カテゴリー: スクーデリア・フェラーリ

  • アロンソのピットアウトでフェラーリに2万ドルの罰金

    アロンソのピットアウトでフェラーリに2万ドルの罰金

    スチュワードは、スペインGP予選でのフェルナンド・アロンソとニコ・ロズベルグのピットレーンのインシデントを調査し、フェラーリに2万ドルの罰金を科した。

    予選Q3で、ニコ・ロズベルグがピットレーンを走行中に、アロンソがガレージからリリースされ、ロズベルグは接触を避けるために急ブレーキをかけざるを得なかった。

    スチュワードは、このリリースを危険だと判断し、フェラーリに2万ドルの罰金を科した。

    なお、フェルナンド・アロンソにはペナルティは科せられなかった。

  • フェラーリ 「レッドブルには歯が立たない」 (F1スペインGP予選)

    フェラーリ 「レッドブルには歯が立たない」 (F1スペインGP予選)

    フ

    フェラーリは、F1スペインGP予選で、フェルナンド・アロンソが4番手、フェリペ・マッサが9番手だった。

    フェルナンド・アロンソ (4番手)
    「結果には満足している。レッドブルに歯が立たないことはわかっていたので、4番手は多かれ少なかれ予想通りだった。いつものように明日のレースは長くなるし、僕たちが取り組まなければならないことに全力を尽くさなければならない。常に予想外のことが起こるものだし、僕にとっては午前中に最初の走行でガレージを出たときにパンクしたのがそうだった」

    「貴重な時間を失ったとはまったく思っていないし、ブロウン・リア・ウィングの開発に集中していた。中国とここで、僕たちはパフォーマンス面でコンマ数秒を得られる多くの新しいコンポーネントを持ち込んだし、他のチームも非常に懸命に作業しているので、グリッドを下げる可能性があったけれどそうはならなかった。僕たちは正しい方向に進んでいるし、これを続けていなければならない。明日は良いスタートをすることが重要だ。最近はあまり上手くいっていないから、今回は上手くいくだろうね!」

    フェリペ・マッサ (9番手)
    「予選では、特にトラックで最も遅いコーナーを含むセカンドセクターとサードセクターで正しいグリップレベルを見つけるのに多くのトラブルがあった。常にアンダーステアでまるでラリーをドライブしているように感じた。すでに昨日簡単な週末にはならないだろうと認識していたので、今日起こったことには驚かなかった。僕たちは異なるマシンセットアップに取り組んで、最高のものを選んだけど、十分ではなかった。理由を解決して、うろたえるのではなく、冷静に状況を分析してなけばならない。最高のラップはまとめられなかったかもしれないけど、それでもトップの場所を争えたとは思わない。ここでのレッドブルは他のみんなよりもずっと速いし、僕たちは全力を尽くして、良いフィニッシュポジションを得なければならない」

    関連:
    F1スペインGP 予選:マーク・ウェバーがポールポジション

  • フェラーリ、決勝でもFダクトを搭載

    フェラーリ、決勝でもFダクトを搭載

    フェラーリは、スペインGPの予選とレースでもFダクトを搭載する。

    金曜日のフリー走行では、フェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサの両ドライバーが最新版のFダクトをテストしていた。

    フェラーリのテクニカルディレクターのアルド・コスタは、装置の操作に関してアロンソとマッサに問題はなかったと語り、Fダクトはストレートスピードの改善に役に立つとしている。

    「我々の場合、改良はボディワーク上にあり、リアウイングに関連したものなので、ディフューザー自体の挙動に直接影響してくる」

    「いくつかの状況でリアウイングのパフォーマンスを向上させるために研究されたシステムだ。ドライバーの操作に関しては、ご存知のように、ドライバーはマシンのいくかのシステムを使用するように訓練されている」

    「彼らは標準的にフロントフラップアジャスターを使っているし、ブレーキバランスを使っている。去年、彼らはKERSシステムを使用していたので、大きな問題なくFダクトも使うことができる」

    関連:Fダクトとは

  • フェラーリ、Fダクトの使用はまだ未定 (F1スペインGP初日)

    フェラーリ、Fダクトの使用はまだ未定 (F1スペインGP初日)

