カテゴリー: FIA(国際自動車連盟)

  • ハイテック、新たな投資契約を締結して2026年のF1参戦申請を提出

    ハイテック、新たな投資契約を締結して2026年のF1参戦申請を提出

    ハイテック(Hitech)は、2026年のF1グリッドへの参入を申請したことを正式に表明した。

    シルバーストーンを本拠地とし、現在F2、F3、F4に参戦しているレーシングチームであるハイテックは6月26日(月)、親会社であるハイテック・グローバル・ホールディングス・リミテッド(Hitech Global Holdings Limited)がカザフスタンの実業家ウラジミール・キムに25%の株式を売却したと発表した。

    ウラジミール・キムの主な関心は鉱業、銀行、航空部門で、カザフミス(Kazakhmys)とKAZミネラルズ・グループは銅鉱石の採掘と加工を手がけ、世界トップ10に入る銅生産者となっている。

    これまでキムの会社は、ボクシング・チャンピオンのゲンナディイ・ゴロフキンやセリク・サピエフ、トップクラスのテニス選手など、カザフスタンのスポーツ選手のスポンサーを務めてきたが、今回のハイテックとの契約は、彼にとって初の国際モーターレースへの進出となる。

    今回の契約について、キムは「モータースポーツは私にとって長年の個人的関心事であり、多くのカテゴリーで成功を収め、将来への野望を抱いている組織とパートナーシップを結べることを嬉しく思う」と語った。

    「私たちはスポーツとの関わりを確立している。しかし、モータースポーツへのグローバルな投資は今回が初めてとなる。そのダイナミックな魅力、露出の増加、企業間マーケティングの機会、そして急成長するファンベースは、個人的にも商業的にも私の野心と一致している」

    ハイテックのCEOを務めるオリバー・オークスは「ウラジミール・キムをハイテックグループに迎えることができ、嬉しく思う。話し合いの中で、私たちは多くの自然な相乗効果を見出した。そして、彼のサポートは、私たちがハイテックの成功の上に築き上げ、今後何年にもわたってより大きな野望の達成を目指す上で、かけがえのないものになると確信している」と語った。

    この投資契約は、ハイテックが2026年からの出場枠を確保する申請を提出したと正式に発表し、近い将来にF1グリッドに参加できるようFIAから同意を得たいと考えている中で行われた。

    新たな投資の詳細を記したプレスリリースの中で、ハイテックはF1への意欲を「シングルシーターのはしごを完成させる動きであり、ハイテックには世界最高のチームと肩を並べるにふさわしい人材、経験、リソースが揃っていることを証明するものだ」と述べている。

    FIAは現在、F1グリッドへの参加を希望する多くの関係者からの入札を評価している。

    ハイテックのほかにも、キャデラックとパートナーシップを結んだアンドレッティ、BARの元ボスであるクレイグ・ポロックが率い、スタッフの男女比率50:50のチームであるフォーミュラ・イコールが申請を確認している。

  • ウィリアムズF1、インフラ投資のための予算上限の例外をFIAに要求

    ウィリアムズF1、インフラ投資のための予算上限の例外をFIAに要求

    F1のミッドフィールドおよび下位レベルのチームは、インフラ面で追いつくことを可能にするために予算上限システムの変更を求めている。

    F1のコスト上限ルールでは、各チームが1年間に費やすことのできる金額は制限されているが、ルールには例外が組み込まれてリ、1つのチームがそれを発動したいと考えている。

    ウィリアムズ・レーシングは、20年以上前のインフラを近代化するために出費を超えることをFIAに許可を求めている。

    ウィリアムズ・レーシングのチーム代表を務めるジェームズ・ボーレス代表は、チームのインフラを最新化するために数百万ドルを費やしたいと考えている。チームプリンシパルに就任して数カ月が経ち、自由に使えるすべてのツールをきちんと監査する時間ができたことで、チームがより最新の知識と装備が必要だという結論を下した。

    「組織の一部の要素はメルセデスと同様のレベルにあるが、20年も前から時代遅れになっている要素もいくつかある」とジェームス・ボウルズは語った。

    「このチームの歴史を考えてみれば当然のことだ。約20年間は投資がゼロだったが、その後投資会社が入ってきた」

    「根本的には、多くの施設が20年前とほとんど変わらない状況にある。コンポジットは、私が20年前に別のチームで初めてこのスポーツに参加したときに知っていたものより遅れている」

