フェラーリは12日、2009年F1マシン『F60』を公開した。
レギュレーションが大きく変わる2009年。その先陣を切って、フェラーリが新車を発表した。新型マシンには予想に反し、F2009ではなくF60という名前がつけられた。F60のネーミングは、1950年の参戦60年を意味する。
F60は、ダウンフォース削減を目的に空力が大きく制限される2009年のレギュレーションにあわせ、これまでのトレンドである空力付加物が取り去られ、低くて幅広いフロントウイング、背が高く幅の狭いリアウイングを装備。

フェラーリは12日、2009年F1マシン『F60』を公開した。
レギュレーションが大きく変わる2009年。その先陣を切って、フェラーリが新車を発表した。新型マシンには予想に反し、F2009ではなくF60という名前がつけられた。F60のネーミングは、1950年の参戦60年を意味する。
F60は、ダウンフォース削減を目的に空力が大きく制限される2009年のレギュレーションにあわせ、これまでのトレンドである空力付加物が取り去られ、低くて幅広いフロントウイング、背が高く幅の狭いリアウイングを装備。

フェリペ・マッサが、フェラーリの2009年マシンであるF60の印象を語った。
フェリペ・マッサは、フェラーリ F60の発表会の後、ムジェロサーキットでF60のシェイクダウンを担当。エンジンやギアボックス、サスペンションやKERSを評価し、100kmを走破した。
マッサは、フェラーリの新車F60でコンペティティブなシーズンを送れることを確信している。
新車F60の第一印象はいかがですか?
クルマは、僕たちが昨年乗っていたものとは完全に異なる。レギュレーションが大きく変わり、それら全てが見てすぐにわかる。KERSの導入やエアロダイナミクの変更のようなレギュレーションの影響で、すべてが僕たちが運転していたものとは非常に異なるもになっている。このような重要なレギュレーションの変更があるとき、シェイクダウンはより困難で繊細なものになるので、初日は100周も走行し、特にラップタイムを出す予定はなかった。僕たちは今日、いくつかのマイナートラブルを解決したし、僕たちが最も心配していたKERSを使って100km走行したことを嬉しく思う。僕たちは序盤にKERSを少しずつ使い始め、そのあとパフォーマンスレベルを上げていった。次のテストでは、その全て異なる面をテストする可能性がある。僕たちは今回の初日をエンジン、ギアボックス、サスペンションとKERSの一般的な動作をチェックするために使った。すべてがうまく働いたので、ポジティブだったよ。100周走行したかったけど、実際には期待していたものより多くのことをテストした。
KERSやフラップ、スリックタイヤにより、多くをコントロールする必要があるので、それらのマシンをドライブするのは、ずっと難しくなると思います。どうですか?
それは本当だ。マシンには多くの変更が施され、ドライビングは難しくなるだろう。今は多くのことが感じられるけど、一旦マシンがわかれば、新しいルールは反射的に対応できるだろう。ここ数年で見てきたようにね。
2009年シーズンに向けて、F1レーシングはあらゆる面に関して不安定です。個人的なレベルとチーム内で、それをどう感じていますか?
チーム内の人々は、同じモチベーションを共有しているし、同じアプローチで働いている。彼らはこれまでの年と全く同じだと言える。確かに、大きな変更がある年は、特定の部分を仕事の方法を変更する。僕が感じる空気はとても良いし、チーム代表のステファノ(ドメニカリ)から技術部門まで、チームのみんなが懸命にプッシュしている。チームの一部でいられることに満足しているし、良い年のときのように、毎週改善し続けることを期待している。それは事実だし、F1の異なる新しいサイクルのスタートだ。でも、とてもコンペティティブなチャンピオンシップを戦えることを確信しているよ。
新しいレギュレーションは、これまでの年よりもクルマを醜くしました。好きですか?
ブラジルから来たとき、風洞でいくつかを見たけど、完全なクルマは異なると考えていた。ここ数年にわたって、僕たちは毎年常に素晴らしいクルマを見てきた。美しいクルマは期待していなかった。でも、クルマを醜くする新しいレギュレーションにもかかわらず、とても美しいクルマだと言えるね。速いことを期待している。美しくて遅いクルマより、醜くても速いクルマの方が好きだね。
今日は楽しかったですか?それとも、ただの技術的な作業でしたか?
他のクルマがいれば、ラップタイムを比較できるので、もっと楽しい。だから今日は、その点で楽しみは少なかった。でも、僕たちは、ここでクルマを走らせるという主要な目的を果たした。楽しかったよ。来週のポルトガルでは、丸一日運転できるクルマがあることを期待しているよ。
昨シーズンのチャンピオンシップのあと、マクラーレンのルイス・ハミルトンに会いましたか?
年末のFIAの受賞式で会ったよ。彼は相応しいと考えているので、挨拶して、彼を祝福した。休日の間、いつものように起きたことについて多くのことを考えた。今はこれまでより勝ちたいと思っているんだ。僕たちは勝てなかった。それは僕たちが値しなかったのではなく、そうできなかったからだ。僕は今年のチャンピオンシップを戦いたいと思っている。振り向かずに前を見たい。悪い日もあったけど、将来のために多くの学ぶ価値のある素晴らしい日々だったよ。
関連:フェラーリ F60

