カテゴリー: スクーデリア・フェラーリ

  • フェラーリ会長 「株式上場はF1チームに影響を及ぼさない」

    フェラーリ会長 「株式上場はF1チームに影響を及ぼさない」

    フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長は、株式上場がF1チームに影響を及ぼすことはないと主張した。

    親会社のフィアット・クライスラーは、フェラーリの株式の10%を上場している。

    セルジオ・マルキオンネは、残りの大部分を1月4日にミラノ証券取引所で公開することを確認した。

    フィアットはそれによって40億ドルの利益を計上するとされ、元フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼーモロは「フェラーリはフィアットのATMになった」と非難した。

    しかし、セルジオ・マルキオンネは「株式市場がレース部門の将来に影響を及ぼすことはない」とコメント。

    「ウォール街やミラノがこれまでよりも少し注意してグランプリ結果を見ることになっても、他の人たちがすることとは無関係だ」

  • フェラーリ会長 「フォルクスワーゲンにF1参入を奨励してきた」

    フェラーリ会長 「フォルクスワーゲンにF1参入を奨励してきた」

    フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長は、フォルクスワーゲンにF1参入を“常に奨励”してきたと述べた。

    フォルクスワーゲンは、レッドブルのエンジンサプライヤーとしてF1に参入すると噂されたが、まだ実現には至っていない。

    レッドブルも交渉を認めているが、その間にフォルクスワーゲンには市販車の排ガス不正問題が発生し、F1の議論は棚上げされた。

    「フォルクスワーゲンが抱えている問題に関わらず、私はフォルクスワーゲンの前マネージングディレクターに常にF1参入を奨励してきた」とセルジオ・マルキオンネはコメント。

    「あのような大企業がF1にいないのは、私にとって常に非常に奇妙なことだった」

    「ゼネラル・モーターズにも奨励したし、私は常に彼ら全員に参入を奨励しようとしている」

    「それは、スポーツにとって、彼らにとって、そして、我々にとっても良いことだ」

    フォルクスワーゲン・グループは、排ガス不正問題によるコストにも関わらず、既存のモータースポーツ活動を維持。WRCでは3台での参戦を継続する。

    しかし、傘下ブランドのアウディとポルシェは、ル・マン24時間レースのエントリーを3台から2台に縮小している。

    一方、マクラーレンとともにF1に復帰したホンダの苦戦ぶりが、他のメーカーのF1参戦を思いとどまらせたとの見方もあるが、セルジオ・マルキオンネは、それは事実ではないと考えている。

    「ホンダは素晴らしいことを成し遂げる可能性があるし、勝利に戻るだろう」とセルジオ・マルキオンネはコメント。

    「F1は、より多くのメーカーを必要としている」

  • フェラーリ会長 「ベッテルはアロンソよりも“フェラーリスタ”」

    フェラーリ会長 「ベッテルはアロンソよりも“フェラーリスタ”」

    フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネは、セバスチャン・ベッテルのフェラーリ1年目での活躍を評価しつつ、フェルナンド・アロンソに対して厳しいコメントを残した。

    フェラーリは今年、マクラーレン・ホンダへ移籍したフェルンド・アロンソの後任としてセバスチャン・ベッテルを迎えたが、セルジオ・マルキオンネはこのドライバー交代に非常に満足しているようだ。

    「ベッテルは素晴らしい。彼は先週の土曜日にマラネロに来て、1200人を前に全てイタリア語でスピーチを行った。信じられなかったよ」

    「彼はたった1年で、5年もいたアロンソよりもフェラーリスタになったと言える」

    また、セルジオ・マルキオンネは、シーズン中盤までは2016年の契約を更新しないのではないかと見られていたキミ・ライコネンについても満足していると述べた。

    「シーズンを通じてキミは大きく変わったと思う。ときどき、彼は自分の赤ちゃんの写真を私にみせてくれるんだ。彼は非常に落ち着いてきていると思っているし、それが2016年には役立つことになると思っている」