    フェラーリは、F1スペインGP初日のフリー走行で、フェルナンド・アロンソが4番手、フェリペ・マッサが8番手だった。

    フェルナンド・アロンソ (4番手)
    「バルセロナでレースをする事は、いつも素晴らしい。金曜日の朝にも関わらず、沢山のファンがこうして集まってくれている。これは間違いなく僕にとって特別なモチベーションになる。予選と本選をにらんで、燃料の積載量を変えてテストをした。今日の結果と、いくつかの新しい試みについて大変満足している。でも、他のチームと比べて我々がどの位置にいるのかがハッキリ分かるには、明日を待たなければならないだろう。新しいリアウイングについてだけど、今日の夕方までにチームと話し合って、予選と本選でも使用するのかどうか決めるつもりだ。システム自体は、テストで色々な状況で試し、うまく作動していたと思うけど、最大限の機能を引き出すには、まだ時間が必要だ」

    フェリペ・マッサ (8番手)
    「今回僕たちが持ち込んだ改良は、パフォーマンスの向上に繋がったと思う。でも、他のチームも黙って指をくわえて見ているだけとは思わない。今年の2月にここで行った2日間のテストと比べると、車のバランスはまだ改善の余地があると言える。確かにトラックの状態の違いや、今日が初日であるという事も関係していると思うけどね。これから今日収集したデータを分析して、今後の車のセットアップの方向性を決めていきたいと思う」

    クリス・ダイヤー
    「今日の結果には大変満足しています。多くの新しいレース用、または将来をにらんだパーツについてテストする必要があり、とても複雑なテストプログラムでを組みましたが、我々はとてもうまくやりこなしたと思います。つまりそれはこれから分析するデータが沢山ある、という意味でもあります。これらのテスト以外にも、通常のレースに向けた準備も進める事ができました。2 種類のタイヤを比較する事も出来ました。レースの予選と本選において素晴らしいバトルが期待出来るでしょう」

  • フェラーリ、マシンからバーコードを排除

    フェラーリ、マシンからバーコードを排除

    フェラーリは、サブリミナル的にマールボロを連想されるとして論争の的になっている“バーコード”デザインをマシンから取り除いた。

    先週 Times紙 紙は、英国の医師会が数年間フェラーリのマシンで大きな位置を占めてきた赤、白、黒のバーコードが、タイトルスポンサーであるマールボロを宣伝するための賢い方法であるかどうか調査することを政府に対して圧力をかけていると報じた。

    フェラーリは、その主張に激しく反論。バーコードデザインの著作権は、マールボロの親会社であるフィリップモリスによって保護されておらず、独自にそのコンセプトを採用したと主張した。

    しかし、バーコードはドュカティのMotoGPマシンでも大きな位置を占めている。

    今週始め、フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、バーコードデザインがマールボロを宣伝しているとの主張を“ナンセンス”だと切り捨てていた。

    そのようなスタンスにも関わらず、フェラーリはスペインGPからマシンからバーコードデザインを取り除くことを選んだ。

    「フィリップモリス・インターナショナルとの協議の結果、私たちはバルセロナグランプリからマシンのカラーリングを変更することを決めました」とフェラーリは声明を発表。

    「この決定は、タバコのブランドとの関連性を全く意図していない、いわゆる「バーコード」を巡るあらゆる推測を一掃するために下されました」

    「私たちはこれによりこの馬鹿げた話題に終止符を打ち、こうした根も葉もない疑惑よりもっと重要な事柄に集中したいと考えています」

  • フェルナンド・アロンソ:F1スペインGPプレビュー

    フェルナンド・アロンソ:F1スペインGPプレビュー

    フェルナンド・アロンソが、ヨーロッパシーズンのスタートとなるF1スペインGPへの意気込みを語った。

    フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
    「さあ、スペインでのフェラーリでの初レースまであと数時間だ。バルセロナのイベントは、僕にとって常に特別なものだ。今年は、グランドスタンドの色が、アストゥリアスの青とととにフェラーリの赤とスペインの国旗になると確信している。マシンのコックピットに収まったときに多くの旗を見ることはさらなるモチベーションを与えてくれるだろうし、全てのファンが期待している結果を与えられれば素晴らしいだろうね」