    ウィリアムズ・レーシング F1

    ボウルズは、スタッフの観点からも改善が必要であることを明言している。

    「あるグループから人材を集め、彼らを遠ざけ、また別のグループから人材を集めれば、彼らは異なるステージへと進化する」

    「卓越性とは何かという見方は、今日実際とはまったく異なっている。社内では、私が彼らに求めてきた仕事の多くは、3年分の開発を半年でやれと言っているようなものだ。ええ、でもそれがスタンダードなんです。実際、基準はそれよりも高い」

    「ここが中間地点だと思う。人々に道筋を示し、道筋を導き、彼らを確実にサポートし、同じことができるような設備を提供しなければならない」

    しかし、すべての施設を近代化しようとするウィリアムズの行く手を阻むものがある。現在のF1予算上限規定では、チームの資本支出は4年間で2,800万ポンド(約30億円)しか認められておらず、ウィリアムズがライバルに追いつくために必要な金額には到底及ばない。

    幸いなことにFIAは、アストンマーティンが新しい風洞の建設を望んだときのように、特別な免除に積極的な姿勢を示している。ボウルズは、チームが同様の取り決めをするために連絡を取っていることを認めた。

    「F1とFIAは非常に協力的だ。ここに来て最初の1週間で、私は彼らに『メルセデスにはこういうものがあって、ウィリアムズにはこういうものがある。我々がそれと競争できる可能性はゼロだ』と示した」

    「そして今、我々がいるのは、7月までに契約が結ばれ、我々のようなチームが追いつくために投資できるようになるということだと思う」

  • FIA、電気自動車の新カテゴリー『Electric Sport Vehicle』を創設

    FIA、電気自動車の新カテゴリー『Electric Sport Vehicle』を創設

    FIA(国際自動車連盟)は、市販車に近い電気自動車の新しいエントリーレベルクラスを創設した。

    エレクトリックスポーツビークル(Electric Sport Vehicle)として知られるこのカテゴリーには、GTマシンと、運営団体が標準仕様で最低出力300kW(402bhp)を持つ“クーペ型スポーツセダン”が参加できる。

    ESVは、長年にわたって開催されてきたグループNの市販車カテゴリーの精神に則って考案されたもので、国や地域レベルのレースやヒルクライム、スプリントイベントなど、既存の競技に電気自動車を組み込めるようにするものだ。

    また、新ルールによって各メーカーがEV用のワンメイク・シリーズを立ち上げることも想定されている。

    FIAは、世界モータースポーツ評議会がルールに署名した後の金曜日に発表した声明の中「将来に向けて持続可能なモータースポーツを発展させる」ために高電圧の安全における能力を活用したいと考えているで述べた。

    グループNのESV規則では、限られた範囲での改造が認められており、FIAは、メーカーがすぐにレースに出場できるような車両を用意することを想定している。

    FIAが想定しているのは、販売開始から2年間で最低300台の生産台数を達成した車両のみである。

    アウディRS e-tron GT、ポルシェ・テイカン、BMW i4、マセラティ グラントゥーリズモ フォルゴーレなどが新クラスの対象となる。

    FIAのサーキットスポーツ担当ディレクターであるマレク・ナワレッキは「世界のモータースポーツを統括するFIAの責任は、加盟クラブだけでなく、地元のオーガナイザーやプロモーターがFIAの知識と専門知識を利用できるようにすることでもある」と述べた。

    「したがって、異なる種目やフォーマット、異なるスポーツ・レベルに適用される一連の技術規則を設けることが、これを満たすための鍵となる」

    「FIA ESVはグループNの精神を復活させる。グループNでは、ディーラーで購入し、必要な安全装備がすべて装備されている車は、基本的に競技に使用でき、さまざまな分野や形式に適している」

    FIAのGT委員会委員長であるルッツ・ライフ・リンデンは、新レギュレーションが「市場の要求に非常に応えている」と付け加えた。

    「このテクニカルレギュレーションを持つことで、各メーカーのカスタマーレーシング部門は、電気自動車の競技用バージョンを提供できるようになり、GT3がそうであるように、かなりの収益源となるはずだ」