    「彼は、これまでと比べても最も積極的に取り組むようになると思っている。私は彼がチームの一員であることを嬉しく思っている」

  • メルセデス 「フェラーリはスパイ事件には関与していない」

    メルセデス 「フェラーリはスパイ事件には関与していない」

    メルセデスは、退職する従業員が持ち出した機密エンジンデータがフェラーリに漏洩したという事実はないと述べた。

    メルセデスは、F1エンジン製造などを担当するメルセデスAMGハイパフォーマンス・パワートレインズでF1エンジニアリング部門のリーダーを務めたベンジャミン・ホイルが、退職を前に秘密書類やデータを持ち出したとして訴訟を起こした。

    メルセデスは、ベンジャミン・ホイルが来年初めからフェラーリに移籍する予定だったと考えており、情報持ち出しによってフェラーリが不正な利益を得た可能性があると主張していた。

    だが、フェラーリ側はホイルがマラネロで就業する契約は結んでいないとして一件から距離を取っていた。

    15日(火)、メルセデスは声明を発表し、フェラーリがベンジャミン・ホイルの行為に関与したとは考えていないと述べた。

    「メルセデス、およびホイル氏がチームから持ち去った機密情報を受け取る可能性があるいかなる企業に対する潜在的な被害を抑えるため、この情報に関して内部調査を起きなっている」

    「メルセデスはすべての機密情報が回収されたと結論付けられるまでこの調査を続行する。それには2〜4カ月かかると予想される」

    「調査結果から、情報がフェラーリに渡ったと信じる理由はない。また、法廷文書でも、フェラーリによる不適切な行為に関する申し立てをしていない」

    「メルセデスはホイル氏に対する法的措置を続けることを含め、自らの利益を守り、モータースポーツ産業における不適切な機密情報の伝達を保護し続けていく」

    関連:メルセデス、F1エンジニアをスパイ容疑で告訴

  • フェラーリ 「低レベルなエンジンを導入するならF1を去る」

    フェラーリ 「低レベルなエンジンを導入するならF1を去る」

    フェラーリは、将来的にレベルを下げたエンジン技術が適用されるのであればF1で“レースする意思はない”と語気を強めている。

    世界モータースポーツ評議会は、エンジンを含めたF1の問題を解決するべく、FIA会長のジャン・トッドとF1の商業権を保有するバーニー・エクレストンに権限を与えた。

    2人は1月31日までに結論を出す意向であり、F1グリッドに着く一部の小規模チームにかかる財政的な負担を和らげるための方策を導入しようとしている。

    2人が提唱する案の一つが、カスタマーエンジンに対して支払う余裕のない小規模チームにも利用しやすい独立系メーカーによる低価格なエンジンの導入だ。

    だが、価格を抑えたこのエンジンの導入案について、フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長は、同意できないルールが適用されるのであればF1を去るつもりだと語った。

    セルジオ・マルキオンネは、低価格エンジン供給のプランについて「フェラーリはレースで勝利する能力を示すため、他の道を見つけることだろう」と Motorsport.com に述べた。

    「フェラーリの離脱は非常に残念なことだろう。だが、フェラーリは窮地に追い込まれて何も言えないなどという状況になるわけにはいかない」

    「今、ルールはそれを解釈する法律家に役立つように記述されている。2014年11月にはパワーユニット開発にトークンを使用可能なことが明らかになっていた。それがある意味でフェラーリのシーズンを救った。しかし、我々はルールを簡素にしなければならず、より管理可能なレギュレーションが必要だ。数年前にそうだったように、法律家ではなく、エンジニアの手を借りるようなレギュレーションだ」

    セルジオ・マルキオンネは、F1の現状を全面的に見直すための権力をジャン・トッドとバーニー・エレストンに与えた世界モータースポーツ評議会の決断を批判している。

    「我々には明らかに共有できない選択だ。なぜなら、我々はレギュレーションの発展は協調的な方法でなされるべきだと考えているからだ。メルセデスとルノーも見解を同じくしている。我々はここで数億ユーロを費やしており、軽々と決断すべきではないことについて話している」

    「問題は小規模なチームにも購入可能なパワーユニットを作ろうとするなかで、開発できる組織の価値が下がることだ。我々がレースをする理由はそこにある。我々はパワーユニットを管理する能力を自分たち自身と全員に示すためにサーキットへ行く。このアドバンテージが弱まっていくのなら、フェラーリにレースをする意思はない」

