダーカットを許し、2つポジションを落としてしまい、それが尾を引いた。このあとデータを見直して、何か違うことができたのかを確認しなければならない。今日は持てる力をすべて出し尽くした。素晴らしいバトルがあったし、結果には満足しなければらない。7位フィニッシュというのは僕らにとっていい結果だし、ホームで貴重なポイントを獲得できた」

    8位:フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    「9番手からスタートして8位でフィニッシュして、だいたい思い通りにできたレースができたので、今日の結果には満足している。タイヤがあんなふうにデグラデーションを起こすとは予想していなかったし、レースの最初のミディアムタイヤはあまり長く持たなかった。少し心配だったけど、ハードに交換したらペースが良くなり、それを最後まで走り切ることができた。ラスト数周でガスリーとリカルドを抜けるかと思ったんだけどね。土曜日と日曜日の両方で、いくつかのサーキットで同様のパフォーマンスを行うことができたので、モナコで示したものではなく、これが僕たちの本来のポジションなんだと考えて、少しリラックスできると思う」

    9位:セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
    「今日はピットストップを遅らせることで戦略で何か違ったことをする必要があったと思うし、それがとてもうまくいって2台ともポイントを獲得することができた。残念ながら、最初のスティントでプッシュしすぎてコースオフし、かなりのタイムを失ってしまった。あれがなければ、終盤にフレッシュタイヤで前のクルマにもっと接近していたはずだ。だから、もし物事が完璧だったが、もう少し上でフィニッシュできていたと思う。こおような風が強い住協では、みんなが判断に迷うものだし、一貫性を保つのは難しい。でも、僕たちは状況を最大限に活用したし、競争力のあるレースペースでチーム全体の力強いパフォーマンスだった」

    10位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「クルマは快適だったし、今日は良いペースを引き出すことができた。通常、ポール・リカールはほとんどオーバーテイクがないサーキットだけど、何とかコース上でパスできた。ラップごとに風向きが変わる少しトリッキーなコンディションだったし、コース上のあちこちでかなりのデグラデーションが発生した。レース終盤に多くのドライバーがグリップに苦しんでいたし、僕たちはそれをアドバンテージにして10位でフィニッシュすることができた。良い戦略が役立ったのは確かだ。特に19番手からスタートしたことを考えれば、2台ともポイントが取れたのは見事な結果だ。レースペースは進歩しているけど、一貫してポイント獲得できる状態を維持するには土曜日をさらにゲインを見い出す必要がある」

  • ホンダF1 「ひとつ間違えば両方の選手権ですぐに逆転させてしまう状況」

    ホンダF1 「ひとつ間違えば両方の選手権ですぐに逆転させてしまう状況」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、ホンダのF1エンジンとして30年ぶりの3連勝を達成したF1フランスGPを振り返った。

    F1フランスGPの決勝は劇的な展開となり、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンが優勝、セルジオ・ペレスが3位に入り、チームにとっては今季初のダブル表彰台を獲得。この勝利で、ホンダF1のパワーユニットは1991年以来の3連勝を果たした。

    「ホンダとして4人のドライバーが持てる力を出すことができたので、さらによい結果を狙うという意味では完全に満足している訳ではありませんが、優勝できたということを含めて満足できたフランスGPでした」と田辺豊治はレースを振り返る。

    30年前の1991年、マクラーレン・ホンダはアイルトン・セナが4連勝を達成。田辺豊治はその第2期の連勝を経験している。

    「現場のメンバーは『チーム全員がとにかく持てる力を十分に発揮する』と常に考えて作業しています。そういうところは昔も今も変わらりません」と田辺豊治は語る。

    「今はコンストラクターもドライバーもトップですが、一つ間違えればすぐに逆転されてしまう状況です。今は、いかにしてそれを維持していくかというプレッシャーが上乗せになっています。我々全員がそういう気持ちでやっています」

    「私個人で言えば、第2期は担当エンジニアだったり、データエンジニアだったりという立場でしたが、今はテクニカルすべてを見る立場なので、その分のプラスアルファのプレシャーのなかでやっています」

    レースは残り2周での逆転という劇的な展開となった。チームメンバーとしてはどのような心境なのだろうか。

    「みなさんが非常に興奮してもらえるレース展開で、それで勝った。それは素晴らしいことですが、その半面エキサイティングなレースの展開は、我々にはその反対のプレッシャーがかかってきます」と田辺豊治は語る。

