カテゴリー: スクーデリア・フェラーリ

  • フェラーリF1 ハミルトンへの指示にヴィルヌーヴ違和感「ちょっと奇妙だ」

    フェラーリF1 ハミルトンへの指示にヴィルヌーヴ違和感「ちょっと奇妙だ」

    2025年F1オーストリアGPで好成績を収めたフェラーリだが、ルイス・ハミルトンへの無線指示を巡り、元F1王者ジャック・ヴィルヌーヴは「ちょっと奇妙だった」と疑問を呈した。

    スクーデリア・フェラーリはレッドブル・リンクでシャルル・ルクレールが3位、ハミルトンが4位でフィニッシュ。チームとしては今季有数の好結果となったが、ピット戦略を巡って再び無線のやり取りに注目が集まった。

    ハミルトンは50周目終了時にピットインを指示されたが、そのタイミングに納得がいっていなかった様子だ。ピットを求めるレースエンジニア、リカルド・アダミに対し「ピットインしたくない」と無線で返答していた。

    当時ハミルトンは、すでに2回目のストップを終えていたルクレールの前を走行しており、自身のスティントを延長したいと希望していた。

    このやり取りについて、ヴィルヌーヴは自身のInstagramストーリーで次のようにコメントした。

    「フェラーリは上位を争っていて、2台揃って良い結果だった。でもまたしてもエンジニアとドライバーの間でコミュニケーションが噛み合っていないように見えた。モントリオールではルクレールがワンストップを主張して無視されたし、今回はハミルトンだ。ちょっと奇妙だ」

    スクーデリア・フェラーリ F1 ルイス・ハミルトン

    マクラーレンのチーム内バトルを称賛「素晴らしいショーだった」
    序盤戦で注目を集めたのは、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリによるマクラーレン同士の激しいトップ争いだった。

    ヴィルヌーヴはこれについても賞賛を惜しまなかった。

    「マクラーレンの2人によるバトルは素晴らしいショーだった。彼らを自由に戦わせたマクラーレンにも拍手だ。最後の最後まで限界ぎりぎりの戦いで、見ていて本当に興奮した」

    「ピアストリは少しやりすぎた場面もあり、落ち着かせる必要があったが、それでも素晴らしいレースだった」

    アントネッリの接触には「F2で走っていれば分かるはず」
    一方、レース序盤に話題となったのが、メルセデスのキミ・アントネッリがターン3でマックス・フェルスタッペンに追突し、両者がリタイアとなったアクシデントだ。

    「ルーキーのアントネッリがフェルスタッペンをリタイアさせるミスを犯したのは、レッドブルにとって良い日ではなかった。1周目のヘアピンで起きたことだが、彼はF2でもここを走っていて、あそこがどれだけ減速するか知っていたはずだ」

    「とはいえ、経験豊富なドライバーですらあのミスをすることはある。今回のことから彼も学ぶはずだ」

    ローソンとボルトレトに称賛「アロンソとのバトルは最高だった」
    また、今大会でキャリア最高位となる6位に入ったリアム・ローソン、そしてF1初ポイントを獲得したガブリエル・ボルトレトにも賛辞を送った。

    「ボルトレトもよくやっていたが、ローソンは本当に素晴らしかった。最後にアロンソとやりあったバトルは最高で、あの7位を守り抜いたのは見事だった。全体的に、楽しくて見応えのあるレースだった」

  • ジェローム・ダンブロジオ フェラーリF1緊急指揮は「副代表としての職務」

    ジェローム・ダンブロジオ フェラーリF1緊急指揮は「副代表としての職務」

    フェラーリのフレデリック・バスール代表がF1オーストリアGP決勝日を欠席したことで、副代表のジェローム・ダンブロジオが現場を指揮する形となったが、本人は「チーム代表デビュー」との見方を否定している。

    レッドブル・リンクでの週末は、フェラーリにとってまずまずの内容となった。アップグレード版SF-25の初実戦となったこの週末、シャルル・ルクレールは予選で2番手を獲得し、決勝でも3位でフィニッシュ。今季4度目の表彰台を獲得した。一方、ルイス・ハミルトンは4位に終わった。