キミ・ライコネンは、フェラーリ F60の発表の場で、再びタイトル獲得へ向けて戦うことを誓った。
「昨年は望んでいたような一年ではなかったけど、もう過去のことだし、今年は再び挑戦するつもりだ」
「もちろん、大きなレギュレーションの変更があるからマシンがどれくらい良いかは大きな疑問符だ。でも、僕たちはクルマが良いと自信を持っているし、今後数週間で他のチームに対してどれくらいかわかるだろう」
ライコネンは、新しいマシンF60のルックスに慣れるには時間がかかるだろうと認めた。しかし、ライコネンはすでに新車を気に入っているようだ。
「新しいレギュレーションになるのだから、違って見えるね。でも、見た目はそんなに重要ではないし、すぐに慣れるさ」
「違って見えるけど、とても良いと思うよ。それが走って、どんな感じかを確かめるのを楽しみにしているよ」
キミ・ライコネンは、13日(火)にF60での初走行を行う予定。
関連:フェラーリ F60

フェラーリは、発表のためにF60にKERSを取り付けたが、シーズンのスタートでKERSを使用するかどうか、いまだ未定であることを明らかにした。
フェラーリはKERSの開発が予定より遅れており、シーズンのスタートにKERSを準備できなかった場合に備えて、バックアッププランを用意していることを昨年末に認めている。
フェラーリ F60の発表会の場で、フェラーリのチーム代表を務めるステファノ・ドメニカリは、KERSを導入を断行するには、KERSがチームに利益をもたらすことを証明する必要があると語った。
「KERSによって期待されるパフォーマンスが保証されれば、そのあと、それを使うことが我々の仕事だ」
「世界選手権に勝つことが、我々の目標だ」
「今回がレーストラックでのKERSの初テストなので、今日のプレゼンテーションは、我々にとって重要なものだ。問題を抱えると想像している。典型的な問題はレーストラックと結びついており、我々はそれらを別の方法で解決しなければならないだろう」
「テストは15,000kmまで削減されるし、シーズン中のテストはない。だから、我々はできるだけ効率的でなければならない。我々は過去よりももっとたくさんのベンチテストを行わなければならないだろう。問題と結果がわかることを期待している」
「対処する最初の課題は、クルマの高い信頼性だ。信頼性は、昨シーズン、我々にとって非常に重い負荷となったので、最初の課題はKERSのポテンシャルを理解し、全ての信頼性問題を解決することだ」
「もちろん、パフォーマンスがどうか見てみる必要があるので、今は答えを出すことはできない。我々はできる限り早く準備を整えようとしている」
関連:フェラーリ F60

フェラーリは、2009年に元ホンダF1チームへのエンジン供給を否定した。
元フェラーリのテクニカルディレクターで、ホンダF1チームのスポティングディレクターであるロス・ブロウンは、先週、カスタマーエンジンの供給に関してフェラーリとコンタクトをとったことを認めていた。
しかし、フェラーリのチーム代表であるステファノ・ドメニカリは、フェラーリ F60の発表会でホンダからの提案を却下する可能性が高いことを明らかにした。
「ホンダにエンジンを供給する可能性について言えることは・・・見込みはゼロに近いということだ」
ホンダF1チームは、今もなお買収先を探している。噂では、ニック・フライがチームを買収する姿勢であるとされ、買収交渉が複雑化しているという。また、2009年シーズンの開幕に間に合わせるためには同時にエンジンを提供してくれるメーカーも探さなければならない。
ホンダはフェラーリ以外にもメルセデスとエンジン供給に関する交渉をしていると言われている。
関連:フェラーリ F60

フェラーリの新型F1マシン「F60」が、午前中の発表に続き、トラックデビューを果たした。
10時35分、フェリペ・マッサがステアリングを握り、フェラーリ F60のインストレーションラップを完了させた。
マッサは、10時55分に再びマシンに乗り込み、さらにもう1ラップを走行した。
マッサは「フェラーリのマシンを初めてトラックデビューさせるのはとても重要なことだし、感動するよ」とシェイクダウンの完走を語った。
「10年前のようなかなり大きなマシンを期待していた。でも、ここに来てマシンを見ると、特にリアがとても小さくてコンパクトだった。良さそうに見えるし、見た目と同じくらい速いことを期待している」
マッサは2008年ワールドチャンピオンシップでマクラーレンのルイス・ハミルトンに1ポイント差で破れたが、これから改めて挑戦すると誓った。
「僕のキャリアの最初からこれまでを考えると、毎年強くなっているように感じる」
「この6年間で多くの経験を積んだと思うので、強くなったと感じている。特に去年、チャンピオンシップの難しさを知ったので経験も積んだ。学習したおかげで今年の用意はできている」
「フェラーリがどれくらい良いかはわからない。僕たちは懸命に作業しているけど、開幕戦まではまだ長い道のりだ」
フェラーリは、開幕戦まで5回のテストを予定している。