    「中国から帰ってきたあと、熱狂的なシーズンスタートを終えて、やっと少し長めの休暇がとれた。僕はトレーニングをするためにそれを最大限に活用したし、F10の開発プログラムをフォローするために常にチームと連絡をとっていた。今年のようなチャンピオンシップでは、全てのレースでマシンを改善するためにかなり懸命にプッシュしなければならない。少しのことでプラスやマイナス側の差がついてしまう」

    「またエンジニアと会って、シミュレーターに取り組むためにマラネロで数日間過ごした。僕たちが取り組んだ特別なテストは、blown rear wingの新しいマネジメントシステムを評価することだった。僕たちは風洞でこのシステムの多くの作業を行ってきたし、先週の土曜日にはジャンカルロがヴァイラノでクルマでそれを試すことができた。最初の兆候は良かったけど、予選とレースでそれを使うかを決める前に、フェリペと僕は、金曜日の2度のフリープラクティスセッションでそれをきちんとテストしなければならない」

    「今朝は、RACCとsSafetyが主催するFIAが促進する市販車の電子ドライバー補助のイベントのためにマドリードにいた。そこには、僕だけでなく、カルロス・サインツ、FIA会長ジャン・トッド、セバスチャン・サルバド、カタロニアの自動車クラブとスペイン・モータースポーツ連盟の理事長を務めるカルロス・グラシアがいた。ロードセーフティを改善するためになにかをすることは素晴らしいことだ。ESC(Electronic Stability Control)や予兆ブレーキのようなテクノロジーを理解し、使用することは非常に重要なことだし、とりわけそれらは何千もの命を救うことに貢献するだろう」

  • フェリペ・マッサ:F1スペインGPプレビュー

    フェリペ・マッサ:F1スペインGPプレビュー

    フェリペ・マッサが、ヨーロッパシーズンのスタートとなるF1スペインGPへの意気込みを語った。

    フェリペ・マッサ (フェラーリ)
    「中国から戻った週末にここモナコで29歳の誕生日を迎えたんだ。今僕は野生的ではなく家庭的な男なので、妻が用意してくれたレストランで息子や友人と非常に楽しい夜を過ごしたよ。今回の少し長い休暇でリラックスできたし、週明けにはマラネロでフェラーリのシュミレーターで過ごした。次のレースはバルセロナだし、全てのF1ドライバーがよく知っているトラックなので、シミュレーターセッションの主なポイントは、チャンピオンシップの次のラウンドに向けて様々なアップデートを搭載したF10の感覚を得ることだった」

    「レギュレーション変更に沿って移動されたミラーを除けば、最も明確な変更は、コックピットからそれを使って作用する機能を含め“blown”ウイングとして知られる新しいリアウイングだ。ジャンカルロ・フィジケラがヴァイラノでドライブして実際にテストしたけど、僕の見解ではカタロニアのトラックでそれを使えるかを見るのは興味深いね。それを除けば、主に空力面でいくつか他の改善があるし、それは全てレースごとにマシンを改善し続けるための僕たちのプログラムの一部だ。もちろん、他チームも同じようにしてくると思うので、誰が最高の仕事をして、最も競争力のあるチームがどこかという面で何かがわかるかがわかるのは興味深い。チャンピオンシップはそれが署名するようにタイトなので、みんなが非常に懸命に作業しているのは明らかだ。ファクトリーで良い仕事ができれば、トラックでアドバンテージを得られる」

    「バルセロナは、今年すでにF10をテストした場所で僕たちが訪れる最初で最後のトラックだ。僕たちは最後の冬季テストで何日か過ごしているし、金曜日のフリープラクティスで作業を始めるためのペースラインがあるので役に立つだろう。でも、2月からのクルマの進化や、トラックコンディションが異なることを考慮しなければならない。少し温かくなるだろうし、このトラックでは風が重要な役割を果たすのも事実だ。それでも、僕たちのクルマや他チームのクルマがそこからどれくらい改善しているかをみるのは興味深いだろうね」

    「今シーズンすでに言っているように、僕たちが改善する必要がある重要な部分は予選だし、今回のレースに持ち込むアップデートがその部分の役に立ってくれることを期待している。単純にクルアのパフォーマンスを改善できれば、予選も良くなるだろうからね。また、パフォーマンス以外ではクルマが運転しやすくなることも一発で最大限を引き出すには役に立つだろう。スペインとモナコのレースではオーバーテイクがとても難しいので、様子をみてみなければならないし、予選が日曜日の午後のパフォーマンスを決めるだろう」