    バスール代表の不在とダンブロジオの代行
    決勝日の朝、フェラーリは以下の声明を発表し、バスールの不在を明らかにした。

    「フレッドは個人的な事情により帰国したため、本日は現地に不在です。副代表のジェローム・ダンブロジオが代行を務めます」

    この状況で現場の指揮を執ることになったダンブロジオは、レース後にメディアの取材に応じ、以下のように語った。

    「今日は自分がチーム代表を務めたとは思っていない。副代表としての職務を全うしただけだ。フレッドが離脱することになった場合は、自分が代わりに対応するというのが役割の一部だ」

    「今日は順調に進んだと思う。なぜなら我々には強力なチームがあるからだ。裏方にも優れたスタッフが揃っているし、エンジニアリングチームもメカニックも素晴らしい仕事をしてくれた。だから自分としては、とてもスムーズに感じた」

    スクーデリア・フェラーリ

    「フレッドとは1日20回話す」
    「ファクトリーでもレース現場でも、僕はフレッドと1日に20回は会話している。我々はしっかり連携しているから、まるで“いきなり放り込まれた”ような感覚は全くなかった」

    「今年は多くのレースに帯同しているし、いつもピットウォールに座ってチームと共に戦っている。だから今日も、これまでと大きく異なることはなかった」

    元F1ドライバーとしての経歴とフェラーリ入り
    ジェローム・ダンブロジオの名前は、F1ファンにはおなじみかもしれない。彼はマルシャとロータスで通算20戦に出走した元F1ドライバーだ。引退後はメルセデスでドライバー育成ディレクターを務め、トト・ヴォルフ代表の信頼を得て、日本GPやカタールGPでは代行代表を務めたこともある。

    そして2024年、ダンブロジオはフェラーリに移籍。現在は副チーム代表およびドライバー・アカデミー責任者を兼任している。

  • シャルル・ルクレール F1オーストリアGP3位表彰台「方向性は正しいと思う」

    シャルル・ルクレール F1オーストリアGP3位表彰台「方向性は正しいと思う」

    シャルル・ルクレールは、F1オーストリアGPで3位表彰台を獲得。フェラーリが投入したアップグレードが期待通りに機能していると高く評価した。

    スクーデリア・フェラーリは今週末のレッドブル・リンクに新しいフロアを導入。ここ数戦で表彰台争いと下位ポイント圏を行き来する不安定な状態から脱却し、巻き返しを図っていた。

    ルクレールは予選でランド・ノリスとオスカー・ピアストリのマクラーレン勢に割って入る2番手タイムを記録。ピアストリがイエローフラッグの影響を受けたことも手伝っての好結果だったが、決勝では1コーナーでピアストリに抜かれ、以降はそのまま3位でフィニッシュした。

    「1コーナーで抜こうとは思ってなかった。あそこでアウトから仕掛けるのは難しいからね」とルクレールは説明。

    「スタートが良くてサイド・バイ・サイドになったけど、早めにブレーキを踏まざるを得なかった。オスカーにアウトから抜かれたけど、あれは僕にできることはあまりなかった」

    「ただ正直、仮に2番手をキープできたとしても、彼ら(マクラーレン)は速すぎたから、すぐに抜かれていたと思う」

    シャルル・ルクレール F1 オーストリアGP スクーデリア・フェラーリ

    ルクレールは続けて、フェラーリが持ち込んだアップグレードについても言及した。

    「まだ改善すべきところはあるけど、チームは本当に素晴らしい仕事をしてくれた。正しい方向に進めていると思う。とはいえ、ペースはまだ少し足りない」

    今後の見通しについて問われたルクレールは、期待感をにじませながらも慎重な姿勢を見せた。

    「希望は持っている。この週末の内容がそれを示している」

    「僕たちは正しい方向に小さな一歩を踏み出せた。でもアップグレードを過信しすぎず、2~3戦の様子を見て、きちんと評価する必要がある。思った通りの効果は出ているけど、本当の意味での速さを判断するにはまだ時間が必要だ」

    「できるだけ早く次の新パーツが届いてくれれば、それがマクラーレンとの差をさらに縮める助けになると思う」

    この結果によりフェラーリはコンストラクターズランキングでメルセデスを逆転し、2位に浮上した。

  • ルイス・ハミルトン F1オーストリアGP4位「少しずつだけど前進できている」

    ルイス・ハミルトン F1オーストリアGP4位「少しずつだけど前進できている」

    ルイス・ハミルトンは、F1オーストリアGPで4位となったを今季最も競争力のある週末だったと前向きに評価しつつも、依然として多くの課題を抱えていることを認めた。

    スクーデリア・フェラーリは新フロアを投入した今週末のレースで両マシンが上位を争い、ハミルトン自身も首位ランド・ノリスから30秒以内でのゴール。これまでに比べて明らかにパフォーマンスが向上していた。