    「F1がNASCARのようになるのなら、我々はサーキットでのソリューションという経験によるアドバンテージを失うだろう。それは製品にも影響を与えるかもしれない。小規模チームが直面している問題の難しさについてはよく理解している。だが、それはフェラーリではなく、FOMが解決すべき問題だ」

  • フェラーリ、レッドブルのエンジン交渉時の態度に不快感

    フェラーリ、レッドブルのエンジン交渉時の態度に不快感

    フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネは、レッドブルの2016年パワーユニット獲得に向けての態度に不快感をあらわした。

    レッドブルは、ルノーのパワーユニットのパフォーマンス不足に不満を示し、決別を表明。その後、メルセデスとフェラーリの最新スペックのエンジンを求めて交渉するも実現には至らなかった。

    F1撤退をちらつかせたレッドブルは、次にホンダにも供給を打診したが、これも拒否され、結局、タグ・ホイヤーのバッジを貼るカタチで2016年もルノーのパワーユニットを使用するになった。

    セルジオ・マルキオンネは、パワーユニット交渉時のレッドブル側の態度を不快に感じたことを明かした。

    「彼らは良いパワーユニットが使えて当然だという考えで、当たり前のように話し合いをしてきた。それが不快に感じた理由だ」とセルジオ・マルキオンネはコメント。

    「だが、そのような良いエンジンを得る権利はなかった。特定の期間内にやらなければならないことがたくさんあるからね」

    「おそらくルノーもパワーユニット供給はしたくなかっただろう。過去にも彼らの主張と要求が原因で問題になったこともあった。彼らのチームとしての考え方に問題があった」

    「結局、ルノーはレッドブルが再び成功する機会のためにパワーユニットを供給することになった。そこにも公平さに関して問題があることは認めざるを得ない」

    「だが、誰も攻めることは出来ない。どんなに良いシャシーがあっても、エンジンがなければチームとしては成立しないからね」

  • フェラーリ会長、アルファ ロメオのF1復活を計画

    フェラーリ会長、アルファ ロメオのF1復活を計画

    フェラーリの会長セルジオ・マルキオンネは、アルファ ロメオの名前をF1に復活させることをまだ懸命に推し進めていると述べた。

    今年3月、セルジオ・マルキオンネは、2016年のジュリエッタ・ツーリングカーでのTCR参戦するを補うものとして、アルファ ロメオの名前をジュニアカテゴリー、場合によってはLMP2プログラム、もしくは将来のF2エンジンで復活させたい意向を示していた。

    また、レッドブルとのF1エンジン提携についての短い議論の場で、アルファ ロメオにバッチを変えたパワーユニットのアイデアが検討されていたことも明らかになっている。

    セルジオ・マルキオンネは「アルファ ロメオはまだ人々の心に根付いており、我々はモータースポーツへの復帰について考えている」

    「アルファ ロメオの復活は重要だ。もうひとつのコンペティティターとなるだろう」

    また、セルジオ・マルキオンネは、フェラーリが最終的に破綻となるまでレッドブルにアルファ ロメオのバッチをつけたエンジンを供給すること真剣に検討していたことについて説明した。

    ブランド名変更の計画について「実際のF1規約で筋の通ったエンジンを作ることが目標だった」とセルジオ・マルキオンネは述べた。

    「我々がレースで使っているものとパフォーマンスが等しいべきかどうかはわからないが、我々はそれを実現するためにプッシュしていた」

    関連:フェラーリ SF15-T:アルファ ロメオのロゴを掲載 – 2015年1月31日

  • フェラーリ、2016年は開幕戦から勝利を狙う

    フェラーリ、2016年は開幕戦から勝利を狙う

    フェラーリの会長セルジオ・マルキオンネは、2016年F1シーズンは開幕戦から勝利を狙っていくと宣言した。

    2014年はコンストラクターズ選手権4位で終えたフェラーリだが、チーム体制を刷新して臨んだ2015年は大きく躍進。セバスチャン・ベッテルがメルセデス以外では唯一となる3勝をあげる活躍を見せ、コンストラクターズ選手権2位でシーズンを終えた。