    「今日のレースでは2ストップに切り替えていますが、その作戦変更を許可したストラテジスト、エンジニア、ドライバーも含めて全員がそういう思いをかけてやっています。最後の1周までそれは続きました。そういう緊張感や想いは、物凄い物凄いものがあります」

    「第2期F1では勝って当たり前になってしまっていました。その当時も今も、何かミスしてしまえば、レースがすべて台無しになってしまうというプレッシャーは変わらなりません。その意味では今はかつての初期の段階と同じ所に来ており、気持ち的には、ここまでよく来たなという思いと、まだまだやれるところをやり尽くさないといけないという発展途上の思いが混在してる感じですかね。

    また、F1フランスGPでは、セルジオ・ペレスが3位に入り、レッドブル・ホンダは今季初めてダブル表彰台を獲得した。

    「アゼルバイジャンGPでペレス選手が優勝したのが端的な例ですが、従来のレッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペン選手の一本足打法になっていました」と田辺豊治はコメント。

    「しかし、今シーズンからペレス選手が加入して、レースの走りがとても手堅くて、予選で失敗しても徐々にペースを上げてきていています。アゼルバイジャンGPではフェルスタッペン選手がタイヤバーストでリタイアする中でしっかり優勝してくれました」

    「今回のレースでもペレス選手が予選4位からスタートする状況の中で、序盤はフェルスタッペン選手とメルセデス2台という構図でしたが、ハミルトン選手がスペインGPのようにピットインしてタイヤを交換するということができない位置をペレス選手が走っており、ボッタス選手の状況も含めて彼らも手詰まり状態に陥っていました」

    「今後チャンピオンシップを争うには、そうしたドライバーも含めて、ストラテジストやエンジニア、チーム全体がチームワークをよくしていくことが重要になってくると思います」

  • メルセデスF1 「ペレスがいなければ少なくとも1台は2ストップにしていた」

    メルセデスF1 「ペレスがいなければ少なくとも1台は2ストップにしていた」

    レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスは、F1フランスGPでのメルセデスとの戦いで重要な役割を果たしていた。

    メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、F1フランスGPのレース後、ペレスが2台のメルセデスのピットウインドウナイに留まっていたことで、“シルバーアロー”は2ストップのギャンブルを敢えてしなかったと語った。

    ピットストップシークエンスを他の3台とずらしたセルジオ・ペレスは、メルセデスの2台の近くに留まり、多くのドライバーがタイヤに苦しむなか、持ち前のタイヤマネジメントでバルテリ・ボッタスを抜いて表彰台に上がった。

    そして、その継続的なプレッシャーにより、マックス・フェルスタッペンは異なる戦略=2ストップという賭けを成功させてレースに勝つことができた。

    「ペレスが邪魔をしていたため、2ストップ戦略は危険だった」とトト・ヴォルフは Motorsport-Total.com に語った

    「ペレスが我々のウィンドウ内にいなければ、少なくとも1台のマシンは2回ストップしていただろう。現在、4台のマシンが互いに競い合っている」

    メルセデスF1のトラックサイドエンジニアリングディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンも「セルジオのタイヤが比較的にフレッシュだったことから、コース上で追い抜けるだけのペースがあるかどうかが分からず、それを懸念していた」とレース後に語った。

    今のところ、レッドブル・ホンダF1がセルジオ・ペレスを獲得したのは正解という答えが出ている。レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコも、ペレスがそのポジションにいたことで、マックス・フェルスタッペンの2ストップ戦略に踏み切ることができたと語る。

    「我々はペレスをより長くステイアウトさせることで、比較的早い段階でこの方向に取り込んだ。したがって、ペレスがいなければ、そして、彼がそれほどオープンマインドでなければ、我々はすべてを行うことができなかっただろう」とヘルムート・マルコはセルジオ・ペレスを褒め称えた。

  • 2021年 第7戦 F1フランスGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年 第7戦 F1フランスGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年のF1世界選手権 第7戦 F1フランスGP 決勝でのタイヤ戦略をF1公式タイヤサプライヤーのピレリが解説した。

    レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、非凡な2ストップ戦略でフランスグランプリを制した。P Zeroイエロー・ミディアムでスタートしたフェルスタッペンは、P Zeroホワイト・ハード~ミディアムと繋ぎ、上位勢ではただひとりの2ストッパーとなった。