    「世界の向こう側での4レースを終えて、飛行機で過ごす時間が短くなるのを楽しみにしている。そうは言っても、バルセロナへ直接向かうわけではなく、水曜日に新しいフェラーリのショールームのオープニングセレモニーのためにチェコ共和国のプラハにいってからスペインに向かう。少なくともモナコでの次のラウンフォでは木が関与する旅行はないよ!」

  • FIA、フェラーリのエンジン変更を承認

    FIA、フェラーリのエンジン変更を承認

    フェラーリは、シーズン序盤の信頼戦問題を理由としてエンジンの変更をFIAから承認された。

    フェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサの両ドライバーは、序盤のフライアウェイレースでエンジン問題に悩まされた。アロンソは、2基のエンジンがブローし、残りのエンジン数で窮地に立たされている。

    フェラーリからエンジン供給を受けているザウバーもエンジントラブルが多発しており、フェラーリは中国GP後に詳細な調査を実施した。

    フェラーリは、エンジン設計に本質的な問題を発見し、信頼性を理由にFIAにエンジンの改善を申請していた。

    フェラーリはFIAから申請を承認され、今週末のスペインGPまでにF10に改良したエンジンを搭載する予定である。

    フェラーリはエンジンの問題が何であったかを正確に説明していないが、ニューマチックバルブの漏れによる空気消費に関連したものであるとみられている。

    「テストベンチで多くの作業を実施し、何度かロングランを完了した。この作業による解決策によって、バーレーンとマレーシアで経験した信頼性問題は解決すると感じている。その結果、チームは現在のエンジン規約の枠組み内でいくつかの変更をFIAに申請し、承認を受けた。それら改良はスペインで使用されるエンジンに加えられる」とフェラーリは説明。

    「中国から、ジェスティオーネ・スポルティーヴァでは全員がいつものように様々な分野で懸命に作業を行っており、ここ数週間にわたってエンジン部門のスタッフは、日夜を問わず過去のレースでエンジンパフォーマンスに影響を与えた問題を分析、評価、解決するために多大な努力を行ってきた」

    スペインGPではフェラーリがフリー走行で初めて完全版のFダクトを2台のマシンを搭載するが、Fダクトを予選と決勝で使うかどうかは、金曜フリー走行の結果をみて決定される。

  • モンテゼーモロ、サブリミナル広告は「まったくもって言いがかり」

    モンテゼーモロ、サブリミナル広告は「まったくもって言いがかり」

    フェラーリのF1マシンのカラーリングがフィリップ・モリス社のタバコ製品を連想させるサブリミナル広告に該当するのではないかという議論が Ferrari.com のコミュニティサイトを含むインターネット上でホットな話題として取り上げられる状況が続いている。

    今日、フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長がこの点に関する自らの意見を Ferrari.com で表明した。

    「正直言って、私は今回の一件をまったくの言いがかりだと思っています。マシンカラーの赤やバーコードを示すグラフィックデザインを見た人がタバコを吸いたくなるという主張は、ばかばかしいとしか言いようのないものです。新大陸のアメリカでより平等な医療サービスを提供しようと人々が戦っているときに、旧大陸のヨーロッパで、いわゆる専門家たちが科学的根拠のない理論を考案しようと知恵を絞っています。バーコードより考えるべきもっと重要なことがあると思います。ですから、この種のナンセンスに答えたり、作り話を盛り上げることに加担している人たちを相手にしたりして、これ以上時間を無駄にしない方が得策だと考えます」

  • フェルナンド・アロンソ 「フェラーリがこれほどエキサイティングとは」

    フェルナンド・アロンソ 「フェラーリがこれほどエキサイティングとは」

    フェルナンド・アロンソが、ホームレースの一つスペインGPを前にコリエレ・デラ・セラ紙のフラビオ・バネッティによるインタビューに答えた。

    今、何より気になるのは、「フェラーリスタ」であることが5月9日のバルセロナでのレースにどう影響するかです。有利に働くのか、それとも大きなプレッシャーですか?
    間違いなく、有利に働くだろう。観客の期待が大きいので、裏切らないように全力を尽くすよ。バルセロナではブレーキのタイミングを5メートル遅らせて、2秒早くアクセルを踏むつもりだよ。