    だが、4度のF1ワールドチャンピオンのアラン・プロストは「来年もメルセデスが強いだろう」と Bild と語る。

    「フェラーリも再び差を縮めてくるだろうが、私はメルセデスが彼らの前にいて、その次にレッドブルが続くと見ている」

    レッドブルのダニエル・リカルドも、「今年はさらに差を広げられてしまっていた」と Perth Now に語り、2016年もメルセデスに挑戦するのはかなり厳しいだろうと考えている。

    「あまり期待したりしないほうがいいと思う。今年はシーズン開始時に期待し過ぎていたのは確かだ。だから、次の目標は、あまり大きな期待はせずにどうなるのか様子を見ることにする」

    フェラーリのセバスチャン・ベッテルも同様の見方をしているようだ。

    セバスチャン・ベッテルは、今のメルセデスの強さは前代未聞であり、自分が4年連続でF1チャンピオンとなった時のレッドブルよりも強いと思うと Marca に語った。

    「正直、僕たち(レッドブル)にはあれほどの強さはなかった」

    「僕が勝った最初の年は、フェルナンド(アロンソ)、マーク(ウェバー)、そしてルイス(ハミルトン)との差はほんの数ポイントだった。2012年は、最初の7レースはすべて勝者が違っていた。あの時は、今とは状況が全然違っていた」

    「来年はルールもそれほど変わらないし、メルセデスがまた物凄く強いという状況になりそうだね」

    しかし、フェラーリの会長を務めるセルジオ・マルキオンネや、チーム代表のマウリツィオ・アリバベーネとしては、当然ながら弱気な公式目標を掲げるわけにはいかない。

    マウリツィオ・アリバベーネは、フェラーリのクリスマスパーティーで「本当に正直に言うならば、メルセデスとの差を縮めたいと思っているわけではない。彼らの前に出たい」とコメント。

    「最大の謙虚さを持って言うが、単にメルセデスとの差を縮めるということが我々の目標にはなりえない」

    セルジオ・マルキオンネも「フェラーリの貸借対照表は申し分ない」と La Gazzetta dello Sport にコメント。

    「今我々に必要なのはサーキットでの成績だ。オーストラリアで行われるシーズン開幕戦で優勝することが重要だ」

    「チームは不満も口にせず、粛々と仕事をこなしてきていることはわかっている。だが、我々今目指すのは勝利だ」

  • キミ・ライコネン 「今のフェラーリには秘密も政治もない」

    キミ・ライコネン 「今のフェラーリには秘密も政治もない」

    キミ・ライコネンは、チームメートのセバスチャン・ベッテルとの良好な関係がフェラーリにとって「安らぎ」を与えたと考えている。

    昨年、フェラーリの混乱はピット内の緊張関係によって悪化。キミ・ライコネンとフェルナンド・アロンソはかろうじて言葉を交わす程度だった。

    しかし、今年キミ・ライコネンはセバスチャン・ベッテルとチームを組む。ベッテルは4度のワールチャンピオンであるだけでなく、F1パドックでは珍しいライコネンの友人でもある。

    「もちろんドライバー同士が話をする関係でいるほうがいい。一緒に仕事ができるし、話し合える」とフィンランドのテレビ局 MTV にコメント。

    「秘密や政治的なかけひきがないのは、チームにとっても大きな安らぎだし、アドバンテージになる」

    また、セバスチャン・ベッテルと働くことはマシン開発においても有利だとキミ・ライコネンは語る。

    「僕たちは好きなクルマのタイプがよく似ている。セットアップもいつもかなり近いものだ。おかげでチームも仕事がしやすいし、クルマの開発もやりやすい」

    36歳のキミ・・ライコネンはフェラーリと1年契約を結んでおり、2016年シーズン後には放出されるのではないかという噂も絶えない。バルテリ・ボッタスは自分がキミ・ライコネの後任候補だったと語っている。