関連:フェラーリ F60

Ferrari F60
フェラーリの2009年F1マシン「F60」。2009年のフェラーリF1マシンは、これまでのF200Xというネーミングではなく、参戦60周年を意味するF60というネーミングが与えられた。
2009年の大幅なレギュレーション変更、特に空力面の制限により、F60のエアロはシンプル。低く幅広い構造フロントウイングは、左右にフラップを持つ構造。フロントノーズは高めに設定され、開口部は大きく開けられている。狭く高いリアウイングも2009年の特徴だ。
サイドポンツーンは、ハイエントリーローバックスタイルをより強調。付加物が取り除かれ、滑らかな曲線を描く。マニエッティ・マレリと共同開発されるKERSシステムは、エンジン後方に搭載される。ギアボックスは6速から7速に変更された。
| 形式 | フェラーリF60 (660) |
| シャシー | カーボンファイバー、ハミカムコンポジット構造 |
| ギアボックス | フェラーリ製縦置(リミテッドスリップ・ディファレンシャル) |
| トランスミッション | セミオートマチック・シーケンシャル電子制御ギアボクス(クイックシフト) |
| ギア数 | 7速+リバース |
| ブレーキ | ブレンボ製ベンチレート・カーボンファイバー・ディスクブレーキ |
| サスペンション | 独立懸架サスペンション、前後ともプッシュロッド式トーションスプリング |
| 重量 | 605kg(液体、潤滑油、ドライバー含む) |
| ホイール | BBS製13インチ(前後) |
| KERS | フェラーリ/マニエッティ・マレリ共同開発 |
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|
| <エンジン> | |
| 形式 | フェラーリタイプ056 |
| 排気量 | 2,398cc |
| 気筒数 | 8 |
| Vアングル | 90度(鍛造アルミニウム) |
| バルブ数 | 32 |
| バルブ駆動 | 圧搾空気式 |
| ピストン口径 | 98mm |
| 重量 | 95kg |
| 燃料供給装置 | マニエッティマレリ製デジタル電子制御燃料噴射 |
| 点火供給装置 | マニエッティマレリ製静電気式電子制御点火装置 |
| 燃料 | シェル製VパワーULG-66L/2 |
| 潤滑油 | シェル製 |

フェラーリは、2009年のF1マシンにこれまでのF200Xというネーミングではなく、F60という名前を与えた。
フェラーリは、過去8年間のうち7回にわたってF200Xという名称を使ってきた。しかし、大幅なレギュレーション変更がなされ、F1に新たな歴史が刻まれるであろう2009年、フェラーリは新しいF1マシンに予想されたF2009ではなく、F60という新たな名前を与えた。
これはフェラーリのF1参戦60周年を記念してのもの。F60発表会の場でフェラーリのチーム代表であるステファノ・ドメニカリが、F60という名前に込めた思いを語った。
「新しいシングルシーターがF60と命名された理由を説明する。これは、F1ワールドチャンピオンシップに参戦するためにフェラーリが製造した55代目のシングルシーターである。そして、F1チャンピオンシップは第60回目であり、フェラーリはそのすべてに参戦している唯一のチームだ」
「F1はチームと密接につながっている。今日は歴史的な日であるが、将来を考えるべき日でもある。今は厳しい状況にあるが、今日は将来を考える日であり、いつかF120を発表することが目標である」
「我々はDNAのおかげでこのスポーツに留まっている。我々は今、将来を見ている。世界全体が厳しい状況にあるが、我々は楽観視している。この重大な状況を乗り越えることができれば、F1はこれまで以上に強くなると信じている。常にF1に参戦することがフェラーリの重要な責務である」
関連:フェラーリ F60

フェラーリは12日、2009年F1マシン『F60』を公開した。
レギュレーションが大きく変わる2009年。その先陣を切って、フェラーリが新車を発表した。新型マシンには予想に反し、F2009ではなくF60という名前がつけられた。F60のネーミングは、1950年の参戦60年を意味する。
F60は、ダウンフォース削減を目的に空力が大きく制限される2009年のレギュレーションにあわせ、これまでのトレンドである空力付加物が取り去られ、低くて幅広いフロントウイング、背が高く幅の狭いリアウイングを装備。
このあと、フェラーリのレースドライバーであるフェリペ・マッサが、ムジェロサーキットでF60のシェイクダウンを行う予定。

関連:フェラーリ F60

フェラーリは、F2009の発表場所を変更することとなった。
フェラーリは、2009年マシンを1月12日(月)の午前中にフェラーリのテストトラックであるフィオラノで披露する予定だったが、イタリアの天候状況によりサーキットのコンディションが整わないため、発表会場をムジェロに変更した。
フェラーリは、2009年のマシンを発表する最初のチームであり、続いてトヨタとマクラーレンが来週後半に新車を発表する。