    「彼らが独自のワンメイク・シリーズを創設する道も開けるだろう」

    ESVでは2輪駆動と4輪駆動の両方が認められるが、全高は最大1460mmで、SUVやクロスオーバー車は対象外となる。

    また、ワイドなホイールやタイヤを装着するためにホイールアーチを大きくしたり、冷却ダクトを追加することは認められるが、オリジナルのシルエットは維持されなければならない。リアハッチやドアなどの一部のボディワークパネルは軽量素材で製造できる。

    ESVルールに沿って開発された車両は、重量、パワー、エアロダイナミクスを含む多くのパラメーターに基づくFIAのパフォーマンス・ファクター・システムによってクラス分けされる。

    また、これらの車両には、ハイブリッドマシンの世界耐久選手権やフォーミュラEで開発されたFIAセーフティライトシステムを搭載しなければならない。このシステムは、コース上で事故が発生した場合にマーシャルが車両に触れても安全であることを示す。

    GT委員会が主導するプロジェクトであるESVを発表したFIAの声明には、ラリーについての言及はない。

    ESVは、2021年に発表されたFIAエレクトリックGT選手権のルールとは一線を画している。

    ESVは、GT3レベルの性能を持つマシンを開発するために考案されたもので、当初は今年、パイロットレースシリーズで開幕する予定だった。

    この計画はメーカーからの支持を得ることができず、現在も後回しにされている。

  • F1、別部門の技術プロジェクトを利用したコストキャップの抜け穴を封鎖

    F1、別部門の技術プロジェクトを利用したコストキャップの抜け穴を封鎖

    FIA(国際自動車連盟)がF1のコストキャップ規制の抜け穴となる可能性のある穴をふさぎ、チームが支出制限の範囲外でスタッフを活用することを防いだとAutosportが伝えている。

    F1の統括団体は、コストキャップ規制の遵守を徹底させるために強化している努力の一環として、F1チーム以外の特別プロジェクト部門がパフォーマンス向上のために利用されている疑いがあるとして介入したと情報源は示唆している。

    近年、F1チームがシニアテクニカルスタッフを雇用し、別部門で技術的なプロジェクトに携わることで、グランプリレースで得た知識を活用し、より広いビジネス界に売り込むことが一般的になっている。

    例として、レッドブルにはアドバンスド・テクノロジー部門、マクラーレンにはアプライド・テクノロジー部門、メルセデスにはアプライド・サイエンス部門、アストンマーティンにはパフォーマンス・テクノロジー部門がある。

    これらはすべて成功を収めており、ロードカー、アメリカズカップのヨット、自転車、その他のデザインを含む複数のプロジェクトに取り組んでいる。

    しかし、一部のチームがシステムを悪用し、これらの部門を使ってF1に関する知識を深め、その情報を無償でチームに還元しているのではないかという疑惑が浮上したことを受け、FIAが介入した。

    FIAは、今年初めに起草され、最近改訂され、施行された技術指令の中で、F1チームに対し、F1活動の外部で実行されているプロジェクトから得た知的財産を、その作業がコストキャップに該当しない限り、チームに戻すことは許可されないと明言した。

    TD45と呼ばれる技術指令では、F1チームがこうした特別プロジェクト部門を運営する自由は残るものの、F1チームが使用する知的財産はすべてコストキャップのもとに計上されなければならないため、同じ会社内の自由なソースから得ることはできないと規定されている

    F1の知識はこれまで通り技術部門に自由に提供することができるため、外部のビジネスに活用することは可能だ。

    この件に関してFIAから正式な声明は出ていないが、Autosportの取材に対し、そうした技術部門を持ついくつかのF1チームは、自分たちはれぎゅれーしょんを完全に順守しており、今回の明確化を歓迎していると主張した。

    しかし、状況をよく知るあるF1関係者は、TD45がすでに変更を引き起こしたと語った。

    「TD45の影響は出ている」と関係者は語る。「自分たちがやっていたことが許されなくなったことに気づき、行動を起こさざるを得なくなった者もいる」

    「しかし、難しいのは、彼らは1月1日(TDがカットオフ・ポイントを宣言した日)からそれを続けていることになるため、この時点までに支出があったことになり、これから対処し、何らかの方法で取り戻す必要があるということだ」