    マックス・フェルスタッペンは、ファイナルラップの1周前にトップの座を奪い返した。

    メルセデスのルイス・ハミルトンは、スタート直後の第1コーナーでトップに立った。フェルスタッペンが2回目のストップを行った際、ハミルトンはステイアウトを決断し、大半が使用したミディアム~ハードの1ストップ戦略を選択した。もうひとりの2ストッパーは、16位でフィニッシュしたフェラーリのシャルル・ルクレールだった。

    トップ10グリッドを含む大半のドライバーが、ミディアムタイヤでスタートした。ハードタイヤでスタートしたドライバーは、アストンマーティンの両ドライバー、アルファロメオの両ドライバー、アルピーヌのエステバン・オコン、ハースのニキータ・マゼピンだった。レース中、ソフトタイヤは使用されなかった。

    ミディアムタイヤでスタートしたドライバーが上位8名を占めたなか、ハードタイヤでスタートしたドライバー中の最上位ドライバーは、アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルだった。ベッテルは、ハードタイヤで37周のオープニングスティントを走行後、ミディアムタイヤへ交換して9位を獲得した。同じストラテジーを採ったチームメイトが10位で続いた。

    昨日よりも冷涼な天候となったなか、日曜朝の雨が、路面に載ったラバーを洗い流した。気温は約27度、路面温度は、フリー走行や予選時よりも15度ほど低い約37度だった。

    ■各コンパウンドのパフォーマンス
    【ハードC2】
    大半のドライバーが長い第2スティントで使用した。第1スティントで使用ベッテルを含む数名のドライバーが、ハードで37周を走行した。ハミルトンは、フィニッシュまでハードタイヤで競い合った。

    【ミディアムC3】
    フェルスタッペンの勝利の鍵となった。レッドブルは、フェルスタッペンの2ストップ戦略を決断し、フェルスタッペンはファイナルスティントでミディアムを使用した。マクラーレンのランド・ノリスもミディアムを効果的に使用した。長いオープニングスティントをミディアムで走行したノリスは、ハードでファイナルスティントを走行し、5位を獲得した。

    【ソフトC4】
    レースでは使用されなかった。『グリーン』なトラックを含む今日のコンディションは、P Zeroレッド・ソフトよりも耐グレイニング性能が高い、より硬いコンパウンドの使用を促した。

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「低い路面温度、今朝の雨によってグリーンな状態になったトラック、ドライバーに影響を及ぼした風などの未知の要素によって、今日のレースは緊迫した戦略的戦いとなりました。また、これらの要因によって左フロントタイヤのグレイニングが増加したことも、今日の鍵のひとつでした。結果的に、1ストッパーが予測されたなか、レッドブルとフェルスタッペンが決断した2ストッパーの可能性も生まれました。2ストップと1ストップの差が非常に微妙であることは明らかでした。いずれの戦略も、成功させるためには、多くの責任と実行力が求められました。ファイナルラップまで誰も結果を予測できない、マスタークラスの戦略を実行したフェルスタッペンとレッドブルを祝福します」

    2021 F1 フランスグランプリ2021年 F1フランスグランプリ

  • ピエール・ガスリー、ノリスとの戦いは「ハードレーシングだった」

    ピエール・ガスリー、ノリスとの戦いは「ハードレーシングだった」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、F1フランスGPで絡んだランド・ノリス(マクラーレン)との戦いは“ハードレーシング”だったと擁護した。

    ピエール・ガスリーは、ターン11でランド・ノリスから取り戻そうとしたが、両方のドライバーは出口でコースを外れ、苛立ったランド・ノリスは無線で不満を漏らしていた。

    「彼は不満だっただろね!」とピエール・ガスリーはコメント。

    「ハードレーシングだったけど、本当に楽しかった。アウトサイドをを回って戦わないことを期待することはできない。クリーンにそれをやろうとしていた、グリップがギリギリの非常に難しいコーナーで、非常に長い。それに追い風なので、クルマをコース上に留めておくのも難しかった。映像を見ていないけど、やるすぎではなかったか確認してみるつもりだ。でも、誰もがレースが好きだ」