    恐れるものはないということですね。ところで、親指に1000万ユーロの保険を掛けたそうですが。例えるならば、F1界のピアニストですか。
    サンタンデール銀行が保険業務を始めたため、僕が宣伝を兼ねて加入することになったんだ。ドライバーは親指を酷使するからね。

    F1チャンピオンとして、事故の脅威にはどのように対処していますか?
    あまり意識していないよ。身体能力に依存する仕事なので、常に冷静でいることが重要なんだ。何事にも細心の注意を払い、不安を残さないようにしている。レースでは、いつもトップを目指しているからね。

    現実的な性格に見えますが、運命に従っているのですか?
    運命は自分で変えることができる。中国GPではフライングを犯してしまったけど、あれは自分のミスであって運命ではない。

    あのようなミスの後はどうしていますか?
    反省するし、自分に失望もするよ。後から振り返ってみる。心が折れてはいけないし、逃げてもいけない。

    あなたは一流のドライバーで、フェラーリも特別な存在です。やはり出会うべくして出会ったのでしょうか?
    自分が一流かどうかは分からないけど、僕もフェラーリもレースに情熱を注いでいる。もっと冷めたチームに所属するのは少し違和感があった。ラテン系のドライバーが2人そろっていることも、かなり刺激になっている。

    出会うのが遅すぎたとは思いませんか?
    別々の道を歩んでいたけど、時間を無駄にしたとは思わない。僕はマクラーレンでも、続くルノーの2シーズンでもチャンピオンになかったけど、2006年より今の方がドライバーとして成長している。フェラーリは2007年にライコネンで勝ち、2008年もコンストラクターズ部門でタイトルを獲得した。僕たちは2010年に出会い、以前よりその準備が整っていると感じたんだ。

    マラネッロの印象は予想通りですか?
    違ったね。予想以上だよ。最強のチームでその恩恵を得られると期待していたけど、フェラーリにはそれ以上のものがある。情熱、哲学、生きざま。こうした思いがすでに、僕の中まで入り込んでいるよ。

    ある意味、シューマッハのおかげでチームに適応できたとも言えますよね。彼に対しては、多くのファンが裏切られたと感じています。
    少し自由になったのは事実だと思うけどね

    あなたの素顔を教えてください。
    静かな人間だと思うよ。好青年と言ってもいいかな。それにロマンティックだ。何の変哲もないごく普通の人間だよ。内気で、それを隠すこともしない。ただ、安心しているときは、スペイン人の本性が出るね。

    内気な性格は仕事の妨げになりませんか?
    そうだね。でも僕の場合、ヘルメットをかぶると性格が変わるんだ。

    プライバシーを大切にしますよね。
    その通りだ。私生活に踏み込まれると、腹が立つからね。そういう性格で、そういう教育を受け、両親にそう言われてきた。レースと私生活は別物だとね。フェルナンド・アロンソに興味を持つのは日曜日の午後までにしてほしい。

    F1の嫌いなところは?
    イメージをゆがめられるところだ。多くの人に誤解される恐れがあるからね。

    現在、スペインはスポーツ界を席巻していますが、あなたの活躍もその一部ですか?
    僕は素晴らしい時代に育つことができた。スペインはこの20年、爆発的な成長を遂げている。スポーツの世界でも、非常に大きな進歩があった。テニスだけを見ても、コートの数が2000%も増えている。

    一方、スペインには、ドーピング疑惑にかかわったフエンテス博士のような例もあります。
    どの国にも、どのスポーツにも、フエンテス博士のような側面はある。プラスの面に目を向けるべきだ。

    スポーツ界のアイドルは?
    ミゲル・インドゥラインだ。僕と同じく物静かな性格で、レースになると輝く。まさにスーパーヒーローだ。

    あなたもスーパーヒーローと思われていますが、ご存知でしたか?
    知らなかったよ。でも確かに、F1やドライバーにはそういうイメージがあるし、情熱的なファンもいる。スペインに帰ると、僕を見て泣き崩れる人たちがいる。僕もインドゥラインにそういう感情を抱いているよ。