    コストキャップが始まって以来、チームがF1スタッフを外部オペレーションに活用することへの疑惑が広まっている。

    アルピーヌのチーム代表であるオトマー・サフナウアーは今年初め、大規模なチームがスタッフを雇用することでコストキャップに算入されない方法を見つけていたと語った。

    「他のいくつかのチーム、大きなチームが今やっていることは、予算上限の範囲内でより多くのスタッフを雇用するために、抜け道や組織的な変更が可能な場所を探したり、よりよく理解することだと思う」とサフナウアーは語った。

    「そして、我々はまだそこに到達していない」

    「彼らは『100人を解雇したが、また雇いたい』と考えている。彼らは、一人の人間としてカウントしないか、マーケティングを担当するか、あるいは何であろうと、一部の時間だけボートで働くなどをしている」

    TD45の登場は、FIAがコストキャップ分析の一環として今年のチーム支出を調査するため、より徹底的な取り組みを行っていると複数の関係者が語っていることを背景にしている。

    ある関係者によると、FIAはここ数週間、チームのファクトリーを訪れて財務のフォレンジック分析を行っており、コンプライアンスに関するFIAからの最新の質問項目は合計で100を超え、12カ月前よりもはるかに多くなっているという。

    昨年、レッドブルは2021年中の支出超過に対して700万ドルの罰金と風洞開発期間の短縮を言い渡された。

  • F1、日本GPの4月開催を含めて2024年にF1カレンダーに大幅な変更を検討

    F1、日本GPの4月開催を含めて2024年にF1カレンダーに大幅な変更を検討

    F1は、中国GPの復帰、日本GPの4月開催、一部レースの土曜開催など、F1カレンダーの大幅な変更を検討している。

    コルドバで開催されたFIA総会では、F1の将来について話し合われた。F1のオーナーであるリバティ・メディアは、すでにスプリントレースのフォーマットを変更し、特別なスプリント予選セッションを含めるなど、カレンダーの近代化を望んでいる。

    ここ数日、FIA総会ではバーレーンとサウジアラビアで開催されるレースを、イスラム教のラマダン(断食月)の祝日を考慮し、日曜日ではなく土曜日に移動させる構想が議論された。

    現在、レースは日曜日に開催されている。イスラム教徒の断食月であるラマダンは通常3月から4月にかけて行われるため、レースは土曜日に開催される可能性がある。

    提案されている変更シーズンは、バーレーンで3月2日に開幕し、サウジアラビアで3月9日に続き、両レースは土曜日に開催される。

    議論されたもう一つのアイデアは、中国GPのカレンダー復帰だ。早ければ来年にも中国GPがF1カレンダーに復帰する可能性がある。

    また、すでに自民党の古屋圭司が明らかにしているように、日本GPが4月に変更され、中国GPと連続して開催される可能性がある。そのほうが輸送物流にとって合理的であり、環境にも良いだろう。

    2024年シーズンは、サウジアラビア後のアジアのレースが含まれる可能性があり、鈴鹿は4月7日に第4戦として開催され、4月21日に中国GPが開催される。

    モナコのような象徴的な場所でさえも、伝統的なレースの将来について多くのことが語られてきた。

    モンテカルロは今のところその座を維持しているようだが、ベルギーGPの今後は決まっておらず、オランダのザントフォールトと交互に開催される可能性がある。

    ステファノ・ドメニカリは、こうした変更がスポーツのルーツを軽視していることを否定し、「F1が歴史的なレースをリスペクトしていないと言っているのを聞くと笑ってしまう。その逆だ」とBeyond the Gridに語った。

    「確かに、歴史的レースが独自の個性を持つことは非常に重要だ」

    「我々が望んでいるのは、F1が成長しているこの素晴らしい瞬間を利用して、みんなが正しいことをするようにすることだ。世界が進化していることを理解することだ」

  • FIA ニコラス・トンバジス 「レッドブルF1のライバルはまもなく追いつく」

    FIA ニコラス・トンバジス 「レッドブルF1のライバルはまもなく追いつく」

    FIA(国際自動車連盟)のトップオフィシャルであるニコラス・トンバジスは、レッドブルのライバルたちが間もなく現行の“グラウンドエフェクト”レギュレーションが失敗ではないことを証明するだろうと考えている。

    現在のところ、このレギュレーション変更が意図しているのはグリッドの上下でホイール・トゥ・ホイールの接戦を繰り広げることだが、マックス・フェルスタッペンとレッドブルは明らかに、そして完全に支配している。