    「少しずつだけど前進できている。これは大きなポジティブ要素だ」とハミルトンは語る。

    「チームとしても進歩できたし、今週末は2番目に速いチームだった。何より1分以上遅れてのゴールではなかったという点が嬉しいね。今の段階ではマクラーレンのような走りはできないけど、今回のアップグレードと、チーム全体の良いオペレーションが成果につながったと思う」

    ルイス・ハミルトン F1 オーストリアGP スクーデリア・フェラーリ

    今後に向けての希望を尋ねられたハミルトンは、「予選の感触は良くなってきている」と手応えを示しつつ、決勝での課題も明らかにした。

    「レース中のバランスには本当に苦しんだ。低速ではアンダーステア、高速ではオーバーステアがひどくて、どのツールを使っても調整できなかった」

    「それにブレーキにも常に問題を抱えていて、今回も一貫してマネージしなければならなかった。それがかなりのタイムロスになっていた」

    それでもハミルトンは、「ポジティブな点を持ち帰る週末だった」と強調。進化の途中であるフェラーリにおいて、自身の適応と車両の理解をさらに深める必要があると語った。

    フェラーリはこのレースでシャルル・ルクレールが3位、ルイス・ハミルトンが4位に入り、2台そろって上位入賞を果たした。これによりチームはコンストラクターズランキング2位に再浮上。一方、メルセデスはジョージ・ラッセルが5位に入ってポイントを獲得したものの、アンドレア・キミ・アントネッリがオープニングラップでマックス・フェルスタッペンに接触してリタイアとなり、チームとしてはやや苦しい週末となった。

  • フェラーリF1 バスールが「私的な理由」で帰国 ダンブロジオが指揮

    フェラーリF1 バスールが「私的な理由」で帰国 ダンブロジオが指揮

    フレデリック・バスール欠場でスクーデリア・フェラーリはオーストリアGPを副代表のジェローム・ダンブロジオと共に戦う

    フェラーリF1は、2025年F1オーストリアGPをチーム代表フレデリック・バスール不在のまま迎えることが明らかとなった。バスールが2023年に指揮を執り始めて以来、グランプリを欠席するのは今回が初となる。

    スクーデリアの広報担当によると、バスールは「私的な理由により本日サーキットに不在」であり、急きょ帰国したという。

    その代役として、ピットウォールではフェラーリ・ドライバー・アカデミー責任者で副代表を務めるジェローム・ダンブロジオが指揮を執ることになった。

    この知らせは、フェラーリにとって痛手となる。チームは今季ここまでで最も好調な予選結果を記録したばかりで、シャルル・ルクレールが2番手を獲得し、2台のマクラーレンを分断。ルイス・ハミルトンも4番手と、自身今季最高のグリッドを確保している。

    フェラーリは今回のレッドブル・リンクに向けてSF-25に新たなアップグレードを投入しており、土曜日の走行からは明確なパフォーマンス向上が見て取れる。

    スクーデリア・フェラーリ F1 オーストリアグランプリ元F1ドライバーでバスールの副代表であるジェローム・ダンブロジオがチームを率いる

    一方で指揮を執ることになったダンブロジオにとっては、思わぬ形での大役となった。

    元F1ドライバーのダンブロジオは39歳。メルセデスでドライバー育成ディレクターを務めた後、2023年10月にフェラーリへ加入。2023年の日本GPではトト・ヴォルフが不在のメルセデスにおいてチームを率いた実績も持つ。

    それ以前はフォーミュラEのヴェンチュリ・レーシングでスージー・ヴォルフの下で副代表を務め、2021年にはチーム代表に昇格。自身もフォーミュラEで6年間のドライバー経験を積み、その前にはF1で3年間、ヴァージンから2011年にフル参戦したほか、ルノーとロータスでリザーブドライバーを務めていた。

  • シャルル・ルクレール F1オーストリアGP予選「アップグレードの効果が出た」

    シャルル・ルクレール F1オーストリアGP予選「アップグレードの効果が出た」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)はF1オーストリアGP予選で2番手を獲得。久々のフロントロウスタートに満足感を示しつつ、決勝での巻き返しに意欲を燃やしている。