    スペイン人としてイタリアで活動するのはどのような感じですか?
    スペイン人とイタリア人は生き方が似ている。パーティーや楽しむことが好きだからね。ただし、プロ意識は北欧の『クール』な国と変らないよ。

    イタリアは南北に分かれていると感じますか?
    いいや。一つの国だと感じている。忘れないでほしい。僕の国にはバスクやカタルーニャ、アウトゥリアスがあり、それぞれに分離独立派がいるんだ。

    国王についてどう思いますか? 2000年代のスペイン人という感じでしょうか?
    若者は彼を尊敬しているけど、それほど関心はない。誰もが知る人物で、どちらかといえば、両親や祖父母の世代の人だ。個人的には、フアン・カルロス国王には強烈な印象を持っている。伝統を重んじる主義だからね。

    フラビオ・ブリアトーレは単なる友人というより、ほとんど父親ですよね。想像してみたら、おかしくありませんか?
    そうだね。なかなか想像できないと思うよ。

    予想ですが、ブリアトーレに「汚染」され、あなたも父親になるのでは?
    妻のラケルと話し、今はそのタイミングではないという結論に達した。僕だけでなく妻にも仕事がある。妻は歌手として、年に40〜50回のコンサートを開いているからね。新しい家族を作るには立ち止まる必要があるし、すべてが変わる。この問題に関しては、運命に従うことになるのだとうね。たぶん違ってくる。やはり運命を決めるのは自分だからね。

    もし魔法のつえがあれば、世界をどのように変えますか?
    今の世界はあるべき姿ではない。貧富の差が不均衡を生み出している。99%の人はこの問題を解決したいと考えている。私だけが考えていることではない。

    チャンピオンになるにはどうすればいいのですか?
    すべては車による。良い計画を立てること、そして開発だ。制約があって、自由な発想はできないからね。さらに今のレースは運も必要だ。細かい部分がうまくいくだけでなく、いくつもの要素が重ならなければならない。

    ドライバーは重要ではないのですか?
    大切なのはチームだ。どのように開発し、どのようにレースを戦うかだ。運転する人間が占める割合は低いと思うけど、ドライバーはいつでも最大限の仕事をしなければならない。時々100%を出すより、どのような状況でも98%の仕事をできることが重要だ。

    レッドブル、フェラーリ、マクラーレン。実力的には、この順番でしょうか?
    レッドブルは予選に強く、非常にスピードがある。ただし、レースでは互角だ。マクラーレンは素早い開発を得意としているけど、こちらも遊んでいるわけではない。総合的には、フェラーリがチャンピオン争いの本命だ。

    では、シューマッハに話を戻しましょう。彼がメルセデスに行ったのは意外でしたか?
    とても驚いたよ。そもそも復帰するとは思っていなかった。あれだけの実績を残し、穏やかな日々を過ごしていたんだからね。

    中国では、ピットレーンの入り口でマッサを抜き、批判されましたね。同様の場面があれば、もう一度同じことをしますか?
    もちろんだ。

    2人の間に問題が起きるとしたら、あなたとマッサのどちらが原因になるでしょう?
    フェリペと僕は互いを補う関係だ。たとえ僕がコーナーに弱くても、僕の方が速いセクションもあるといった具合だ。互いから何を学んでいるかは秘密だ。問題が起きるとしたら、むしろバトンとハミルトンの方だろうね。

    追い抜きたい相手は?
    シューマッハを抜き去るのは気持ちがいいね。1週間は話の種になる。

    バレンティーノ・ロッシにアドバイスはありませんか? まだ F1のことを考えているようですが。
    オートバイの世界では、彼は間違いなくナンバー1だ。これからも、近づく者さえ現れないだろう。ラリーやF1に転向しても、マイナスにはならないと思うけど、特にアドバイスはない。もし僕たちのチームに加入したら、きっと歓迎されるだろうね。

    スペイン人もイタリア人も宗教に熱心です。イタリアにはローマ教皇もいます。あなたも信仰心はあつい方ですか? 神との結び付きについて教えてください。
    神との結び付きはないし、探し求めたこともない。繰り返しになるけど、僕は運命や神の導きを信じていない。もし飛行機が墜落して死んだとしても、誰かが天国に導いたとは思わないよ。