    しかし、フェラーリの元F1デザイナーとして知られ、現在はFIAの“シングルシーターディレクター”を務めるトンバジスは、ルールが失敗したと結論づけるのは間違っていると考えている。

    「レッドブルを除けば、他のドライバーは全員近いところにいる」とトンバジスはCorriere della Seraに語った。

    「そして、パフォーマンスの収束が達成されるのは時間の問題だと思う」

    アストンマーティン、メルセデス、フェラーリといったレッドブルのライバルたちは、風洞の制限や2021年の予算上限違反のペナルティが発動されれば、レッドブルに大きく近づくだろうとの見方もある。

    「もしかしたら数カ月以内に達成されるかもしれないし、来年初めになるかもしれない」とトンバジスは語る。

    「しかし、メルセデスやフェラーリも含め、ほぼ全員がレッドブルの技術コンセプトに向かって進んでいる」

    「2021年のような接戦が再び見られることを期待している。しかし、人為的にそれを作り出すことはできない」

    実際、レッドブルと他のドライバーの差を縮めるためにルールの変更を行うのは間違っているとトンバジスは考えている。

    「一部の人が他の人よりも良い仕事をする能力に対抗することはできない。これらのルールでより良い仕事をした人がいることを認めなければならない」とトンバジスは付け加えた。

    そして、このレギュレーションはまだ新しいもの、2026年に予定されている次の新ルールでは、より競争力のある、より良い状況になることをF1は望んでいる。

    「新しいF1は2024年6月に定義される」とトンバジスは明かした。

    「空気抵抗が大幅に削減されるだろう」

    「現在のF1マシンには、ストレートで見えないパラシュートが後ろに付いているが、環境との整合性を保つために、それを取り除きたい」

    「空気抵抗を減らすことで、マシンにいくつか可動パーツが付くかもしれない。これはストレートでの助けになるだろ」

    とはいえ、DRSがF1において依然として役割を果たすことはほぼ間違いないだろうとトンバジスは警告する。

    「理想的な世界ではDRSを廃止することも考えられるが、短期的にはそうはならないだろう。さもなければオーバーテイクが非常に困難になるからだ」とトンバジスは語った。

    「もはや、シミュレーションがそれほど発達しておらず、1台のマシンと次のマシンの差が大きかった80年代とは違う。現在の技術レベル、科学レベルでは、DRSを廃止することはスポーツにとってリスクとなるだろう」

  • F1、ネイマールの件を受けてグリッドアクセスの取り締まりを示唆

    F1、ネイマールの件を受けてグリッドアクセスの取り締まりを示唆

    FIA(国際自動車連盟)は、2023年のスペインGPでネイマールが関与した事件を受け、F1を含むトップシリーズのレース前のグリッドアクセスの取り締まりを示唆した。

    F1、フォーミュラE、世界耐久選手権などのレースでは、有名人や招待客、国際メディアのメンバーが、シリーズ関係者やチーム関係者と一緒にグリッドに立つことが、限られた人数ではあるが認められている。

    しかし、今月行われたスペインGPのフォーメーションラップが始まったとき、ブラジル人サッカー選手のネイマールを含むゲストがメインストレートの芝生の端に位置したままだったことから、このアクセスは現在精査されている。

    この件は、FIA世界モータースポーツ評議会が4月のオーストラリアGPで発生したトラック侵入事件に関する調査の結果を待っている最中に発生した。レース関係者はその直後、スチュワードに呼び出された。

    このイベントのプロモーターは、6月にこの事件に関する報告書を提出する予定である。その一環として、FIAは「安全性とセキュリティの懸念に対処する改善計画」を期待している。

    Autosportによると、その対策の1つとして、グリッドへのアクセスに制限を設けることが検討されているという。
    。

    WMSCの声明によると、「ゲスト、関係者、チームなど、グリッドにいるすべての人の健康と幸福を守ることがFIAの優先事項」だという。

    F1では、マシンの移動に伴って有名人のゲストがグリッドにアクセスすることを許可することがある。2017年のアメリカGPでは、フォーメーションラップが始まる前にウサイン・ボルトとの特別な写真撮影が行われた。

    FIA会長のモハメド・ビン・スライエムは「我々はスペインGPでの出来事から学びを得なければならない。FIAは、ステファノ・ドメニカリ(CEO)から、このような事件が二度と起こらないようにするための対策が取られていることを保証されている」と語った。