    Q1・Q2を通して圧倒的な速さを見せたランド・ノリス(マクラーレン)には及ばなかったものの、ルクレールはオスカー・ピアストリを上回り、2番手を確保。これは5月のF1モナコGP以来となるフロントロウ獲得であり、チームが持ち込んだアップグレードの成果が表れた形だ。

    「とても嬉しい」と語るルクレールは、「最後にフロントロウからスタートしたのはモナコだったと思う。今季は全体的に厳しいシーズンだけど、チームはずっと頑張ってきた」と振り返った。

    「今週末は新しいパーツをいくつか導入して、それが確実に違いを生んだ。ギャップが非常に接近している中での成果だから、チームのおかげだ。ラップにも満足している」

    シャルル・ルクレール F1 オーストリアGP スクーデリア・フェラーリ

    さらに、決勝に向けては「週末の良いスタートが切れた。僕らは予選よりも決勝の方がクルマの調子が良いことが多いので、明日はマクラーレンにもっとプレッシャーをかけたい」と自信をのぞかせた。

    ただし、ノリスのポールタイムには驚きを隠さなかった様子で、「うちのクルマでは、あのタイムはまだ想像できない。でもランドが素晴らしいラップを走ったのは間違いない。見てないけど、きっとすごい走りだったと思う。彼におめでとうと言いたいし、明日は簡単には走らせないつもりだ」と語った。

  • ルイス・ハミルトン F1オーストリアGP予選「フロントロウも狙えた」

    ルイス・ハミルトン F1オーストリアGP予選「フロントロウも狙えた」

    ルイス・ハミルトンは、スクーデリア・フェラーリに加入後、F1グランプリ予選で自己最高の4番グリッドを獲得。F1オーストリアGP予選後、「確実に進歩を感じている」と前向きな姿勢を見せた。

    予選ではランド・ノリス、シャルル・ルクレール、オスカー・ピアストリに次ぐ4番手を獲得。フェラーリ移籍後初のグランプリ予選での上位スタートとなり、決勝では表彰台争いも視野に入る。

    「少しずつ前進している」と語ったハミルトンは、「毎回、新しいタイプのマシンで新しいサーキットに挑んでいて、その特性に毎回驚かされる。慣れているドライバーに追いつくために、できるだけ早く学ばないといけない」と語った。

    今週末はフェラーリがアップグレードを投入しており、その効果も感じられたという。

    「今回のアップグレードはとてもポジティブだった。チームも予選中のポジショニングなど、オペレーション面で完璧だった。今季一番良い仕事ができたと思う」

    ルイス・ハミルトン F1 オーストリアGP スクーデリア・フェラーリ

    レース本番に向けても、表彰台獲得を目指して意欲を見せた。

    「ポールは無理だったけど、フロントロウは狙えたと思う。それがポジティブなポイント。あとはそこから学んでいきたい。リヤがロックする問題があったので、それを何とかしないといけない」と、改善点を口にした。

    なお、ハミルトンは今季第2戦のF1中国GPスプリント予選でポールポジションを獲得しているが、グランプリ予選でのトップ4入りは今回が初。フェラーリ加入後、着実にフィットしつつある様子を感じさせる週末となった。

  • シャルル・ルクレール 2026年F1マシンに懸念「今までで一番楽しくないかも」

    シャルル・ルクレール 2026年F1マシンに懸念「今までで一番楽しくないかも」

    シャルル・ルクレールは、2026年シーズンから導入される新たなF1マシンに対して懸念を示し、「今までに乗った中で一番楽しくないマシンかもしれない」と語った。

    このコメントは、フェラーリのマラネロ本拠地で来季マシンの開発にどれだけの時間を費やしているのかと尋ねられた際に明かされたもの。

    ルクレールは、シミュレーターでの作業時間の半分を2025年型マシンに、もう半分を2026年型マシンに割いていると述べた。F1は2026年に過去最大級のレギュレーション変更を迎えることになっている。

    今季、フェラーリはパフォーマンスに苦戦しており、ルクレールはドライバーズランキング5位。首位のオスカー・ピアストリとは94ポイント差をつけられている。

    ルクレールは2026年型の開発状況について次のように語った。

    「来年は本当に重要になる。今季はシーズン終盤までに予定されていることがいくつかあるけど、来年はすべてが新しくなるから、しっかりと準備しておく必要がある。だから今、そのための作業に取り組んでいる。来年をいい形でスタートするのは本当に重要なんだ」