    しかし、バーニー・エクレストンは、フェラーリがキミ・ライコネンとの契約を更新したのは正しかったと考えている。

    「フェラーリにとってキミ・ライコネンより良い仕事ができた者がほかにいると本当に思うのか? 私にはそうは思えないね」

    キミ・ライコネンは、自身の2015年シーズンについて“平均的”という評価を下しているが、2016年に向けてこう話した。

    「来年はまたゼロからスタートする新たなチャンスだ。昨年に比べれば、ペースはまずまずだったけれどね」

    「良い流れがなければもっと心配するだろう。もちろん常に改良の余地がたくさんあったとしてもね」

  • フェラーリ 「メルセデスの強さはエンジンだけではない」

    フェラーリ 「メルセデスの強さはエンジンだけではない」

    フェラーリは、2016年のメルセデスとの戦いにむけて、エンジンパワー以外の改善にも注力していく。

    今シーズン、フェラーリはメルセデスとのギャップを縮め、3度の優勝を成し遂げた。両チームともにパワー面での差が接近した状態にあることを認めている。

    チームはお互いにGPSデータやトップスピードのデータを分析しながら常に相手の進歩に目を光らせてきた。

    しかし、それでも正確な数値はわからないフェラーリのテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンは語る。

    「残念ながら、自分たちのパワーユニットとライバルたちのパワーユニットを同じダイナモに乗せ、どちらが上かを対決させることはできない。なので、相手のパワーを量る方法はそれよりもちょっと不正確なものだ」とジェームス・アリソンは説明する。

    「昨年の我々はどうにもならないところにいたが、可能な手段を用いて、今年のメルセデスvsフェラーリのバトルを分析すれば、我々がそれなりに戦えるの位置にいたことがわかるはずだ」

    「しかし、だからといって我々が成功にあぐらをかいているわけではない。彼らも立ち止まっていてはくれないし、まだまだやれることはたくさんある。だが、パワーユニットチームとそのテクニカルパートナーたちはこの12カ月で卓越した働きを見せ、フェラーリを今日の位置まで引き上げてくれた」

    当然ながら、メルセデスのパワーも昨年と比べて向上している。つまり、フェラーリはすでに存在していた50馬力のギャップを縮めただけでなく、メルセデスの開発分を含めた進歩を遂げたということににある。

    2014年と2015年の2年にわたって頂点に君臨したメルセデスのモータースポーツ責任者トト・ヴォルフは、ミラーに映るフェラーリの姿がどんどん大きくなることへの懸念を口にしている。

    「フェラーリは2014年から大きな進歩を遂げており、そのリザルトを考えれば、2016年もそうなる可能性は十分にある」とトト・ヴォルフは警戒する。

    「我々はフェラーリとの競合とその脅威を非常に真剣に捉えている。競合は良いことだし、上位でアクションが増えることはF1にとって重要だ。フェラーリは我々の最大のフレネミー(友人であり敵)だ」

    実際、フェラーリがメルセデスの脅威になりたければ、追撃のスピードを緩めてはならない。ジェームス・アリソンはそうするために必要なポテンシャルはレギュレーションにまだ残されていると確信しているが、昨年よりも難しくなるのは間違いないと認める。

    「このレギュレーションはまだ比較的未熟だと考えている。パワーユニットは素晴らしいレベルに到達しているが、レギュレーションにはまだ成熟の余地があるはずだ」とジェームス・アリソンは語る。

    「昨年の方が単純ではあった。ゲインがどこにあるのかを探り出してしまえば、自分たちのエラーを修正するのは容易だった。だが、我々、メルセデス、ルノーとホンダが向き合っているのはまだ未熟なレギュレーションだ。そこにチャンスがある」

    「ライバルも休んでいてはくれないし、我々だってそのつもりはない。来年も進歩したいと考えている。保証されている自分たちの絶対的な力だけでなく、人々のハングリーやスキルによって、先頭に食らいついていけることを願っている」

    一方、ジェームス・アリソンは、フェラーリはエンジン以外にも目を向ける必要があると語る。

    「これはエンジンフォーミュラではない。V8時代の終わりと比べれば、エンジンフォーミュラになったというのもうなずける。凍結されたエンジンでは手の出しようがないからね。だが、今のフォーミュラは昔のF1にかなり近づいている」

    「メルセデスが強いのは彼らがロケット並のエンジンを持っているからだけではない。マシンも非常にいい。彼らを倒したけでば、フェラーリはあらゆるレベルで改善しなければならない。それはチャレンジだ。パワーユニットはその鍵となる部分になるが、シャシーも重要な一部だ」