    「F1だけでなく、フォーミュラEや世界耐久選手権などのカテゴリーでも、最近の私の経験から、いくつかのイベントでグリッドに人が多すぎることが問題になっている」

    「いかなる場合においても、プロモーターが安全性とセキュリティに関するFIAの要件を遵守することに疑いの余地はない。すべての人にとって安全な環境を確保するのは FIA の義務だ。モータースポーツにおける安全は連盟の最優先事項だ」

    スペインのコルドバで開催されたWMSCの火曜日の会合では、ノックセンサー(ボッシュ)と絶縁監視装置(ベンダーGmbH&Co.KG)の単一サプライヤーが、2026年から始まる新しいF1パワーユニット規則に任命された。

  • レッドブルF1独走を阻止するための介入は「不公平な操作」とドメニカリCEO

    レッドブルF1独走を阻止するための介入は「不公平な操作」とドメニカリCEO

    F1のCEOであるステファノ・ドメニカリは、レッドブル・レーシングのチャンピオン獲得を阻止するためにシーズン途中でルールを変更するのは不公平な「操作」であると語った。

    レッドブルは2023年、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスが全レースを制し、すでにチャンピオンシップランキングでは手が届かない存在になりつつある。

    そのアドバンテージの大きさから、レッドブルが今年、全戦優勝という歴史的な快挙を成し遂げるのではないかと予想する向きも多い。

    しかし、トップ争いの欠如は、F1がファン離れを起こし、テレビ視聴率やファンの関心を低下させるのではないかという懸念の引き金にもなっている。

    ドメニカリは、興奮という観点からは勝利を目指してもっと接戦になったほうが良いと認めているが、F1やFIA(国際自動車連盟)がレッドブルを抑え込むためにシーズン半ばにルール変更を行うのは間違っていると明言する。

    ポッドキャスト『F1 Beyond the Grid』に登場したドメニカリは、介入することを考えたことがあるかという質問に対し、「そういうことを言うのはフェアではないと思う」と語った。

    「我々が操作の一部と見なされるのは不適切だ。正しくないし、フェアでもない。ある意味で私はそのようなアプローチを全く想像していない」

    ドメニカリは、F1がよりエキサイティングになるようなルール変更を行うよりも、現状を正確に維持した方が、レッドブルのライバルたちがギャップを縮めるのに有効だと考えている。

    「ルールが変更されてから何年も経っていないこともあり、それが今では正しいアプローチだと思う」とドメニカルは語った。

    「したがって、これは確実に起こることだ」

    「F1は常にサイクルがあるスポーツで、チームが非常に優位に立った後、他のチームが方程式に加わるということがあった」

    「だから、我々の目標は、戦略的なアプローチで言えば、将来的にこうしたサイクルが短くなるようにすることだと言える」

    ドメニカリはまた、レッドブルの後ろは信じられないほど接近しており、今年のF1グリッドに競争がないわけではないと強調した。

    「1つのチームと他のチームのと間には差があると思う」とドメニカリは語った。

    「彼ら(レッドブル)が素晴らしい仕事をしたことを考慮する必要がある。ギャップが大きいように見えるのは事実だが、人生では物事が急速に変化する可能性があることを知っているので、慎重になる必要がある」

    「他のチームはとても、とても接近している。他のチームとの差を見ると、彼らは信じられないような仕事をしたと思うし、それが報われる必要がある。だから、今言ったように、我々がやりたいことの目的は、この差をできるだけ小さくすることだということは明らかだ」

    「他のチームも、予算枠の中でいかに開発に追いつくことができるか注目していると思う」

    「今日リードしているチームの成長曲線が鈍化するかどうかを見るのは興味深いことだろう。結局のところ、彼らは短期的にはより良い仕事をしたからだ。今後2、3ヶ月の間に見るのが非常に興味深い」