    さらに突っ込んで尋ねられると、ルクレールはこう続けた。

    「正直に言うと、今までドライブした中ではあまり楽しいマシンじゃないかな。でも、まだプロジェクトとしては初期段階にある状態だからね」

    「これから数カ月でかなり進化していくことを願っている。ただ、来年のレギュレーションが今よりも…ドライバーにとってはおそらくあまり楽しいものではなくなるというのは、たぶん秘密でもなんでもないと思う」

    「今のところはあまり好きじゃないけど、それが現実なんだ。チャレンジはあるし、今とはまったく違うクルマを最大限に活かすという挑戦にはやりがいを感じている。でも楽しいかと聞かれたら、たぶんそうじゃない」

    さらに、2026年型マシンに対する“楽しさの欠如”が、ダウンフォース不足によるものか、それともエネルギー回生(ハーベスティング)の必要性によるものかを問われると、ルクレールは次のように答えた。

    「両方だと思う。でも、たぶん後者(ハーベスティングの方)がより大きいかな」

    「とにかく、ちょっと奇妙なんだ。まだ、2026年のレースがどんなふうに見えるのか、どうやってオーバーテイクが行われるのか、イメージが湧かない」

    「だからこれは、FIAを含めて関係者がすでに認識していることだと思うし、きっとこれから取り組むべき課題だとも思う。とはいえ、今後どれだけ変わるかはまだ分からないね」

    一方でチームメイトのルイス・ハミルトンは、フェラーリ加入後の序盤戦での苦戦についてたびたび不満を述べており、ルクレールとの差はさらに25ポイントに開いている。

    しかしルクレールは、ドライビングスタイルの違いがあるものの、ハミルトンと協力してチームの問題を解決できると自信を見せている。

    「心配はしていない。ドライビングスタイルの違いはチーム外ではよく話題になるけど、チーム内ではクルマを自分のスタイルに合わせていくためのツールはすべてそろっている」

    「それが問題だとは思っていないし、僕はただ速いクルマがほしいだけなんだ。ルイスもまったく同じ気持ちだと思うよ。あとは来年どんなマシンになるかによって、僕は自分好みにセットアップするし、ルイスも同じようにするはずだ」

    「本当に心配はしていない。今のF1は技術も進んでいるし、エンジニアたちも優秀だから、僕たちはただ速いクルマを用意すればいい。今はセットアップの自由度もあるし、昔みたいにマシンバランスの問題で行き詰まるようなことはない。だから全然問題ないと思っている」

  • フェラーリF1立役者ルカ・ディ・モンテゼーモロがマクラーレン取締役に就任

    フェラーリF1立役者ルカ・ディ・モンテゼーモロがマクラーレン取締役に就任

    元フェラーリF1代表のルカ・ディ・モンテゼーモロが、マクラーレン・オートモーティブの事業を統括し、F1チームの少数株も保有する「マクラーレン・グループ・ホールディングス・リミテッド(McLaren Group Holdings Limited)」の取締役に任命された。

    金曜日、マクラーレン・グループ・ホールディングス・リミテッドは英企業登記所(Companies House)に取締役就任に関する届け出を提出し、ディ・モンテゼーモロが同社の9人目の取締役に加わることになった。

    ディ・モンテゼーモロは1990年代後半にフェラーリのF1復活を牽引した中心人物であり、2014年までイタリアの名門チームの会長を務めていた。

    彼が新たに加わったマクラーレン・グループ・ホールディングス・リミテッドは、マクラーレン・オートモーティブ(市販車部門)を統括しており、マクラーレン・グループ(レース部門を含む)の少数株を保有している。

    ルカ・ディ・モンテゼーモロ スクーデリア・フェラーリ

    この人事は、アブダビを拠点とする投資会社「CYVNホールディングス(CYVN Holdings)」が4月にマクラーレン・オートモーティブの買収を完了させたことを受けたものとなる。マクラーレン・グループ・ホールディングス・リミテッドは、この買収の傘下にある。