    「僕は出口の縁石にいたし、クリーンにやろうしていた。僕はフェアなレーサーだ。最終的に満足している。次のラップでも僕たちは戦っていた。それがレースだ」

    ピエール・ガスリーは少なくとも1台のマクラーレンに勝てなかったことに不満を持っていたが、カルロス・サインツとシャルルシャルル・ルクレールのポイント獲得したことは慰めになったようだ。

    「本当に驚いた。シャルルに何が起こったのかはよく分からないけど、彼は間違いなくタイヤに大きなダメージを負っていた。カルロスも、最初のスティントは・・・問題はデグラデーションが非常に大きかったことだ。ペースが速かったので、最初はあまりプッシュしていなかった。いくつかのラップはそれが強かった。いくつかのラップでは大きなグレイニグがでていたのを見ることができたと思う。タイヤマネジメントの面ではかなり厳しい一日だった」

    6戦連続でのポイント獲得となったピエール・ガスリーだが、アルファタウリには7位以上でフィニッシュするポテンシャルがあったと考えている。

    6番手からスタートしたピエール・ガスリーは、前に並んでいたフェラーリのカルロス・サインツを抜くことができたが、ピットストップでダニエル・リカルドにアンダーカットを決められ、後にランド・ノリスにも追い抜かれた。

    チェッカーフラッグでのダニエル・リカルドとのギャップがわずか0.7秒だったことを考えると、ピエール・ガスリーはトップ6で終えられる可能性があったと考えている。

    「全体として、こういう日はすべての感情を少し落ち着かせる必要がある。多くのことが起こった激しいレースだった」とピエール・ガスリーか語った。

    「僕たちはマクラーレン2台、メルセデス2台、レッドブル2台の後ろの4番目に優れたマシンだ。それに関しては満足することしかできないと主」

    「もちろん、ピットストップで、シャルルとリカルドにアンダーカットさせたので、少し違ったやり方でできたと思うことがまだいくつかある。それでトラックポジションが犠牲になってしまったし、ボックスから出てすぐに戦い、スティントのかなり早い段階でタイヤを痛めてしまった」

    「まだレビューが必要なことがいくつかあるけど、全体として、7位で、4番目に優れたクルマだったことについて文句を言うことはできない。良いバトルがたくさんあったし、強いレースだったと思う」

  • ルイス・ハミルトン、ボッタスとのシャシー交換に関する“作り話”を非難

    ルイス・ハミルトン、ボッタスとのシャシー交換に関する“作り話”を非難

    メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、ポール・リカールでのシャシー交換に関するストーリーは“作り話”であり、根本的に間違っていると非難した。

    バルテリ・ボッタスがひどく苦戦したF1アゼルバイジャンGPの後、フランスに向けて以前にルイス・ハミルトンが使用していたシャシーが割り当てられたことが明らかになった。

    だが、ルイス・ハミルトンは、金曜日のプラクティスでエンジニアにそのシャシーに“何か問題がある”と伝えてポール・リカールの週末を開始した。

    「難しい週末だったし、そうなると、もちろん何か違いがあるのではないかと疑問に思うようになる」とマックス・フェルスタッペンに次ぐ2番手で予選を終えた後、ルイス・ハミルトンは語った。

    「でも、それがすべて同じであることを証明する素晴らしい結果が得られた。シャシーをローテーションするのは正常なことだ」

    「メディアがいくつかの作り話を出しているのを目にした。それが間違っていることを証明してうれしく思った。エンジニアの仕事の質、そして、クルマはすべてまったく同じだということをね」

    しかし、ルイス・ハミルトンの元チームメイトであるニコ・ロズベルグなどは異なる理論を持っていた。彼らは、モナコで苦労した後、ルイス・ハミルトンの方からシャシーの変更を要求したのではないかと疑っている。

    「もちろんバルテリにとっては難しいが、ルイスはチャンピオンシップで先行しているので、そのレベルでは理にかなっている」とニコ・ロズベルグは語った。

    メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは「人々はそのようなことを考えるだろうね」と語った。

    「シャシ^は4つしかないので、同じような走行距離になるように交換する。それが理由だ」

    ルイス・ハミルトンは、メルセデスF1が今週末の憶測の中で良い仕事をしたと語った。

    「チームが集中したままで、舞台裏で起こっているすべての騒ぎにあまり動揺していないことを本当に誇りに思っている」とルイス・ハミルトンは語った。