  • FIA会長、2026年の次世代F1マシンの軽量化を要求

    FIA会長、2026年の次世代F1マシンの軽量化を要求

    FIA会長のモハメド・ビン・スライエムは、2026年に制定される次期F1技術規則において、F1マシンをより軽量化するよう呼びかけた。

    昨年、F1のレギュレーションが大きく見直され、グランドエフェクト・エアロダイナミクスが復活したことで、マシンの最低重量は800kg近くにまで増加した。

    現在、マシンは10年前より150kg以上重くなり、エネルギー回生システムKERSが初めて導入された前年の2008年よりも200kg近く重くなっている。

    新しいエアロパッケージと、現在のV6ターボハイブリッドパワーユニットに搭載された重いハイブリッドシステムが、近年の天文学的な重量増の一因となっている。

    自身もラリードライバーとして活躍したモハメド・ビン・スライエムは、現在のフォーミュラが安全性や燃費に適していないことを感じている。そこで彼は、3年後のルール改正の際に、変更することを提案している。

    「私が非常に明確にしたいことの1つは、より軽い車が必要だということだ」とモハメド・ビン・スライエムはMotorsportに語った。

    「その方がいいと思う。私はモータースポーツ出身で、軽いクルマはより安全で、同じ量の燃料を使わなくても済む」

    「実現は難しいだろうが、誰もがそれを望んでいる。私はラリー出身で、重いクルマほど悪いものはないと思っているので、プッシュしている」

    F1のCEO、ステファノ・ドメニカリは、今後の車重の増加は持続可能ではない可能性があることに同意した。

    「常に議論されてきたポイントの1つが重量だった」とドメニカリは語った。

    「ご存知のように、ハイブリッドエンジンやバッテリーによって重量は増加し、それはF1の本質にそぐわないものである。したがって、それは将来の議論のテーマだ

  • マックス・フェルスタッペン 「FIAはF1の赤旗予選ルールを考えていない」

    マックス・フェルスタッペン 「FIAはF1の赤旗予選ルールを考えていない」

    マックス・フェルスタッペンは、赤旗を出したドライバーにペナルティを課すべきだという声があるにもかかわらず、F1の予選ルールは変更されないと予想している。

    フェルスタッペンはは、昨年のF1モナコGPの予選で、前方で起きたクラッシュのために最終ラップを終えることができず、悔しい思いをした。セッションが早く終了するまではラップタイムを更新する勢いだったが、チームメイトのフェルスタッペンより先にスタートしたセルジオ・ペレスがポルティエでクラッシュしたため赤旗終了となった。

    このほかにも、予選セッションで起こした赤旗や黄旗によってドライバーが恩恵を受ける例は最近多く見られる。2年前のF1モナコGPでは、シャルル・ルクレールが1回目の走行でトップタイムを記録し、2回目の走行でクラッシュした後にポールポジションを獲得している。前戦マイアミでは、ルクレールが再びクラッシュしたため、フェルスタッペンは予選で2本目の走行を完了することができなかった。

    予選で強いグリッドを失わないために、意図的に黄旗や赤旗を出したと非難されたドライバーもいる。2006年のF1モナコGPでは、ミハエル・シューマッハが他のドライバーにタイムを破られないようにラスカスで意図的にクルマを止めたとスチュワードに判断され、グリッド後方に追いやられた。その8年後、ニコ・ロズベルグはQ3中にミラボーでマシンを止め、イエローフラッグが出され、ポールポジションのタイムが破られることはなかったが、ペナルティは科されなかった。

    「よくあることで、ほとんどの場合、わざとではない」とフェルスタッペンは語る。

    「でも、それはモナコや他のストリートサーキットでも起こることなので対処する必要がある」

    フェルスタッペンは、そのようなインシデントが疑わしい思われる場合にどのように対処するかについて「何も合意されていないし、決まっていない」と述べた。

    「でも、2本目に赤旗が出ることはもう何度も起きている。1本目をしっかり走らせればいいだけだ」

    インディカーなどの他のシリーズでは、長年にわたって、赤旗を出すことでドライバーが利益を得ることができないようにするルールがある。しかし、F1は同様の規則を導入しておらず、フェルスタッペンはFIAがそのようなことに興味を持っていないと考えている。

    「基本的に赤旗を出して、他のドライバー全員のラップを中止させるのは、時には少し苦痛なことだ」とフェルスタッペンは語った。

    「他のカテゴリーでは、赤旗を出すと、その予選のすべてのラップを失うということがある」

    「それは考えるべきことかもしれないけど、現時点でFIAはそれについて真剣に考えているようには見えない。どうなるか見てみよう。でも、さっきも言ったように、僕たちは自分たちがいいラップをする必要があるだけだ」