    CYVNは4月の発表で、マクラーレンの市販車事業について「ハイパフォーマンスおよびラグジュアリーセクターへの拡大、卓越性の新たな基準の確立、そしてマクラーレンをグローバル市場で高性能な英国の自動車企業へと変革させる」という戦略を明らかにしていた。

    また、CYVNは5月にニック・コリンズをマクラーレン・オートモーティブの新CEOに任命し、コリンズは今回ディ・モンテゼーモロと同じ取締役会で職務をともにすることになる。今週初めには、マクラーレン・グループ会長のポール・ウォルシュも同取締役会に加わっている。

    一方で、マクラーレン・レーシングおよびその親会社であるマクラーレン・グループは、依然としてバーレーン王国の政府系ファンド「マムタラカット(Mumtalakat)」が大株主として支配権を保有している。

  • フェラーリF1の無線口論にクリスチャン・ダナー警鐘「いい加減にすべき」

    フェラーリF1の無線口論にクリスチャン・ダナー警鐘「いい加減にすべき」

    元F1ドライバーであり現在はRTLドイツの常連コメンテーターを務めるクリスチャン・ダナーは、フェラーリF1のシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンに対し、レース中の無線での口論を控えるよう警告した。彼は、こうしたやり取りがチームの団結を損なうだけでなく、ドライバー本人たちの評判にも悪影響を与えると主張している。

    2025年シーズンのスクーデリア・フェラーリは、開幕前の期待とは裏腹に成績が伸び悩み、ルクレールとハミルトンの両名がレース中に無線を通じて苛立ちを露わにする場面が増えている。

    ダナーは、レース中継で全世界に放送されるこうした「不毛な言い争い」や「尊大な物言い」について、「もはや逆効果でしかなく、見ていて恥ずかしい」と痛烈に批判した。

    期待を裏切るシーズン、蓄積するフラストレーション
    フェラーリは今季、2024年の好調とルイス・ハミルトンの加入を追い風に、タイトル争いの一角を担うと目されていた。しかし、現状ではマクラーレンに大差をつけられており、コンストラクターズ選手権では175ポイント差で後れを取っている。

    さらに、直近のカナダGPではメルセデスとレッドブルF1の後塵を拝し、ランキング2位争いからも後退。ドライバーズ選手権でもルクレールが首位オスカー・ピアストリに94ポイント差の5位、ハミルトンはさらに25ポイント差をつけられた6位に甘んじている。

    このような不振が、レース中の無線におけるエンジニアとの口論という形で表面化している。カナダGPでは、ルクレールと担当レースエンジニアのブライアン・ボッツィが戦略を巡って激しく意見を交わす様子が、グローバル放送の電波に乗った。

    これに対しダナーは、モータースポーツ・マガジンに対しこう述べた。

    「もし自分がチーム代表だったら、こう言うだろうね。『いい加減にしろ、その口論と尊大な口ぶりはもう聞きたくない』って。それで終わりだよ」

    「互いに言いたいことをぶつけ合うばかりで話が噛み合っていない様子は滑稽に映る。ルクレールの件は本当にひどかった」

    スクーデリア・フェラーリ

    ダナーの提言「無線ボタンから手を離せ」
    ダナーは、こうした公開口論がチームにとって有益どころか明確なマイナスであると強調。フレデリック・バスール代表が内部で明確な方針を打ち出すべきだと訴える。

    「自分の言葉がテレビに流れると分かっているなら、その無線ボタンを押すべきかどうかはよく考えるべきだ」としつつ、「私のアドバイスはこうだ。『無線は押すな』。それが関係者全員への助言だ」と語った。

    もちろん、ハイプレッシャーな状況下で感情が高ぶるのは理解できるとしながらも、「そういうときこそ、冷静さを保って『後で話そう』で済ませるべきだ」と説く。

    ドライバーもチームの判断を信頼すべき
    ダナーはまた、ドライバーがコクピットで判断したくなる気持ちは理解しつつも、戦略の全体像を把握できるのはピットウォール側であると強調した。

    「自分もドライバーとしての魂を持っているからこそ言いたくはないけど」と前置きした上で、「もちろんコクピットから見えることもある。でも、すべてを把握している戦略チームに最終判断を委ねるべきだ」と指摘。

    「情報提供はできる。でも、決定権は戦略部門にある」

    シーズン中盤を迎え、フェラーリのタイトル争いは風前の灯。チーム内の結束と冷静さが、今後の巻き返しに向けた鍵となりそうだ。